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令和3年度 東京都内湾水生生物調査 10月鳥類調査 速報

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Academic year: 2022

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(1)

令和 3 年度 東京都内湾水生生物調査 10 月鳥類調査 速報

●実施状況

令和 3 年 10 月 7 日に鳥類調査を実施した。天候は曇りで、気温 21.8~23.0℃、北~北東の風、風速 1.5

~3.5m/sec であった。調査当日は大潮で、干潮が 11 時 31 分(43cm)、満潮は 17 時 23 分(207cm)であっ た(気象庁のデータ)。各地点の概況を下表に示す。

お台場海浜公園 森ヶ崎の鼻 葛西人工渚(東なぎさ) 作業時刻 9:21-10:28 10:53-11:39 12:23-14:08

天候 曇り 曇り 曇り

気温(℃) 21.8 22.0 23.0

風向 北 北東 北

風速(m/sec) 3.0 3.5 1.5

備考 海浜公園側ではオリ・

パラリンピック関連と思 われる撤去作業が行 われていた。

最 干潮時刻 前から干 潟 が広く干出していた。

干潟は広く干出していた。

●主な出現種等

お台場海浜公園 森ヶ崎の鼻 葛西人工渚(東なぎさ) 数が多かった

鳥類上位 2 種

カルガモ(63 羽) ウミネコ(52 羽) ウミネコ(712 羽) カワウ(51 羽) アオサギ(24 羽) カワウ(122 羽) 備考 ・重要種として、オオタ

カなど、6 種を確認。

・第六台場と鳥の島で カワウ 51 羽を確認し たが、営巣は見られな かった。繁殖は終了し たと思われる。

・鳥の島周辺でアオサ ギの個体数が多く、主 に休息。

・オオタカ 2 羽を確認。

成鳥 1 羽が鳥の島で 休息、幼鳥は同一個 体と考えられる 1 羽が 第六台場と鳥の島で 確認された。

・重要種として、ハヤブサ など、7 種を確認。

・干潟でユリカモメ、ウミ ネコ、セグロカモメが休 息。

・干潟でダイサギ、コサギ と一部のアオサギが採 餌。

・干潟付近の杭の上でカ ワウが休息。

・上空をトビ、ノスリ、ハヤ ブサが飛翔。ハヤブサ は干潟に向かって急降 下 す る の が 観 察 さ れ た。

・ 重 要 種 と し て 、 チ ュ ウ サ ギ 、 ヒ ク イ ナ 、 ホ ウ ロ ク シ ギ、ミサゴなど、16 種を確 認。

・干潟でカワウ、ユリカモメ、

ウミネコ、セグロカモメ、オ オセグロカモメが休息。

・ 干 潟 で ア オ サ ギ 、 ダ イサ ギ、チュウサギ、コサギが 採餌。

・シギ・チドリ類は、タシギ、

ダイシャクシギ、ホウロクシ ギ、コアオアシシギ、イソシ ギを記録した。

・沖合でミサゴが休息。

・ ヨ シ 原 で ヒ ク イ ナ の 鳴 き 声。

(2)

●出現種と個体数

合計 沖合合計

合計 沖合合計

合計 沖合合計 1カモカモ11 2101026644752631 3コガモ87 411 5ウミ11DD 611 7337337 8678170118591210651118601527101945290229222263517122122 9ウミ11 10ペリサギ1CR 119122171133841352626718530242929 1211412122012116292944134646NT 13ウサ11133NTNT 1411354881121131322323VU 15トキヘラ11DD 16ツル11NTCR 17322CR 1844VU 1911VU 202CR 2133VUCR 221国際VU 232525VU 24シギ1133VU 2511VUEN 26ウシ31111VU 27221122CR 28ウロ222222国際VUCR 2922CR 30181811NT 313321717VU 3211VU 334153112132729411VU 34ウジ2821492255VU 3555NTVU 361112066 37ウミ11111712619712381241462871152483229712 38115221110617 394431263129114871119NT 4028585VUEN 412293232 42タカ22222NTEN 43タカトビ3322211244NT 441111112NTEN 451CR 46111国内VUEN 4711112111213311 667121526326477101515517687121420421031234 ※種の分類・配列は「日本鳥類目録 改訂第7版」(日本鳥学会,2012)に従った。 *1種の保存法 国際:国際希少野生動植物種 国内:国内希少野生動植物種 *2環境省レッド2020 CR:絶滅危惧IA類、EN絶滅危惧ⅠB類、VU絶滅危惧Ⅱ類、NT準絶滅危惧、D情報不足 *3東京都レッド(本土部)2020年度版 CR:絶滅危惧IA類、EN絶滅危惧ⅠB類、VU絶滅危惧Ⅱ類、NT準絶滅危惧、D情報不足、留:留意種

計10目15科47

森ヶ崎の

お台場海浜公園 種名 5月 葛西人工渚(東な) 文化財 保護法種の*1 保存法

環境省*2 RL 2020

東京都*3 RL 2020 (区部)

重要種 選定基準10月 お台場海浜公園 森ヶ崎の

葛西人工渚(東な)

令和3 お台場海浜公園 森ヶ崎の

葛西人工渚(東な)9月

(3)

<お台場海浜公園>

○調査地点の状況

第六台場・鳥の島ではカワウの営巣は終了していた。

〇出現種(カワウ、アオサギ)

カワウは 51 羽が第六台場と鳥の島周辺で見られた。繁殖活動は終了しており、使用中の巣は見られなか った。アオサギは 30 羽で、主に鳥の島の護岸付近で採餌・休息していた。

〇出現種(マガモ、カルガモ)

