東山クリーンセンター 基幹的設備改良工事
設計仕様書
(見積設計図書用)
平成25年10月18日
北信保健衛生施設組合
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目 次
第1章 総則 ···1 1.1 概要 ···1 1.2 現施設の設計仕様(概要) ···4 1.3 基幹的設備改良工事の概要 ···6 1.4 基幹的設備改良工事の進め方 ···7 1.5 基幹的設備改良工事の進め方と工事の範囲 ···10 1.6 施設性能の担保 ···10 1.7 改修工事の機器仕様(概要) ···12 第2章 基幹的設備改良工事 ···14 2.1 一般事項 ···14 1 基幹的設備改良工事の工事範囲の考え方 ···14 2 適用範囲 ···14 3 所掌区分 ···14 4 関係法令等の遵守 ···14 5 関係官公署の指導等 ···14 6 環境影響評価書の遵守 ···14 7 官公署等申請への協力 ···14 8 前払金及び部分払 ···14 9 発電設備設置の目的(国への申請理由)···15 2.2 関係法令等の順守 ···17 2.3 基幹的設備改良工事の設計条件 ···20 1 立地条件 ···20 2 設計・施工範囲 ···20 3 焼却炉形式 ···21 4 ごみ種 ···21 5 ごみの低位発熱量 ···21 6 ごみの性状 ···21 7 ごみの焼却条件 ···21 8 焼却能力 ···21 9 タービン棟及び現在のプラントの耐震設計 ···22 10 プラント運転条件 ···22 11 設計条件 ···22東山クリーンセンター 基幹的設備改良工事 設計仕様書
ii 2.4 設計の前提条件 ···25 2.5 現施設の処理フローと基幹的設備改良工事の更新フロー ···29 2.6 基幹的設備改良工事のプラント機器の更新・新設設備一覧 ···35 1. 給じん設備 ···35 2. 焼却炉本体設備 ···35 3. 灰処理設備 ···36 4. 排水処理設備 ···36 5. 通風設備 ···36 6. 煙道設備 ···36 7. 発電設備(既設) ···36 8. 集じん設備 ···37 9. ボイラ設備 ···37 10.発電設備(新設) ···37 11.蒸気復水設備 ···37 12.電気設備 ···38 13.計装・自動制御設備 ···38 14.給水設備 ···39 15.その他設備 ···39 16.土木・建築設備 ···39 2.7 設備・装置の状況(延命化計画による) ···40 2.8 基幹的設備改良工事対象機器 ···42 1 給じん設備 ···42 2 焼却炉本体設備 ···44 3 灰処理設備 ···48 4 排水処理設備 ···51 5 通風設備 ···52 6 煙道設備 ···54 7 発電設備(既設) ···54 8 集じん設備 ···55 9 ボイラ設備 ···56 10 発電設備(新設) ···57 11 蒸気復水設備 ···59 12 電気設備 ···61 13 計装・自動制御設備 ···64 14 給水設備 ···66 15 その他設備 ···66
iii 第3章 タービン棟等建築工事 ···69 3.1 計画基本事項 ···69 3.2 タービン棟建築工事の概要 ···70 3.3 タービン棟構造等の仕様 ···72 3.4 タービン棟土木工事および外構工事 ···80 3.5 建築機械設備工事 ···81 3.6 建築電気設備工事 ···82 第4章 設計・施工監理 ···83 4.1 実施設計 ···83 4.2 提出設計図書 ···84 1 見積設計図書 ···84 2 実施設計図書 ···86 3 設計図書 ···87 4 施工承諾申請図書 ···87 5 関係官庁届出書 ···87 4.3 竣工図書 ···88 4.4 施工監理 ···90 第5章 試運転・引渡し ···96 5.1 試運転 ···96 5.2 乾燥だき(必要な場合) ···97 5.3 予備性能試験 ···99 5.4 引渡性能試験 ···99 5.5 軽負荷試験 ···99 5.6 引渡し ···99 5.7 教育訓練 ···99 5.8 備品・予備品・消耗品等の納入 ···100 5.9 付属品 ···106 5.10 かし担保保証 ···107 5.11 試運転及び運転指導・教育 ···112 5.12 試運転及び運転指導に係る経費 ···112 5.13 正式引渡し ···112 5.14 その他 ···113 第6章 性能保証 ···115 6.1 性能保証 ···115 6.2 公害防止条件 ···121 6.3 基幹的設備改良工事の基本的な考え方 ···125
iv 6.4 施設の性能・機能確保 ···126 6.5 材料及び機器 ···127 6.6 検査及び試験 ···127 第7章 関係資料 ···128 関係資料-1 東山クリーンセンターの現状プラントシステム(全体フロー) ···129 関係資料-2 東山クリーンセンターの現在の焼却プラントシステム ···130 関係資料-3 東山クリーンセンター 処理工程 ···131 関係資料-4 東山クリーンセンター 焼却系統物質収支 ···132 関係資料-5 東山クリーンセンター 蒸気・復水系統物質収支 ···133 関係資料-6 東山クリーンセンター ごみ、空気、灰、飛灰系統 ···134 関係資料-7 使用機器と経過年数 ···135 関係資料-8-1 ごみピットのごみ発熱量の推移 ···160 関係資料-8-2 DCS制御におけるごみ発熱量の推移 ···164
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第 1 章 総 則
本仕様書は、北信保健衛生施設組合(以下「発注者」という。)が発注する東山クリーン センター基幹的設備改良工事(以下「基幹的設備改良工事」という。)に適用する。 1.1 概要 1. 一般概要 東山クリーンセンターは平成10 年に稼働開始してから15 年が経過し、施設の老朽化が 進んでいることから、基幹的設備改良工事を行うことにより、施設の延命化と二酸化炭素 排出量削減に資する機能向上を図るとともに、「東山クリーンセンター長寿命化計画」に 定める目標年度(平成43 年度)までの適正かつ安定したごみ処理の継続を目指すもので ある。 この基幹的設備改良工事は、国の長寿命化計画(延命化計画)に基づき国庫補助を得て行 う工事である。 2. 工事名 東山クリーンセンター基幹的設備改良工事 3. 対象施設及び施設規模 1) 名 称: 東山クリーンセンター 2) 処 理 方 式: 全連続燃焼式ストーカ炉 3) 施 設 規 模: 130t/日(65t/24h×2 基) 4) 竣 工: 平成10 年3 月 4. 工事場所 長野県中野市大字中野1308番地1(東山クリーンセンター) 5. 敷地面積及び延床面積 敷地面積 17,600 ㎡ 建築面積 2,880 ㎡- 2 - 6. 全体計画 1) 設備機能の回復 経年劣化した設備の機能を回復すること。 2) 二酸化炭素排出量の削減 エネルギー回収量の増加や省エネ機器の導入により、施設の二酸化炭素排出量を 50%以上削減すること。 3) 二酸化炭素の排出削減 本施設の稼働にともなう電力及び化石燃料の消費に由来する二酸化炭素排出量に ついて、本工事施工による削減率は50%以上とする。 二酸化炭素排出削減率は、施設全体の電力及び化石燃料の消費量より算定する。 なお、計測する電力及び化石燃料消費量のデータは、本工事施工前後で同様の運転 条件下における連続 3日以上の運転データとし、原則として計装制御システム(D CS)より収集する。 また、本工事単体での二酸化炭素排出削減効果を検証するため、第2章に示される 工事範囲の設備・機器について、本工事施工前及び性能検査合格後に同様の運転条 件下における連続3日間以上の消費電力量、ごみ焼却量等のデータを収集すること。 4) ごみ搬入及び施設運転計画への配慮 本基幹的設備改良工事は、施設運転を継続しながら、工事を施工するため、合理 的な工事計画により、工事期間中の全停止期間を可能な限り短縮すること。 5) 既存設備・機器との整合 本工事の工事範囲外となる設備・機器との取り合いを十分に確認し、施設全体の 機能を損なわないこと。 特に計装・制御設備にあっては、保守性、操作性に十分に配慮し、既設と違和感 のないものにすること。 7. 立地条件 1) 地形、地質 地形及び地質に関する資料は、別途提供する。 2) 都市計画事項 (1) 用途地域 指定なし (2) 防火地区 制限なし (3) 高度地区 指定なし (4) 建ぺい率 70% (5) 容積率 400% (6) 日影規制 適用除外 3) 敷地周辺設備 (1) 電 気: 受電電圧 6.6kV 1 回線。 既存設備を利用し、必要に応じ改修する。
