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馳 理 歴 史 部 会1

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Academic year: 2021

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(1)

馳 理 歴 史 部 会1

研 究 主題 研 究 の概 要

「教 員 の相 互 研 鎖 を通 じた地 理 歴 史 科 の 授 業 改 善 の 工 夫 」

生 徒 が 自 ら 問 題 の 所 在 に 気 付 き 、 主 体 的 に 考 察 ・判 断 し 、 問 題 を 解 決 す る 能 力 を 身 に 付 け る こ と が で き る 授 業 を 実 現 す る た め に 、 従 来 のf生 徒 に よ る 授 業 評 価Jに 加 え 、 新 た に 開 発 し た 「授 業 改 善 の た め の 授 業 観 察 シ ー トjを 活 用 し て 、 教 員 が 相 互 に 授 業 を 観 察 し合

う な ど の 研 鎭 を 深 め る こ と で 、 授 業 力 の 向 上 を 図 る 方 法 に っ い て 研 究 し た 。 1研 究 の 目 的

平 成12年 の 教 育 課 程 審 議 会 答 申 は 、 知 識 や 技 能 だ け で は な く 、 思 考 力 、 判 断 力 、 表 現 力 、 自 ら 学 ぶ 意 欲 ・態 度 を 適 切 に 評 価 ・指 導 し て い く こ と を 求 め て い る 。 こ れ を 受 け て 、 東 京 都 教 育 委 員 会 は 、 「年 間 授 業 計 画 」 を 生 徒 ・保 護 者 に 提 示 す る と と も に 「週 ご と の 指 導 計 画1 を 作 成 し た 上 で 授 業 を 行 い 、 「生 徒 に よ る 授 業 評 価 」 を 活 用 し た 「授 業 改 善jを 提 示 し 、 全 都 を あ げ て こ れ に 取 り組 ん で き た 。

さ ら に 、 平 成16年 に 発 表 さ れ た 東 京 都 公 立 学 校 の 「授 業 力 」 向 上 に 関 す る 検 討 委 員 会 報 告 書 は 、r今 後 は 、 学 校 、 研 究 ・研 修 機 関 、 教 科 等 教 育 研 究 会 等 の 場 に お い て 、 こ れ ま で 以 上 に 教 員 の 相 互 研 鎭 の 場 や 条 件 を 意 図 的 に 設 定 し て い く こ と が 重 要 で あ る 。」 と して い る 。

こ れ ら を 踏 ま え て 、 本 部 会 で は 、 各 学 校 に お い て 教 員 が 相 互 に 授 業 を 公 開 し 、 教 科 等 の 専 門 性 の 枠 を 越 え て 、 観 察 し 合 う な ど の 相 互 研 蹟 が 、 「授 業 力 」 の 向 上 を 図 る た め に は 有 効 で あ る と 考 え 、 そ の 際 の ツ ー ル と し て 「授 業 改 善 の た め の 授 業 観 察 シ ー ト」 を 開 発 す る こ と と し た 。 「生 徒 に よ る 授 業 評 価 」 と 併 せ て こ の シ ー トを 校 内 研 修 等 に お い て 活 用 し 、 授 業 内 容 ・ 方 法 等 に つ い て 、 教 科 等 の 専 門 性 を 越 え た 横 断 的 な 視 点 か ら の 評 価 を 得 る こ と で 、 こ れ ま で 個 々 の 教 員 や 教 科 等 の 枠 の 中 で 行 わ れ て い た 「授 業 改 善 」 及 び 授 業 力 」 向 上 の た め の 取 組 が 学 校 全 体 に 広 が っ て い く も の と 考 え た 。

π 研 究 の 方 法

本 部 会 で は 、 各 委 員 の 世 界 史 ・ 日 本 史 ・地 理 そ れ ぞ れ の 授 業 を 相 互 に 観 察 し 、 助 言 ・批 評 を し 合 う 中 で 、 教 員 が 授 業 を 改 善 す る 際 の ポ イ ン トを 探 る 「授 業 改 善 の た め の 授 業 観 察 シ ー

ト」 を 作 成 し た 。

シ ー ト作 成 に 当 た っ て は 、 所 属 校 の 他 教 科 ・科 目 の 教 員 の 協 力 を 得 る こ と で 項 目 の 精 選 と 汎 用 化 を 試 み た 。 地 理 歴 史 科 に と ど ま らず 、 あ ら ゆ る 教 科 で 使 用 で き る よ う 項 目 を 設 定 す る こ と で 、 教 科 等 の 専 門 性 の 枠 を 越 え た 相 互 研 鎖 が 可 能 と な り 、 校 内 研 修 等 に も 活 用 で き る も の と な る よ う心 が け た 。

(2)

研 究 の 内 容

1r授 業 改 善 の た め の 授 業 観 察 シ ー ト」 作 成 の 夏 点

本 部 会 で は 「授 業 改 善 の た め の 授 業 観 察 シ ー ト」(以 下 「シ ー ト」 と い う。)を 様 々 な 視 点 か ら 協 議 し作 成 し たe作 成 に お い て 留 意 し た 点 は 次 の2点 で あ る 。

1実 際 に 使 用 しや す い シ ー ト 2全 教 科 で 活 用 で き る シ ー ト

ま ず 、 実 際 に 授 業 観 察 の 場 面 で の 使 用 に 耐 え う る も の に し た い と い う 点 で あ る 。1回 き り の45分 又 は50分 の 授 業 を 観 察 し な が ら 、 単 な る 感 想 で は な く 、 そ の 授 業 の 改 善 点 を 的 確 に 指 摘 す る の は 、 意 外 と 困 難 な 作 業 で あ る.使 用 しや す い シ ー トに は 何 が 必 要 か 、 ま た は 不 必 要 か 。 項 目 数 は ど れ く ら い が 妥 当 か 。 そ し て な に よ り 、 「授 業 改 善 」 を 目 的 とす る 場 合 、 ど の よ う な 視 点 が 重 要 か 。 考 慮 す る 点 は 多 岐 に わ た っ た 。

