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発行にあたって 自然災害が少ない岡山県に暮らす私たちは 全国各地で大規模地震等が起きても どこか他人事ですませてきました しかし 平成 21 年 8 月に起きた豪雨災害で 美作市を中心に家屋の全半壊や床上浸水が200 戸余りという大きな被害が発生しました 地域には高齢者の一人暮らしや高齢者世帯なども

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みんなでつくる災害時の食生活支援ネットワーク

/岡山県美作保健所勝英支所

平成24年3月

災 害 時 の 食 生 活 支 援 の た め の 手 引 き ︵ 改 訂 版 ︶ 平 成 24年 3 月

( 改 訂 版 )

災害時の食生活支援

のための手引き

災害時の食生活支援

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災害時の食生活支援

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発行にあたって

 自然災害が少ない岡山県に暮らす私たちは、全国各地で大規模地震等が起きても、どこか他 人事ですませてきました。しかし、平成21年8月に起きた豪雨災害で、美作市を中心に家屋の 全半壊や床上浸水が200戸余りという大きな被害が発生しました。地域には高齢者の一人暮らし や高齢者世帯なども多く、夕方から夜にかけて激しくなった雨に危険を感じながらも避難でき ず、家の二階で水位が下がるのを待っていた方や、電気や水道などが使えなくなったり、家庭 にあった米や野菜などの備蓄食品が水に流されてしまい、家庭で食事をすることができなくなっ た方々もおられました。  糖尿病や高血圧などで治療を受けていられた方の中には、治療薬が流されてしまい、ストレ スなどにより血圧が上がった方や、高齢者の中には、入れ歯などを無くしたために支援物資が 食べられないような方もおられ、直接的な被害からは逃れたものの、個人に適した食事を食べ られないことで健康状態を悪化させてしてしまうということを経験しました。  そして平成23年3月、東日本大震災が発生し、多くの方が犠牲となり、また現在でも多くの方々 が仮設住宅で生活するなど通常の生活が出来ない状態に陥っています。災害発生当初からしば らくは多くの避難所で食料が不足するなど、日常生活を送るために必要な食事すら確保できず、 また、長期化する避難所生活の中で必要な食事が出来ないことにより健康状態が悪化する方が 多くなっています。災害発生時には、被害の少なかった地域の人たちによる炊き出しで急場をし のぎ、災害が大規模な場合は市町村役場や自衛隊の支援物資の提供や炊き出し等の支援が必要 になりますが、まずは、地域での食生活支援の体制がしっかりできあがっていることが大切です。  私たちは、平成22年度に「みんなでつくる災害時の食生活支援ネットワーク」を立ち上げ、 災害時に地域住民がお互いに支え合える関係を“食”をキーワードに築くために「災害時の食生 活支援のための手引き」を作成し、さらに演習も実施して、地域の実情にあったものとなるよ う見直しを行いました。  本手引きが、皆様方の防災・減災の地域づくりと災害時の備えにつながることを期待してお ります。  最後に、「災害時の食生活支援のための手引き」の作成にあたり、御尽力いただいた関係の皆 様と貴重な御意見をいただいた関係者の皆様に心よりお礼申し上げます。    平成24年3月  みんなでつくる災害時の食生活支援ネットワーク   代 表  

山 本  壽

 

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目  次

第1 はじめに

  1 この手引きの意味             P1   2 この手引きの位置づけ             P2   3 この手引きの特徴               P3     

第2 災害時の食の課題

             P4     

災害時には何が起きるのか、何をすべきなのか

  1 災害時に生じる食の問題            P4   2 時系列ごとの課題               P4   3 関係団体等との連携が必要             P6   4 それぞれの課題や役割       P6      1)個人・家族               P7      2)自主防災組織・町内会・自治振興協議会等         P8      3)関係機関・団体         P9      4)行政(市町村)         P10      5)行政(県保健所・支所)         P12   5 時系列ごとの状況・課題・すべきこと一覧         P13

第3 チェックリスト

        P15     

まず災害時の備えについてチェックしてみましょう!

  1 平常時のセルフチェックリスト      1)個人・家族用        P17      2)自主防災組織・町内会・自治振興協議会等用        P19      3)市町村用        P21      4)保健所・支所用        P23     

災害時の役割を確認しましょう!

  2 災害時のセルフチェック表      1)個人・家族、自主防災組織・町内会等、関係機関・団体用   P25      2)市町村、保健所・支所用        P27

第4 具体的な対応

        P29     

詳細な内容についてはこちらをご覧ください

  1 平常時の対策         P29   2 フェイズ0(初動体制の確立期)         P47   3 フェイズ1(緊急対策期)         P54   4 フェイズ2(応急対策期)         P64   5 フェイズ3(復旧・復興対策期)         P70

第5 災害時要支援者への食生活支援

        P76     

普通の食事が食べられない人がいる場合はこちらをご覧ください

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第6 地域で支援できる仕組みづくり

        P88     

高めよう!地域の防災力

  1 地域で支援できる仕組みづくり             P88   2 自主防災組織の活動               P89     

第7 災害時の食生活支援の演習(モデル地区での演習から)

  P98     

皆さんも演習をやってみましょう!

  1 モデル地区での演習の概要              P98   2 「災害時の食生活支援の演習」実施上のポイント          P100   2 演習の成果・課題             P103   参考資料 1   プログラム         P106   参考資料 2   演習上の統制事項等         P106   参考資料 3   役割分担         P107   参考資料 4   シナリオ         P108   参考資料 5   付与情報一覧表         P109   参考資料 6   一般食献立         P109   参考資料 7   対象別献立         P110   参考資料 8   衛生管理状況の確認について         P111

資料編

        P113  1 参考資料集         P115     参考資料 1   一般家庭用備蓄品リスト例         P117     参考資料 2   災害時要支援者用特殊食品例         P119        (参考)社団法人岡山県栄養士会賛助会員一覧    P121     参考資料 3   避難物資の準備品例         P123     参考資料 4   備蓄食品の組み合わせ例         P124     参考資料 5   食事の配慮が必要な人の献立例         P126     参考資料 6   支援物資を上手に活用するポイント         P127     参考資料 7   炊き出し等の衛生管理に関する注意点         P128     参考資料 8   災害時のための個人記録票例         P129     参考資料 9   避難所掲示物例         P130     参考資料 10   食生活お知らせカード     P133  2 様式例集         P135     様式例 1    被災状況調査票(フェイズ0、1、2用)         P137     様式例 2    被災状況調査票(要支援者用)         P138     様式例 3    食料供給支援要請票         P139     様式例 4    食料供給状況実施記録票         P141     様式例 5    被害状況調査票(フェイズ3用)         P142     様式例 6    健康相談票         P143     様式例 7    栄養指導記録票         P144     様式例 8    健康調査連名簿         P145  ◆ 参考文献         P146  ◆ 食生活支援ネットワーク会議 メンバー表         P147