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(2) 水 道: 既存設備を利用し、必要に応じ改修する。 (3) 下 水 道: 既存設備を利用し、必要に応じ改修する。 (4) 雨水排水: 既存排水設備を利用する。
- 4 - 1.2 現施設の設計仕様(概要) 1. 処理能力 1)公称能力 指定ごみ質の範囲において、130t/日の処理能力を有するものとする。 2)計画ごみ質 (1) ごみの種類 可燃ごみ(家庭系ごみ及び事業系ごみ) (2) 現施設の組成(標準ごみ組成) ごみ質 最低ごみ質 基準ごみ 最高ごみ質 水 分 (%) 65.9 50.9 39.1 可燃分 (%) 29.3 42.9 53.6 灰 分 (%) 4.8 6.2 7.3 低位発熱量 (kJ/kg) 1,600 7,950 10,880 低位発熱量 (kcal/kg) 1,100 1,900 2,600 2. 炉数 65t/24h×2 炉 (計 130t/24h) 3. 炉形式 全連続燃焼式ストーカ炉 4.燃焼ガス冷却方式 廃熱ボイラ式 5. 稼働時間 1 日24 時間連続運転
- 5 - 6. 主要設備方式 1)受 入 ・ 供 給 ピットアンドクレーン方式 2)燃 焼 ストーカ炉 3)燃焼ガス冷却 廃熱ボイラ 4)排 ガ ス 処 理 ろ過式集じん器 乾式アルカリ剤吹込 5)余熱利用設備 場内:発電、給湯 場外:給湯 6)通 風 設 備 平衡通風方式 7)灰 出 し 設 備 ピットアンドクレーン 8)排水処理設備 ごみピット排水:ごみピットへ投入 生活排水:下水道放流 プラント排水:処理後、場内再利用 7. 余熱利用計画 1)熱供給 場内給湯、空調(冷暖房)、道路融雪
- 6 - 1.3 基幹的設備改良工事の概要 1. 一般事項 本基幹的設備改良工事は、現在の長寿命化計画(国基準)に基づいて実施する。東山 クリーンセンター(以下「本施設」という)に対して、処理システムの変 更及び現在 の機器の新設、更新等を行う工事である。 本工事の受注者(以下「受注者」という。)は、本工事の施工により、所定の処理能 力及び性能を保証し、公害防止基準等を満足できるものとすること。 本工事の設計及び施工にあたっては、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」「中野 市環境保全に係る条例」及びその他関連法令等を遵守しなければならない。 さらに、本工事の設計仕様書等に関する質問回答書、改善指示書に記載された内容 についても遵守しなければならない。 2. 工事件名 東山クリーンセンター基幹的設備改良工事 3. 現施設の規模 130t/日 竣工年 平成10年 4. 基幹的設備改良工事後の施設規模 130t/日 5. 工事期間(3ヵ年継続事業) 着工 契約の翌日(平成26年6月(予定)) 竣工 平成29年3月15日 6. 工事場所 長野県中野市大字中野1308番地1 東山クリーンセンター
- 7 - 1.4 基幹的設備改良工事の進め方 1. 発注方式 設計・施工付契約(性能発注方式)とする。なお、既設のプラント機器も含めて 性能保証をすること。 2. 設計方針 (1) 敷地内の建屋、計量棟は既設のものを活用し、見積設計図書を作成すること。 (2) 本工事の設計にあたっては、既設建屋の構造体を利用することし、タービン棟 は新設すること。 (3) 本工事における設計は平面的だけでなく、配管、配線、ダクト類の占める空間 や機器の保守点検、工事に必要な空間を含め、立体的に捉え、その配置を合理 的に設計すること。 なお、屋外に設置する機器等の仕様については、耐水性、耐食性等を 十分考慮 すること。また、機器の搬出入手段にも配慮すること。 (4) 機種、機能、目的の類似する機器はできるだけ集約 して配置することにより、 点検整備作業の効率化、緊急時の対策に迅速に対処できる設計とすること。 (5) 本工事の設計にあたっては、設備の材質、品質について十分考慮し、維持管理 費、運転経費の削減を図るよう設計すること。 (6) 設置する機器等については、省エネルギー化、CO2削減を十分に図るものとする こと。 (7) 本工事は、本施設を稼動しながら工事を施工するため、工事中の安全対策、公 害防止には十分配慮すること。 (8) 本工事の施工に際して、稼動中の機器が障害となる場合には、必要に応じて該 当する機器の移設もしくは仮設機器を配置し、稼動に支障のないよう配慮するこ と。なお、実施にあたっては、発注者の承諾を得ること。 (9) 本工事の施工にあたっては、処理対象物を安定、安全的かつ衛生的に処理する するとともに、特に公害防止対策については、後述の公害防止基準に適合するよ う、機器等の更新をすること。 (10) 本工事は、ごみの受入状況の変化についても対応した運転ができること。 3. 長寿命化(延命化)のための建屋の性能確認 本施設は、基幹的設備改良工事竣工後少なくとも15年間は使用するため、施設建 屋についても15年間の使用に耐えるよう現行設計法による保有耐力の確認をする こと。ついては長寿命化のための性能確認のためには建屋の耐用年数についても考 慮すること。 なお、本施設は平成10年3月に竣工した施設であり、建築基準法の法改正前にあ たる施設である。
- 8 - 4. 撤去 現在の設備・機器等の撤去については、運転管理をしながらの期間で、工事に支障 のないよう、工法、工程を工夫すること。 5. 工事工程 工事工程の作成にあたっては図1「東山クリーンセンター基幹的設備改良工事の工 事工程」を参考にし、東山クリーンセンターのごみ搬入量及び運転実績等についても 考慮し作成すること。 また、本工事の停止期間等において処理できないごみを一時貯留する場合は、最大 貯留量を超えることがないようにし、一時貯留が困難で、ごみ処理を外部委託する場 合は、事前に組合と協議すること。 臭気対策を講じる場合については発注者との協議により決定すること。 6. 特記事項 1) 停止期間 工事の都合上、やむを得ず炉停止して工事を行う場合は、これが極力短くなるよ うに、工法、工程を工夫すること。 この場合停止時期は、ごみ搬入量の少ない時期となるよう工事工程を調整し、 実 施にあたっては発注者の承諾を得ること。 2) 地域振興 工事にあたっては、地元(組合組織市町)企業を下請けとして活用するなど、地 域進行についても十分配慮すること。 3) パンフレットの作成 パンフレットは、現施設の竣工時と同等の内容とし、設備変更となったものは訂 正のうえ、作成すること。 説明文は、日本文と英文で併記するものとする。 提出部数は5,000部とし、原版も提出すること。
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図1 東山クリーンセンター基幹的設備改良工事の工事工程(参考)
項 目平成25年度
(竣工15年目)
平成26年度
平成27年度
平成28年度
平成29年度
平成 30 年度
