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2009年12月14日
全日病DPC分析事業
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はじめに
急性期病院に広がる診断群分類(DPC)別包括支払方式においては、医療の質向上と経
営の効率化の両立に向けた取り組みが重要です。全日本病院協会では、平成19年7月より
DPC分析事業を開始し、会員病院に高性能なマネージメントツールを安価に提供していま
す。
MEDI-TARGETは、DPC分析に定評のあるニッセイ情報テクノロジー株式会社の
MEDI-ARROWSを機能強化したサービスであり、ASP方式のため院内に大がかりな設備
投資も必要とせず、手軽に高度な分析ができるため大変ご好評をいただいております。
更なる医療の質向上と経営の効率化に向けて、貴院でのMEDI-TARGET活用をご検討
いただきたく、MEDI-TARGETのサービス概要を分析事例を交えながらご紹介させてい
ただきます。
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分析の切り口と考え方
~MEDI-TARGETによるDPC分析について
~
外科
整形外科
内科
泌尿器科
・・・
経営企画 看護部
薬剤部
地域連携
分析は部門や立場によって見る視点が異なり、必要な情報も異なります。
MEDI-TARGETは、それぞれに視点に応じた課題の抽出と、深堀分析をサポートします。
①経営企画部門の視点
②各診療部門の視点
③薬剤部の視点
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①経営者・経営企画部門の視点
病院の全体を俯瞰して、どこに課題や
改善の可能性があるのか把握する。
院長・理事長
ズバリ、うちの病院はどうなんだね?
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診療科別 包括/出来高収入比較
診療科別の収入構成と出来高格差はどうか
整形外科、外科、続いて内科が、収入で大きなウェイトを占める。
DPCに移行するにあたり、主力の診療科で大きな減収傾向がみられる。
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疾患別(MDC別)の収入構成と出来高格差はどうか
MDC別 包括/出来高収入比較
疾患別では、消化器系疾患、呼吸器系疾患、外傷系の疾患の順に
収入のウェイトが大きく、最も収入の多い消化器系疾患において
大きな減収傾向がみられる。
6
どの診療科にコストダウンの可能性があるか
診療科別 DPC主要指標
コスト削減のポテンシャルが高いDPC制度下では包括評価の対象とな
る診療行為の管理が重要。
包括対象となる医療資源の投入量が
大きい診療科ほど、潜在的なコスト
削減の可能性が高いと考えられる。
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どの疾患にコストダウンの可能性があるか
DPC6桁別
DPC主要指標
包括評価の対象となる診療行
為の特徴を疾患ごとに把握し
ておくことが重要。
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病床資源は適切に分配されているか
のべ
在院
日数
(
人日
)
自由分析 収入単価別ベッド稼働状況
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収入単価に着目した戦略的ベッドコントロール
1日あたりの収入単価に着目し、
単価が高い疾患のシェアを伸ばし、
単価の低い疾患の回転率を上げる
など、病床稼働率に応じたベッド
コントロールが可能。
DPC6桁別
収入特性分析
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院長・理事長
なるほど!
さっそく各診療部門に改善を指示しましょう
経営者・経営企画部門の視点について
• 経営者・経営企画部門は個々の詳細よりも病院全体を俯瞰してみることが求められる。
• コスト削減の可能性はどこにあるのか、病床は適正に稼働しているか、伸ばすべき
診療科はどこかなど、全体の最適化を図ることが重要。
• 包括評価対象となる投薬、注射、処置、検査、画像などの医療資源投入量を把握し、
診療科ごとにどの領域に注意すべきか把握しておくことも重要である。
• 包括/出来高差額のマイナスは、DPC制度下における標準的な診療と比較して
医療資源投入量が多いことへの警告である。大きなマイナス(あるいはプラス)
となるDPCについては課題があるといえる。
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②各診療部門の視点
診療行為レベルでコスト削減の
可能性について検討する
どのDPCに着目すべきか?
コスト削減の可能性はあるか?
