(1) 枚方市総合交通計画(素案)
平成 30 年 8 月
枚方市
(2)(3)目 次
I 総合交通計画のめざすもの ... 1
1.総合交通計画とは ... 1
2.どうして総合交通計画が必要なのか ... 2
II 枚方市がめざすまちと交通 ... 5
1.枚方市のこれからの都市づくり ... 5
2.こんな交通まちづくりをめざします ... 8
III 枚方市の交通の現状と課題 ... 14
1.枚方市の概況 ... 14
2.これまでの枚方市交通の変遷 ... 15
3.交通まちづくりにおける現状と課題 ... 16
4.枚方市の交通課題の整理 ... 46
IV パッケージで取り組む交通まちづくり ... 54
1.基本方針1 みんなで考えささえる交通まちづくりの推進 ... 57
2.基本方針2 誰もがおでかけしたくなる交通環境の実現 ... 66
3.基本方針3 未来へとつながる交通基盤と生活環境の構築 ... 74
4.施策パッケージのまとめ ... 80
Ⅴ 交通まちづくりを推進します... 83
1.施策の評価 ... 83
2.推進管理体制 ... 86
参考資料 ... 89
①ひらかた交通まちづくりワークショップ ... 89
②枚方市の交通に関するアンケート調査 ... 107
③「枚方市総合交通計画」策定の経緯 ... 122
④用語集 ... 124
(4)(5)1
Ⅰ 総合交通計画のめざすもの
1.総合交通計画とは
近年、人口減少、超高齢社会の到来、地球環境問題の深刻化、経済成長の停滞、厳しい財
政的制約など、全国的にもこれまでに経験したことのない社会状況を迎えています。その
ような中において、各地域における都市づくりの方向性は、都市機能を集約するとともに、
公共交通ネットワークでその集約拠点を有機的に連携させるという「集約型都市構造」の実
現が求められています。
枚方市総合交通計画では、そのような社会状況としっかり向き合いながら、国土交通省
が定める都市・地域総合交通戦略要綱(※1)に基づき、魅力ある都市の将来像実現のため
に必要となる都市交通環境を構築するための総合的、かつ一体的な施策展開の取り組みを
示そうとするものです。
※1都市・地域総合交通戦略要綱(抜粋)
この要綱は、進展する少子・超高齢社会への対応、交通渋滞の緩和、交通に
起因する環境負荷の低減等のため、過度に自家用車利用に依存することなく、
徒歩、自転車、公共交通等の各モードが連携し適切な役割分担のもと、望まし
い都市・地域像の実現を図る観点から、地方公共団体を中心として、関係機
関・団体等が相互に協力し、都市・地域が抱える多様な課題に対応すべく、交
通事業とまちづくりが連携した総合的かつ戦略的な交通施策の推進を図るもの
であり、もって魅力と活力があふれる都市・地域の整備を行うことを目的とす
る。
(国土交通省)
(6)2
2.どうして総合交通計画が必要なのか
(1)背景と目的
平成 9(1997)年、枚方市では自動車交通量の増加に伴う慢性的交通渋滞や通勤通学の著し
い混雑等、交通サービスの低下による移動環境への影響が深刻化しており、「枚方市総合交
通体系報告書」として、交通問題への取り組みを検討し、総合的な観点から交通体系の整備
の方向性を示しました。
その後 20 年が経過した現在、社会状況の変化だけでなく、JR東西線の開通、京阪本線
枚方市駅、樟葉駅への特急停車、第二京阪道路の開通などにより、枚方市域を取り巻く交
通環境も大きく変化しました。
今後はさらに、人口減少や高齢化社会が進むなど、交通環境に与える影響が大きい社会
状況の変化が見込まれます。交通に関するサービス等を維持していく為には、過度に自動
車利用に依存することなく、自動車、徒歩、自転車、公共交通等を賢く使うための工夫と、
それを支えるインフラの整備等が必要になります。また、それらを実現するため、効果的
に事業を実施するには、多様な課題に対し総合的な視点や、時期を調整して取り組む等、
市民、企業、行政が連携することが重要となります。
つまり、将来都市像を見据えた新たな交通政策の策定が必要であり、交通事業とまちづ
くりが連携した総合的かつ戦略的な交通施策の推進を図ることを目的として、「枚方市総合
交通計画」を策定します。
(7)3
交通に関わる負の影響
人口減少・高
齢化の進展
公共交通利用
者数の減少
公共交通路線
廃止・減便
交通手段の
選択肢減少
道路整備の遅滞
局地的な渋滞の
慢性化
交通安全
性の低下
公共交通サー
ビスの低下
バスの
定時性低下
交通事故の
増加
自動車利用の
増加
環境負荷の
増加
緊急時の輸送
経路の未確保
都市強靭化へ
の対応不足
何もしないと暮ら
しにくいまちにな
ってしまうのね。
このまま何もしな
いとどうなる?
逆
の
流
れ
の
負
の
影
響
負の影響が
増大
外出頻度の低下
歩行量(歩数)
の減少
まちの賑わい低下
社会活動の
減少
健康増進効果
の減少
医療費の増大
人的損失の増大
都市間交流・産業・経済の停滞
環境・社会的損失の増大
まちの魅力低下
都市間交流
の低下
(8)4
(2)総合交通計画の位置付け
「枚方市総合交通計画」は、枚方市の将来ビジョンを定めた「第5次枚方市総合計画(平
成 28(2016)年 4 月策定)」を上位計画とし、まちづくり施策と一体的かつ効果的に交通施策
を推進するため、「枚方市都市計画マスタープラン(平成 29(2017)年3月改定)」及び「枚
方市立地適正化計画(平成 29(2017)年3月策定)」と連携し、また、枚方市の関連する分野
の行政計画とも整合をとりながら策定します。
第 5 次枚方市総合計画では、「めざすまちの姿」を「持続的に発展し、一人ひとりが輝く
まち枚方」としており、交通分野について、「安全で快適な交通環境が整うまち」を目指し、
幹線道路の整備、歩行空間の整備、自転車通行空間の整備などが示されています。
また、枚方市都市計画マスタープランは、「まち・ひと・自然がつながり、持続的に発展
する都市」が将来像として示されています。また、枚方市立地適正化計画では、「より便利
な都市を実現」、「公共交通ネットワークの実現」が示されており、交通分野においては、
歩行者や自転車に配慮した道路整備などの都市基盤の充実や公共交通ネットワークが充実
した都市づくりが求められています。
上位計画と関連計画
整合
連携
<めざすまちの姿>
持続的に発展し、一人ひとりが輝くまち枚方
第 5 次枚方市総合計画
<目標>
まち・ひと・自然がつながり、持続的に発展する都市
◆交通関連の方針
・広域都市圏における連携の強化や都市交通の円滑な交通処理を図る
・集約型都市構造の軸となる道路や持続可能な公共交通を実現
・安全を実感できるよう快適な歩行空間と自転車通行空間の確保を推進
枚方市都市計画マスタープラン
枚方市立地適正化計画
枚
方
市
の
分
野
別
行
政
計
画
枚
方
市
総
合
交
通
計
画
整合
<目標>
より便利な都市を実現させていくこと、公共交通ネット
ワークを充実させること
◆交通関連の方針
・周辺都市や都市拠点間の交流、各地域の生活圏などからの移動については、
過度に自家用車に依存することなく、多様な交通手段を選択できるように、
鉄道、バス、タクシーなどの公共交通を持続可能なものとし、公共交通機
能の確保などに向けた取り組みを行う。
(9)5
Ⅱ 枚方市がめざすまちと交通
1.枚方市のこれからの都市づくり
(1)都市計画マスタープランで示されたこれからの都市づくり
「枚方市都市計画マスタープラン」では、集約型都市構造の実現をめざし、以下のような
考え方で、都市拠点、都市間交流軸、生活交流軸等を位置づけています。
鉄道やバスなどによりもたらされる交通利便を生かし、公共交通を軸とした都市の形成を促進していくた
めに、鉄道駅などの周辺においては、周辺地域の中心となる都市拠点を配置し、それぞれの特性に応じて居
住及び都市機能の集積を図るなど、計画的な都市づくりを進め、集約型都市構造の実現をめざします。
都市拠点においては、それぞれの特性や地域資源の活用を図りながら、拠点相互の連携と都市機能の集積
などにより、医療などの各種サービスの提供が図られるとともに、多くの人が訪れ交流することにより賑わ
いと魅力ある拠点の形成を促進します。
新名神高速道路や第二京阪道路、国道 1 号などの大都市圏をつなぐ広域的な幹線道路や、都市拠点などを
結ぶ幹線道路の道路ネットワークは、市内外の交流を促進させる経済産業の大動脈となり都市の骨格を形づ
くる「都市間交流軸」として充実を図ります。
都市間交通を担う鉄道網と、都市拠点などを結ぶバス路線網による公共交通ネットワークにおいては、相
互の結節性を高めるとともに、計画的な都市づくりとの連携によって公共交通を持続させ、都市拠点間や生
活圏域などからの移動を支える「生活交流軸」として充実を図ります。
出典:枚方市都市計画マスタープラン
都市拠点
広域中
心拠点
枚方市駅周辺は、周辺市町を含めた
広域都市圏を対象とした都市機能を
集積する中心的な拠点とします。
広域
拠点
樟葉駅周辺及び長尾駅周辺は、周辺
地域を含めた広域を対象とした都市