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第1 はじめに

 1 この手引きの意味     全国各地で地震や豪雨などの自然災害が発生しています。私たちが暮らす地域で、さ らに大きな被害が発生したら、あなたは自分の命を守ることができますか。     災害発生直後は、周囲から食料や生活物資等の支援を受けることは難しく、そのため、 家族が3日程度は生活できるための食料等必要な物資を準備しておくことが必要です。     被災後、食料については、被災地へ弁当やおにぎり、パン類、菓子類等の支援物資が 多く届けられますが、そのような食事が続くと、健康を維持するために必要な栄養素が 不足して健康を損なう恐れがあります。     また、支援物資として送られてくる普通の食事が食べられない人にとっては、避難後 の食事が健康状態を悪化させることになります。そのような普通の食事が食べられない 人には、災害時でも健康を守るための食事を食べることが必要ですが、災害直後の混乱 の中では、十分な対応は期待できません。     このような災害発生時には、県や市町村の対応(公助)だけでは限界があるので、自 分の身を自分の努力によって守る(自助)とともに、普段から顔を合わせている地域の人々 が集まり、お互いに協力し合いながら、防災活動に取り組むこと(共助)が必要です。 特に、地域で協力し合う体制活動(共助)は、自主防災組織・町内会等が担うべき活動 の中核です。     また、災害発生時には、多くの支援物資が届くほか、災害ボランティア等も被災地へ 入り、被災者の生活復興を支援しますが、このように、被災地外から届けられる支援物 資の配給やボランティア等が迅速に被災地で活躍できるためには、市町村(社会福祉協 議会含む)(公助)による関係者との調整と的確な判断が求められます。     そのため、災害時には自ら守る(自助)意識をしっかり持つとともに、近隣で助け合 う(共助)ことにより、平常時から地域全体を災害から回避するための体制が必要です。     本手引きは、自助・共助・公助を視点に、それぞれの役割を具体的に示し、時系列(時 間の経過毎)にすべき事柄を示し、地域全体での災害時における食生活支援の体制の充 実を目指しています。     本手引きの作成にあたっては、新潟県福祉保健部が作成された「新潟県災害時栄養・ 食生活支援活動ガイドライン」及び同「実践編」を参考にさせていただきました。関係 者の皆様に深く感謝とお礼を申し上げます。     なお、本手引きでは、被災者、災害弱者、災害時要支援者を次のとおり定義して使用 しています。

(7)

※食事に特別な配慮が必要な人とは (1)乳幼児(ミルク、離乳食が必要な人) (2)高齢者のうち食べる機能が低下している人(おかゆ等が必要な人) (3)病気のために食事治療を受けている人(糖尿病、腎臓病、難病、アレルギー等)  2 この手引きの位置づけ     本手引きは、市町村地域防災計画で示された食料・飲料水の供給に関して、被災地へ 届けられる弁当やおにぎり、パン類、菓子類だけでは健康を損なう恐れがあることから、 健康面に配慮した食事を提供する目安となります。また、食事に特別な配慮が必要な人(以 下、「災害時要支援者」という。)が、必要な食事を食べることができるなど、災害時に おける食生活支援を効率的かつ効果的に進めるための目安となるものです。     災害時には、自ら守り(自助)、地域で助け合い(共助)、行政が対応する(公助)こ とにより、被害を最小限に留めることになります。そのため、時間経過(フェイズ)の 中でそれぞれ(自助・共助・公助)の役割を果たすことが求められ、さらに、平常時か ら備えるべき事柄もあり、本手引きでは、個人・家族(自助)、自主防災組織や町内会等 (共助)、行政(公助)で平常時から被災から復興期までにすべき具体的な内容を記載し ております。     本手引きは、市町村地域防災計画の一部と重複する部分もありますが、市町村地域防 災計画と本手引きにより、災害時要支援者を含む住民全体の健康を守ることができます。 ①被災者:災害に遭った人 ② 災害弱者:災害に遭い、家 屋倒壊等により自宅で食事 ができなくなった人 ③ 災害時要支援者:災害に遭 い、食事に特別な配慮が必 要な人※ ①被災者 ②災害弱者 ③災害時要支援者 被災地

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 3 この手引きの特徴   (1) 個人・家族、自主防災組織・町内会等、行政(市町村、保健所・支所)に分けて記載       災害時における食の問題は、個人・家族、自主防災組織や町内会等、行政(市町村、 保健所・支所)と立場により異なります。本手引きでは立場ごとに生じる問題とそ れを解決するための具体的な食生活支援活動を示しています。   (2)時系列ごとの記載       災害時における食に関する様々な問題は、時間経過と共に対応が異なります。そ のため、現状を的確に把握し、生じている課題を解決するための具体的な食生活支 援活動が求められます。       被災現場では、災害発生後から時間経過とともに様々な問題が生じ、的確な対応 が求められます。そのため、本手引きでは、災害救護で使用される経過を「フェイズ」 とし、災害直後から各期に分けて示しています。

フェイズ0:

初動体制の確立期(概ね災害発生後24時間以内)

フェイズ1:

緊急対策期(概ね災害発生後72時間以内)

フェイズ2:

応急対策期(概ね4日目から2週間まで)

フェイズ3:

復旧・復興対策期(概ね2週間以降)

 (「新潟県災害時栄養・食生活支援活動ガイドライン」を参考に一部改変)      (3)平常時の対策についても記載       災害発生時には、時間経過とともに発生する様々な食に関する問題に迅速かつ的 確に対応することが求められますが、そのためには、平常時から、災害を想定した 備えが必要です。       平常時から、災害時には何が求められるか、何をすべきかをしっかり考え、必要 な物資を確保するほか、関係者との連携や情報共有を図るなど、災害時の対策に備 えましょう。

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第2 災害時の食の課題

 1 災害時に生じる食の問題   ア)災害弱者      災害時の支援活動は、生命の確保に重点が置かれ、各市町村においても地域防災計 画を策定するなどの対策が講じられています。災害により住宅が倒壊するなど生活す る場所を失った場合には、避難所での生活を余儀なくされ、そのような場面では、行 政等が手配した支援物資等により被災者の食料を確保することになります。      支援物資として届けられるものは、被災直後には、生活に必要なエネルギー(カロ リー)を確保することを最優先とし、コンビニエンスストア等の弁当やおにぎり、お 菓子やジュース等が届けられます。これらの食品は輸送面での負担が比較的少なく、 さらに、菓子類については手軽にエネルギー(カロリー)を摂取することができるほか、 長期的な保存に適しています。      しかし、被災後に、このような食事が長期的に提供されると健康状態を維持するた めに必要な栄養素が確保できず、特定の栄養素の不足が原因となり健康な人も体調を 崩す恐れがあります。さらに、菓子類等の過剰摂取は、肥満や血圧を高めるなどの原 因のひとつとなる恐れがあります。そもそも、このような食事が長期間続くと、健康 な人でも食欲が無くなり、提供された食事を食べなくなります。   イ)災害時要支援者      食事に特別な配慮が必要な乳幼児や高齢者、病気のために食事治療を受けている人 にとっては、被災直後から的確な食事を摂取しなければ、健康状態を悪化させるなど 生命に関わる状態に陥ることになります。      しかし、災害発生時には生活に必要なエネルギーの確保が最優先となり、災害時要 支援者の食事は入手が困難であったり、あっても量が不足することが想定されます。  2 時系列ごとの課題    災害時には、発生後から時間経過とともに様々な課題が生じてきます。それらの状況を 踏まえたうえで、平常時から対策を講じることが必要です。    フェイズごとに次のようなことが想定されます。

