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いった区分はせず 一本化すべきである 地域生活支援事業については 個別給付になじまない 地域の特性を生かして柔軟に実施できる事業もあるため区分は必要であるが 基本部分に地域間格差が生じないよう 基本部分は国の事業として義務的経費化し 地域の特性は上乗せ横出しとすべきである 2 就労支援 活動支援にか

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(1)

「障害者総合福祉法」

(仮称)

等における

「働く・くらす」を支える就労支援のあり方についての提言

(案) 平成24 年 2 月 21 日

全国社会就労センター協議会(セルプ協)

1.はじめに

障害者自立支援法にかわる新法として検討されてきた「障害者総合福祉法」(仮 称/以下、総合福祉法)については、閣議決定において「平成 24 年常会への法 案提出、25 年 8 月までの施行」とされたスケジュールのもと、平成 23 年 8 月に 障がい者制度改革推進会議・総合福祉部会においてその骨格に関する提言(以下、 骨格提言)がとりまとめられた。その後は、民主党・障がい者ワーキングチーム (WT)において検討が進められてきたが、本年 2 月 8 日の総合福祉部会では、 障害者自立支援法の理念・目的・名称等の改正によって対応する「厚生労働省案」 が示された。そして、2 月 21 日には、本案を受けて民主党・障がい者 WT が表 明した意見を踏まえた修正案が明らかになったところである。 この間、セルプ協では、平成 23 年 2 月に「『働く・くらす』を支える就労支援 施策のめざす方向(基本論)総合福祉法における事業体系等と課題」を組織決定 し、これをもとに総合福祉部会に参画して意見提起してきた。あわせて、組織内 では、「総合福祉法対応特別研究チーム」、また当チームの報告を引き継いだ「『就 労』政策検討チーム」において、総合福祉法における就労支援等、また官公需・ 民需の拡大を中心とした仕事の確保に向けた関連法制度のあり方について検討を 重ねてきた。 本提言は、こうした検討をもとに、今日の情勢や社会就労センターの実態も踏 まえ、セルプ協「基本論」の一部見直しを図りつつ、まとめたものである。なお、 本提言で取り上げた事項は法律規定事項を念頭に置いたものであり、今後政省令 等において規定されていくであろう、制度の詳細については、引き続き検討、対 応を図っていく。

2.総合福祉法における「働く・くらす」を支える

就労支援のあり方についての提言

~法律規定事項を念頭に~ (1)支援体系 ① 給付区分

(2)

いった区分はせず、一本化すべきである。 ○ 地域生活支援事業については、個別給付になじまない、地域の特性を生かして 柔軟に実施できる事業もあるため区分は必要であるが、基本部分に地域間格差が 生じないよう、基本部分は国の事業として義務的経費化し、地域の特性は上乗せ 横出しとすべきである。 ② 就労支援・活動支援にかかる事業体系 ⇒ 別紙の体系図を参照 ○ 就労支援・活動支援にかかる事業体系は、次のとおり再編する。 1 障害者就労センター (1) Ⅰ型(雇用型) ・ 必要な公的支援のもと、一般就労と同等の役割・責任を果たし、労働者 として働くことを希望する障害者の「働く」場 ・ 最低賃金以上の賃金の確保(将来的に賃金補填を制度化※) ・ 労働法規全面適用 ・ 雇用契約締結 (2) Ⅱ型(支援雇用型) ・ 必要な公的支援のもと、一定の役割・責任を持ち、雇用契約による働き 方を希望する障害者の「働く」場 ・ 最低賃金の一定水準の確保(将来的に賃金補てんを制度化※) ・ 労災保険等の労働法規を労働の実態に応じて適用 ※ 賃金補てんについては、社会保障と税の一体改革の動向、諸外国の賃 金補てん制度や、骨格提言に取り上げられているパイロット・スタディ の検証結果をふまえ、実現に向けた検討をすすめること。 2 障害者作業・活動支援センター (1) 作業支援型 ・ 雇用契約によらない働き方を希望する障害者の作業活動が中心の場 ・ 社会貢献、生きがい、やりがいや働く喜びを重視する ・ 適正な工賃支給 ・ 労災保険にかわる保障制度の確立 (2) 活動支援型 ・ 社会参加、自己実現など、毎日の生活・活動を保障し支えるための支援 等を提供 ・ 文化・創作的活動機能、機能訓練機能・生活訓練他が中心の場 ・ 現行の「地域活動支援センター」の居場所機能やピア活動等も位置づけ る