機能を集積する拠点とします。
枚方公園駅周辺及び淀川河川公園
は、自然、歴史、アミューズメント
施設等を活用した人が集まる広域観
光交流の拠点とします。
地区
拠点
牧野駅、御殿山駅、光善寺駅、宮之
阪駅、津田駅の周辺、香里ケ丘地区
については、周辺エリアの中心とな
る拠点とします。
生活
拠点
藤阪駅、星ケ丘駅、村野駅の周辺は、
鉄道駅の交通利便性に支えられ、周
辺エリアにおける生活利便の向上を
図っていく拠点とします。
※橋本駅については、八幡市都市計画マスタープランに「地
域生活拠点」として位置づけられ、香里園駅については、
寝屋川市都市計画マスタープランに「都市核」として位置
づけられています。
【都市構造図】
(10)6
(2)立地適正化計画で示されたこれからの都市づくり
「枚方市立地適正化計画」では、居住や医療、福祉、商業などの都市機能の誘導、持続可
能な公共交通の確保などに関する事項を位置づけ、「コンパクトシティ・プラス・ネットワ
ーク」の計画的な都市づくりを進めています。
人口減少の中にあっても、区域内の人口密度を一定以上に保つエリアにおいて、都市機
能や持続可能な公共交通機能の確保などを図りつつ、安全で快適な居住環境を形成するこ
とにより居住の誘導を図るため、「居住誘導区域」を設定し、居住誘導区域外においても、
既に住宅が立地し、一定の居住者がある状況を踏まえ、公共交通の交通利便が低下するこ
とがないよう努めるとともに、災害の発生が懸念されるエリアでは、その対策や防除を図
っていくなど、居住環境の保全を図っていく必要があるため、「居住環境保全区域」を設定
しています。
また、居住誘導区域のうち、枚方市都市計画マスタープランに示した都市拠点などの利
便性が高いエリアを対象に、それぞれの都市機能の集積状況、地域の特性、周辺の人口な
どを踏まえて、「都市機能誘導区域」を設定し、医療・福祉・子育て支援・商業といった生
活サービスの効率的な提供を図ります。
【立地適正化計画における都市機能誘導区域及び居住誘導区域の設定】
(11)(12)8
2.こんな交通まちづくりをめざします
(1)理念
理 念
ひと・企業・行政が力をあわせて
夢と希望を育む 交通まちづくり
※1
一人ひとり、またはそれぞれの主体は、移動するための手段である「交通」が社会や生活
に欠かせないものであることを認識し、将来における交通環境を改善していくために、過度
に自動車に頼る暮らしから、自らが「交通」について自分にできることを考え、公共交通
や徒歩・自転車などを含めた多様な交通手段をかしこく利用する暮らしへ転換するなど、多
少の不便や負担を分かち合うことで、将来、都市全体として「誰もが暮らしやすいまち」
や「生活を支える交通」、「賑わいあふれるまち」を実現していきます。地域の交通環境を、
私達自身で育て維持していくよう捉え、まちづくりを交通面からしっかりと支えていきます。
〈用語の定義〉
※1.交通まちづくり:人々の生活や活動を豊かにすることを目指し、多様な交通手段
の充実を市民、事業者、行政が協働して取り組む交通政策。
(13)9
【身近な場面の例】
つまり、一人ひとりが自分にできることを考え、歩いたり、バスや鉄道を
使えば、渋滞を減らせるかもしれないわね。それに、みんなが道路空間を歩
行者やバスのために優先すれば、車を使っている一部の人には不便になるか
もしれないけど、歩きやすくなったりバスが時刻どおりに走れたり、より多
くの人にとって便利で魅力的なまちになるわけね !!
ラッシュの時は
駅前が自家用車
とバス、タクシー
で
混混みみ合合っってて
、
、
危危
な
ないい
し、とても
使使
い
いににくくいい
ね。
駅
駅前前ののススペペーーススはは限限
ら
られれてていいるる
のに、雨
の日は特に、
みみんんなな
が
が駅駅にに近近いいととこころろでで
乗
乗りり降降りりししよよううととすす
る
る
か ら 混 雑 が ひ ど
く て
ババススがが駅駅前前にに
近
近づづききににくくいい
時 も
あるみたいよ。
駅 前 へ は
ババススやや身身障障
者
者用用自自家家用用車車をを優優先先
し
て、できるだけ
徒徒歩歩
や
や
バ
バスス等等
を使 っ て 行く
と、混雑が減るんじゃ
ない?車が減れば、
安安
心
心ししてて歩歩けけるる
し、近く
のお店でゆっくり買
い物もできるね。
バス編
市内のバスは結構
便利だから、
今今はは
利
利用用ししてていいなないい
け
ど将来自家用車が
運転できなくなっ
ても安心だね。
道 路 を 広 げ て 歩
道 や 自 転 車 が 通
れ る 空 間 が つ く
れ た ら い い ん だ
けど、
道道路路をを広広げげ
る
るののはは難難しし
そ う
よね。
みんなができるだけ
バスを使えば、自家
用 車 の 通 行 が 減 る
し、うまくいけば、
車線数を減らして
歩歩
道
道やや自自転転車車のの通通るる空空
間
間
ができるんじゃな
い?
道路編
自家用車の通行が
多 い と
渋渋滞滞
す る
し、狭い道にも
通通
過
過交交通通
が通って歩
く人や自転車のす
ぐ横を通りすぎて
危
危なないい
よね。
そうね。でもバス
の利用者が減って
きて、今度ダイヤ
が変わって
ババススのの
本
本数数がが減減るる
って聞
いたわよ。
将来も今のよう
にバスが利用でき
るのかしら。
だれでも乗れる便利
なバスがあるんだか
ら、今から
みみんんなながが
選
選んんでで利利用用
すれば、
必要なバス路線はな
くならないんじゃな
い?
駅前編
(14)10
(2)基本方針
基 本 方 針
1.みんなで考えささえる交通まちづくりの推進
望ましい都市像を実現するため、市民が自ら移動について社会におけるありか
たを考え、また交通に携わる各関係機関や事業者はその社会的責任のもと、「交
通まちづくり」を展望・実践していきます。
2.誰もがおでかけしたくなる交通環境の実現
誰もが気軽に移動しやすい環境を実現するため、健康と賑わいの都市空間を交
通からデザインしアプローチしていきます。
3.未来へとつながる交通基盤と生活環境の構築
私たちにとっての快適な生活を実現するため、交通基盤と生活環境を着実に構
築していきます。
交通まちづくりの実現主体
協議会
コーディネイト
住民、来訪者、自治会、NPO,
商店会、企業 など
国、大阪府、警察、
枚方市 など
鉄道事業者、バス事業者、
タクシー事業者 など
ひと・企業
ひと・企
業
行政
交通事業者
交通事業
者
(15)11
(3)交通まちづくりの取り組みイメージ
枚方市では、枚方市都市計画マスタープランで示された都市構造図をふまえ、広域中心
拠点の枚方市駅と、広域拠点の樟葉駅、長尾駅、枚方公園駅からなる拠点駅周辺において、
回遊性と賑わい、愛着がもてる交通環境整備を推進します。
また、これらの拠点駅と市域の居住地域を結ぶ公共交通サービスを充実させるために、
公共交通重要路線の交通サービスを強化し、バス路線の再編などの検討を行うとともに、公
共交通不便地域については、行政、交通事業者、市民などが連携し多様な交通手段の確保
に取り組みます。
出典:枚方市立地適正化計画
【交通まちづくりの取り組みイメージ】
(16)12
(4)計画の対象とする交通
「枚方市総合交通計画」では、将来都市像を実現するために、これからの交通問題に関す
る総合的な観点から交通体系の取り組みの方向性や施策等を示しており、行政主体、官民
連携、市民等が主体となるものを対象としています。
このように総合的な交通に関わる計画を包含することとしていますが、自転車通行空間
に関する計画、バリアフリー化に関する計画等のように、別に定める個別計画がある場合の
具体施策は、それら個別計画に基づくものとし、本計画においては、基本的な方向性のみを
示すこととします。
また、本計画では、本市行政の関与できる生活交通に影響を及ぼすものを検討対象とし、
物流に関わる交通については、幹線道路交通の円滑化や荷捌き施設など都市交通への大き
な要因となる内容についてのみ本計画の対象とします。
(5)目標年次と対象区域
枚方市総合交通計画は、枚方市全域を
対象として、平成 30(2018)年度から概ね
20 年後の将来のまちづくりを視野に入れ
て、10 年後までに実現させていく総合的
な交通計画を定めています。なお、計画
期間内においても、社会情勢の変化や都
市の課題、技術革新等に対応していくた
め、必要に応じて見直しを行います。
【目標年次の設定と見直し時期のイメージ】
(17)13
(6)交通がもたらす効果
望ましい都市像を実現していく上で交通に関する政策が、医療、健康、福祉、まちの賑
わい、公共施設の活用、産業、教育などの分野に与える影響が大きいものがあります。例
えば、駅周辺の整備による移動環境の改善により、来訪者の増加、賑わいが生まれ、地区
の経済に良い影響を与えることが想定されます。
このように交通分野だけでなく他分野との関わりも重要となってくるため、他の分野と
の連携を視野にいれた計画とします。
出典:土木学会論文集 D3(土木計画学)、Vol.70, No.5(土木計画学研究・論文集第 31 巻)、I_809-I_818, 2014.
