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ETERNUS ディスクアレイ ETERNUSmgr ユーザーガイド 導入編

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はじめに

本 書 は、ETERNUS DX400/DX8000 series, ETERNUS2000, ETERNUS4000, ETERNUS8000, ETERNUS3000, ETERNUS6000, GR series(以下、ETERNUS ディスクアレイ、または装置と いう)の導入時に、ETERNUSmgr を使用して装置の設定、状態表示、および装置監視を行う場 合に、お客様に確認していただきたい事項や操作方法について説明しています。

本書は、ETERNUSmgr のシステム管理者、およびオペレーターを対象に書かれています。 本書を読むにあたって、UNIX、Linux、または Windows® のシステム管理、および Web サーバ 管理の知識が必要です。 第4 版 2009 年 10 月

本書の内容と構成

本書は、以下に示す6 章で構成されています。 ● 第1 章 概要 ETERNUSmgr の機能、構成要素、役割、運用時に必要なソフトウェアなどの概要について 説明しています。 ● 第2 章 環境設定 ETERNUSmgr の設定方法について説明しています。 また、複数の装置を監視する方法についても説明しています。 ● 第3 章 起動と停止 ETERNUSmgr の起動方法と停止方法について説明しています。 ● 第4 章 操作画面(トップメニュー) ETERNUSmgr の操作画面について説明しています。 ● 第5 章 ETERNUSmgr の注意点 ETERNUSmgr 使用時の注意点について説明しています。 ● 第6 章 ETERNUSmgr のメッセージ ETERNUSmgr のメッセージ、装置の設定および運用中のメッセージについて説明していま す。

(4)

関連マニュアルについて

本書の関連マニュアルとして以下のものが用意されています。

ETERNUS DX400/DX8000 series ETERNUSmgr ユーザーガイド 設定/保守編 ETERNUS2000 ETERNUSmgr ユーザーガイド 設定/保守編 モデル 50, 100, 200 用 ETERNUS3000 ETERNUSmgr ユーザーガイド 設定/保守編 モデル 50 用

ETERNUS3000 ETERNUSmgr ユーザーガイド 設定/保守編 モデル 80, 100, 200, 200M, 300, 300M, 400, 400M, 500, 500M, 600, 600M, 700, 700M 用

ETERNUS6000 ETERNUSmgr ユーザーガイド 設定/保守編

ETERNUS8000, ETERNUS4000 ETERNUSmgr ユーザーガイド 設定/保守編 ETERNUS4000 ETERNUSmgr ユーザーガイド 設定/保守編 モデル 80, 100 用 ETERNUS GR740, GR820, GR840 GRmgr ユーザーガイド 設定/保守編 ETERNUS GR710 GRmgr ユーザーガイド 設定/保守編

ETERNUS ディスクアレイ ETERNUSmgr インストールガイド Solaris™ Operating System 用

ETERNUS ディスクアレイ ETERNUSmgr インストールガイド Windows® 用 ETERNUS ディスクアレイ ETERNUSmgr インストールガイド Linux 用 ETERNUS ディスクアレイ ETERNUSmgr インストールガイド HP-UX 用 ETERNUS ディスクアレイ ETERNUSmgr インストールガイド AIX 用 ETERNUS DX410/DX440 ディスクアレイ 取扱説明書 ETERNUS DX8100/DX8400/DX8700 ディスクアレイ 取扱説明書 ETERNUS2000 ディスクアレイ 取扱説明書 モデル 50, 100, 200 用 ETERNUS3000 ディスクアレイ 取扱説明書 モデル 50 用 ETERNUS3000 ディスクアレイ 取扱説明書 モデル 80 用 ETERNUS3000 ディスクアレイ 取扱説明書 モデル 100 用 ETERNUS3000 ディスクアレイ 取扱説明書 モデル 200, 200M, 400, 400M, 600, 600M 用 ETERNUS3000 ディスクアレイ 取扱説明書 モデル 300, 300M, 500, 500M, 700, 700M 用 ETERNUS6000 ディスクアレイ 取扱説明書 ETERNUS8000 ディスクアレイ 取扱説明書 モデル 800, 1200, 2200 用 ETERNUS8000 ディスクアレイ 取扱説明書 モデル 700, 900, 1100, 2100 用 ETERNUS4000 ディスクアレイ 取扱説明書 モデル 400, 600 用 ETERNUS4000 ディスクアレイ 取扱説明書 モデル 300, 500 用 ETERNUS4000 ディスクアレイ 取扱説明書 モデル 100 用 ETERNUS4000 ディスクアレイ 取扱説明書 モデル 80 用

(5)

登録商標について

Microsoft、Windows、Windows Server は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他 の国における登録商標または商標です。

UNIX は、米国およびその他の国におけるオープン・グループの登録商標です。 HP-UX はヒューレット・パッカード社の商標です。

AIX は、IBM Corp. の商標です。

Java およびすべての Java 関連の商標およびロゴは、米国およびその他の国における米国 Sun Microsystems,Inc. の商標または登録商標です。

Sun、Sun Microsystems、Sun ロゴ、Solaris、およびすべての Solaris に関連する商標およ びロゴは、米国およびその他の国における米国Sun Microsystems,Inc. の商標または登録商 標であり、同社のライセンスを受けて使用しています。

Linux は、Linus Torvalds 氏の米国およびその他の国における登録商標あるいは商標です。 SUSE は米国 Novell, Inc. の一部門である SUSE LINUX AG. の登録商標です。

Red Hat、RPM および Red Hat をベースとしたすべての商標とロゴは、Red Hat, Inc. の米 国およびその他の国における登録商標あるいは商標です。

Netscape、Netscape Communicator は、Netscape Communications Corporation の米国、お よびその他の国における登録商標です。

Mozilla、Firefox は、Mozilla Foundation の登録商標です。 Adobe Acrobat は、Adobe Systems Incorporated の商標です。

その他一般に、会社名、製品名、サービス名は各社の商標または登録商標です。

製品の呼び方について

本書に記載されている製品名称を、次のように略して表記します。

Microsoft® Windows® 2000 Server operating system、Microsoft® Windows® 2000

Advanced Server operating system、および Microsoft® Windows® 2000 Datacenter Server operating system を Windows® 2000 と表記しています。

Microsoft® Windows Server® 2003, Standard Edition、および Microsoft® Windows Server® 2003, Enterprise Edition を Windows Server® 2003 と表記しています。

Microsoft® Windows Server® 2003 R2, Standard Edition、および Microsoft® Windows Server® 2003 R2, Enterprise Edition を Windows Server® 2003 R2 と表記しています。 Windows® 2000、Windows Server® 2003、および Windows Server® 2003 R2 のすべてを

指す場合は、Windows® と表記しています。

Solaris™ Operating System を Solaris OS と表記しています。

Microsoft Corporation のガイドラインに従って画面写真を使用しています。 Copyright 2009 FUJITSU LIMITED

(6)

目次

1 章 概要...8

1.1

ETERNUSmgr の概要 ... 8

1.2

ETERNUSmgr の機能 ... 10

1.3

必要なソフトウェアとハードウェアについて ... 12

2 章 環境設定 ...15

2.1

設定ファイル ... 15

2.2

設定ファイルの設定手順 ... 17

2.2.1 Solaris OS, HP-UX, AIX, Linux 版の設定 ... 17

2.2.2 Windows® 版の設定 ... 18

2.3

設定項目 ... 18

2.3.1 装置の設定 ... 18 2.3.2 メール通知の設定(メール通知機能を使用する場合) ... 22 2.3.3 アラーム履歴ファイルの設定 ... 24 2.3.4 アラームテキストファイルの設定 ... 26 2.3.5 ログファイルの設定 ... 28

2.4

トップメニューファイルの設定 ... 31

2.4.1 トップメニューファイルの設定手順 ... 31 2.4.2 トップメニューファイル(menu.htm)の編集内容 ... 33

2.5

複数装置の監視 ... 35

2.5.1 設定ファイルの作成 ... 35 2.5.2 設定ファイルの設定手順(複数の装置を監視する場合) ... 36 2.5.3 トップメニューファイルの設定(複数の装置を監視する場合) ... 37

