文書ファイルによっては、瞬簡ファイリングを使って PDF ファイルに変換できないものが 存在します。基本的に以下の2つの条件を満足する場合、PDF ファイルへの変換が有効と なりますが、これらの条件を満たすすべての形式のファイルが PDF ファイルへ変換される ことを保証するものではありません。 1 対象ファイルに関連付けられているアプリケーションが存在すること。 2 エクスプローラ上で対象ファイルをマウスの右ボタンでクリックして表示されるコ ンテキストメニューに「印刷」コマンドが表示されること。 瞬簡ファイリングの「スキャナ文書作成」機能は、利用するイメージスキャナのドライバ、 及び専用ユーティリティソフトが、正しくインストールされており、かつ使用するイメー ジスキャナとコンピュータが正しく接続されている場合のみ利用することができます。 本書で使用している図版は、それぞれ典型的な例であり、実際にソフトウェアを利用して いる最中の画面、または実物と必ずしも一致しない場合があります。あらかじめご了承く ださい。 本書、及びソフトウェアに記載されている事項は、改良のため予告なく変更されることがあ ります。
一般的な注意事項
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著作権について
ています。本書の内容の一部、または全部を株式会社クセロの書面による許可なく、複製、送信、情報検索のために保存すること、日本語以外の言語に翻訳することを禁じます。 Adobe、Acrobat は、Adobe Systems Incorporated(アドビシステムズ社)の登録商標です。 Microsoft、Windows は、米国 Microsoft Corporation の米国、及びその他の国における商標、 または登録商標です。
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製品の保証について
ユーザーが、本ソフトウェア、及び本書を使用することによって生じた、または使用できないことによって生じた全ての損害について、株式会社クセロ、その従業員、またはその 代理人が有形または無形の責任を負うことは一切ありません。
製品の保証について ...II
一般的な注意事項...II
著作権について...II
瞬簡ファイリング について ...1
瞬簡ファイリングの概要...2
瞬簡ファイリングを利用するために必要なシステム...3
瞬簡ファイリングのインストール ...4
瞬簡ファイリングをインストールするには ...4
瞬簡ファイリングをアンインストールするには ...4
瞬簡ファイリングを制限ユーザーで使用する上での注意事項...5
ユーザー登録について...6
ユーザーサポートについて...7
はじめに...9
本書の利用方法 ...9
管理概念...11
キャビネット ...11
登録文書 ...11
フィールド ...11
スキャナフォルダ ...12
連携入力フォルダ ...12
コマンドライン入力フォルダ...12
スマートフォルダ ...12
ごみ箱フォルダ ...12
文書登録のしくみ ...13
サムネイル ...13
アプリケーションの基本操作...15
アプリケーションの開始...15
瞬簡ファイリングの終了...15
目次
キャビネット ...17
キャビネットの基本操作...17
キャビネットの新規作成... 18
既存キャビネットを開く... 20
ウィンドウを閉じる ... 22
キャビネット名の変更... 23
キャビネットのブラウズ... 24
文書の選択... 25
PDF ファイルの表示... 26
キャビネットの編集...27
登録 ... 28
文書を登録する... 29
スキャナ文書を登録する... 31
スキャナからの取り込み... 32
スキャナフォルダの文書を登録する... 33
連携入力フォルダの文書を登録する... 34
監視対象ファイル... 34
連携入力フォルダの文書を文書登録する... 34
コマンドライン入力フォルダの文書を登録する... 35
MS-DOS コマンドによるコマンドライン入力フォルダへの文書の登録... 35
アプリケーションアイコンへのドラッグ&ドロップ操作による
コマンドライン入力フォルダへの文書登録... 35
コマンドライン入力フォルダの文書を文書登録する... 36
削除 ... 37
キャビネットから文書を削除する ... 38
文書をスキャナフォルダから削除する... 39
スキャナフォルダから指定した文書を削除する ... 39
スキャナフォルダからすべての文書を削除する ... 40
文書を連携入力フォルダから削除する... 41
連携入力フォルダから指定した文書を削除する ... 41
連携入力フォルダからすべての文書を削除する ... 42
文書をコマンドライン入力フォルダから削除する... 43
コマンドライン入力フォルダから指定した文書を削除する .... 43
コマンドライン入力フォルダからすべての文書を削除する .... 44
文書をごみ箱から削除する... 45
ごみ箱から指定した文書を削除する... 45
ごみ箱からすべての文書を削除する... 46
ごみ箱の文書をキャビネットに戻す... 47
オリジナル文書の編集... 48
オリジナル文書を開く ... 48
登録文書を更新する ... 49
フォルダ操作... 50
新しいフォルダを作成する... 50
フォルダを削除する... 51
フォルダ名を変更する ... 52
フォルダを移動する... 53
親フォルダへの移動... 54
文書の編集 ...55
文書情報の編集 ... 55
文書内容の編集 ... 57
PDF ファイル内容を編集する ... 57
登録文書を開く ... 57
開いた PDF ファイルを閉じる ... 57
PDF ファイル内容の編集に関する注意事項... 58
PDF ファイルの体裁を編集する... 59
キャビネットの文書をワークパレットに追加する... 60
ワークパレットを表示する ... 61
キャビネットの整理...62
文書の移動... 63
文書の並べ替え(ソート)... 64
キャビネットの印刷...66
PDF ファイルの印刷... 67
文書情報一覧の印刷 ... 68
文書情報一覧のプレビュー ... 69
キャビネットからのデータ出力...71
PDF ファイルのページを画像ファイルとして出力 ... 72
PDF ファイル中のテキストをテキストファイルとして出力... 74
文書情報一覧の CSV 出力... 76
PDF ファイルをメールに添付... 77
連携出力 ... 78
キャビネット間で文書をコピーする... 79
キャビネットから PDF ファイルをコピーする ... 80
検索...81
検索の基本的な操作 ... 82
検索対象となるフォルダを選択する... 82
キャビネット全体を検索するときの操作手順... 83
特定のフォルダを検索するときの操作手順 ... 84
検索条件を設定する... 85
ファイル名/文書情報に対する設定... 85
ファイル内容に対する設定 ... 86
検索する... 87
検索結果の表示 ... 88
文書情報の検索結果... 89
全文検索結果の表示... 90
検索結果の解除 ... 91
検索の中断... 92
検索条件をスマートフォルダとして保存する... 93
スマートフォルダの検索条件を変更する... 94
ワークパレット...95
ワークパレットの概念と基本操作 ...95
ワークパレットの基本概念 ... 96
操作の流れ... 96
ワークパレットウィンドウ... 96
ワークエリア ... 96
ページリスト ... 96
アイテム... 96
ページ ... 96
基本操作 ... 97
ワークパレットを開く ... 98
ワークパレットを閉じる... 99
ワークパレットにファイルを追加する...100
アイテムをキャビネットに登録する...102
登録先のキャビネットを切り替える...103
アイテムを PDF ファイルとして出力する...104
アイテムの表示方法 ...105
アイテムを整列する...106
アイテムロック(ページリストに表示するアイテムを固定する)....107
アイテムロック解除(選択したアイテムをページリストに表示する)...108
アイテムのプレビュー ...109