【基礎自治体としての枚方市の庁内連携】
上図でも示すとおり、交通がもたらす効果は他の
行政分野にも大きく影響し、またその関わりが大
きいことから、基礎自治体である枚方市では、
交通関係者間相互による連携はもとより、庁内委
員会の開催等による、多様な行政分野との情報共
有、意識改革、政策立案などの関わりの大切さを、
各行政部局が認識しあいながら庁内連携の強化を
進めます。
【関連行政分野】
連 携
健康、福祉、医療、商業
教育、観光、防災、安全
まちづくり、地域コミュニティ
環境、建設、総務
追 加
(18)14
Ⅲ 枚方市の交通の現状と課題
1.枚方市の概況
(1)枚方市の位置
枚方市は、大阪府の北東部に位置し、2 府県(京都
府、奈良県)、7 市町(寝屋川市、交野市、高槻市、
島本町、京都府京田辺市、京都府八幡市、奈良県
生駒市)と隣接しています。
市域は、東西約 12 ㎞、南北約 8.7 ㎞であり、総面
積は約 65.12 ㎢となっています。
(2)地形
枚方市の西には淀川が流れており、東西に船橋川、穂谷川、天野川が流れています。また、
東に山地、北と南に丘陵があり、起伏のある地域となっています。
【枚方市の位置】
出典:国土数値標高・傾斜度 5 次メッシュ
【枚方市の地形】
(19)15
2.これまでの枚方市交通の変遷
1900
明
治
・ 明治 31(1898)年 関西鉄道(現 JR 片町線)開通
津田駅・菅原駅(現長尾駅)
・ 明治 40(1907)年 関西鉄道が国有化
1905 ・ 明治 42(1909)年 片町駅から木津駅間は片町線と呼ばれる
1910
・ 明治 43(1910)年 京阪本線開通
樟葉駅、牧野駅、枚方東口駅(現枚方市駅)
枚方駅(現枚方公園駅)、光善寺駅
1915 大
正
1920
1925
昭
和
・ 昭和 4(1929)年 御殿山駅設置
信貴生駒電鉄枚方線(現京阪交野線)開通
村野駅
1930 ・ 昭和 5(1930)年 (旧)枚方大橋開通
1935 ・ 昭和 8(1933)年 (旧)京阪国道(現府道京都守口線)開通
・ 昭和 13(1938)年 星ケ丘駅設置
・ 昭和 15(1940)年 中宮駅(現宮之阪駅)設置
1945 ・ 昭和 22(1947)年 市制施行(面積 40.62km²、人口 41,041 人)
1950
1955 ・ 昭和 29(1954)年 京阪特急テレビカー運行(平成 25(2013)年まで)
1960 ・ 昭和 41(1966)年 国道 1 号枚方バイパス全面開通
1965 ・ 昭和 43(1968)年 (新)枚方大橋 開通
1970 ・ 昭和 46(1971)年 樟葉駅の移転(300m 大阪よりに)
京阪初自動改札機使用開始
1975
1980 ・ 昭和 54(1979)年 藤阪駅設置
・ 昭和 62(1987)年 国鉄民営化 西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)が発足
1985 ・ 昭和 63(1988)年 片町線の愛称名「学研都市線」が使用される
1990
平
成
・ 平成 5(1993)年 枚方市駅高架化
・ 平成 9(1997)年 JR東西線開通
192000 ・ 平成 15(2003)年 京阪本線枚方市駅、樟葉駅に全ての特急が停車
・ 平成 20(2008)年 中之島線開業
2005 ・ 平成 22(2010)年 第二京阪道路開通
2010 ・ 平成 29(2017)年 京阪特急プレミアムカー、ライナー運行開始
(20)16
3.交通まちづくりにおける現状と課題
(1)人口減少・少子高齢化の進展
①人口の推移
本計画では、都市計画マスタープランや枚方市立地適正化計画と同様に、国立社会保障・人
口問題研究所が行った「日本の地域別将来推計人口(平成 25(2013)年 3 月)」や、本市が行っ
た「枚方市人口推計調査報告書(平成 26(2014)年 1 月)」の推計値を参酌しました。
国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、枚方市の人口は、約 41 万人(平成
22(2010)年)から約 34 万人(平成 52(2040)年)になり、30 年で約7万人が減少すると予測
されています。
出典:国立社会保障・人口問題研究所 推計値(平成 25(2013)年 3 月)
【国立社会保障・人口問題研究所 推計値】
出典:枚方市 推計値(平成 26(2014)年 1 月)人口予測の推計結果
【枚方市 推計値】
(21)17
40.17 40.26 40.33 40.42 40.47 40.41 40.49 40.62 40.63 40.74 40.71 40.67 41.00 40.86 40.75 40.61 40.61 40.50 40.40
-0.08
0.21 0.18 0.23
0.12
-0.13
0.19 0.32
0.02
0.27
-0.07
-0.10
0.79
-0.33 -0.26 -0.34
0.00
-0.29
-0.24
-2
-1.5
-1
-0.5
0
0.5
1
35
40
45
50
H12
(2000)
H13
(2001)
H14
(2002)
H15
(2003)
H16
(2004)
H17
(2005)
H18
(2006)
H19
(2007)
H20
(2008)
H21
(2009)
H22
(2010)
H23
(2011)
H24
(2012)
H25
(2013)
H26
(2014)
H27
(2015)
H28
(2016)
H29
(2017)
H30
(2018)
人口
増加率
(%)
人口
(万人)
人口(万人) 人口増加率(%)
※参考:住民基本台帳による近年の人口推移
枚方市の人口は、これまで緩やかな増加傾向にあったものの、平成 24(2012)年をピークと
して、それ以後は緩やかな減少に転じ、平成 30(2018)年においては、約 40.4 万人となってい
ます。
(平成 27 年以前は 12 月末日現在、平成 28 年以降は 1 月 1 日現在)
1)市制実施以降における本市人口の推移で、住民基本台帳による。
2)平成 14 年 4 月 1 日 境界修正
3)住民基本台帳法改正(平成 24 年 7 月 9 日施行)にともない、外国人登録制度が廃止になった
ため平成 24 年以降の数値には外国人が含まれる。
出典:第 47 回枚方市統計書(平成 29(2017)年版)より
(平成 27 年以前は 12 月末日現在、平成 28 年以降は 1 月 1 日現在)
(22)18
※人口は、国立社会保障・人口問題研究所の推計値による。DID は、国勢調査の結果に基づき国が設定した「人口集中地区」。
出典:枚方市立地適正化計画(平成 29(2017)年 3 月)
②人口密度の変化(町丁目区別集計)
人口密度は、約 62.7 人/ha(平成 22(2010)年)から約 52.7 人/ha(平成 52(2040)年約 14 万
人)に減少すると予測されています。
【人口密度の変化】
③高齢化率の推移
高齢化率は、市域全域の平均で約 21.7%(平成 22(2010)年:約 9 万人)から約 40.4%(平成
52(2040)年:約 14 万人)に増加し、多くの地区では 50%以上になると予測されています。
【高齢化率の推移】
※人口は、国立社会保障・人口問題研究所の推計値による。
出典:枚方市立地適正化計画(平成 29(2017)年 3 月)
将来の高齢化率(平成52(2040)年)
将来の人口密度(平成52(2040)年)
現在の人口密度(平成22(2010)年)
現在の高齢化率(平成22(2010)年)
(23)19
19,457 29,150
51,086 65,605 72,735
117,613 137,937
208,414
285,514
345,313
0
50,000
100,000
150,000
200,000
250,000
300,000
350,000
400,000
H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28
65歳未満 65~69歳 70~74歳 75~79歳 80~84歳 85歳以上
件
6.7% 3.6% 3.6% 3.7% 4.0% 4.9% 4.6% 5.2% 5.4% 5.1%
10.8%
6.1% 9.4% 11.6% 10.9% 9.2% 7.5% 11.9% 13.6% 14.8%
34.3%
22.2%
32.1% 35.1% 33.9% 30.5%
24.8%
36.5% 37.6% 33.1%