(3)

3 障害者雇用支援センター ・ 一般雇用に向けた「訓練」と、一般雇用の維持のアフターフォロー、企 業側への継続雇用の支援を実施 ・ 現行の就労移行支援事業と障害者就業・生活支援センターの機能の連携・ 充実 ・ 圏域ごとの計画的な箇所数設置 ○ 以上の事業体系は、全て総合福祉法に位置づける。 一般雇用は難しくても働くことを希望する障害者の就労には、生活面を含め、 地域に根ざした手厚い継続的な支援が必要であり、福祉予算で税により安定的な 運営を図る必要がある。 今日の労働施策は、労働保険が主な財源となっており、一般雇用からの退職者 へのフォローアップ等が不十分であるとともに、多くの施策が期限つきとなって おり、事業運営に対する補助の前例がない。労働法に就労支援にかかる事業を規 定することは、今日の福祉的就労の実態や、労働市場における動向等を踏まえれ ば、福祉的就労に従事する障害者の多くが施策の対象から除外されることにつな がりかねない。 総合福祉法での位置づけの上で、一部については労働施策を活用し、福祉施策 と労働施策を分断しないシームレスな支援の仕組みを作ることが不可欠である。 ③ 住まいの場にかかる事業体系 ○ グループホーム・ケアホーム・福祉ホームは体系を統合し、個人生活タイプと 共同生活タイプによる「地域生活ホーム」(仮称)として整備、ホームヘルプサー ビスも利用できる「住まいの場」とすべきである。 ○ 入所施設は、本人の障害状況や本人を取り巻く環境要因によって地域生活が困 難なケースで利用が必要な場合があるが、その場合、居室の個室化など居住環境 の整備が不可欠である。 また、地域移行に向けた取り組みや、地域移行後の緊急避難場所、地域生活の バックアップ施設としての機能も求められる。 (2)支給決定 ○ 障害者自立支援法における障害程度区分は、サービスの利用制限につながるこ とや、身体介護面が重視されており支援の必要度を測るものとなっていない点に 問題がある。 ○ 障害程度区分の基準や審査の仕組みを見直し、専門性の高いケアマネジメント によって支給決定がなされる仕組みが必要である。そのためには、現行の相談支 援専門員の要件、カリキュラム、5 年ごとの受講内容などを見直し、専門職を養 成することが求められる。 ○ 特に就労支援にかかる支給決定については、現行の就労継続支援事業の利用に

(4)

した上で、本人の希望と周囲の評価を調整できる合議体機能(「働く」ことを希望 する本人(家族)、相談支援事業者、希望する「働く場」の担当者、生活支援の担 当者、特別支援学校など必要となる関係機関の担当者などで構成)の形成ならび に本人と周囲(支援者・働く場など)で共有化された客観的指標(アセスメント ツール)の開発と活用によって、本人の希望を尊重し能力が十分発揮できるよう にするとともに、必要な支援を把握できる仕組みを構築することが必要である。 (3)利用者負担 ○ ILO国際基準に基づき職業リハビリテーションは無料で提供される必要があ り、「働く場」における利用者負担は解消されるべきである。 なお、労働施策の障害者職業能力訓練校等では訓練手当等が支給されており、 このこととの整合性を図る必要もある。 ○ 応能負担にあたっては、世帯ではなく、障害者本人の収入状況を基準とすべき である。 ○ 食材料費や光熱水費については実費負担とすべきであるが、人件費については 福祉サービスの範囲として負担軽減策が講じられるべきである。 (4)報酬制度 ○ 福祉人材の確保については、厳しい状況となっている。質の高い福祉サービス を提供できる良質な人材を継続して確保できるよう、報酬は「月払い」を基本と するとともに、報酬水準を抜本的に引き上げるべきである。 ○ また、支援の必要度によって、報酬単価は変えるべきである。

3.適正な条件による安定的な仕事(官公需・民需)の確保に向けた

法制度のあり方についての提言

(1)共通事項(官公需・民需) ○ 賃金・工賃の引き上げに向けては、適正な条件による安定的な仕事の確保が不 可欠であり、官公需および民需の発注促進に向けた法制度の整備が必要である。 ○ 仕事の確保に向けた施策は、労働法規を適用する「社会支援雇用の場」のみな らず、労働者性を問わない「作業・活動支援の場」における作業支援の場(「障害 者作業・活動支援センター」作業支援型)にも必要である。 (2)官公需の確保策 ○ 官公需の優先発注にかかる新たな法律の早期実現、また共同受注窓口組織の全 国的な整備などによる、官公需受発注システムの構築が必要である。 ○ 現在、衆議院で継続審議中の「ハート購入法」案については、 ・ 対象に共同受注窓口組織や生保・社会事業授産施設を含めること

