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資料-2 国立劇場再整備等事業付帯事業の実施条件(案)

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(1)

資料 -2

国立劇場再整備等事業

付帯事業の実施条件(案)

(2)

第 1 . 本 書 の 目 的

事 業 者 は 、国 立 劇 場 の 用 途 及 び 本 事 業 の 目 的 を 妨 げ な い 限 度 に お い て 、国 立 劇 場 に 係 る 未 利 用 容 積 を 活 用 し 、劇 場 機 能 と 相 乗 効 果 を 発 揮 し 、本 事 業 の 事 業 目 的 に 寄 与 す る 自 ら の 施 設

( 以 下「 民 間 収 益 施 設 」と い う 。)を 国 立 劇 場 と 合 築 し て 整 備 し 、運 営 す る も の( 以 下「 付 帯 事 業 」 と い う 。 ) と す る 。

付 帯 事 業 は 、付 帯 事 業 を 担 う 構 成 員 若 し く は 協 力 企 業 又 は こ れ ら の 企 業 が 代 表 し て 組 成 す る 法 人( 以 下 こ れ ら を 個 別 に 又 は 総 称 し て「 民 間 収 益 事 業 者 」と い う 。)を 通 じ て 、事 業 者 が 自 ら の 費 用 と 責 任 に お い て 実 施 す る も の で あ り 、振 興 会 の 業 務 及 び 国 立 劇 場 の 整 備・運 営 等 に 及 ぼ す リ ス ク 等 を 排 除 す る と と も に 、本 事 業 の 重 要 性 に 鑑 み 、長 期・安 定 的 に 実 施 で き る 事 業 内 容 を 基 本 と し 、 本 書 に お い て そ の 実 施 条 件 等 を 定 め る 。

付 帯 事 業 は 、文 化 観 光 拠 点 と し て の 機 能 強 化 及 び 周 辺 地 域 と の 調 和 等 の ま ち づ く り へ の 貢 献 を 実 現 す る と い う 事 業 目 的 の 達 成 に あ た り 一 体 不 可 分 の も の で あ る た め 、必 ず 提 案 す る こ と 。

第 2 . 実 施 条 件

1 . 民 間 収 益 施 設 に 係 る 建 物 計 画 等※ 1 (1) 想 定 す る 施 設 用 途

① 民 間 収 益 施 設 は 、劇 場 機 能 と 相 乗 効 果 を 発 揮 し 、国 立 劇 場 の 更 な る 魅 力 の 向 上・利 便 性 の 向 上 に 寄 与 す る 用 途 、伝 統 芸 能 や 美 術 工 芸 品 な ど 日 本 の 文 化 を 国 の 内 外 に 情 報 発 信 す る 文 化 観 光 拠 点 と し て の 用 途 、周 辺 環 境 と 調 和 し た 地 域 の 賑 わ い 創 出 等 に 寄 与 す る 用 途 等 に 供 す る も の と す る 。

② 具 体 的 に は 、文 化 観 光 に 資 す る ホ テ ル に 加 え 、事 務 所 、レ ス ト ラ ン や カ フ ェ 、売 店 等 の 店 舗 及 び こ れ ら に 付 随 す る 用 途 等 の 組 合 せ を 想 定 す る 。な お 、ホ テ ル に つ い て は 国 立 劇 場 と 併 設 す る こ と に よ り 文 化 観 光 拠 点 と し て の 相 乗 効 果 が 期 待 さ れ る 適 切 な 規 模 ・ 機 能 を 備 え た 品 格 の 高 い グ レ ー ド の ホ テ ル を 想 定 し て い る 。

