日 本 放 送 協 会 平 成 2 8 年 度 業 務 報 告 書
に 添 え る 監 査 委 員 会 の 意 見 書
放 送 法 第 7 2 条 第 1 項 に 基 づ き 、 日 本 放 送 協 会 平 成 2 8 年 度 業 務 報 告 書 に 添 え る 当 監 査 委 員 会 の 意 見 は 、 次 の と お り で あ る 。 平 成 2 9 年 6 月 2 6 日 日 本 放 送 協 会 監 査 委 員 会 監 査 委 員 ( 常 勤 ) 高 橋 正 美 監 査 委 員 佐 藤 友 美 子 監 査 委 員 森 下 俊 三
目 次 (序文)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 Ⅰ 監査意見・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 Ⅱ 付記事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 Ⅲ 監査方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7 Ⅳ 会長、副会長、理事の職務執行の監査・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9 1 重点監査項目 (1)内部統制の推進およびリスクマネジメントへの取り組み・・・・・・・・・・・ 9 (2)グループ経営改革の取り組み・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11 (3)新たなメディア環境への取り組み・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13 (4)放送センター建て替えに向けた取り組み・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15 (5) 国際発信力の強化に向けた取り組み・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15 2 その他の監査項目 (1)災害報道の取り組み・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17 (2)編成・番組の取り組み・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18 (3)オリンピック・パラリンピックの取り組み・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19 (4)営業改革の推進・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21 (5)組織改革・人材育成の取り組み・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22 (6)経営計画の達成状況をはかる世論調査について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22 3 財政状況の確認・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23 4 会長、副会長、理事の経費監査・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23 Ⅴ 経営委員会委員の職務執行の監査・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24 1 特別監査項目(会長任命のプロセス)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24 2 職務執行の監査・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24
( 序 文 ) 日 本 放 送 協 会( 以 下「 協 会 」と い う )監 査 委 員 会 は 、放 送 法 第 4 2 条 で 、 監 査 委 員 3 人 以 上 を も っ て 組 織 さ れ 、経 営 委 員 会 委 員 の 中 か ら 経 営 委 員 会 が 任 命 し 、 う ち 1 人 以 上 は 常 勤 と す る こ と 、 ま た 放 送 法 第 4 3 条 で 、 役 員 の 職 務 の 執 行 を 監 査 す る こ と と 定 め ら れ て い る 。 監 査 委 員 会 は 、現 在 、常 勤 1 人 と 非 常 勤 2 人 の 監 査 委 員 で 構 成 さ れ て お り 、放 送 法 、協 会 の 定 款 お よ び 監 査 委 員 会 規 程 な ら び に 監 査 委 員 会 監 査 実 施 要 領 に の っ と っ て 監 査 を 実 施 し た 。 本 意 見 書 は 、協 会 の 平 成 2 8 年 度( 平 成 2 8 年 4 月 1 日 ~ 平 成 2 9 年 3 月 3 1 日 ) 業 務 に 関 す る 監 査 に つ い て 記 し た も の で あ る 。 本 意 見 書 で は 、 ま ず 監 査 意 見 を 示 し 、次 に 監 査 結 果 に 影 響 す る も の で は な い が 、協 会 の 健 全 な 事 業 運 営 の 徹 底 の た め に 付 記 事 項 を 、さ ら に 監 査 方 法 お よ び 監 査 内 容 を 記 載 し た 。 監 査 内 容 と し て は 、 会 長 、 副 会 長 、 理 事 の 職 務 執 行 の 状 況 に つ い て 、 重 点 監 査 項 目 、 そ の 他 の 監 査 項 目 な ど に 関 し て 記 載 し 、 続 い て 経 営 委 員 会 委 員 の 職 務 執 行 の 状 況 に つ い て 記 載 し た 。
Ⅰ 監 査 意 見 後 述 の 「 Ⅲ 監 査 方 法 」、「 Ⅳ 会 長 、 副 会 長 、 理 事 の 職 務 執 行 の 監 査 」 お よ び 「 Ⅴ 経 営 委 員 会 委 員 の 職 務 執 行 の 監 査 」 に 基 づ く 監 査 委 員 会 の 意 見 は 次 の と お り で あ る 。 1 事 業 の 実 施 報 告 を 記 し た 業 務 報 告 書 と 協 会 の 状 況 と の 間 に 重 大 な 齟 齬 は 認 め ら れ な い 。 2 役 員 の 職 務 の 執 行 に 関 す る 不 正 行 為 、ま た は 法 令 も し く は 定 款 に 著 し く 違 反 す る 事 実 は 認 め ら れ な い 。 3 内 部 統 制 に 関 す る 経 営 委 員 会 の 議 決 の 内 容 お よ び 当 該 議 決 に 基 づ き 整 備 さ れ て い る 体 制 、な ら び に 執 行 に つ い て 特 に 指 摘 す べ き 事 項 は 認 め ら れ な い 。
Ⅱ 付 記 事 項 協 会 の 健 全 な 事 業 運 営 の 徹 底 の た め に 、以 下 の 事 項 に つ い て 監 査 委 員 会 の 見 解 を 付 記 す る 。 な お 、 監 査 結 果 に 影 響 す る も の で は な い 。 1 内 部 統 制 の 推 進 お よ び リ ス ク マ ネ ジ メ ン ト へ の 取 り 組 み に つ い て 平 成 2 8 年 度 は 、地 域 の 放 送 局 で タ ク シ ー 券 の 不 正 使 用 な ど 不 祥 事 が 相 次 い で 発 覚 し 、協 会 へ の 視 聴 者・国 民 の 信 頼 を 揺 る が し た 。監 査 委 員 会 は 、 協 会 が 改 め て 職 員 全 員 に コ ン プ ラ イ ア ン ス 意 識 を 徹 底 さ せ 、チ ェ ッ ク 機 能 や 再 発 防 止 策 が 、日 常 の 業 務 プ ロ セ ス の 中 で 確 実 に 実 行 さ れ る こ と を 強 く 求 め る 。そ の た め に も 適 正 な 要 員 と 業 務 量 で 職 場 環 境 を 整 え 、職 場 で の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を 大 切 に す る こ と が 重 要 で あ る 。 ま た 、 受 信 料 の 契 約 ・ 収 納 業 務 を 委 託 し て い る 会 社 の 元 社 員 が 、不 正 な 衛 星 契 約 の 手 続 き を 行 っ て い た 事 案 に 関 し て も 、全 国 調 査 の 結 果 や 協 会 の 指 導 の 在 り 方 を 注 視 し て い く 。 協 会 が 、 全 部 局 を 対 象 に 行 っ た リ ス ク の 「 見 え る 化 」 で は 、 抽 出 し た 重 点 リ ス ク や 新 た な 課 題 を 、各 部 局 が 今 後 の リ ス ク マ ネ ジ メ ン ト 活 動 に 役 立 て て い く こ と が 大 切 で あ る 。 特 に 適 正 な 業 務 ・ 勤 務 管 理 は 、 内 部 統 制 の 根 幹 で あ り 、協 会 全 体 に そ の 意 識 が 徹 底 さ れ 、確 実 に 実 行 さ れ る こ と を 強 く 求 め る 。 N H K グ ル ー プ 全 体 で の 情 報 セ キ ュ リ テ ィ の 強 化 は 、課 題 と 対 策 が 整 理 さ れ 進 め ら れ て い る 。グ ル ー プ 全 体 の 内 部 統 制 推 進 の た め の シ ス テ ム 整 備 と 体 制 作 り は 、本 体 と 関 連 団 体 が 意 見 交 換 を 行 い な が ら コ ン セ ン サ ス を と っ て 進 め て い く こ と が 大 切 で あ り 、 協 会 の 指 導 の 在 り 方 を 注 視 し て い く 。 2 グ ル ー プ 経 営 改 革 の 取 り 組 み に つ い て 協 会 は 、グ ル ー プ 全 体 で の 最 適 な 業 務 体 制 の 構 築 に 向 け 、所 管 部 局 に よ る 新 た な 子 会 社 管 理 の シ ス テ ム の 構 築 や 、自 主 事 業 も 含 め た 業 務 の「 見 え