次 に 今 年 度 の 共 通 研 究 主 題 の 一 つ で あ る 「教 員 の 相 互 研 鎭 」 と い う視 点 を 踏 ま え 、 他 教 科 の 教 員 が 地 理 歴 史 科 の 授 業 を 観 察 す る 場 面 も 想 定 し 、 地 理 歴 史 科 を 越 え て 使 用 で き る 汎 用 性 の 高 い シ ー トの 作 成 を 心 が け た 。

項 目 の 置 き 方 は 、 実 際 に 使 用 す る 場 面 を 想 定 し 、 実 際 の 授 業 の 流 れ に 沿 う よ う に 、 「導 入

→ 展 開 → ま と め 」 と い う指 導 案 の 基 本 的 な 流 れ と合 致 す る よ うに 設 定 し た,ま た 、 項 目数 も 精 選 し 、26項 目 と し た 。

「1導 入jで は 授 業 開 始 の 短 時 間 で 、 生 徒 が 前 時 と の 関 連 を 確 認 し 、 本 時 の 学 習 に 入 っ て い け る よ う 指 導 し て い る か 、 と い う 点 を 考 慮 して3項 目 を た て た 。

「2展 開 」 で は 「(1)授 業 の 構 成 」 で 「関 心 ・意 欲 ・態 度 」 「思 考 ・判 断 」 「技 能 ・表 現 」 「知 識 ・理 解 」 の4つ の 評 価 の 観 点 を 踏 ま え た 展 開 に な っ て い る か を 項 目 だ て し 、 さ ら に 授 業 の 進 度 な ど 基 本 的 な 項 目 を 加 え た 。

r(2)授 業 の 技 術 」 は 、 「授 業 改 善 」 に 直 接 役 立 つ 項 目 で あ り 、4項 目 に 精 選 し たe

「(3)発 問 」 は 、 共 通 研 究 主 題 で あ る 「個 に 応 じ た 指 導 」 と い う 点 か ら 考 え る と 最 も 重 視 し た い 項 目 で あ り 、 あ え て 「(2)授 業 の 技 術 」 と は 独 立 し た 項 目 を た て た 。

「(4)授 業 進 行 上 の 配 慮 」 で は 、 実 際 の 授 業 で 想 定 さ れ る 様 々 な 場 面 で の 指 導 に ど の よ う に 取 り組 ん で い る か を 確 認 す る4項 目 を 取 り入 れ た 。

「3ま と め 」 で は 「1導 入 」 と 対 応 さ せ 、1回 の 授 業 が 有 機 的 に 機 能 し 、 一 つ の ま と ま り の あ る 授 業 に な っ た か ど う か を 重 視 し た 項 目 を 加 え た.

最 後 に 、 全 体 が 教 科 の 枠 を 越 え た 汎 用 性 の 高 い シ ー トな の で 、 授 業 者 が 地 理 歴 史 科 独 自 の 視 点 を 強 調 し た い 場 合 、 授 業 者 が 特 に こ こ を 見 て 欲 し い と い う点 が あ れ ば 、 柔 軟 に 対 応 で き

る よ う に 「4本 授 業 で の 独 自 の 視 点 」 を 加 え たe

さ ら に 、 全 項 目 に 自 由 記 述 欄 を 設 け た 。 授 業 全 体 に 対 す る 漠 然 と し た 「感 想 」 を 記 述 す る の で は な く 、 各 項 目 に 基 づ い た 記 述 を す る 自 由 記 述 欄 で あ る の で 、 記 述 が 散 漫 に な る こ と を 防 ぐ こ と が で き 、 有 効 な 意 見 を 集 め る こ と が で き る 。

(3)

授 業 改 善 の た め の 授 業 観 察 シ ー ト

観 察 日時 日()限 観 察 ク ラ ス 観察者 氏名

[チ ェック欄 の 記 λ 法]A欄:そ の 項 目 が 達 成 で きて い れ ば レ点/B欄:そ の 項 目に 改 善 の 余 地 が あれ ば レ点

4本 摺1桑で の 柚 自 の 視 点

(自 由 記 述)

(4)

2日 本 史Bに お け る 授 業 改 善 シ ー トの 活 用 事 例 (ユ)単 平 安 初 期 の 政 治 と 文 化

(2)単 元 の ね ら い 桓 武 ・嵯 峨 朝 を 中 心 に 、 古 代 国 家 の 推 移 と社 会 の 変 化 に つ い て 、 新 し い 文 化 の 成 立 と も 関 連 付 け て 理 解 さ せ る 。

(3)指 導 計 画

(4)本 時 の ね ら い

第1時 平 安 遷 都

第2時 律 令 か ら 格 式 へ

第3時 弘 仁 ・貞 観 文 化 …1本 時 】

最 澄 ・空 海 の 名 を あ げ 、 ど の よ う な こ と を 知 っ て い る か を 質 問 す る こ と に よ っ て 授 業 内 容 へ の 関 心 を 高 め る 。1意 欲 ・関 心 ・態 度 】 図 説 を 使 用 し て 、 密 教 の 影 響 は ど の よ う な 点 に 現 れ て い る か 、 ま

