ベントナイト系材料の透水係数に与える動水勾配の影響
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(2) CS1-011. 3.. 試験結果と考察. 180. 図−3に透水試験結果となるスタンドパイプ水位と. ・流入側(水位低下)の水位変動において、局所的に 水位が上昇する現象が見られた。 ・流出側(水位上昇)の水位変動は、ほぼ単調に上昇. 140. 4. 120. 3. 100. 2. 80. 1. 60. している。 ・スタンドパイプからの蒸発量は小さいが、試験終了. 40. ‑1 10080. 時(動水勾配0時)の水位は、初期平衡水位と比較 して約 17cm 分(0.43cm )少ない。これは供試体内. 0. 動水勾配(‑). 0 3. 5. (cm). 動水勾配(‑). 図−3より以下のことがわかる。. 160 基準点(床)からの水位(cm). 動水勾配の時間変化を示す。. 6 流入側水位(cm) 流出側水位(cm) 蒸発量計測管の水位 初期平衡水位(cm). 20160. 経過時間(分). 図-3 低動水勾配条件下の室内透水試験結果. 部に貯留されたと考えられる。. 10. ‑8. 図−3の結果から、通常の変水位透水試験の場合と異 10. 平均動水勾配iから、ダルシー則に基づいて算出した透 水係数と動水勾配の関係を図−4に、動水勾配とダルシ ー流速の関係を図−5に示す。. 透水係数(m/s). なり、供試体内への流入流量Q、計測時間間隔Δtでの. 図−4より、動水勾配が 1.2 以上の場合では透水性の. 10. 10. 10. ほぼ透水係数が同程度であり、ダルシー則であると 考えられる。. ‑9. ‑10. ‑11. ‑12. バラツキが比較的小さく、ほぼ透水係数値が 10. 1.0E‑11(m/s)の値となっており、加速型の透水試験(動. ‑13 0. 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 動水勾配(‑). 水勾配 60 以上)結果と同じであることがわかる。. 図-4 動水勾配と透水係数の関係. 逆に、動水勾配の小さい領域では2オーダー程度のバ ラツキが認められる。本試験方法では、動水勾配が 1.2. 0.50. より小さい領域での透水性評価の信頼性は低いと考え 0.40. られる。. 考えられるが、バラツキの要因は非常に小さいダルシー. 流速(cm/y). 透水係数1E‑11(m/s)の場合のダルシー直線. 図−5より、流速と動水勾配はほぼ直線関係にあると. 0.30. 0.20. 流速(1cm/y 未満)と測定精度によるものと思われる。 なお、供試体内での貯留現象が認められたが、供試体. 0.10. 3. の全体積(約 14,000cm )の 0.003%であり、非常に小さ 0.00. いと判断し無視した。要因としては供試体が大きいこと によるベントナイトの膨潤に伴うモールドの膨張等が. 0. 1. 2. 3. 4. 5 6 動水勾配(‑). 7. 8. 9. 10. 図-5 動水勾配とダルシー流速の関係. 考えられるが、明確ではない。. 4.. おわりに. ここではベントナイト混合土に対する低動水勾配条件下での透水性について室内透水試験を行った結果、動水勾 配が約 1.2 以上の場合は動水勾配によらずほぼ一定の透水係数を得られること、すなわちダルシー則が成立してい ることがわかった。さらに小さい動水勾配条件の場合については試験方法の工夫が必要である。 参考文献 (1) Fujiwara et al. : ’93 Inter. Conf. On Nuclear Waste Management And Environmental Remediation, 1993. (2) Kamon & Katsumi : Clay liners for waste landfill, Proc. IS-SHIZUOKA 2001, pp29-45.. -23-. 土木学会第56回年次学術講演会(平成13年10月).
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