(10)

フェイズごとの食に関する問題

【フェイズ0】

〈初動体制の確立期:概ね災害発生後24時間以内〉  大規模な水害や地震が起きると、ライフラインが寸断されたり家屋が倒壊、損傷したり して自宅で食事を摂ることができなくなります。しばらくすると支援物資が運ばれてきま すが、道路の寸断により時間がかかり食料が手に入りにくい状況も想定されます。  また、避難所や野外へ避難する人が増え生活環境や衛生環境が悪化するなど、災害時要 支援者への配慮も難しくなります。

【フェイズ1】

〈緊急対策期:概ね災害発生後72時間以内〉  自宅で暮らすことができなくなった人は避難所や野外で生活を始め、トイレの不足や水 の不足等から衛生面の悪化が深刻になります。ライフラインはまだ回復せず自宅で食事を 摂ることができませんが、支援物資が定期的に届くようになり、地域での炊き出しが始ま ります。  しかし、同じような食事が続き食欲が低下し始めます。また、災害時要支援者の食事は 十分に確保されません。

【フェイズ2】

〈応急対策期:概ね4日目から2週間まで〉  この頃になると、ライフラインが徐々に復旧し、自宅へ戻る人もで始めたり、仮設住宅 の建設が始まり入居者の募集も始まります。  避難所や野外での生活が続き、トイレ不足から水分摂取を制限するため便秘する人が増 えたり、慢性疲労や体調不良を訴えたりする人が増えます。また、支援物資での飲食が続 くと生鮮食品の不足、塩分の摂取量の増加、栄養の偏り、エネルギーの過剰摂取などの問 題が生じます。  さらに、同じような食事が続くことで食欲不振になったり、温かい食事が食べたくなります。  また、投薬治療を受けている人は、治療中の薬が不足してくるといったことも起きてき ます。

【フェイズ3】

〈復旧・復興対策期:2週間以降〉  ライフラインも概ね復旧し、自宅での生活に戻ったり仮設住宅へ入居したりできるように なります。長期の避難所暮らしを余儀なくされる人は運動不足による肥満や慢性疾患の悪化 の恐れがあります。また、将来の生活への不安等の精神面の不調が生じることもあります。  仮設住宅の調理においては、調理器具が制限されることもあり、料理のメニューが限ら れたりするので栄養面での配慮が必要となります。

(11)

 3 関係団体等との連携が必要     災害時においては、町内会・自治振興協議会や自主防災組織が重要な役割を担いますが、 併せて、関係機関や関係組織との連携も重要です。平常時から、関係機関や関係組織と 連携を図り、それぞれの役割を明確にしておきましょう。     また、災害時には、様々な情報が入り交じることによる混乱が生じる可能性があるこ とから、確実な情報伝達ルートを明確にしておく必要があります。さらに、炊き出し等 の必要性が生じた場合には、炊き出しに必要な場所や調理器具、人材、食材料等の手配 が必要となるので、平常時から、関係機関及び関係団体等との連携を図り、円滑に対応 できるように体制を整備しておくことが必要です。       関係団体例示:栄養士会(※1)、愛育委員連合会(※2)、栄養改善協議会(※3)、       看護協会(※4)、薬剤師会、食品衛生協会、調理師会、       社会福祉協議会、老人クラブ、商工会、農協、NPO、       難病患者団体、災害ボランティア 等 ※1:栄養士免許を持っている栄養の専門職の団体です。地域や医療現場等で食事に 関する指導等に従事するなど、食からの健康づくりを支援しています。 ※2:地域で母子保健を中心とした生涯にわたる健康づくり活動に取り組むボラン ティア団体です。 ※3:地域で食を中心とした健康づくり活動に取り組むボランティア団体です。 ※4:保健師、助産師、看護師、准看護師の免許を持っている看護職の団体です。地 域や医療現場で人々の病気を回復させたり、健康になるための支援を行ってい ます。  4 それぞれの課題や役割     災害時には、個人・家族(自助)・自主防災組織・町内会等(共助)・行政(公助)が 状況を把握した上で、それぞれの役割を果たすことが必要です。そのためには、平常時 から、災害を想定した備えが必要です。

(12)

1)個人・家族

【平常時】

  災害はいつ起こるかわかりません。非常時に備えて備蓄食品を確保しておきましょう。特 に食事に特別な配慮が必要な災害時要支援者は災害時には必要な食料の確保が難しくなります。 最低でも3日分程度の食料を備蓄しておきましょう。   また、災害時にどのようなものを持ち出すのか、事前に家族で話し合っておくことも重要 です。

【フェイズ0】

〈初動体制の確立期:概ね災害発生後24時間以内〉

  災害直後は、電気・ガス・水道等のライフラインが寸断し、普段どおりの食事を摂ること ができなくなります。また、支援物資も到着するまで時間がかかることがあるため、備蓄食 品を活用してエネルギーの確保に努めましょう。   また、食事に特別な配慮が必要な災害時要支援者は食事の確保が難しくなります。必要な 食事が確保できない場合は、周囲に伝えて食料の確保に努めましょう。

【フェイズ1】

〈緊急対策期:概ね災害発生後72時間以内〉

  避難所では、不自由な暮らしをしいられます。感染症の流行や衛生面の悪化等から体調を 崩す恐れもありますので、体調の管理に気をつけましょう。特に、災害時要支援者は注意が 必要です。適切な飲食ができない場合は、避難所の管理者等に支援を求めましょう。

【フェイズ2】

〈応急対策期:概ね4日目から2週間まで〉

  避難所等での不自由な生活が続き、慢性疲労や体調不良を訴える人が増えてきます。また、 トイレの不足から水分摂取を控える人が多く、便秘になりやすくなります。引き続き体調の 管理に気をつけましょう。

【フェイズ3】

〈復旧・復興対策期:概ね2週間以降〉

  ライフラインが復旧し、自宅に戻ったり仮設住宅に入居したりできますが、仮設住宅での 生活は調理器具が制限されることもあり、栄養が偏ったり調理意欲が低下したりします。    今までと違った環境で精神的なストレスが発生することもあります。   また、長期の避難所暮らしを余儀なくされる人は運動不足による肥満や慢性疾患の悪化等 も起こりやすくなります。将来への不安もあり、心のケアも含めて体調管理には引き続き気 をつけましょう。