た 他 の 文 化 と比 較 し て ど の よ う に 異 な っ て い る か 考 察 さ せ る 。

【思 考 ・判 断 】 ワ ー ク シ ー トを 使 用 し て 、 重 要 語 句 の 理 解 及 び 弘 仁 ・貞 観 文 化 の 特 色 に っ い て 簡 単 に ま と め さ せ る 。 【技 能 ・表 現 】 密 教 の 内 容 ・特 色 を 示 し 、 弘 仁 ・貞 観 文 化 が 密 教 と 深 く か か わ っ て

い る こ と や 文 学 面 で は 漢 詩 が 中 心 で あ る こ と を 理 解 さ せ る 。

【知 識 ・理 解 】 (5)本 時 の 評 価 規 準

関 心 ・意 欲 ・態 度 思 考 ・ 判 断 資 料 活 用 の 技 能 ・表 現 知 識 ・ 理 解 弘 仁 ・貞 観 文 化(人 弘 仁 ・貞 観 文 化 を 単 独 な 図 説 の 写 真 か ら 弘 仁 ・貞 観 弘 仁 ・貞 観 文 化 の 特 色 物 や 文 学 ・芸 術 な も の と し て と ら え ず 、 他 文 化 の 特 色 を 読 み 取 り、 ま を 理 解 し 、 宗 教 ・文 学 ど)に 関 心 を も ち 、 の 時 期 の 文 化 の 写 真 等 か た ワ ー ク シ ー トを 適 切 に 活 ・芸 術 な ど が 互 い に 関 主 体 的 に 学 習 し て ら 他 の 時 期 の 文 化 と 比 較 用 して 弘 仁 ・貞 観 文 化 の 重 連 し て い る こ と を 理 解 い る 。 し 、 ま た 現 代 の 文 化 と の 要 語 句 の 理 解 ・要 点 整 理 を し て い る 。

つ な が り に つ い て 様 々 な し て い る.

側 面 か ら考 え て い る。

(6)本 時 の学 習 指導案(波 線部 が 改 善点)

学 習 内 容 学 習 活 動 指 導上 の留意 点

● 奈 良 時 代 の 仏 教 の 復 習 と 最 澄 ・空 海 の 人 物 像

O天 平 文 化 の 特 色 や 具 体 的 な 文 学 ・芸 術 を 挙 げ る 。 O最 澄 ・空 海 は ど の よ う な

人 物 で あ っ た か を 考 え る 。

O天 平 文 化 に つ い て 自 由 に 発 言 させ て 、 前 時 ま で に 学 習 し た こ と を 思 い 出 させ る 。

O・ 客 潅 の こL繍

へ の"・

● 宗 教

・密 教

・神 仏 習 合 と修 験 道

O天 台 宗 と 真 言 宗 を 比 較 し な が ら違 い を 理 解 す る 。 O密 教 と 従 来 の 宗 教 と の 違

い を 理 解 す る。

血 応 宙 の

・由"・ 角 オ

O天 台 宗 と真 言 宗 の 特 に 異 な る 点 を 明 確 に 説 明 す る 、

O空 海 の エ ピ ソー ドを 紹 介 し 、 興 味 を も た せ る 。

O神 仏 習合 の事 例 を考 え なが ら現在 に も例 は 多 く o

シ ー ト こ

'オ

O神 仏 習 合 や 修 験 道 と 密 教

(5)

● 文 学 ・教 育

・漢 詩

・教 育

o芸

・建 築

・彫 刻

・絵 画

・書 道

■ 本 時 の ま と め

● 次 時 の 予 告

Oか な の 発 明 は 、 次 の 国 風 (藤 原)文 化 で あ り 、 弘 仁 ・ 貞 観 期 は 漢 詩 が 文 化 の 中 心 で あ る こ と を 理 解 す る。

0ワ シ ー ト

O耐 垂配置が従来と大きく 異なる点を18t(meLevsK

O一 木造 ・赫搬式を図説で 確認 させ、㈱

ロ ん ロ る

0曼 茶羅 ・不動明王僅が密 教芸術であることを理解 する。

0こ の時期の書道は力強い 唐風書道であることを態

oww

0本 時 の 内 容 で 印 象 に 残 っ た 事 柄 を 自 由 に 発 言 さ ぜ て 関 心 を 高 め 、 授 業 の 内 容 を 再 確 認 す る 。

O次 時 で 学 習 す る 内 容 を 確 認 す る 。

ロ コ くリドル

0勅 撰 漢 詩 文 集 や 主 な漢 詩 人 を あ げ て 理 解 させ る,

O当 時 の 教 育 と現 在 の 教 育 の類 似 点 を あ げ て関 心 を高 め る。

O室 生 寺 が 山 岳 寺 院 で あ り、 従 来 の 伽 藍 配 置 が 不 可 能 で あ る こ と を 理 解 させ る.

O従 来 の 彫 刻 様 式 と の 違 い を 理 解 さ せ 、 一 木 造 の 難 し さ に つ い て 考 寮 させ る 。

Oの

〇国風書道を図説で見て、弘仁・貞観書道 との違いを確詔させる。

O曲 で1特に のtS

の み こ

い'に ・ け て

O興 味 を もoた 生 徒 に 対 し 、 参 考 図 書 を あ げ.更 な る 学 習 意 欲 を 高 め る よ う に 喚 起 す る 。

O本 時 で 「平 安 初 期 の 政 治 と 文 化 」 が 終 了 し た の で 、 次 時 の 初 め に 簡 単 な 確 認 テ ス トを 行 う こ と を 予 告 し 、 知 識 の 定 着 を 図 る と と も に 、 復 習 の 習 慣 付 け を す る 。 (7)「 授 業 改 善 の た め の 授 業 観 察 シ ー ト」 を 使 っ た 授 業 の 改 善 点