6 8 10 12 2 4 6 8 10 12 2 4 6 8 10 12 2 4 6 8 10 12 2 4 6 8 10 12 2 4 6 8 10 12 2 発注事務・入札・契約 工事の全体計画 ① 着工・実施設計 ② 機器製作 ③ 基幹的設備改良 工事 ④ 長寿命化計画 (施設保全計画) → 国へ提出 ⑤ 引渡し性能試験 (CO2の検証を含む) → 国へ提出 かし担保保証期間 (2年間修理無償) 契約 26年6月上旬(予定) 竣工 29年3月 かし担保保障(2年~3年間) 1年目かし担保立会 2年目かし担保立会 改良工事10 1.5 基幹的設備改良工事の進め方と工事範囲 図2「基幹的設備改良工事の進め方と工事の範囲」に示すように、基幹的設備改良工事の竣工前に長 寿命化計画(施設保全計画)を提出すること。これは国に提出する書類である。 また、CO2 削減率は50%以上の検証結果を国に対して提出する必要があるので「引渡し性能試験」 と共に「CO2削減効果の検証試験」を行うこと。 1.6 施設性能の担保 1) 適用範囲 本仕様書は、本施設の基本的内容について定めるものであり、本仕様書に明記されない事項であって も、施設の目的達成のために必要な施設又は工事の性質上当然必要と思われるものについては、記載の 有無にかかわらず、工事受注者(以下「受注者」という。)の責任においてすべて完備しなければなら ない。 2) 疑義 受注者は、本仕様書を熟読吟味し、もし、疑義ある場合は発注者に照会し、発注者の指示に従うこと。 また、工事施工中に疑義の生じた場合には、その都度書面にて発注者と協議し、その指示に従うとともに、 記録を提出すること。 3) 変更 (1) 提出済の見積設計図書については、原則として変更はしないものとする。ただし、発注者の指示及び 発注者と受注者との協議等により変更する場合はこの限りではない。 (2) 実施設計に先立ち、契約設計図書を提出すること。なお、契約設計図書に必要な事項が見積設計図書 としてすでに提出され、内容に変更がない場合は、見積設計図書を契約設計図書とすることができる。 (3) 実施設計期間中、見積設計図書の中に本仕様書に適合しない箇所が発見された場合及び本施設の機能 を全うすることができない箇所が発見された場合には、契約設計図書に対する改善変更を受注者の負 担において行う。 (4) 実施設計完了後に、本仕様書及び契約設計図書に適合しない箇所が発見された場合には、受注者の責 任においてこれらの図書に対する改善・変更を行う。 (5) 実施設計は、原則として契約設計図書によるものとする。契約設計図書に対し部分的変更を必要とす る場合には、機能及び管理上の内容が下回らない限度において、発注者の指示又は承諾を得て変更す ることができる。この場合、請負金額の増減は行わない。 (6) その他本工事の施工に当たって変更の必要が生じた場合は、発注者の定める契約事項によるものと する。 4) 性能と規模 本施設に採用する設備、装置及び機器類は、本施設の目的達成のために必要な能力と規模を有し、か つ、管理的経費の節減を十分考慮したものでなければならない。
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基幹的設備改良工事の進め方と工事の範囲
1 現施設の実態調査 2 延命化計画 基幹的設備・機器(主要機器)の更新等 の整備を、適切な時期に計画的に行うこ とにより、施設を延命化する計画。 基幹的設備・機器の更新等の整備(改良 工事・新品の機器工事) 3 CO2排出量の検証(データ収集) 4 地域計画の提出、交付金申請 ①炉本体、ボイラ、IDF、BF、照明設備(LED) ②ごみクレーン、燃焼設備、発電設備、DCS等 交付金の 条件 ② CO2=3%以上削減(交付金 1/3)、CO2=20%以上削減(交付金 1/2) ① 循環型社会形成推進地域計画の提出 A 基幹的設備改良工事(着手) B 長寿命化計画(施設保全計画)(国へ提出) 設備・機器に対し適切な保全方式及び機 器別管理基準を定め、適切な補修等の整 備を行って設備・機器の更新周期の延伸 を図る。 ①定期点検整備 ②日常の点検整備(機器の保全管理) ①保全方式の選定 ②機器別管理基準の設定・運用 ③機能診断の実施 ④維持・補修データの収集・整備 ⑤設備・機器の劣化・故障・寿命の予測 C 基幹的設備改良工事(竣工) D 引渡し性能試験(改良工事後) CO2 削減効果の検証(国へ提出)基幹的設備改良工事の範囲
年間CO2排出量・削減率 改良前 改良後 図2 基幹的設備改良工事の進め方と工事の範囲- 12 - 1.7 基幹的設備改良工事の機器仕様(概要) ① 焼却炉 全連続式火格子焼却炉 ② ボイラ 型 式 過熱器付自然循環式水管ボイラ 蒸 発 量 最大 約9.9 t/h×2基 蒸 気 圧 力 常用 25 kg/cm2G (2.45 MPa) ③ ろ過式集じん機 形 式 反応式バグフィルタ ④ 蒸気タービン(新設) 形 式 復水タービン タービン出力 500 kW以上
- 13 - 本施設の概要と公害防止基準は、表1 のとおりとする。 表1 施設の概要と公害防止条件の概要 施 設 名 東山クリーンセンター 施 設 所 管 北信保健衛生施設組合 施 設 所 在 地 長野県中野市大字中野 1308 番地 1 計画処理能力 130t/日(65 t /24hX2 炉) 建 設 年 度 着工: 平成 7 年 5 月 竣工: 平成10年3月 敷 地 面 積 17,600m2 建 築 面 積 2,880m2 処 理 方 式 全連続燃焼式火格子焼却炉 公 害 防 止 設計性能値 (性能保証値) 基幹改良工事前 基幹改良工事後 ば い じ ん 0.02g/m3N 以下 0.01g/m3N 以下 硫 黄 酸 化 物 30ppm 以下 30ppm 以下 窒 素 酸 化 物 120ppm 以下 120ppm 以下 塩 化 水 素 50ppm 以下 50ppm 以下 一酸化炭素 ― 30ppm以下 (O212%換算 4 時間移動平均) D X N 排 ガ ス 0.5ng-TEQ/m3N 以下 0.5ng-TEQ/m3N 以下 焼 却 灰 ― 3ng-TEQ/g以下 飛 灰 ― 3ng-TEQ/g以下 焼却灰の 熱灼減量 5%以下 5%以下 処 理 方 式 ① 受 入 ・ 供 給 : ピット&クレーン方式 給じん; プッシャ―式 ② 燃 焼: 乾燥;階段往復動式燃焼;階段往復動式後燃焼 ③ ガ ス 冷 却: 廃熱ボイラ方式 ④ 排 ガ ス 処 理 : バグフィルタ+乾式有害ガス除去装置 ⑤ 余 熱 利 用: 蒸気タービン発電、場内・場外給湯、道路融雪等 ⑥ 通 風: 平衡通風方式 ⑦ 灰 出 し: 焼却灰;灰押出装置+灰ピット 飛灰;キレート処理+ダストコンベヤ+灰ピット ⑧ 排 水 処 理: プラント排水;クローズドシステム ごみピット汚水;ごみピットに返送 設 備 仕 様 ① ご み ピ ッ ト : 容量 2,000m3 ② 火 格 子 燃 焼 率 : 149.4kg/m3・h (火格子面積 18.13m2) ③ 燃 焼 室 熱 負 荷 : 142,100~294,700 kJ/m3・h(炉容量 100m3) ④ 現 在 の 発 電 機 (廃 止 ) : 誘導発電機 最大 110kW×2基(高質ごみ焼却時) ⑤ バ グ フ ィ ル タ : 23,500m3N/h、排ガス温度:155℃(常用) ⑥ 押 込 送 風 機 : 300m3/min(20℃) ⑦ 誘 引 送 風 機 : 610m3/min(154℃) ⑧ 煙 突 : 高さ; 59m、頂部: φ1.5m ⑨ 蒸気タービン出力(廃止) : 205kW×2基 ⑩ 煙 突 高 さ : 59m、頂口経: 0.82m ⑪ タービン発電機(新設) : 500kW以上
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第2章 基幹的設備改良工事