(13)

2)自主防災組織・町内会・自治振興協議会等

【平常時】

  災害が起きた時に備えて、炊き出し場所や炊き出し用器具、精米所がある場所を事前に確 認しておくことが必要です。また、地域で乳幼児、高齢者、病気のため食事治療を受けてい る人等災害時に配慮が必要な人がどこにいるのか事前に把握しておく必要があります。当事 者と災害を想定した避難方法を確認しておくことも大切です。   災害時に備えて備蓄を呼びかけることや避難訓練等の普及啓発も行います。

【フェイズ0】

〈初動体制の確立期:概ね災害発生後24時間以内〉

  災害発生時には、地域住民の安否確認が重要です。特に乳幼児や独居高齢者がいる世帯、 介助を要する人がいる世帯等は優先的に確認を行います。   市町村等の備蓄食品や支援物資が届いた場合には、必要とする世帯に物資が行き渡るよう に配慮します。また、物資をスムーズに配布するには配布経路や配布方法を事前に決め、明 示しておくことも必要です。   また、炊き出しが必要となることもありますので、炊き出しの準備を行います。

【フェイズ1】

〈緊急対策期:概ね災害発生後72時間以内〉

  支援物資は弁当やおにぎり、菓子類が中心となります。しかし、乳幼児や高齢者、病気の ため食事治療を受けている人等で支援物資を食べられない人もいますので、こういった人を 把握し必要な食料を確保することが必要です。また、支援物資だけでは食料が不足したり、 栄養が偏ったりするので、地域で炊き出しを実施し、温かい食事の提供を行います。   また、生活環境が普段と異なり困っている人の生活支援も必要となってきます。   なお、避難所が数か所になった場合にも確実に食料等の支援物資が届くように避難所設置 場所を把握します。

【フェイズ2】

〈応急対策期:概ね4日目から2週間まで〉

  ライフラインが徐々に復旧してきます。炊き出しにおいても、復旧段階に応じて内容を変 更していく必要があります。水害等においてはライフラインの復旧が比較的早く、炊き出し する期間も数日と短い場合があるので、炊き出しの終了時期についても検討する必要があり ます。   また、心身の疲労から体調を崩す人が増えてきます。自分から言い出せない人もいますので、 必要であれば医師や保健師や看護師、栄養士等に連絡し、対応してもらいます。困っている 人の生活支援も引き続き必要です。

【フェイズ3】

〈復旧・復興対策期:概ね2週間以降〉

  仮設住宅へ入居する人もあり、今まで緊密であった近隣の方との関わりも疎遠になる人も います。被災後の体調の変化が把握しにくくなります。地区組織として住民が孤立しないよ う声かけや集まりの場が必要です。ボランティア等も活用して、生活支援を行います。

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3)関係機関・団体(栄養士会、看護協会、栄養改善協議会、愛育委員連合会等)

【平常時】

  災害時を想定したマニュアルの整備が必要です。関係機関と連携し災害時にどのような支 援が必要か確認しておきます。

【フェイズ0】

〈初動体制の確立期:概ね災害発生後24時間以内〉

  災害直後は、迅速に情報を把握するとともに支援体制を整えます。

【フェイズ1】

〈緊急対策期:概ね災害発生後72時間以内〉

  各団体の特性を生かして、被災地での支援を実施します。避難所等において巡回指導を実 施したり、炊き出しの支援、生活支援等の活動を実施します。

【フェイズ2】

〈応急対策期:概ね4日目から2週間まで〉

  引き続き被災地での支援を実施します。巡回指導や炊き出しの支援、生活支援等を実施し ます。

【フェイズ3】

〈復旧・復興対策期:概ね2週間以降〉

  被災者も自宅に戻ったり、仮設住宅に入居したりして普段の生活に戻りつつありますが、 仮設住宅に対応した料理の講習や継続支援の必要な人の巡回指導等必要とされる活動を実施 します。

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4)行政(市町村)

【平常時】

  防災計画に基づく適正な食料供給体制の整備を行う必要があります。食料の備蓄を行い、 炊き出しを行うための体制の整備を行います。食材の調達方法や人材の確保、調理施設、調 理器具の整備等事前に確認しておきます。支援物資や炊き出し用食材の確保については、県・ 市町村の災害時協力協定や民間企業等との協力協定の締結が重要です。   また、災害時要支援者の把握を行い、名簿を作成しておく必要があります。災害時に支援・ 協力を得られるボランティア団体の把握も行っておきます。

【フェイズ0】

〈初動体制の確立期:概ね災害発生後24時間以内〉

  災害直後は、被災地へ確実に届けられるような食料支援体制を整えることが必要です。   まず優先されることは、必要なエネルギーと水分が補えることで、まずはエネルギー源と 水の確保であり、被災現場で必要とされる数量を把握し、支給するための計画を立て、迅速 に支給することです。   特に、災害時要支援者への対応は、被災直後からの食事も健康状態に大きく影響すること から、個人に適した食事を提供できることが重要です。   また、支援物資の搬入経路の確保や保管場所の確保が必要となってくるほか、炊き出しの 準備やボランティアセンターの設置等も必要となります。

【フェイズ1】

〈緊急対策期:概ね災害発生後72時間以内〉

  この段階になると、支援物資による支給に加え、炊き出しによる食事支援を行うことが求 められます。そのため、地域の実情を踏まえ、炊き出しの場所や人材、食材調達経路、支給 方法等検討し、早急に実施することが大切です。   特に、避難所でのトイレ不足から水分摂取を控える傾向も見られ、そのことで脱水等の問 題が生じてきます。また、時期によっては熱中症の原因にもつながることから、水分補給に も重点を置いた活動が求められます。   また、災害時要支援者の食材の確保や避難所での巡回栄養指導や健康指導等の活動も行い ます。

【フェイズ2】

〈応急対策期:概ね4日目から2週間まで〉

  慣れない避難所生活により、ストレス等の精神疲労や体調不良を訴える人が増えることが 想定されます。また、健康保持に十分な栄養を補えない食事を継続的に摂取することで、便 秘や食欲不振等の症状も生じることから、健康保持に必要な食事を支給することが必要です。   食欲不振を解消するためには、支給される食事内容を変える、温かい食事を提供する等の 配慮のほか、運動不足が食欲不振の原因の一つとなっていることも考えられることから、日 常活動を増やせるような支援を行います。   また、菓子類が多く届けられますが、これらを継続的に摂取することで肥満の原因となる ほか、特に、幼児期や学童期の子どもは、菓子類を摂取することで食事を食べないといった