ページリストの表示/非表示を切り替える...110
アイテムやページの表示方法に関する注意事項...111
アイテムの編集 ...112
アイテムの追加...113
キャビネット内の文書の追加...114
キャビネット外に保存されている文書の追加...115
アイテムの選択...116
特定のアイテムを選択する ...117
すべてのアイテムを選択する...119
アイテムの削除...120
すべてのアイテムを削除する ...121
アイテムの編集...122
複数のアイテムを1つに束ねる ...123
アイテムをばらす(ページ単位に分解)...124
アイテムの複製 ...125
アイテムの回転 ...126
アイテムのページ順を入れ替える ...131
アイテムの編集に関する注意事項 ...132
表示ページの編集...133
表示ページの指定 ...134
前のページを表示する...135
次のページを表示する...136
アイテムの先頭ページを表示する...137
アイテムの最終ページを表示する...138
表示ページの指定に関する注意事項...139
表示ページの回転 ...140
右回りに 90 度回転する...141
左回りに 90 度回転する...142
180 度回転する...143
表示ページの回転に関する注意事項...144
表示ページの取り出し ...145
表示ページの複製 ...146
表示ページの複製に関する注意事項...147
表示ページの編集に関する注意事項...148
PDF ビューア...149
PDF ビューアの画面について ... 149
PDF ビューアのメニュー/ツールボタンについて... 150
PDF ファイルを閲覧する... 154
PDF ファイルを開く...154
キャビネットに保存されている PDF ファイルを開く...154
キャビネット以外に保存されている PDF ファイルを開く...155
パスワードの入力 ...156
PDF ファイルを閉じる ...157
表示しているタブの PDF ファイルを閉じる ...157
表示しているタブ以外の PDF ファイルを閉じる ...158
すべての PDF ファイルを閉じる ...159
表示ページの変更...160
表示倍率の変更 ...161
ページの回転...162
しおりの表示...163
ページレイアウトの設定...164
PDF ファイル中の文字列の検索...165
PDF ファイルの保存... 166
PDF ファイルを上書き保存する...166
PDF ファイルを別名で保存する...167
PDF ファイルの印刷... 168
PDF ファイルを印刷する...168
PDF ファイル中のテキストのコピー ... 171
テキストをコピーする...171
スナップショット機能... 172
ページの一部を画像としてコピーする...172
文書情報の表示 ... 173
文書情報を表示する ...173
しおりの編集 ... 174
しおりを追加する...174
しおりの名前を変更する...175
しおりを並べ替える ...176
しおりを削除する...177
スキャナフォルダ...183
スキャナフォルダの基本概念... 184
スキャナフォルダ...184
スキャナ文書...185
表示方法 ...185
スキャナからの登録操作... 186
イメージの取り込み ...187
スキャナフォルダ中の文書をキャビネットに登録する ...188
イメージの取り込み先指定 ...189
スキャナフォルダのパスを指定...189
文書フォルダに直接取り込む ...190
スキャニングによって作成される画像ファイルの形式を指定 ....191
連携入力機能 ...193
連携入力機能の基本概念... 194
監視対象フォルダ...194
連携入力フォルダ...194
連携入力フォルダ文書...195
表示方法 ...195
連携入力フォルダからの登録操作 ... 196
連携入力の設定 ...197
連携入力の開始/停止...198
連携入力フォルダの文書を文書登録する...199
コマンドライン入力機能...201
コマンドライン入力機能の基本概念 ... 202
コマンドライン入力フォルダ...202
コマンドライン入力フォルダ文書...203
表示方法 ...203
コマンドライン入力フォルダからの登録操作 ... 204
コマンドライン入力フォルダの設定...205
コマンドライン入力の手順 ...206
コマンドライン入力フォルダの文書を文書登録する...207
OCR 機能 ...209
OCR に関する基本概念 ... 210
OCR...210
OCR 処理 ...210
OCR に関する操作 ... 211
OCR 処理する ... 212
スキャナ文書作成時に OCR 処理する ...213
コマンドライン入力時に OCR 処理する...214
OCR 文書に関する注意事項...215
連携出力...217
連携出力機能とは ... 217
連携出力操作 ... 218
連携出力先の設定...219
キャビネット中の文書を連携出力する...220
環境設定...221
環境設定とは ... 221
キャビネット ... 222
新規キャビネットの属性...223
マルチページ TIFF の扱い...224
登録文書名が重複する際の処理 ...225
起動... 226
スプラッシュウィンドウの表示 ...227
ワークパレット ... 228
ワークパレットの作業フォルダの設定...229
用紙サイズの単位の設定...230
アプリケーション終了時のワークパレット上のアイテムについて ...231
ごみ箱 ... 232
ごみ箱フォルダ名の設定...233
ごみ箱フォルダのパスの設定...234
アプリケーション終了時のごみ箱フォルダ内の文書について...235
スキャナ設定 ... 236
スキャナフォルダ名の設定 ...237
スキャナフォルダのパス...238
スキャナドライバの選択...239
画像ファイル形式の設定...240
コマンドライン ... 241
コマンドライン入力機能の有効/無効...242
コマンドライン入力フォルダ名の設定...243
コマンドライン入力フォルダのパスの設定 ...244
コマンドライン入力時の OCR 設定...245
連携入力フォルダ設定... 246
連携入力フォルダの追加...247
連携入力フォルダの編集...249
連携入力フォルダの削除...251
連携入力フォルダの表示順の設定...252
連携入力の監視の有効/無効の設定...253
連携出力設定 ... 254
連携出力先の追加...255
ネットワーク/ローカルフォルダへの出力...256
FTP サーバへの出力 ...258
連携出力先の編集...260
連携出力先の削除...261
OCR 設定... 264
認識対象文字種の選択...265
認識結果のフィルタリング設定 ...266
半角文字出力設定...267
PDF ファイルを OCR 処理する際の解像度設定...268
クセロPDF2 ... 269
PDF設定...270
セキュリティ設定...271
暗号化設定:低レベル(40bit RC4)の場合の権限オプション ...272
暗号化設定:高レベル(128bit RC4)の場合の権限オプション ...273
文書情報設定...274
PDFビューア ... 275
PDF ビューアの選択...276
瞬簡ファイリング内蔵の PDF ビューアについての設定...277
デザイン ... 278
文書表示エリアの背景色/文字色の設定...279
サムネイルの表示設定...280
付録 I:PDF 生成仮想プリンタドライバ「クセロ PDF2」の使い方...281
クセロ PDF2 の基本的な使い方... 281
クセロ PDF2 を使って PDF ファイルを作成するには ...281
クセロ PDF2 の印刷設定 ... 283
標準 ...284
カスタム用紙サイズを追加するには...285
PDF 設定...286
PDF 設定: ジョブオプション−画像 ...287
PDF 設定: ジョブオプション−フォント ...288
セキュリティ設定...289
暗号化設定:低レベル(40-bit RC4)の場合の権限オプション .290
暗号化設定:高レベル(128-bit RC4)の場合の権限オプション...