3 章 起動と停止...40

3.1

Solaris OS, HP-UX, AIX, Linux 版 ETERNUSmgr の起動と停止 ... 40

3.1.1 起動方法 ... 40 3.1.2 停止方法 ... 42 3.1.3 デーモンの登録(自動起動の設定) ... 42

3.2

Windows® 版 ETERNUSmgr の起動と停止 ... 43

3.2.1 起動方法 ... 43 3.2.2 停止方法 ... 46 3.2.3 サービスの登録(自動起動の設定) ... 46

(7)

4 章 操作画面(トップメニュー)...47

5 章 ETERNUSmgr の注意点 ...49

6 章 ETERNUSmgr のメッセージ ...53

6.1

アラーム履歴メッセージ ... 53

6.2

アラームテキストファイル

... 54

6.3

メールメッセージ ... 56

6.4

ログメッセージ

... 58

索引

...62

(8)

1 章

概要

ETERNUSmgr は、ETERNUS DX400/DX8000 series, ETERNUS2000, ETERNUS4000, ETERNUS8000, ETERNUS3000, ETERNUS6000, GR series(以下、ETERNUS ディスクアレ イ、または装置という)の管理者が、装置の状態監視・状態表示・設定保守を行うための機能を 提供します。ETERNUSmgr は、ETERNUSmgr ソフトウェアと装置に組み込まれている保守プ ログラムで構成されています。装置の状態監視は、管理サーバにETERNUSmgr ソフトウェアを インストールして行います。状態表示・設定保守については、装置に組み込まれている保守プロ グラムを使用して行います。 本書は、主にETERNUSmgr の状態監視機能(ETERNUSmgr ソフトウェア部)について記載し ます。 状態監視は必須ですが、他の運用管理ソフトウェアを使用して装置の状態監視を行う場合は、 ETERNUSmgr ソフトウェアのインストールは不要です。その場合は、WWW ブラウザで装置の ロ グ オ ン 画 面 を 直 接 指 定 し て 装 置 の 状 態 表 示・設 定 保 守 を 行 っ て く だ さ い(詳 細 は、 『ETERNUSmgr ユーザーガイド 設定/保守編』を参照してください)。

1.1

ETERNUSmgr の概要

ETERNUSmgr は、 Windows® 2000, Windows Server® 2003, Windows Server® 2003 R2, Solaris OS, HP-UX, AIX, Linux のいずれかの OS がインストールされたサーバ(以降、管理サー バと呼びます)上で動作します。管理サーバと装置はLAN で接続します。

装置の管理者は、WWW ブラウザ上で装置状態の確認や保守作業を行うことができます。

また、ETERNUSmgr が検出したハードウェアの障害内容を管理者にメールで通知することがで

きます(メール送信を行わない設定も可能です)。

(9)

> 1.1 ETERNUSmgr の概要 ETERNUSmgr の接続構成例 ETERNUSmgr をインストールする管理サーバは、業務サーバと同一のサーバであっても構いま せん。 管理サーバは ETERNUSmgr を用いた装置の保守作業中でも稼働していることが前提となりま す。

ネットワーク条件

サーバ、クライアント、および監視対象装置の間にファイアーウォールを設置する場合は、ファ イアーウォールを通過できるよう、以下のポート番号を設定してください。 ● クライアント通信 *1: Web サーバプログラムの設定による。

*2: ETERNUS DX400/DX8000 series, ETERNUS4000 モデル 300/400/500/600, ETERNUS8000 の場 合、ポート番号は変更可能。 ▤ℂࠨ࡯ࡃ ࡔ࡯࡞ࠨ࡯ࡃࡊࡠࠣ࡜ࡓ 㧔▤ℂࠨ࡯ࡃ߇Windows ߩ႐วࠍ㒰ߊ㧕 Webࠨ࡯ࡃࡊࡠࠣ࡜ࡓ ETERNUSmgr࠰ࡈ࠻࠙ࠚࠕㇱ ࡮⁁ᘒ⋙ⷞ߅ࠃ߮ࡔ࡯࡞ㅢ⍮ LAN ETERNUS ディスクアレイ ᬺോࠨ࡯ࡃ Fibre Channel Webࡉ࡜࠙ࠩ ࠢ࡜ࠗࠕࡦ࠻ WAN ࡔ࡯࡞ࠨ࡯ࡃ 㧔▤ℂࠨ࡯ࡃ߇ Windows ߩ ႐วߦᔅⷐ㧕

Windows /Solaris OS/HP-UX/AIX/Linux4

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Java Runtime Environment (ETERNUS2000ߩ႐ว) 4 4 通信先 ポート番号 / プロトコル 通信開始方向 機能 管理サーバ 80/tcp(*1) クライアント→管理サーバ トップメニュー表示、 アラーム履歴ファイ ル表示 監視対象装置 (ETERNUS2000 の場合) 80/tcp または 443/tcp クライアント→監視対象装置 装置構成表示 装置設定・保守 監視対象装置 (ETERNUS2000 以外) 80/tcp(*2) クライアント→監視対象装置 装置構成表示 装置設定・保守

(10)

> 1.2 ETERNUSmgr の機能

● 管理サーバ通信

*1: ETERNUS DX400/DX8000 series, ETERNUS4000 モデル 300/400/500/600, ETERNUS8000 の場 合、ポート番号は変更可能。 *2: デフォルト値(メールサーバプログラムに合わせて、ポート番号は変更可能) メールをサーバ間でリレーする場合は、適宜ファイアーウォールの設定を行ってください。

1.2

ETERNUSmgr の機能

ETERNUSmgr は以下の 3 種類の機能があります。 装置の構成の表示 装置の障害監視およびメール通知 装置の設定、保守

装置の構成の表示

装置のハードウェア構成を表示します。

装置の障害監視およびメール通知

装置の障害を監視します。障害が起きた場合、その障害箇所の履歴をHTML ファイル(以降、ア ラーム履歴ファイルと呼びます)として保存し、その保存場所と内容を管理者へメールで通知し ます。アラーム履歴ファイルは一定期間保存されますので、管理者はあとから障害の履歴を参照 することができます。 なお、障害監視機能では、障害が発生したエンクロージャの番号を通知します。監視する情報 は、ドライブエンクロージャとコントローラーエンクロージャ、バッテリーエンクロージャ単位 での障害だけで、ハードディスクやCPU といった詳細な障害箇所を特定することはできません。 障害が通知され、詳細な故障箇所を調べる場合は、ETERNUSmgr の装置状態表示画面(装置全 体の状態が表示される画面)をご利用ください。 装置状態表示画面では、各エンクロージャ(ドライブエンクロージャ、コントローラーエンク ロージャ、バッテリーエンクロージャ)に障害が検知されると、Alarm(警告)ランプが赤色で 点灯します。装置状態表示画面の詳細については、各モデル用の『ETERNUSmgr ユーザーガイ ド 設定/保守編』を参照してください。 また、障害監視機能で監視の対象とする部位は装置のモデルによって異なります。装置の種別に よる監視可能な部位を以下に示します。 通信先 ポート番号 / プロトコル 通信開始方向 機能 監視対象装置 (ETERNUS2000 の場合) 80/tcp 管理サーバ→監視対象装置 装置障害監視 監視対象装置 (ETERNUS2000 以外) 80/tcp(*1) 管理サーバ→監視対象装置 装置障害監視 メールサーバ (管理サーバがWindows の場合) 25/tcp(*2) 管理サーバ→メールサーバ メール通知

(11)

> 1.2 ETERNUSmgr の機能 装置ごとの監視可能な部位一覧 (○:監視可能、-:監視不可) *1: バッテリーはコントローラーエンクロージャ内に搭載されています。 監視可能な部位 装置の種別 GR710 GR720, GR730 GR740, GR820, GR840 コントローラー エンクロージャ ○ ○ ○ ドライブ エンクロージャ - ○ ○ バッテリー エンクロージャ - - - FC ケーブル - ○ ○ RCI ケーブル - ○ ○ DEI ケーブル - - - PANEL - - - Battery Unit - - -

