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膵嚢胞の臨床的研究

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Academic year: 2021

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CT

による胸部食道癌の他臓器浸潤と上縦隔リ ンパ節転移の有無の診断 〔消化器病センター外科〉杉山 明徳 CTによる胸部食道癌の他臓器浸潤(A3)とリンパ節 転移 (n (+))の有無の診断に関し,その有用性と限 界について述べた.対象とした症例は最近1年半の聞 に検討しえた90例である.

n

(+)に関しては正診率は 92.3%となり,特に1cm以上の腫大を示すりンパ節で は良好な結果を得られたが,5mm位の小さなものでは 診断が困難である.

A3

の診断は相手臓器が大動脈,気 管,気管支,心のうでそれぞれ98.9%,97.8%,98.9%, 95.6%の正診率であった.術前にCTVこて,

A3

と診断さ れた症例は24例で,このうち20例が病理学的にみで、あ り,この20例中17例は絶対非治癒切除で,残りの3例 も相対非治癒切除に終っている.以上より CTは,食 道癌の手術適応や術式の選択,術中リンパ節郭清など の点で重要かつ有用な検査法であると思われる. 2.食道癌における Photoradiationtherapy (消化器病センター外科〕奥島 憲彦 内視鏡的に食道表在癌と診断した5例にへマトポル フィリン誘導体を投与後アルゴンダイレーザーを照射 し良好な結果を得たので報告した.ともに何らかの理 由で外科的治療のできなかった5例で、ある. 1例は照 射後2カ月日にレーザーかけ残しによる癌遺残で再照 射施行したが 4カ月から最長1年10カ月の経過観察 にて

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U

ともに再発所見はなく,定期的生検でも悪性 細胞を検出していない.光過敏症による軽度の色素沈 着以外,全例,合併症を見ていない. 食道癌における PhotoradiationTherapyの適応, 方法,経過について述べた. 3.

I

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b

型早期胃癌の内視鏡診断の問題点と色調の 分析 (消化器病センター外科)山下由起子

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型早期胃癌の診断は,今まで,その内視鏡所見の 乏しさから,大変困難と考えられてきた.当センター における早期胃癌の総数は1,460病巣で,そのうち

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は75病巣,わずか5.2%である.表面平担で周囲粘膜と の聞に,高低差を認めない

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b

型早期胃癌の診断には, その微少な色調変化をひろいあげることが重要であ る.そこで,

I

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型早期胃癌の内視鏡診断の新しいアプ ローチとして,高速分光光度色差計を導入して,胃粘 膜の色調変化を計量化し,客観的評価を試みた.装置 は,高速分光光度色差計CMS-1200(村上色彩技術研究 所開発〉を用い,胃粘膜の原射スペクトルを測定した. 676

I

I

b

型早期胃癌では,明らかに周囲粘膜と異った分光曲 線が得られた.さらに改良に努ることにより,診断困 難な

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I

b

の新しい内視鏡診断法として確立できると考 える.

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上部胃癌に対する騨牌合併切除の意義 〔消化器病センター外科〉新井稔明 勝牌合併切除の意義について検討した.上部胃癌624 例について10,11番の順に転移率をみると部位別では 大寄側に24%,20%,深達度ではpsED群に12%,13%, 大きさ4cm以上で13%,13%と高率であった.10, 11 番を術後新鮮標本から肉眼的に摘出した群と,その後 にメチレンブルー染色し,さらに半連続切片にて組織 学的に確認した群を比較すると,後者に約4倍のリン パ節が遺残し,合併切除なしの完全郭清は不可能と考 えられた.合併切除の影響をみるため, psr, se, po, hoについて胃全摘,胃全摘十牌摘,胃全摘十勝牌合併 切除の3群に分け5生率を検討すると,noで、は33.8%, 38.7%, 50%, n2ED10, 11番@では11.1%,16.7%, 22.1%で勝牌を温存することの優位性は認めなかっ た.勝目卑合併切除の適応は大湾側に占居,深達度psED 群,つまり肉眼的にはSl以上,大きさ4cm以上の場合 である. 5.貴蕩性大腸炎術後小腸炎の検討 (消化器病センター外科)三神俊史 潰蕩性大腸炎術後の小腸炎を,潰蕩性大腸炎術後の 小腸粘膜に炎症があり,その中に潰蕩が存在するもの と定義し,術後症例について,小腸炎の有無,その形 態的特徴,手術々式,残存直腸再燃, Backwash ileitis との関係を調べ若干の知見を得た.検索対象は潰蕩性 大腸炎手術例49例中,内視鏡検査をし得た28例で, う ち7例に小腸炎を認めた. 7例中5例は回腸直腸吻合 例で 2例は回腸凄造設例である.小腸炎の形態的特 徴より, A.軽い炎症があり潰蕩が散在するもの, B. 炎症がひどく潰療が多発連続しているもの,の2型に 区分すると, Aは5例, Bは2例認められた.また回 腸直腸吻合例15例中8例に直腸再燃があり, うち5例 に小腸炎が認められ深い相関を示した.次に Back-wash ileitisとの関係をみると, Backwash ileitis EDの 7例中4例に小腸炎が認められ