291
文書情報 ...292
バージョン情報 ...292
付録 II:キャビネット修復補助ツールの使い方...293
キャビネット修復補助ツールの概要 ... 293
キャビネット修復補助ツールの使い方 ... 293
この度は、瞬簡ファイリングをお買い求めいただき、誠にありがとうございます。 瞬簡ファイリングは、いろいろなアプリケーションで作成されたドキュメントファイルの管理 を行う文書管理ソフトウェアです。瞬簡ファイリングを使用する際は、本書の内容を十分理解 された上、ご活用ください。
瞬簡ファイリング に
ついて
瞬簡ファイリングの概要
瞬簡ファイリングは、いろいろなアプリケーションで作成されたドキュメントファイルの管理 を行う文書管理ソフトウェアです。
瞬簡ファイリングでは、様々なアプリケーションで作成されたドキュメントファイル、イメー ジ(画像)ファイルを PDF(Portable Document Format)ファイルに変換することにより、ア プリケーションを問わずに管理、運用するためのシステムを提供します。 注意: PDF ファイルへの変換が可能な文書ファイルの条件として、以下の 2 つを満足する必 要があります。 1. 対象となるドキュメントファイルの拡張子と関連付けられているアプリケーション がインストールされていること。 2. 対象となるドキュメントファイルアイコンをマウスの右ボタンをクリックして表示 されるコンテキストメニューに「印刷」コマンドが表示されること。 関連づけられているアプリケーションによっては、上記の条件を満足していても、 PDF ファイルに変換できない場合があります。その場合には、PDF 生成仮想プリンタ ドライバ「クセロ PDF2」を用いて PDF ファイルを作成した後、作成した PDF ファ イルを手動で登録していただくことになります。 瞬簡ファイリングは、大きく分けて以下のような機能から構成されます。 1. ドキュメント管理 様々なアプリケーションで作成されたドキュメントファイルを PDF ファイルに変換して専 用データベースに登録します。 2. OCR 処理
画像をPDFファイルに変換すると同時にOCR(Optical Character Recognition:光学文字認識) 処理を行い、得られたテキストを PDF ファイルに埋め込むことで、文書内容についての検 索を行うことも可能になります。 3. 文書ハンドリング データベースに登録されているドキュメントについて、ファイル名の変更、文書情報の編 集、フォルダ/キャビネット間での移動が可能です。PDF に変換される前のオリジナルド キュメントファイルと組にして管理しますので、幅広い運用が可能になります。また、様々 なアプリケーションから変換した PDF ファイルをページごとに分解、回転、コピー、削除、 結合などの編集を行い、目的にあった PDF ファイルを簡単に作成することができます。
瞬簡ファイリングを利用するために必要なシステム
瞬簡ファイリングを利用するためには、以下に示すコンピュータシステムが必要です。 ソフトウエアをインストールする前にお使いのコンピュータシステムが以下に示す条件を満た していることを確認してください。
オペレーティングシステム(32bit CPU 用のみ) Windows XP Home Edition 日本語版(SP1 以降) Windows XP Professional 日本語版(SP1 以降) Windows Vista 日本語版 (SP1) ハードディスク 本製品のインストールに必要な 80MB 以上の空き容量があるハードディスク メモリ 上記 OS が必要とする最低メモリに加えて 512 MB 以上のメモリ(2.0 GB 以上のメモ リを搭載することを推奨) 日本語入力システム 上記 OS での動作が完全に保証されている日本語入力システム ポインティングデバイス 上記コンピュータ本体、及び OS で動作が完全に保証されているポインティングデバイ ス(マウス、トラックボール等) イメージスキャナ (オプション) TWAIN 対応のイメージスキャナ
瞬簡ファイリングのインストール
瞬簡ファイリングをインストールする前に、「瞬簡ファイリングを利用するために必要なシステ ム」の項をよく読んで、お使いのシステムが、瞬簡ファイリングを問題なく動作させることが できる環境であることを確認した後、以下の説明に従って、インストール作業を行ってください。瞬簡ファイリングをインストールするには
以下の手順に従って瞬簡ファイリングをコンピュータにインストールします。 1. コンピュータを再起動し、管理者(Administrators)権限を持つユーザーアカウントでログ オンします。 2. 全てのアプリケーション(ウィルス感染防止用などの常駐型のものを含む)が動作していな いことを確認します。動作しているものがあれば、全て終了します。アプリケーションによっ ては、アンインストールする必要がある場合があります。不明な場合には、それぞれのアプ リケーションのマニュアルなどを参照してください。 3. 「瞬簡ファイリング」のセットアッププログラムを起動します。 4. セットアッププログラムが表示するメッセージにしたがって、インストール作業を行います。瞬簡ファイリングをアンインストールするには
以下の手順に従って、瞬簡ファイリングをコンピュータから削除します。 1. コンピュータを再起動し、管理者(Administrators)権限を持つ瞬簡ファイリングをインストー ルしたときと同じユーザーアカウントでログオンします。 2. インストールの際と同様に全てのアプリケーション(ウィルス感染防止用などの常駐型の ものを含む)が動作していないことを確認します。動作しているものがあれば、全て終了 します。アプリケーションによっては、アンインストールする必要がある場合があります。 不明な場合には、それぞれのアプリケーションのマニュアルなどを参照してください。 3. タスクバーの「スタート」メニューの「設定」から、「コントロールパネル」を選択し、コ ントロールパネルウィンドウを開きます。 4. 「プログラムと機能」アイコン(Windows XP の場合には、「プログラムの追加と削除」ア イコン)をダブルクリックし ,「プログラムと機能」ウィンドウを開きます。 5. 画面上のリストから「瞬簡ファイリング」を選択し、「アンインストール」ボタン(OS によっ ては、「削除」ボタン)をクリックします。 6. アンインストーラプログラムが起動し、選択されたソフトウェアについて削除作業が実行 されます。 7. 必要があれば、コンピュータを再起動します。 Setup.exe アイコン瞬簡ファイリングを制限ユーザーで使用する上での注意事項
ここでは、制限ユーザー(管理者権限を持たない一般ユーザー)で瞬簡ファイリングを利用す る上での注意事項について説明します。 ● キャビネットを作成する場所 該当ユーザー(または該当ユーザーグループ)がフルコントロール権限を持っている場所 にしか作成できません。どこに作成すればよいのか分からない場合には、「ドキュメント」、 または「マイ ドキュメント」フォルダ内に作成することをお勧めします。 ● スキャナフォルダ/ごみ箱/連携入力/コマンドライン入力フォルダ 該当ユーザー(または該当ユーザーグループ)がフルコントロール権限を持っている場所 にしか作成できません。ユーザー登録について
