6 6 4 鋳 物 第45 巻)2891( 第01 号 UDC .966 404-517 .66.490 3
アルミニウム合金溶湯の酸化に及ぼす
合金元素の影響
T
萩 野 谷 生 郎 *
福 迫 達 一 料
Influence of
Al
loying Elements on Oxidation of MoltenAl
uminum Alloysby Ikuo HAGINOYA and Tatsuichi FUKUSAKO , D.r Eng. Synopsis: B i n a r
y 2.lA ot 12%Cu , lA ・2 to Si%12 , 2-IA ot 6%Mn and 2-IA ot 6%Zn syolla were dleh taesurratepmet 6
5
0 0C to 009 0 C fro 3 hr. The noitadixo htweig niag was measured and eht detcartxe sedixo were ay-rX d i f f r a c t e d . ontiaidxO mfonleto aluminum sencavda ylthgils when eht tlme sidleh tnieh ria ttaserutraepme b e l o
w 008 0C and ylbaerdisnoc 8ta 50 0C o ar.evob Cu and Mn sssreppu noitadixo mfoenolt aluminum ylthgils
a t 057 0C o br wole and ylbraedisnoc 8ta 50 0C o ar.evob iS up t 4% so sesrppu eht noitdaixo 8ta 50 0C o ar ebov , b u t 4 tiS o 12% ylthgils tsemoorp eht.noitadixo Zn ssesserppu eht noitaidxo 7ta 05 0 C o br owel tub rka-emar b l
y smoterop eht noitadixo ta 085 0C or .evoba These noitadiox phenomena fo tenolm aluminum lymain r e l a t e s ithw a toniatmorfnsar tfoeh ecafrus edixo reyal from γ-A,l t03 o ,"Oab-A ・ A S oi edix sha an iecneulfn o n onoitadix fo motI aluminum en gniniatnoc 4% oiS mr .eor aelbmkraeR noitadixo fo nZ-AI syolla si-birtta u t e d otgniizropav fo .nZ
1
.
緒言 アルミニウム合金溶湯の酸化挙動に関する研究は,従 来,主にアルミニウム)lA( ーマグネシウム (Mg) 合金 について行われており,それについては著者らも幾つか の研究結果1-5) を 報 告 し た . し か し そ の 他 の 合 金 元 素 に 関 し て は 原 子 % の 各 種 元 素 の 添 加 の 影 響 を 調 べ た T h i e l e の研究6) などのほかは極めて少なく,合金元素 の影響について不明な点が多い 本研究は,上記の Mg を除く主要な合金元素,すなわち銅u)(C ,けい素)iS( , マンガン (Mn) ,亜鉛)nZ( について, Al 中の含有量と 保持温度とを広範囲に変化させて Al 溶湯の酸化傾向 に及ぼす合金元素の影響を概括した.2
.
実験方法 供試合金は,99.99 % の Al 及び Cu ,98% のiS, 99.9% のMn 及びZn を素材として,真空溶解,金型 鋳造して作成した.それらの化学組成を表 l に示す.測 定試料は直径20mm ,高さ 10mm に加工したもので, 重量約8.5g であった.これを BO 番焼結アルミナるつ ぼに入れ,電気炉中で506 0C,700 0C, 507 0C, 008 0C, 8 5 0 0C 及び090 0C の各温度に3hr 保持した後空冷し, 酸化増量を化学天秤で測定した. 生成物は,X
線回折によって同定した.上記の酸化量 測定試料は酸化膜が薄く,平面性も悪いため,合金を切 粉にして再結晶アルミナ・ボート上で同様に加熱し,臭 素 メタノーノレ抽出した残さについて行った. 表 i 供試合金の化学組成(%)3
.