る 化 」 の 実 行 、 三 様 監 査 の 拡 充 や リ ス ク 抽 出 活 動 、 I T セ キ ュ リ テ ィ 強 化 な ど 、 グ ル ー プ 経 営 改 革 を 計 画 的 に 推 進 し て い る 。 監 査 委 員 会 は 、 協 会 が 1 1 月 に 策 定 し た「 グ ル ー プ 経 営 改 革 の 検 討 課 題 」へ の 取 り 組 み 状 況 に つ い て 、 随 時 、 報 告 を 求 め て い く 。 特 に 新 サ ー ビ ス な ど 重 点 業 務 へ の 経 営 資 源 配 分 や 、地 域 支 援 の 議 論 を き っ か け と し た 本 体 と 関 連 団 体 と の 連 携 お よ び 再 編 、会 計 検 査 院 か ら も 国 会 に 報 告 さ れ た 利 益 剰 余 金 の 在 り 方 等 に 関 し て 、協 会 が ど の よ う に 取 り 組 み 、グ ル ー プ 全 体 の ガ バ ナ ン ス を 強 化 し て い く か 、 そ の 進 捗 を 注 視 し て い く 。 多 額 不 正 事 案 が 発 覚 し た N H K ア イ テ ッ ク で は 、抜 本 改 革 の 取 り 組 み を 進 め 、組 織 改 革 、人 事 制 度 改 革 、調 達 改 革 な ど が 具 体 的 に 動 き 出 し て い る 。 こ う し た 改 革 の 取 り 組 み が 日 常 業 務 の 中 に 定 着 し て い く こ と が 重 要 で 、引 き 続 き そ の 進 捗 を 注 視 し て い く 。 3 新 た な メ デ ィ ア 環 境 へ の 取 り 組 み に つ い て 協 会 は 、 平 成 2 8 年 8 月 か ら 4 K ・ 8 K 試 験 放 送 を 開 始 し 、 2 9 年 1 月 に 4 K ・ 8 K 実 用 放 送 の 基 幹 放 送 事 業 者 と し て 認 定 さ れ た 。 ま た 、イ ン タ ー ネ ッ ト に よ る 放 送 番 組 の 同 時 配 信 を 、熊 本 地 震 等 の 災 害 報 道 や 、試 験 的 提 供 に よ り リ オ デ ジ ャ ネ イ ロ オ リ ン ピ ッ ク ・ パ ラ リ ン ピ ッ ク な ど で 実 施 し た 。 協 会 が 、新 た な メ デ ィ ア 環 境 に 対 応 し て ど の よ う な 放 送 ・ サ ー ビ ス を 提 供 す る の か 、 そ の た め の 技 術 的 、 組 織 的 、 財 政 的 な 基 盤 を グ ル ー プ 全 体 で ど の よ う に 整 え る の か 、さ ら に 受 信 料 制 度 と そ の 運 用 の 在 り 方 を ど の よ う に 提 言 す る の か 、 監 査 委 員 会 は 注 視 し て い く 。 限 ら れ た 時 間 の 中 で 、 視 聴 者 ・ 国 民 の 十 分 な 理 解 を 得 て 、民 間 放 送 事 業 者 を は じ め と す る 関 係 者 と 意 思 疎 通 を 図 り 、迅 速 か つ 的 確 に 取 り 組 ん で い く こ と が 重 要 で あ る と 認 識 し て い る 。
4 放 送 セ ン タ ー 建 て 替 え に 向 け た 取 り 組 み に つ い て 協 会 は 8 月 、 放 送 セ ン タ ー 建 替 の 基 本 計 画 を 公 表 し た 。 1 2 月 、 外 部 の 専 門 家 で 構 成 す る 技 術 審 査 委 員 会 を 設 置 し 、2 9 年 度 の 業 者 選 定 に 向 け た 募 集 要 綱 の 作 成 を 進 め た 。 監 査 委 員 会 は 、放 送 セ ン タ ー 建 替 の 進 捗 状 況 に つ い て 随 時 、報 告 を 求 め て い く 。一 連 の 業 務 執 行 が 適 正 に か つ 十 分 な 公 平 性 と 透 明 性 を 確 保 し て 進 め ら れ 、 協 会 が 確 実 に 説 明 責 任 を 果 た し て い く こ と を 注 視 し て い く 。 5 国 際 発 信 力 の 強 化 に 向 け た 取 り 組 み に つ い て 協 会 は 2 8 年 度 、 ニ ュ ー ス 番 組 で ア ジ ア の 情 報 発 信 を 強 化 し 、 観 光 情 報 番 組 や 大 相 撲 の ダ イ ジ ェ ス ト 番 組 を 新 設 す る な ど 、 国 際 放 送 の 充 実 に 取 り 組 ん だ 。 ま た 、 全 国 の 放 送 局 と 連 携 し た 地 域 情 報 の 発 信 、 大 型 番 組 の 国 際 共 同 制 作 、 教 育 コ ン テ ン ツ の 外 国 語 版 制 作 な ど 、 N H K の 強 み を 生 か し て 世 界 へ の 情 報 発 信 や 国 際 展 開 に 取 り 組 ん だ 。 2 0 2 0 年 の 東 京 オ リ ン ピ ッ ク ・ パ ラ リ ン ピ ッ ク に 向 け て 国 際 放 送 に 求 め ら れ る 期 待 と 役 割 は ま す ま す 大 き く な っ て い る 。 海 外 の 視 聴 者 や 訪 日 外 国 人 の ニ ー ズ が 多 様 化 す る 中 で 、 国 際 放 送 の 番 組 内 容 を さ ら に 充 実 さ せ る と と も に 、 イ ン タ ー ネ ッ ト サ ー ビ ス を 一 層 、 強 化 す る こ と が 必 要 で あ る 。 監 査 委 員 会 は 、 協 会 が ど の よ う に 強 化 の 取 り 組 み を 進 め て い く の か 、 引 き 続 き 注 視 し て い く 。 6 平 成 2 9 年 度 予 算 の 国 会 審 議 に つ い て 平 成 2 9 年 度 の 協 会 予 算 は 、2 9 年 3 月 3 1 日 、国 会 で 4 年 ぶ り に 全 会 一 致 で 承 認 さ れ た 。 協 会 は 、 2 9 年 1 月 2 5 日 に 会 長 が 交 替 し 、 ガ バ ナ ン ス の 強 化 を 大 前 提 と し た う え で 、放 送 と 通 信 の 融 合 の 大 き な 変 革 の 時 代 に 、 財 政 、 技 術 、 組 織 の 基 盤 を 整 え 、 公 共 メ デ ィ ア と し て 効 率 的 ・ 効 果 的 な 放 送 ・ サ ー ビ ス の 提 供 を 目 指 し 、執 行 部 が コ ン セ ン サ ス を と っ て 経 営 を 進 め
て い く と し た 。監 査 委 員 会 は 、協 会 が 予 算 を め ぐ る 国 会 審 議 お よ び 衆 参 両 院 の 総 務 委 員 会 で の 附 帯 決 議 を 受 け て 、今 後 ど の よ う に 業 務 を 遂 行 し て い く の か 、 注 視 し て い く 。
Ⅲ 監 査 方 法 監 査 委 員 会 は 、放 送 法 第 2 9 条 第 1 項 第 1 号 ハ に 掲 げ る 事 項 に 関 す る 経 営 委 員 会 議 決 の 内 容 お よ び 当 該 議 決 に 基 づ き 整 備 さ れ て い る 体 制( 内 部 統 制 ) の 状 況 に つ い て 、 報 告 を 受 け 意 見 を 表 明 し 、 か つ 監 査 委 員 会 規 程 第 3 条 第 2 項 第 3 号 に 基 づ き 定 め た 監 査 実 施 方 針 等 に し た が っ て 、役 員 の 職 務 の 執 行 を 監 査 し た 。 監 査 委 員 会 の 監 査 方 法 は 、 以 下 の と お り で あ る 。 内 部 統 制 の 整 備 と 運 用 に つ い て は 、会 長 を 委 員 長 と す る リ ス ク マ ネ ジ メ ン ト 委 員 会 が 5 回 開 催 さ れ 、 出 席 し て 対 応 状 況 を 確 認 し た 。 ま た 、 リ ス ク 管 理 室 か ら 、内 部 統 制 の 推 進 に つ い て 定 期 的 に 報 告 を 受 け る と と も に 意 見 交 換 を 行 っ た 。コ ン プ ラ イ ア ン ス に 関 わ る 事 案 が 発 生 し た 場 合 に は 、そ の 都 度 報 告 を 受 け 、理 事 や 部 局 長 等 に 背 景 や 今 後 の 対 応 策 を 確 認 し た 。職 員 に 対 す る 懲 戒 処 分 が 決 定 さ れ た 場 合 は 、処 分 の 内 容 や 理 由 の 説 明 を 受 け た 。 I T 統 制 の 推 進 に つ い て は 、N H K グ ル ー プ 全 体 の I T 統 制 の 強 化 を 目 的 と し て 設 置 さ れ た I T 統 制 委 員 会 が 6 回 開 催 さ れ 、出 席 し て 対 応 状 況 を 確 認 し た 。 