お客さまが、弊社のユーザーサポートを受けるためには、必ずユーザー登録を行っていただく 必要があります。ユーザー登録を行っていただくと製品についてのテクニカルサポート、アッ プグレード、新製品についてのお知らせなどのサービスを受けることができます。 このサービスは、ユーザー登録を行っていただいたお客さま(正規ユーザー)だけに提供させ ていただきます。 ユーザー登録は、弊社 Web サイト(http://xelo.jp/pdf/)上のオンラインユーザー登録 ページに用意している専用フォームを用いて行います。 ユーザー登録の具体的な方法については、以下の URL にある説明をご覧ください。オンラインユーザー登録フォーム
https://xelo.jp/support/online/regist.html
ユーザーサポートについて
瞬簡ファイリングについて、なんらかの疑問や問題が生じた場合、最初にこのマニュアルをよ くお読みください。それでも疑問や問題点が解決しない場合には、製品サポートページ
http://xelo.jp/pdf/support/support.html
に用意している問い合わせフォームを用いて、お問い合わせください。 これ以外の方法でお問い合わせをいただいた場合、回答をお送りするために時間を要したり、 回答をお届けできない場合があります。 ま た、 弊 社 の Web ペ ー ジ 上 に よ く ご 質 問 い た だ く 事 項(FAQ) を 掲 載 し て お り ま す。 こちらも併せてご利用ください。 なお、ご質問に対する回答をお届けするまで多少の時間を要する場合があります。あらかじめ ご了承ください。本書の利用方法
本書では基本的な概念や操作をベースにして、実際の操作に必要となる機能のすべてについて 解説します。 本書は次の各章で構成されます。 ・基本概念 ・アプリケーションの基本操作 ・キャビネット ・ワークパレット ・PDF ビューア ・スキャナフォルダ ・連携入力機能 ・コマンドライン入力機能 ・OCR機能 ・連携出力 ・環境設定 ・付録はじめに
ここでは、瞬簡ファイリングで扱う事項について、基礎的な説明をします。
キャビネット
キャビネットとは、ドキュメントファイルを管理する単位を表し、ドキュメントファイルとこ れを管理するデータベースによって構成される Windows ファイルシステム上のフォルダです。 瞬簡ファイリングでの管理や編集はすべてこのキャビネットを単位として行われます。 瞬簡ファイリングは、最大 4 個のキャビネットを同時に使用することができます。キャビネッ トには、エクスプローラと同様、文書を登録するためのフォルダを自由に作成することができ ます。キャビネットの管理方法は、オリジナル文書の管理方法によって2種類に分類されます。 1.オリジナルファイルのコピーと PDF ファイルを管理する方法 この管理方法では、瞬簡ファイリングによって作成される PDF ファイルとこの PDF ファイ ルの元となるオリジナルの文書ファイルのコピーをキャビネット中に作成します。 この方法は、キャビネットのサイズは大きくなるものの、PDF ファイルの元となった文書 ファイルの喪失等のトラブルを防ぐことができます。 2.PDF ファイルだけを管理する方法 この管理方法では、文書ファイルから PDF ファイルを作成し、この PDF ファイルだけをキャ ビネットに保存します。 この方法は、PDF ファイルだけをキャビネットに保存するため、前に説明した方法と比較 してキャビネットのサイズを小さくすることができます。ただし、登録されている PDF ファ イルと元となった文書ファイルの間のリンク情報が失われていますので、元となった文書 ファイルが更新された場合には、再登録する必要があります。登録文書
登録した文書一式(オリジナル文書とそれを変換した PDF ファイル※)を「登録文書」と呼びます。 (イメージスキャナ取り込みによって作成された文書を「スキャナ文書」と呼ぶ場合もあります。) 登録文書にはその PDF ファイルの持つ文書情報が保存されています。 登録されたファイルから PDF ファイルが作成され、登録文書としてキャビネットのフォルダに 収められます。 ※ PDF ファイルだけを管理するキャビネットは、オリジナル文書を含みません。フィールド
瞬簡ファイリングで利用可能なフィールドは、PDF ファイルのファイル名と PDF ファイルに埋 め込まれている7つの文書情報フィールド(「タイトル」、「サブタイトル」、「作成者」、「キーワー ド」、「オリジナル更新日」、「PDF 更新日」、「PDF 作成日」)です。 各フィールドに保存される情報については下記の表を参照してください。 フィールド名 定義 ファイル名 PDFファイル名が保存されています。 タイトル PDF文書情報の「タイトル」が保存されています。 サブタイトル PDF文書情報の「サブタイトル」が保存されています。 作成者 PDF文書情報の「作成者」が保存されています。 キーワード PDF文書情報の「キーワード」が保存されています。 オリジナル更新日 オリジナルファイルの更新日が保存されています。 PDF 更新日 PDF 文書情報の更新日が保存されています。 PDF 作成日 PDF 文書情報の作成日が保存されています。 注意: 日付に関するフィールドの内容は、ファイルの作成/更新時に自動的に更新されます。 フィールドの内容を手動で変更することはできません。 マスタパスワード(サムネイルが鍵マークで表示される PDF ファイル)が設定されて いる場合、「ファイル名」と「オリジナル更新日」を除く情報が表示されません。また、管理概念
スキャナフォルダ
スキャナフォルダとは、TWAIN 対応のイメージスキャナから取り込んだ画像ファイルとこれら から変換した PDF ファイルをキャビネットに登録するまでの間、一時的に格納しておくための フォルダです。 スキャナフォルダは、キャビネットから独立しているため、この中に保存されている文書は、 どのキャビネットにも属していません。 設定により、イメージスキャナから取り込んで作成される文書の保存先をキャビネットの指定 したフォルダに設定したり、スキャン時に自動的に OCR 処理を行うことも可能です。連携入力フォルダ
連携入力フォルダとは、指定したフォルダ(「監視対象フォルダ」と呼称)の内容を定期的に調 べ、このフォルダに新たに追加された画像/ PDF ファイルを取り込み一時保存するためのフォ ルダです。連携入力フォルダは、最大 24 個を設定し、利用することができます。 監視対象フォルダの内容を調べる時間間隔(チェックインターバル)は、連携入力フォルダそ それぞれについて独立して設定することができます。 連携入力フォルダ機能により、瞬簡ファイリングを起動しておくだけで、ユーザーが操作する ことなく、指定したフォルダに追加された PDF ファイルや画像ファイルの取り込みを自動的に 行うことができます。スキャナフォルダと同様、連携入力フォルダは、キャビネットから独立 していますので、どのキャビネットを開いているときでも、同じ連携入力フォルダを利用する ことができます。 注意: 連携入力フォルダには、スキャナフォルダとは異なり、指定したキャビネットのフォル ダへ文書を自動登録する機能はありません。コマンドライン入力フォルダ