θ

の症例より高頻度に 小腸炎がみられた. 6.隣嚢胞の臨床的研究 (消化器病センター外科〉伊藤孝子 2cm以上の勝嚢胞133例を,成因別に,先天性,炎症 性,腫蕩性,原因不明とに分類し検討を行なった.炎

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症性嚢胞では,自然消失例もあるが,治療に関しては, 嚢胞外痩術,内凄術,騨切除術いずれの術式でも良好 な成績にあったが,背景疾患との関連において,慢性 解炎を原因とする場合には,嚢胞の処置だけでは再手 術が必要となる症例があった. 腫虜性嚢胞においては,特に勝癌による二次的な嚢 胞では嚢胞により牌癌がmaskされる例もあり,勝癌 の存在を念頭においた充分な検索が必要であった. 勝嚢胞は単一な疾患ではなく,大部分は基礎疾患の 上に成り立つ現象としての病変である.したがって, 嚢胞にとらわれることなく,背景疾患に対する充分な 把握と,治療を考慮しなければならない. 7.肝細胞癌に対する Embolizationの臨床病理学 的検討 (消化器病センター外科〉上田 哲哉 術前に肝細胞癌のviabilityを低下させてから,切除 するという術前TAE併用切除療法の試みが,諸施設 において行われてきている.当センターでも16例施行 されており,その切除標本を病理組織学的に検討した ので報告する.主結節に対するTAEの効果は認めら れ, 15例中3例が100%壊死に陥り, 80%以上の壊死が 10例に認められた.被膜部腫蕩の残存は10例に認めら れ,ほとんど効果を得られなかった.被膜外浸潤,門 脈腫蕩栓にも同様にほとんど効果は得られなかった. 娘結節に関しては,4mm程度の完全に被包化されたも のには効果があったが,あまり効果は得られなかった. それら効果のない腫蕩に対しての今後の検討が必要で あると思われた. 8.胃病変における超音波内視鏡の有用性 (消化器病センター内科〉伊藤弥生 目的:正常胃壁の超音波解析を行ない,これに基づ いた胃癌の深達度と病理組織上のそれを対比し,本法 の正診率を検討した. 結果:正常胃壁は,剥離実験・針刺入実験より 6層 構造として観察された.早期癌,進行癌を含めた39例 について検討したところ,進行癌の正診率はほぼ100% であった.早期癌では隆起型の場合80%であったのに 対して陥凹型は32%だった.また誤診例中87%が実際 よりも深く読んで、いた. 考察.陥凹型早期癌に誤診が多い理由は,併存する 潰蕩や廠痕のために層の断裂や線維化,細胞浸潤を生 じ,これが超音波上癌浸潤との鑑別を困難とし,実際 よりも深く読んでいた.粘膜下腫蕩や胃外性圧排につ いては,本法は最も良い適応であるが,胃癌について 57 は特に陥凹型の診断率をあげるために更に検討を加え たい.

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肝硬変患者における胃粘膜血行動態の検討 (消化器病センター内科〉足立ヒトミ 肝硬変に合変する胃病変の成因を追求するため胃粘 膜血行動態の検討を行なった. 方法:水素クリアンス法 (H法〉により体上部大湾 前庭部大湾の2点、で,臓器反射スペクトル法(S法〉を 用い胃内7点で測定した.また一部の例は両法を同時 測定した. 対象:control群(C群〉はH法35例, S法31例,同 時測定12例で, LC群は H法51例, S法35例,同時測定 16例である. 結果:H法ではLC群で体部血流が低下し前庭部と 差がなかったが,

S

法での

IHB

値(血液量〉は

C

群,

LC

群とも体部が前庭部に比べ高かった.また

LS0

2値 は

LC

群で低下傾向がみられた.同時測定例では

LC

群の体部大奪のみ血流量と

IHB

値の相関がなかった. またLC群で体部発赤(+)群と(一〉群を比較すると 発赤(十〉群が血沈量が低下し

IHB

値が高かった. 結 論 :

LC

では胃体部血流低下の割に血液量は多く 酸素飽和度低下があり,胃体部血流うっ滞が示唆され た.LCの体部粘膜発赤には血流うっ滞の関与がある と思われた.

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症候性および無症候性原発性胆汁性肝硬変症の 比較検討 (消化器病センター内科〕金子 篤子 昭和47年から59年に当科で観察した原発性胆汁性肝 硬変26例を症候性 (S),無症候性 (A)群に分け比較検 討した.S群14例A群12例.初診時S群47.9歳A群 51.0歳.男女比3対23.S群で総ビリルビン, ICG,血 清銅が,A群でIgMが高値.血清胆汁酸分画はS群 で 胆汁うっ滞パターンでA群はほぼ一常.組織はS群の 66.7%がScheuerのStage III以上, A群 は 全 例 Stage 1でplasma cellの浸潤が目立ったがIgMと plasma cel1聞に相関はなかった.S群の36.7%が発症 後平均5.9年で死亡

. A

群の半数が肝障害発現後平均 1.9年で、症候性へ移行,他の半数は平均4.7年の経過期 間で無症候性状態が継続していた. 11.騨炎による高度食道狭窄を合併した早期食道癌 のl例 (中山記念胃腸科病院〉 山 本 雅 一 , 林 恒 男 , 田 中 精 一 矢 川 彰 治 , 辻 村 深 治 -677ー

参照

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