なお、本事業の特性を踏まえ、以下の用途は認めない。

a.住 宅( 分 譲・賃 貸 等 の 形 式 を 問 わ ず 、い わ ゆ る 生 活 の 本 拠 と み な さ れ る サ ー ビ ス ア パ ー ト メ ン ト 等 も 認 め な い 。 )

b.騒 音 、振 動 、塵 埃 、視 覚 的 不 快 感 、悪 臭 、電 磁 波 又 は 危 険 物 等 を 発 生 又 は 使 用 す る 等 周 囲 に 迷 惑 を 及 ぼ す 用 途

c.風 俗 営 業 又 は そ れ に 類 す る 用 途 、犯 罪 に 関 わ る 又 は 助 長 す る 用 途 、公 序 良 俗 に 反 す る 用 途 そ の 他 街 区 の 品 位 を 損 な う よ う な 用 途

d. 「 暴 力 団 員 に よ る 不 当 な 行 為 の 防 止 等 に 関 す る 法 律 ( 平 成 3 年 法 律 第 77 号 ) 」 第 2 条 第 2 号 に 規 定 す る 暴 力 団 の 事 務 所 そ の 他 こ れ に 類 す る も の の 用 に 供 し よ う と す る 用 途

e.上 記 の ほ か 、振 興 会 の 業 務 の 遂 行 及 び 国 立 劇 場 の 運 営 に 支 障 の 生 じ る お そ れ が あ る 用 途 、 ま た 、 そ の 利 用 に よ り 公 共 性 、 公 益 性 を 損 な う お そ れ が あ る 用 途 等

※ 1 現 在 、 霞 が 関 団 地 一 団 地 の 官 公 庁 施 設 の 区 域 を 変 更 す る 都 市 計 画 が 第 234 回 東 京 都 都 市 計 画 審 議 会 に 付 議 さ れ て お り 、 令 和 3 年 内 の 告 示 が 予 定 さ れ て い る 。

(2) 施 設 計 画 の 条 件

① 基 本 条 件

a.民 間 収 益 施 設 は 国 立 劇 場 と の 合 築 建 物 の 一 部 と し 、国 立 劇 場 に 関 す る 要 求 水 準 及 び 本 書 の 条 件 を 満 た す 範 囲 に お い て 設 置 す る こ と 。

(3)

b. 民 間 収 益 施 設 の 規 模 は 、 複 合 施 設 全 体 の 高 さ 制 限 ( T .P .+ 101.7m ) 等 、 要 求 水 準 書 等 に 示 す 敷 地 利 用 条 件 の 範 囲 内 で 計 画 す る こ と 。

c.民 間 収 益 施 設 の 意 匠・外 観・内 装 等 は 国 立 劇 場 の 品 位 を 損 な わ ず 、皇 居 周 辺 の 環 境・

景 観 と 調 和 し た 内 容 と す る こ と 。

d. 階 構 成 の 検 討 に あ た っ て は 、 国 立 劇 場 と の 機 能 連 携 や 利 便 性 に 配 慮 す る も の と し 、 要 求 水 準 書 の 【 参 考 資 料 4 -3 】 「 敷 地 ア ク セ ス 図 ・ 階 層 構 成 図 」 を 参 照 す る こ と 。 e.民 間 収 益 施 設 及 び 複 合 施 設 は「ZEBロードマップフォローアップ委員会とりまとめ(平

成 31 年3月)」に規定する「ZEB Оriented」以上の性能とし、より高い水準とな るよう努める。ま た 、複 合 施 設 全 体 で「 Z E B O r i e n t e d 」以 上 の 認 証 を 取 得 す る 。

② 事 前 調 査

a.民 間 収 益 施 設 の 設 計( 外 構 の 設 計 を 含 む 。以 下 同 じ 。)に あ た っ て 、本 敷 地 に 関 す る 社 会 基 盤 調 査 、敷 地 調 査 、電 波 障 害 調 査 、土 壌 調 査 、生 活 環 境 に 係 る 調 査 等 で 特 別 に 必 要 な 調 査 を 行 う こ と が で き る が 、 調 査 を 実 施 し た 場 合 は 振 興 会 に 報 告 す る こ と 。 b.民 間 収 益 施 設 の 設 計 及 び 建 築 確 認 申 請 等 の 設 計 に 係 る 行 政 申 請 手 続 を 行 う こ と 。ま

た 、 各 種 協 議 等 の 説 明 資 料 協 力 、 関 係 機 関 と の 調 整 や 必 要 に 応 じ て 、 近 隣 へ の 説 明 、 協 議 等 を 行 う こ と 。