内 部 監 査 の 状 況 に つ い て は 、内 部 監 査 室 か ら 定 期 的 に 報 告 を 受 け た ほ か 意 見 交 換 を 行 っ た 。 監 査 結 果 で 改 善 が 必 要 と 指 摘 さ れ た 事 項 に つ い て は 、 そ の 後 の 改 善 状 況 に つ い て 内 部 監 査 室 に 説 明 を 求 め る と と も に 、必 要 に 応 じ 関 係 者 か ら 聴 取 し 、 背 景 や 今 後 の 取 り 組 み を 確 認 し た 。 協 会 に よ る 子 会 社 管 理 状 況 に つ い て は 、内 部 統 制 関 係 議 決 の 改 正( 平 成 2 8 年 4 月 1 日 施 行 )を 受 け 、関 連 事 業 統 括 理 事 か ら 定 期 的 に 報 告 を 受 け る と と も に 、子 会 社 1 3 社 す べ て の 社 長 へ の ヒ ア リ ン グ を 実 施 し 、さ ら に 内 部 監 査 室 か ら 関 連 団 体 調 査 結 果 の 説 明 を 受 け た 。 重 要 業 務 の 執 行 状 況 に つ い て は 、原 則 毎 週 開 催 さ れ る 理 事 会 ・ 役 員 会 に 出 席 ま た は 資 料 等 を 査 閲 し て 確 認 し た 。そ の 他 の 重 要 な 会 議 と し て は 、2 回 開 催 さ れ た 関 連 団 体 協 議 会 に 出 席 し た 。さ ら に 、経 営 の 諸 課 題 な ど を 検
討 す る こ と を 目 的 に 設 立 さ れ た 、 会 長 、 副 会 長 、 理 事 等 か ら な る 「 経 営 企 画 会 議 」( 平 成 2 9 年 1 月 2 5 日 に「 経 営 会 議 」に 改 変 )の 議 論 の 状 況 に つ い て 、 経 営 企 画 局 長 か ら 随 時 、 報 告 を 受 け た 。 ま た 、協 会 が 作 成 し た 四 半 期 業 務 報 告 書 お よ び 業 務 報 告 書 を 査 閲 し 、会 長 、 副 会 長 、 理 事 、 部 局 長 等 か ら 説 明 を 受 け た 。 さ ら に 、 松 山 、 福 岡 、 札 幌 、 仙 台 、 広 島 、 大 阪 、 名 古 屋 の 7 地 域 拠 点 局 長 、 お よ び 室 蘭 、 函 館 、 高 松 、 熊 本 、 横 浜 、 前 橋 、 旭 川 、 山 形 、 宮 崎 、 和 歌 山 、 徳 島 の 1 1 地 域 放 送 局 長 か ら 説 明 を 受 け た 。訪 問 し た 放 送 局 で は 非 常 時 に 備 え た 放 送 設 備 や 番 組 制 作 現 場 の 視 察 等 を 行 っ た 。海 外 総 支 局 で は ア メ リ カ 総 局 、ワ シ ン ト ン 支 局 の 視 察 を 行 い 、 業 務 内 容 等 の 説 明 を 受 け た 。 本 部 で は 、 災 害 対 策 訓 練 や 4 K・8 K 試 験 放 送 の テ ク ニ カ ル オ ペ レ ー シ ョ ン セ ン タ ー 等 を 視 察 し た 。 経 営 委 員 会 委 員 の 職 務 執 行 の 状 況 の 確 認 に つ い て は 、原 則 月 2 回 開 催 さ れ る 経 営 委 員 会 へ の 出 席 、「 経 営 委 員 会 委 員 の 服 務 に 関 す る 準 則 」 の 遵 守 に 関 し 全 委 員 か ら 提 出 さ れ た 「 確 認 書 」 等 に よ り 行 っ た 。 監 査 委 員 会 を 2 5 回 開 催 し た 。2 9 年 1 月 2 4 日 に 上 田 良 一 が 監 査 委 員 の 職 を 辞 し 、1 月 2 5 日 に 新 た に 本 田 勝 彦 が 監 査 委 員 に 任 命 さ れ た 。2 9 年 2 月 1 6 日 に 、 新 た に 高 橋 正 美 が 監 査 委 員 に 任 命 さ れ 、 同 日 、 本 田 勝 彦 が 監 査 委 員 を 退 任 し た 。
Ⅳ 会 長 、 副 会 長 、 理 事 の 職 務 執 行 の 監 査 会 長 、 副 会 長 、 理 事 の 職 務 執 行 に つ い て は 、 最 初 に 平 成 2 8 年 度 監 査 実 施 計 画 に 基 づ く 重 点 監 査 項 目 ご と に 、協 会 の 主 た る 取 り 組 み 状 況 と 、会 長 、 副 会 長 、 理 事 の 認 識 を 記 載 す る 。 続 い て 、 そ の 他 の 監 査 項 目 、 さ ら に 、 財 政 の 状 況 等 を 記 載 す る 。 1 重 点 監 査 項 目 ( 1 ) 内 部 統 制 の 推 進 お よ び リ ス ク マ ネ ジ メ ン ト へ の 取 り 組 み ① 業 務 の 取 り 組 み 状 況 協 会 は 、N H K グ ル ー プ 全 体 で の コ ン プ ラ イ ア ン ス の 徹 底 を 大 き な 課 題 と し 、本 部 各 部 局 お よ び 放 送 局 で 繰 り 返 し 指 摘 さ れ て い る 業 務 プ ロ セ ス 上 の 課 題 の 改 善 や 、関 連 団 体 の ガ バ ナ ン ス 強 化 に 取 り 組 ん だ 。業 務 プ ロ セ ス 上 の 課 題 の 改 善 で は 、タ ク シ ー の 使 用 要 領 の 一 部 を 改 正 し て 、適 正 使 用 の 推 進 を 図 る と と も に 、 全 部 局 で リ ス ク の 「 見 え る 化 」 の チ ェ ッ ク シ ー ト に よ る 重 点 リ ス ク の 点 検 な ど を 行 い 、特 に 勤 務 実 態 の 把 握 な ど 労 務 関 連 の リ ス ク に つ い て は 、 全 国 の 責 任 者 へ 改 め て 注 意 喚 起 を 行 っ た 。 し か し 、 こ う し た 活 動 の 中 で 、 年 度 の 半 ば か ら 後 半 に か け て 、 地 域 の 放 送 局 で 不 祥 事 が 相 次 い だ 。静 岡 放 送 局 副 局 長 の 窃 盗 容 疑 で の 逮 捕 、横 浜 放 送 局 営 業 職 員 に よ る 着 服 、福 島 放 送 局 記 者 の タ ク シ ー 券 の 不 正 使 用 、そ し て 山 形 放 送 局 記 者 が 強 姦 致 傷 等 の 容 疑 で 逮 捕 さ れ る な ど 、協 会 へ の 信 頼 を 揺 る が す 事 案 が 立 て 続 け に 起 こ っ た 。 ま た 、 長 崎 放 送 局 が 受 信 料 の 契 約 ・ 収 納 業 務 を 委 託 し て い る 会 社 の 元 社 員 に よ る 、不 正 な 衛 星 契 約 手 続 き も 判 明 し た 。 協 会 は 、公 金 の 着 服 や タ ク シ ー 券 の 不 正 使 用 等 に つ い て は 、各 放 送 局 の チ ェ ッ ク 体 制 等 を 再 確 認 す る 緊 急 の 全 国 調 査 を 行 い 、そ れ ぞ れ の 事 案 に 関 し て は 再 発 防 止 策 の 徹 底 を 指 示 し 、さ ら に 、不 祥 事 の 公 表 に 関 す る 規 程 な ど を 定 め た 。 ま た 、 営 業 の 委 託 先 会 社 元 社 員 の 不 正 に つ い て は 、 全 国 で 長
崎 と 同 様 の 不 正 な 衛 星 契 約 が な い か な ど を 確 認 す る 調 査 を 行 い 、再 発 防 止 の 取 り 組 み を 進 め 、 適 正 な 契 約 手 続 き の 徹 底 を 図 っ て い く と し た 。 内 部 監 査 室 は 、 定 期 監 査 と し て 本 部 1 3 部 局 、 海 外 7 総 支 局 、 地 域 拠 点 局 3 局 、 地 域 放 送 局 2 1 局 の 監 査 、 お よ び シ ス テ ム 監 査 、 放 送 セ ン タ ー 建 替 業 務 監 査 を 実 施 し た 。 ま た 、 2 8 年 度 は N H K グ ル ー プ の ガ バ ナ ン ス ・ 内 部 統 制 強 化 を 目 的 と し て 、子 会 社 1 3 社 す べ て で 、自 主 事 業 も 含 め た 業 務 プ ロ セ ス の 調 査 を 実 施 し た 。 情 報 セ キ ュ リ テ ィ の 強 化 に 関 し て は 、2 8 年 度 の I T 統 制 重 点 活 動 に の っ と っ て 、高 度 化 す る サ イ バ ー 攻 撃 へ の 対 策 を 進 め 、グ ル ー プ 全 体 の ネ ッ ト ワ ー ク 監 視 や 各 関 連 団 体 に お け る I T リ ス ク の 調 査 な ど を 行 っ た 。2 月 1 日 か ら 3 月 1 8 日 の サ イ バ ー セ キ ュ リ テ ィ 月 間 で は 、リ オ 五 輪 で の セ キ ュ リ テ ィ 対 策 を 題 材 に し た 勉 強 会 な ど を 実 施 し た 。 ② 会 長 、 副 会 長 、 理 事 の 認 識 コ ン プ ラ イ ア ン ス 統 括 理 事 は「 不 祥 事 の 再 発 防 止 は 対 症 療 法 だ け で は だ め で 、複 雑 な ル ー ル の 見 直 し や 、I C T の 導 入 に よ る チ ェ ッ ク 機 能 の 刷 新 な ど 、 踏 み 込 ん で 取 り 組 ま な け れ ば な ら な い 。 内 部 統 制 は 、 管 理 や 監 視 が 強 化 さ れ る だ け で は な く 、働 き 方 が よ り 良 く な る と い う こ と を 実 感 し て も ら う こ と が 重 要 だ と 思 う 」 と の 認 識 を 示 し た 。 人 事 ・ 労 務 担 当 理 事 は 「 労 務 リ ス ク へ の 対 応 と し て 、 勤 務 管 理 を す る 管 理 職 が コ ス ト 意 識 や 人 材 育 成 の 意 識 を 高 め 、業 務 ス ク ラ ッ プ な ど に よ る 働 き 方 改 革 に 危 機 感 を も っ て 取 り 組 ん で い か な け れ ば な ら な い 」と の 認 識 を 示 し た 。 情 報 シ ス テ ム ・ セ キ ュ リ テ ィ 統 括 理 事 は「 情 報 セ キ ュ リ テ ィ 強 化 の た め に は 、専 門 的 な ノ ウ ハ ウ と マ ン パ ワ ー が 必 要 だ 。N H K グ ル ー プ を 活 用 し て 、子 会 社 に い る 情 報 処 理 の 資 格 を 持 っ た 技 術 者 な ど の 人 的 資 産 を 最 大 限