コマンドライン入力フォルダとは、MS-DOS コマンドを実行、または瞬簡ファイリングのアプ リケーションアイコンに登録対象のファイルアイコンをドラッグ&ドロップすることによって、 対象ファイルを必要に応じて PDF ファイルに変換した後、一時的にファイルを格納するフォル ダです。 このフォルダもスキャナフォルダや連携入力フォルダと同様、キャビネットから独立している 一時保存フォルダです。 コマンドライン入力機能を利用することで、他のアプリケーションによって作成された PDF ファイルを瞬簡ファイリングに転送し、管理することができます。スマートフォルダ
スマートフォルダとは、キャビネット中の文書をユーザーが指定した条件によって自動的にグ ループ化し、フォルダのように取り扱う機能です。通常のフォルダとは異なり、フォルダの内 容が常に条件に適合した文書ファイルが保存されている状態となるため、目的の文書へのアク セスをより簡単に行うことができるようになります。 例えば、この機能を利用することで、特定のプロジェクトに関する文書だけを集めたフォルダや、 特定の期間内に作成した文書だけを集めたフォルダを作成することができます。ごみ箱フォルダ
ごみ箱フォルダとは、キャビネットやスキャナフォルダから削除したファイルを一時的に格納 するためのフォルダです。このフォルダもスキャナフォルダや連携入力フォルダなどと同様、 キャビネットから独立している一時保存フォルダです。 環境設定により、瞬簡ファイリングを終了する際にごみ箱フォルダの中身を空にすることもで きます。文書登録のしくみ
文書をキャビネットに登録する場合、瞬簡ファイリングは、まずそのファイル形式をチェック します。登録する文書が PDF ファイルの場合、瞬簡ファイリングは PDF ファイルを複製し、 これをそのまま「オリジナル文書」としてキャビネットに保存し、その情報をデータベースに 登録します。登録する文書が PDF ファイル以外の形式の場合、瞬簡ファイリングは、この文書 を PDF ファイルに変換し、作成された「PDF ファイル」と「オリジナル文書」の複製をキャビネッ トに保存します。このとき、データベースにはこれらのファイルはリンクされた「1つの文書」 の情報として登録されます。 注意: キャビネットは、エクスプローラで見ると瞬簡ファイリングで管理されている階層構造 を持ったファイル/フォルダでしかありません。これをエクスプローラなど瞬簡ファイ リング以外を用いて、キャビネットに登録されているオリジナル文書や PDF ファイル、 フォルダ等の移動/削除/名前の変更等を行った場合、その情報はキャビネットを管理 しているデータベースに全く反映されないため、キャビネットとして機能できなくなり ます。サムネイル
サムネイルとは、キャビネットフォルダ/スキャナフォルダ/入力フォルダ/コマンドライン 入力フォルダ/スマートフォルダ、ワークパレット上で、登録されている文書の概観を縮小表 示した画像です。特にキャビネットフォルダ/スキャナフォルダ/入力フォルダ/コマンドラ イン入力フォルダでは、サムネイルの表示サイズを変更することができます。これにより、ウ インドウに表示可能な文書の数と文書の概要確認のしやすさを両立させました。 サムネイルは登録文書の PDF ファイルを元に作成しているため、オリジナル文書によっては、 表示されるサムネイルの内容とオリジナル文書が完全に一致しない場合があります。例えば、ア ニメーション GIF などといった正確に PDF ファイルに変換できないファイルや、登録後に PDF ファイルに変更を加えた場合等は、サムネイルとオリジナル文書の内容が一致しなくなります。 注意: セキュリティオプションによってマスタパスワード(ファイルを開くために必要なパス ワード)が設定されている PDF ファイルのサムネイルは表示されません。アプリケーションの開始
瞬簡ファイリングを開始する手順は、次の通りです。 1. 「スタート」メニューから「プログラム」を選択します。 2. 「プログラム」の「瞬簡ファイリング」を選択します。※ 3. 瞬簡ファイリングが起動します。 この時、前回終了時に開いていたキャビネットウィンドウが表示されます。 ※ 上記の方法で起動しない場合は、インストールしたフォルダ中の「瞬簡ファイリング」の アイコンを直接ダブルクリックします。瞬簡ファイリングの実行ファイルが保存されてい るフォルダについては、「インストールとアンインストール」の項を参照してください。瞬簡ファイリングの終了
瞬簡ファイリングを終了する手順は、次の通りです。 1. メインウィンドウのメニューバー「ファイル」から「瞬簡ファイリングの終了」を選択 するか、ウィンドウのクローズボックスをクリックするなどして、すべての瞬簡ファイ リングのウィンドウを閉じます。 2. 瞬簡ファイリングが終了します。アプリケーションの
基本操作
キャビネットの基本操作
このセクションでは基本的なキャビネット操作を解説します。次の項目から構成されます。 ・ キャビネットの新規作成 ・ キャビネットを開く ・ ウィンドウを閉じる ・ キャビネット名の変更 ・ キャビネットのブラウズ ・ 文書の選択 ・ PDF ファイルの表示キャビネット
キャビネットの新規作成
機能解説 キャビネットを新規作成すると、キャビネット名のついたフォルダが作成されます。キャ ビネットとは、実際にはこのフォルダのことを指します。この中にはデータベースファイル、 各種設定ファイル、「新規フォルダ」が作成されます。 作成時に必要な情報は次の通りです。 1. キャビネット名 半角文字で最大 69 文字の長さまでの任意の名前を付けることができます。ただし、以 下の記号を使用することはできません。 使用できない記号: \ / : , ; * ? < > ” ¦ 2. キャビネットを作成する場所 ログオンしているユーザが自由にファイルの読み書きができる場所を指定します。 3. ファイルの管理方法 オリジナル文書ファイルと PDF ファイルの両方を管理するか、PDF ファイルのみを管 理するかを選択します。 操作手順 1. メインウィンドウの「ファイル」メニューから「新規キャビネット作成 ...」を選択する と「キャビネットの新規作成」ダイアログボックスが表示されます。 キャビネットの新規作成ダイアログ 2. キャビネット名を入力し、保存場所をクリックまたは、直接入力して指定します。 3. ラジオボタンを使って管理対象となるファイルの種類を選択します。 4. [OK]ボタンをクリックすると、指定した場所にキャビネットが作成されます。