外科部長
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どのDPCに着目すべきか
外科 DPC14桁別 収入貢献度ランキングTOP30
包括総収入が最も大きく、また差額も大幅なマイナスと
なっている「060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎
等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等」に着目する。
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どの診療区分に着目すべきか
症例別にみると、全体の7割で包括/出来高
差額がマイナスになっている。
6症例くらいの差額マイナスが特に大きい。
包括/出来高収入比較
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等腹腔鏡下胆嚢摘出術等 差額マイナスが大きい順14
投薬
注射
処置
検査
画像
手術・麻酔
出来高収入構成比較
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等腹腔鏡下胆嚢摘出術等患者を診療区分別に横並びにすることで、各領域の医療資源投入量のバラつき傾向を把握する。
差額マイナスが多い症例は、注射、検査、画像のボリュームが大きいことがわかる。
どの診療区分に着目すべきか
差額マイナスが大きい順15
注射
行為回数分析(注射)
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等腹腔鏡下胆嚢摘出術等患者を横並びにし、診療行為レベルで行為回数を比較す
ることで、患者ごとのバラつきを把握することができる。
大きな差額マイナスの要因のひとつとして、副傷病や重
症度にともなう高額薬剤の投与があげられる。
診療行為レベルでコスト削減の可能性について検討(注射)
差額マイナスが大きい順16
検査
行為回数分析(検査)
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等腹腔鏡下胆嚢摘出術等差額マイナスが大きい症例は、他の症例と比較して、
腫瘍マーカーやエコー等の検査が多い。
診療行為レベルでコスト削減の
可能性について検討(検査)
差額マイナスが大きい順17
画像
行為回数分析(画像)
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等腹腔鏡下胆嚢摘出術等診療行為レベルでコスト削減の可能性について検討(画像)
造影剤を使ったCTを実施した症例は差額マイナス
が大きくなる傾向がある。
差額マイナスが大きい順18
他院と比較して薬剤使用量が多い。
他院と比較した医療資源投入量の傾向は
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他院と比較した在院日数の傾向は
ベンチマーク 術前/術後在院日数比較
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等腹腔鏡下胆嚢摘出術等20 外来E/Fファイルを取り込むことで、入院前後のパスを含む、一連の診療エピソード全体 を把握することが可能です。必要な検査や投薬がどのタイミングで行われているのか、エ ビデンスに基づいた診療が実施されているかなど、診療プロセス全体の最適化を検討する ことができます。
パス詳細分析
入院前後のパスを含む、診療エピソード全体を可視化
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統計的視点から診療プロセスの全体像を可視化
複数の患者に対する診療行為の実施率という視点から、診療プロセスの分析が可能です。 院内の疾患別標準医療の把握、エビデンスに基づいた医療の実施状況の評価、クリニカルパス作成のための実績 情報の抽出、バリアンス分析など、さまざまな用途に合わせて診療プロセスを可視化し、パス運用サイクルを強 力にサポートします。パス統計分析
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診療行為のレベルで患者を横並びにして
比較検討するところがポイントだね
外科部長
各診療部門の視点について
• DPC制度下においては、DPC単位での分析が必要となる。もし収入や件数が多い
主要疾患で差額マイナスが大きければ、優先的にコスト削減に取り組むべきである。
• コストの削減や標準化を検討するにあたっては、DPCごとに患者を横並びにして、
診療行為レベルで内容や行為の回数を比較することが効果的である。
• まずは患者ごとに診療行為のバラつきはあるか? その原因が何かを検討する。
その結果を考慮し、検査回数の見直しや画像や検査の必要性について検討する。
• 改善において重要と考えられるポイントの1つとして、術前の検査や画像の
外来への移行があげられる。
• ベンチマークは自院の診療特性を把握したり、自院で抱える課題の解決策を検討する
うえで有効な手段である。
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③薬剤部の視点
薬剤部
どの薬剤に着目すべきか?
どの疾患に着目すべきか?
薬剤は適正に使用されているか。
効率的なジェネリックシフト方法を
検討したい
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どの薬剤に着目すべきか?
包括評価対象となる金額の多い薬剤はどれか。
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どの疾患に着目すべきか?
包括評価対象となる薬剤金額が多い疾患はどれか。
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疾患別薬剤別ではどこに注目すべきか?
疾患別薬剤別にみて着目すべき領域はどこか検討する。
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入院日基準抗生剤の使用状況
040080 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎特定の薬剤に着目し、エビデンス通り適正に使用され
ているかどうか確認することができます。
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後発のある先発品
後発品
後発のない先発品
ベンチマーク 先発/後発医薬品構成比較
薬効分類:61抗生剤抗生剤については他院と比較して先発品の使用率が高く、
後発品への切り替えの余地が十分にあると考えられる。
他院のジェネリックシフト状況はどうか
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薬効分類別 ジェネリックシフト
薬効分類別のジェネリックシフト状況はどうか
シフト効果額とは、仮に
全ての先発品を最安値の
後発品に切り替えた場合
の推計です。薬剤ごとに
ジェネリックシフトによ
る大まかな削減効果を把
握することが可能です。
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代替薬品リスト
薬効分類:61抗生剤具体的な代替品候補や想定されるシフト効果額を
確認しながら切り替えを検討することが可能です。
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薬剤部
まずは抗生剤からジェネリックシフトに
着手してみましょう
薬剤部の視点について
• 薬剤コストを削減するには、必要な患者に必要なだけ投与されているか?
投与時期や期間は適正か? 用法が守られているか? ジェネリックへの変更は可能か?