副 会 長 は 「 内 部 統 制 の 仕 組 み 、 制 度 は 整 っ て き た が 、 こ れ か ら ど う 実 効 性 を 上 げ て い く か が 課 題 だ 。サ イ バ ー 攻 撃 に つ い て は 、実 際 に 外 国 の 放 送 局 で も 被 害 が 出 て お り 、情 報 セ キ ュ リ テ ィ の 強 化 は 必 須 で あ る 。放 送 の 継 続 と 情 報 漏 え い 防 止 は 、次 期 経 営 計 画 で も 重 要 な 柱 に な る と 思 う 」と の 認 識 を 示 し た 。 会 長 は 「 不 正 が 起 き る と 、 そ の 都 度 、 再 発 防 止 の た め に ル ー ル を 改 め て き た が 、 ル ー ル が 複 雑 化 し て 、 か え っ て 徹 底 さ れ に く い 面 も 出 て き た 。 ル ー ル と そ の チ ェ ッ ク 体 制 、さ ら に は 倫 理 教 育 な ど 、不 祥 事 を 起 こ さ せ な い 効 果 的 で 効 率 的 な 仕 組 み を 根 本 か ら 考 え て い き た い 」 と の 認 識 を 示 し た 。 ( 2 ) グ ル ー プ 経 営 改 革 の 取 り 組 み ① 業 務 の 取 り 組 み 状 況 協 会 は 、グ ル ー プ 全 体 で の 最 適 な 業 務 体 制 の 構 築 に 向 け 、関 連 団 体 の 評 価 の 在 り 方 を 、こ れ ま で の 主 に 財 務 指 標 の 増 減 で 評 価 す る 仕 組 み か ら 、協 会 が 求 め る 役 割 の 達 成 や 、効 率 的 な 業 務 運 営 、ガ バ ナ ン ス 強 化 へ の 取 り 組 み な ど を 重 視 す る 仕 組 み へ と 見 直 し た 。ま た 、子 会 社 の 業 務 の「 見 え る 化 」 を 自 主 事 業 に ま で 拡 大 し 、協 会 が 子 会 社 の 業 務 全 体 を 把 握 し た う え で 、本 体 お よ び 関 連 団 体 の 役 割 分 担 を 明 確 に す る 方 針 を 示 し た 。子 会 社 等 に 対 す る 指 導 ・ 監 督 機 能 の 強 化 に 関 し て は 、こ れ ま で の 関 連 事 業 局 等 に よ る 横 断 的 な 「 ヨ コ 」 の 管 理 に 加 え 、 各 子 会 社 を 所 管 す る 部 局 に よ る 「 タ テ 」 の 管 理 を 明 確 に 定 め 、 毎 月 、 マ ネ ジ メ ン ト 連 絡 会 を 開 催 す る よ う に し た 。 さ ら に 、子 会 社 の 利 益 剰 余 金 の 適 正 な 還 元 に つ い て も 検 討 を 進 め 、必 要 運 転 資 金 の 圧 縮 や 特 例 配 当 の 考 え 方 な ど を 明 記 し た 新 し い 配 当 方 針 を 定 め た 。 協 会 は 1 1 月 、「 グ ル ー プ 経 営 改 革 の 検 討 課 題 」と し て 、よ り 効 率 的 な 連 携 や ガ バ ナ ン ス 強 化 等 の 4 項 目 を 策 定 し 、こ れ を 軸 に グ ル ー プ 経 営 改 革 を 進 め て い く 方 針 を 打 ち 出 し た 。検 討 課 題 の 一 つ で あ る 地 域 支 援 に つ い て は 、 関 連 団 体 の サ ポ ー ト の 在 り 方 に 関 し て 、全 国 調 査 と ヒ ア リ ン グ を 開 始 し た 。
協 会 は 2 8 年 度 、「 関 連 団 体 リ ス ク 点 検 チ ェ ッ ク シ ー ト 」 を 新 た に 導 入 し 、3 月 末 ま で に 、各 団 体 で 取 り 組 ん で い る リ ス ク コ ン ト ロ ー ル 状 況 の 報 告 が 行 わ れ た 。 内 部 監 査 室 は 、 子 会 社 1 3 社 す べ て で 、 自 主 事 業 も 含 め た 業 務 プ ロ セ ス の 調 査 を 実 施 し 、2 月 に は そ の 調 査 結 果 を 踏 ま え た ス キ ル ア ッ プ 研 修 を 実 施 し た 。ま た 、内 部 監 査 室 の 専 門 性 の 高 い 人 材 を 子 会 社 に 非 常 勤 監 査 役 と し て 就 任 さ せ 、 指 導 監 督 機 能 を 強 化 さ せ た 。 多 額 不 正 事 案 を 受 け て N H K ア イ テ ッ ク で は 、4 月 に 発 足 し た「 経 営 改 革 プ ロ ジ ェ ク ト 」を 中 心 に 抜 本 改 革 の 取 り 組 み が 進 め ら れ 、人 事 制 度 の 見 直 し 、リ ス ク マ ネ ジ メ ン ト 体 制 の 再 構 築 、管 理 職 改 革 や 地 域 組 織 の 再 編 な ど を 行 っ た 。 ② 会 長 、 副 会 長 、 理 事 の 認 識 関 連 事 業 統 括 理 事 は「 グ ル ー プ 経 営 改 革 の 取 り 組 み と し て 、子 会 社 業 務 の 『 見 え る 化 』 を 行 い 、 自 主 事 業 も 含 め て 子 会 社 が そ れ ぞ れ ど う い う 業 務 を 担 っ て い る か を き ち ん と 把 握 で き た こ と は 大 き な 意 味 が あ っ た 。委 託 業 務 の 適 正 化 、効 率 化 と い う 面 だ け で は な く 、今 後 は こ れ を も と に 本 体 と 関 連 団 体 の 役 割 分 担 の 見 直 し 、関 連 団 体 の 中 で の 業 務 の 再 分 担 な ど 、グ ル ー プ 全 体 の フ ォ ー メ ー シ ョ ン を 検 討 し て い き た い 」 と の 認 識 を 示 し た 。 地 域 改 革 プ ロ ジ ェ ク ト 統 括 理 事 は「 グ ル ー プ 経 営 改 革 と 地 域 支 援 は 連 動 し て い て 、拠 点 局 に よ っ て は 関 連 団 体 に 新 た な 報 道 支 援 を 試 験 的 に 担 っ て も ら う よ う 動 い て い る 。地 域 の イ ベ ン ト や 番 組 支 援 で も 、関 連 団 体 の 支 援 の 在 り 方 を 模 索 し て い て 、地 域 の 事 情 に あ わ せ て 多 様 性 を 重 視 し て 取 り 組 ん で い き た い 」 と の 認 識 を 示 し た 。 副 会 長 は「 N H K グ ル ー プ の 一 体 経 営 を 進 め る に は 、幹 部 ク ラ ス の 人 事 交 流 を 日 常 的 に 推 進 し て い く こ と が 大 切 だ 。互 い の 皮 膚 感 覚 が 分 か っ て く る と 、グ ル ー プ 経 営 は さ ら に 目 に 見 え る 形 で 動 き 出 す と 思 う 」と の 認 識 を