26.5%
32.0%
22.9% 20.9% 19.4% 25.3%
27.7%
18.1% 17.1% 17.1%
14.2%
26.1% 23.2% 20.5% 20.1% 18.6% 24.0% 18.2% 16.6% 18.4%
7.5% 10.0% 8.8% 8.2% 11.6% 11.5% 11.4% 10.0% 9.7% 11.6%
0%
20%
40%
60%
80%
100%
H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28
65歳未満 65~69歳 70~74歳 75~79歳 80~84歳 85歳以上
6.7% 3.6% 3.6% 3.7% 4.0% 4.9% 4.6% 5.2% 5.4% 5.1% 4.5%
10.8%
6.1% 9.4% 11.6% 10.9% 9.2% 7.5% 11.9% 13.6% 14.8% 11.5%
34.3%
22.2%
32.1% 35.1% 33.9% 30.5%
24.8%
36.5% 37.6% 33.1%
24.1%
26.5%
32.0%
22.9% 20.9% 19.4% 25.3%
27.7%
18.1% 17.1% 17.1%
23.1%
14.2%
26.1% 23.2% 20.5% 20.1% 18.6% 24.0% 18.2% 16.6% 18.4% 21.4%
7.5% 10.0% 8.8% 8.2% 11.6% 11.5% 11.4% 10.0% 9.7% 11.6% 15.5%
0%
20%
40%
60%
80%
100%
H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29
65歳未満 65~69歳 70~74歳 75~79歳 80~84歳 85歳以上
④高齢化に伴う交通に関する状況の変化
自動車に関しては、高齢者の免許返納が全国的に多い傾向にあり、65 歳以上の高齢者が免
許自主返納の8割以上を占めています。また、免許自主返納件数も年々増加しており、平成
19(2007)年から平成 29(2017)年までの 10 年間で約 20 倍増加しています。
出典:運転免許統計(平成 29(2017)年版)
【高齢者(65 歳以上)の免許証返納件数の割合】
出典:運転免許統計(平成 29(2017)年版)
【高齢者(65 歳以上)の免許証返納件数の推移】
※運転免許証の自主返納制度は、平成 10(1998)年 4 月施行の改正道路交通法により制度化されました。
人口減少・少子高齢化の進展に関する将来の見通し
・公共交通需要が減少し、今ある公共交通を維持することが困難になると予想されます。
・高齢者等の免許返納に伴い自動車を運転しない人が増え、公共交通の必要性が高まると予
想されます。
・税収の減少や社会保障関係経費の増加が見込まれるため、将来の人口規模・構成に応じた
施策展開が求められます。
19,457 29,150 51,086 65,605
72,735
117,613 137,937
208,414
285,514
345,313
423,800
0
50,000
100,000
150,000
200,000
250,000
300,000
350,000
400,000
450,000
H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29
65歳未満 65~69歳 70~74歳 75~79歳 80~84歳 85歳以上
件
(24)20
0.0
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
3.5
4.0
5
歳~
10
歳~
15
歳~
20
歳~
25
歳~
30
歳~
35
歳~
40
歳~
45
歳~
50
歳~
55
歳~
60
歳~
65
歳~
70
歳~
75
歳~
一人あたりトリップ数の推移(男性・夜間人口)
H2
H12
H22
(トリップ/人・日)
0.0
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
3.5
4.0
5
歳~
10
歳~
15
歳~
20
歳~
25
歳~
30
歳~
35
歳~
40
歳~
45
歳~
50
歳~
55
歳~
60
歳~
65
歳~
70
歳~
75
歳~
一人あたりトリップ数の推移(女性・夜間人口)
H2
H12
H22
(トリップ/人・日)
0.0
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
3.5
4.0
5
歳~
10
歳~
15
歳~
20
歳~
25
歳~
30
歳~
35
歳~
40
歳~
45
歳~
50
歳~
55
歳~
60
歳~
65
歳~
70
歳~
75
歳~
一人あたりトリップ数の推移(男性・夜間人口)
H2
H12
H22
(トリップ/人・日)
0.0
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
3.5
4.0
5
歳~
10
歳~
15
歳~
20
歳~
25
歳~
30
歳~
35
歳~
40
歳~
45
歳~
50
歳~
55
歳~
60
歳~
65
歳~
70
歳~
75
歳~
一人あたりトリップ数の推移(女性・夜間人口)
H2
H12
H22
(トリップ/人・日)
(2)移動量の減少
①総トリップ数の推移
市民の移動の量(総トリップ数)は、約 98.7 万トリップ/日(平成 2(1990)年)から約 85.3
万トリップ/日(平成 22(2010)年)と夜間人口が増加しているにもかかわらず、総トリップ数
の減少がみられ、今後も人口構造により移動量も減少することが予測されます。
【総トリップ数の推移】
②一人当たりの移動の量の推移(性別・年代別一人当たりトリップ数の推移)
平成 2(1990)年からの性別・年代別の一人当たりの移動の量は、75 歳以上でみられるように
高齢者の移動量は微増傾向にあるものの、30~35 歳男性で約 3.5 トリップ/人・日から約 2.0
トリップ/人・日へ、30~35 歳女性で約 3.5 トリップ/人・日から約 2.1 トリップ/人・日へ減
少するなど、特に若年層の移動量の減少幅が大きくなっており、今後の交通に与える影響は
大きいと予測されます。
出典:近畿圏パーソントリップ調査(平成 22(2010)年)
【性別年齢別一人あたりトリップ数の推移】
注)トリップ:ある目的(例えば、出勤や買物など)を持って起点から終点へ移動する際の、一方向の移動を表す
概念であり、同時にその移動を定量的に表現する際の単位 (国土交通省より)
出典:近畿圏パーソントリップ調査(平成 22(2010)年)
98.7
96.5
85.3
37.0
38.2 38.3
35
37
39
41
43
45
0
20
40
60
80
100
120
H2 H12 H22
夜間人口
(万人)
枚方市民の総トリ
ップ数
(万トリップ/日)
枚方市民のトリップ数 夜間人口
(25)21
③外出による効果
「歩く」ということは人間の最も基本的な運動であり、健康づくりの基本となる身体活動の
基礎となるものです。外出し、歩くことで健康増進につながり、ひいては医療費の抑制にも
資することが期待されています。その抑制効果は、1 歩あたり 0.03 円~0.045 円/歩とされて
います。また、大阪府高石市で実施されている「健康ポイント」の参加者では 2013 年から 2015
年の総医療費の増加額が、比較対象者と比べて一人当たり 7.7 万円低かったことが報告され
ています。
【特定の集団の経年的な調査による歩行の医療費抑制効果】
出典:歩行量(歩数)調査のガイドライン(国交省資料)
出典:歩行量(歩数)調査のガイドライン(国交省資料)
移動量の減少に関する将来の見通し
・若年層の移動量減少傾向が高く、将来の移動量もさらに減少すると予想され、公共交通需
要に与える影響が大きいと予想されます。
・市民の外出が減少することで、地域経済へのマイナスの影響が予想されるとともに、まち
の賑わいや活性化の低下にもつながり、さらに外出が減少することが懸念されます。
・高齢化の進展だけでなく、外出が減ることで、健康への影響も懸念され、これらは、福祉、
医療等に要する経費の増大をもたらすと予想されます。
(26)22
(3)枚方市の交通網の整備状況
①交通網の現状
枚方市には鉄道が 3 路線、12 駅があり 1 日に約 34 万人が乗降しています。京阪枚方市駅、
