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木田寛瀞多田

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Academic year: 2021

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(1)

起立性低血圧における1231-M|BG心臓シンチグラフイの意義

一心拍変動解析を用いた検討一

夫瀞白石浩一※

明※※

度はC群が最も小さかった(図2)。HFはA,B群で有 意に低下し(臥位vs立位:A群;555±417vs57±22,

B群;621±331vs76±28,mean±SE)、LF/HFは 増加した(A群;14±0.4vs72±36,B群;07±0.3 vs2.1±10)。しかし、LF/HFの増加度はA群に比べ B群で小であった。C群はHF(30±4vs51±26)、

LF/HF(09±O2vsO8±03)ともに有意な変化を 認めなかった(図3)。

〔考察〕

本検討から以下のことが明らかになった。

1)自律神経障害による起立'性低血圧患者には MIBGが正常に集積する例と集積が低下する例が存 在した。

2)MIBCが正常な起立I性低血圧群では、headup tiltにより副交感神経活動の低下と交感神経活動の増 加を認めたが、交感神経活動増加の程度は健常者に比 べ小であった。一方、MIBC集積低下を示す起立`性低 血圧群では、headuptiltによる自律神経反射は著明 に低下していた。以上の所見は自律神経異常による起 立」性低血圧患者ではMIBC集積低下とheaduptiltに 対する自律神経反射障害の程度は相関する可能性を 示唆している。

〔文献〕

L吉田光宏,松原四郎,多田明:Parkinson病で のl231-metaiodobenzylguanidine心筋シンチグ ラフイの集積低下について神経内科45:221-

225,1996

2松下哲郎,新里美和,矢加部和明他:l231-MIBC心 筋シンチにて著明な集積低下を認めた体'性神経症 状を伴わない一次性起立性低血圧症の一例日内会 誌86:843-845,1997

3.Hakusui.S,YasudaT,YanagiTetal:Aradio- logicalanalysisofheartsympatheticfunctions withmeta-I2311iodobenzylguanidineinneuro- logicalpatientswithautonomicfailure・JAuto- nomicNervousSystem49:81-84,1994

4中村由紀夫,藤本学,阪上学他:起立‘性低血 圧.循環器症候群126-29,1996

5.日本自律神経学会編:自律神経機能検査第2版

1995

永田義毅欝中村由紀夫瀞 木田寛瀞多田

l231-MIBG心臓シンチグラフィ(MIBC)は、糖尿病 やパーキンソン病の自律神経失調患者において集 積低下が出現することが知られている')。近年、自律 神経障害に基づく起立'性低血圧患者において、

MIBCの集積低下を認める症例が報告されている2,3)。

我々は、自律神経障害に基づく起立I性低血圧患者に おいて、MIBC集積異常と体位変換による自律神経 反射障害の関連について検討した。

〔対象〕

原発`性または続発性自律神経障害による起立性低 血圧患者12例を対象とし、健常者7例をコントロール 群とした。起立性低血圧の診断は、失神または起立時 めまいの既往があり、Headuptilt陽`性の患者とした4)。

〔方法〕

Headuptiltは、傾斜角70度で20分間行い、この間 の血圧を1分ごとに測定した。立位負荷中に収縮期111 圧が30mmHg以上低下または拡張期血圧が15mmHg以 上低下のいずれかを2分以上持続した場合を陽性と

した5)。心拍変動は128心拍を高速フーリエ変換を用 いて解析し、HFを副交感神経活動、LE/HFを交感神 経活動の指標とした。

MIBCは111MBqを静注し、20分後と3時間後に planar像とSPECT像を撮像した。MIBC集積低下の 定義は、planar後期像における心筋縦隔比が190以 下とし、起立性低血圧患者群をMIBC正常集積群6例 (B群)と集積低下群6例(C群)に分類し、各群における 臥位および起立負荷終了直前の血圧,心拍数,心拍変 動解析をコントロール群(A群)と比較検討した。

〔結果〕

起立性低血圧の原疾患は、特発性,糖尿病,Shy- Drager症候群であった(表1)。MIBCの心筋縦隔比は、

A,B群に比してC群が有意に低く、washoutはA,B群 に比してC群が有意に冗進していた(表l)。

Headuptiltによって、A群は収縮期,拡張期血圧と もに有意に増加したが、起立'性低血圧患者は、B,C群 ともに収縮期,拡張期血圧は有意に低下した(図l)。心 拍数はA,B,C群ともに有意に増加したが、その増加

※国立金沢病院循環器科

※※

同放射線科

-15-

(2)

-第29回北陸循環器核医学研究会(1997.12)

表1健常者群と起立枠低1h斤群の特徴

B群 C群 A群

C群

6 68±6

4/2

3 3 1 2 3

1.34士0.23★

37±2★

A群 7 53士6

6/1

群6士科51OB824

00000

0505211

00000

0505211

00000

0505211(ワエEE)出自

例数

年令(歳)

男/女 基磯疾墾 特発性 糖尿病 Shy-Drager 動脈硬化

70歳以上 MlBG

心筋織田比 washoutG6)

臥位立位臥位立位臥位立位

■収縮期血圧●拡張期血圧 mean±SE,*=p<0.05

2.36±0.182.42±0.11 31±228±3 mean±SE.★=、<0.05

▲図1Headuptiltにおける血圧の変化

▲表1健常者群と起立性低血圧群の特徴

000000 00000 08642

12

B群 C群

A群

086420

」エヘ」]

0000098765

0000098765

90 (N○①の〔に)」エ

000876

(EQQ)鏑、石一

50 臥位立位臥位立位臥位立位

mean±SE,*=p<0.05

A群B群C群A群B群C群

Ⅷ臥位■立位mean±SE,*=p<0.05

▲図2HeaduptiItにおける心拍数の変化 ▲図3HeaduptiItにおける心拍変動の変化

-16-

参照

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