Battery Charger Unit - - -

監視可能な部位 装置の種別 ETERNUS3000 ETERNUS 2000 ETERNUS 4000 モデル 80/100 ETERNUS DX400/ DX8000 series, ETERNUS 4000, ETERNUS 8000, ETERNUS 6000 モデル 50 モデル 80/100 モデル 200/ 200M/ 300/ 300M/ 400/ 400M/ 500/ 500M/ 600/ 600M/ 700/ 700M コントローラー エンクロージャ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ドライブ エンクロージャ - ○ ○ ○ ○ ○ バッテリー エンクロージャ - - ○ -(*1) - - FC ケーブル - ○ ○ - ○ ○ RCI ケーブル - ○ ○ - ○ - DEI ケーブル - - - - - ○ PANEL - - - - - ○ Battery Unit - - - - - ○

(12)

> 1.3 必要なソフトウェアとハードウェアについて 通知される装置状態の内容は、装置の各部位が正常からなんらかの異常な状態に遷移した、異常 から正常に遷移した、また、ある種類の異常から別の種類の異常な状態に遷移した(Offline か らAlarm に遷移した場合など)などの状態遷移も含めて詳細に通知されます。

装置の設定、保守

装置の環境設定や保守を行います。以下の機能があります。 装置の設定 装置のログの採取

1.3

必要なソフトウェアとハードウェアについて

ETERNUSmgr では、以下のソフトウェアとハードウェアが必要です。 運用時の接続構成のイメージについては、図「ETERNUSmgr の接続構成例」(P.9) を参照して ください。 必要なソフトウェアとハードウェア一覧 (○:必要、△:場合によって必要、×:不要)

管理サーバ

管理サーバには、用途に応じて、以下のソフトウェアを用意する必要があります。

管理サーバのOS が Solaris OS, HP-UX, AIX, Linux の場合は、付属のメールサーバプログラムを 使用します。 ● Web サーバプログラム ETERNUSmgr では、WWW ブラウザを用いてアラーム履歴ファイルや ETERNUSmgr のトッ プメニュー画面(「第4 章 操作画面(トップメニュー)」(P.47)参照)を閲覧することができ ます。閲覧しない場合は、Web サーバプログラムは必要ありません。使用する Web サーバ の種類については特定しませんが、アラーム履歴ファイルの一覧を表示するためには、任意 のディレクトリの一覧を表示する機能が必要です。

● メールサーバプログラム(Solaris OS, HP-UX, AIX, Linux 版 ETERNUSmgr の場合) ETERNUSmgr では、管理者へアラーム状態を通知するメールを発信することができます。そ のため、メールサーバプログラムが必要となります。

Solaris OS, HP-UX, AIX, Linux 版 ETERNUSmgr では、OS に付属の sendmail を使用します ので、管理サーバにsendmail がインストールされ、正しく設定されていなければなりません。 メール通知機能を使用しない場合、メールサーバプログラムは必要ありません。

ハードウェア ソフトウェア Solaris OS/Linux 版 Windows® 版

管理サーバ Web サーバプログラム △ △

メールサーバプログラム △

メールサーバ メールサーバプログラム × △

(13)

> 1.3 必要なソフトウェアとハードウェアについて

メールサーバ(Windows® 版 ETERNUSmgr の場合)

ETERNUSmgr では、管理者へアラーム状態を知らせるメールを発信することができます。メー ルを発信するためにメールサーバが必要となります。

[ 対象メールサーバ ]

SMTP プロトコルをサポートしている sendmail を搭載した UNIX 系サーバ(Linux を含む) 標準添付のSMTP サービスをサポートする Windows® 2000 Server、Windows Server®

2003、または Windows Server® 2003 R2

管理サーバが、標準添付の SMTP サービスをサポートする Windows® 2000 Server、Windows Server® 2003、または Windows Server® 2003 R2 である場合、メールサーバは別途用意する必 要はありません。

メール通知機能を使用しない場合、メールサーバは必要ありません。

クライアント

ETERNUSmgr は、外部クライアントから装置の設定、保守を行うことができます。クライアン トには WWW ブラウザが必要です。また、装置によっては、Java Runtime Environment (JRE) が必要になります。 ● WWW ブラウザ ETERNUSmgr が出力するアラーム履歴ファイルは HTML 形式で出力されます。また、装置 の設定、保守はCGI または Java アプレットを使用して行います。そのため、WWW ブラウ ザが必要です。 ETERNUSmgr で使用する操作画面は、以下の WWW ブラウザ上で動作します。 - ETERNUS GR series, ETERNUS3000 モデル 50 の場合

[ 対象 WWW ブラウザ ]

Microsoft® Internet Explorer 5.5 + Service Pack2 以降 Netscape Communicator 4.5 以降

- ETERNUS2000 の場合 [ 対象 WWW ブラウザ ]

Microsoft® Internet Explorer 6.0 以降 Mozilla Firefox™ 1.5.0.10 以降

Netscape 7.1 以降(Windows® 環境)

- ETERNUS3000(モデル 50 を除く), ETERNUS4000 モデル 80/100 の場合 [ 対象 WWW ブラウザ ]

Microsoft® Internet Explorer 6.0 + Service Pack1 以降 Netscape 6.0 以降(Windows® 環境)

- ETERNUS DX400/DX8000 series, ETERNUS4000 モデル 300/400/500/600, ETERNUS8000 の場合

[ 対象 WWW ブラウザ ]

Microsoft® Internet Explorer 6.0 + Service Pack2 Microsoft® Internet Explorer 7.0

(14)

> 1.3 必要なソフトウェアとハードウェアについて

- ETERNUS6000 の場合 [ 対象 WWW ブラウザ ]

Microsoft® Internet Explorer 6.0 以降 Netscape 6.0 以降(Windows® 環境)

● Java Runtime Environment

以下の装置の設定・保守を行うにあたっては、Java Runtime Environment をインストールし ておく必要があります。

- ETERNUS2000 の場合 [ 必須ソフトウェア ]

Java Runtime Environment 5.0(Update 11 以降) Java Runtime Environment 6.0(Update 3 以降)

古いバージョンのWWW ブラウザや、上記で記されていない WWW ブ ラウザを使用すると、正しく表示されない場合があります。

WWW ブラウザの対応状況は各装置の最新のマニュアルを参照してく ださい。

(15)

2 章

環境設定

本章では、ETERNUSmgr の各設定の方法について説明します。 設定は管理者権限で行ってください。

2.1

設定ファイル

ETERNUSmgr の設定ファイルは、ETERNUSmgr が行う装置の監視処理の動作環境を定義して おくものです。この設定ファイルは、ETERNUSmgr をインストールすると、インストールした ディレクトリに自動的に生成されます。ETERNUSmgr のインストール方法については、各 OS 版の『ETERNUSmgr インストールガイド』を参照してください。 ETERNUSmgr の環境設定は、生成された設定ファイルの内容(パラメーターの値)を変更する ことで行います。設定変更後、ETERNUSmgr を一度停止し、再度起動させると設定内容が反映 されます。起動と停止の方法については、「第3 章 起動と停止」(P.40)を参照してください。 なお、設定ファイルを変更する場合は、動作確認済みのファイルをバックアップして、変更した ファイルの動作が確認されるまで保存しておくことをお勧めします。 設定ファイルのファイル名は、次の書式になっています。 上記の書式以外の場合、ETERNUSmgrの設定ファイルとはみなされませんのでご注意ください。 設定ファイルの保存場所は、インストールディレクトリだけとなります。インストールディレク トリ以外のディレクトリに保存されている設定ファイルは、ETERNUSmgrでは認識されません。 また、設定ファイルの以下の項目は必ず設定してください。 装置のアドレス(参照→P.18) 装置の種別(参照→P.20) 装置の種別フラグ(参照→P.20) アラーム履歴ファイルの保存場所(参照→P.24) 設定ファイルの各項目は、OS ごとに設定必須の項目が異なります。また、装置ごとに設定する 内容が決まっている項目があります。 以下に、設定ファイルで指定するパラメーターの種類と、OS ごとの設定項目の一覧を示します。 設定ファイルは、本書で説明しているパラメーター以外は修正しないでく ださい。また、設定ファイル内に記述されているコメントや空行を削除し たり、パラメーター以外の記述を追加したりしないでください。これらの ことを行った場合、思わぬ不具合の原因になる場合や、将来ETERNUSmgr の更新(レベルアップ)が行えなくなる場合があります。 書式:STX ~ .INI

(16)