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影響が出ることが考えられるので、菓子類の摂取に関する健康教育等が必要です。   避難所での巡回健康相談や巡回栄養指導を実施するほか、炊き出しメニューの変更を行い ます。

【フェイズ3】

〈復旧・復興対策期:概ね2週間以降〉

  仮設住宅の整備が整い始め、避難所から仮設住宅へ移る人が増える時期です。避難所では 必要な食事が支給されるのに対し、仮設住宅では、自ら食材を調達した上で、限られた調理 環境の中で作らなければならず、そのため、簡単な食事で済ませることが多くなり、結果的に、 野菜不足やたんぱく質不足といった栄養面での問題が生じます。そのため、これらを解消す るために仮設住宅で簡単にできる献立の提供等の配慮が必要です。   料理教室の開催や訪問栄養指導の実施、運動指導等の健康教育を行います。

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5)行政(県保健所・支所)

【平常時】

  災害発生時に備えて市町村の食料備蓄の促進や食料供給体制の整備、炊き出しの体制整備 を支援していく必要があります。自主防災組織の育成や一般家庭での食料備蓄の促進の普及 啓発等を実施します。   また、難病患者のリストを作成し、市町村へ提供することや衛生管理の普及啓発、食事ホッ とカードの普及啓発を行います。

【フェイズ0】

〈初動体制の確立期:概ね災害発生後24時間以内〉

  災害発生時には、被災者数の把握やライフラインの被害状況の把握を行うとともに、食料・ 水供給源の被害状況を把握し、食料や水といった支援物資の確保や人的支援の要請を行います。   また、難病患者の安否確認を行います。

【フェイズ1】

〈緊急対策期:概ね災害発生後72時間以内〉

  引き続き、被災者数の把握や、ライフラインや食料・水供給源の被災状況を把握します。 また、災害時要支援者の状況把握を行い、食料の確保や生活支援を行います。   医師、保健師、栄養士等は避難所に避難している人への巡回健康相談や巡回栄養指導を行い、 特に要支援者への対応を検討し、医療が必要であれば、医療機関の受診等を支援します。   また、炊き出しの栄養指導や衛生管理指導を実施し、食料供給の支援を行います。

【フェイズ2】

〈応急対策期:概ね4日目から2週間まで〉

  引き続き、被災状況の確認を行う他、避難所への巡回健康相談や巡回栄養指導を行います。 また、炊き出しの栄養指導や衛生管理、ライフラインの復旧に伴うメニューの変更の助言を 行います。避難所や自宅に戻った被災者の食生活支援活動を行います。

【フェイズ3】

〈復旧・復興対策期:概ね2週間以降〉

  仮設住宅への入居が始まりますが、仮設住宅では調理器具が制限されることもあり、環境 の変化に対応するための支援や訪問栄養指導を実施します。また、避難所での生活が続き、 運動不足やストレスから肥満や生活習慣病の悪化の恐れがあるので、運動指導や食生活相談 を行います。   また、被災地区全体への支援として健康教育を行ったり、今後の支援活動に資するものと して災害時の食生活実態調査を実施します。

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第3 チェックリスト

   まず災害時の備えについてチェックしてみましょう!

  1 平常時のセルフチェックリスト      1)個人・家族用      2)自主防災組織・町内会・自治振興協議会等用      3)市町村用      4)保健所・支所用

   災害時の役割を確認しましょう!  

  2 災害時のセルフチェック表      1)個人・家族、自主防災組織・町内会・自治振興協議会等、        関係機関・団体用      2)市町村、保健所・支所用

ックリスト

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対応

平常時

第4 具体的な対応

1 平常時の対策

平常時に個人・家族ができること 個人・家族

● 非常食の備蓄

   災害時には、水道・ガス・電気等のライフラインが寸断し、普段ど おりの食事が用意できない場合があります。食料の備蓄を考える場合 には、家族の人数やその構成に応じて、    ①防災袋に入れる緊急持ち出し用    ②長期にわたる災害に対応するための備蓄   に分けて用意しておく必要があります。災害時に備えて必要な物品、 飲食物を用意しておくことが大切です。  1 防災袋に入れておく緊急持ち出し用備蓄     災害は、いつ発生するか予測できません。まず安全に避難するこ とが最も重要ですが、家族がそろっていない時(平日の昼間等)に 発生した場合にもすぐに持ち出せるよう、わかりやすく持ち出しや すい場所へ保管しておきます。また、家族全員が保管場所を知って いる必要がありますので、平常時から話し合っておきます。     持ち出し用の防災袋は、5~6㎏が適当とされますが、高齢者や 乳幼児を抱えた母親等では、もう少し軽いほうがいいでしょう。何を、 どのくらい用意すれば良いか家族で話し合っておきます。【P117  参考資料1「一般家庭用備蓄品リスト例」参照】 【避難をする時にすぐに持ち出しする食料等】  ・飲料水(500ml×人数分)  ・エネルギー源となるもの(乾パン、チョコレート、あめ等)X1日分  <食事に配慮が必要な人がいる場合>  ・ミルク、離乳食、哺乳びん等X1日分  ・粥や主菜となる食品(やわらかいタイプ)、とろみ調整食品X1日分  ・糖尿病、腎臓病、難病、アレルギー等の疾患症状に適した食品X1日分  <その他>  ・治療薬(お薬手帳)、保険証、健康手帳、入れ歯、老眼鏡、ウエット ティッシュ等   *すぐに持ち出せるようわかりやすい場所に保管する。   *家族全員が保管場所を知っていることが大事  2 長期にわたる災害に備えた備蓄     大規模な災害によりライフラインが寸断した場合は、すぐに食料 の支援が受けられないことが想定されます。3日程度は外部からの 支援が無くても食事ができるよう、必要な食品を備蓄しておきます。 【P117 参考資料1「一般家庭用備蓄品リスト例」参照】

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平常時に個人・家族ができること 個人・家族

非常食の目安

【1人3日分の食料】 水2ℓ ×3日 無洗米、アルファ化米、乾パン1日3食×3日 カップ麺 レトルト食品、缶詰

 1日3食×3日

      

【家族4人なら】 水(ペットボトル2ℓ) 12本 無洗米、アルファ化米、乾パン 36食 カップ麺 レトルト食品、缶詰

 36食

● 災害時要支援者用食品の備蓄

   乳幼児や高齢者、病気のため食事治療を受けている人等、食事にも 特別な配慮が必要な家族がいる場合、災害後の混乱期には、十分な対 応が出来ない場合もあります。3日程度は外部からの支援が無くても 食事ができるよう、必要な食品を備蓄しておきます。    詳細については、P76 第5「災害時要支援者への食生活支援」編 及び【P119 参考資料2「災害時要支援者用特殊食品例」】をご覧く ださい。   (例えば・・・) 乳 幼 児 ミルク(アレルギー用含む) 離乳食・ベビーフード 哺乳びん 加熱殺菌済みのベビー用の水 食物アレルギー、慢性疾患の方 アレルギー除去食 糖尿病、腎臓病等疾患状況に対 応した食品 高 齢 者 おかゆや主菜となる食品(やわ らかいタイプ) 濃厚流動食、とろみ調整食品 介護用食器