実験結果 3 . 1 Cu の影響 Al 溶湯の酸化増量に及ぼすCu 含有量の影響を,図 I に示す.酸化量は,加熱温度が上昇するほど増加する. また, Cu 含有量が増加するほど減少するが,その傾向 T 昭和57 年 2月23 日 原稿受理 キ 東京都立工業技術センター 料 大 阪 大 学 工 学 部 工 博 ( 16 )。
02 と,加熱温度が高いほどa-Ah03 が増加し, Cu 含有量 が多いほど減少する傾向を示している.しかし本実験で は, Cu の酸化物は同定されなかった. 3.2 iS の影響 酸化増量に及ぼすiS 含有量の影響を,図4に示す. 酸化量は, 加熱温度が高いほど増加し iS 含有量に関 しては特異な傾向を示す. Si 含有量による変化は, 650 ~750 oC では不明りょうであるが, 800 0C ではSi8% 以上の場合に微増し, 850~900 oC の場合には Si4% までは急減し, 6 % 以上では漸増する. 650・
c|
¥
700"C -血 750・
c 800 0CX
". 850・
c。
900・
c:
止
三
。
1 2 0 . 1 0z
O06 主3 鎖。'0 なミ I J . 08 4 01"Cu 750'Cr
-
AI,
O,
αーAI20J o v G 合 有 量 . % Al 溶湯の菌室化に及ぼす Cu の影響 ( 3 h r 保持) 12 10 図 1 T2o!'Cu 750・
c 図3 4 ・ん Cu 850'C v マ AI-Cu 合金から臭素ーメタノール抽出さ れた酸化物のX 線回折結果 は, 850 0C及び900 0C の場合にだけ明りょうとなった. 冷却後の試料面には,かすかな着色と冷却時に発生し たしわが観察される.着色状況は試料の加熱温度によっ て変化し, Cu 含有量にはほとんど影響されない.そこ で, Al-4%
Cu 合金をAl の場合と対比させて,加熱温 度による外観の変化を図2に示す.酸化膜にはいずれも Al の金属光沢がある.さらに, 650 0C 及び700 0C 保持 のものは淡い赤褐色, 750 0 C のものは淡い青灰色 800 oC のものは緑色を帯びた淡い黄金色を呈し,また, 850 oC のものは 700 0 C のものより濃L、赤褐色, 900 0 C の ものは灰色を呈している. 加熱温度の上昇に伴って金属光沢は次第に減少し,一 般に850 0 C 及び 900 0C 保持のものは, Cu 含有量の増 加に伴って表面色の濃度が低下する.このような表面色 の変化は,酸化膜の厚さの影響によるものと思われる. 抽出した白色粉末残さのX線回折像を,図3に示す. 同定された酸化物は, r-AhO ,及びa-AhO ,である.こ れらの生成割合を回折像のピーク高さによって比較する 浦綿織鞠与 〈融恥恥
=
υ
川 駅 4 v l -〈 図 2 650 0C6 6 6 鋳 物 第54 巻)8291( 第 10 号 0 . 7 2 0 . 7 0 さそ 0 . 0 8 中I 006. ~ 心
I
i
i
O似 0 . 0 2 6 5 0 ・C 7 0 0・
c・
750・
c 800 'C 合 850 ・c。
900・
c 2 6 I 70 72 5ゐノき有量,.l' 図 4 Al 溶湯の酸化に及ぼす Si の影響 (hr3 保持) 試料表面の色と状態は, AI-Cu 合金の場合とよく似て いる.ただし,加熱温度 650 0C の場合には, 2~6% Mn の合金は融点に達していないため,加熱前の形状を そのまま維持しており,酸化膜もほとんど発達していな いように思われる. 700 0C の場合には, 4 % 及び 6 % Mn の合金は固液共存状態にあって,固相は液相中に没 している.この場合に,液相中の Mn 含有量はいずれも 3,6 % となるため,表面の酸化状態も類似したものにな ると推定される.試料の外観では,両者聞に相異は認め られなかった. 抽出残さのX線回折の結果も, AI-Cu 合金の場合と 同様に,低温側では主に r-A,!03 が同定され,温度の上 ぷ?鶏議恥 誠C 灘 料 品ぷ d ぷ 12%Si 2%Si 4 % Si 6 % Si 8 % Si 01 % Si 図 5 700 0C に保持した A-Sil 合金の表面状態 試料外観の一例として, 700 0C 保持の場合を図 5 に示 す.表面色は 2~4%i 合金の場合に黒色,S 6~12% iS 合金の場合に灰色を呈している, 2~4% i 合金が黒色S となる現象は, 800 0C 以下の場合に認められ, 850 0C 以上では濃度が低下し, 900 0C の場合には Si 含有量に よらず,いずれも灰色となった. 抽出残さは,いずれも iS 固有の金属光沢をもっ黒色 粉末で, X線回折によっても iS の存在が確認された. この中に認められた酸化物は,-