会 長 は「 N H K が 新 た な メ デ ィ ア 環 境 に 対 応 し て い く に は 、グ ル ー プ 経 営 の 徹 底 が 欠 か せ な い 。 業 務 の 『 見 え る 化 』 の 取 り 組 み を 受 け て 、 次 は 、 業 務 分 野 ご と に N H K 本 体 と 関 連 団 体 、外 部 プ ロ ダ ク シ ョ ン が そ れ ぞ れ ど う い う 役 割 を 担 う か を 、担 当 理 事 を 中 心 に 整 理 し て い く 」と の 認 識 を 示 し た 。 ( 3 ) 新 た な メ デ ィ ア 環 境 へ の 取 り 組 み ① 業 務 の 取 り 組 み 状 況 協 会 は 、 平 成 2 8 年 8 月 1 日 か ら 衛 星 に よ る 4 K ・ 8 K 試 験 放 送 「 N H K ス ー パ ー ハ イ ビ ジ ョ ン 」を 開 始 し た 。全 国 の 放 送 局 に 受 信 設 備 を 配 備 し 、 リ オ デ ジ ャ ネ イ ロ オ リ ン ピ ッ ク を は じ め と し て 、パ ブ リ ッ ク ビ ュ ー イ ン グ を 実 施 し た 。ま た 、番 組 全 編 に わ た っ て 初 め て 8 K で 国 際 共 同 制 作 し た 特 別 番 組 「 ル ー ブ ル 永 遠 の 美 」 な ど 、 4 K ・ 8 K コ ン テ ン ツ の 開 発 に も 取 り 組 ん だ 。 4 K ・ 8 K 実 用 放 送 に 向 け 、 総 務 省 に 対 し て 、 B S 右 旋 で 4 K 放 送 お よ び B S 左 旋 で 8 K 放 送 の 業 務 認 定 申 請 を 行 い 、1 月 に 基 幹 放 送 事 業 者 と し て 認 定 さ れ た 。 協 会 は 、熊 本 地 震 関 連 な ど 、国 民 生 活 や 社 会 全 体 に 大 き な 影 響 を 及 ぼ す 緊 急 ニ ュ ー ス に つ い て 、放 送 と 同 時 に イ ン タ ー ネ ッ ト で 提 供 し た 。6 月 に は 最 新 ニ ュ ー ス や 災 害 ・ 気 象 情 報 、 ラ イ ブ 映 像 な ど を 提 供 す る 「 N H K ニ ュ ー ス ・ 防 災 ア プ リ 」 を リ リ ー ス し た 。 8 月 の リ オ デ ジ ャ ネ イ ロ オ リ ン ピ ッ ク で 、 イ ン タ ー ネ ッ ト に よ る テ レ ビ 放 送 同 時 配 信 を 行 い 、 ま た 、 1 1 月 か ら 1 2 月 に か け て 、総 合 テ レ ビ に 加 え て E テ レ で 同 時 配 信 と 見 逃 し 配 信 の 実 験 を 実 施 し 、視 聴 者 ニ ー ズ の 把 握 や 配 信 の 負 荷 、権 利 処 理 の 課 題 な ど を 検 証 し た 。ラ ジ オ 放 送 の イ ン タ ー ネ ッ ト 同 時 配 信「 ら じ る ★ ら じ る 」は 、 9 月 1 日 か ら 新 た に 札 幌 ・ 広 島 ・ 松 山 ・ 福 岡 を 加 え て す べ て の 地 域 拠 点 局 で サ ー ビ ス を 始 め た 。 協 会 は 、 1 2 月 に 総 務 省 の 「 放 送 を 巡 る 諸 課 題 に 関 す る 検 討 会 」 で 、
2 0 1 9 年 か ら テ レ ビ 放 送 の 常 時 同 時 配 信 を 段 階 的 に 実 施 し た い 意 向 を 表 明 し 、 民 間 放 送 事 業 者 と と も に ヒ ア リ ン グ を 受 け た 。 一 方 、 2 月 に は 会 長 の 諮 問 機 関 と し て 外 部 の 有 識 者 を 委 員 と す る「 N H K 受 信 料 制 度 等 検 討 委 員 会 」 を 立 ち 上 げ 、 常 時 同 時 配 信 の 負 担 の 在 り 方 や 、 公 平 負 担 徹 底 の 在 り 方 、 受 信 料 体 系 の 在 り 方 に つ い て の 議 論 を 開 始 し た 。 ② 会 長 、 副 会 長 、 理 事 の 認 識 技 術 統 括 理 事 は「 技 術 研 究 は 幅 広 に い ろ い ろ な こ と に 取 り 組 ん で い る が 、 ど の 技 術 を ど の よ う な サ ー ビ ス に 生 か す の か 、経 営 方 針 と し て 決 定 す る こ と が 重 要 だ 。 8 K は 放 送 だ け に 生 か す の で な く 、 ふ さ わ し い 分 野 、 例 え ば 医 療 や 教 育 、芸 術 な ど へ 、N H K グ ル ー プ と し て 展 開 が 図 れ る の で は な い か 」 と の 認 識 を 示 し た 。 ネ ッ ト 展 開 統 括 理 事 は「 新 し い サ ー ビ ス へ の 取 り 組 み と 受 信 料 制 度 の 在 り 方 の 検 討 が 大 き な 課 題 で あ る 。 公 共 メ デ ィ ア と し て 、 信 頼 や 安 全 ・ 安 心 な ど 視 聴 者 の 求 め る 意 識 を 十 分 把 握 し 、様 々 な サ ー ビ ス を 展 開 す る こ と が 使 命 だ と 思 っ て い る 。そ の 前 提 と し て 、受 信 料 の 財 源 が 安 定 的 に 確 保 さ れ る こ と が 重 要 で あ る 」 と の 認 識 を 示 し た 。 放 送 統 括 理 事 は「 地 元 日 本 で 開 催 さ れ る 東 京 オ リ ン ピ ッ ク ・ パ ラ リ ン ピ ッ ク は 、視 聴 者 ニ ー ズ に 応 え 、世 界 最 高 水 準 の サ ー ビ ス を 提 供 し て い く こ と が 求 め ら れ る 。放 送 と デ ジ タ ル が 緊 密 に 連 携 し た サ ー ビ ス の べ ス ト ミ ッ ク ス の 在 り 方 を 模 索 し て い く 」 と の 認 識 を 示 し た 。 副 会 長 は「 ネ ッ ト 時 代 に あ っ て も 協 会 が 追 求 す べ き は 公 共 性 で あ る 。公 共 メ デ ィ ア に な っ て も 、災 害 に 加 え 教 育 や 地 域 が 大 事 で あ る こ と に は 変 わ り は な い 」 と の 認 識 を 示 し た 。 会 長 は 「 公 共 メ デ ィ ア と し て 、 4 K ・ 8 K と イ ン タ ー ネ ッ ト サ ー ビ ス を 具 体 的 に ど う い う 形 で 取 り 込 ん で い く か は 最 大 の 経 営 課 題 の 一 つ で あ る 。
わ せ て 、 こ う し た 課 題 に し っ か り 対 応 し て い く 」 と の 認 識 を 示 し た 。 ( 4 ) 放 送 セ ン タ ー 建 て 替 え に 向 け た 取 り 組 み ① 業 務 の 取 り 組 み 状 況 協 会 は 、東 京・渋 谷 の 放 送 セ ン タ ー を 2 0 2 0 年 か ら 現 在 の 敷 地 で 順 次 建 て 替 え 、あ わ せ て 3 つ の 建 物 を 2 0 3 6 年 ま で に 建 設 す る と し た 基 本 計 画 を 、 8 月 、 経 営 委 員 会 の 了 承 を 受 け て 公 表 し た 。 協 会 は 、基 本 計 画 に 沿 っ て 、2 9 年 度 の 業 者 選 定 に 向 け た 募 集 要 綱 の 作 成 を 進 め て お り 、業 者 募 集 の 準 備 段 階 か ら 業 者 決 定 ま で の 過 程 に お い て 、よ り 高 い 透 明 性 と 公 平 性 を 確 保 す る た め 、外 部 の 専 門 家 で 構 成 す る 技 術 審 査 委 員 会 を 設 置 し た 。さ ら に 、内 部 監 査 室 に お い て 新 た に 監 査 法 人 も 含 め た 専 門 チ ー ム を 編 成 し 、建 替 業 務 に 関 す る 中 長 期 の 監 査 方 針 を 作 成 し て 、放 送 セ ン タ ー 建 替 業 務 の 監 査 を 開 始 し た 。 ② 会 長 、 理 事 の 認 識 新 放 送 セ ン タ ー 業 務 統 括 理 事 は「 建 替 業 務 に つ い て は 、業 者 募 集 に 向 け た 作 業 と 、工 事 期 間 中 の 事 業 継 続 な ど 現 在 地 で の 建 て 替 え に 伴 う 諸 課 題 の 検 討 が 大 き な 柱 で あ る 。こ の プ ロ ジ ェ ク ト を 完 遂 さ せ る た め に 、業 者 選 定 に お け る 公 平 性・公 正 性 の 確 保 と い っ た リ ス ク マ ネ ジ メ ン ト を 適 切 に 行 い 、 透 明 性 を 高 く し て 説 明 責 任 を 果 た し て い く 」 と の 認 識 を 示 し た 。 会 長 は 「 今 後 、 業 者 選 定 と い う 重 要 な プ ロ セ ス を 迎 え る 中 で 、 リ ス ク マ ネ ジ メ ン ト に は 特 に 細 心 の 注 意 を 払 う 。事 業 継 続 の 課 題 に も い ろ い ろ な 工 夫 を し な が ら 取 り 組 ん で い く 」 と の 認 識 を 示 し た 。 ( 5 ) 国 際 発 信 力 の 強 化 に 向 け た 取 り 組 み ① 業 務 の 取 り 組 み 状 況 協 会 は 2 8 年 度 、東 京 オ リ ン ピ ッ ク ・ パ ラ リ ン ピ ッ ク を 4 年 後 に 控 え 海
外 発 信 の 強 化 を 進 め る 中 で 、ニ ュ ー ス の 充 実 、国 内 放 送 と の さ ら な る 連 携 、 日 本 へ の 関 心 を 高 め る 番 組 編 成 な ど を 重 点 に 国 際 放 送 の 刷 新 に 取 り 組 ん だ 。
