踏切内レールの腐食量に関する一考察 鉄道総合技術研究所
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(2) レール底面凹凸(mm). 4.0. 底部厚減少量. 3.0. レール底面凹凸(mm). 土木学会第66回年次学術講演会(平成23年度). Ⅳ‑117. No.11. 2.0 1.0 0.0 -1.0. 締結位置. 締結位置. 締結位置. -2.0. 0. 200. 400. 600. 800. 4.0. No.2. 3.0 底部厚減少量. 2.0 1.0 0.0 -1.0. 締結位置. 締結位置. -2.0. 1000. 0. 200. レール長さ方向距離(mm). 400. 600. 800. 1000. レール長さ方向距離(mm). (a) 締結位置で底部厚減少量が最大となる例. (b) 締結位置間で底部厚減少量が最大となる例. 図3 レール底面凹凸量測定結果の例 6. レール底部幅方向の腐食量の最大値を読み取った。 3.測定結果 図4に、最大底側部腐食量が 13.5mm となった 1 本を除く 11 本の 踏切内レールの最大底部厚減少量と最大底側部腐食量の関係を示 す。また、測定の結果、以下のことが分かった。 1) 12 本中 8 本のレールの底部厚減少量が、レール底面と軌道パッ ドが接触する締結位置で最大となった。. 最大底部厚減少量(mm). ② 底側部腐食量. 5 4 3 2 1. 0. 2) 12 本中 7 本のレールの底側部腐食量が締結位置で最大となった。 4) 最大底部厚減少量は 1.5~4.6mm、最大底側部腐食量は 13.5mm となった 1 本を除くと 1.0~5.0mm であった。 5) 底側部の腐食が進行したレールでは、底部厚の減少もある程度. 0. 1 2 3 4 5 最大底側部腐食量(mm). 6. 図4 最大底部厚減少量と 最大底側部腐食量の関係. 進行していた(図4) 。 6) 最大底側部腐食量が 13.5mm となったレールの最大底部厚減少量は 2.3mm であった。 4.考察 踏切内レールの腐食および電食の発生状況を調査した結果、底面および底側部の腐食の形態には様々なケー スがあり、締結位置で底部厚が最大となる場合とそうでない場合があった。この要因としては、レール底面と 軌道パッドの当たり方や腐食環境の違いによるものと考えられる。また、底側部で腐食が進行しているレール では、底面でもある程度腐食が進行している傾向が認められた。この結果は、底部厚減少量を管理することで 底側部が腐食しているレールをある程度管理できる可能性を示唆している。それにより、腐食量と、底側部が 腐食および電食したレールの曲げ疲労試験による余寿命の評価結果から、レールの余寿命の評価が可能になる と考えられる。 なお、底側部で大きく腐食しながら底部厚が減少していなかったレール 1 本については、底側部の腐食部位 が他の 11 本のレールと比較してレール長手方向に長いことは確認されているが、そうした腐食形態に至る要 因については特定されていない。そのため、今後も、腐食形態や摩耗量を含め、様々な観点からレール余寿命 の評価についての検討を進めていく必要があると考えられる。 5.まとめ 本稿で述べた調査結果および一考察は、限定的なサンプルに基づくものであることから、今後も同様の調査 を継続してサンプル数を増やすとともに、レールの曲げ疲労試験を進め、腐食および電食したレールの腐食量 と余寿命の関係を明らかにし、それによってレールの管理に寄与するデータを得るための研究を進めていく。 参考文献 1) 弟子丸将他:腐食および電食レールの余寿命と腐食量の研究、第 63 回土木学会年次学術講演概要集、2008. ‑234‑.
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