r
A,!03 とa-Ab 03 で あった.加熱温度が低い場合には r-A ,J03 が主であり, 高温になるに従って a-Ah03 の割合が多くなる. しか し AI-Cu 合金の場合ほどには a-AbO,
の生成割合は 多くない.なお,合金中の iS 量の増加によって,酸化 物の測定が次第に困難になり,酸化物の生成割合に及ぼ すi の影響については明らかにできなかった.高 SS i の 合金では,酸化増量の比較的多い高温加熱の試料商でも X 線回折を試みたが,期待した結果は得られなかった. 3 . 3 Mn の影響 Al 溶湯の酸化増量に及ぼす Mn 含有量の影響を,図6 に示す, Mn については 6 % までのものについて実験 した.加熱温度 800 0C 以下の場合には酸化増量が少な く,特に750 0C 以下の場合には不明りょうであった. 850~9000C の場合には,高温であるほど酸化量が増加 し , Mn 含有量の増加に伴って減少する. 0.72 I o 700 0C 1山:
Eミ .. 750 0C 008 ~\ _ _ " 800 0C 会 850 0C。
950 0C;
:
:
5
ヰ尋豆;
図6
Al 溶湯の酸化に及ぼす Mn の影響 昇 に 伴 っ て ←Alz0 3 の割合が増加する.また ,Mn 含 有量が増加すると,日-Ah03 は減少する傾向を示す. 3 . 4 Zn の影響 Al 溶湯の酸化増量に及ぼす Zn 含有量の影響を,図 7 に示す.加熱温度 800 0C 以下の場合の酸化増量は極 めて少ないが,加熱温度の上昇によって増加し, Zn 含 有量の増加によって減少する傾向を示す. 850 0C 加熱の0 . 7 2 • 650'C o 700'C 0 . 7 0 トー了 ァ . . 750'C ム 800'C 会 850'C 0 . 0 8 f--- o 900'C
!
ト
ト
経0・04l
J
1
1
十
トコ弓
喜 三 番。
o
2 4 6 zn.令 {j1 量 , % 図 7 Al 溶湯の酸化に及ぼす Zn の影響 ( 3 h r 保持) 800 0C 850 0C 900 0C 図 8 Al-6 % Zn 合金の表面状態に及ぼす 加熱温度の影響 20 30 40 50 60 07 26' 図 9 Al-6 % Zn , 900 C' 保持試料面のX 線回 折結果 場合には全体民酸化量が増し, Zn 含有量2%
で極小値 となり, 4 % 以上では, Zn 量の増加に伴って酸化量が 急増する. 900 'C 加熱の場合には, Zn 含有量の増加に 伴う酸化量の増加が顕著になり,図には示されていな いが, 4 % Zn では13.0 ,% 6 % Zn では 0.58% にも 達した. 試料の表面状態は, 900 0C 加熱を除くと, AI-Cu ま たは AI-Mn 合金の場合に類似している.そこで, 800o
c
, 850 'C 及び900 0 C に加熱した場合の表面状況を図 8に示す. 800 0 C 及び850 0 C のものは金属光択をもっ ているが, 900 0 C のものは光択のない灰色である. 抽出残さのX 線回折像は,この場合にも r-Ah03 と a-Ah03 であったが,それらの生成割合は,ほかの合金 の場合よりもトAh03 が一般的に多い.特に 4~6% Zn 合金の場合には, 850 0 C 以上の加熱ではほとんど完 全に日ーAh03 となっていた.このことから, Zn には日-Ah03 の生成を促進する作用があるように思われる. 6 % Zn 900 0 C 加熱のものは,無抽出の試料面でX 線回 折の結果が得られた.図 9に示すように,強力なX線の 照射によって ,a-Ah03 のほかに, ZnO 及び ZnAh04の2種類のZn 化合物が同定された.