外 国 人 向 け テ レ ビ 国 際 放 送 「 N H K ワ ー ル ド T V 」 で は 、 基 幹 ニ ュ ー ス 「 NHK NEWSLINE」 で 「 Eye on Asia」 の コ ー ナ ー を 新 設 し て ア ジ ア の 情 報 発 信 を 強 化 し 、「 NEWSROOM TOKYO」 で キ ャ ス タ ー が ア メ リ カ 大 統 領 選 挙 を ワ シ ン ト ン か ら 中 継 で 伝 え る な ど 、 ニ ュ ー ス 番 組 の 充 実 を 図 っ た 。 熊 本 地 震 か ら 半 年 と な る 1 0 月 に は 、九 州 の 各 放 送 局 と 連 携 し て 現 地 か ら 復 興 へ の 取 り 組 み な ど を 伝 え た ほ か 、2 8 年 度 に 地 域 の 放 送 局 が 国 内 で 放 送 し た ニ ュ ー ス 企 画 な ど 3 3 2 本 を 英 語 化 し て 発 信 し 、地 域 情 報 の 海 外 発 信 強 化 に 取 り 組 ん だ 。 訪 日 外 国 人 が 増 え る 中 で 実 用 的 な 観 光 情 報 番 組 「 J- Trip Plan」 や 、 海 外 で も 人 気 が 高 い 大 相 撲 の ダ イ ジ ェ ス ト 番 組 「 GRAND SUMO Highlights」 を 新 た に ス タ ー ト さ せ た 。 ま た 、協 会 は 国 際 放 送 の 一 層 の 普 及 を 図 る た め 、シ ン ガ ポ ー ル や イ ン ド ネ シ ア 、ア メ リ カ で 、番 組 の ト ー ク シ ョ ー な ど の プ ロ モ ー シ ョ ン 活 動 を 実 施 し た ほ か 、 放 送 後 に イ ン タ ー ネ ッ ト で 一 定 期 間 視 聴 で き る 「 ビ デ オ ・ オ ン ・ デ マ ン ド 」 で 提 供 す る 番 組 を 2 8 番 組 に 倍 増 し た 。 さ ら に 、 協 会 は 国 際 展 開 も 積 極 的 に 進 め 、 N H K ス ペ シ ャ ル 「 大 ア マ ゾ ン 」「 デ ィ ー プ ・ オ ー シ ャ ン 」「 戦 艦 武 蔵 の 最 期 」 な ど の 大 型 番 組 の 国 際 共 同 制 作 を 行 っ た ほ か 、ベ ト ナ ム で は 、子 会 社 の 日 本 国 際 放 送 と N H K エ デ ュ ケ ー シ ョ ナ ル が 協 力 し て 、 E テ レ の 幼 児 番 組 「 い な い い な い ば あ っ ! 」 の 現 地 語 版 を 制 作 し て 放 送 し た 。 ② 会 長 、 理 事 の 認 識 国 際 放 送 統 括 理 事 は「 海 外 か ら 日 本 の 地 方 へ の 関 心 が 高 ま っ て お り 、地
に よ る 発 信 も 充 実 さ せ て い く 。訪 日 外 国 人 の さ ら な る 増 加 が 見 込 ま れ る 中 、 滞 在 中 に 災 害 な ど か ら 身 を 守 っ て も ら う た め の 情 報 伝 達 も 必 要 だ 」と の 認 識 を 示 し た 。 会 長 は 「 国 際 放 送 は 、 流 す だ け で な く 、 実 際 に 見 て も ら わ な く て は い け な い 。イ ン タ ー ネ ッ ト も 利 用 し て も ら え る よ う に 、N H K ワ ー ル ド T V の ア プ リ や オ ン デ マ ン ド サ ー ビ ス に つ い て 、も っ と 知 っ て も ら う プ ロ モ ー シ ョ ン 活 動 に 力 を 入 れ て い き た い 」 と の 認 識 を 示 し た 。 2 そ の 他 の 監 査 項 目 ( 1 ) 災 害 報 道 の 取 り 組 み 協 会 は 、4 月 に 震 度 7 を 2 度 観 測 し た 熊 本 地 震 で 、東 日 本 大 震 災 の 教 訓 を 踏 ま え て 命 と 暮 ら し を 守 る た め の 情 報 を 確 実 に 届 け る た め 、イ ン タ ー ネ ッ ト に よ る ニ ュ ー ス の 同 時 配 信 を 実 施 し 、初 め て 地 域 拠 点 局 の テ レ ビ 放 送 や 地 域 の 放 送 局 の ラ ジ オ 放 送 も 提 供 し た 。緊 急 報 道 に 備 え て 整 備 を 進 め て き た イ ン タ ー ネ ッ ト 回 線 を 使 っ た I P 中 継 で 、本 震 の 発 生 か ら 1 1 分 後 に は 現 地 の 映 像 を 流 す な ど 、こ れ ま で 以 上 に 迅 速 に 状 況 を 伝 え た 。病 院 の 受 け 入 れ 状 況 や 給 水 所 な ど の ラ イ フ ラ イ ン 情 報 に つ い て は 、一 部 を 東 京 で 電 話 取 材 し て 原 稿 を 作 成 す る 遠 隔 支 援 を 初 め て 実 施 し た 。こ の 地 震 で 熊 本 県 南 阿 蘇 村 の 中 継 放 送 所 が 被 災 し 復 旧 困 難 と な っ た が 、東 日 本 大 震 災 の 教 訓 を 踏 ま え た 機 能 強 化 で 配 備 し た 非 常 用 送 信 車 で 放 送 を 確 保 し た 。 さ ら に 、 子 会 社 や 民 間 放 送 事 業 者 と と も に 仮 設 送 信 所 を 開 設 し て 放 送 を 継 続 し た 。 熊 本 地 震 で は 、ピ ー ク 時 は 1 日 で 6 0 0 人 以 上 と な っ た 全 国 か ら の 応 援 者 の 把 握 で 課 題 が 浮 か び 上 が り 、協 会 は 的 確 な 安 全 管 理 や 効 率 的 な 業 務 支 援 を 行 う た め の 要 員 情 報 シ ス テ ム や 電 子 地 図 シ ス テ ム の 開 発 を 進 め た 。 ま た 、8 月 に 観 測 史 上 初 め て 東 北 地 方 太 平 洋 側 に 上 陸 し た 台 風 1 0 号 で は 、夜 間 で も 災 害 状 況 を 確 認 で き る 高 感 度 カ メ ラ を 活 用 し た り 、I P 映 像 を ク ラ ウ ド 上 で 各 放 送 局 が 同 時 に 受 信 で き る「 Live-U マ ル チ ポ イ ン ト 」も
活 用 し た り し て 、 防 災 ・ 減 災 報 道 を 展 開 し た 。 台 風 1 0 号 の 際 の 高 齢 者 施 設 で の 避 難 を め ぐ る 課 題 な ど を 教 訓 に 、協 会 は 視 聴 者 が 災 害 の 危 険 性 を 自 分 の こ と と し て 受 け 止 め ら れ る よ う 、よ り き め 細 か な 防 災 ・ 減 災 報 道 の 伝 え 方 に つ い て 検 討 を 進 め て い る 。 協 会 は 2 8 年 度 、イ ン タ ー ネ ッ ト 上 に 公 開 さ れ て い る 災 害 や 事 故 に 関 す る 情 報 を 自 動 的 に 感 知 し 、ニ ュ ー ス の 現 場 に 通 知 す る「 一 報 覚 知 シ ス テ ム 」 の 運 用 を 始 め る な ど 、 緊 急 報 道 へ の 備 え を 強 化 し た 。 報 道 担 当 理 事 は「 災 害 時 に 市 町 村 の 単 位 で 危 な い と 呼 び か け る だ け で は 被 害 は 防 げ な い 。危 険 が 迫 っ て い る 場 所 は 詳 し い『 字 』( あ ざ )ま で 伝 え る な ど 災 害 報 道 の 手 法 を 改 善 し て い く 。災 害 時 に ス マ ー ト フ ォ ン な ど で 情 報 を 得 る 人 が 増 え て お り 、イ ン タ ー ネ ッ ト に よ る き め 細 か い 情 報 発 信 も 一 層 、 強 化 し て い く 」 と の 認 識 を 示 し た 。 ( 2 ) 編 成 ・ 番 組 の 取 り 組 み 協 会 は 2 8 年 度 、よ り 身 近 で 信 頼 で き る メ デ ィ ア へ の 発 展 と 、将 来 の 公 共 メ デ ィ ア へ の 進 化 を 見 据 え 、挑 戦 と 改 革 を 進 め る と し て 番 組 の 制 作 ・ 編 成 に 取 り 組 ん だ 。 総 合 テ レ ビ は 平 日 夜 間 で 大 規 模 な 番 組 改 定 を 行 っ た 。そ の 結 果 、演 歌 か ら J - P O P ま で 多 彩 な 歌 手 が 出 演 す る 「 う た コ ン 」 や 、 1 週 完 結 に リ ニ ュ ー ア ル し た 「 鶴 瓶 の 家 族 に 乾 杯 」 な ど 、 新 設 し た り 拡 充 、 移 設 し た り し た 番 組 の 多 く で 世 帯 視 聴 率 が 前 年 を 上 回 っ た 。し か し 、課 題 と し て い た 現 役 世 代 の 視 聴 率 は 、 6 0 歳 以 上 と の 違 い が 依 然 と し て 残 さ れ た 。 協 会 は 、伊 勢 志 摩 サ ミ ッ ト や オ バ マ 大 統 領 の 広 島 訪 問 を 現 地 の 中 継 を 交 え て 放 送 す る な ど 、 視 聴 者 の 関 心 が 高 い 出 来 事 を 特 設 ニ ュ ー ス で 伝 え た 。 ま た 、 N H K ス ペ シ ャ ル 「 私 は 家 族 を 殺 し た “ 介 護 殺 人 ” 当 事 者 た ち の 告 白 」、「 調 査 報 告 相 模 原 ・障 害 者 殺 人 事 件 」、「 見 え な い“ 貧 困 ”~ 未 来 を