「授 業 観 察 シ ー ト」 の 指 摘 の 中 で 、 「(1)授 業 の 構 成 」 の 項 目 に 特 に 留 意 す る 必 要 が あ る と 感 じ た 。 従 来 の 授 業 は 「指 導 者 側 か ら の 知 識 の 伝 達 」 と い う授 業 形 態 が 多 く 、 生 徒 の

「知 識 ・理 解 」 を 深 め る こ と に 重 点 を 置 き 、 生 徒 が 「思 考 ・判 断 」 す る 場 面 を あ ま り 作 っ て こ な か っ た 。 そ こ で 、 「導 入 」 に 弘 仁 ・貞 観 文 化 に 対 す る 「意 欲 ・関 心 ・態 度 」 を 高 め る よ う な 質 問 を 取 り入 れ て か ら 、 展 開 に 入 る よ う に 指 導 案 を 改 善 し た 。 展 開 で は 図 説 の 写 真 か ら 文 化 の 特 色 を 読 み 取 る 時 間 を 多 く 取 り 、 あ わ せ て 他 の 時 期 の 文 化 の 写 真 も 見 る こ と で 、 文 化 の 異 な る 点 に つ い て 考 察 し 、 判 断 させ る よ う に 努 め た 、 ワ ー ク シ ー トは 最 後 に 使 用 す る の で は な く 、 項 目 ご と に 使 用 し て 単 調 な 授 業 に な ら な い よ う に 改 善 し た.

「授 業 観 察 シ ー ト」 の 指 摘 を 有 効 に 使 用 す る こ と に よ り 、 槻 察 者 か ら 助 言 さ れ た 授 業 者 の 良 い 点 ・改 善 点 が 把 握 しや す く 、 今 後 の 授 業 を 改 善 ・工 夫 し て 役 立 て る こ と が で き た 。

(6)

3地 理Bに お け る 「授 業 改 善 の た め の 授 業 改 善 シ ー ト」 の 活 用 事 例 (1)単 「資 源 の 生 産 と 消 費 」

(2)単 元 の ね ら い 世 界 の 資 源 に つ い て 、 系 統 地 理 的 学 習 に 適 切 な 事 例 を 取 り 上 げ て 大 観 さ せ る 。 ま た 資 源 の 特 色 と基 礎 的 知 識 を 定 着 させ 、 資 源 を め ぐ る 国 際 社 会 と

日 本 の 現 状 と 課 題 に つ い て 考 察 さ せ る 。 (3)指 導 計 画

(4)本 時 の ね ら い

第1時 第2時 第3時 第4時 第5時 第6時

エ ネ ル ギ ー 資 源 の 生 産 と消 費 … 【本 時 】 鉱 産 資 源 の 生 産 と 消 費

資 源 の 偏 在 と 国 際 社 会 ①(メ ジ ャ ー ・資 源 ナ シ ョ ナ リ ズ ム) 資 源 の 偏 在 と国 際 社 会 ②(石 油 危 機 ・近 年 の 石 油 を め ぐ る 動 向) 資 源 の 利 用 と 問 題 点

日 本 の 資 源 問 題

日 常 生 活 を 支 え る エ ネ ル ギ ー 資 源 に つ い て 関 心 を 高 め 、 そ の 有 り 様 に っ い て 主 体 的 に 追 究 さ せ る 。 【関 心 ・意 欲 ・態 度 】 エ ネ ル ギ ー 資 源 の 生 産 国 ・消 費 国 の 地 城 性 や 産 業 の 特 色 、 エ ネ ル ギ ー

利 用 と 環 境 問 題 の 関 連 性 に つ い て 多 面 的 に 考 察 させ るel思 考 ・判 断 】 エ ネ ル ギ ー 資 源 の 分 布 ・生 産 ・消 費 に 関 す る 地 図 ・ダ ラ フ な ど を 活 用 し 、

学 習 内 容 を ワ ー ク シ ー トに 適 切 に 記 入 、 記 述 させ る。1技 能 ・表 現 】 主 な エ ネ ル ギ ー 資 源 の 種 類 ・分 布 ・生 産 と 消 費 の 特 徴 を 、 世 界 的

視 野 か ら 地 域 性 を 踏 ま え て 理 解 さ せ る 。 【知 識 ・理 解 】 (5)本 時 の 評 価 規 準

関 心 ・意 欲 ・旗 度 思 考 ・ 判 断 資 料 活 用 の 技 能 ・表 現 知 識 ・ 理 解

エ ネ ル ギ ー 資 源 に エ ネ ル ギ ー 資 源 の 生 産 国 ・ エ ネ ル ギ ー 資 源 の 分 布 ・生 産 圭 な エ ネ ル ギ ー 資 源 っ い て 関 心 を も 消 費 国 の 地 城 性 や 産 業 の特 '消 費 に 関 す る 地 図 ・グ ラ フ の 種 類 ・分 布 ・生 産 ち 、 主 体 的 に 学 習 色 、 ま た エ ネ ル ギ ー 利 用 と な ど を 活 用 す る と と も に 、 本 と消 費 の特 徴 を理 癬

し て い る 。 環 境 問 題 の 関連 に つ い て多 時 の 学 習 内 容 を ワ ・一 ク シ ー ト し て い る 。 面 的 に 考 察 して い る。 に 適 切 に 表 現 し て い る 。

(6)本 時 の 学 習 指 導 案

学 習 内 容 学 習 活 動 指 導 上の 留意点

●1次 エ ネ ル ギ ー と2次 O日 常 生 活 を 支 え て い る エ ネ ル ギ O石 炭 ・石 油 の 実 物 を 提 示 し 、 天 然 ガ ス エ ネ ル ギ ー 一 資 源 の 種 類 を あ げ る に つ い て は 、 近 年 天 然 ガ ス 自動 車 」 01次 ・2次 エ ネ ル ギ ー 、 化 石 燃 の 開 発 が 注 目 さ れ て い る 点 を 紹 介 し 、

料 と は 何 か 理 解 す る。 資 源 の 学 習 に 興 味 を も た せ る 。

.