2.1 一般事項 1 基幹的設備改良工事の工事範囲の考え方 基幹的設備改良工事における発電システムの基本フローを 図3「新設のごみ発電設備 (タービン棟)」に示す。 また、本仕様書で定める基幹的設備改良工事の所掌区分を 表3 「機器の更新・新設 一覧」に示す。 現施設と基幹的設備改良工事の処理システムを比較したものを 図7「東山クリーンセ ンター基幹的設備改良工事の対象範囲」に示す。 2 適用範囲 本設計仕様書は、北信保健衛生施設組合(以下「組合」という)が実施する 東山クリーンセンター基幹的設備改良工事に適用する。 3 所掌区分 建築工事関係とプラント工事関係の所掌区分は、本設計仕様書の分類による。 4 関係法令等の遵守 本改良工事の施工に当たっては、関係法令、技術基準、規格等を遵守すること。 「 関係法令等一覧」参照。 5 関係官公署の指導等 設計・施工に当たっては、関係官公署の指導等に従うこと。 6 環境影響評価書の遵守 本基幹的設備改良工事の設計・施工に当たっては、東山クリーンセンター建設におけ る「環境影響評価書」の内容(環境保全のための措置)を遵守すること。 7 官公署等申請への協力 契約後、行う官公署等への申請(国庫交付金を含む)については全面的に協力すること。 8 前払金及び部分払 前払金及び部分払いの支払回数、支払金額、支払時期等については、別途に示す「東 山クリーンセンター基幹的設備改良工事」の建設工事請負契約書に記載される規定によ る。- 15 - 9. 発電設備設置の目的(国への申請理由) 廃熱を有効使用するとともに、CO2を削減するために発電設備を新設する。 「廃棄物処理施設の基幹的設備改良マニュアル」(平成22年3月環境省)に示されて いるCO2削減対策として、大きく分けて下記の2つの方法がある。 (1) 機器の消費電力削減の組合せによる省エネルギー対策 (2) 余剰蒸気の有効活用によるエネルギー回収対策 「機器の消費電力削減」では、ファン類のインバータ化やコンプレッサの効率化 がCO2削減量の大部分を占める。 本施設は平成10年の竣工であり、機器類は効率の良い機器が含まれている。 このため、機器の使用状況にもよるが、一般的には「機器の消費電力削減対策」 による対策のみで、 3%以上の CO2削減率の達成は困難である。従って長寿命化計画 では「余剰蒸気の有効活用」による、CO2削減率を実施するものとした。 基幹的設備改良工事の施工に当たり延命化が必要な機器等については、長寿命化 計画を基本に対象機器の選定を行い、極力 CO2 削減対策につながるように留意する こと。 基幹的設備改良工事では、現状の蒸気タービンを廃止し、復水蒸気タービンを設 置する計画としているが、発電量の多い復水蒸気タービン発電機を設置するため、 タービン棟の新設(参考値: 約W10m×L20m×H20m)が必要となる。 現状の背圧式タービンを廃止し、復水式蒸気タービンを設置するときのフロー 図3「新設のごみ発電設備(タービン棟)」を参考に示す。
- 16 - 図3 新設のごみ発電設備(タービン棟)
廃止
現状の 背圧式 蒸気タービン 撤去高圧蒸気だめ
減温減圧器 蒸気タービン 給熱蒸気だめへボイラ
低圧蒸気復水器発電機
タービン棟(新設)
- 17 - 2.2 関係法令等の順守 本施設の設計施工に当たっては、下記関係法令、基準、規格等(最新版に準拠) を順守すること。 1)国の法令等 1. 品質確保法 2. 製造者責任法 3. 地球温暖化防止法 4. 各種リサイクル法 5. 廃棄物の処理及び清掃に関する法律 6. 環境基本法 7. 水質汚濁防止法 8. 騒音規制法 9. 振動規制法 10.悪臭防止法 11.大気汚染防止法 12.ダイオキシン類対策特別措置法 13.廃棄物処理施設内作業におけるダイオキシン類ばく露防止対策について (厚生労働省基発第401号) 14.水道法 15.消防法 16.建築基準法 17.建設業法 18.都市計画法 19.労働基準法 20.労働安全衛生法 21.作業環境測定法 22.電気事業法 23.電気工事士法 24.電気用品安全法 25.計量法 26.国等による環境物品等の調達に関する法律(グリーン購入法) 27.地方自治法 28.労働者災害補償保険法 29.環境基本法 30.循環型社会形成推進基本法 31.小型家電リサイクル法 32.地球温暖化対策の推進に関する法律 33.土壌汚染対策法
- 18 - 34.土壌の汚染に係る環境基準について 35.農用地の土壌の汚染防止に関する法律 36.農業取締法 37.電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達の関する特別措置法 38.航空法 39.電波法 40.有線電気通信法 41.計量法 42.高圧ガス取締法 43.毒物および劇物取締法 44.その他関係法令、規則、基準等 2)技術基準、規格等 1. 公共工事の品質確保の促進に関する施策を総合的に推進するための基本的な 方針について 2. 国土交通省直轄工事における品質確保促進ガイドライン 3. 廃棄物処理施設長寿命化計画作成の手引き(ごみ処理施設) 4. 危険物の規制に関する規則・政令 5. 一般高圧ガス保安規則 6. 特定化学物質等障害予防規則 7. 発電用火力設備に関する技術基準 8. 電気設備に関する技術基準 9. 電気工作物の溶接に関する技術基準 10.クレーン等安全規則 11.クレーン構造規格 12.クレーン過負荷防止装置構造規格 13.電気機械器具防爆構造規格 14.ボイラおよび圧力容器安全規則 15.ボイラ構造規格 16.圧力容器構造規格 17.日本工業規格(JIS) 18.電気規格調査会標準規格(JEC) 19.日本電機工業会標準規格(JEM) 20.電線技術委員会標準規格(JCS) 21.日本油圧工業会規格(JOHS) 22.内線規程 23.電気供給規程 24.ガス供給規程 25.ISO国際規格
- 19 - 26.ごみ焼却施設におけるダイオキシン類の対策について (労働省、労働基準局長) 27.ごみ処理施設整備の計画・設計要領(社団法人 全国都市清掃会議) 28.廃棄物処理施設の基幹的設備改良マニュアル (環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部廃棄物対策課) 29.循環型社会形成推進交付金交付要綱、 循環型社会形成推進交付金交付取扱要領 (環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部廃棄物対策課) 30.ごみ処理施設性能指針 31.高調波抑制対策技術指針 32.分散型電源系統連系技術指針 33.日本水道協会規格(JWWA) 34.電気学会規格 35.電気保安法による設備基準 36.電気設備技術基準・内線規程 37.電力会社供給規程、電力工事規程 38.日本建築学会規定及び構造設計基準 39.建築基準構造設計指針(建築学会) 40.公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編) (国土交通省大臣官房官庁営繕部監修) 41.機械設備工事監理指針(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修) 42.建築工事監理指針(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修) 43.公共建築工事標準仕様書(電気設備工事編) (国土交通省大臣官房官庁営繕部監修) 44.建築設備耐震設計施工指針(国土交通省住宅局建築指導課監修) 45.建築工事積算基準(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修) 46.建築工事標準詳細図(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修) 47.電気設備工事監理指針(国土交通省大臣官房官庁営繕部監修) 48.その他の関係法令、規則、規格、要綱、要領、指針等 3)長野県の条例・基準等 1. 長野県環境基本条例 2. 長野県公害防止に関する条例 3. 長野県廃棄物の適正な処理の確保に関する条例 4. 中野市環境保全に係る条例 5. その他関係条例、基準等
- 20 - 2.3 基幹的設備改良工事の設計条件 1 立地条件 1) 敷地面積 約 17,000 ㎡ 2) 都市計画事項 (1) 用途地域 指定なし (2) 防火地域 制限なし (3) 高度地区 指定なし (4) 建ぺい率 70% (5) 容積率 400% (6) 日影規制 適用除外 3) 周辺状況 「図4 周辺状況図」のとおり。 4) 敷地状況 (1) 現状地盤高 地形に関する資料は、別途提供する。 (2) 地 質 地質に関する資料は、別途提供する。 2. 設計・施工範囲 設計・施工にあたっては、各設備のシステム構成等について十分な協議を行い、 プラント全体の性能を保証する。 設計施工範囲は、プラントに係わる下記設備とする。 (1) 給じん設備 (2) 焼却炉本体設備 (3) 灰処理設備 (4) 排水処理設備 (5) 通風設備 (6) 煙道設備 (7) 集じん設備 (8) 煙突設備 (9) ボイラ設備 (10) 発電設備 (11) 余熱利用設備 (12) 蒸気復水設備 (13) 純水設備 (14) 電気設備 (15) 計装・自動制御設備 (16) 給水設備 (17) その他設備
