超軟弱粘性土地盤の遠心模型支持力実験
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(2) III-A208. 図―5には、地盤強度が異なる3つの実験結果を示した。地盤 強度が大きいほど、大きな支持力が得られている。どのケースも 明確なピーク強度を示さず、沈下に応じて支持力が増加する傾向 となっている Case1が沈下量にほぼ比例して支持力が増加して いたのに対して Case2,Case3では沈下量約2mm 付近で支持増 加の割合が減少している。約2mm 以降の支持力は、各々ほぼ同 じ勾配で増加している。また、地盤強度が大きいほど沈下 2mm 以降の支持力増加割合も大きな傾向となっている。. 図―3 支持力実験後の模型地盤. 図−6は、鉛直支持力を求めるために、図―5を両対数 0.20. 表示した結果である。支持力が沈下量にほぼ比例して増加 確に求められる。 図―7は、鉛直支持力と地盤強度の関係を示した。支持 力は地盤強度にほぼ比例している。図中には、テルツァーギの支 持力公式から求まる支持力と、その値に載荷板側面の摩擦. Case1 0.15. 支持力(kgf/cm2). した Case1では、変曲点が無いが、他の 2 ケースでは明. 載荷板めり込みによ る根入れ効果. 0.10 0.05. を加えた値を付記している。実験結果と側面摩擦を加えた 0.00. 支持力計算結果はほぼ一致している。. 0. 5. 4.まとめ. 10. 15. 20. 沈下量(mm). 高含水比状態の超軟弱地盤を想定した遠心支持力模型実. 図-4. 験を行い、以下の結果が得られた。. 0.7. 1) 含水比が高く地盤のせん断強度が小さな状態では、支 2) せん断強度が大きくなると、上記の根入れ効果に加え て粘着力の支持力成分が大きくなるが、概ね 2mm(実 物換算で 10cm の沈下)範囲で支持力が発揮される。 3) せん断強度が非常に小さく、変形も液体に近い挙動を 示すような超軟弱粘性土地盤であっても、従来の支持. Case3 Case2 Case1. 0.6 支持力(kgf/cm2). 持力はほぼ沈下に伴う根入れ効果である。. 支持力~沈下量関係(Case1). 0.5 0.4 0.3 0.2 0.1 0. 力公式の適用精度は高い。. 0. 今後、解析的に検討を進めると共に、表層固化改良など. 5. 10. 15. 20. 沈下量(mm). の改良地盤の支持力特性の検討を進めたい。. 図-5. 地盤強度と支持力~沈下量関係. 1. 鉛直支持力(kgf/cm2). 支持力(kgf/cm2). 0.25. 0.1. 0.01. Case3 Case2 Case1 0.001 0.01. 0.1. 1. 10. 0.20 0.15 0.10 0.05 0.00 0.000. 100. 実験結果. 0.005 0.010 0.015 地盤強度(kgf/cm2) 支持力公式. 0.020. 載荷板側面摩擦考慮. 沈下量(mm) 図-6. 図-7 地盤強度と鉛直支持力. 支持力~沈下量関係(両対数表示). -417-. 土木学会第56回年次学術講演会(平成13年10月).
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