> 2.1 設定ファイル 設定パラメーターとOS ごとの設定項目差異一覧 (○ : 必須(省略不可)、△ : オプション(省略可)、- : 当該設定なし) *1: 管理者のメールアドレス(ADMIN_MAIL) を省略した場合、メールの送信間隔 (MAIL_SEND_TIME) お よびアラーム履歴ファイルの参照用URL (HTML_ALARMFILE_URL) は指定しても無視されます。こ れ ら は 管 理 者 の メ ー ル ア ド レ ス (ADMIN_MAIL) が指定されている場合だけ有効となります。 Windows® 版ではこれに加えてメールサーバのアドレス (ADMIN_MAILSV) およびメールサーバの SMTP ポート (SMTP_PORT) についても管理者のメールアドレス (ADMIN_MAIL) が指定された場合 だけ有効となります。 *2: 管理者のメールアドレス(ADMIN_MAIL) を指定した場合、アラーム履歴ファイルの参照用 URL (HTML_ALARMFILE_URL) を省略することはできません。管理者のメールアドレス (ADMIN_MAIL) を省略した場合に限り、アラーム履歴ファイルの参照用URL (HTML_ALARMFILE_URL) も省略する ことができます。Windows® 版ではこれに加えてメールサーバのアドレス (ADMIN_MAILSV) も省略 することができません。 *3: アラームテキストファイル名 (TEXT_ALARMFILE_NAME) を省略した場合、アラームテキストの保 存日数 (TEXT_ALARMFILE_DAY) は指定しても無視されます。アラームテキストの保存日数は、ア ラームテキストファイル名が指定された場合だけ有効となります。 *4: ア ラ ー ム テ キ ス ト フ ァ イ ル 名(TEXT_ALARMFILE_NAME)、ア ラ ー ム テ キ ス ト の 保 存 日 数 (TEXT_ALARMFILE_DAY)、装置のビジー状態検出抑止時間 (BUSY_TIME)、送信元メールアドレス (MAIL_FROM) は、初期状態では設定ファイルに記述されていません。必要な場合に追加してくださ い。 設定項目 パラメーター名 Solaris OS, HP-UX, AIX, Linux 版 Windows® 版 装置のアドレス TARGET_ADDR ○ ○ TARGET_PORT △ △ ポーリング間隔 POLLING_TIME △ △ 管理者のメールアドレス ADMIN_MAIL △(*1) △(*1) メールの送信間隔 MAIL_SEND_TIME △(*1) △(*1) アラーム履歴ファイルの保存場所 HTML_ALARMFILE_PATH ○ ○ アラーム履歴ファイルの参照用URL HTML_ALARMFILE_URL △(*1)(*2) △(*1)(*2) アラーム履歴ファイルの保存日数 HTML_ALARMFILE_DAY △ △ ログファイルの保存場所 LOGFILE_PATH △ △ ログファイルの保存日数 LOGFILE_DAY △ △ ログファイルの出力設定 LOGFILE_MODE △ △ 装置の種別 TARGET_TYPE ○ ○ 装置の種別フラグ TARGET_FLAG ○ ○ オフライン検出フラグ DETECT_OFFLINE △ △ メールサーバのアドレス ADMIN_MAILSV - △(*1)(*2) メールサーバのSMTP ポート SMTP_PORT - △(*1) 送信元メールアドレス MAIL_FROM △(*4) △(*4) 装置のビジー状態検出抑止時間 BUSY_TIME △(*4) △(*4) アラームテキストファイル名設定 TEXT_ALARMFILE_NAME △(*3)(*4) △(*3)(*4) アラームテキストファイルの保存日数 TEXT_ALARMFILE_DAY △(*3)(*4) △(*3)(*4)

(17)

> 2.2 設定ファイルの設定手順

装置ごとの設定項目差異一覧 (差異部分のみ)

2.2

設定ファイルの設定手順

Solaris OS, HP-UX, AIX, Linux 版 ETERNUSmgr、および Windows® 版 ETERNUSmgr の設定手 順について説明します。

設定の変更は、設定ファイルの内容をテキストエディタで編集することで行います。使用するテ キストエディタの種類は特定しません。

2.2.1

Solaris OS, HP-UX, AIX, Linux 版の設定

Solaris OS, HP-UX, AIX, Linux 版 ETERNUSmgr の設定について説明します。 インストール時に設定した内容を変更する場合の操作手順を示します。

ここでは、ETERNUSmgr のインストールディレクトリが /opt/FJSVgrmgr/ である場合を例に説 明します。

1

インストールディレクトリの中を確認します。

必要なファイルおよびディレクトリ(stxchk , _STXPOLL.INI , STXPOLL_1.INI, stxpoll, stxpolld, www/)がすべてインストールされているか確認してください。

# ls /opt/FVSVgrmgr/

stxchk _STXPOLL.INI STXPOLL_1.INI stxpoll stxpolld www/

2

STXPOLL_1 ファイルを編集します。

ここではvi エディタを使用しています。 設定項目 パラメーター名 装置種別 ETERNUS GR710, GR720, GR730, ETERNUS3000 ETERNUS GR740, GR820, GR840, ETERNUS6000 ETERNUS DX400/DX8000 series ETERNUS2000, ETERNUS4000, ETERNUS8000 装置の種別 (変更可) TARGET_TYPE 既定値は "GR710"、 "GR720"、 "GR730"、 または "ETERNUS3000" 既定値は "GR740"、 "GR820"、 "GR840"、 または "ETERNUS6000" 既定値は "ETERNUS DX410"、 "ETERNUS DX440"、 "ETERNUS DX8100"、 "ETERNUS DX8400"、 "ETERNUS DX8700"、 "ETERNUS2000"、 "ETERNUS4000"、 または "ETERNUS8000" 装置の 種別フラグ (変更不可) TARGET_FLAG "1" 固定 "2" 固定 "4" 固定

(18)

> 2.3 設定項目 # vi /opt/FJSVgrmgr/STXPOLL_1.INI 装置の 2 台目以降を設定する場合は、既存の設定ファイルをコピーして編集すると、簡単に設 定できます。設定の詳細は「2.5 複数装置の監視」(P.35)を参照してください。

2.2.2

Windows® 版の設定

Windows® 版 ETERNUSmgr の設定について説明します。 インストール時に設定した内容を変更する場合の操作手順を示します。

1

インストールディレクトリをエクスプローラなどで確認します。

必 要 な フ ァ イ ル お よ び フ ォ ル ダ(_stxpoll.ini, STXPOLL.exe, STXPOLL_1.INI, stxpolld.exe, stxsmail.exe, ¥www(フォルダ))がすべてインストールされているか確認し てください。

2

STXPOLL_1.INI ファイルを編集します。

メモ帳などのテキストエディタを使用してください。

2.3

設定項目

設定ファイルの各設定項目(設定パラメーター)について説明します。

2.3.1

装置の設定

装置の動作に関する設定について説明します。

装置のアドレス

ポーリングを行う装置本体に割り当てたIP アドレス、またはホスト名とポート番号を設定しま す。 ポート番号の変更を行う必要はありません。 装置のアドレスは省略できません。省略すると、ETERNUSmgr を起動できません。 ETERNUS6000 で SVP を使用している場合は、SVP の IP アドレスを指定してください。 [ 省略値 ] 80

(19)

> 2.3 設定項目 [ パラメーター ] TARGET_ADDR(最大 64 文字), TARGET_PORT(0 ~ 65535) [ 使用例 ] TARGET_ADDR=127.0.0.1 または TARGET_ADDR=host-name.domain-name.co.jp TARGET_PORT=80

ポーリング間隔

ポーリングとは、周期的に目的の装置に対して状態の確認を行うことを意味します。 装置へのポーリングの周期間隔を設定します。単位は秒です。 1 ~ 65535 秒の範囲で設定してください。 [ 省略値 ] 300 [ パラメーター ] POLLING_TIME(1 ~ 65535) [ 使用例 ] POLLING_TIME=300 ここで設定したポーリング間隔は、ポーリング開始から次のポーリング開始までの時間を指しま す。 装置やネットワークに負荷がかかっているなどの理由で、実際のポーリング時間が設定したポー リング時間を超える可能性がありますが、その場合、次回以降のポーリング開始時間は再計算さ れます。 実ポーリング時間が設定したポーリング時間の値以内で完了する場合(例) 実ポーリング時間が設定したポーリング間隔の値を超す場合(例) ポート番号に関しては、通常は省略値で動作するため、初期状態ではコ メント化されています。 装置のアドレスを変更する場合、トップメニュー("menu.htm")に記述 されている装置アドレスもあわせて修正してください。 このパラメーターは、特に設定を行う必要がなければ省略値を推奨します。 初期状態ではコメント化されています。