- 21 - 3. 焼却炉形式 全連続燃焼式火格子焼却炉(廃熱ボイラ付) 4. ごみ種 可燃ごみ 5. ごみの低位発熱量 基幹的設備改良工事における低位発熱量の設定は、「表2 現施設建設時のごみ性状」 及び「第7章 関係資料」に掲載されている「関係資料8-1 ごみピットのごみ発熱量の 推移」並びに「8-2 DCS制御におけるごみ発熱量の推移」を参考として設計値を設定する こと。 なお、DCS制御におけるごみ発熱量の1時間値が、低位発熱量2,600 kcal/kg(最高値) をオーバーすること(3,000~3,400 kcal/kg)が1~3回/日(2~3日/週)程度見受けら れるため、低位発熱量の設定にあたっては、DCS制御におけるごみ発熱量の1日あたり の変化についても考慮すること。 6. ごみの性状 「表2 現施設建設時のごみ性状」を参照すること。 表2 現施設建設時のごみ性状 低位発熱量 kcal/kg 最高 2,600 基準 1,900 最低 1,100 三 成 分 ( w t %) 水分 39.1 50.9 65.9 灰分 7.3 6.2 4.8 可燃分 53.6 42.9 29.3 元 素 組 成 ( w t %) C 54.1 52.6 50.9 H 7.9 7.5 7.1 O 35.5 37.5 39.7 N 1.3 1.4 1.5 S 0.1 0.1 0.1 Cl 1.1 0.9 0.7 7. ごみの焼却条件 (1) 炉温(主燃焼室出口温度) 800℃以上 950℃以下(できる限り850℃以上を維持) (2) 焼却灰の熱しゃく減量 5%以下 (3) 炉出口酸素濃度 6%以上 [一酸化炭素 30ppm以下(4時間移動平均)] (4) バグフィルタ排ガス入口温度(常用) 155℃ 8. 焼却能力 (1) 標準焼却領域 標準焼却領域は、「5. ごみの低位発熱量」で設定する低位発熱量の範囲で、 公 称能力 65t/日・1炉の焼却を可能とする。なお、設計上の余裕率をとること。
- 22 - 9. タービン棟及び現在のプラントの耐震設計 プラント(基礎を含む。) の耐震性能は、施設全体の延命化を図るための一貫として 捉え、建築基準法等関係法令に準じて設計し、地震による二次災害が発生しないよう十 分考慮する。 10.プラント運転条件 プラントの運転は、下記の条件を考慮する。 (1) 通年運転 ① プラントは、原則として24時間通年運転とする。 ② 1炉を停止し、点検修理を行っても他の炉は支障なく運転できるようにする。 ③ 全炉停止は共通部分の定期点検等、やむを得ない場合以外行わない。 (2) 安全作業 ① 運転時における作業の安全を確保する。 ② 1炉運転時での電気設備、余熱利用設備等の共通部分を含む機器の点検修理にお いては、安全な作業が確保できること。 (3) 自動化 自動化を図ると共に、機側での操作、確認等をできるだけ減らすこと。 11. 設計条件 (1) 本仕様書で指定する材料のうち日本工業規格等で定めのあるものについては、適 合するものを使用する。なお、板厚は特に定めのない限り呼称であり、同規格で定 める許容差内にあるものを使用する。 (2) 装置、機器で給油を必要とするグリスニップルはピンタイプを標準とする。 給 油は、できるだけ集中給油化を図る。 (3) 原則としてアスベストを使用しない。 (4) タービン棟内グレーチング床のレベルは、極力建築床に合わせる。やむをえず段 差のある時は出入口に用途に応じて安全なスロープまたは階段等を設ける。また、 点検歩廊への昇降は原則としてさるばしごは避け、階段による。 (5) タービン棟内に設置される装置.機器までは、原則として幅員 1.0m以上の点検通 路を確保し、装置.機器の周囲は一周できるよう考慮する。 (6) タービン棟内において機材の運搬を手押車等で行う必要がある箇所は、原則とし て幅員 1.2m以上の通路を確保し、段差対策を考慮する。 (7) 重量が 100kgを超える装置.機器の上部等には、原則として荷役用のI ビーム(又 はフック)を設け作業空間を確保する。 (8) 機材搬出入用として必要箇所に電動ホイスト、ガイドレール及びフックを 設ける。 電動ホイスト、ガイドレール及びフックは機器の設置場所、搬出入経路を考慮して 設置する。 (9) 特に騒音の著しい装置・機器は、原則として減音対策をするか吸音構造の室に納
- 23 - める。 (10) 労働安全衛生法等による安全標識及び薬品の取扱に関する要領を明記した掲示 板並びに電気事業法等による標識を設置する。 (11) 排水溝蓋を鋼板製とする場合は埋込把手付とする。 (12) コンクリート造槽類は、すべて建築工事所掌(以下「建築所掌」という。)とす る。ただし、液面上下限警報装置等、特記あるものはプラント工事所掌(以下「プ ラント所掌」という。)とする。 (13)タンク及び槽の容量は、すべて有効容量とする。 (14)コンクリート造の槽は、原則として底部に水勾配をつけ釜場を設ける。槽の上部 に可搬式水中ポンプの出し入れのためのマンホールを設ける。 (15)槽類には、マンホールを設け、取付け位置は内部の点検清掃が容易な位置とする。 (16)汚水槽類には、原則として、水中ポンプ搬出入口、マンホール及び換気用マンホ ールを設ける。 (17)深さ 900mm以上の槽類及びタンク類には、内部足掛け金物(19mmφ以上)又はタラ ップを設ける。材質は耐食性を考慮する。 (18)タンク類には原則として排水管を設け、その取り出し位置はタンクの底部と する。 (19)ポンプには、原則として空転防止を考慮する。 (20)吸入側に正圧が確保されないポンプについては、吐出側の逆止弁はバイパス付と する。 (21)ポンプにフート弁を設ける場合は、ステンレス製開閉用鎖付とする。 (22)連続運転してレベル制御するポンプには、ミニマムフローを設ける。 (23)水中ポンプには簡易着脱装置(ステンレス製)を設ける。 (24)水中ポンプのケーブルは、水槽く体内に埋め込まない等、ポンプ交換の容易性 を考慮する。この場合、槽の気密も考慮する。なお、電源接続は原則として脱着可 能なコンセント方式(引っ掛け防水型)とする。 (25)槽類の水中ポンプ搬出入口上部には、原則として吊り上げ用装置(Iビーム、フッ ク、チェンブロック等)を設ける。 (26)ファン類のケーシングには、原則として点検清掃を考慮してマンホール及びドレ ン排出口(底部に取付)を設ける。 (27)運転管理のために、必要箇所に流量積算計を設ける。 (28)液面計には目盛板を設ける。 (29)機器配管が輻輳している箇所は、立体図を提出する。 (30)蒸気復水器等の吸音材は原則として多孔質磁気吸音材とする。
- 24 - 図4 周辺状況図
- 25 - 2.4 設計の前提条件 1) 設計方針 基幹的設備改良工事を実施するに当たっては、周辺環境との調和を図り、地元区と 協定している東山クリーンセンター公害防止条件を厳守するとともに、施設の運営管 理の効率性等を図るため、次の事項に留意する。 (1) 周辺環境に対する配慮 設備はできる限り工場棟内におさめ、タービン棟の外観は材質や色彩等を考慮 して、周囲との調和を図る。 建物は、現施設及び北信濃の風士と歴史に調和し、周囲の景観と違和感のない よう配慮した外観デザインとする (2)タービン棟のコンパクト化 タービン棟が周辺環境へ与える圧迫感を軽減するため、高さを低くするなどで きるだけコンパクト化に努める。 (3) 災害に対する安全性 労働安全衛生法、建築基準法、消防法等の関係法令に準拠するとともに、災害 要因(特に地震、火災、台風)に対する安全に十分留意する。 (4) 公害防止 公害防止関係法令を遵守するとともに、周辺環境に悪影響を与えないための必 要な措置を講じて、工場周辺住民から苦情の出ないよう十分配慮する。 (5) ごみ処理の安定性 年間を通じ季節、気候、昼夜の別なく、支障なく運転稼働できる施設とする。 (6) 運営管理の効率性 工場は、必要最小限の人員で運営管理できるようにする。 プラント操業及び建築設備運転は、中央集中管理方式とし、出来るだけ自動化を はかる。 (7) 運転管理の信頼性 プラント設備及び建築設備は信頼性の高い設備とする。 計装・制御設備に対しては外乱による機能の毀損防止を考慮した信頼性の高い設 備とする。 (8) 運転管理等の安全性 運転管理上の安全確保(保守の容易性、作業の安全性、各種保安装置の設置等) 及び見学者の安全確保には十分留意する。 (9) 経済性 全体的に、初期コスト及び運転維持管理コストの両面からみて、経済効率の高い 施設とする。
