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学位名 博士(看護学)

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Academic year: 2021

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札幌市立大学機関リポジトリ https://scu.repo.nii.ac.jp

看護技術における熟練した手の使い方の可視化と学 習への活用に関する研究 − 視覚的なフィードバッ クを用いた学習方法の開発と検証−

著者 明野 伸次

学位名 博士(看護学)

学位授与機関 札幌市立大学

学位授与年度 平成30年度 学位授与番号 20105甲第8号

URL http://doi.org/10.15025/00000171

(2)

1

平成

31

年2月

27

博士論文審査報告書

札幌市立大学大学院 看護学研究科長 様

看護学研究科博士論文審査会

審査員(主査) 定廣和香子 審査員(副査)

北海道科学大学

河原田まり子 審査員(副査) 菊地ひろみ 審査員(副査) 樋之津淳子

学位申請者氏名 明野 伸次 学籍番号

1275001

申請学位 博士(看護学) 専門分野 看護学分野

論文題目

看護技術における熟練した手の使い方の可視化と 学習への活用に関する研究−視覚的なフィードバックを 用いた学習方法の開発と検証−

Visualization of Skilled Use of the Hands in Nursing and Its Utilization in Training

Development and Verification of a Training Method with Visual Feedback

審査日程

博士論文審査:平成

31

1

23

日 公開発表会:平成

31

2

8

審査結果

■合格

□不合格

(3)

2

審査結果の要旨

本論文の研究目的は、手指、手掌の接触部位にかかる力の値から看護技 術における熟達した手の使い方を可視化し、その結果をもとに視覚的に フィードバックする学習方法を開発し、その有用性を検証することであっ た。また、2種類の研究を段階的に実施し、その研究目的を達成していた。

第1段階の研究は、体位変換技術に焦点を当て《患者の安楽》を指標とし て、熟達技術における手の使い方の基準値を設定した。第2段階は、設定 した基準値を視覚的にフィードバックしながら練習する学習方法を開発 し、その学習効果を従来の方法と比較し、効果があることを明らかにした。

予備審査(平成

30

10

5

日)を経て、博士論文審査(本審査:平成

31

1

23

日)を実施した。審査所見は次のとおりである。

本論文は、従来、経験的・主観的に修得されていた熟練した看護技術に 対して、 「手の使い方」に着目し、その客観的法則を解明することを通して

「可視化」することを試みている。 「実践の科学」といわれる看護学におい て、熟練した技術を科学的に「可視化」した本研究の意義は大きい。また、

その成果を活用し、 「可視化」した客観的法則性を活用した学習方法を開発 した点に新規性、独創性がある。本論文は、これまで、経験(練習回数)

や勘に頼らざるを得なかった技術の習熟に対して視覚的にフィードバック する新たな学習方法を提示した。この学習方法を看護基礎教育および継続 教育に応用することにより看護職者の技術の質向上に寄与できる。

また、考察に際しては、開発した学習方法の有用性について文献を元に

「手の使い方」以外の「安楽さ」に影響する因子も十分に考慮し、限界を 明らかにした。特に懸念される学習者が視覚的フィードバック情報に集中 するあまり、対象者の反応に関心が向かなくなるという課題にも誠実に着 目し、手の接触による身体感覚から対象者の感情や反応を確認する方法を 実施し、その裏付けとして取り入れるなどの対策を検討している。人と人 との相互行為である看護技術の本質に立ち戻り、教育的な視点を組み込み ながら内省的に論述している点を高く評価したい。さらに、研究計画段階 では探索的要素が生じ、研究の全体(仮説)を研究初期から明示すること が困難な中で、最終目標を見失わず一貫して研究計画を遂行し、その全過 程を論理的に考察できていることも特筆すべき点である。

本論文は、博士論文審査視点及び審査基準を満たす内容である。また、

審査過程を通して、学位申請者は、論文内容を十分に把握していることを 確認した。

以上、本審査会は、本論文を博士(看護学)の学位にふさわしい内容と

判断し、博士論文として「合格」と判定する。

参照

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