③ 共 用 部 分 ・ 動 線 計 画 等

a.複 合 施 設 は 、振 興 会 と 民 間 収 益 事 業 者 に よ る 区 分 所 有 施 設 と な る こ と か ら 、区 分 所 有 建 物 に お い て 一 般 に 共 用 部 分 と な り 得 る 通 路 、階 段 、エ レ ベ ー タ ー 、駐 車 場 等 の 計 画 に あ た っ て は「 建 物 の 区 分 所 有 等 に 関 す る 法 律( 昭 和 37 年 法 律 第 69 号 )」( 以 下

「 区 分 所 有 法 」と い う 。)の 範 囲 内 で 、国 立 劇 場 及 び 民 間 収 益 施 設 の い ず れ か の 専 有 部 分 に 可 能 な 限 り 区 分 す る 、又 は 共 用 部 分 に お け る 振 興 会 及 び 民 間 収 益 事 業 者 の い ず れ か の 専 用 使 用 部 分 と し て 計 画 す る な ど し て 、振 興 会 及 び 民 間 収 益 事 業 者 の 双 方 が 使 用 す る 共 用 部 分 (以 下 、「 共 通 使 用 部 分 」と い う 。)の 面 積 を 可 能 な 限 り 小 さ く 計 画 す る こ と 。な お 、区 分 所 有 法 上 の 権 利 関 係 に 関 す る 要 求 で あ り 、複 合 施 設 全 体 の 物 理 的 な 共 用 空 間 を 小 さ く 計 画 す る な ど を 意 味 す る も の で は な い 。

b.共 通 使 用 部 分 を 計 画 す る こ と で 複 合 施 設 全 体 の 機 能 向 上 や 経 済 合 理 性 、利 便 性 等 に 資 す る 提 案 等 に つ い て は 、要 求 水 準 書 等 に 示 す 国 立 劇 場 の 整 備・運 営 計 画 等 に 長 期 に わ た っ て 支 障 が な い 範 囲 に お い て 可 能 と す る 。ま た 、そ の 場 合 に お い て も 劇 場 利 用 時 の 混 雑 や 劇 場 利 用 者 の 利 便 、セ キ ュ リ テ ィ 等 に 支 障 が 生 じ な い よ う 、施 設 計 画 及 び 管 理 運 営 上 の 十 分 な 配 慮 を 求 め る 。

c.複 合 施 設 の 各 種 設 備 に つ い て は 可 能 な 限 り 、引 込 み 、機 器 、系 統 を 分 離 し て 計 画 す る こ と を 原 則 と す る が 、一 体 的 に 計 画 す る こ と に 合 理 性 が あ る 場 合 に お い て は 国 立 劇 場 、民 間 収 益 施 設 そ れ ぞ れ に お け る エ ネ ル ギ ー 等 の 使 用 量 を 計 測 で き る 装 置 を 設 け る こ と 。ま た 、い ず れ の 場 合 に お い て も 各 種 設 備 の 計 画 に あ た っ て は 、設 備 更 新 時 の 機 器 の 搬 出 入 経 路 に 配 慮 し た 計 画 と す る こ と 。

d.動 線 計 画 に あ た っ て は 民 間 収 益 施 設 へ の ア ク セ ス を 考 慮 し 、区 道 169 号 線 側 及 び 国 道 20 号 か ら 敷 地 内 へ の 歩 行 通 路 を 確 保 す る こ と 。

e.民 間 収 益 施 設 に 係 る 駐 車 場 に つ い て は 、 原 則 と し て 必 要 な 台 数 分 を す べ て 複 合 施 設 の 地 下 部 分 に 国 立 劇 場 に 係 る 駐 車 場 と 一 体 的 に 計 画 す る も の と し 、そ れ ぞ れ の 利 用 者 を 区 分 し て 管 理 で き る 運 用 と す る 。た だ し 、業 務 要 求 水 準 書 を 満 た し 、振 興 会 の 業 務 へ の 支 障 が 生 じ な い 計 画 と す る 場 合 に お い て 、民 間 収 益 事 業 者 の 費 用 負 担 で 一 部 を 地 上 部 分 へ 設 置 す る こ と も 可 能 と す る 。