カルガモは合計 63 羽で、主にお台場 海浜公園と鳥の島で採餌・休息してい た。お台場海浜公園北東側の砂浜で は上陸して休息する 9 羽の群れが見 られた。マガモは第六台場上空を飛翔 する 1 羽が確認された。

〇出現種(オオタカ)

成鳥 1 羽が鳥の島の地上に降りてい た他、第六台場と鳥の島で同一個体 と思われる幼鳥 1 羽が確認された。

本種は環境省レッドリストで準絶滅 危惧(NT)、東京都レッドリストで絶滅 危惧ⅠB 類(EN)に指定されている。

砂浜で休息するカルガモ マガモ

左端のカワウ以外はすべてアオサギ カワウ

成鳥 幼鳥

(4)

<森ヶ崎の鼻>

〇調査地点の状況

最大干潮時刻で、干潟は広く干出していた。

〇出現種(ハヤブサ、ノスリ)

調査開始直後にハヤブサ幼鳥 1 羽が飛来し、干潟に向けて急降下したため、干潟に降りていたコガモやカ モメ類が一斉に飛び立った。ハヤブサは種の保存法で国内希少野生動植物種、環境省レッドリストで絶滅 危惧Ⅱ類(VU)、東京都レッドリストで絶滅危惧ⅠB 類(EN)に指定されている。ノスリは上空を通過して北東 へ飛び去った。ノスリは東京都レッドリストで絶滅危惧 IA 類(CR)に指定されている。

〇干潟利用状況

干潟でユリカモメ、ウミネコ、セグロカモメが休息していた。アオサギとダイサギは干潟に広く分散し、水溜り や浅瀬で採餌していた。カワウは干潟周辺の杭にとまって休息していた。

ノスリ ハヤブサ

〇出現種(イソシギ)

シギ・チドリ類では、護岸で採餌するイソシギ が観察された。本種は東京都レッドリストで 絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されている。

イソシギ

ユリカモメ

セグロカモメ

アオサギ 矢印で示した個体

以外はウミネコ

(5)

<葛西人工渚>

〇調査地点の状況

干潟は広く干出し、調査中に徐々に狭まっていった。

〇出現種(シギ・チドリ類)

ダイシャクシギ 2 羽、ホウロクシギ 2 羽、コアオアシシギ 2 羽、イソシギ 1 羽が干潟で、タシギ 3 羽が草地で 確認された。ダイシャクシギは東京都レッドリストで絶滅危惧 IA 類(CR)、ホウロクシギは種の保存法で国際 希少野生動植物種、環境省レッドリストで絶滅危惧Ⅱ類(VU)、東京都レッドリストで絶滅危惧 IA 類(CR)、コ アオアシシギは東京都レッドリストで絶滅危惧 IA 類(CR)、タシギは東京都レッドリストで絶滅危惧Ⅱ類(VU)

に指定されている。

〇干潟利用状況

干潟でカワウとユリカモメ、ウミネコ、セグロカモメ、オオセグロカモメの群れが休息。浅瀬や水たまりでアオ サギ、ダイサギ、コサギが採餌。チュウサギ 3 羽が干潟で採餌していた。オオセグロカモメは環境省レッドリ ストで準絶滅危惧(NT)に、チュウサギは環境省レッドリストと東京都レッドリストで準絶滅危惧(NT)に指定 されている。

西側の地点より南西方向を見る

ホウロクシギ タシギ

コアオアシシギ ダイシャクシギ

コアオアシシギ

ウミネコとセグロカモメ、オオセグロカモメの群れ 群れ

採餌するダイサギとコサギ

(6)

<その他>

○ウミネコの繁殖

砂町運河ではウミネコ成鳥 3 羽を確認したのみで、構造物上に巣の痕跡は見られなかった。今季の繁殖 は終了したと考えられる。9 月調査に引き続き、京葉線の高架に多数のカワウがとまっているのが確認され た。

<トピックス>

- カワウの増減 –

お台場海浜公園で記録されたカワウ の個体数は、9 月 22 日 1019 羽、今 回 10 月 7 日が 51 羽と、約半月の間 に大きく変化した。9 月・10 月とも観察 されたカワウはすべて休息しており、

個体数が変化した要因を示唆する行 動や環境の変化は見られなかった。

過去 10 年間の調査結果から、9 月前 後のカワウの個体数の変化を右図に 示す。各年度の中で 9~10 月の増減 について一定の傾向は見られなかっ た。また、9 月の個体数として令和 3 年が顕著に多いことが示された。

ウミネコが営巣する構造物 高架にとまるカワウ

図.8~10月のお台場海浜公園における 過去10年間のカワウの個体数

参照

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種名 天然 記念 物 保存 法 環境省レッドリスト 絶滅 危惧 種 IUCNレッドリスト 絶滅 危機 種 絶滅 危急 種 絶滅 危惧 Ⅱ類 準絶滅 危惧 道RDB (3)貴重種について 表 6

 CR:絶滅危惧 IA 類  EN:絶滅危惧 IB 類  VU:絶滅危惧 II 類  NT:準絶滅危惧  DD:情報不足.

ケシゲンゴロウ Hyphydrus japonicus 0 絶滅危惧IA類 準絶滅危惧種 ヒメケシゲンゴロウ Hyphydrus laeviventris laeviventris 0 絶滅 絶滅危惧II類 マルケシゲンゴロウ

yesoense 絶滅危惧 IA 類(CR) 絶滅危機種(Cr) 8 イネ フォーリーガヤ Schizachne purpurascens subsp... kamtschaticum 絶滅危惧 II 類(VU) ― 86