(20)

> 2.3 設定項目

装置の種別

監視対象である装置の種別を設定します。パラメーターは TARGET_TYPE と TARGET_FLAG の2 つがあります。 これらのパラメーターは両方とも省略できません。省略すると、ETERNUSmgr を起動できませ ん。 [ パラメーター ] TARGET_TYPE(最大 256 文字) [ 使用例 ] 監視対象である装置の種別を任意の文字列で記述します。 たとえば、ETERNUS2000 の場合は以下のようになります。 TARGET_TYPE=ETERNUS2000

装置の種別フラグ

監視対象である装置の種別を以下の1, 2, 4 のいずれかで指定します。 [ パラメーター ] TARGET_FLAG (1, 2, 4) 1:ETERNUS3000, ETERNUS GR710, GR720, GR730 2:ETERNUS6000, ETERNUS GR740, GR820, GR840

4:ETERNUS DX400 series, ETERNUS DX8000 series, ETERNUS2000, ETERNUS4000, ETERNUS8000 [ 使用例 ] たとえば、ETERNUS2000 の場合は以下のようになります。 TARGET_FLAG=4 TARGET_TYPE と TARGET_FLAG の設定内容が異なっていても、 ETERNUSmgr の動作には影響はありません。 TARGET_TYPE には任意の文字列を設定できますが、正しい装置種別 ("ETERNUS DX410", "ETERNUS DX440", "ETERNUS DX8100", "ETERNUS DX8400", "ETERNUS DX8700", "ETERNUS2000", "ETERNUS4000", "ETERNUS8000", "ETERNUS3000",

"ETERNUS6000", "GR710", "GR720", "GR730", "GR740", "GR820", "GR840")のいずれかを設定することを推奨します。TARGET_TYPE に 記述された文字列は、メールで管理者に通知する際、またアラーム履歴 ファイル内に記録する際に使用されます。 TARGET_FLAG と実際の監視対象である装置の種別は必ず同一のもの となるよう設定してください。異なる場合、ETERNUSmgr は正常な監 視が行えません。 TARGET_TYPE と TARGET_FLAG の設定内容が異なっていても、

(21)

> 2.3 設定項目

オフライン検出フラグ

装置のオフライン状態を通知の対象とします。 装置側のなんらかの問題(装置電源断、無応答など)、またはETERNUSmgr が稼働しているサー バと装置との間の通信経路上の問題(断線、ネットワーク過負荷による著しい遅延など)が発生 しており、ETERNUSmgr の装置に対する監視処理がおこえない場合、ETERNUSmgr はオフラ インを検出します。 オ フ ラ イ ン 状 態 に な っ た 場 合 は 装 置 の 障 害 を 検 出 し た と き と 同 様 に、ト ッ プ メ ニ ュ ー ("menu.htm")にステータス "(*Offline*)" を表示し、メール通知機能が有効な場合はメールでも 通知します。 本パラメーターが省略された場合、ETERNUSmgr は装置のオフライン状態を通知しません。 インストール直後の状態の設定ファイルでは、本パラメーターは有効になっています。 オフラインを検出する場合、"TRUE" を設定します。 検出しない場合は、本パラメーターを省略します。 [ パラメーター ] DETECT_OFFLINE [ 使用例 ] オフラインを検出する場合、以下のように設定します。 DETECT_OFFLINE=TRUE

ビジー状態検出抑止時間設定

装置のビジー状態の検出を抑止する時間を設定します。単位は秒です。 装置は運用状況により、一時的にビジー状態になることがあります。 具体的には、装置が起動処理中などのため応答できない状態のことです。 ビジー状態は一時的なものであり、装置異常ではありません。 ETERNUSmgr では、装置のビジー状態を検出した場合、一定時間検出を抑止しログやメールに よる通知を行いません。 装置のビジー状態が続き設定した時間を超えた場合は装置異常として通知します。 [ 省略値 ] 1800(秒) [ パラメーター ] BUSY_TIME (0 ~ 65535) [ 使用例 ] BUSY_TIME=1800 このパラメーターは、初期状態では設定ファイルには記述されていませ ん。 設定を変更する必要はありません。

(22)

> 2.3 設定項目

2.3.2

メール通知の設定(メール通知機能を使用する場合)

メール通知機能に関する設定について説明します。メールで通知されるメールメッセージの内容 については、「6.3 メールメッセージ」(P.56)を参照してください。

送信先メールアドレス

装置に異常が発生した場合に送信するメールの送信先メールアドレスを設定します。一般的に は、装置の管理者のメールアドレスを設定します。 このパラメーターを省略すると、メール通知機能は無効になります。 [ パラメーター ] ADMIN_MAIL(最大 64 文字) [ 使用例 ] ADMIN_MAIL=admin@domain-name.co.jp 複数の管理者のメールアドレスを設定するには、メールアドレスをカンマ(",")で区切って スペースを入れずに記入します。 ADMIN_MAIL=admin1@domain-name.co.jp,admin2@domain-name.co.jp

メールの送信間隔

装置に異常を検出した場合に発行するメールの送信間隔を設定します。単位は秒です。 1 ~ 65535 秒の範囲で設定してください。ポーリング間隔とは別のタイミングでメールを送信 したい場合だけ設定してください。この設定により、ポーリング間隔を狭く、メール送信間隔を 広く取ることができますので、一定時間の装置の異常をまとめて通知することができます。 通常は設定する必要はありません。省略値はポーリング間隔と同じ値になります。 [ パラメーター ] MAIL_SEND_TIME(1 ~ 65535) [ 使用例 ] MAIL_SEND_TIME=300 ここで設定したメール送信間隔は、メール送信開始から次のメール送信開始までの時間を指しま す。 装置やネットワークに負荷がかかっているなどの理由で、予定した間隔でメールを送信できない 場合がありますが、その場合、次回以降のメール送信時間はポーリング間隔と同じように再計算 されます。 ポーリング間隔とメール送信間隔を別の設定にした場合 (例)ポーリング間隔:300 秒(5 分) メール送信間隔:1200 秒(20 分) このパラメーターは、特に設定を行う必要がなければ省略値を推奨します。 初期状態ではコメント化されています。

(23)

> 2.3 設定項目

メールサーバのアドレス

管理サーバのOS が Windows® の場合で、メールサーバを使用するとき、ETERNUSmgr が発信 する通知メールを受け取るメールサーバのアドレスを指定します。 通知メールは、ここで指定したメールサーバから管理者のメールアドレスに配信されます。 [ パラメーター ] ADMIN_MAILSV [ 使用例 ] たとえば、メールサーバのアドレスが "mailsv.domain-name.co.jp" の場合、以下のように設 定します。 ADMIN_MAILSV=mailsv.domain-name.co.jp

メールサーバの

SMTP ポート

管理サーバの OS が Windows® の場合で、メールサーバを使用するとき、メールサーバ (ADMIN_MAILSV) の SMTP ポート番号を指定します。 [ パラメーター ] SMTP_PORT (1 ~ 65535) 1 1 2 2 3 4 5 1 1 2 2 300 1200 0 600 900 このパラメーターは、初期状態ではコメント化されています。 通常、SMTP ポートは 25 ですが、なんらかの理由でメールサーバの SMTP ポートが 25 以外の場合、このパラメーターを修正し、メール サーバのSMTP ポートと同一の番号を設定してください。

(24)

> 2.3 設定項目

送信元メールアドレスの設定

装置に異常を検出した場合に発行するメールの送信元メールアドレスを変更する場合に設定し ます。 [ 省略値 ] ETERNUSmgr@HTTP.polling.engine [ パラメーター ] MAIL_FROM(最大 64 文字) [ 使用例 ] たとえば、送信元メールアドレスを "from@domain-name.co.jp" に変更する場合、以下のよ うに設定します。 MAIL_FROM=from@domain-name.co.jp