f.付 帯 事 業 に 供 す る 部 分 (共 通 使 用 部 分 を 除 く 。)は 、千 代 田 区 の「 千 代 田 区 開 発 事 業

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に 係 る 住 環 境 整 備 推 進 制 度 」 ( 平 成 28 年 7 月 1 日 施 行 ) に よ り 、 地 域 貢 献 整 備 施 設 を 整 備 す る 必 要 が あ る こ と か ら 、具 体 的 な 計 画 に あ た っ て は 、千 代 田 区 と 事 前 に 協 議 を 行 う こ と 。

2 . 付 帯 事 業 の 実 施 条 件 等 (1) 事 業 敷 地 貸 付 等 の 条 件

① 振 興 会 は 、 付 帯 事 業 の 実 施 の た め 、 複 合 施 設 の 所 有 を 目 的 と す る 借 地 権 を 設 定 し 、 事 業 者 に 対 し て 事 業 敷 地 を 貸 し 付 け る 。

② 借 地 権 は「 借 地 借 家 法( 平 成 3 年 法 律 第 90 号 )」第 22 条 に 定 め る 定 期 借 地 権 と し 、 借 地 権 の 種 類 は 同 法 第 2 条 第 1 号 に 定 め る 土 地 の 賃 借 権 と す る 。

③ 定 期 借 地 権 の 設 定 期 間( 以 下「 貸 付 期 間 」と い う 。)は 70 年 と し 、貸 付 期 間 に は 既 存 施 設 等 の 解 体 撤 去 期 間 及 び 複 合 施 設 の 建 設 期 間 は 含 ま な い が 、付 帯 事 業 終 了 時 の 解 体 撤 去 等 の 期 間 は 含 む も の と す る 。

④ 既 存 施 設 等 の 解 体 撤 去 期 間 及 び 複 合 施 設 の 建 設 期 間 に お い て 振 興 会 は 事 業 者 と の 間 で 使 用 貸 借 契 約 を 締 結 し 、 事 業 敷 地 を 事 業 者 に 無 償 で 貸 し 付 け る 。

⑤ 振 興 会 と 事 業 者 は 上 記 定 期 借 地 権 の 設 定 に 係 る 契 約 書( 以 下「 定 期 借 地 権 設 定 契 約 」 と い う 。 ) を 、 複 合 施 設 の 建 設 工 事 着 工 前 を 目 途 に 締 結 す る 。

⑥ 事 業 者 は 定 期 借 地 権 設 定 契 約 締 結 時 に 契 約 保 証 金 を 振 興 会 に 納 入 す る 。契 約 保 証 金 は 貸 付 料 の 年 額 と す る 。

⑦ 事 業 者 は 、複 合 施 設 の 所 有 を 目 的 と す る 転 借 地 権 を 設 定 し 、民 間 収 益 施 設 の 区 分 所 有 者 で あ る 民 間 収 益 事 業 者 に 対 し て 事 業 敷 地 を 転 貸 す る 。

⑧ 民 間 収 益 施 設 の 供 用 開 始 は 、 国 立 劇 場 の 振 興 会 へ の 引 渡 し ( 令 和 11 年 3 月 31 日 ) 以 降 、令 和 11 年 秋 頃 に 計 画 さ れ る 国 立 劇 場 の 再 開 場 の 公 演 と 同 時 期 に 計 画 す る こ と 。 た だ し 、 こ れ に よ ら ず 、 先 行 し て 供 用 開 始 す る こ と は 妨 げ な い 。

(2) 貸 付 期 間 終 了 時 の 複 合 施 設 の 取 扱 い

① 借 地 人 た る 事 業 者 は 貸 付 期 間 の 終 了 時 に 、複 合 施 設 を 収 去 し 、振 興 会 に 事 業 敷 地 を 更 地 の 状 態 で 返 還 す る 。た だ し 、振 興 会 が あ ら か じ め 指 示 し た 場 合 に は 、借 地 人 た る 事 業 者 は 複 合 施 設 を 収 去 せ ず 、現 状 有 姿 に て 存 置 し 、振 興 会 に 自 ら 又 は 民 間 収 益 事 業 者 を し て 民 間 収 益 施 設 を 無 償 譲 渡 す る も の と す る 。な お 、借 地 借 家 法 の 規 定 に 基 づ き 、 契 約 の 更 新 及 び 定 期 借 地 権 の 延 長 は な く 、 民 間 収 益 施 設 の 買 取 請 求 権 を 有 さ な い 。