キャ ビネットが作成されるとキャビネットを開いた状態の瞬簡ファイリングのメインウィ ンドウが表示されます。 キャビネット作成直後の瞬簡ファイリング●注意事項 キャビネットを開いているときにこのコマンドを実行した場合について 既に4つのキャビネットを開いている状態で「新規キャビネット作成」を行うと4 個以上のキャビネットを開くことができないことを知らせるエラーメッセージ画面 が表示されます。 この場合には、開いているキャビネットのいずれか1つを閉じた後、「新規キャビ ネット作成」を行ってください。 警告メッセージ キャビネットフォルダ内のファイルについて 「キャビネットの新規作成」を行うと、瞬簡ファイリングは自動的に複数のファイル とフォルダを作成、格納します。これらは処理に必要なもので、文書登録の有無と関 係なく作成されます。 キャビネットの格納先 フォルダ「%%Control%%」 データベースファイルとキャビネット固有の設定情報が保存されたファイルが格納 されます。このフォルダは瞬簡ファイリングのキャビネットウィンドウには表示さ れません。 便利な機能 キャビネットを開いた状態のまま瞬簡ファイリングを終了した場合、次回起動するとき には、最後に開いていたすべてのキャビネットを開いた状態で起動されます。 「既存キャビネットを開く」ダイアログを開くと最後にこのダイアログを使って開いた キャビネットが選択されています。 「最近開いたキャビネット」について 過去 10 回に渡り、開いたことがあるキャビネットを簡単に開くことができる機能が用 意されています。 「ファイル」メニューの階層メニュー「最近使ったキャビネット」からキャビネット名 を選択するか、ツールバー上の「既存キャビネットを開く」ボタン右の▼をクリックし て表示されるメニュー(左図)からキャビネット名を選択すると新しいウィンドウで選 択したキャビネットを開くことができます。 キャビネットやフォルダに登録された文書が存在しない場合 登録文書が存在しないとき、右側の詳細情報表示欄にメッセージが表示されます。 「最近使ったキャビネット」メニュー
「既存キャビネットを開く」ボタン
既存キャビネットを開く
機能解説 既存のキャビネットを新しい瞬簡ファイリングのウィンドウで開きます。最大 4 つのキャ ビネットを同時に開くことができます。 操作手順 1. 「ファイル」メニューから「既存キャビネットを開く ...」を選ぶか、「キャビネット」ツー ルバー上の「既存キャビネットを開く」ボタンをクリックして、「既存キャビネットを 開く」ダイアログを表示します。 2. パスとキャビネット名を入力、または、ディレクトリツリーからキャビネットフォルダを 選択します。選択したフォルダがキャビネットフォルダのときにダイアログの[OK] ボタンが使用可能になります。 既存キャビネットを開くダイアログ 3. [OK]ボタンをクリックすると指定したキャビネットのウィンドウが新たに開かれ、 メインウィンドウ左のキャビネットツリーにキャビネットとフォルダが表示されます。 キャビネットを開いた後(リスト表示)キャビネットを開いた後(サムネイル表示) キャビネットを開いた後(カード表示) ●注意事項 便利な機能 キャビネットを開いた状態のまま瞬簡ファイリングを終了した場合、次回起動するとき には、最後に開いていたすべてのキャビネットを開いた状態で起動されます。 「既存キャビネットを開く」ダイアログを開くと最後にこのダイアログを使って開いた キャビネットが選択されています。 最近開いたキャビネットについて 過去 10 回に渡り、開いたことがあるキャビネットを簡単に開くことができる機能が用 意されています。 「ファイル」メニューの階層メニュー「最近使ったキャビネット」からキャビネット名 を選択するか、ツールバー上の「既存キャビネットを開く」ボタン右の▼をクリックし て表示される最近開いたキャビネットメニュー(左図)からキャビネット名を選択する と新しいウィンドウで選択したキャビネットを開くことができます。 キャビネットやフォルダに登録された文書が存在しない場合 登録文書が存在しないとき、右側の詳細情報表示欄にメッセージが表示されます。 「既存キャビネットを開く」メニュー
ウィンドウを閉じる
機能解説 瞬簡ファイリングのウィンドウを閉じます。 操作手順 1. 「ファイル」メニューから「このウィンドウを閉じる」を選択するか、ウィンドウのタ イトルバーの右端にあるクローズボックスをクリックしてキャビネットウィンドウを 閉じます。 ●注意事項 最後のキャビネットウィンドウを閉じると瞬簡ファイリングが終了します。 クローズボックスキャビネット名の変更
機能解説 キャビネットの名前を変更します。 操作手順 キャビネットの名前を変更するには、 1. 以下のいずれかの方法でキャビネット名が入力可能な状態にします。 I. キャビネットツリーのキャビネットアイコンの名前の部分をクリックする。 II. キャビネットツリーのキャビネットアイコンをクリックした後、ファンクショ ンキー「F2」を押す。 III. キャビネットツリーのキャビネットアイコンをマウスの右ボタンでクリックし て表示されるコンテキストメニューから「名前の変更」を選択する。 2. キャビネット名の表示が反転し、入力可能な状態になります。 この状態のまま、任意の名前を入力し、Enter キーを押して確定します。 ●注意事項 キャビネット名を変更するとこれに対応するディスク上のフォルダ名も変更されます。キャビネットのブラウズ
メインウィンドウ左側のキャビネットツリーで選択されているフォルダ内のドキュメントが右 側詳細情報表示欄に表示されます。表示方法は、「リスト」、「サムネイル」、「カード」の3種類 が用意されています。 「リスト」 開いているフォルダ内のドキュメントをリスト表示します。フォルダ内のドキュメント の文書情報を中心に見るときはこの方法が適しています。各フィールドには、登録された PDF ファイルの「文書情報」が表示されています。登録文書をドラッグ&ドロップして左 のキャビネットツリーの別フォルダや、ごみ箱フォルダに移動することやドラッグ&ドロッ プでワークパレットにコピーすることができます。 「サムネイル」 開いているフォルダ内のドキュメントについて、ページの縮小イメージ(サムネイル)を 表示します。ページの外観を元にドキュメントを探すときなどはこの方法が適しています。 通常サムネイルには、文書の先頭ページが表示されますが、サムネイルを選択した状態で エリア上部の矢印ボタンをクリックして他のページを参照することが可能です。表示ペー ジは表示形態を切り替えても保存されます。サムネイルを左のキャビネットツリーの別フォ ルダや、ごみ箱フォルダにドラッグ&ドロップして移動することやワークパレットに追加 することができます。 また、エリア上部にあるスライドバーを用いて、サムネイルの表示サイズを変更すること が可能です。 サムネイルサイズ調整スライドバー 「カード」 開いているフォルダ内のアクティブなドキュメントの情報を表示します。表示されるデー タはアクティブなドキュメントの1つだけに限られますが、リスト表示では表示しきれな い長い文書情報や、オリジナルファイルのフォーマット情報を確認することができます。文書の選択