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対応

平常時

平常時に個人・家族ができること 個人・家族

● 避難物資の準備

   被災時には、避難所での生活を余儀なくされることもあります。避 難所で生活するための必要最低限の物資(毛布等)は支給されるものの、 その他、個人の生活状態に合わせた物資の支援は十分行われるわけで はありません。    そのため、家族に必要な物資を事前に準備し、非常時に持ち出せる よう備えておきます。【P123参考資料3「避難物資の準備品例」参照】

<避難所で支給される資材>

※実際場面では、このような資材の搬入には一定時間が掛かります。 毛布、タオル、紙おむつ、生理用品、歯ブラシ、食料、水等

避難所へ持ち込んだほうが良いもの

治療薬、保険証、健康手帳、入れ歯、老眼鏡、ウエットティッシュ等 その他、健康管理に必要なもの 着替え等、季節に合わせた体温調節のための衣類、寝袋 等

特別な配慮が必要な人

<乳幼児>

ミルク、離乳食、哺乳びん、スプーン、おむつ、清浄綿、おぶい紐 バスタオル、ベビー毛布、ガーゼ等

<妊婦>

脱脂綿、ガーゼ、さらし、T字帯、清浄綿、新生児用品 ティッシュ、ビニール風呂敷、新聞紙等

<食べる機能が低下した高齢者や病気のため食事治療を受けている人>

介護用食器、栄養補助食品、とろみ調整食品 それぞれの疾患状況に対応した食材(アレルギー除去食等)

● 自宅における非常時の準備

   災害時に自宅で引き続き生活できる場合でも、ライフラインの寸断に より電気・ガス・水道が使用できない場合があります。そういった場合 に備えて自宅においても次のようなものを準備しておくとよいです。   【P123 参考資料3「避難物資の準備品例」参照】

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平常時に個人・家族ができること 個人・家族

● 災害時のための個人記録票の保管

   災害時には、自宅以外の場所(避難所等)で生活することも想定さ れます。そのような時、食事に特別な配慮が必要な人にとって、自分 の健康状態等を正確に伝え個人に適した食事を食べることが必要です が、災害時の混乱の中では、情報を正確に伝えることが困難となります。    そのため高齢者、身体障害者等で介助が必要な人や慢性疾患等で特 別な配慮が必要な人は、自分の健康状態や食事の内容、介助の方法等 必要な情報を記録し、決められた場所へ置いておくことで、正しい情 報を伝えることができます。

【記載しておく情報】

 ・病名

 ・服薬の状況(薬名、量)

 ・かかりつけ医の連絡先

 ・身体の状況、食事の姿勢 等

  【P129参考資料8「災害時のための個人記録票例」参照】

● 衛生知識の習得

   災害時には衛生環境が悪化し、水害の際には井戸水にも汚水が流入 し、普段は飲用に使用できていても、赤痢菌等の細菌が繁殖し、飲め なくなっているケースがあります。    また、支援物資の弁当やおにぎり等も賞味期限が過ぎていたり、炊 き出しの配給品も長時間保存しておくと、食中毒の原因になったりし ます。【P128 参考資料7「炊き出し等の衛生管理に関する注意点」参照】    日頃から、衛生知識の習得に心がけ、保健所の衛生課が実施してい る「手洗い講習会」などの食品衛生講習会等に積極的に参加します。 例:食器セット(コップ、スプーン、フォーク、皿、椀、缶切り、 万能ナイフ等)、給水用ポリタンク、折りたたみ用ポリタンク(飲 料水用)、固形燃料、ライター(マッチ)、ラップ、アルミ箔、 ビニール袋等 例:美作市社会福祉協議会が配付している保管ケース治療中の 病気や服薬の状況・かかりつけ医の連絡先を記載した用 紙を専用の筒にいれ、冷蔵庫に入れるような取り組みを しています。

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対応

平常時

平常時から町内会や自主防災組織などができること 自主防災組織 町内会 自治振興協議会

● 災害時要支援者の把握

   地域には、災害時に一人で避難できない高齢者、乳幼児、障害者等 も生活していることから、災害が発生した時に支援が必要となる人を 事前に把握することが必要です。町内会や小さい地区単位で確認を行っ たり、地域で声かけを行って要支援者の把握に努めます。また市町村 が作成している要支援者の名簿等を活用することもできます。これら の人が災害時に安全に避難するには、事前に、当事者と災害を想定し た避難方法を話し合っておきます。 【避難に支援が必要な世帯】  ・乳幼児がいる世帯  ・高齢者世帯(高齢者のみの世帯、独居世帯)  ・昼間高齢者のみがいる世帯  ・障害者のいる世帯  ・慢性疾患患者(糖尿病、腎臓病、難病等)がいる世帯 〈事前に確認しておくと良いこと〉  ・災害時に支援が必要であるかどうか  ・避難方法(車いす、ストレッチャー、杖等)  ・持ち出し物資の確認(薬・食料・防災グッズ)

● 炊き出しの準備

   災害が発生した時には、炊き出しが必要になることもあります。し かし、災害が発生した時に、どこで炊き出しをすれば良いのか、誰が 炊き出しをするのかなど決めておかなければ迅速に対応することがで きません。    あらかじめ、炊き出しのできる場所、炊き出し器具の有無、炊き出 し時の役割の確認等を行っておきます。  1 炊き出し場所の確認     炊き出しを実施する場所としては、学校の校庭、公園、地域のコミュ ニティハウス等が考えられますが、水害の場合には水没したりして 使用できないケースもありますので、災害の種別に応じて複数箇所 を検討しておく必要があります。     また、備蓄品や支援物資の保管場所についても把握しておきます。 〈炊き出し場所となる可能性のある施設〉 ・公園     ・地域コミュニティハウス、公民館 ・学校給食施設 ・社会福祉施設等

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平常時から町内会や自主防災組織などができること 自主防災組織 町内会 自治振興協議会 〈炊き出しをする上で知っておいたほうが良い施設〉 ・備蓄品、支援物資保管場所 ・支援物資配給場所 ・給水場所