② 複 合 施 設 の 収 去 に 要 す る 費 用( 以 下「 解 体 撤 去 費 用 」と い う 。)に つ い て 、振 興 会 は 国 立 劇 場 部 分 の 専 有 部 分 及 び 専 用 使 用 部 分 に 相 当 す る 費 用 を 、事 業 者 は 民 間 収 益 施 設 部 分 の 専 有 部 分 及 び 専 用 使 用 部 分 に 相 当 す る 費 用 を 、共 通 使 用 部 分 に つ い て は 振 興 会 と 事 業 者 が 、振 興 会 と 民 間 収 益 事 業 者 の 持 分 割 合 に 応 じ て そ れ ぞ れ 負 担 す る こ と と し 、借 地 人 た る 事 業 者 は 自 ら が 負 担 す る 解 体 撤 去 費 用 を 適 切 に 積 み 立 て る も の と す る 。 た だ し 、複 合 施 設 を 存 置 す る 場 合 、貸 付 期 間 終 了 時 に 事 業 者 は 自 ら が 負 担 す る 予 定 で あ っ た 解 体 撤 去 費 用( 当 該 費 用 は 貸 付 期 間 終 了 時 点 に お い て 、合 理 的 な 方 法 で 見 積 も ら れ 、振 興 会 が 確 認 し た 額 と す る 。)を 振 興 会 に 支 払 い 、振 興 会 が 将 来 、複 合 施 設 を 収 去 す る た め の 解 体 撤 去 費 用 に 充 当 す る 。

(3) 権 利 の 譲 渡 等

① 振 興 会 が 定 期 借 地 権 設 定 契 約 を 締 結 す る 相 手 方 は 事 業 者( 落 札 者 が 設 立 す る 株 式 会 社 )と し 、民 間 収 益 事 業 者 を 定 期 借 地 権 設 定 契 約 締 結 の 相 手 方 と す る こ と は で き な い 。

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本 事 業 契 約 終 了 後 に つ い て も 、定 期 借 地 権 設 定 契 約 に つ い て は 引 き 続 き 事 業 者 が 契 約 の 相 手 方 と な る こ と を 想 定 す る が 、振 興 会 と 協 議 を 行 っ た う え で 、付 帯 事 業 が 安 定 的 に 継 続 す る こ と を 前 提 と し て 、民 間 収 益 事 業 者 に 、事 業 者 の 定 期 借 地 権 設 定 契 約 上 の 地 位 を 譲 渡 す る こ と も 可 能 と す る 。

② 付 帯 事 業 に お い て 発 生 が 想 定 さ れ る リ ス ク を 本 事 業 か ら 極 力 、隔 離 し 、安 定 的 に 本 事 業 を 推 進 す る た め 、民 間 収 益 施 設 の 建 物 所 有 権 は 事 業 者 で は な く 、民 間 収 益 事 業 者 に 帰 属 さ せ る こ と 。そ の た め 、複 合 施 設 は 、区 分 所 有 法 に 基 づ く 振 興 会 と 民 間 収 益 事 業 者 の 区 分 所 有 建 物 と な り 、民 間 収 益 事 業 者 は 事 業 者 か ら 取 得 す る 定 期 転 借 地 権( 民 間 収 益 施 設 相 当 の 準 共 有 持 分 。 以 下 同 じ 。 ) を 振 興 会 と 準 共 有 す る も の と す る 。

③ 民 間 収 益 事 業 者 は 貸 付 期 間 中 に 民 間 収 益 施 設 の 建 物 の 区 分 所 有 権 の 一 部 又 は 全 部 を 第 三 者 に 譲 渡 し よ う と す る 場 合 、振 興 会 の 事 前 承 諾 を も っ て 当 該 者 へ の 建 物 の 区 分 所 有 権 の 譲 渡 及 び 定 期 転 借 地 権 を 譲 渡 す る こ と が で き る 。