京阪樟葉駅では特急が停車し、大阪、京都方面への通勤・通学、買い物などに多くの人が利
用しています。また、路線バスは枚方市駅、樟葉駅、長尾駅等の市内の主要な鉄道駅及び市
外の香里園駅や淀川を挟んだ高槻市、茨木市方面などを結んでおり、枚方市駅では約 4 万人
がバスを利用しています。
市内の主要幹線道路は、第二京阪道路、国道1号、府道京都守口線が南北に整備され、さ
らに、新名神高速道路の整備や淀川を渡る都市計画道路牧野高槻線の計画も進められており、
市内だけでなく広域的な結びつきが、今後、さらに強くなると考えられます。
(27)23
【市内の主要な公共交通、道路(2車線以上)】
307
1
168
170
1
7
13
13
17
17
18
18
20
21
71
139
144
144
148
735
736
736
307
13
18
1
穂谷
関西外大
枚方市役所
香里ヶ丘支所
津田支所
北部支所
関西外大
大阪歯科大
大阪歯科大
大阪工大
摂南大
大阪国際大
(H28.4市外へ移転)
関西医科大
中宮団地
香里団地
氷室尊延寺
地区
樟葉駅
牧野駅
枚方市駅
枚方公園駅
御殿山駅
光善寺駅
香里園駅
長尾駅
藤阪駅
津田駅
宮之阪駅
星ヶ丘駅
村野駅
主要な公共交通
鉄道
主要なバス路線
主要な道路(2車線以上)
主要な道路
都市計画道路未整備区間
主要な都市機能施設
行政施設(市役所、支所、サービスセンター)
医療施設(二次・三次救急医療機関)
文教施設(大学・短期大学)
主要渋滞箇所
主要渋滞箇所
路線バス運行区間
出典:枚方市立地適正化計画
(28)24
②基幹的公共交通沿線人口
一定の人口密度がある市街地において、基幹的公共交通(鉄道駅又は平日 1 日当たりの運行
本数の平均値が 30 本以上のバス停)からの徒歩圏域内(鉄道駅から概ね 800m 又はバス停か
ら概ね 300m)における人口カバー率は約 73.3%となっています。
また、基幹的公共交通沿線の地域における人口密度については約 79.9 人/ha、三大都市圏の
それぞれの平均値(人口カバー率 約 66.7%、人口密度 約 53.6%/ha)に比較して高い状
況です。
【現在の基幹的公共交通の人口カバー車(平成 22(2010)年)】
基幹的公共交通
の人口カバー率 約 73.3%
基幹的公共交通
の人口密度 約 79.9 人/ha
出典:枚方市立地適正化計画
(29)25
③最寄りの公共交通(鉄道駅、バス停)に乗車するまでの時間(アクセシビリティ)
最寄駅の公共交通(鉄道駅、バス停)へのアクセシビリティは、公共交通の利用のしやすさ
を表します。
現在、アクセシビリティが 20 分以内の圏域に居住する人口は約 34 万 2 千人で、総人口(約
40 万 9 千人)に対する比率は約 84%となっており、多くの居住者が短時間で公共交通を利用
できる状況になっています。
一定間以内の区域に
居住する人口
総人口に対す
る比率
最寄りの公共交通への
アクセシビリティ
(公共交通の利用しやすさ)
10 分以内 約 16 万 9 千人 約 41%
15 分以内 約 28 万 4 千人 約 70%
20 分以内 約 34 万 2 千人 約 84%
出典:枚方市立地適正化計画(平成 29(2017)年 3 月)
<アクセシビリティとは…>
アクセシビリティとは、一般的には人々があるサービスを利用するに当たり、そのサービスへの
到達のしやすさを定量的にあらわしたものです。ここでは、ある地点の居住者が、任意の時刻
に家を出て公共交通に乗車するまでの期待時間です。
アクセシビリティの算出にあたっては、徒歩及び公共交通の移動そのものに要する時間だけでな
く、公共交通サービスの利便性の程度を反映した指標とすることとし、運行頻度の多少による
待ち時間の期待値を加えた所要時間を用いています。
このアクセシビリティが低下すると、公共交通が利用しにくくなり、日常生活における移動が困
難化している状況を示すこととなります。
所要時間(分)
0~10 分
10~15 分
15~20 分
20~30 分
30~45 分
45~60 分
60 分~
鉄道
バス
【アクセシビリティ(最寄りの公共交通の利用しやすさ)】
京阪本線
JR 片町線
(学研都市線)
京阪交野線
(30)26
④公共交通不便地域の状況
枚方市には、下図に示すように鉄道、バスといった公共交通サービスまでのアクセスが不
便な公共交通不便地域となっているところがあります。本計画における公共交通不便地域は、
市街化区域のうち、鉄道駅から半径 800m、バス停から半径 300m の圏域外ととらえています。
※路線図は平成 30 年 1 月 1 日時点
【公共交通不便地域】
(31)27
⑤枚方市の交通施設整備の状況
都市計画道路の整備状況
都市計画道路の整備率は 63.18%となっております。
出典:枚方市ホームページ
【都市計画道路の整備状況】
歩道の環境整備
枚方市の歩道については、幹線道路で歩道整備率が 80%を超えている路線も多くあります
が、歩道が未整備で危険な箇所もまだ多く残っています。
出典:道路交通センサス(平成 22(2010)年度)
【幹線道路の歩道整備状況】
(32)28
自転車通行空間の整備
平成 29 年度に「枚方市主要鉄道駅周辺自転車ネットワーク計画」を策定しました。また、市
内には牧野長尾線、枚方藤阪線、京都守口線の 3 か所に自転車通行空間が整備されています。
【自転車通行空間の整備場所】(平成 29 年度時点)
淀川に架かる橋の状況
市の西を流れている淀川には、枚方大橋から上流にかけて 12km に及び渡河する橋が無い状
況です。
【淀川に架かる橋の状況】
京都守口線:自転車通行空間を整備
牧野長尾線:歩道上に
自転車通行空間を整備 枚方藤阪線:車道上に
自転車通行空間を整備
枚方茨木線:自転車通行空間を整備
枚方交野寝屋川線:自転車通行空間を整備
(33)29
⑥駅及び駅周辺のバリアフリー化の状況
平成 26(2014)年度には、市内の全ての鉄道駅においてバリアフリー化されましたが、駅及
び公共施設周辺の道路等のバリアフリー化は一部未整備です。
【鉄道駅のバリアフリー化整備状況】
H18:鉄道駅バリアフリー化
H18~20:道路バリアフリー化
H24:橋上駅舎
H25:駅前広場整備
H18:鉄道駅バリアフリー化
H25~:道路バリアフリー化
(事業中)
H23:駅前広場整備
H22:鉄道駅バリアフリー化
法施行以前に
バリアフリー済み
H26:鉄道駅バリアフリー化
H22:鉄道駅バリアフリー化
H22:鉄道駅バリアフリー化
H17:鉄道駅バリアフリー化
H18:鉄道駅バリアフリー化
H21:鉄道駅バリアフリー化
(34)30
⑦自転車・歩行者空間整備に関する市民意見
過去からの変化
平成 9(1997)年の「枚方市総合都市交通体系」のアンケート結果と平成 28(2016)年
の枚方市の交通に関するアンケート結果を比較した結果、「人が快適で安全で移動しやす
い環境を整備する」の項目の重要率が2倍以上になっています。
枚方市の交通に関するアンケートで交通対策について重要としている項目
・自転車通行空間の確保
・歩行空間の確保(道路)
・バリアフリー化
・安全快適な歩行空間の確保(駅および駅前の空間)
・横断歩道やカーブミラーの設置など交通安全対策の強化
・周辺道路の改善、混雑緩和
・幹線道路の交通渋滞解消
・交通マナーの啓発やルールづくり
出典:枚方市の交通に関するアンケート調査(平成 29(2017)年 3 月)
安全で魅力的な歩行者空間の整備(車道と歩道の分離等)に対する満足度、重要度
都市計画マスタープランのアンケートにおいて、安全で魅力的な歩行者空間の整備(車
道と歩道の分離など)に対する不満度と重要度が高くなっています。
出典:「枚方市都市計画マスタープラン」の見直しおよび「枚方市立地適正化計画」
の作成に関する市民アンケート調査(平成 28 年 3 月)
46%
30%
25%
22%
19%
60%
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
1. 道路交通を
円滑にする
2. 鉄道やバスなどの
公共交通機関を便利にする
3. 人が快適で安全に
移動しやすい環境を整備する
交通対策の重要率
グラフ左:H8 グラフ右:H28
出典:枚方市の交通に関するアンケート調査(平成 29(2017)年 3 月)
(単位:%)
【現状の満足度】 【将来の重要度】
(35)31
交通網の整備状況に関する将来の見通し
<公共交通>
・公共交通の維持が困難になると、路線の撤退などから、最寄りの公共交通(鉄道駅、
