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Academic year: 2021

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視床下部―下垂体系と直接に関わらないホルモン分泌の調節(拮抗作用)

下垂体前葉細胞の刺激ホルモンと関わらないホルモンのフィードバックは、ホルモンによって 作用した結果によって分泌が調節される。その例を見てみよう。 1)インスリンは血糖上昇で分泌が促進され、血糖が正常に戻った場合、あるいは低下すれば 分泌が抑制される。また血糖が低下するとグルカゴンが分泌され、そして血糖が上昇すると グルカゴンの分泌が抑制される。 2)心房性 Na 利尿ペプチド(ANP)の分泌刺激は中心静脈圧上昇による心房壁伸展である。 体液量の増加はNa増加をともなうので静脈環流量の増加につながる。心房圧の上昇によ って ANP は分泌され、腎から Na と水が排出されて、血圧は正常に戻される。その反対に血 圧の低下や動脈血流量の低下によってレニンが分泌され、アンギオテンシンⅡを介して副 腎皮質から電解質コルチコイド(アルドステロンは主に副腎皮質刺激ホルモンよりもレニンン 影響を受ける)が分泌され、Na 再吸収が促進され体液量が維持され、その結果血圧が正常 に戻る。バソプレシンは下垂体後葉から分泌されるが、視床下部で生成され、体液浸透圧 上昇が分泌刺激である。前葉のように刺激ホルモンでないことに注意。 3)血中Caの低下によってパラトルモンが分泌され、正常に戻るとその分泌はフィードバックさ れて分泌が抑制される。血中Caが上昇するとカルシトニンが分泌され、正常に戻ると分泌 は抑制される。低下し過ぎるとパラトルモンが分泌され、血中Ca濃度は一定に維持される。 このようにホルモン作用が拮抗的にフィードバックされ、分泌が促進あるいは抑制されて、調節 される。

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