④ ③ に よ り 定 期 転 借 地 権 を 譲 渡 す る 場 合 、振 興 会 は 民 間 収 益 事 業 者 か ら の 申 請 に 対 し て 、 振 興 会 の 業 務 の 遂 行 及 び 国 立 劇 場 の 用 途 ・ 目 的 等 の 妨 げ に な ら な い と 認 め ら れ 、 付 帯 事 業 を 適 切 に 実 施 で き 、定 期 転 借 地 権 の 譲 受 人 が 本 事 業 敷 地 の 利 用 方 法 、貸 付 料 の 支 払 等 の 貸 付 条 件 等 を 履 行 で き る と 認 め ら れ る 者 で 、か つ 振 興 会 が 不 利 と な る お そ れ が な い と 判 断 し た 場 合 に こ れ を 承 諾 す る 。

(4) 事 業 の 変 更 等

① 貸 付 期 間 中 、民 間 収 益 施 設 の 一 部 又 は 全 部 の 用 途 の 変 更 や 大 規 模 な 施 設 の 改 変 を 行 う 場 合 に は 、 事 業 者 は 事 前 に 振 興 会 の 書 面 に よ る 承 諾 を 得 る も の と す る 。

(5) 民 間 収 益 施 設 の 費 用 負 担 ・ 管 理 等

① 付 帯 事 業 に 係 る 初 期 投 資 、維 持 管 理 費 、修 繕 更 新 費 、光 熱 水 費 、運 営 費 等 の 一 切 の 費 用 を 民 間 収 益 事 業 者 が 負 担 す る 。振 興 会 は 付 帯 事 業 の 実 施 に 係 る 費 用 及 び リ ス ク は 一 切 負 担 し な い 。

② 複 合 施 設 の 共 用 部 分 の 管 理 に あ た っ て 、振 興 会 と 民 間 収 益 事 業 者 は 区 分 所 有 法 に 基 づ く 管 理 組 合 を 設 立 し 、管 理 規 約 に 基 づ き 応 分 の 費 用 を 分 担 す る 。こ の 際 、共 用 部 分 の う ち 、振 興 会 及 び 民 間 収 益 事 業 者 の い ず れ か の 専 用 使 用 部 分 に つ い て は 専 用 使 用 権 を 保 有 す る 振 興 会 又 は 民 間 収 益 事 業 者 の い ず れ か が 単 独 で 負 担 す る こ と を 原 則 と す る 。ま た 、共 通 使 用 部 分 に 関 す る 費 用 負 担 の 詳 細 は【 資 料 - 3 】「 事 業 費 の 算 定 及 び 支 払 方 法 (案 )」 に 示 す 。

③ 光 熱 水 費 の 支 払 い に つ い て 、上 記 管 理 組 合 を 設 立 し 、管 理 組 合 が 管 理 規 約 に 基 づ き 応 分 の 使 用 料 金 を 徴 収 し 、 支 払 う も の と す る 。

④ 民 間 収 益 施 設 の 修 繕・改 修・更 新 等( 軽 微 な 内 容 は 除 く 。以 下 同 じ 。)を 行 う 際 に は 、あ ら か じ め 振 興 会 と 協 議 を 行 い 、振 興 会 の 業 務 遂 行 や 国 立 劇 場 の 運 営 等 に 支 障 が 生 じ な い よ う 配 慮 す る こ と 。

⑤ 共 通 使 用 部 分 に お け る 修 繕・改 修・更 新 等 に つ い て も 、振 興 会 の 業 務 遂 行 や 国 立 劇 場 の 運 営 等 に 支 障 が 生 じ な い よ う 、事 業 者 が 策 定 し 、管 理 組 合 に お い て 合 意 し た 長 期 修 繕 計 画 に 基 づ い て 適 切 な 時 期 に 実 施 す る こ と 。

⑥ こ の 他 、共 通 使 用 部 分 に お け る 維 持 管 理・運 営 業 務 の 実 施 に つ い て は 別 紙 に 示 す と お り と す る 。