バス停)に乗車するまでの時間(アクセシビリティ)についても悪化すると予想され、
公共交通不便地域が拡大する可能性も懸念されます。
・公共交通不便地域の改善に向けたサービスの提供が必要となります。
<広域交通ネットワーク>
・自動車交通は減少が予測されるものの、局所的な渋滞対策や、新名神、淀川渡橋の整
備による交通の流れが変化することが予想される等、計画的な道路ネットワーク整備
が必要となります。
・渋滞は、交流人口の拡大や、経済活動の妨げとなるだけでなく、生活道路に通過交通
が流入する等、さまざまな問題を生じさせます。
・都市間交流などを通じて社会活動の活性化や他都市との連携強化、災害時の緊急交通
路の確保が必要となります。
・道路の適正な維持管理により、効率的、効果的に安全性と機能性を維持することが必
要となります。
<市内交通>
・渋滞は、交流人口の拡大や、経済活動の妨げとなるだけでなく、生活道路に通過交通
が流入する等、さまざまな問題を生じさせます。
・駅周辺地区、生活道路などにおいて、歩行者、自転車の通行空間の安全性・快適性の
向上等に対する市民の意向が強まっています。
<バリアフリー化など>
・鉄道駅、公共施設周辺の道路等のバリアフリー化未整備箇所により、スムーズな移動、
高齢者等の外出の阻害になることが危惧されます。
(36)32
(4)枚方市の交通の利用状況
①地域間の移動状況
市内の移動をみると、「北部地域⇔中部地域」、「中部地域⇔南西部地域」、「南西部地域
⇔南部地域」など、枚方市駅、樟葉駅を中心とした京阪沿線の南北間移動が多い傾向です。
しかし、自由目的については、「中南部地域⇔東部地域」、「北部地域⇔中東部地域」等、
東西間移動も多くみられます。
市内外移動を見てみると「全目的」では大阪市内方面の移動の割合が多いですが、『自由目
的』に限定すると京都市・八幡市や寝屋川市への移動の割合が多くなっています。
鉄道に沿った動きとともに、東西方向の需要もあり、鉄道とともにバス交通等の公共交通が
移動の大きな役割を担っているのがわかります。
枚方市不明は集計対象外
出典:近畿圏パーソントリップ調査(平成 22(2010)年)
【地域間の移動状況】
注)トリップの目的は大きく「出勤」、「登校」、「自由」、「業務」、「帰宅」に分けられます。このうち、「自由」は買い
物、食事、レクリエーションなど、生活関連のトリップです。(京阪神都市圏交通計画協議会)
(37)33
②交通手段分担率
市域における交通手段の分担率については、平成 12(2000)年から平成 22(2010)年かけて、
鉄道、自動車、徒歩ともに、大きな変化は見られません。また、近隣市に比べ、鉄道とバ
スなどの公共交通の分担率は比較的高くなっています。
出典:近畿圏パーソントリップ調査出典:近畿圏パーソントリップ調査(平成 22(2010)年)
【代表交通手段分担率の推移(平日)】
出典:近畿圏パーソントリップ調査(平成 22(2010)年)
【代表交通手段分担率の近隣市との比較】
15.5%
23.6%
12.8%
16.0%
17.9%
17.3%
18.4%
20.6%
18.2%
1.6%
1.8%
2.2%
1.7%
3.0%
4.4%
2.0%
3.6%
3.8%
36.7%
39.9%
42.6%
31.9%
23.1%
25.0%
21.8%
22.0%
28.8%
6.7%
4.5%
7.5%
6.9%
4.9%
5.2%
4.9%
4.3%
6.4%
14.0%
10.8%
12.1%
17.2%
26.1%
22.8%
25.7%
19.4%
17.1%
25.2%
19.4%
22.5%
25.8%
24.8%
25.1%
27.0%
29.7%
25.5%
0.2%
0.1%
0.2%
0.5%
0.2%
0.1%
0.2%
0.2%
0.2%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
宇治市
京田辺市
八幡市
交野市
茨木市
高槻市
寝屋川市
豊中市
枚方市
鉄道 バス 自動車 自動二輪・原付 自転車 徒歩 その他
※不明を除く
18.2%
18.1%
19.0%
18.2%
3.8%
3.9%
4.3%
5.8%
28.8%
29.1%
23.1%
17.4%
23.5%
23.5%
23.3%
19.5%
25.5%
25.4%
30.3%
39.1%
0.2%
0.1%
0.1%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
H22
H12
H2
S55
鉄道 バス 自動車 二輪 徒歩 その他
(38)34
出典:近畿圏パーソントリップ調査(平成 22(2010)年)
【通勤通学目的の代表交通手段分担率の比較】
27.7%
40.8%
22.9%
28.3%
30.3%
30.6%
33.3%
35.7%
31.7%
1.5%
1.3%
2.3%
2.4%
3.6%
2.9%
1.1%
3.3%
3.9%
26.1%
24.3%
31.2%
18.7%
16.3%
16.0%
15.0%
14.4%
17.6%
8.7%
6.1%
10.6%
8.0%
6.4%
7.2%
6.4%
6.2%
8.0%
11.8%
7.6%
9.8%
13.6%
19.1%
17.5%
19.5%
15.6%
13.3%
24.0%
19.8%
22.9%
28.7%
24.0%
25.6%
24.6%
24.7%
25.4%
0.2%
0.1%
0.2%
0.2%
0.3%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
宇治市
京田辺市
八幡市
交野市
茨木市
高槻市
寝屋川市
豊中市
枚方市
代表交通手段分担率の推移(平日・通勤通学目的)
鉄道 バス 自動車 自動二輪・原付 自転車 徒歩 その他
※不明を除く
(39)35
57,453
21,213
18,506
91,782
13,817
22,535
59,160
5,800 5,086 5,994 10,888 6,602
23,614
0
20,000
40,000
60,000
80,000
100,000
香里園 光善寺 枚方公園 枚方市 御殿山 牧野 樟葉 宮之阪 星ケ丘 村野 津田 藤阪 長尾
京阪電鉄 JR
(人/日)
0.5
0.6
0.7
0.8
0.9
1.0
1.1
1.2
1.3
1.4
1.5
H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28
樟葉 牧野 御殿山 枚方市 枚方公園
枚方公園
牧野
御殿山▲
樟葉×
枚方市
0.5
0.6
0.7
0.8
0.9
1.0
1.1
1.2
1.3
1.4
1.5
H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28
光善寺 香里園 宮之阪 星ケ丘 村野
星ケ丘●
光善寺×
香里園■
村野▲
宮之阪
0.5
0.6
0.7
0.8
0.9
1.0
1.1
1.2
1.3
1.4
1.5
H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28
津田 藤阪 長尾
長尾
津田
藤坂
③公共交通等の利用状況
鉄道
枚方市は鉄道が 3 路線、それに伴う駅が 12 駅あり、1 日に約 34 万人が利用しています。
一日の鉄道利用者数(一日平均乗降人員)は、枚方市駅(約 9.2 万人)、樟葉駅(約 5.9
万人)の順に多く、乗降人員の推移については、微増している駅があるものの、全体的に
は減少傾向です。
注:JR 片町線(学研都市線)については、乗車人員の 2 倍の人数を乗降人員としています。
出典:枚方市統計書(平成 29(2017)年度)
【駅別乗降人員(平成 28(2016)年)】
【駅別乗降人員の推移(平成 17(2005)年との増減比)】
出典:枚方市統計書(平成 22(2010)年度~
平成 29(2017)年度)
(40)36
40,910
2,585
11,842
863 461
19,013
4,190
0
10,000
20,000
30,000
40,000
枚方市駅 枚方公園駅前 京阪香里園 枚方公園口 京阪牧野駅前 樟葉駅 長尾駅
(人/日)
バス
鉄道駅周辺における主要なバス停の日平均における乗降人員は、枚方市駅が最も多く約
4 万人、樟葉駅が約 1.9 万人となっています。枚方市域を通るバス系統が多くある隣接市
に位置する京阪香里園駅は、樟葉駅に次ぐ乗降車人員となっています。