2.3.3

アラーム履歴ファイルの設定

アラーム履歴ファイルに関する設定について説明します。アラーム履歴ファイルの内容について は、「6.1 アラーム履歴メッセージ」(P.53)を参照してください。

アラーム履歴ファイルの保存場所

装置に異常を検出した場合、そのときの異常を表示するアラーム画面の履歴は保存されます。こ のアラーム履歴ファイルの保存場所を絶対パスで設定します。 このパラメーターは省略できません。省略すると、ETERNUSmgr を起動できません。

Solaris OS, HP-UX, AIX, Linux 版、および Windows® 版ともに、インストール時に指定したトッ プメニューの設置ディレクトリ(インストール時に変更可能)配下のhtml_1 ディレクトリ(初 期値では、

Solaris OS, HP-UX, AIX, Linux版は"/opt/FJSVgrmgr/www/html_1/"、Windows®版は"C:¥Program Files¥FUJITSU¥ETERNUSmgr¥www ¥html_1¥")が設定されていますが、ファイルシステムを 圧迫する可能性がある場合、サーバ管理者と相談の上、適切なディレクトリに変更してください (Solaris OS, HP-UX, AIX, Linux の場合は "/var/FJSVgrmgr/www/html_1/"、Windows® の場合は

"D:¥ETERNUSmgr¥www¥html_1¥" など)。

[ パラメーター ]

HTML_ALARMFILE_PATH(最大 64 文字)

[ 使用例 ]

たとえば、Solaris OS, HP-UX, AIX, Linux 版 ETERNUSmgr でアラーム履歴ファイルの保存 場所を"/var/FJSVgrmgr/www/html_1/" に変更する場合、以下のように設定します。

HTML_ALARMFILE_PATH=/var/FJSVgrmgr/www/html_1/

このパラメーターは、初期状態では設定ファイルには記述されません。 必要な場合に追加してください。

(25)

> 2.3 設定項目 たとえば、Windows® 版 ETERNUSmgr でアラーム履歴ファイルの保存場所を "D:¥ETERNUSmgr¥html_1¥" に変更する場合、以下のように設定します。 HTML_ALARMFILE_PATH=D:¥ETERNUSmgr¥html_1¥

アラーム履歴ファイルの参照用

URL

「アラーム履歴ファイルの保存場所」(P.24)で設定したアラーム履歴ファイルの保存場所をHTTP で参照するためのURL を指定します。ここで設定した URL がメールで管理者に通知され、管理 者は受け取ったURLからWWWブラウザでアラーム履歴ファイルを参照できるようになります。 メール通知機能を使用する(ADMIN_MAIL パラメーターが設定されている)場合は、本パラメー ターは省略できません。省略すると、ETERNUSmgr を起動できません。メール通知機能を使用 しない(ADMIN_MAIL パラメーターが設定されていない)場合は、本パラメーターは省略でき ます。 [ パラメーター ] HTML_ALARMFILE_URL(最大 64 文字) [ 使用例 ] たとえば、"http://host-name/eternuslog/" で参照する場合、以下のように設定します。 HTML_ALARMFILE_URL= http://host-name/eternuslog/ アラーム履歴ファイルの保存場所は、ETERNUSmgr のトップメ ニューをインストールしたディレクトリの直下にある必要がありま す。アラーム履歴ファイルの保存場所を変更する場合は、その親ディ レクトリ(ETERNUSmgr のトップメニューをインストールしたディ レ ク ト リ)に あ る す べ て の フ ァ イ ル("index.htm", "menu.htm", "fujitsu.gif", "eternus.gif")もアラーム履歴ファイルの保存場所の移動 先の親ディレクトリに移動してください。また、複数の設定ファイ ルを使用している場合は、すべてにおいて同様の修正を行ってくだ さい。さらに、アラーム履歴ファイルの保存場所の親ディレクトリ (ETERNUSmgr のトップメニューをインストールしたディレクト リ)に対して、Web サーバで公開用ディレクトリとしての設定を 行ってください。 複数の装置を監視する場合、アラーム履歴ファイルの保存場所は違 うディレクトリを絶対パスで設定してください。 複数の装置の監視方法については「2.5 複数装置の監視」(P.35)を参 照してください。 インストール後に本パラメーターを変更する場合、トップメニュー ファイル("menu.htm")のアラーム履歴ファイル保存 URL の変更も あわせて必要となります。 トップメニューファイルの変更方法については、「2.4 トップメ ニューファイルの設定」(P.31)を参照してください。 設定ファイルで指定したアラーム履歴ファイルの保存場所ディレク トリが存在しない場合、ディレクトリは自動的に作成されます。手 動でディレクトリを作成しておく必要はありません。

(26)

> 2.3 設定項目

アラーム履歴ファイルの保存日数

アラーム履歴ファイルの保存日数を設定します。"0" を指定した場合は永久保存を意味し削除を 行いません。 [ 省略値 ] 7 [ パラメーター ] HTML_ALARMFILE_DAY(0 ~ 65535 日) [ 使用例 ] たとえば、7 日前までのアラーム履歴ファイルを保存する場合は、以下のように設定します。 HTML_ALARMFILE_DAY=7

2.3.4

アラームテキストファイルの設定

アラームテキストファイルには、以下の2 つがあります。 アラームテキスト日付ファイル アラーム履歴ファイルに個々に記録される装置状態を1 日単位でまとめたものです。アラー ムテキスト日付ファイルは、"stxgr20081201.log"(stxgr 年月日 .log)です。 アラームテキスト固定ファイル 最新のアラームテキスト日付ファイルと同一の内容のもので、任意の名前をつけることがで きます。

アラームテキストファイルの保存場所

本パラメーターを設定することによって、アラームテキストファイルが作成されます。 アラームテキスト日付ファイルだけを作成する場合は、本パラメーターに絶対パスでディレクト リを指定します。指定されたディレクトリにアラームテキスト日付ファイルが作成されます。 アラームテキスト日付ファイルと、アラームテキスト固定ファイルを両方作成する場合は、本パ ラメーターに絶対パスでファイル名を指定します。ファイル名を指定したファイルと同じディレ クトリ内に、アラームテキスト日付ファイル、および任意で名前の付けられたアラーム固定ファ 複数の装置を監視する場合、アラーム履歴ファイルの保存場所を参 照するURL は違うものを設定してください。 複数の装置の監視方法については「2.5 複数装置の監視」(P.35)を参 照してください。 HTML_ALARMFILE_PATH と、HTML_ALARMFILE_URL の対応づ けは、Web サーバの設定で行います。 このパラメーターは、特に設定する必要がなければ省略値を推奨しま す。初期状態ではコメント化されています。

(27)

> 2.3 設定項目 [ パラメーター ] TEXT_ALARMFILE_NAME (最大 64 文字) [ 使用例 ] たとえば、"/opt/FJSVgrmgr/txt_1/" にアラームテキスト日付ファイルだけを作成する場合 は、以下のように設定します。 TEXT_ALARMFILE_NAME = /opt/FJSVgrmgr/txt_1/ たとえば、"/opt/FJSVgrmgr/txt_1/" にアラームテキスト日付ファイルと "ETERNUSfix.log" というアラームテキスト固定ファイルを作成する場合は、以下のように設定します。 TEXT_ALARMFILE_NAME = /opt/FJSVgrmgr/txt_1/ETERNUSfix.log

アラームテキスト日付ファイルの保存日数

アラームテキスト日付ファイルの保存日数を設定します。保存日数に"0" を設定した場合は永久 保存を意味します。 [ 省略値 ] 7 [ パラメーター ] TEXT_ALARMFILE_DAY [ 使用例 ] たとえば、7 日前までのアラームテキストの 1 日単位のバックアップファイルを保存する場 合は、以下のように設定します。 TEXT_ALARMFILE_DAY = 7 複数の装置を監視して、さらにアラームテキストファイルを生成す る場合、それぞれアラームテキストファイルの保存場所は違うディ レクトリを設定してください。複数の装置の監視方法については、 「2.5 複数装置の監視」(P.35)を参照してください。 設定ファイルで指定したアラームテキストファイルの保存場所ディ レクトリが存在しない場合、ディレクトリは自動的に作成されます。 手動でディレクトリを作成しておく必要はありません。 このパラメーターは、初期状態では設定ファイルには記述されてい ません。必要な場合に追加してください。 このパラメーターはTEXT_ALARMFILE_NAMEが指定された場合の み有効となります。 このパラメーターは、初期状態では設定ファイルには記述されてい ません。必要な場合に追加してください。

