1
6
2
(
4
5
)
スジ ノ ヒデ コ 氏名(生年月日〉 本 籍 学 位 の 種 類 学 位 授 与 の 番 号 学 位 授 与 の 日 付 学 位 授 与 の 要 件 学 位 論 文 題 目 論 文 審 査 委 員筋 野
秀 子 ( 医 学 博 士 乙第6
9
0
号 昭和5
9
年0
1
月9
1
日 学 位 規 則 第5
条 第2
項該当(博士の学位論文提出者〕 慢性肝疾患におけるN a
l
r
a
t
u
r
e
l
l
i
k
(NK)
活 性 に 関 す る 研 究 〔 主 査 〉 教 授 小 幡 裕 ( 副 査 〉 教 授 吉 岡 守 正 , 教 授 高 尾 篤 良論 文 内 容 の 要 旨
目的 慢性肝細胞障害の発現と持続に,免疫学的機序の関 与が推測されているが,近年l
a
r
u
t
a
n
r
e
l
l
i
k
l
l
e
c
(NK
細胞)も,その一翼を担っていることが明らかにされ てきている.今回ヒト慢性骨髄性白血病患者由来の細 胞であるK562
を標的細胞とし,慢性肝疾患の発症・進 展にNK
細胞やインターフエロン(IFN)
がどのよう に関与しているか知る目的で,NK
活性を測定すると 共に,IFN
r
e
u
c
d
n
i
であるc
i
n
i
s
o
n
i
y
l
o
p
c
i
l
y
d
i
t
:
y
c
y
l
o
p
a
c
i
d
y
l
o
p
(
1 :
C)
によるNK
活性の増強効果を指標と して,間接的に末檎血単核細胞のIFN
産生能を推測 し,さらにIFN
を直接添加することにより,IFN
に対 するNK
細胞の感受性について検討した. 対象および方法 慢性肝炎(CH)
6
2
例(のベ検査回数9
4
回),肝硬変(LC)
9
3
例(のベ 17 田),肝癌(HCC)
8
1
例(のベ1
3
回〉 および健常正常人6
2
例を対象として行なった. へパリン加末檎血からy
a
r
o
n
C
l
-
l
o
i
c
F
法にて末梢血 単核細胞(PBMC)
を分離し,エフェクター細胞とし た.種々の濃度に調整したPBMC
をLir
o
n
b
m
i
c
r
o
c
u
l
t
u
r
e
e
t
a
l
p
に入れ,e
u
o
n
s
g
o
d
n
e
I
a
r
u
t
a
n
r
e
l
l
i
k
-
E
(
NK)
活 性 測 定 に は 培 養 液 のRPMI
0
4
6
1
のみを,a
c
t
i
v
a
t
e
d
r
e
l
l
i
k
(AK)
活性測定には,y
l
o
p
:
1
C
最( 終濃度100μg/m
I)又はIFN-β(
最終濃度500IU/m
)I 加え,3TC ,5 %C0
2下で、4
2
時間培養した.ついで、これ らにr
C
1
5
を標識した標的K562
細胞を加え5
時間培 養し,放出したr
C
1
5
を収穫し,%NK
活性として算出 した.なお 51Cr
放出試験のエフェクター細胞対標的-782
細胞比は,0
:
2
1
,0
:
1
1
,および5
1
e
のt
a
c
i
l
p
i
r
t
で行なった. 結果および考察 1 .E-NK
活性は,健常者,CH
,LC
,HCC
のj煩に低 下し,特にHCC
に有意差が認められた.%NK
活性に 単位血液量当りのリンパ球数と単球数を考慮に入れたNK
補正値で比較すると,その差はより明瞭となり,LC
,HCC
ともに有意な低下が認められた.すなわち病 態の進行と共に生体内の単位血液量当りのNK
活 性 は著明に低下しており, この原因が主に単核細胞の絶 対数の減少によることが明らかになった.2
.
健常者と同様CH
,LC
,HCC
においてもE-NK
活性に比べ,AK
活性の方が有意な増加を認めたが,健 常者に比べ,慢性肝疾患群のAK
活性値および増加率 は共に低値であった.y
o
l
p
C
:
1
添加により,NK
活性 が増強されることは,単核細胞がIFN
産生能を有して いることが推測される.しかし,肝疾患群聞で,その 増加率に差が認められないことから,個々の単核細胞 のIFN
産生能は障害されていないことが示唆された. しかし,y
l
p
o
:
1
C
添加NK
補正値で増加率を比較す ると,健常者に比べ,CH
は4
3
/
,LC
は1/2
,HCC
は1
/
3
の増加しか認められず,病態の進行と共に単位血液 量当りのIFN
産生能は低下していることが推定され た.また,IFN
添加NK
補正値もその増加率はCH
→LC
→HCC
と低下し,IFN
に対するNK
細胞の感受 性も低下していることが推測される.3
.
ウイルス感染がNK
活性にどのように影響を及 ぼしているか知る目的でHBs
抗原抗体e
抗原抗体系などから比較した