● 石 油(原 油)の 生 産 と O図 〔エ ネ ル ギ ー 消 費 量 の 推 移) O各 資 源 の 分 布 図 を 参 照 させ 、 主 産 地 が 消 費 を 見 な が ら 、 本 時 で 学 習 す る 資 地 域 的 に 偏 在 し て い る こ と 、 ま た 分 布

・分 布 源 に つ い て 確 認 す る。 の 特微 は 既 習 事 項 の 大 地 形 と関連 させ

・生 産 国 と 消 費 国 O図 ・資 料 を 使 い 、 石 油 の 分 布 の な が ら捉 え させ る 。

・ 主 な 油 田 特 徴(西 ア ジ ア へ の 偏 在)や O流 線 図 を使 い 、 各 資源 の 国 際 間 移 動 の の 理 由 、 主 な 生 産 国 と 消 費 国 に 特 徴 を 捉 え させ る 。

つ い て 理 解 す る 。 O図 表 を 参 照 さ せ る 際 は 、 そ こ か ら 諸 事

匪垂'

o藪 灘籔 … 舗

A 象 を読 み 取 るた め の視 点 や 方 法 につ い

灘 灘 雛 廿 ・, て 解 説 す る 。

縷灘 O埋 蔵 量 は 、 可 採 年 数 の 資 料 を 提 示 し 、

● 石 炭 の 生 産 と消 費 O図 ・ 資 料 を 使 い 、 石 炭 の 生 成 、 第5時 で 扱 う 「資 源 の 枯 渇1の 学 習 に

(7)

・分 布

・生 産 国 と 消 費 国

・主 な 炭 田

● 天 然 ガ ス の 生 産 と 消 費

・主 な 生 産 国

・ク リー ン エ ネ ル ギ ・

分 布 の 特 徴(古 期 造 山 帯 に 分 布)、 埋 蔵 量 、 主 な 生 産 国 と 消 費 国 に つ い て 理 解 す る 。

つ な が る よ う に 配 慮 す る。

O生 産 国 と 消 費 国 を 理 解 さ せ る 際 は 、 各 国 の 地 域 的 差 異 や 類 似 性 に 気 付 か せ る よ う に 工 夫 す る 。

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o灘 灘麟欝繍 羅灘 嚢     騰 歯鰯㎜

O図(天 然 ガ ス 消 費 量 の 推 移)を 見 て 、 消 讐 量 の 増 加 と そ の 背 景 に つ い て 理 解 す る 。

O主 な 生 産 国 ・消 費 国 に つ い て 理 解 す る と と も に 、 天 然 ガ ス が ク リ ー ン エ ネ ル ギ ー と 呼 ば れ て い る 理 由 や 環 境 保 全 と の 関 連 性 に つ い て 考 察 す る 。

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O天 然 ガ ス 普及 の背 景 に あ る輸 送 技術 の 発 達 な どにつ い て紹 介 す る。

oガ ス1ク リー ンエ ネ ルま逸 よ 綬 域

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1

●本 時 の ま とめ

● 次 時 の 予告

O図(エ ネ ル ギ ー 消 費 量 の 推 移) を 見 な が ら 、 本 時 で 学 習 し た 資 源 を 対 比 さ せ 、 各 々 の 特 徴 や 地 球 的 課 題 との 関 連 性 を 再 確 認 し、

本 時 を 振 り返 る 、

O次 時 で 学 習 す る 範 囲(鉱 産 資 源 の 生 産 と 消 費)を 、 教 科 書 な ど で 破 認 す る.

o塾難 纏醐 騰灘顯 灘難騒羅

継 憲鷺 聯 ・,.

醗 騰 鑛 雛籔藤 灘 騰 購

Oワ ー ク シー ト繍 は 宿 題 と し、 次 時 に 提 出 す る よ うに指 示 す る 。 そ の 際 、 作 業 の 手順 を 生徒 に 示 し、 円 渦 に 取 り組 め る よ うに配 慮 す る。

O次 時 の 予告 で は 、 多様 な資 源 が 国 際 的 流 通 を通 して 日常生 活 を支 え て い る こ

とに触 れ る。

(7)「 授 業 改 善 の た め の 授 業 観 察 シ ー ト」 を 使 っ た 授 業 の 改 善 点

シ ー トの 項 目 の 中 で 、 本 時 の 改 善 に も っ と も 有 効 だ っ た の は 、 『様 々 な 生 徒 の 見 方 や 考 え 方 を 引 き 出 し 、 多 様 な 見 方 や 考 え 方 に 触 れ る 機 会 を 生 か し て い る か 』 と い う視 点 で あ っ た 。 授 業 は 生 徒 同 士 が 学 び 合 う 「場 」 で あ る こ と を 考 え る と 、 生 徒 が 友 人 た ち の 様 々 な 発 言 に 触 れ る 機 会 を 設 定 す る こ と は と て も 重 要 で あ る 。 本 時 は 単 元 の 第1時 と い う こ と で 、 生 徒 の 発 言 を 扱 う よ り も 知 識 ・理 解 に 重 点 が 置 か れ 単 調 な 構 成 に な り が ち だ っ た 。 そ こ で 、 指 導 案 に 波 線 部 を 加 え て 改 善 し 、 よ り変 化 の あ る 授 業 が 展 開 で き る と考 え た 。