- 26 - (10) 作業環境 関係法令に準拠して安全・衛生設備を完備するとともに、作業環境を良好な状態 にに保つよう換気、騒音・振動防止、粉じんの飛散防止、必要な照度の確保及び適 切なスペースの確保に心がける。 また、作業中のダイオキシン類濃度は、「ダイオキシン類による健康障害防止の ための対策要綱」(環境省)に定められている管理濃度である2.5pg‐TEQ/㎥以下と する。 各種設備の音源による騒音は、下表を目途とする。 「各室騒音基準値」 (11) 省資源・省エネルギー できるだけ消費エネルギーの低減及び省資源化を図るとともに、工場より発生 する熱エネルギーの有効利用に努める。 (12) 設備更新 将来におけるプラント等の更新を考慮して、タービン棟を計画する。 (13) 維持管理の容易性 タービン棟はプラント等設備機器の取替・補修が容易となるよう考慮して、機 器配置及び機材搬入動線等を計画する。 (14) 施設見学者への対応 国内外の施設見学者への対応として、見学者動線に十分配慮する。 (15) 寒冷地対策 寒冷地に立地するため、寒冷地対策を施すこと。 2) プラント主要諸元 (1) 炉の種類 全連続燃焼式火格子焼却炉(ボイラ付) (2) 炉の規模 130t/日(65トン/日・炉× 2 基) (3) 炉の数 2基 (4) 基幹的設備改良工事プラントシステム 「図5 基幹的設備改良工事のプラントシステムフロー」を参照のこと。 室 名 騒音基準値 一般居室 PNC45 職員控室 PNC40
- 27 - 3) 設計対象人員 居室面積、給排水設備等の規模・容量の算定は、下表「設計対象人員」を参考 とする。 「設計対象人員」 区 分 人員 工場長 1名 工場長補佐 1名 管理係 管理係長 1名 管理係 3名 業務第一係 業務第一係長 1名 電気主任技術者 1名 ボイラタービン主任技術者(代務者) 1名 運転操作職員 3名×4班=12名 12名 合 計 21名 4) ごみの搬入 (1) 搬入経路 「図8 タービン棟配置計画図及びごみ・灰搬出入経路」参照 (2) 搬入量及び搬入台数 ① 搬入量 平均 70トン/日、最大 100トン/日(週6日平均) ② 搬入台数 約65台/日 5) 焼却灰等の搬出 (1) 搬出経路 「図8 タービン棟配置計画図及びごみ・灰搬出入経路」参照 (2) 搬出量及び搬出台数 ①搬出量 約7 t/日(週 6日平均) ②搬出台数 約7 台/週(6 t車) 6) 車両の最大仕様(参考) 車両の最大仕様は下表「車両の最大仕様」による。 「車両の最大仕様」 全長(mm) 全幅(mm) 全高(mm) 総重量(kg) 軸距離(mm) 最小回転半径(mm) ごみ搬入車 8,400 2,500 3,400 20,000 4,500 6,000 灰搬出車 6,000 2 300 2,700 8,000 2,500 5 200
- 28 - 7) 配置計画 (1) タービン棟等施設配置計画 タービン棟の配置に当たっては、以下の各項によるほか、「図8 タービン棟配置計 画図及びごみ・灰搬出入経路」を基本とする。 タービン棟に付属する施設は、清掃車の動線計画に支障のないよう、かつ、利便性 を考慮して配置する。 (2) 外構 ① 構内道路 タービン棟外周に、構内の必要箇所に出入できる道路を設ける。この際、駐車場 及び市道等との関係を考慮し利便性・安全性を考え計画する。 ② 駐車場 空地を有効に活用し、タービン棟との動線を考えた駐車スペースを配置する。 ③ 囲障 敷地周囲の必要箇所に囲障を設ける。 ④ 構内緑地 タービン棟の外周部に、緑地を設ける。 8) ユーティリティ条件 (1)上水道 ① 取水可能量 135㎥/日 既存設備を利用し、必要に応じ改修する。 本管管径 既存施設に同じ (2) 下水道(分流式) ① 汚水排水 ア.排水可能量 40㎥/日 イ.排水接続位置 既存設備を利用し、必要に応じ改修する。 (3) ガス ① ガスの種類 プロパンガス (4)電力 ① 受電電圧 6,60O V(引込済) 既存設備を利用し、必要に応じ改修する。 (5)電話 ① 回線数 3回線(引込済) 既存設備を利用し、必要に応じ改修する。
- 29 - 9) 余熱利用の現状 ごみの焼却熱は、ボイラ設備で回収し、場内プラント・建築関係での利用と場外 の工場搬入路の融雪対策及び農村環境改善センター給湯用として使用している。 給熱先 ①場内建築関係 ア. 工場棟給湯 イ. 工場棟暖房 ウ. 工場棟冷房 エ. 構内搬入路(プラットホーム全面を含む)融雪 ③場外 ○農村環境改善センター給湯 ○搬入道路融雪 2.5 現施設の処理フローと基幹的設備改良工事の更新フロー 「図7 東山クリーンセンター基幹的設備改良工事の対象範囲」に現施設の処理フロー 及び基幹的設備改良工事の処理フローの比較を示す。 基幹的設備改良工事を行わない機器も含めて性能保証を行うこと。
- 30 - 図 5 基幹的設備改 良工事のプラ ント システム フロ ー
- 31 -
図
6
現施設の
- 32 -
純水装置
灰処理設備
ごみ
焼却炉
廃熱ボイラ
滅温塔
所内負荷用
余熱利用設備
灰ピット
白煙防止装置
SAH
融雪設備(道路、建屋等)
駆動用蒸気タービン
集じん灰飛灰処理設備
ろ過式集じん機
補助ボイラ
燃焼用空気無機排水処理設備
蒸気復水器
再利用水
発電機
埋 立
熱供給IDF
蒸気処理飛灰
ごみ
焼却炉
滅温塔灰ピット
SAH復水式蒸気タービン
集じん灰飛灰処理設備
ろ過式集じん機
補助ボイラ
無機排水処理設備
蒸気復水器
再利用水
埋 立
蒸気廃熱ボイラ
余熱利用設備
熱供給
純水装置
灰処理設備
燃焼用空気処理飛灰
現
在
の
プ
ラ
ン
ト
機
器
基
幹
的
設
備
改
良
工
事
の
プ
ラ
ン
ト
機
器
:撤去 :使用停止 煙防止装 置タービン棟
:新設図7 東山クリーンセンター基幹的設備改良工事の対象範囲
煙 突 煙 突給じん装置
却炉
給じん装置
却炉
融雪設備(道路、建屋等)
:更新IDF
計装・自動制御設備
電気設備
計装・自動制御設備
電気設備
通風設備
通風設備
ド ラ ム ド ラ ム- 34 -
図
8
タービン棟配置計画図及びごみ・灰搬出入経路
東山クリー ンセンタ ー 搬入路- 35 - 2.6 基幹的設備改良工事のプラント機器の更新・新設設備一覧 主な新設機器や仕様変更は、復水蒸気タービン発電機(500kW以上)、低圧蒸気復水器、減温減 圧器、機器冷却塔、タービン棟等である。本施設における長寿命化計画(延命化計画)に基づく 基幹的設備改良工事は 「表3 機器の更新・新設一覧」に示す。 表3 機器の更新・新設一覧(1/5) 節 番号 設備 名称 機器名称 機器 数量 交付金 設備改造等の対策 対策の 目的 及び効果 対象 対象外 1 1 給じん 設備 ごみホッパ 2基 ○ ホッパ形状を燃焼装置の 形式変更(形状変更)1こ 合わせ、水冷式から空冷 式に変更して更新。 2 ごみホッパブリッ ジ解除装置 2組 ○ 3 ホッパゲート 2基 ○ 安定燃焼 4 ごみクレーン 2基 ○ 横行装置、走行装置を高 効率モータ等に更新、合 わ せ て 装 置 全 体 を更 新 (部分更新) 2 1 焼却炉 本体 設備 炉本体鉄骨及ぴケ ーシング 2炉分 ○ 炉本体鉄骨及びケーシン グを燃焼装置の形式変更 (形状変更)1こ合わせて 更新。 2 耐火物築炉 2炉分 ○ 耐火物築炉を燃焼装置の 形式変更(形状変更)に合 わせて更新。 安定燃焼 3 燃焼装置 (給じん装置) 2基 ○ ごみの高カロリー化に対 応した安定燃焼を目的と して、ストーカ形式を変 更して更新。 4 燃焼装置 (乾燥・燃焼ストー カ) 2基 ○ 5 ストーカ駆動装置 (油圧装置&油圧シ リンダ) 2台 ○ 油圧シリンダ(給じん装 置用及び乾燥・燃焼スト ーカ用)を燃焼装置の形 式変更(形状変更)に合わ せて更新。(部分更新) 6 スタートバーナ 2台 ○ 燃焼装置の焼損防止のた めに、バーナの設置角度 を変更し、火炎の方向を 調整する。 安定燃焼 7 ストーカ下ホッパ 及シュート (ダンパ、伸縮継手 含む) 2炉分 ○ ストーカ下シュート(給 じん装置用、乾燥・燃焼 ストーカ用)を燃焼装置 の形式変更(形状変更)に 合わせて更新。 安定燃焼 8 主灰ホッパ及 シュート 2炉分 ○ 9 主灰シュートブリ ッジ解除装置 2炉分 ○ 10 点検歩廊 (焼却炉) ○ 点検歩廊を燃焼装置の形 式変更(形状変更)に合わ せて更新。 安定燃焼 11 タール対策装置 2炉分 ○ 撤去