(28)

> 2.3 設定項目

2.3.5

ログファイルの設定

ETERNUSmgr は、行った動作や発生したエラーの情報をログファイルとして出力します。ログ ファイルはテキスト形式で保存されます。 また、ログには、ETERNUSmgr が出力するものと、装置が出力するものがあります。ここでは、 ETERNUSmgr のログを採取するための設定を行います。装置のログ情報の閲覧方法や採取方法 については、『ETERNUSmgr ユーザーガイド 設定 / 保守編』を参照してください。 ETERNUSmgr のログファイルには、以下のようなメッセージが出力されます。ログメッセージ の詳細については、「6.4 ログメッセージ」(P.58)を参照してください。 起動メッセージ(LOGFILE_MODE=1,2) ETERNUSmgr の起動を知らせるメッセージです。 パラメーター情報(LOGFILE_MODE=1,2) 起動時に取得したパラメーターの情報です。設定ファイルに記述した、正しいパラメーター 情報で起動したかどうか確認することができます。 ポーリング情報(LOGFILE_MODE=2 のみ) ポーリングを行うたびに出力する情報です。異常がない時にも出力され、ポーリングが正し く行われているかどうか確認することができます。 エラー情報(LOGFILE_MODE=1,2) ETERNUSmgr 内で起きたエラー情報を出力します。 ログファイルはテキストエディタなどで参照できます。 ログファイルは、設定ファイル内の"LOGFILE_PATH" パラメーターにて指定されたディレクト リに保存されます。

また、ログファイル名は"stxpe20081201.log" のように "stxpe" +日付+ ".log" の文字列で構成 されていますので、参照したい日付のログファイルを簡単に見つけることができます。

ログファイルの保存場所

ログファイルの保存場所を絶対パスにて設定します。

省略値は Solaris OS, HP-UX, AIX, Linux 版の場合、実行制御スクリプトを起動したディレクト リ、Windows® 版の場合、"C:¥WINNT¥SYSTEM32¥" になります。

Solaris OS, HP-UX, AIX, Linux, および Windows® 版ともに、インストールディレクトリ(イン ストール時に変更可能)配下のlog_1 ディレクトリ(初期値では、Solaris OS, HP-UX, AIX, Linux 版 に は " / o p t / F J S V g r m g r / l o g _ 1 / " 、W i n d o w s ® 版 に は " C : ¥ P r o g r a m Files¥FUJITSU¥ETERNUSmgr¥log_1")が設定されていますが、ファイルシステムを圧迫する おそれがある場合、サーバ管理者と相談の上、適切なディレクトリに変更してください(Solaris OS, HP-UX, AIX, Linux 版の場合は "/var/FJSVgrmgr/log_1/"、Windows® 版の場合は "D:¥ETERNUSmgr¥log_1¥" など)。

[ パラメーター ]

LOGFILE_PATH(最大 64 文字)

[ 使用例 ]

たとえば、Solaris OS, HP-UX, AIX, Linux 版 ETERNUSmgr でログファイルの保存場所を "/ var/FJSVgrmgr/log_1/" に変更する場合は、以下のように設定します。

(29)

> 2.3 設定項目 たとえば、Windows® 版 ETERNUSmgr でログファイルの保存場所を "D:¥ETERNUSmgr¥log_1¥" に変更する場合は、以下のように設定します。 LOGFILE_PATH=D:¥ETERNUSmgr¥log_1¥

ログファイルの保存日数

ログファイルの保存日数を設定します。"0" を指定した場合は永久保存を意味し、削除を行いま せん。 [ 省略値 ] 7 [ パラメーター ] LOGFILE_DAY(0 ~ 65535 日) [ 使用例 ] たとえば、7 日前までのログファイルを保存する場合は、以下のように設定します。 LOGFILE_DAY=7

ログファイルの出力設定

ログファイルの出力設定には、以下のようなMODE があります。 ログ出力なし(LOGFILE_MODE=0) ログは全く出力しません。 装置でエラーが頻繁に発生しており、かつその原因が明確に分かっているような場合では、 同じ内容で追跡する必要のないシステムログファイルを大量に出力することがあります。そ のような場合にこのモードを使用すると、ログファイルを出力せずに運用することができま す。 起動時の情報とエラー情報の出力(LOGFILE_MODE=1) ETERNUSmgr の起動時と、エラー発生時のみログを出力します。ログの保存領域を節約す る場合に使用してください。 複数の装置を監視する場合、それぞれのログファイルの保存場所は 違うディレクトリを設定してください。 複数の装置の監視方法については「2.5 複数装置の監視」(P.35)を参 照してください。 設定ファイルで指定したログファイルの保存場所ディレクトリが存 在しない場合、ディレクトリは自動的に作成されます。手動でディ レクトリを作成しておく必要はありません。 このパラメーターは、特に設定を行う必要がなければ省略値を推奨しま す。初期状態ではコメント化されています。

(30)

> 2.3 設定項目 全ログ情報出力(LOGFILE_MODE=2) ETERNUSmgr の起動時から、すべての出力可能なログ情報を出力します。具体的には、ポー リング 1 回につき最低 1 つのログが、ポーリングの成否に関わらず出力されます。通常は、 このモードに設定することをお勧めします。 出力設定は、設定ファイル("STX~.INI")の "LOGFILE_MODE" で変更することができます。 [ 省略値 ] 2 [ パラメーター ] LOGFILE_MODE(0 ~ 2) このパラメーターは、特に設定する必要がなければ省略値を推奨しま す。初期状態ではコメント化されています。

(31)

> 2.4 トップメニューファイルの設定

2.4

トップメニューファイルの設定

ETERNUSmgr のトップメニューファイルは、ETERNUSmgr をインストールすることで自動的 に生成されます。ETERNUSmgr のインストール方法については、各 OS 版の『ETERNUSmgr インストールガイド』を参照してください。 ETERNUSmgr のトップメニューは一般的な HTML ファイルで記述されており、テキストエディ タで簡単に編集することができます。 インストール時に設定したWeb サーバの URL やエイリアス名、またはトップメニュー設置ディ レクトリを変更する場合、以下のような手順で設定してください。 なお、インストール時に指定したディレクトリをトップメニューの設置ディレクトリとしてその まま使用する場合には、ファイルをコピーする必要はありません。その場合、必ずトップメニュー ファイル("menu.htm")を別名でコピーしバックアップとして保存してください。

2.4.1

トップメニューファイルの設定手順

トップメニューファイルの設定手順について説明します。

2.4.1.1

Solaris OS, HP-UX, AIX, Linux 版の設定

Solaris OS, HP-UX, AIX, Linux 版 ETERNUSmgr の設定について説明します。トップメニュー設 置ディレクトリの変更と"menu.htm" の編集の操作方法を示します。トップメニュー設置ディレ クトリを変更しない場合は、手順4から操作を行ってください。

1

現在のトップメニューファイル設置ディレクトリ(インストール時に指定)を

確認します。

必要なファイル(fujitsu.gif, index.htm, menu.htm, eternus.gif)がすべてインストールされ ているか確認してください。

# ls / 現在のトップメニュー設置ディレクトリ /www/

fujitsu.gif index.htm menu.htm eternus.gif

2

トップメニュー関連ファイルを、すべて新しいトップメニュー設置ディレクト

リにコピーします。

# cp /現在のトップメニュー設置ディレクトリ/www/* /新しいトップメニュー設置ディレク トリ / トップメニューファイル("menu.htm")は ETERNUSmgr が読み込んで 内容を編集し、装置状態を付加して出力します。このため、"menu.htm" を編集する際は、必ずETERNUSmgr を停止させてから作業を行ってく ださい。 "menu.htm" のファイルは、必ず書き込み可能な状態にしてください。

(32)