 ○精米所の確認

   農村部では、各家庭で米や野菜等を作っている家庭も多いため、災 害が発生しても食料には困らないと考える人も多いものです。しかし、 水害が発生した場合には、備蓄されている食料は汚水に流されるなど の被害に遭い、家庭の米も食べることができない場合もあります。行 政からの支給や被災地外の地域から米が届くことがありますが、精米 前の状態で届くことも考えられます。    そのようなことも想定し、事前に精米所などを確認しておくことが 必要です。 〈平成21年8月 美作市豪雨災害では〉  多くの家庭に米は備蓄されていたが、すべて水をかぶって しまい食べられなくなった。そのため、市に対して米の支援 を要望したものの、市からの米が届くまでは時間がかかった。  その間、水害に遭っていない米を確保したものの、精米 されていないものがほとんどであり、使用可能な精米機を 探すのに時間がかかった。   2 炊き出し用器具の確認     炊き出しには、通常作られる食数(通常20~50名分)よりも多い食 事を作ることが求められます。そのため、炊き出しには大量調理が可 能な鍋や釜が必要となることから、日頃から、大量調理ができる調理 器具が「どこに」、「いくつあるのか」等を確認しておくことが必要です。    (1)炊き出しに必要な調理器具      鍋、釜、熱源、包丁、まな板、盛りつけ食器類      100名分の炊き出しに必要な調理器具      (2)保管場所       施設内に大量調理器具は無いが、他から搬入すればできる場 合、何が・どこにあるか事前に把握しておきます。    (3)運搬方法       調理器具を炊き出し場所へ運搬する場合、運搬方法、運搬に 必要な器具等を確認しておきます。

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対応

平常時

平常時から町内会や自主防災組織などができること 自主防災組織 町内会 自治振興協議会  3 炊き出し時の役割の確認     炊き出しを実施する際に、食材の調達、器具の調達、調理担当、 配給担当等誰がとのような役割を担うのか、事前に確認をしておき ます。炊き出しを想定した訓練を実施するなどして、どのような役 割で何人くらいの人数が必要か把握します。  4 炊き出しの衛生管理の注意     炊き出しを実施するにあたっては、衛生環境が悪化している中で の実施となるため、使用する水、食料等の安全確認や消毒、調理の 知識等が必要となります。     炊き出しにより集団食中毒が発生する事例も報告されています。 炊き出しに使う水、食料等の安全性の確認や保健所が実施する衛生 講習会に参加するなど、衛生知識の習得をあらかじめ行っておきます。   【P128 参考資料7「炊き出し等の衛生管理に関する注意点」参照】

● 地域住民への普及啓発

   平常時からの災害対策について、市町村が中心となり住民への普及 啓発を行っていますが、各世帯で十分な備えができている状況ではな いようです。地区住民が参集する機会を通じて、町内会や自治振興協 議会、自主防災組織等身近な地域の関係組織において、地区住民への 普及啓発を図ります。  1 非常食の備え     住民に対して、家族3日分程度の食料の備蓄を呼びかけます。 これだけあれば安心 【P117 参考資料1「一般家庭用備蓄品リスト例」】 1人3日分の食料 水2ℓ      ×3日 無洗米、アルファ化米、乾パン 1日3食×3日 カップ麺 レトルト食品、缶詰

    1日3食×3日  2 避難訓練等への参加勧奨     住民に対して、市町村等が開催する避難訓練や防災をテーマにし た講演会等へ参加するように呼びかけます。また、地区住民が参集 する機会を利用して、地区での避難経路の確認や避難訓練等も実施 します。

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平常時から町内会や自主防災組織などができること 自主防災組織 町内会 自治振興協議会

● 安否確認、水・食材の確保と炊き出し訓練の実施

   地域において避難訓練を実施する場合には、災害時要支援者の安否 確認やこれらの人の避難方法等の確認をあわせて行い、また、水や食 材といった支援物資の搬入や配布の演習や実際に炊き出しの訓練を実 施するなどして、災害発生時に備えることも重要です。    訓練を実施することにより、問題点を発見することができ、改善す べき点を見つけることができます。

● 関係機関との連携

   災害時に適切に食料や水が提供できるよう、日頃から必要な食品や 物資、人材に関し関係団体や組織と連携体制を整備することが大切で す。地域に応じた災害時の支援体制について、関係機関と連携を図り、 災害時の対応に備えます。 関係団体例示:栄養士会、調理師会、栄養改善協議会、愛育委員 連合会、薬剤師会、食品衛生協会、社会福祉協議会、 老人クラブ、商工会、農協、NPO、難病患者団体、 看護協会等 関係行政機関:各市町村防災担当部局、県民局地域政策部等

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対応

平常時

平常時に関係機関や団体が準備できること 関係組織 栄養士会

「非常災害時の栄養・食生活支援マニュアル」によるシミュ

レーションの実施

   岡山県栄養士会が作成している「非常災害時の栄養・食生活支援マ ニュアル」を実践の場で活かせる体制を構築するため、地域での災害 発生時の連絡体制や被災地への支援体制を明確にしておくほか、平常 時に災害を想定したシミュレーションを実施しておきます。

● 関係機関(企業、組織)との連携

   被災現場では、保健機能食品や介護食等の特殊食品等の需要が見込 まれることから、これらを取り扱う企業等と連携し、災害時に対応で きる数量等を事前に確認しておきます。   【P121 参考資料2(参考)「社団法人岡山県栄養士会賛助会員一覧」参照】 平常時に関係機関や団体が準備できること 関係機関 看護協会

● 要支援者への指導

   病気のために食事療法の必要な人や食事の配慮の必要な患者指導に おいて、災害時の食の備えの必要性を指導し必要な食料の備蓄につい て助言します。

● 家族からの情報提供と関係機関との連携

   災害時には情報が伝わりにくくなるため、平常時から在宅患者の医 療情報等を家族等から提供してもらい、災害時に必要な医療が提供で きるよう関係医療機関や社会福祉施設、介護保険関係機関と連携を図っ ておきます。 平常時に関係機関や団体が準備できること 関係機関 そ の 他

● 市町村を越えた活動のための調整(NPO)

   災害時には多数のボランティアが必要となってきますが、市町村の 枠にとらわれず、支援活動が行われるよう、平常時から地域内外のボ ランティア組織と連携を図る必要があります。災害時に人材を適材適 所で送れるようあらかじめ調整を行っておきます。

● 情報伝達体制の整備(栄養改善協議会・愛育委員連合会等)

   災害発生時には情報が伝わりにくくなったり、情報が混乱すること が多く、どこの地域でとのような支援が必要とされているか伝わらな かったり、伝わるまでに時間がかかったりします。常日頃から、情報 伝達体制を整備し、災害時にすばやく支援が行えるような体制づくり をしておきます。