「リスト」、「サムネイル」表示では文書をクリックするとその文書がアクティブになります。 「カード」表示では表示されている文書がアクティブな文書です。 ・ 「リスト」表示では上下矢印キーでアクティブ文書の切り替えが可能です。 ・ 「サムネイル」表示では上下左右の矢印キーでアクティブ文書の切り替えが可能です。 ・ 「カード」表示では上部のナビゲーションボタンでアクティブ文書の切り替えが可能です。 「リスト」、「サムネイル」表示では下記の表の通り、[ ]キーや[ ]キーを押しな がら矢印キーまたは文書のクリックで文書を複数選択できます。 ページ 複数の文書を選択 範囲を選択 リスト [ ]キーを押しながら目的の 文書をクリックします。 ̶ [ ]キーを押しながら目的の 文書をクリックします。 ̶ サムネイル [ ]キーを押しながら目的の 文書をクリックします。 範囲の最後の文書を[ ]キー を押しながらクリックします。 [ ]キーを押しながら [↑]、 [↓]、 [ ← ]、 [ → ] キーで目的の 範囲を指定します。 「サムネイル」表示のアクティブな文書は、文書以外の任意の個所をクリックしたときに文書名 に青帯がかかっているものです。PDF ファイルの表示
機能解説 登録された文書の PDF ファイルの内容を確認します。 操作手順 1. 詳細情報エリアに表示されているドキュメントを選択します。ドキュメントの選択方法 については、前項を参照してください。 2. 表示形式によって、以下のいずれかの方法で PDF ファイルを開きます。 リスト形式/サムネイル形式 ・ 「文書」メニューから「登録文書を開く」を選択する。 ・ ツールバーにあるボタン「登録文書を開く」をクリックする。 ・ アイテムをダブルクリックする。 ・ リスト項目をマウスの右ボタンでクリックして表示されるコンテキストメニューか ら「登録文書を開く」を選択する。 カード形式 ・ 「文書」メニューから「登録文書を開く」を選択する。 ・ ツールバーにあるボタン「登録文書を開く」をクリックする。 ・ カード上にある PDF アイコン「登録文書を開く」をクリックする。 ●注意事項 複数選択時について 瞬簡ファイリング内蔵の PDF ビューアを利用する場合には、複数のドキュメントを選 択して開くことができます。(同時に開くドキュメントの数に応じてメモリの使用 量が増加します。そのため、同時に開くドキュメントの数は、10 個程度にとどめ ておくことを推奨します。) コンテキストメニューの操作可能な場所について 文書フォルダの「リスト」/「サムネイル」画面においてのみ動作します。「カード」 画面では実行できません。 「登録文書を開く」ボタン PDF アイコン「登録文書を開く」 コンテキストメニューキャビネットの編集
このセクションでは基本的なキャビネット操作を解説します。次の項目から構成されます。 ・ 「登録」 a ) 文書を登録する b ) スキャナ文書を登録する c ) 連携入力フォルダ文書を登録する ・ 「削除」 a ) キャビネットから文書を削除する b ) 文書をスキャナフォルダから削除する c ) 文書を連携入力フォルダから削除する d ) 文書をごみ箱から削除する ・ 「ごみ箱の文書をキャビネットに戻す」 ・ 「オリジナル文書の編集」 ・ 「登録文書を更新する」 ・ 「キャビネットの編集に関する注意事項」 ・ 「フォルダ操作」 a ) 新しいフォルダを作成する b ) フォルダを削除する c ) フォルダ名を変更する d ) フォルダを移動する e ) 親フォルダへの移動登録
「登録」とは、オリジナルファイルから変換した PDF ファイルをキャビネットのデータベース に登録することを意味します。「登録」されたファイルはキャビネットのドキュメントとして扱 われます。 このドキュメントがキャビネットでの編集対象となります。 詳細は本書の「管理概念説明」を参照してください。 瞬簡ファイリングでは、本プログラムを用いて「登録」されたドキュメントのみを管理します。 エクスプローラなどを使ってキャビネット内のフォルダにドキュメントを移動/保存しても、 瞬簡ファイリングの管理外となり、これを閲覧することはできません。 「登録」には大きく分けて「文書登録」・「スキャナ文書登録」・「入力フォルダ文書登録」・「コマ ンドライン入力フォルダ文書登録」があります。「新規文書登録」ボタン
文書を登録する
機能解説 既存アプリケーションで作成された文書ファイルを瞬簡ファイリングの標準フォーマット である PDF ファイルに変換し、キャビネットのデータベースに登録します。 操作手順 1. 登録先となるキャビネットまたはフォルダをクリックします。 2. 以下のいずれかの方法で文書を登録します。 I. 「文書」メニューから「新規登録 ...」を選択して、「ファイルを開く」ダイアロ グを表示し、登録するファイルを選択する。 II. ツールバー上の「新規文書登録」ボタンをクリックして、「ファイルを開く」 ダイアログを表示し、登録するファイルを選択する。 III. 「文書」メニューから「フォルダ一括登録 ...」を選択して、「フォルダの参照」 ダイアログを表示し、登録するファイルが保存されているフォルダを選択する。 VI. エクスプローラから登録する文書アイコン、または文書が保存されているフォ ルダをキャビネットツリー/詳細表示欄にドラッグ&ドロップする。 3. 「PDF 変換・登録」画面が表示されます。この画面が表示されている間は登録作業が行 われています。 PDF 登録・変換中画面 4. ファイルがキャビネットに登録されます。 リスト表示 サムネイル表示 カード表示●注意事項 登録するファイル名について 同じ名前を持つファイルは、たとえ拡張子が異なっていても登録できません。環境設定 によっては、このような場合に任意の名前に変更して登録する「ファイル名の確認」ダ イアログを表示することができます。 「ファイル名の確認」ダイアログ 途中で登録を中止したい場合 「PDF 変換・登録」画面が表示されている間に[登録中止]ボタンをクリックします。 変換中止について [登録中止]ボタンをクリックしてもすぐに処理が中止されない場合があります。また、 仮想プリンタ「クセロ PDF2」で PDF ファイルへの変換処理が行われている間は、瞬簡 ファイリングから中止することはできません。 変換状況の確認方法 「PDF 変換・登録」ダイアログが表示され、PDF ファイルへの変換が行われている状況 で、タスクトレイに表示されるプリンタアイコンにマウスカーソルを移動すると変換状 況を確認することができます。 フォルダ登録について ドラッグ&ドロップや、「文書」メニューから「フォルダ一括登録 ...」を選ぶなどの方法 でフォルダごと文書登録したとき、登録先のキャビネットフォルダに選択したフォルダ 名のフォルダが作成され、その中に登録文書が保存されます。 ハードディスク上の格納場所について オリジナルファイルと PDF 変換されたファイルは瞬簡ファイリングのキャビネットツ リーと同じ階層で実際のフォルダに保存されます。 文書の格納場所 文書登録時のエラーについて エラーが生じて PDF ファイルを作成できないファイルが存在した場合には、文書登録 処理終了時に「文書登録時のエラーレポート」ダイアログが表示されます。 「文書登録時のエラーレポート」ダイアログ