> 2.4 トップメニューファイルの設定

3

コピー結果を確認します。

# ls / 新しいトップメニュー設置ディレクトリ /

fujitsu.gif index.htm menu.htm eternus.gif

4

コピーしたトップメニューファイルをテキストエディタで編集します。

# vi / 新しいトップメニュー設置ディレクトリ /menu.htm

2.4.1.2

Windows® 版の設定

Windows® 版 ETERNUSmgr の設定について説明します。トップメニュー設置ディレクトリの変 更と"menu.htm" の編集の操作方法を示します。トップメニュー設置ディレクトリを変更しない 場合は、手順4から操作を行ってください。

1

現在のトップメニューファイル設置ディレクトリ(インストール時に指定)

を、エクスプローラなどで確認します。

必要なファイル(fujitsu.gif, index.htm, menu.htm, eternus.gif)がすべてインストールされ ているか確認してください。

2

トップメニュー関連ファイルを、すべて新しいトップメニュー設置ディレクト

リにコピーします。

3

コピー結果を、エクスプローラなどで確認します。

4

コピーしたトップメニューファイルをテキストエディタ(メモ帳など)で編集

します。

(33)

> 2.4 トップメニューファイルの設定

2.4.2

トップメニューファイル(menu.htm)の編集内容

トップメニューファイル中に、アラーム履歴ファイルの保存場所へのリンクと設置場所の説明を 加えます。

アラーム履歴ファイルの保存場所へのリンクを設定

設定に関してはHTML の文法に従い、 <a href=""> の "" 部分にリンク先のアドレスを記述します。

設置場所(装置名)

<a href=""> のあとに設置場所を記述します。文字列は、お客様の分かりやすい名前に変更して ご利用ください。 ETERNUSmgr をインストールした直後のトップメニューファイルには、以下のような装置のロ グインへのリンクを記述した行が含まれています。 ETERNUS2000 の場合

<LI><a href="http://000.000.000.000:80/" target="_blank">ETERNUS2000 #1</ a>

上記はクライアントと装置間の通信に HTTP を使用する場合です。HTTPS を使用する場合 は、"http:" を "https:" に、":80" を ":443" に修正してください。

ETERNUS2000 以外の装置の場合 (ETERNUS3000 の例)

<LI><a href="http://000.000.000.000:80/login.htm" target="_blank"> ETERNUS3000 #1</a> 上記の"login.htm" へのリンクは、英語版のログイン画面を表示させるものです。 装置のログイン画面を日本語で表示させる場合は、これを"login_jp.htm"に修正してください。 装置のログイン方法については、『ETERNUSmgr ユーザーガイド 設定/保守編』を参照してく ださい。 [ 記述例 ] 以下は、ETERNUS3000 を監視対象とした場合の記述例です。 トップメニューファイル中のリンク先を変更し、設置場所の説明を加えます。 装置のアドレス = 000.000.000.000 変更前のアラーム履歴ファイル保存URL = http://domain-name/eternus-mgr/html_1/ 変更後のアラーム履歴ファイル保存URL = http://domain-name/eternus-mgr/alarm/ 変更後のアラーム履歴ファイル保存URL には、設定ファイル(STX~.INI)で設定する "HTML_ALARMFILE_URL" と同じ値を指定してください。

(34)

> 2.4 トップメニューファイルの設定

↓(変更)

<HTML>

<H2>Select RAID Device</H2> <TABLE><TR><TD>

<OL> <LI>

<a href="http://000.000.000.000:80/login.htm" target="_blank">ETERNUS3000 #1</a>

</OL>

</TD></TR></TABLE> <HR>

<H2>Show hardware error detect log list</H2> <TABLE><TR><TD>

<OL> <LI>

<a href="http://domain-name/eternus-mgr/html_1" target="_blank">ETERNUS3000 #1</a>

<!-- Status of 000.000.000.000 --><font color="red">(*Offline*)</font> </OL>

</TD></TR></TABLE> </HTML>

<HTML>

<H2>Select RAID Device</H2> <TABLE><TR><TD>

<OL> <LI>

<a href="http://000.000.000.000:80/login.htm" target="_blank">ETERNUS3000 #1</a>

</OL>

</TD></TR></TABLE> <HR>

<H2>Show hardware error detect log list</H2> <TABLE><TR><TD>

<OL> <LI>

<a href="http://domain-name/eternus-mgr/alarm/" target="_blank">ETERNUS3000 #1</a>

<!-- Status of 000.000.000.000 --><font color="red">(*Offline*)</font> </OL>

</TD></TR></TABLE> </HTML>

(35)

> 2.5 複数装置の監視 トップメニュー画面については、「第4 章 操作画面(トップメニュー)」(P.47)を参照してくだ さい。

2.5

複数装置の監視

本章では、複数の装置を監視するための設定方法について説明します。対象装置の設定ファイル の作成、およびトップメニューの編集を行います。

2.5.1

設定ファイルの作成

複数の装置を監視するには、設定ファイルの作成、および監視する装置の追加を行ってください。 設定ファイルのファイル名は、次の書式になっています。 上記の書式以外の場合、ETERNUSmgrの設定ファイルとはみなされませんのでご注意ください。 設定ファイルの保存場所は、インストールディレクトリのみとなります。インストールディレク トリ以外のディレクトリに保存されている設定ファイルは、ETERNUSmgrでは認識されません。 次回のETERNUSmgr 起動時から、新しく設定した装置の監視を開始します。すぐに監視を開始 したい場合は、手動にてETERNUSmgr の再起動を行ってください。 太字で記述されている部分が、変更を行ったあとの文字列です。 アラーム履歴ファイルへのリンクを示す "http://domain-name/ eternus-mgr/alarm/" の次の行に以下の記述がありますが、この部分 は ETERNUSmgr が装置の状態をトップメニュー上に記録するため に必要です。装置のIP アドレスを変更した場合は、この行も変更し てください。ステータス表示を行わない場合は、この行を削除して ください。 <!-- Status of 000.000.000.000 --><font color="red">(*Offline*) </font> "<font color="red">(*Offline*)</font>" の部分は、以下 のいずれかに書き変わります。

Normal 時 <font color="black">(Normal)</font> Offline 時 <font color="red">(*Offline*)</font> ATTENTION 時 <font color="red"><b>(*ATTENTION*)</b>

</font>

BUSY 時 <font color="red">(*BUSY*)</font>

(36)

> 2.5 複数装置の監視

2.5.2

設定ファイルの設定手順(複数の装置を監視する場合)

インストールされている設定ファイル(ETERNUSmgr のインストール後、設定ファイルがイン ストールディレクトリに自動生成されます)を別名でコピーし、追加する装置に応じた設定を行 います。 ここでは、装置の2 台目用の設定ファイルを作成する手順を、すでに装置の 1 台目用の設定ファ イルが存在する場合を例として説明します。

2.5.2.1

Solaris OS, HP-UX, AIX, Linux 版の場合

装置の 2 台目以降を設定する場合は、既存の設定ファイルをコピーして編集すると、設定が簡

単に行えます。

1

インストールディレクトリの中を確認します。

必要なファイルおよびディレクトリ(stxchk , _STXPOLL.INI , STXPOLL_1.INI, stxpoll, stxpolld, www/)がすべてインストールされているか確認してください。

# ls /opt/FJSVgrmgr/

stxchk _STXPOLL.INI STXPOLL_1.INI stxpoll stxpolld www/

2

既存の設定ファイルをコピーします。

"STX" で始まり、".INI" で終わるファイル名にしてください。

# cp /opt/FJSVgrmgr/STXPOLL_1.INI /opt/FJSVgrmgr/STXPOLL_2.INI

3

コピー結果を確認します。

# ls /opt/FJSVgrmgr/

stxchk _STXPOLL.INI STXPOLL_1.INI STXPOLL_2.INI stxpoll stxpolld www/

4

コピーしたファイル(ここでは

STXPOLL_2.INI)を編集します。

ここではvi エディタを使用しています。 設定内容については、「2.3 設定項目」(P.18)を参照してください。 # vi /opt/FJSVgrmgr/STXPOLL_2.INI 設定ファイルを編集するテキストエディタの種類は特定しません。 _STXPOLL.INI ファイルはひな形ファイルです。このファイルを元に新 しく設定ファイルを作成する場合は、必ず別名でコピーしてご利用くだ さい。

参照

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