(6) 振 興 会 へ の 報 告 等

① 貸 付 期 間 中 、民 間 収 益 事 業 者 が 事 業 目 的 に 沿 っ て 健 全 に 民 間 収 益 施 設 の 運 営 を 行 っ

(6)

て い る か ど う か 確 認 す る た め 、民 間 収 益 事 業 者 は 事 業 者 を 通 じ て 、振 興 会 に 対 し て 施 設 運 営 者 や 事 務 所・店 舗 の テ ナ ン ト に 係 る 情 報 や 入 居 率・稼 働 率 等 の 民 間 収 益 施 設 の 利 用 状 況 に 関 し て 、年 に 2 回 振 興 会 に 報 告 を 行 う も の と し 、ま た 、振 興 会 の 求 め に 応 じ て 随 時 、 報 告 を 行 う も の と す る 。

(7) 契 約 の 解 除 等 に 関 す る 条 件

① 本 実 施 条 件 へ の 違 反 、そ の 他 事 業 者 又 は 民 間 収 益 事 業 者 の 責 め に 帰 す べ き 事 由 に よ り 付 帯 事 業 の 継 続 が 困 難 と 振 興 会 が 判 断 し た 場 合 に は 、定 期 借 地 権 設 定 契 約 を 解 除 す る こ と が で き る も の と す る 。

② 事 業 者 の 責 に よ ら な い 不 可 抗 力 等 の 事 由 に よ り 本 事 業 契 約 が や む を 得 ず 解 除 そ の 他 の 理 由 で 事 業 期 間 中 に 終 了 し た 場 合 、付 帯 事 業 の 継 続 又 は 終 了 に つ い て 事 業 者 は 振 興 会 と 協 議 を 行 っ た う え で 決 定 す る も の と す る 。

3 . 貸 付 料 の 支 払 方 法 等 (1) 貸 付 料

① 入 札 時 に お け る 基 準 貸 付 料 及 び そ の 支 払 方 法 は 入 札 公 告 時 に 示 し 、応 募 者 は 基 準 貸 付 料 以 上 の 貸 付 料 を 提 案 す る こ と 。

② 貸 付 料 は 、3 年 ご と に 改 定 す る 。改 定 に あ た っ て の 計 算 方 法 の 詳 細 は 入 札 公 告 時 に 示 す 。

■付帯事業に係る権利関係

■付帯事業に係る契約形態のイメージ図

■共用部分の管理体系のイメージ

所有者 振興会 管理組合 民間収益事業者

管理対象 振興会 共用部分(法定) 民間収益事業者

土地所有権 定期借地権 事業者

振興会

転借地権(準共有)

振興会・民間収益事業者 国立劇場(振興会)・

民間収益施設(民間収益事業者)

複合施設 区分所有権

振興会

事業者

民間収益事業者 設計企業 建設企業 維持管理企業 その他企業

PFI 事業契約

建設期間中 土地使用貸借契約

地代 定期転借地契約 付帯事業にかかる 定期借地権設定契約

共用部分/管理組合

テナント 賃貸契約

共有

共有 共通使用部分の管理委託

※事業者の構成員・協力企業へ

※民間収益施設所有

※国立劇場所有 飲食・物販等

サービス提供にかかる 使用許可

運営企業 請負・委託契約

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専有部分 共用部分A*1 共用部分B*2 共用部分C*3 専有部分

管理主体*4 事業者 事業者の構成員

*5 民間収益事業者が選定する者

費用負担 振興会 管理組合*6 民間収益事業者

*1 共用部分A(振興会専用使用部分)の例:外壁(劇場階部分)エントランスホール、専用階段 室・昇降路、専用設備室、専用駐車場 等

*2 共用部分B(共通使用部分)の例:防災センター、地下駐車場車路、共用階段室・昇降路、共 用設備室 等

*3 共用部分C(民間収益事業者専用使用部分)の例:外壁(民間収益施設部分)、専用設備室、

専用階段室・昇降路、専用設備室、専用駐車場 等

*4 管理業務の実施者

*5 共用部分Bについては、事業契約期間中は国立劇場の維持管理企業に管理組合より業務を発注 することを想定

*6 振興会と民間収益事業の専有部分・専用使用部分の面積比率による合理的な按分負担を予定

(8)