スキャナ文書を登録する
紙のドキュメントを TWAIN 対応のイメージスキャナを使って取り込み、キャビネットに登録 します。 瞬簡ファイリングは、イメージスキャナから取り込まれたイメージを「スキャナフォルダ」に 一旦保存します。この「スキャナフォルダ」は「瞬簡ファイリング設定」ダイアログで指定します。 (スキャナフォルダの設定に関する詳細は本書「環境設定」の「スキャナ」の項を参照してくだ さい。) イメージスキャナから取り込んだ直後のイメージ文書は「スキャナフォルダ」に保存されるだ けで、キャビネットには登録されていません。スキャナ文書をキャビネットに登録するには、「 スキャナフォルダ 」 に保存されているスキャナ文書を登録先フォルダにドラッグ&ドロップで 移動する必要があります。 ただし、あらかじめ「スキャナ文書自動登録先設定 」 によって、登録先のフォルダが指定され ている場合には、直接フォルダに登録できます。 (「スキャナ文書自動登録先設定 」 については本書「スキャナフォルダ」の「イメージ取り込み 先指定」を参照してください。)スキャナからの取り込み 機能解説 「瞬簡ファイリング設定」ダイアログの「スキャナ」で指定したイメージスキャナを使って イメージを取り込みます。 スキャナからの取り込みを実行するとスキャナドライバが起動します。取り込みが完了す ると瞬簡ファイリングは取り込んだイメージファイルの PDF 変換を行います。変換後、イ メージファイルと変換された PDF ファイルは「スキャナフォルダ」に保存されます。 「設定」に関する詳細は取扱説明書「アプリケーション環境」の「スキャナ設定」を参照し てください。 本機能を使用する前に、スキャナ機器の接続、スキャナドライバのセットアップをあらか じめ完了させておく必要があります。 操作手順 1. 「ツール」メニューから「スキャナ文書作成」を選択するか、ツールバー上の「スキャ ナ文書作成」ボタンをクリックします。 2. スキャナドライバでイメージを読み込みます。 3. スキャナドライバのウィンドウを閉じると読み込まれたイメージの PDF 変換が開始さ れます。変換が完了すると、オリジナルイメージファイルと共に「スキャナフォルダ」 に格納されます。 スキャナフォルダに登録されたイメージ ●注意事項 「スキャナフォルダ」の文書について スキャナから「イメージ取り込み」を行った文書は「スキャナフォルダ」に格納されます。 実際にハードディスクに格納されるファイルはスキャナドライバが作るイメージファ イルと PDF 変換されたファイルです。格納先は「設定」で指定したパスになります。「設 定」に関する詳細は本書「環境設定」の「スキャナ」の項を参照してください。この時 点のファイルは、キャビネットフォルダへの自動登録設定時を除き、まだキャビネット に登録されていません。取り込み後にドラッグ&ドロップして「文書登録」を行います。 「スキャナフォルダ」内のファイル名について スキャナ取り込みによって作成されるファイルは次のような名前に設定されます。 < YYYY 年 MM 月 DD 日(???)>.<拡張子> YYYYMMDD はイメージを取り込んだ年月日で、??? は取り込んだ順に設定される3桁 の連番です。 「スキャナ文書作成」ボタン
スキャナフォルダの文書を登録する 機能解説 スキャナフォルダに保存されている文書をキャビネットに登録します。 ワークパレットへコピーして、他の文書と結合などを行った場合はワークパレットからキャ ビネットへ登録してください。 操作手順 スキャナフォルダの文書をキャビネットの登録先フォルダにドラッグ&ドロップします。 ●注意事項 「スキャナフォルダ」の文書について スキャナから「イメージ取り込み」を行った文書は「スキャナフォルダ」に格納されます。 この時点の文書はまだキャビネットに登録されていません。取り込み後に、登録作業を 行います。 ドラッグ&ドロップについて ドラッグ&ドロップ操作によってキャビネットのフォルダに格納されたファイルは「ス キャナフォルダ」からの移動です。複製ではありません。 登録するファイル名について 同じ名前を持つ文書を同一フォルダに登録することはできません。拡張子が異なってい ても、大文字小文字の違いがあっても同様です。
連携入力フォルダの文書を登録する
連携入力フォルダに登録された文書をキャビネットに登録します。 連携入力フォルダ機能とは、指定した1つのフォルダ(以下、「監視対象フォルダ」と呼称)の 中に保存されている画像ファイル、または PDF ファイルを定期的に調べ、必要に応じて PDF ファ イルに変換すると共に、瞬簡ファイリングの「入力フォルダ」(「瞬簡ファイリング設定」ダイ アログの「入力」画面で設定したフォルダ)に移動する機能です。瞬簡ファイリングでは、こ の連携入力フォルダを最大 24 個まで設定し、同時に利用することができます。 この機能により、ユーザーが手動で操作することなく、自動的に大量の画像データファイルの PDF ファイルへの変換を行うことができるようになります。 監視対象ファイル 連携入力フォルダ機能により監視対象となるファイルの種類は、以下の通りです。 拡張子 説明 BMP Windows ビットマップファイル JPG JPEG ファイルTIF TIFF ファイル(Multi-TIFF を含む) PNG PNG ファイル PDF PDF ファイル (連携入力フォルダの設定に関する詳細は「環境設定」の「入力」の項を参照してください。) 監視対象フォルダから取り込んだ時点での PDF ファイル/イメージ文書は「連携入力フォルダ」 に収められただけで、キャビネットには登録されていません。「 連携入力フォルダ 」 から登録 先フォルダにドラッグ&ドロップして登録する必要があります。 連携入力フォルダの文書を文書登録する 機能解説 連携入力フォルダに保存されている文書をキャビネットに登録します。 ワークパレットへコピーして他の文書と結合などを行った場合はワークパレットからキャ ビネットへ登録してください。 操作手順 連携入力フォルダの文書をキャビネットの登録先フォルダにドラッグ&ドロップします。 ●注意事項 「連携入力フォルダ」の文書について 連携入力フォルダ機能を使って取得した文書は「連携入力フォルダ」に格納されます。 この時点の文書はまだキャビネットに登録されていません。また、連携入力フォルダに 登録された文書は、監視対象フォルダから削除されます。 ドラッグ&ドロップについて ドラッグ&ドロップ操作によってキャビネットのフォルダに格納されたファイルは「連 携入力フォルダ」からの移動です。複製ではありません。 登録するファイル名について 同じ名前を持つ文書を同一フォルダに登録することはできません。拡張子が異なってい る場合、大文字小文字が異なる場合においても同様です。