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である。
34. 小鬼の血液酸緊量,血液循環時間,循環血
液量並びにヘマトクリツト値等に就いて
(小児科) 江田令子,河村美代子
(演)近藤昌子,藤本茂子
本邦正常児に就いて表題の正常値が判然しない為,
吾々は養護施設にいる健康児と,極軽症の精神薄弱児
に就いて特に循環障碍の無いものを撰んでこれらの測
定を行った。
1.血液酸素量(ヴァン。スライク氏法)2〔・15才
迄の40名について
(1)血液酸素含有量は動静豚血共に成人の価より精
く低く,平1均動月永1血15.34土1.11乃至20.21士1.51,
容%,静肱血10.78士0.83乃至13.32土1.17容%
で,年令的に著しい差異は認められない。
(2)血液ヘモグロビン酸素抱合能は男子では年令増
加と共にas 〈増加の傾向が見られ,平均17.08±0.25
乃至19,68±0.80容%。
(3)血液酸素飽和度は一刀血は成入の価と略く一致
し,平均87.82±1.19乃至96.19±0.69%で,静豚
血は成人の価より一般に低い観があり,平均56.03土
3.33乃至65.03土3.90%。
2.血液循環時間(48名)
(1)鱒一肺循環時間(エe一テル法)は成人より短く
最長6.5土0.4秒で年少なる程短い。最短4.6±2.4
秒。
(2)鱒一耳循環時間(スルファミン法)に於ても年
少なる程短い。最長12.0士0.6秒,最短6.8土2.5秒
(3)両循環時間の差もやはり年少なる程短い。
3,循環血液量(ギブソン・エヴァンス半田)
7名につぎ行い毎班体重に対する値は成入より多い
様である。.t
4.ヘマトクリット恒(ヴャンテロPプ氏法)
これも7名につき行い,概して成人より少い。
以上の測定は未だ続行中に就き柱脚報告とする。
35. 余の考案せる心臓血管逡影法
(東女放射線) 島津フミヨ
(抄録未着)
3δ. 心・臓夕}・科
(外科) 樽 原 仔
昭和26年春吾々が本邦に於ける最初の手術治験例
を発表して以来,当教室での心臓外科手術例は15例
に達した。
このうち,ボタロ氏管開存に対する結紮手術,純型
肺動豚弁狭窄に対する弁膜切開手術,僧帽弁狭窄に対
する弁膜切開術,ボタロ氏管開門に対する動脈管切断
手術はそれぞれ本邦に於ける第1治験例である。
これ等症例を併せて報告する。なお手術々式に関して
検討し,映画供覧を行う。
心臓外科の適応,診断について,主なものに関し簡
単に述べたいと思う。
各症例の手術経過の検討についても許された時間の
範囲内で行う。
特 別 講 演
燐化合物の生化学
松 村 義 寛
生体を構成する多くの元素の中で燐の演ずる役目.は
近時著しく詳細に研究されるに至った。無機化合物と
看倣される骨歯質硬組織申の燐酸石灰は化骨現象の重
要因子であるが,燐酸石灰が血液から化骨局所に析出
する際には,有機燐化合物や燐酸酵素等が重要な働き
を示している。Rob1son, Roche等のこの問題に関す
る知見を紹介する。
この様に単純な燐酸石灰の沈着なる現象にも種々有
機燐化合物が関係しているが,体内に形成せられる該
化合物は物質代謝の申簡過程において,代謝物質とし
ても,酵素の助酵素としても出現し,その多様,多種
の面から生化学の殆んど凡ての部面に関係を有してい
る。
燐化合物の関与ずる生体内反応の中,最近の進歩に
属する,六炭糖代謝側路の問題即ちTCAサイクル
以外の糖質燃焼過程の存在,コエンチーム類の生体内
合成平等について概観を試み,更に近時著しく注目を
あびているコエンチe・・ムAと活性二炭素化合物につい
てその本態を考察する。
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