別紙 共通使用部分の維持管理・運営

1. 業務の概要

国立劇場と民間収益施設の共通使用部分に関する維持管理・運営を行う業務である。

2. 共通事項 (1) 管 理 組 合

共通使用部分の維持管理・運営業務は、振興会と民間収益事業者が区分所有法に基づき設立す る管理組合から委託される。要求水準に「振興会」と記載されている箇所は「管理組合」と読み 替えることとする。

(2) 共 通 使 用 部 分 の 維 持 管 理 ・ 運 営 業 務 実 施 者

共通使用部分の維持管理・運営業務は、管理組合が選定する維持管理・運営業務実施者により 実施される。なお、事業契約期間においては、国立劇場との一体的、効率的な維持管理・運営の ため、本事業において維持管理業務、運営業務を担う事業者の構成員又は協力企業を業務実施者 とすることを管理規約に定める予定である。

要求水準に「PFI事業者」と記載されている箇所は「共通使用部分の維持管理・運営業務実 施者」と読み替えることとする。

3. 業務内容

(1) 定 期 点 検 及 び 保 守 業 務

① 建 築 物 点 検 保 守 業 務

共通使用部分の建築物点検保守業務の内容は、【添付資料5-2-1】「定期点検等及び保守 業務に係る要求水準」に準じて管理組合が決定するものとする。

② 植 栽 管 理 業 務

共通使用部分の植栽管理業務の内容は、【添付資料5-2-3】「植栽管理に係る要求水準」

に準じて管理組合が決定するものとする。

(2) 運 転 ・ 監 視 及 び 日 常 点 検 ・ 保 守 業 務

共通使用部分の運転・監視及び日常点検・保守業務の内容は、【添付資料5-2-6】「運転・監 視及び日常点検・保守業務に係る要求水準」に準じて管理組合が決定するものとする。

(3) 清 掃 業 務

① 日 常 清 掃 及 び 定 期 清 掃 業 務

共通使用部分の日常清掃及び定期清掃業務の内容は、【添付資料5-2-8】「各部位の日常 清掃及び定期清掃に係る要求水準」に準じて管理組合が決定するものとする。

② 廃 棄 物 収 集 ・ 管 理 業 務

共通使用部分の廃棄物収集・管理業務の内容は、【添付資料5-2-9】「廃棄物収集・管理 及び害虫防除に係る要求水準」に準じて管理組合が決定するものとする。

③ 害 虫 防 除 業 務

共通使用部分の害虫防除業務の内容は、【添付資料5-2-9】「廃棄物収集・管理及び害虫 防除に係る要求水準」に準じて管理組合が決定するものとする。

(4) 作 業 環 境 測 定 業 務

① 日 常 清 掃 及 び 定 期 清 掃 業 務

共通使用部分の作業環境測定業務の内容は、【添付資料5-2-10】「作業環境測定・照度測 定に係る要求水準」に準じて管理組合が決定するものとする。

(9)

② 照 度 測 定 業 務

共通使用部分の照度測定業務の内容は、【添付資料5-2-10】「作業環境測定・照度測定に 係る要求水準」に準じて管理組合が決定するものとする。

(5) 修 繕 業 務

共通使用部分の修繕業務の内容は、【添付資料5-1-1】「修繕に係る要求水準」に準じて管理 組合が決定するものとする。また、共通使用部分の維持管理業務実施者は共通使用部分の長期修 繕計画を作成し、管理組合に提出して確認を受けるものとする。

(6) 什 器 ・ 備 品 調 達 業 務

共通使用部分の什器・備品保守管理業務の内容は、【添付資料5-2-12】「什器・備品調達に係 る要求水準」に準じて管理組合が決定するものとする。

(7) 警 備 業 務

共通使用部分の警備業務の内容は、【添付資料5-3-1】「警備業務に係る要求水準」に準じて 管理組合が決定するものとする。

参照

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