4
.
考 察 4.1 A11 容湯の酸化 Al の溶湯面には,まずr-Ah03 の皮膜が生成して溶 湯の酸化を抑制しこれが加熱温度と時間に関係した一 定の潜伏期を経て日 A,I03 に変態するとき,皮膜にき 裂が発生し,酸化量が急増することが, Thiele) によっ て報告されている.本実験の場合には,酸化量の急増が Thiele の実験結果よりも低温側で発生しているが,反 応生成物との関係では,状況がおおむね一致している. a-Ah03 の生成が著しい酸化増量の発生よりも低温度側 で観察されたのは,酸化膜の変態と酸化増量の発生との 聞に時間的な遅れがあることと,本実験では酸化物同定 のための試料に切り粉を利用した結果によるものと思わ れる.重量測定の結果と酸化膜の色とを対比させると, 金属光択のある皮膜は主にr-Ah03 で構成され,日-Ah 03 が生成すると金属光択が次第に失われて,灰色を呈 するようになると考えられる.しかしこの酸化膜の変態 は,Thiele の指摘6) のように加熱温度に依存した一定 時間後に起こるのではなく,ある時間的な幅をもって局 所的に進行しているように思われる. 4 . 2 合金元素,特に Cu 及び Mn の影響について 金属元素の酸化物生成自由エネルギーの値から推定す ると,本実験の温度における各元素の酸化傾向は Al> Si>Mn>Zn>Cu となり, Al に優先して合金元素が酸 化物を生成することはない.しかし合金元素の酸化物 がAl の酸化物と共に生成する可能性はある.本実験で は,酸化物の同定を臭素ーメタノーノレ抽出の残さによっ て行ったために,抽出液に溶解して同定できなかった酸 化物についても考慮しなければならない.そこで,幾つ かの酸化物について,市販の試薬を利用し,抽出液への 溶解性を調べてみた.それによると, ZnO 及び Cu 20 は比較的溶解しやすいが, CuO , SiO ,及びMn02 はほ とんど溶解しないことがわかった.以上の関係から, Al6 6 8 鋳 物 第 54 巻)8291( 第 01 号 と同様な表面色を呈する AI-Cu 合金及び AI-Mn 合金 の場合には, Cu 及びMn の酸化物は生成しておらず, AI の酸化物だけが生成しているものと思lわれる. それにもかかわらず, Cu 及び Mn は,含有量の増加 によって溶湯の酸化量を減少させる.そこでこの現象に ついては,合金元素の酸化物でなく,合金元素自体が酸 化の抑制に寄与しているものと考える.すなわち,
-
r
A,J03 は格子欠陥のあるスピネル型構造であるわことが 知られている.この r-A,J03 の格子欠陥が溶湯中の合 金元素によって解消されて,皮膜が安定化し,-
r
A,J03 から a-A ,J03 への変態,あるいはそれに伴うき裂の発 生が防止されることによって,溶湯の酸化が抑制され る.AI 溶湯の酸化抑制がこのような機構によって生じる ものとすれば,それに寄与する元素には, Cu 及び Mn のほかにも多数のものが存在すると推論される.たとえ ば本実験における含有量4 % 以下のiS 合金の場合や加 熱温度800 0 C 以下のZn 合金の場合にも,このような酸 化抑制機構によるものと考える. 4 . 3 iS の影響について S i 含有量6 % 以上の場合には, Cu あるいは Mn の 場合とは明らかに異なる酸化傾向が認められた.本実験 ではiS 酸化物は同定されなかったが,この場合には, A,J03 のほかにiS 単独あるいは AI との複合酸化物が 生成していることが推測される. iS の酸化物生成自由 エネルギーはAI のそれに比較的近いために, iS 含有量 の多い合金にはi 酸化物が生成しやすくなる. SS i 酸化 物には抽出液への溶解実験に使用した20iS のほかにも 多数のものがあり,結晶構造の違うものを含めると,そ の種類は極めて多い.それぞれの抽出液に対する溶解性 も不明であり,抽出の際に溶解し去ったことも考えられ る.また, iS 酸化物は非品質になりやすく, 結品質の ものでも同定はかなり困難である.さらに,抽出粉末中 に残存した多量のiS に妨害されて,酸化物の同定はさ らに困難になっている.このようなことから推定して, 6 % 以上の iS 合金の場合にはある種の iS 酸化物が生 成して,特異な酸化傾向と表面色の違いを生じたものと 考える. 4 . 4 高温加熱時における Zn の挙動について AI-Zn の合金では,日-A1 203の生成割合が多くなって いる . Zn には-