さ ら に 、イ ギ リ ス の E U 離 脱 の 是 非 を 問 う 国 民 投 票 や ア メ リ カ 大 統 領 選 挙 に つ い て 、世 界 情 勢 の 動 向 と 今 後 の 日 本 に 及 ぼ す 影 響 を 考 え る 特 集 番 組 を 編 成 し た 。 ラ ジ オ で は 「 震 災 6 年 福 島 避 難 者 迫 ら れ る 決 断 」 の 特 別 番 組 を 編 成 し た ほ か 、「 N H K ジ ャ ー ナ ル 」 で リ ス ナ ー の 関 心 が 高 い が ん 治 療 に つ い て 特 集 シ リ ー ズ を 組 ん だ 。 イ ン タ ー ネ ッ ト サ ー ビ ス で は 、相 模 原 市 の 障 害 者 殺 傷 事 件 の 犠 牲 者 1 9 人 の エ ピ ソ ー ド を 紹 介 す る 特 設 サ イ ト 「 1 9 の い の ち 」 を 設 け た ほ か 、 さ ま ざ ま な 番 組 の 魅 力 を ネ ッ ト 動 画 の コ ン テ ン ツ で 若 い 世 代 に 向 け て S N S な ど で 発 信 す る 「 1 . 5 チ ャ ン ネ ル 」 を 開 始 す る な ど 、 ニ ュ ー ス や 番 組 と 連 動 し た ネ ッ ト に よ る 情 報 発 信 を 強 化 し た 。 協 会 は 、1 0 月 か ら 録 画 再 生 で の 視 聴 を 示 す「 タ イ ム シ フ ト 視 聴 率 」や 、 リ ア ル タ イ ム と 録 画 再 生 の い ず れ か で の 視 聴 を 示 す「 総 合 視 聴 率 」を 利 用 し て 、 番 組 の 視 聴 動 向 の 把 握 を 進 め た 。 番 組 担 当 理 事 は「 必 ず し も す べ て の 番 組 で 現 役 世 代 の 獲 得 を 目 指 す の で は な く 、番 組 ご と に タ ー ゲ ッ ト の 年 代 を 定 め て 内 容 を 工 夫 す る こ と も 大 切 だ 。 若 い 世 代 に は S N S の 『 1 . 5 チ ャ ン ネ ル 』 な ど の 取 り 組 み に 接 触 し て も ら い 、N H K の テ レ ビ を 見 て も ら う き っ か け を 作 り た い 」と の 認 識 を 示 し た 。 放 送 統 括 理 事 は「 若 い 世 代 が テ レ ビ を 見 な く な っ て い る が 、映 像 コ ン テ ン ツ そ の も の に 関 心 が な く な っ て い る わ け で は な い 。い つ で も 好 き な 時 に コ ン テ ン ツ に 触 れ ら れ る よ う に す る な ど 、若 い 世 代 に 向 け た 見 せ 方 を 根 本 的 に 考 え て い く 必 要 が あ る 」 と の 認 識 を 示 し た 。 ( 3 ) オ リ ン ピ ッ ク ・ パ ラ リ ン ピ ッ ク の 取 り 組 み 協 会 は 、 リ オ デ ジ ャ ネ イ ロ オ リ ン ピ ッ ク ・ パ ラ リ ン ピ ッ ク で 、 過 去 最 大 規 模 の デ ジ タ ル サ ー ビ ス を 展 開 し 、4 K ・ 8 K 放 送 の ノ ウ ハ ウ を 蓄 積 す る
と と も に 、 2 0 2 0 年 の 東 京 大 会 で の 放 送 ・ サ ー ビ ス の 課 題 を 検 証 し た 。 オ リ ン ピ ッ ク で は 、海 外 で の オ ペ レ ー シ ョ ン と し て は こ れ ま で で 最 も 多 い 約 3 7 0 人 の 職 員 を 現 地 に 派 遣 し た 。デ ジ タ ル サ ー ビ ス で は 、テ レ ビ の 放 送 を 同 時 に イ ン タ ー ネ ッ ト で 配 信 す る「 試 験 的 提 供 A 」を 競 泳 や 卓 球 な ど の 決 勝 種 目 を 中 心 に 実 施 し た 。中 継 放 送 し て い な い 競 技 の 映 像 を イ ン タ ー ネ ッ ト で 提 供 す る 「 ラ イ ブ ス ト リ ー ミ ン グ 配 信 」 は 、 ロ ン ド ン 大 会 の 3 倍 近 い 2 , 5 0 0 時 間 あ ま り を 提 供 し た 。 競 技 の ハ イ ラ イ ト 場 面 を コ ン パ ク ト に ま と め た「 ハ イ ラ イ ト 動 画 」は 、タ イ ト ル を 興 味 を 引 く よ う 工 夫 し 、 Y o u T u b e の N H K 公 式 チ ャ ン ネ ル で も 配 信 し て 若 い 年 齢 層 に も よ く 見 ら れ た 。ま た 、8 K 中 継 車 2 台 を 現 地 に 派 遣 し て 合 計 7 2 時 間 制 作 し 、 ス ー パ ー ハ イ ビ ジ ョ ン の 試 験 放 送 で 中 継 、 も し く は 録 画 で 放 送 し た 。 一 方 、パ ラ リ ン ピ ッ ク で は 初 め て 競 技 の 中 継 放 送 を 行 い 、テ レ ビ の 放 送 時 間 は 合 計 1 3 3 時 間 と 前 回 の ロ ン ド ン 大 会 の 約 3 倍 に な っ た 。ま た 、E テ レ で は 、障 害 が あ る 人 た ち に 向 け て 、字 幕 や 解 説 音 声 に 加 え て 手 話 を 付 け た ユ ニ バ ー サ ル 放 送 を 行 っ た 。 協 会 は 、 1 0 月 に 「 2 0 2 0 東 京 オ リ ン ピ ッ ク ・ パ ラ リ ン ピ ッ ク 実 施 本 部 」を 発 足 さ せ 、実 施 本 部 の 役 割 や 東 京 大 会 へ の 課 題 な ど に つ い て 地 域 拠 点 局 で 説 明 会 を 開 き 、大 会 に 向 け た 取 り 組 み に つ い て の 情 報 共 有 を 図 っ た 。 B S 1 で は 週 末 に オ リ ン ピ ッ ク ・ パ ラ リ ン ピ ッ ク ゾ ー ン を 新 設 し 、出 場 を 目 指 す 選 手 や 支 え る 人 た ち を 紹 介 す る「 東 京 オ リ パ ラ 団 」な ど の 番 組 を 開 始 し た 。 実 施 本 部 長 を 務 め る 放 送 統 括 理 事 は「 東 京 大 会 で は ス ー パ ー ハ イ ビ ジ ョ ン を 生 か し て 放 送 を 高 度 化 す る と と も に 、イ ン タ ー ネ ッ ト サ ー ビ ス を 一 層 充 実 さ せ て 、い つ で も ど こ で も 見 た い 映 像 や 知 り た い 競 技 情 報 を 提 供 し て い く 。パ ラ リ ン ピ ッ ク で は 競 技 の 魅 力 を 伝 え る と と も に 、障 害 者 と の 共 生 社 会 へ の 理 解 を 深 め る 多 様 な 放 送 ・ サ ー ビ ス を 展 開 し た い 」と の 認 識 を 示
( 4 ) 営 業 改 革 の 推 進 協 会 は 、受 信 料 の 公 平 負 担 の 徹 底 に 向 け 、2 9 年 度 末 に「 支 払 率 8 0 % 」 「 衛 星 契 約 割 合 5 0 % 」と す る 目 標 を 掲 げ 、営 業 改 革 を 推 進 す る と と も に 、 受 信 契 約 の 増 加 と 受 信 料 の 確 実 な 収 納 に 取 り 組 ん だ 。 よ り 効 果 的 ・ 効 率 的 な 営 業 活 動 を 推 進 す る た め に 、法 人 へ の 委 託 を 積 極 的 に 進 め 、2 8 年 度 末 の 法 人 委 託 に よ る 世 帯 カ バ ー 率 は 大 都 市 圏 で 6 4 % 、 取 次 に 占 め る 割 合 も 大 都 市 圏 で 7 9 % と な っ た 。 ま た 、「 訪 問 に よ ら な い 契 約・収 納 手 法 の 開 発 」に 引 き 続 き 取 り 組 み 、ガ ス 事 業 者 と の 連 携 強 化 に よ る 住 所 変 更 取 次 や 、郵 便 局 の 情 報 に 基 づ く 転 居 者 へ の 文 書 送 付 、 電 話 料 金 等 と の 一 括 支 払 い な ど の 拡 大 を 図 っ た 。 支 払 率 8 0 % を 目 指 し て 、全 局 体 制 で 取 り 組 ん で い る「 タ ー ゲ ッ ト 8 0 」 活 動 で は 、 大 都 市 圏 対 策 と し て 東 京 都 荒 川 区 で 「 N H K コ ミ ュ ニ テ ィ ー ・ ス ク ー ル i n 南 千 住 」を 開 催 し た ほ か 、東 京 を 中 心 に 首 都 圏 を 掘 り 下 げ る 情 報 番 組 「 T O K Y O デ ィ ー プ ! 」 や 地 域 ド ラ マ な ど 、 放 送 番 組 や イ ベ ン ト な ど と 連 動 し た 営 業 活 動 を 展 開 し た 。 契 約 総 数 の 増 加 は 5 2 万 件 、衛 星 契 約 の 増 加 は 6 9 万 件 と な り 、い ず れ も 年 度 目 標 を 達 成 し た 。2 8 年 度 末 の 支 払 率 は 7 9 % と な り 、2 7 年 度 末 に 比 べ 2 ポ イ ン ト 上 昇 し た 。衛 星 契 約 割 合 は 5 0 % と な り 、1 年 前 倒 し で 目 標 値 に 到 達 し た 。受 信 料 収 入 額 は 6 ,7 6 9 億 円 で 、営 業 経 費 率 は 1 0 . 8 % ( 前 年 度 比 0 .2 ポ イ ン ト 減 ) と な っ た 。 一 方 で 、ふ れ あ い セ ン タ ー に 寄 せ ら れ る 訪 問 要 員 に 関 す る お 客 様 か ら の ご 意 見 が 増 加 し 、委 託 先 会 社 の 元 社 員 に よ る 不 正 な 衛 星 契 約 手 続 き も 発 生 し た 。協 会 は 、全 国 で 同 様 の 不 正 な 契 約 手 続 き が な い か 調 査 を 行 う と と も に 、 訪 問 要 員 の お 客 様 対 応 の 品 質 向 上 に 取 り 組 ん で い る 。 営 業 統 括 理 事 は 「 2 8 年 度 は 受 信 契 約 数 が 4 , 0 0 0 万 件 に 、 衛 星 契 約 数 が 2 , 0 0 0 万 件 に 到 達 す る な ど 、 計 画 を 上 回 る 業 績 を 確 保 し 、 大 き な 節 目 の 年 に な っ た 。一 方 で 、訪 問 要 員 の 確 保 と 法 人 委 託 の 質 の 向 上 が 課 題