- 36 - 表3 機器の更新・新設一覧(2/5) 節 番号 設備 名称 機器名称 機器 数量 交付金 設備改造等の対策 対策の 目的 及び効果 対象 対象外 3 1 灰処理 設備 灰押出装置 2台 ○ 老朽化に伴い更新 安定燃焼 2 灰押出装置 シュート 2基 ○ 老朽化に伴い更新 3 灰押出装置油圧 シリンダ 2組 ○ 老朽化に伴い更新 4 灰押出装置排出 シュート 2基 ○ 老朽化に伴い更新 5 スプレっダー 2基 ○ 高効率モータを採用更新 場 内 使 用 電力削減 落下灰搬出装置 2基 ○ 高効率モータを採用更新 飛灰処理装置 定量フィーダ 2台 ○ 高効率モータを採用 更新 6 飛灰処理装置 飛灰混練機 2台 ○ 高効率モータを採用 更新 7 飛灰処理装置 飛灰処理コンベヤ 1台 ○ 高効率モータを採用 更新 8 飛灰処理装置 液体キレート希釈 槽 2台 ○ 老朽化に伴い更新 4 1 排水処理設備 塩酸貯槽 1基 ○ 老朽化に伴い更新 5 1 通風 設備 燃焼用空気及二次燃 焼用空気ダクト 2炉分 ○ 燃焼用空気及二次燃 焼用空気ダクトを燃 焼 装 置 の 形 式 変 更 (形状変更)に合わせ で部分更新。 安定燃焼 2 風道ダンパ 2炉分 ○ 風道ダンパを燃焼装 置の形式変更(形状 変更)に合わせて 部分更新。 6 1 煙道 設備 誘 引 フ ァ ン 電 動 機 (誘導発電機) 2台 ○ 蒸気タービン及び発 電 機 の 能 力 ア ッ プ (蒸気タービン)に伴 う電動機更新。 発電量 増大 2 誘引ファン室点検用 ガングウェイ 1式 ○ 蒸気タービン(背圧 式)撤去に伴う改造 3 流 体 継 手 ( 誘 引 フ ァ ン用) 2台 ○ 蒸気タービンを背圧 式から復水式に変更 して更新するため 撤去 4 蒸 気 タ ー ビ ン ( 背 圧 式) 2基 ○ 7 1 発電設 備 (既設) 蒸気タービン起動盤 2面 ○ 蒸気タービン(背圧 式)及び誘導発電機 廃止に伴う撤去 2 誘導発電機盤 2面 ○
- 37 - 表3 機器の更新・新設一覧(3/5) 節 番号 設備 名称 機器名称 機器 数量 交付金 設備改造等の対策 対策の 目的 及び効果 対象 対象外 8 1 集じん 設備 飛灰集合コンベア 2基 ○ 高効率モータを採用して 更新。 場内使用電 力削減 2 減温塔ダストコンベ ア 2基 ○ 高効率モータを採用して 更新。 3 集じん設備用圧縮空 気供給装置 2基 ○ 駆動制御方式をインバー タ式に変更して更新。 4 窒素酸化物除去装置 尿素貯蔵 1基 ○ 老朽化に伴い更新 安定燃焼 5 窒素酸化物除去装置 尿素貯槽用ヒータ 1式 ○ 老朽化に伴い更新 9 1 ボイラ 設備 ボイラ給水ポンプ 3台 ○ 高効率モータを採用して 更新。 場内使用電 力削減 10 1 発電 設備 (新設) 蒸気タービン (復水式) 1式 ○ 蒸気タービンを背圧式か ら復水式に変更し、出力 を増強して新設。 2 タービンバイパス 装置 1式 ○ 発電量増強に伴い、余剰 蒸気圧蒸気復水器で処理 するため新設。 3 タービンバイパス 減温水ボンプ 2台 ○ 新設 4 タービンドレン タンク 1基 ○ タ ー ビ ン 形 式 変 更 に 伴 い、タービンドレン水を 処理するために新設。 5 タービンドレン ポンプ 2台 ○ 新設 発電量増大 6 タービン発電機冷却 水受水槽 1基 ○ タ ー ビ ン 形 式 変 更 に 伴 い、水冷式冷却機を新設。 7 タービン発電機冷却 水循環塔 1基 ○ 新設 8 タービン発電機冷却 水循環ボンプ 2台 ○ 新設 11 1 蒸 気 復 水設備 低圧蒸気復水器 1基 ○ 蒸気タービン形式変更に 伴う新設。 2 脱気器給水ポンプ 3台 ○ 高効率モータを採用して 更新。 場内使用電 力削減
- 38 - 表3 機器の更新・新設一覧(4/5) 節 番号 設備名 称 機器名称 機器 数量 交付金 設備改造等の対策 対策の 目的 及び効果 対象 対象外 12 1 電気 設備 低圧動力制御盤 ( コ ン ト ロ ー ル セ ンター) 1式 ○ PLC更新 2 低圧動力制御盤 ( 排 水 処 理 動 力 制 御盤) 1式 ○ PLC更新 3 高調波フィルタ盤 1面 ○ 高圧蒸気復水器及ぴター ビン排気復水器廃止、低 圧蒸気復水器新設、誘引 ファン高効率化に伴う容 量変更 更新。 4 インバータ盤 1式 ○ ○ ① 交付金対象:発電能力 増強に伴う撤去及び 新設 (撤去3面、新設3面) ② 交付金対象外:その他 のインバータ盤 更新工事 (2面) 発電量 増大 13 1 計装・ 自動 制御設 備 プラント用電子計 算機 1式 ○ 燃焼装置、蒸気タービン、 蒸気復水器等を改造更新 することによる制御シス テム改造、変更。 2 運転支援処理 装置 1式 ○ 燃焼装置、蒸気タービン、 蒸気復水器等を改造更新 することによる制御シス テム改造、変更。 3 管理用処理装置 1式 ○ 燃焼装置、蒸気タービン、 蒸気復水器等を改造更新 することによる制御シス テム改造、変更。 4 車 両 検 出 装 置 ( 光 電管) 1式 ○ 更新 5 計装用空気圧縮機 2台 ○ 駆動制御方式をインバー タ式に変更して更新。 場 内 使 用 電力削減
- 39 - 表3 機器の更新・新設一覧(5/5) 節 番号 設備 名称 機器名称 機器 数量 交付金 設備改造等の対策 対策の 目的 及び効果 対象 対象外 14 1 給水設 備 冷却水冷却塔 1基 ○ 更新 15 1 その他 設備 空気圧縮機 2台 ○ 駆動制御方式をインバー タ式に変更して更新 場内使用電 力削減 2 設 備 機 器 説 明 装 置及び説明板 6箇所 ○ 更新 3 電動ホイスト 1台 ○ 蒸気タービン(復水式)設 置に伴しメンテナンスホ イストを設置。新設 4 配管工事 1式 ○ ○ ① 交付金対象:交付金対 象機器の更新、新設に 伴うもの。 ② 交付金対象外:その他 機器の更新に伴うも の。 ①場内使用 電力削減 ②発電量 増大 16 1 土木・ 建築 設備 タービン棟 1棟 ○ 蒸気タービン及び低圧蒸 気復水器を収納する建屋 を設置。新設 発電量 増大 ゛