ま た 、 『「本 時 の ね ら い 」 が 達 成 で き た か 』 『授 業 進 度 や 時 間 配 分 は 適 切 か 』 と い う視 点 も 参 考 に な っ た 。検 証 授 業 で は 、予 定 し た 作 業 学 習 と 参 考 図 書 紹 介 が 時 間 内 に で き な か ・った(指

導 案 の鑛灘 部 分。 作 業 につ いて は生徒 に手順 を示 した上 です べ て を宿題 と し、図 書紹 介 は 次

時 の 導 入 に 活 用 す る こ と に し た 。)。 内 容 を 石 油 と 石 炭 に 絞 っ て 作 業 学 習 の 時 間 を 確 保 し た ら ど う か と い う 助 言 も 寄 せ ら れ た 。 い ず れ に し て も 、 授 業 時 間 に 対 応 し て 学 習 の 内 容 を 精 選 し 、 授 業 の ね ら い が 確 実 に 達 成 で き る 構 成 ・展 開 を 強 く 意 識 し て い く 必 要 が あ る 。

こ の シ ー トは 、 チ ェ ッ ク 項 目 が 具 体 的 で 授 業 の 進 行 に 沿 っ て 並 ん で い る た め 、 改 善 の 余 地 を 一 目 で 把 握 で き 改 善 策 が 立 て や す か っ た 。 授 業 で の よ い 面 や 達 成 で き て い る 点 も 一 覧 で き る の で 、 改 善 の ポ イ ン トが 絞 りや す い と い う利 点 が あ る 。 ま た 、 観 察 者 も シ ー トを 使 う こ と で 授 業 者 に 助 言 を 簡 潔 に 伝 え られ る 。 授 業 を 改 善 す る 具 体 策 の 発 見 を 通 し て 、 シ ー トの 多 様 な 有 効 性 が 検 証 で き た 。

(8)

4世 界 史Aに お け る 「授 桑 改 善 の た め の 授 業 観 察 シ ー ト」 の 活 用 事 例

他 教 員 と の 相 互 研 銀 以 外 の 活 用 方 法 と し て 、 「授 業 改 善 の た め の 授 業 観 察 シ ー ト」 を 「自 己 振 り返 リ シ ー トjと し て 活 用 し た 授 業 改 善 を 試 み た 。

〈 検 証 前 の 学 習 指 導 案 〉

(1)単 ア メ リ カ 合 衆 国 の 独 立 と 発 展

(2)単 元 の ね ら い ア メ リ カ 合 衆 国 の 成 立 と発 展 に つ い て 多 民 族 国 家 の 理 解 と い う観 点 を 取 り 入 れ て 学 習 し 、 独 立 宣 言 や 合 衆 国 憲 法 の 理 念 に 照 ら し合 わ せ て 基 本 的 人 権 に つ い て 様 々 な 立 場 か ら 考 察 す る 。

(3)指 導 計 画

(4)本 時 の ね ら い

第1時 第2時 第3時 第4時

合衆 国独 立以前 の 北米 大陸 アメ リカ独 立革 命

合 衆 国の領 土拡 大 と先 住 民 ・奴 隷 …1本 時 】 南 北戦 争 と奴隷餌 放宣 言

奴 隷 制 度 の 実 態 に つ い て 奴 隷 の 立 場 で 想 像 さ せ る 。

【関 心 ・意 欲 ・態 度 】 先 住 民 ・奴 隷 の 権 利 を 独 立 宣 言 と 対 比 さ せ 、 白 人 ・先 住 民 ・奴 隷 そ

れ ぞ れ の 立 場 か ら 考 察 さ せ る 。1思 考 ・判 断 】

自 分 の 意 見 を 的 確 に ま と め て 積 極 的 に 発 表 さ せ る 。 【技 能 ・表 現 】 合 衆 国 の 領 土 拡 大 と先 住 民 の 排 除 に つ い て 理 解 させ る。 【知 識 ・理 解 】 (5)本 時 の 評 価 規 準

関 心 ・意 欲 ・態 度 思 考 ・ 判 断 資 料 活 用 の 技 能 ・表 現 知 識 ・理 解 先 住 民 や 敷 隷 の 実 態 や

横 利 に つ い て 想 像 し 、 独 立 宜 言 と の 矛 盾 に 気 付 い て い る 。

史 料 に つ い て 白 人 ・先 住 民 ・奴 隷 そ れ ぞ れ の 立 場 で 考 察 し て い る 。

自 分 の 意 見 を 的 確 に ま と め て 積 極 的 に 発 表 し て い る。

合 衆 團 の 領 土 拡 大 と先 住 民 排 除 の 事 実 関 係 を 理解 して い る。

(6>本 時 の 学 習 指 導 案

学 習 内 容 学 習 活 動 指 導 上 の 留 意 点

● 前 時 の 復 習 0独 立 宣 言 の 内 容 を 確 語 す る, O教 科 書 で 内 容 を 確 認 さ せ る 。

● 領 土 の 拡 大 O地 図 を 読 み 領 土 拡 大 と フ ロ ン テ ィ ア 0教 科 書 を 参 照 させ て 白地 図 の 作 業 を さ の 西 漸 に つ い て 理 解 す る 。 せ る 。

● 開拓 と先 住民 O先 住 民 代 表 が 大 統 領 に 語 っ た 言 葉 か O史 料 を 読 ま せ 、 先 住 民 と 白 人 の 関 係 及 ら 、 先 住 民 の 提 案 と 心 情 に つ い て 考 び 白 人 に 対 す る 先 住 民 の 提 案 を 理 解 さ