また、JR 片町線(学研都市線)の長尾駅では約 4 千人となっており、乗降人員は、平成
17(2005)年から比較して約 1.7 倍に増加している状況です。その他の駅については大きな
変化はみられません。
出典:枚方市統計書(平成 29(2017)年度)
【主要なバス停の乗降人員(平成 28(2016)年)】
出典:枚方市統計書(平成 22(2010)年度~平成 29(2017)年度)
【主要なバス停の乗降人員の推移(平成 17(2005)年との増減比)】
0.4
0.6
0.8
1.0
1.2
1.4
1.6
1.8
H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28
枚方市駅 枚方公園駅前 京阪香里園 枚方公園口
京阪牧野駅前 樟葉駅 長尾駅
長尾駅
枚方市駅
京阪香里園
樟葉駅
枚方公園口
京阪牧野駅前
枚方公園駅前
(41)37
533 633 660 753 818 879 943 1,019 1,010 958 961 974 974 973 969
21,111 21,754
22,561 23,401 23,847
24,021 24,084 24,087 23,526
21,254 20,988 20,861 20,642 20,527 20,462
0
5,000
10,000
15,000
20,000
25,000
30,000
H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27
河北交通圏 大阪府合計
(台)
タクシー
大阪府における車両数の推移は、微減傾向です。枚方市が含まれる河北交通圏における
タクシー車両数は、平成 13(2001)年から平成 20(2008)の 7 年間で 2 倍近く増え、その後
は横ばい状況にあります。
出典:大阪におけるタクシー事業の現況(平成 29(2017)年 1 月)
【車両数の推移】
※参考:タクシーの利用頻度
アンケート調査によると、タクシーの利用については、「全く利用していない」に次いで「2
~3ヶ月に1回以下」の利用が多くなっています。
6件, 1%
15件, 3%
36件, 6%
98件,
17%
290件,
49%
144件,
24%
3-5) タクシーの利用頻度
週1~4回程度 月2~3回程度 月1回程度
2~3ヶ月に1回以下 全く利用しない 不明
出典:枚方市の交通に関するアンケート調査(平成 29(2017)年 3 月)
(42)38
7件
8件
4件
5件
4件
25件
18件
15件
67件
410件
16件
28件
25件
34件
32件
33件
78件
61件
184件
80件
27件
20件
41件
39件
68件
58件
73件
110件
90件
28件
0件 100件 200件 300件 400件 500件 600件
博物館・美術館
文化施設
福祉施設
市役所・支所
幼稚園・保育園・認定こども園
自治会館・生涯学習市民センター
スポーツ施設
総合病院
図書館
電気製品・家具や趣味用品等の専門店
不明
医院(クリニック)・診療所
飲食店
大型ショッピングセンター・デパート
スーパー
一番目に利用 二番目に利用 三番目に利用
……■2件 ■2件■14件
……■4件 ■6件■8件
……■1件■2件■3件
……■1件■1件
……■18件■8件■9件
9.6%
4.3%
7.2%
10.6%
15.7%
3.8%
1.5%
3.2%
3.7%
5.2%
12.8%
8.9%
5.6%
21.2%
0.3%
0.7%
21.2%
25.2%
24.7%
24.0%
29.8%
36.2%
30.8%
6.1%
3.6%
1.2%
4.9%
9.9%
14.9%
6.8%
1.9%
0.8%
1.8%
0.2%
0.2%
1.5%
5.2%
1.9%
3.4%
3.9%
2.9%
5.0%
4.5%
26.4%
24.1%
20.9%
11.0%
11.2%
23.9%
7.6%
18.0%
24.7%
28.9%
13.1%
7.2%
21.4%
0.4%
0.6%
0.3%
0.4%
1.2%
0.4%
36.4%
8.4%
13.0%
4.1%
6.0%
1.7%
2.2%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
福祉施設
図書館
自治会館
医院
総合病院
デパート
食料品
鉄道 バス 施設送迎バス
自動車(自分で運転) 自動車(他者が運転) タクシー
自動二輪・原付 自転車 徒歩
その他 不明
よく利用する施設及び施設までの交通手段
よく利用する施設は、生活に密着しているスーパーや飲食店、医院・診療所の利用となって
います。
施設までの交通手段は、デパート、総合病院のように、広い範囲の人が利用している施設に
ついては、自動車(自分で運転、他者が運転)が最も多く、スーパーや医療、自治会館など身近
な施設は、徒歩や自転車が多く利用されています。
出典:枚方市の交通に関するアンケート調査(平成 29(2017)年 3 月)
【よく利用する施設】
出典:枚方市の交通に関するアンケート調査(平成 29(2017)年 3 月)
【施設までの交通手段】
(43)39
大学生の通学手段
平成 29(2017)年現在、市内には5大学(関西外国語大学、大阪工業大学、摂南大学、大阪歯
科大学、関西医科大学)が位置しており、約 1.8 万人の大学生が在籍しています。
そのうちの 4 大学の大学生を対象に実施したアンケートでは、通学時の交通手段は、公共交
通の利用が約 64%(鉄道やバスの利用比率)を占めており、鉄道とバスの組合せが最も多くな
っています。
注:上記グラフの集計では、鉄道とバスを両方利用した場合、代表交通手段である鉄道に分類されます。
出典:枚方市の交通に関するアンケート調査(平成 29(2017)年 3 月)
【通学時の交通手段】
出典:枚方市の交通に関するアンケート調査(平成 29(2017)年 3 月)
【通学時の交通手段(関西外国語大学の場合)】
38.0%
25.0%
8.8%
5.6%
4.2%
2.8%
2.3%
2.3%
1.9%
1.4%
鉄道-路線バス
鉄道
自転車-鉄道-路線バス
路線バス
自転車-鉄道
路線バス-鉄道-路線バス
鉄道-企業送迎バス
路線バス-鉄道
自転車-路線バス
鉄道-自転車
0% 10% 20% 30% 40%
2-3)通学ルート×関西外国語大学(上位10経路)
346件,
60%
21件, 4%
2件, 0.3%
6件, 1%
35件, 6%
87件,
15%
70件,
12%
8件, 2%
2-1) 通学時の交通手段
鉄道 路線バス 大学送迎バス
自動車 自動二輪・原付 自転車
徒歩 不明
(44)40
830
715
7,702
3,327
1,901
1,765 1,679
0
2,000
4,000
6,000
8,000
大阪歯科
大学
関西医科
大学
関西外国語
大学(中宮)
関西外国語
大学
(学研都市)
関西外国語
大学短期
大学部
摂南
大学
大阪工業
大学
学生数(人)
※参考:市内に位置する大学の学生数(平成 29(2017)年)
④道路の利用状況
市内道路の交通量
国道 1 号のバイパス機能を有する第二京阪道路が平成 22(2010)年に全区間開通し、国道 1
号及びその他一般道路において自動車交通量が減少傾向にあり、一部で渋滞が緩和されまし
たが、局所的には未だ渋滞がみられます。
注)枚方市内の一般道路の自動車交通量の平均値。H17 に調査対象となっている区間を対象としている。
【枚方市内一般道路の自動車交通量の変化】
出典:枚方市統計書(平成 29(2017)年版)
(45)41
<混雑度とは…>
道路の混雑を示す指標です。1.0 未満なら道路が混雑することなく円滑に走行できるといわれ、1.75
以上なら慢性的混雑状態といわれています。
平成 17(2005)年
平成 22(2010)
年
平成 27(2015)年
出典:道路交通センサス(平成 17(2005)年、平成 22(2010)年、平成 27(2015)年)
【幹線道路の交通量と混雑状況】
(46)42
企業で働く人の通勤手段
アンケート調査を行った事業所においては、働く人の通勤時の交通手段は、自動車が最も多
く、鉄道駅に近接した事業所では、鉄道利用が多くなっています。
出典:枚方市の交通に関するアンケート調査(平成 29(2017)年 3 月)
【事業所別通勤時の交通手段】
17件,
8%
2件, 1%
94件,
47%
17件, 8%
43件,
22%
26件,
13%
2-1) 通勤時の交通手段