- 40 - 2.7 設備・装置の状況(延命化計画による) 本施設の設備状況(平成24年現在)を、「表4 設備・装置の状況」に示す。 表4 設備・装置の状況(1/2) (参考) 設備名 装 置 名 状 況 現 状 1 給じん設備 ごみ計量機 本体に問題はなく、定期点検の整備により対 応されている。 良 せん断式破砕機 持込ごみ・可燃性粗 大ごみ受入装置 平成22年度整備済みされ、定期的に整備され ている。 支障なし ごみ投入扉 ごみピットゲート No.1、2、3号とも本体下部に塗装剥離があり、 一部腐食が発生している。雑多な汚水と床洗 浄水により、腐食が発生しやすい。材質等も 考慮した整備が必要と考えられる。 油圧装置は油もれがある。 要補修 2 燃焼設備 ごみクレーン(本体) クレーンバケットはよいが、ごみクレーン本 体はほこりの影響や経年劣化により、機器で 劣化している部分がある。 要更新 焼却炉 ケーシング H23補修済みであるが、熱歪みが大きい。特 に乾燥・燃焼ストーカの後面ケーシングの熱 歪みが大きい。 要補修 耐火物(築炉) 1号・2号炉とも煉瓦が迫出し、キャスタブル にクラックや欠落の損傷がある。なお、クリ ンカーの付着は早目の撤去が望ましい。 要整備 クリンカ防止装置 空冷壁ボックスが大きく歪んでいるため、設 備の取替えが必要となっている。 要整備 ストーカ 1号・2号炉の給じんプッシャー先端部当て板 が腐食している。乾燥帯、燃焼帯火格子に不 陸がある。経年によりストーカフレームに歪 があり補修が必要である。 また、ストーカ下への落じん対策が必要で ある 要整備 ポンプ・送風機・ 油圧装置・モータ 経年劣化によるファンのケーシング及び軸 の継手部、バルブ等に腐食、摩耗等が生じる ており、部品の交換等早目の対処が必要であ る。 要整備 3 純水設備 純水装置 支障なし 支障なし 4 通風設備 空気予熱器 支障なし 支障なし 5 煙道設備 蒸気タービン 定期的に整備しているが、経年劣化している 部分もあり、二酸化炭素排出削減の対策とし て蒸気タービンの能力アップが必要である。 要改修
- 41 - 表4 設備・装置の状況(2/2) (参考) 設備名 装 置 名 状 況 現 状 6 ボイラ設備 ボイラ及び付属 機器 ① 毎年の定期検査により対処されている が、経年によるボイラチューブ等の減肉 と溶接部の強度劣化が懸念される。 ② 蒸気復水器、ドラム、脱気器、蒸気だめ 等の本体の経年劣化とともに、1炉運転 に伴う支障(2炉運転の仕様となっている ため、過冷却となっている)は見られる。 ③ 同時に温度計、圧力計等の交換も必要で ある。 ④ 復水器は、蒸気漏れのため封鎖したフィ ンチューブがあり、冷却能力が低下して いる。また復水器からの水漏れにより、 冷却ファンにサビが発生している。 要整備 ろ過式集塵機 ろ布の交換はH17、18年度に1号、2号の各々 が交換されており、外見上には支障はない。 支障なし 薬剤注入装置 支障はない。 支障なし バグフイルタ 支障はない。 支障なし 助剤注入装置 支障はない。 支障なし 7 通風設備 煙道設備 排ガスダクト煙突 煙突継手部エキスパンションサビ腐食、サン プリング付近のラギング腐食、アンカープレ ートサビ腐食しており、今後補修が必要であ る。 要整備 8 灰処理設備 落下灰搬出装置 炉下コンベヤ ストーカ下シュートとのジョイント部フラ ンジサビ腐食。 ヘッド部架台基礎廻りサビ腐食。 要整備 灰搬出装置 主灰コンベヤ リターン部駆動装置減速機腐食。 架台基礎部サビ腐食。 要整備 灰押出し装置 ケーシング腐食。 要更新 9 電気・計装 自動制御設 備 中央操作室 H21にDCS及び監視用モニターが更新されて いる。 各現場盤、配線・配管、各所コンセントにつ いても現状問題はないが、函体にサビ腐食が ある。 要整備 10 建築設備 管理棟内装 外壁 工場棟 内装は綺麗に維持されており問題はないが、 多少の汚れは見受けられる。また、焼却灰搬 出コンベヤのテール部付近の床が漏水して いる。 要補修 鉄骨構造体 排水処理室、高架水槽室にサビ腐食が見られ るが、支障はない。 要整備
- 42 - 2.8 基幹的設備改良工事対象機器 1. 給じん設備 1.1 ごみピットゲート【整備】 本ゲートは、プラットホームからごみピットへのごみ投入口に設置されているゲートで、 油圧駆動シリンダにより開閉する。 (1) 形式 観音開き式 (2) 数量 4門(ごみピット用ゲート3門、粗大ゴミ用ゲート1門) (3) 主要仕様 有効開口 ごみピット用ゲート 巾3,000mm 高さ6,000mm 粗大ゴミ用ゲート 巾3,000mm 高さ6,200mm 開閉時間 約10秒 開閉操作 遠隔手動、現場手動、自動 駆動方式 油圧駆動 主要部材質 SS400 3.2tmm 両面張り (4) 整備範囲 扉体 4門【整備】 駆動装置 1式【整備】 油圧シリンダ 4基【更新】 (5) 設計仕様 ① ゴミ汚水等による腐食を考慮し、扉体を耐久性のある材質(例えばステンレス鋼板等)で整 備すること。 ② 消費電力削減のため、駆動装置のうち油圧シリンダ及び回転する部分(下部ヒンジ、上部 スリーブ等)の消耗部品を交換する。 ③ ゴミピット内への空気の漏れ込を防ぐためのエアタイト等の部品交換を行うこと。 1.2 ごみクレーン【部分更新】 本装置は、ごみピット上部に設置し、自動運転及びクレーン制御室からの遠隔操作により、 ピットからホッパへの給じん及びピット内のごみの混合・整理・積上げに使用する。 本工事では、省エネ化を図るため横行用クラブトロリの電動機を高効率式に更新し、巻上 げ装置、横行装置等を更新する。 (1)形式 屋内用ポリップバケット付天井走行クレーン (2)数量 2 基 (3)主要仕様 ① 吊上荷重 4.1t ② 定格荷重 1.9t ③ バケット 形式 油圧式ポリップバケット ④ バケット切取容量 3.8m2
- 43 - (4)整備範囲 (1) 巻上装置及び横行装置(クラブトロリ) 2基 【更新】 (2) 走行装置(走行車輪含む) 2基 【更新】 (3) バケット 2基 【整備】 (4) 横行用電動機(高効率電動機) 2基 【更新】 (5) 走行用電動機(高効率電動機) 2基 【更新】 (6) 制御装置(電気設備工事範囲) 1式 【部分更新】 (7) 電気配線・配管の離線・復旧(電気設備工事範囲) 1式 【部分更新】 1.3 ごみホッパ 本ホッパは、ごみクレーンで投入されたごみを炉内の燃焼装置の送りに応じて、ブリッジ を起こすことがないよう連続的に供給できる形状とし、また、供給口のごみにより、炉内燃 焼ガスのシールを行う。経年劣化により水冷ジャッケト部からの水漏事故が発生しているこ とから、更新にあたっては現行の水冷式から空冷式に変更するなどの対応を検討すること。 1) ごみホッパ本体【更新】 (1) 形 式 冷却シュート付特殊形状溶接鋼板製 (2) 数 量 2 基(1 炉につき1 基) (3) 主要項目(1 基につき) ① 容量 20m3(シュート部を含む) ② 材質 一般構造用圧延鋼 ③ 板厚 9.0mm 厚以上(ただし、ホッパ傾斜部の底板は12mm 厚以上) ④ 寸法 投入口寸法 巾4000×奥行4600mm シュート出口寸法 巾2430×奥行800mm ⑤ ブリッジ検出装置形式 マイクロ波式 ⑥ 点検口形式 密閉構造形 (4) 整備範囲 ① 装置本体 2 基 ② ホッパゲート 2 基(スイング形、油圧方式) (5) 設計基準 下部シュートの冷却方式を水冷式から空冷式に変更する。 2) ごみホッパブリッジ解除装置【更新】 (1) 形 式 油圧往復動形 (2) 数 量 2 組(1 炉1 組) (3) 主要項目(1 基につき)
- 44 - ① 押込力 約12t ② 引抜力 約8.3t ③ 作業ストローク 1000mm ④ 駆動方式 油圧シリンダ駆動方式 ⑤ 設置場所 ごみホッパシュート部 (4) 設計基準 ごみブリッジの解除を容易に行えるよう、もっとも適切な方法、位置を検討し、設置する こと。 2. 焼却炉本体設備 2.1 炉本体鉄骨及びケーシング【部分更新】 炉体鉄骨は、炉体を支えるのに十分な強度と剛性を有する構造とすること。 炉体の外周には、各部の温度上昇に応じた耐火材及び断熱材を使用し、放熱を極力防止する こと。また、炉全体の気密を保つために全周囲を鋼板で囲み、溶接により可能な限り密閉構造 とする。 乾燥・燃焼ストーカの型式を変更し、安定燃焼及び熱回収量の増加に向けた部分更新をする。 (1)形 式 全鋼板囲製耐震鉄骨形 (2)数 量 2 基 (3)主要項目(1 基につき) ① 鉄骨 一般構造用圧延鋼及び溶接構造用圧延鋼 ② ケーシング 一般構造用圧延鋼4.5mm 厚以上 (4)整備範囲 ① 炉本体鉄骨 2 基 ② ケーシング 2 基 ③ のぞき窓及びマンホール 1式 (5)設計基準 ① 炉体外周には、適所にのぞき窓及びマンホールを設け、点検、清掃及び修理を考慮し た構造とする。 ② 炉体ケーシング表面温度は、原則として80℃以下とする。 ③ 水平荷重は、建築構造が負担しないこととする。 (6) ストーカ付近のケーシングは、熱による変形を起こさない厚さとするとともに、適切な箇 所にステーを配置するなど、強度補強を行うこと。