察 す る 。 せ る 。

展 ● 先住民の排除 O白 人 に よ る 土 地 収 奪 の 実 態 に つ い て 0図 「条 約 に 調 印 す る 先 住 民 」 を 活 用

理 解 す る 。 し て 理 解 さ せ る 、

O強 制 移 住 の 様 子 を 理 解 す る 。 O「 涙 の 道 」を 例 に 理 解 させ る 。

O「 明 白 な 天 命 」に つ い て 理 解 す る 。 O何 が 先 住 民 排 除 を 正 当化 し た か を 考 え

さ せ る,

● 奴 隷 制 0依 隷 売 買 に づ い て 理 解 す る 。 O図 「黒 人 奴 隷 の 入 荷 の 広 告 」 を 見 て

何 の 広 告 か 考 え させ る。

O奴 隷 の 労 働 の 実 態 に つ い て 理 解 す る 。 O史 料 を 読 ま せ 、 奴 隷 の 立 場 に 立 っ て 実 態 を 想 像 さ せ る 。

● 本 時 の 復 習 0独 立 宣 言 と 先 住 民 ・奴 隷 の 権 利 の 矛 O教 科 書 を 読 ま せ て 確 認 さ せ る 。

盾 に 気 付 く 。

(9)

(7)「 自 己 振 り 返 り シ ー ト」 と し て 活 用 し た 授 業 の 検 証 と 改 善 の 工 夫

「導 入 」 …r前 時 と の つ な カSbJを 強 調 す る こ と で 、 独 立 宣 言 を 意 識 さ せ て 生 徒 の 思 考 の 視 点(先 住 民 の 権 利)を 明 確 に させ 、 学 習 の 動 機 付 け を 図 る 。

「展 開 」 … 「本 時 の ね ら い 」 に 対 す る 授 業 者 の 意 識 が 高 ま っ た 結 果 、 授 業 内 容 を よ り 絞 り 込 ん だ 方 が 生 徒 の 思 考 ・判 断 を 十 分 に 引 き 出 せ る と 考 え た 。 本 時 で は 先 住 民 と 奴 隷 を 扱 っ た

が 、 奴 隷 制 は 次 時 に 回 す こ と に し た 。 授 業 内 容 を 絞 り込 む こ と に よ っ て 「各 自 の 考 察 → 発 表 ・ 意 見 交 換 → 各 自 の 思 考 の 深 化 」の 時 間 を 十 分 に 確 保 で き る よ う に な っ た 。そ の 結 果 と し て 「様

々 な 生 徒 の 見 方 や 考 え 方 を 引 き 出 し 、 多 様 な 見 方 や 考 え 方 に 触 れ る 機 会 を 生 か し て い る か 」 の 改 善 に な り 、 ま た 授 業 の 「山 場Jに も な る 。

「ま と め 」 … 本 時 の 要 点 」 に 焦 点 を 当 て て 「本 時 の 授 業 内 容 が な ぜ 重 要 な の か 」 を 考 え さ せ る こ と は 、 一 年 間 を 通 せ ば 「な ぜ 世 界 史 を 学 習 す る の か 」 と い う重 要 な 問 い に 結 び 付 く こ と で あ る 。 限 ら れ た 授 業 時 間 内 で は あ る が 「ま と め 」 は 大 切 で あ る 。

今 回 の 「自 己 振 り返 り」 に よ っ て 授 業 の 内 容 を 精 選 し 焦 点 を 絞 る こ と が で き 、 こ の シ ー ト 「自 己 振 り返 り」 に よ る 授 業 改 善 に も 有 効 で あ る こ と を 確 認 し た 。 本 時 の 場 合 、 奴 隷 制 の

内 容 を 削 り 、r明 白 な 天 命 」 の 理 解 を 深 め る た め の 史 料 と 発 表 ・意 見 交 換 を 加 え た 。 こ れ に よ っ て 単 な る 知 識 の 学 習 に と ど ま ら ず 、 「明 白 な 天 命 」 が 登 場 し た 背 景 や こ の 価 値 観 の 根 底 に あ る も の に 対 す る 疑 問 や 興 味 ・関 心 を 引 き 出 す こ と が で き た 。

〈 改 善 後 の 学 習 指 導 案(波 線 部 が 改 善 点)〉

(5)本 時 の 評 価 規 準

関 心 ・ 態

先 住 民 や 奴 隷 の 実 態 や 権 利 に つ い て 想 像 し 、 独 立 宜 言 と の 矛 盾 に 気 付 つ い て い る 。

史料について白人 ・先住民

・叡隷それぞれの立場で考 察し、

用 の 技 能 ・表 現 自 分 の 意 見 を 的 砲 に ま と め て 積 極 的 に 発 表 し て い る 。

知 識 ・ 理

合 衆 国 の 領 土 拡 大 と 先 住 民 排 除 の 事 実 関 係 を理解 して い る。

(6)本 時 の 学 習指 導案

学 習 内 容 学 習 活 指 導 上 の 留 意 点

●煎肢繍 O西 一の'h一 O白 し オ;こ

皿盟連

閑 連 し工 い ゑLと.亙 組 歪& ゑ 嬉 査 藍 ゑ 駄

● 領 土 の 拡 大 O地 図 を 読 み 領 土 拡 大 と フ ロ ン テ ィ ア O教 科 書 を 参 照 させ て 白 地 図 の 作 業 を さ の 西 漸 に つ い て 理 解 す る 。 せ る 。

● 闇拓 と先庄民 O先 住 民 代 表 が 大 統 領 に 語 っ た 言 葉 か O史 粒 を 読 ま せ 、 先 住 民 と 白 人 の 関 係 及 ら 、 先 住 民 の 提 案 と 心 情 に つ い て 考 ぴ 白人 に 対 す る 先 住 民 の 提 案 を 理 解 さ

察 す る 。 せ る 。

● 先住民の排除 O白 人 に よ る 土 地 収 奪 の 実 態 に つ い て O図 「条 約 に 調 印 す る 先 住 民 」 を 活 用

理 解 す る 。 し て 理 解 さ せ る 。

O強 制 移 住 の 様 子 を 理 解 す る 。 O「 涙 の 道 」を 例 に 理 解 さ せ る 。

O「 明 白 な 天 命 」に つ い て 理 解 す る 。 O何 が 先 住 民 排 除 を正 当化 した の か1ま想

灘 考えさせる.