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平常時に市町村がすべきこと 市 町 村

● 市町村防災計画における適正な食料供給体制の整備

 1 市町村防災計画「栄養・食生活支援」内容の把握   ・自市町村防災計画の内容の把握     災害時における食料供給体制を知るためには、関係者が自市町村 の地域防災計画の内容を把握しておくことが必要です。特に、防災 部門で策定された地域防災計画は、保健福祉部門で十分理解される ためには、個々人が意識しなければ、その内容を把握することは難 しいことです。関係者が、それぞれの役割を把握し、お互いの役割 を共有することで災害時において最大限の力を発揮することができ ます。     まずは、自分のまちの地域防災計画を入手するとともに、必要に 応じて見直される場面においては、見直しの趣旨や内容をしっかり 理解するようにします。   ・防災計画における所属課の役割の把握     災害時における地域の安全を確保ための地域防災計画は、市町村 全体が一体となって取り組むことが求められています。特に、自分 が所属する課が災害時にどのような役割を果たすのかを知っておか なければ、いざというときに戸惑うばかりです。地域防災計画にお ける自分が所属する課の役割を十分理解しておきます。   ・防災計画に栄養・食生活支援の内容の記載     各市町村で策定される地域防災計画では、備蓄米や飲料水の確保 についての記載があります。しかし、実際の現場では、単に備蓄米 や飲料水があるだけでは、被災者の命を守る食事を提供することは できません。     地域に暮らす住民のことをよく知り、地域住民を守るためにどの ような栄養・食生活支援でなければならないかを関係者とともに協 議し、必要な事項を地域防災計画に盛り込むようにします。   ・防災計画の栄養・食生活支援内容における具体的な役割     地域防災計画に記載される内容について、具体的な役割が記載さ れ、関係者が周知していなければ、実際の場面では機能しません。     備蓄米や飲料水の確保等のほか、「誰が、どのように被災地へ支援 物資を搬入するのか」や、ライフラインが寸断された場合、「備蓄米 をどのように調理するのか」「調理する場所はどこなのか」「誰が調 理に従事するのか」等の具体的な内容と役割が記載されていること を確認しましょう。特に、乳幼児や高齢者、病気で食事治療を受け ているような災害時要支援者への具体的な支援内容が盛り込まれて いるか確認します。

(30)

対応

平常時

平常時に市町村がすべきこと 市 町 村 2 連携体制の強化   ・市町村内で災害時の役割分担の共有     地域防災計画を基に、災害時における関係課の役割をそれぞれ把 握しておかなければ、効率的な活動につながりません。また、所属 課内においてもお互いの役割を認識し、情報を共有しておくことが 必要です。     そのためには、平常時から所属内でのそれぞれの役割を共有でき る機会を設けるとともに、他課との情報を共有できる機会を設ける など、それぞれの役割分担を明確にしておきます。   ・庁内他課の職員と災害時の役割分担の共有     災害時には、庁内が一体となって住民の安全を確保する必要があ ります。そのためには、所属課はもとより、庁内他課の職員が災害 時にどのような役割を担い、お互いの情報をどのように共有すべき かなどを知っておくことが、災害時の混乱を回避することにつなが ります。そのため、平常時から、それぞれの役割を共有するため、 庁内他課と連携を図るための連絡会等を設けます。   ・ 災害時、栄養・食生活支援が必要な人を栄養士等担当者へつなぐ体 制整備     医師や保健師等による巡回指導において、食事が食べられないな ど食に関する問題を抱える被災者を把握することがあります。また、 避難所へ支援物資を配布する時など、被災者と接する機会において も、食に関する問題を把握することがあります。そのような時、栄 養士等へ確実に情報をつなぐことで、食に関する専門的な支援を行 うことができ、低栄養等による健康状態の悪化を防ぐことができます。     避難所で起きている食に関する問題を栄養士へ確実につなぐ仕組 みを構築するため、平常時から関係者等と連携し、情報が伝達でき るような体制を整備しておきます。

● 適正な食料の備蓄

   災害時用食料の備蓄方法、備蓄場所、種類、備蓄量、輸送体制等を 検討し、その内容を整備し、一覧表にしておきます。     食料供給体制・内容    <備蓄方法>     ・公共施設の利用 ・ランニングストック    <備蓄場所>     ・避難所、輸送経路を考慮した便利な場所

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平常時に市町村がすべきこと 市 町 村    <種類>     ・主食、主菜、副菜に分けた缶詰、レトルト食品、フリーズドラ イ食品、アルファ化米、サバイバル食品※     ・飲料水等   ※サバイバル食品の機能  ①地球環境にやさしい②賞味期間が長い③水なしでも食べられる  ④合成保存料不使用⑤常温保存が可能⑥何年も味が変わらない等    <仕分け>     ・主食用食品、副食用食品、特殊食品(乳児用食品・高齢者用食品・ 病態用食品・栄養補助食品・食物アレルギー用食品)、飲料水等 に分けます。    <備蓄量>     ・2~3日分      【P124 参考資料4「備蓄食品の組み合わせ例」】により備蓄場 所の規模に応じた人数分を備蓄します。 〔備蓄食品の活用例〕 発 災 日 2~3日目 4日目以降 家庭用備蓄食品  (非常持ち出し袋)  

・アルファ化米、おかず類 缶詰等  ・乾パン、飲料水等 炊き出し 備蓄食品の分配 ・各避難所 ・在宅被災者 炊き出し 支援物資(食料)の 分配 ・お弁当 ・飲料水等 炊き出し    <協力機関>     ・国、県等の行政機関、JA、食品製造・加工業者等、スーパー、 コンビニエンスストア等

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対応

平常時

平常時に市町村がすべきこと 市 町 村

● 災害時の食料供給に関する協定確認

   災害時の支援物資の受け入れについては、近隣の県・市町村との相互 協力協定のほか、民間のスーパーマーケット、コンビニエンスストア、 食品会社等と災害時の食料供給に関する協定をあらかじめ締結し、災害 時にいち早く支援物資を搬送してもらえる体制を整備しておくことが重 要となります。    また、地元のスーパーマーケット、コンビニエンスストア等とも災 害時に食料品の買い占めなどが行われないよう、あらかじめ協議を行っ ておく必要があります。

● 災害時要支援者の把握

   災害時要支援者について、迅速に支援が行えるよう、民生委員や保健 衛生・福祉部門が連携を図りながら既存の台帳の整理又はリストを作成 するなど該当者を把握しておきます。高齢者支援担当者や地区民生委員 等との協働で個別支援計画が作成できるとよいでしょう。 <把握対象者の例> ・乳幼児・妊産婦がいる世帯 ・高齢者世帯(高齢者のみの世帯、独居世帯) ・日中独居高齢者(昼間高齢者のみがいる)世帯 ・障害者のいる世帯 ・慢性疾患患者(糖尿病、腎臓病、難病等)がいる世帯  例)活用できる台帳等 対   象   者 利用できる台帳 担 当 課 妊   産   婦 母子手帳交付台帳 母子保健担当課 乳   幼   児 乳幼児健診台帳 母子保健担当課 高   齢   者 介護保険関連台帳 地域包括支援センター 高齢者福祉担当課 地域保健担当課 慢性疾患患者 各種保健事業対象者名簿 等 地域保健担当課保健所・支所保健課 食物アレルギー 保育所、学校把握台帳 保育所、学校等 障   害   者 障害者手帳交付台帳 障害者福祉担当課

参照

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