付属部のある管路の地盤間に働く摩擦力特性に関する実験
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(2) 土木学会第70回年次学術講演会(平成27年9月). Ⅰ‑190. 3.. 気中試験による抵抗力の算出. 6 5. 速されて動くことによる鋼管およびローラー等取り付け治具の慣. 4. 抵抗力(N). ロードセルでは,鋼管と砂の間に作用する摩擦力と,鋼管が加 性力,またローラーや通管口における摩擦力等(以下,抵抗力) の合計が測定される.そのため,試験装置の抵抗力を調べるため に,砂のない気中の引き抜き試験を実施した. 測定はサンプリング周波数 100Hz で実施し,計測ノイズはロー. 3. 25.2(cm/s) 16.5(cm/s). 2. 11.9(cm/s). 1. 7.90(cm/s). 0. 5.90(cm/s) 5.30(cm/s). -1. パスフィルタをかけて除去した.結果を図-3 に示す.気中試験で. 0. は,引き抜き速度に依らず約 4N 程度の装置の抵抗力が生じてい. 0.5. 図-3. ることが分かる.そこで本研究では,装置の抵抗力がほぼ一定値 であり,大きさも後述する摩擦力からみれば微小であることから,. 1.5. けい砂土質試験結果 項目. た. 4.. 1. 抵抗力と鋼管変位の関係. 表-1. 管・地盤間の摩擦力の算出には慣性力分のみを差し引くこととし. 変位(cm). けい砂 5 号 3. けい砂による引き抜き試験 土槽内に乾燥したけい砂を充填させて引き抜き試験を行う.試. 土粒子密度 (g/cm ). 2.65. 最大乾燥密度 (g/cm3). -. 最適含水比 (%). -. 験における土層の厚さは 270mm,土被り厚は 100mm である.今 回使用したけい砂の土質試験結果を表-1 に示す. 試験により得られたロードセル荷重測定値から,鋼管加速度よ り求めた慣性力を差し引いて得られた管・地盤間における摩擦力 を図-4 に示す.試験は,引き抜き速度を不規則に変化させて実施. 礫分 (75~2mm) (%). 0. 粒. 砂分 (2~0.075mm) (%). 98.0. 度. 細粒分 (0.075mm 以下) (%). 2.0. 分. 均等係数 Uc. 1.57. 布. 曲率係数 Uc’. 1.09. 平均粒径 D50 (mm). 0.33. した.図中の凡例にある数値は,変位が 0~1.5cm に達するまでの 最大速度を示している.速度は 2.7~32.4cm/s の範囲に分布してい る.速度が速くなるにつれ. のように緩詰めの土槽にお いては速度による摩擦力の 有為な差は確認できなかっ た.また,70N 程度の摩擦 力に収束する傾向がみられ るが,管路周面面積あたり の摩擦力は 0.08N/cm2 に相. 摩擦力(N). が見られたが,本試験装置. 140. 140. 120. 120. 100. 100. 80 60. 32.4(cm/s) 18.0(cm/s) 6.60(cm/s) 3.00(cm/s) 2.70(cm/s). 40. 20 0 0. 0.5. 変位(cm). 1. 1.5. 摩擦力(N). て摩擦力は小さくなる傾向. 80 10.1(cm/s). 60. 9.50(cm/s). 40. 3.10(cm/s). 20. 2.30(cm/s) 1.30(cm/s). 0 0. (a)付属部なし 図-4. 0.5. 変位(cm). 1. 1.5. (b)付属部あり 摩擦力と鋼管変位の関係. 当し,指針等のすべり摩擦 力よりも小さい値であった. 一方,管路に付属部がある場合,変位初期においてより大きな摩擦力を生じ,形状もやや急な立ち上がり となり,収束する摩擦力の値も付属部のない場合に比べて 1.5 倍程度大きくなることが明らかになった.多 くの管路は継手等の付属部があり,設計や解析に用いる摩擦力にはこれらの考慮が必要であると示唆される. 5.. まとめ 土槽中の管路引き抜き試験において,緩詰めの乾燥砂の場合,管・地盤間の摩擦力は引き抜き速度が大き. ければ摩擦力は小さくなる傾向が若干あることは確認できたが,本研究の地盤条件と引き抜き速度の範囲で は顕著では無かった.また,付属部があると,引き抜き初期の摩擦力が大きくなり,引き抜き後も付属部が ないものよりも 1.5 倍程度大きな力がかかることが実験から明らかになった.. ‑380‑.
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