などの視点で分析することが必要である。
• ジェネリックシフトの検討では、包括評価対象となる金額が大きく、シフト効果額が
大きな薬剤から着目すると費用対効果の面で効率がよい。
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全日病DPC分析事業
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MEDI-TARGET機能概要
定型分析
全日病ボード
診
療
情
報
分
析
病院指標ベンチマーク
ベ
ン
チ
マ
ー
ク
基礎診断分析
重要課題分析
自由な切り口でデータを 抽出しExcelを用いて分析 ※エンタープライズ版ユーザのみ利用可能 病院全体を俯瞰して課題を 抽出し深堀する 多くの病院で共通する重要 課題をあらかじめ抽出 行為回数 収入特性 出来高収入構成 ジェネリックシフト 代替薬品リスト自
由
分
析
有効な事例や、全日病ユーザ様からの リクエストに応じたコンテンツを掲載 入院経路分析 紹介患者数推移 在院日数比較 包括/出来高差額 薬剤・材料費比較 疾病ごとの医療資源投入傾向や 臨床指標を病院間で比較 収入構成比較 包括/出来高比較 パス分析診療アウトカム評価
診療アウトカム評価事業のアウトカ ムレポートを参照可能34
基礎診断分析のサンプル
基礎診断分析は、病院全体を俯瞰して課題を抽出し、ドリルダウンによる深堀分析で原因を追究す
ることを目的としています。
診療科別 包括/出来高差額 疾病別 包括/出来高差額 患者別 包括/出来高差額 行為回数分析診療科別では?
疾病別では?
患者別では?
診療行為別では?
あらかじめ実装された分析フレームワークに
従い、課題の抽出と、ドリルダウンによる原
因の追究を支援します。
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重要課題分析のサンプル
重要課題分析は、多くの病院で共通する重要課題をあらかじめロジックとして組み込み、必要な情
報をすばやく得ることを目的としています。
ジェネリックシフト先発品の全てを最安値の後発品に切り替えた場合
の効果額推計により、ジェネリックシフトの大ま
かなポテンシャルを把握することが可能。
代替薬品リスト具体的な代替薬品と想定されるシフト効果額を
確認しながら切り替えの検討が可能。
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自由分析のサンプル
自由分析は、DPC調査データを分析に適した形で2次加工し、データベースをExcelにダウンロード
して自由な切り口で深堀分析することを目的としています。
患者診療情報
診療明細情報
行為明細情報
カルテ情報
薬剤集約データ
日々患者集約データ 主にEファイルの情報を加工(実施曜日、入 院日数など追加) 薬剤毎に薬効分類、包括/出来高別総使用量、 金額等をサマリしたテーブル 使用頻度の高い主要分析項目などを患者1入院 1レコードにサマリー加工したテーブル 主にFファイルの情報を加工(薬価基準コー ド、薬効分類、後発品区分など追加) 様式1の全調査項目データ 入院経過日別の包括収入、累計などのサマ リー加工データ(Dファイルベース)自由分析公開テーブル
分析に適した形に2次加工されたデータ
をもとに、Excelの機能を用いて独自の視
点で分析が可能。
Excelで分析しやすいよう配慮、例えば・・・ ・入院期間別金額 ・診療区分別金額 ・術前検査/画像金額 ・入院期間区分 ・術前日数 ・入院期間別外泊日数 ・日数捌再入院フラグ など37
ベンチマーク分析のサンプル
ベンチマーク分析は、疾病ごとに医療資源投与傾向の違いや臨床指標を病院間で比較し、新たな課
題や解決策の発見を目的としています。
薬剤・材料費比較 転帰割合比較 術前検査・画像比較 指導管理料比較 術前/術後在院日数比較 入院期間尺度比較診療行為やアウトカムなど、さまざまな視点から自院のポジ
ションを確認し、現状の課題や解決策の発見に有効です。
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MEDI-TARGET月次運用プラン
当月10日頃 【毎月の運用プラン】 当月25日〆ご契約病院
全日本病院協会 ニッセイ情報テク ノロジー データ出力 送付 ●各契約病院様からのデータ収集 毎月25日を〆日とし、各契約病院 様から到着するデータファイルを収集 一括送付 データ ファイルコピー 前月分の データを出力 媒体に ファイルコピー ●ファイル一括送付 〆日までに到着した契約病院様か らの各ファイルをNITに一括送付する 当月25日まで の到着に間に合 わない場合、翌 月分とあわせて 送付いただく ●データ取込 各契約病院様データの取込を実施 当月末頃 Q & A 表 送 付 (致 命 的 エ ラ ー 発 生 時 の み ) Q&A表 致命的エラー発生 時は、当月のデータ 取込が不可能とな るため、データ修正 後、翌月のファイル 出力時にあわせて データを送付する MEDI-TARGET分析開始 インターネット回線を通じ、 MEDI-TARGETデータ分析及び エラーログ内容の確認を実施 翌月10日 ●エラーデータ発生時 データ取込の際、エラーが発生した場合には以下パターンにて データ確認を実施 ①致命的エラーの場合(DBへの取込不可) →Q&A表を、各契約病院様に送付 ②データ不整合等のエラー →MEDI-TARGETのログ画面にてエラー詳細を確認 データ取込・チェック作業 ●MEDI-TARGET取込に必要なファイルを院内にて作成 ・「Eファイル」シリーズ ・「Fファイル」シリーズ ・「様式1+DPCコード」シリーズ →DPC対象病院、DPC準備病院でファイル種は異なる ・「様式4」シリーズ ・「Dファイル」シリーズ →DPC対象病院のみ データチェック MEDI-TARGET 締切は毎月10日、 25日の2回39