で あ り 、 指 導 ・ 育 成 に 重 点 的 に 取 り 組 ん で い く 」 と の 認 識 を 示 し た 。 ( 5 ) 組 織 改 革 ・ 人 材 育 成 の 取 り 組 み 協 会 は 、「 取 材 ・ 制 作 力 の 強 化 」「 新 サ ー ビ ス 対 応 」 と 、 東 京 オ リ ン ピ ッ ク ・ パ ラ リ ン ピ ッ ク に 備 え て 、約 2 0 0 人 の 要 員 シ フ ト を 行 う 2 9 年 度 要 員 計 画 を 策 定 し た 。組 織 改 正 で は「 放 送 セ ン タ ー 建 替 本 部 」「 2 0 2 0 東 京 オ リ ン ピ ッ ク ・ パ ラ リ ン ピ ッ ク 実 施 本 部 」 を 設 置 し た 。 ま た 、 人 材 育 成 で は 、 海 外 企 業 イ ン タ ー ン シ ッ プ 派 遣 や 指 導 ・ 管 理 職 層 を 対 象 と す る 部 外 研 修 派 遣 を 新 設 す る な ど 、マ ネ ジ メ ン ト 人 材 の 育 成 を 推 進 し た 。 協 会 は 、ダ イ バ ー シ テ ィ 推 進 に 向 け て 在 宅 勤 務 制 度 や 事 業 所 内 保 育 施 設 の 安 定 運 用 を 図 る と と も に 、「 育 児 休 業 復 職 支 援 セ ミ ナ ー 」及 び「 働 き 方 に 制 約 の あ る 職 員 の 指 導 ・ 育 成 術 研 修 」 を 新 設 し た 。 2 8 年 度 の 女 性 管 理 職 の 割 合 は 7 . 3 % で 、 前 年 度 か ら 1 . 2 ポ イ ン ト 上 昇 し た 。 人 事 ・ 労 務 統 括 理 事 は 「 働 き 方 改 革 で は 、 記 者 勤 務 に つ い て 裁 量 労 働 制 の 導 入 を 決 め る な ど 、こ の 1 年 さ ま ざ ま な 取 り 組 み を 行 っ て き た 。2 9 年 度 は 、 新 た な 取 り 組 み 『 働 き 方 チ ャ レ ン ジ 』 を 開 始 し 、 休 暇 取 得 日 数 な ど の 数 値 目 標 達 成 に 向 け て 取 り 組 ん で い く 」 と の 認 識 を 示 し た 。 ( 6 ) 経 営 計 画 の 達 成 状 況 を は か る 世 論 調 査 に つ い て 協 会 は 、経 営 計 画 の 重 点 方 針 の 達 成 状 況 を は か る 1 4 の 経 営 指 標 を 設 け 、 半 期 ご と に 世 論 調 査 を 実 施 し て い る 。1 4 の 指 標 そ れ ぞ れ に つ い て 、N H K に 対 す る 視 聴 者 の 期 待 度 と 実 現 度 を 尋 ね 、期 待 度 に 実 現 度 を で き る だ け 近 づ け る こ と を 目 標 に 事 業 運 営 を 進 め て い る 。 平 成 2 9 年 1 月 に 実 施 し た 調 査 で は 、2 8 年 1 月 の 調 査 に 比 べ 、「 公 平・ 公 正 」「 正 確 ・ 迅 速 な 情 報 提 供 」「 多 角 的 論 点 の 提 示 」「 記 録 ・ 伝 承 」「 文 化
に お い て 、視 聴 者 の N H K に 対 す る 期 待 度 の 大 き さ は 変 わ ら な い ま ま 実 現 度 の 評 価 が 上 昇 し 、 期 待 度 と 実 現 度 の 差 が 縮 小 し た 。 調 査 時 期 に は 、 ア メ リ カ 大 統 領 選 挙 関 連 や 各 地 に 被 害 を も た ら し た 大 雪 な ど 、視 聴 者 の 関 心 が 高 い ニ ュ ー ス が あ っ た 。 協 会 は 、 N H K の 放 送 や サ ー ビ ス に 接 し 、 内 容 を 知 っ て も ら う こ と が 、 N H K に 対 す る 視 聴 者 の 期 待 度 に 実 現 度 を 近 づ け る こ と に つ な が る と 受 け と め て お り 、公 共 放 送 と し て の 役 割 を 果 た し て い く こ と で 評 価 の 維 持 向 上 に 努 め た い と し て い る 。 経 営 企 画 統 括 理 事 は 「 1 4 の 指 標 の 調 査 結 果 で は 、 今 回 特 に 『 公 平 ・ 公 正 』『 正 確 ・ 迅 速 な 情 報 提 供 』『 多 角 的 論 点 の 提 示 』 な ど の 期 待 度 と 実 現 度 の 差 が 縮 ま っ て お り 、協 会 の ニ ュ ー ス を 含 め た コ ン テ ン ツ の 力 が 視 聴 者 に 届 い て い る と 受 け と め て い る 。そ う し た 点 を デ ジ タ ル サ ー ビ ス に も 展 開 し 、 視 聴 者 の 期 待 に 応 え て い き た い 」 と の 認 識 を 示 し た 。 3 財 政 状 況 の 確 認 財 政 の 状 況 に つ い て 、 原 則 と し て 毎 月 、 経 理 局 か ら 説 明 を 受 け 、 予 算 の 執 行 状 況 を 継 続 的 に 確 認 し た 。ま た 、契 約・収 納 活 動 状 況 に つ い て 、毎 月 、 営 業 局 か ら 説 明 を 受 け 、 受 信 料 収 入 等 に つ い て 継 続 的 に 内 容 を 確 認 し た 。 四 半 期 業 務 報 告 、連 結 を 含 め た 中 間 決 算 報 告 お よ び 決 算 報 告 の 査 閲 に よ り 、 予 算 ・ 事 業 計 画 の 執 行 状 況 を 確 認 し た 。 4 会 長 、 副 会 長 、 理 事 の 経 費 監 査 会 長 、 副 会 長 、 理 事 の 役 員 交 際 費 、 出 張 旅 費 、 自 動 車 料 等 の 経 費 に つ い て 監 査 を 実 施 し た 。そ の 結 果 、経 費 処 理 の 手 続 き は 適 正 で あ る こ と を 確 認 し た 。
Ⅴ 経 営 委 員 会 委 員 の 職 務 執 行 の 監 査 1 特 別 監 査 項 目 ( 会 長 任 命 の プ ロ セ ス ) 監 査 委 員 会 は 、平 成 2 8 年 度 の 監 査 実 施 計 画 に お い て 、会 長 任 命 の プ ロ セ ス に お け る 放 送 法 お よ び 経 営 委 員 会 規 程 、「 経 営 委 員 会 委 員 の 服 務 に 関 す る 準 則 」 等 の 遵 守 に 関 す る 監 査 を 特 別 監 査 項 目 と し た 。 経 営 委 員 会 は 、会 長 が 平 成 2 9 年 1 月 に 任 期 満 了 を 迎 え る こ と か ら 、平 成 2 8 年 7 月 2 6 日 に 会 長 任 命 に 関 す る 指 名 部 会 を 立 ち 上 げ た 。指 名 部 会 は 、8 月 に 会 長 任 命 に か か る 内 規 を 確 認 し 、5 項 目 か ら な る 次 期 会 長 の 資 格 要 件 を 1 0 月 1 1 日 に 決 定 し た 。 1 0 月 2 5 日 に 籾 井 勝 人 会 長 ( 当 時 ) か ら 協 会 の 業 務 状 況 の 説 明 を 受 け 、1 1 月 8 日 に 最 終 候 補 者 選 考 の 手 続 き お よ び 経 営 委 員 会 で の 会 長 任 命 の 議 決 の 手 続 き を 確 認 し 、1 1 月 2 2 日 に 籾 井 会 長 の 業 績 評 価 に つ い て 任 期 中 の 事 実 関 係 を 確 認 し た 。1 2 月 6 日 に 、 指 名 部 会 で 籾 井 会 長 の 業 績 評 価 お よ び そ の 他 の 被 推 薦 者 に つ い て 審 議 し 、 次 期 会 長 の 最 終 候 補 者 と し て 上 田 良 一 氏 を 決 定 し た 。同 日 、経 営 委 員 会 は 、 全 会 一 致 で 上 田 氏 を 次 期 会 長 に 任 命 す る こ と を 決 定 し 、 公 表 し た 。 会 長 任 命 の 経 緯 は 、 指 名 部 会 の 議 事 録 ( 第 1 回 か ら 第 9 回 ) と し て 1 2 月 2 3 日 に 公 表 さ れ た 。 監 査 委 員 会 は 、次 期 会 長 の 任 命 プ ロ セ ス が 、所 定 の 手 続 き に 従 っ た 適 正 な も の だ っ た と 認 識 し て い る 。 2 職 務 執 行 の 監 査 経 営 委 員 会 委 員 の 職 務 執 行 の 状 況 に つ い て は 、原 則 月 2 回 開 催 さ れ る 経 営 委 員 会 へ の 出 席 と 、「 経 営 委 員 会 委 員 の 服 務 に 関 す る 準 則 」 の 遵 守 に 関 し 全 委 員 か ら 提 出 さ れ た 「 確 認 書 」 等 に よ り 確 認 し た 。 ま た 、 経 営 委 員 会 の 打 合 せ 費 、 会 議 費 、 出 張 旅 費 、 自 動 車 料 等 の 経 費 に つ い て 監 査 を 実 施 し た 。 そ の 結 果 、 経 費 処 理 の 手 続 き は 適 正 で あ る こ と を 確 認 し た 。