r
A,J03 の トA,J03 への変態を促進する 作用のあることも考えられるが,酸化量の著しい増加は 8 5 0 0C以 上 の 加 熱 の 場 合 に 生 じ , そ の 場 合 に は , ト A,J03 のほかにZnO とZnA,JO. とが同定されている. このことから,溶湯面には A,J03 皮膜が存在し, Zn 化 合物の生成は Zn の蒸発と関係があると考えられる.す なわちZn の蒸気圧は750 0C,800 0C, 850 0C, 900 0C に おいてそれぞれ312 4. mmHg , 8.232 mmHg , .3114 m m Hg , 88.96 mmH g,8> と温度の上昇に伴って急激に上昇 する. r-A,J03 の皮膜は極めて薄いために, Zn の蒸気 圧の上昇によって容易に破壊される.このような機械的 な皮膜の破壊によってトA,J03 のa-A,J03 への変態が 促進されるもの,と推察する. ZnO の 生 成 は , 蒸 発 し た Zn と空気中の酸素との反応によるものであり,また ZnA,JO. の生成はZnO とAI 及び酸素との反応などに よるものと考えられるが,反応機構の詳細については明 らかでない.いずれにしても,高蒸気圧成分が溶湯中に 存在する場合には,溶湯の酸化が促進される危険性が増 大する.5
.
結言 AI 溶湯の酸化に及ぼす 2~12% Cu , 2~12 % i , S 2~6% Mn 及び 2~6%Zn の各合金元素の影響につい て,空気中 3 hr の加熱後の酸化増量の測定と,生成物 の X 線回折とを行い,次の結果を得た. 1 ) AI 溶湯は 800 0 C 以下ではわずかに酸化され, 8 5 0 0 C 以上では著しく酸化される. 2 ) Cu 及び Mn は,いずれも AI 溶湯の酸化を抑制 する.酸化の抑制傾向は 850 0 C 以上の場合に顕著に認 められ,それぞれの含有量の増加に伴って酸化量が減少 する. 3 ) Si は 2~12% の範囲で 8500 C 以上の AI 溶湯に 酸化抑制作用を及ぼす.しかしその傾向は iS 含有量 によって変化し, 2~4% iS では酸化量が急減し, 4~ 12% i では漸増傾向を示す.S 4 ) Zn は800 0C 以下では酸化を抑制するが, 850 0C 以上では,含有量の増加と加熱温度の上昇に伴って酸化 を著しく促進する. 5 ) 以上のような酸化傾向は,いずれも酸化膜を形成 す る トA,J03 のa-A,J03 への変態と関係がある.しか し, 4 % 以上の iS を含む場合には,更に iS 酸化物が 関係し,また Zn による酸化の促進は, Zn の蒸発と関 係があるように忠われる. 文 献 1 ) 萩野谷生郎:軽金属, 24 )4971( , 346 2 ) 萩野谷生郎:軽金属, 26 6)719( , 131 3 ) 萩野谷生郎,福迫達一:軽金属, 29 1 9()79 , 285 4 ) 萩野谷生郎,福迫達一:軽金属, 31 )8191( , 3375 ) 萩野谷生郎,福迫達一:軽金属, 13 819( ,)1 967 )8 . クパシェウスキー, EO . LL. ェパンス, .C B. 6 ) W. Te:ielh Aluminium , 38 )2619( , 707 アルコック 共著,丹羽貴知蔵,横川敏雄,中村 義 男 共 訳 : 金 属 熱 化 学 第 4版, (産業図書) , 7 ) 岩 波 理 化 学 辞 典 第3 版, (岩波書庖), )7971( , 5 0 8 )6891( , 533