●峨蕊瀟 Oの1に O・.i就 し て の 眉

套携

と発 表 ・孟 且 套 快 亙 すゑ 転、 蓋 」藍擁 化 藍 且 ゑ へ、

Oの O本 時 の

懸につい脇

(10)

W研 究 の ま と め 1研 究 の 成 果

授 業 後 、 「授 業 改 善 の た め の 授 業 観 察 シ ー ト」 を 受 け 取 っ た 授 業 者 は 、 それ を参 考 に し て 自 らの 授 業 を振 り返 る こ とが で き る。 今 回 作 成 した 「授 業 改 善 の た め の 授 業 観 察 シ ー ト」 の利 点 は1枚 の シー トの 中 に 授 業 を 改 善 す る た め の観 点 が 凝 縮 され て い る こ とで あ る。 つ ま り 「一 覧 性 」 が あ り、 授 業 者 に とっ て は 改 善 の余 地 が あれ ば 一 目で 把 握 す る こ とが で き 、 改 善 策 を 立 てや す い。 ま た 、 改 善 す べ き 点 だ け で は な く 、 達 成 す る こ と が で き た 点 に つ い て も確 認 す る こ とが で き る た め 、 自分 の授 業 の傾 向 を 知 る こ とに も役 立 つ 。

さ ら に 、 この シ ー トは教 材 研 究 、授 業 準 備 をす る際 の 基 本 的 な姿 勢 を 確 認 す る こ とが で き る 。 授 業 者 が 授 業 をす る 前 に こ の シー トの 項 目を 十 分 理 解 して い れ ば 、 よ り充 実 した 授 業 をす る こ とが で き る 。 す な わ ち この シ ー トに は 授 業 を準 備 す る に 当た っ て 心 が け るべ き項 目が 盛 り込 まれ て い る。

観 察 者 に とっ て も、項 目が 整 理 され て い る こ とで 言 い た い こ とを 的 確 に伝 え られ る とい う利 点 が あ る。

項 目が ほ ぼ授 業 の進 行 に従 っ て 配 列 され て い る こ とも 、観 察 し なが ら記 録 す る とい う負 担 を 軽 減 す る。

2研 究 の 課 題

実 際 に この シ ー トを使 用 して 授 業 を観 察 して い る と、項 目に よ っ て はr達 成 で き て い る」 と 「改 善 の 余 地 が あ るJの い ず れ に も当 て は ま らな い こ とが あ っ たbそ れ は 、 この シ ー トが講 義 形 式 の授 業 を 想 定 して い る か らで あ る.単 元 内 の 授 業 計 画 に よっ て は 、 講 義 形 式 に な る授 業 とそ うで は な い授 業 が 存 在 す る た め 、 該 当 しな い 項 目が あ っ た と して も か ま わ な い 。 た だ し、授 業 者 も事 前 に シ ー トの項 目に 目 を 通 して お く必 要 は あ る。

観 察 者 の 立場 か らは 、 授 業 は 必 ず し も シー トの 項 目の 配 列 どお りに進 行 す る とは 限 らな い の で 、 そ の よ うな 場 合 で もす ぐに 対 応 で き る よ うに 、 あ ら か じめ シー トの 項 同 を理 解 した 上 で 授 業 を観 察 す る必 要 が あ る。 ま た 、 シー トの 項 目数 は 観 察す る 際 の 負 担 を 軽 減 す る た め に最 小 限 の26に 絞 っ た が 、 シ ーaトに 載 っ て い な い 観 察 の視 点 は もっ とた く さ ん あ る。 しか しそ れ は 自 由記 述 欄 で 補 うこ とが で き る 。 授 業 の 進 行 が 時 間 どお りで な か っ た 場 合 に は ∫ま と め」の項 目 が チ ェ ッ クで き な い が 、 そ の とき も 同様 で あ る 。 3ま と め

授 業 観 察 シー トに よ っ て授 業 者 と観 察 者 の 双 方 が 意 見 交 換 を しや す くな り、 授 業 改 善 が 進 む こ とが 期 待 され る。 つ ま り、 以 下 の よ うな流 れ が で き る。

① 授 業 者 が シ ー トの 項 目を 把 握 す る 。

② 授 業 者 が 授 業 を行 い 、 そ の 授 業 を 観 察 者 が シ ー トを 記 入 しな が ら観 察 す る。

③ 観 察 者 が授 業 者 に シ ー トを 渡 し、 意 見 交 換 す る。

④ 授 業 者 が シー トを 参 考 に して授 業 を改 善 す る。

⑤ 以 後 、 こ の流 れ の 繰 り返 し。

授 業 親 察 シー トを使 用 す る こ と に よっ て 、授 業 を 改 善 す る こ とに 向 け て授 業 者 と観 察 者 との 間 に よい 循 環 が 生 ま れ る。 こ の よ うな 相 互 研 鎖 をす る こ とで 、 「授 業 力 」 の 向 上 を 図 る こ とが で き 、 こ う し た循 環 が 校 内 研 修 等 で 学 校 全 体 に 広 が る こ と に よ り、 「授 業 力 」 の 向 上 に 向 け た 学 校 全 体 の 取 組 を促 進 す る こ とが で き る。

参照

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