浅い地中構造物と地盤との周面摩擦に関する模型実験 千葉工業大学
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(2) 土木学会第71回年次学術講演会(平成28年9月). Ⅲ‑077. 盤に使用した 6 号珪砂を板全体に均一になるように貼付 した.図-5 に示すような長さ 100mm の正方形の板にテ フロンシートとサンドペーパーをそれぞれ貼り付け試験 ジャッキ. 片とした. 静止摩擦係数の推定は,水平な傾斜板上に試験片を置. 傾斜角 θ. き,ジャッキを用いて傾斜板の傾斜角を一定速度で上げ 図-4. ていき,試験片が滑り始めたときの傾斜角を読み取る方 法で行った.滑り始めの角度の正接(tanθ)を静止摩擦. 摩擦係数測定実験装置. テフロンシート. サンドペーパー. 係数とした.実験の結果,静止摩擦係数はテフロンシー トでは 0.453,サンドペーパーでは 0.875 であった. 4.地中構造物と地盤の間に作用する摩擦力について 2.に示した模型実験で得られた,模型下面の土圧測定. 100mm. 図-5. 結果を図-6 に示す.図には,行程1から行程 5 までの模 型下面の土圧の経時変化を示す.土圧は模型底面部の 4 れる前の状態の土圧を初期値とした. 行程 1 から行程 2 における実験開始から砂の敷き詰め 行程では,サンドペーパーとテフロンシートの両ケース. 土圧(kN/m2 ). 箇所の土圧計の値の平均値とした.なお,模型に砂を入. 共に土圧がほぼ同じ傾向で増えていき,行程 3 における 土圧も両方とも同程度であることが分かる.しかし,行. となり,2 倍程度の違いが確認された.この残留応力が, 構造物模型に作用する下向きの摩擦力であると考えられ る. ここで,図-7 に示すような模型側面に作用する静止土. 土圧(kN/m2). ースで 1.5kN/m2,テフロンシートのケースで 0.74kN/m2. (a) サンドペーパー. 1.50. 0. 行程 1 での土圧初期値 0 に戻らず,サンドペーパーのケ. 20. 40. 行程2. 8 7 6 5 4 3 2 1 0 20. と実験の行程 5 における模型底面の残留応力の合力との. 40. 60. 行程2. 図-6. 100. 行程3. 120. 140. 行程4. 160. 行程5. 80. 100. 120. 140. 行程3 行程4. 160. 行程5. 模型底面部の土圧挙動. f = µN. f = µN. よる摩擦力の最大値と実験値で得られた残留応力の合力. 80. 0.74. 行程1. 定量的な比較を行った.表-1 は,仮定したメカニズムに. 60. (b) テフロンシート. 0. 圧により側面摩擦力が生じるメカニズムを仮定した場合. を示したものである.テフロンシートおよびサンドペー. 摩擦係数測定用の試験片. 8 7 6 5 4 3 2 1 0 行程1. 程 4 から行程 5 における模型内の砂除去後の土圧値は,. 100mm. N. N. 模型. パーの両ケースで,摩擦力の最大値と残留応力の合力が ほぼ同じであることが分かった.. 模擬地盤. 5.まとめ 模型実験の結果,正方形断面の模型を用いたシンプル. ここに f:摩擦力 N:静止土圧による力 µ:模型側面の静止摩擦係数. な境界条件下では,浅い地盤に埋設された構造物の質量. 図-7 仮定した摩擦のメカニズム. の減少に伴い発生する,構造物側面と地盤との間に周面. 表-1. 摩擦力は,静止土圧と摩擦係数で評価できることがわか った.今後は,地中構造物の形状や,深度,土質等を変. ケース. 模型側面の摩擦力の比較. 静止土圧による摩擦力 模型底面の土圧の の最大値 合力. えた実験を行い,周面摩擦が地中構造物周辺の地盤の応. テフロンシート. 14.4 N. 14.8 N. 力変化に及ぼす影響を明らかにしたい.. サンドペーパー. 27.8 N. 30.0 N. ‑154‑.
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