(5)

・ 共同受注窓口組織を官公需推進体制に位置づけること ・ 障害者就労施設の製品情報(生産や受注に関する体制や能力を含む)と官公 庁・企業等のニーズのマッチングシステムを開発すること ・ 国の基本方針に契約目標金額を盛り込み、その達成を義務化すること ・ 内閣府に「官公需発注協議会」を設置し、ダンピング防止対策等を講じるこ と といった見直しを行った上で、早期の実現が必要である。 ○ 官公需の随意契約について、 ・ 「予算決算及び会計令」における随意契約の対象に、役務提供を受ける契約 を追加すること ・ 障害者の「働く場」に対する随意契約の趣旨の徹底と推進 などの見直しが必要である。 ○ その他、身体障害者福祉法第 25 条(製作品の購買)について、 ・ 対象品目の拡大 ・ 役務の提供の追加 ・ 全ての社会福祉法人の対象化 等の見直しを行うこと、また官公需にかかる発注促進勧奨のさらなる推進などの 取り組みが必要である。 (3)民需の確保策 ○ 在宅就業障害者支援制度について、 ・ 対象を全ての就労支援事業所等とすること ・ 対象企業の要件を報奨金支給申請の対象基準「年間 72 人」とせず、中小企 業も対象となる水準に引き下げ ・ 最低評価額 105 万円(月額 35 万円×3 か月)の引き下げ などの見直しを図り、利用を促進することが必要である。 また、本制度の周知のため、制度名は「就業障害者支援制度」とすべきである。 ○ さらに、同制度の仕組みにより、発注額を雇用率に算定できる「みなし雇用」 制度を創設することが必要である。 その際には、法定雇用率の大幅な引き上げとともに、算定上限の規定などが必 要となる。 ○ 発注促進税制の利用促進に向けた啓発と、その内容の改善が必要である。

(6)

① 「障害者

雇用支援センター」

○一般雇用に向けた「訓練」 と、一般雇用の維持のアフ ターフォロー、企業側への 継続雇用の支援を実施 ○現行の就労移行支援事業 と障害者就業・生活支援セ ンターの機能の連携・充実 ○圏域ごとの計画的な箇所 数設置

⑤ 「障害者作業・

活動支援センター」

活動支援型

○社会参加、自己実現など、 障害者の毎日の生活・活 動を保障し支えるための 支援等を提供 ○文化・創作的活動機能、 機能訓練機能・生活訓練 他が中心の場 ○現行の「地域活動支援セ ンター」の居場所機能やピ ア活動等も位置づける

④ 「障害者作業・

活動支援センター」

作業支援型

○雇用契約によらない働 き方を希望する障害者 の作業活動が中心の場 ○社会貢献、生きがい、 やりがいや働く喜びを 重視する ○適正な工賃支給 ○労災保険にかわる保障 制度の確立

③ 「障害者

就労センター」

Ⅱ型

(支援雇用型) ○必要な公的支援のもと、 一定の役割・責任を持ち、 雇用契約による働き方を 希望する障害者の「働く」 場 ○最低賃金の一定水準の確 保(将来的に賃金補てん を制度化) ○労災保険等の労働法規を 労働の実態に応じて適用

② 「障害者

就労センター」

Ⅰ型

(雇用型) ○必要な公的支援のもと、 一般就労と同等の役 割・責任を果たし、労働 者として働くことを希望 する障害者の「働く」場 ○最低賃金以上の賃金 の確保(将来的に賃金 補てんを制度化) ○労働法規全面適用 ○雇用契約締結

一般 雇用

社会支援雇用(保護雇用)の場

作業・活動支援の場

仕事の確保策(官公需、民需等)の制度化 将来的に賃金補てんを制度化 障害者総合福祉法(仮称) 社会就労センター (セルプ) 労働財源の一部活用 福祉財源を基本 (運営費補助) すべて国の責任の下での給付 (義務的経費) 年金・住宅手当等による所得保障 (生活保護水準以上) ※①~⑤の番号は説明の便宜上付与 労働施策、労働法規

セルプ協 「障害者総合福祉法」

(仮称)

における就労支援・活動支援にかかる事業体系

(別紙)

参照

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