×事業者:小松製作所
鉄道 路線バス 企業送迎バス
自動車 タクシー 自動二輪・原付
自転車 徒歩 その他
不明
20件,
29%
2件, 3%
33件,
48%
7件,
10%
4件, 6%
2件, 3% 1件, 1%
2-1) 通勤時の交通手段
×事業者:津田サイエンスヒルズ
鉄道 路線バス 企業送迎バス
自動車 タクシー 自動二輪・原付
自転車 徒歩 その他
不明
31件,
16%
7件, 4%
82件,
43%
29件,
15%
34件,
18%
3件, 2%
1件, 1%
1件, 1%
2-1) 通勤時の交通手段
×事業者:(株)クボタ
鉄道 路線バス 企業送迎バス
自動車 タクシー 自動二輪・原付
自転車 徒歩 その他
不明
39.3%
26.2%
9.5%
4.8%
3.6%
2.4%
2.4%
2.4%
2.4%
2.4%
1.2%
1.2%
1.2%
1.2%
鉄道-路線バス
路線バス
路線バス-鉄道-路線バス
鉄道
自転車
自動車
自動二輪・原付
徒歩
路線バス-鉄道
自転車-鉄道-路線バス
鉄道-タクシー
路線バス-自転車
自転車-鉄道
自転車-自動車-自動二輪・原付
0% 10% 20% 30% 40% 50%
2-3)通勤ルート×小松製作所
回答N=84
無回答=116
28.3%
26.3%
21.2%
4.0%
3.0%
3.0%
3.0%
2.0%
2.0%
1.0%
1.0%
1.0%
1.0%
1.0%
1.0%
1.0%
鉄道-路線バス
路線バス
鉄道-企業送迎バス
鉄道
自転車
路線バス-鉄道-路線バス
自転車-鉄道-企業送迎バス
自動二輪・原付
鉄道-自転車
企業送迎バス
徒歩
鉄道-自動二輪・原付
路線バス-鉄道
路線バス-企業送迎バス
路線バス-自転車
自動二輪・原付-鉄道-企業…
0% 10% 20% 30%
2-3)通勤ルート×(株)クボタ
回答N=99
無回答=90
13件,
40%
4件,
12%
5件,
15%
5件,
15%
6件,
18%
2-1) 通勤時の交通手段
×事業者:理研ビタミン株式会社
鉄道 路線バス 企業送迎バス
自動車 タクシー 自動二輪・原付
自転車 徒歩 その他
不明
66.7%
14.3%
9.5%
4.8%
4.8%
鉄道
路線バス-鉄道
路線バス
徒歩
自転車-路線バス-鉄道
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70%
2-3)通勤ルート×理研ビタミン株式会社
回答N=21
無回答=12
36.1%
11.1%
11.1%
11.1%
8.3%
5.6%
2.8%
2.8%
2.8%
2.8%
2.8%
2.8%
鉄道-路線バス
鉄道
自動車
路線バス-鉄道-路線バス
鉄道-企業送迎バス
路線バス
自動二輪・原付
鉄道-自動車
路線バス-鉄道
路線バス-自動二輪・原付-自転
車
自転車-鉄道-路線バス
自転車-鉄道-企業送迎バス
0% 10% 20% 30% 40%
2-3)通勤ルート×津田サイエンスヒルズ
回答N=36
無回答=33
注)円グラフは代表交通手段の分担率を表している。代表交通手段を決める優先順位は、鉄道、バス、自動車、二輪(自転車、
原付・自動二輪車)、徒歩の順となっている。例えば、鉄道とバスの組合せの場合、代表交通手段は鉄道となる。
一方、棒グラフは公共交通を利用した人を対象とし、代表交通手段のみならず、端末交通手段を含めた利用交通手段の組合せ
を表している。
(47)43
子育て世代の交通手段
子育て世代の交通手段については、買い物時は自動車の利用が約 80%を占めており、子ど
もの送迎時では自動車が自転車より多く、自動車の利用が目立ちます。
出典:枚方市の交通に関するアンケート調査(平成 29(2017)年 3 月)
【子育て中の買い物時の交通手段】 【子どもの送迎時の利用交通手段】
交通まちづくりワークショップ、アンケート調査、協議会からでた意見
アンケートでは公共交通の「定時制の確保」、「バス停の屋根やベンチの設置」「乗継割り
引き」などのサービス向上が重要という意見が多くあり、ワークショップでも「公共交通が
比較的充実しているが、幹線バス路線や公共施設等を結ぶバス網の充実が必要」という意見
がでました。
1件, 1%
52件,
79%
10件,
15%
3件, 5%
3-2) 子育て中の買い物時の交通手段
バス 自動車 自転車 徒歩
1件, 2%
4件, 8%
21件,
40%
19件,
37%
7件,
13%
3-4) 子どもの送迎の主な交通手段
路線バス 園の送迎バス 自動車 自転車 徒歩
交通の利用状況に関する将来の見通し
・地域間の移動は、鉄道やバス等の公共交通が大きな役割を担っており、公共交通サ
ービスの低下は、交流人口の拡大や経済、産業の持続発展や外出促進にマイナスの
影響を及ぼすことが想定されます。
・少子高齢化の進展だけでなく、大学や企業の市外移転などにより、公共交通の分担
率が高い通勤、通学の利用者が減少すると、サービス低下や路線の撤退が生じ、公
共交通が不便な地域が拡大する懸念があります。
・公共交通を維持するためには、公共交通需要の確保のため、公共交通の分担率を上
げることや利用環境改善が必要となります。
・市の拠点となる主要な駅周辺において、現在は公共交通利用者の減少は顕著でない
ものの、将来は人口減少などによるマイナスの影響は避けられないと予想されます。
(48)44
2394 2457
2231
2109 2092
1856
1760
1601 1582
1500
19.8% 21.0% 22.3% 23.7%
25.3% 27.5% 27.7% 28.7%
29.8% 31.1%
0.0%
10.0%
20.0%
30.0%
40.0%
50.0%
60.0%
0
500
1000
1500
2000
2500
H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29
枚方市交通事故発生件数 高齢者の事故発生件数割合
(件/年) (高齢者事故の割合)
(5)その他
①交通事故の変化
高齢者が関連する交通事故発生状況
交通事故発生件数は減少傾向にありますが、高齢者が関連する事故件数は増加傾向です。交通
事故発生件数のうち高齢者が関連する事故の占める割合は、約 31%です。
出典:大阪の交通白書(平成 29(2017)年版)
【交通事故発生件数及び高齢者の関連する事故件数割合の推移】
アンケートによる交通マナーへの市民の意識
アンケートやワークショップにおいて、自転車等の交通マナー啓発に関する意見が多くあり
ました。
アンケートの自由意見では、教育・マナーに関連する意見が多くあり、そのうち、特に自転
車(38 件)、徒歩(12 件)の教育・マナーに関する意見が多くありました。
出典:枚方市の交通に関するアンケート調査(平成 29(2017)年 3 月)
【自由意見に基づく交通マナーへの意見】
16件,
26%
8件,
13%
38件,
61%
4-4) 自由意見分類(自転車)
自転車通行空間
走行環境(自転車通行空間以外)
マナー
23件,
27%
37件,
44%
6件, 7%
12件, 14%
4件, 5% 2件, 3%
4-4) 自由意見分類(徒歩)
歩道整備 歩行環境(バリアフリー、歩道拡幅等)
歩行者安全(歩道整備以外) 教育・マナー
交通安全対策(警察) 休憩スペースの設置(ベンチ等)
(49)45
ワークショップにおける意見
●:悪い点 △:どちらともいえない点 ○:良い点
出典:ひらかた交通まちづくりワークショップ(平成 28 年)
②都市環境への影響
2009(平成 21)年度の運輸部門の温室効果ガス排出量は、1990(平成 2)年度と比較して約
7%減少しています。また、2030 年に対 2013 年比で 27.6%の削減目標が示されています。
出典:枚方市地球温暖化実行計画(区域施策編)(平成 25 年 3 月)
【部門別温室効果ガス排出量の動向】
① 自転車のマナー ② 交通マナーの周知
●自転車の交通マナーが悪い ●全体的に交通マナーの周知に欠けている
●自転車の逆走 ●歩行者の信号無視
●スマホを見ながらの車の運転
●自動車からゴミを捨てる
●道路に物を置く
●バス車内で携帯電話
その他に関する将来の見通し
・高齢化の進展により、高齢者が関係する交通事故の割合の増加が懸念されます。
・自転車利用の交通ルールやマナーを守らないことにより、自転車に関係する交通事故の
増加も懸念されます。
・自家用車の使用は、交通事故や交通渋滞の増大要因になるとともに、大気汚染等の環境
への負荷が懸念されます。