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無信号小交差点における進入車両挙動パターンの分析

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Academic year: 2022

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(1)IV-033. 無信号小交差点における進入車両挙動パターンの分析. 徳島大学大学院. 学生会員. ○吉浦. 雄介. 徳島大学工学部. 正会員. 山中. 英生. 流通科学大学. 正会員. 三谷. 哲雄. 1.はじめに 1. はじめに 地区内では交通事故は交差点とその付近に大半が生じ、しかもその多くが出合頭事故となっている。本研 究では、事故発生状況の異なる交差点に着目して進入車両挙動の違いを分析した。 具体的には、各交差点に進入する車の車種、速度変化を分類し、危険な車両挙動パターンを抽出して、交差 点における事故発生状況や見通し等の交差点形状との関連を分析した。 2.調 査 対 象 交 差 点 の 選 定 と 特 徴 本研究では事故データベースを開発した加古川市を対象地区としている。この地区内で、出合頭事故の発 生状況を分析した。この結果から出合頭事故の集中している地区について、その中で多発している交差点(A) と未発生の交差点(B)、さらに集中地区以外で事故は発生していないが、住民等から危険性を指摘すること の多い潜在的危険性交差点(C)の 3 交差点を選定した。表-1 に 3 交差点の概要を示す。優先側の交通量は 時間あたり 100〜200 台で、非優先側は優先側の 1/3〜1/5 となっている。幅員は 5m程度と 7〜10mである。 表 - 1調査対象とした交差点. 優先側 非優先側 98年から99年にかけての 交差点 出合頭事故件数 道路幅員 交通量 見通し距離 道路幅員 交通量 見通し距離 (m) (台/時) (m) (m) (台/時) (m) (件) A B C. 3 0 0. 5.0 4.8 10.2. 104 163 196. 44.7m. 民家. 民家. 33.5m. P. 民 家. P. 民家. 店. 喫茶店. 民家. P. とまれ. マンション. 民家. 民家. 民 家. 喫茶店. 路側帯. 民家 5.0m. とまれ. P. 民家. 民 家. 民 家. 電信柱の表示. 平岡町新在家地区. 図-2. 2.3m. 民 家. 優先側 民 家. 民 家. カメラ設置表示. P. ミラー・標識の表示. 38.1m. 33.3m. A地点詳細図. 縁石. 撮影範囲. ミラー・標識の表示. 図-1. マンション. 駐輪場. カメラ設置表示. 5.8m. 5.8m. 民 家. とまれ. 5.0m. P. 営業所. 家. 民 家. 3.3m. 2.2m. 2.2m. 民 家. 民 家. 美 容 院. 民 家. 2.3m. 民 家. 民 家. P. 郵 便 局. 民 家. 民 家. 民 家. 酒 屋. 非優先側. 一方通行 民 撮影範囲. 民 家. 民 家. 非優先側. P. 民家. 民 家. 優先側. アパート. 優先側. 民家 非優先側. 店. 民 家. とまれ. 民 家. 42.0m. とまれ. カメラ設置表示. 電信柱の表示 7.2m. 民家. 45.0m 5.0m. 撮影範囲 民 家. 民 家. 民家. 2.5m. 民家. 民 家. 民 家. ミラー・標識の表示. 民 家. 民家. 12.3 8.1 8.4. 民 家. 民 家. 駐輪場. 喫茶店. 民 家. 5.0m. 21 27 79. C地点詳細図 N. N. 民家. 5.0 4.9 7.1. れ まれ と とま. N. 民 家. B地点詳細図. A地点詳細図. 7.3 6.7 13.9. 48.2m. P. 7.2m. 民 家. 民 家. 27.5m. 電信柱の表示. 民 家. 図-3. B 地点詳細図. C 地点詳細図. 神野町西条山手地区. 平岡町新在家地区. 3.進 入 車 両 の 挙 動 分 析 3.1 ビデオ撮 影. ビデオ撮影は、交差点から 25m〜35mの区間. を撮影範囲とし、5m間隔で道路両側に、座標変換用のマーカー(現 地で取り付けた白色布製ガムテープ)を設置した。カメラは、道路. マーカー. 撮影範囲. 撮影車両. 交差点. 撮影カメラ. 両脇につけたマーカーが撮影できるように、高さ 5.4mにビデオ カメラ用パンティルターを固定し、CCD カメラをこれに取り付け た装置を用いた。図-4 に撮影方法の概略図を示す。. 図 -4. 交通挙動のビデオ撮 影方. キー ワー ド: 無 信 号 交 差 点 , 出 合 頭 事 故 ,進 入 車 両 挙 動 , 〒 770‑0814. 徳 島 県 徳 島 市 南 常 三 島 町 2‑1. -66-. TEL088‑656‑7578. FAX088‑656‑7341. 土木学会第56回年次学術講演会(平成13年10月).

(2) IV-033. 3.2 ビデオ分 析 方 法 ビデオ画 像 を デジ タ ル 化 し 、 図 5 の 画 面 上 で タ イ ヤ 位 置 を 0.2 秒 間 隔 で 入 力 し た 。 次に写像変換式を用いて実座標に変換する。この際 ビデオ画 面 で の 歪 み を 考 慮 し て 、 5 m 間 隔 の 路 上 の ボックスごとにマーカーの座標を用いて変換パラメ ータを推定している。得られた座標から速度を算出 し、これにBスプライン関数を用いて平滑化するこ とで加速度を推定した。 図-5. 5.挙動パターンに着目した分類 のよ 5. 挙動パターンに着目した分類進入車両を表-2 挙動パターンに着目した分類. 表-2. うに速度変化のタイプに分け、その構成率に注目し. ビデオ画像の入力画面. 進入挙動パターンの分類. 条件 交差点まで20~15mの速度 交差点まで5~0mの速度 高速走行 時速30㎞以上 時速30㎞以上 高速から中速 時速30~15㎞ 高速から急減速 時速15㎞以下 中速走行 時速30~15㎞ 時速30~15㎞ 中速から徐行 時速15㎞以下 徐行進入 時速15㎞以下 時速15㎞以下. 進入挙動パターン. た。次に優先と非優先に分けてそれぞれの交差点の 進入挙動について調べた。 5.1 出合頭事故発生交差点 A 非優先側に危険な挙動(高速走行高速から中速、 高速から急減速)をとる車両が存在している。また 見通し距離が表-1 から優先側 7.3m、非優先側 12.3. 構成率. mとなっており、非優先側の方が長くなっていた。. 高速走行. 0%. 20%. 40%. 60%. 80%. 100%. 非優先側の挙動が出合頭事故の原因と考える事がで. 高速から急減速. A. きる。. 高速から中速. 中速走行. 5.2 事故未発生交差点 B. B. 優先側で高速車両が少なく、非優先側も停止割合. 中速から徐行. が高くなっており危険な車両の数が少なくなってい. 徐行進入. C. た。また、見通し距離では優先側 6.7m、非優先側. 停止車両. 8.1mとなっていて、大きな差はなかった。. 分析対象外. 5.3 存在可能性の高い交差点 C. 図 -6. 見通しの良さや、道路幅員の広さから高速走行の. タイプ 別 交 差 点 ( 優 先 側 ) の 挙 動. 構成率 (%) 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90. 車両が多くなっているが非優先側ではほとんどの車 両が交差点付近で徐行しており、これが出合頭事故. 高速走行 高速から中速. が起きていない原因と考えられる。交通量は優先非. A. 高速から急減速. 優先ともに多くなっており、近隣住民の中で危険な 中速走行. 交差点であると指摘されている理由として考えられ. B 中速から徐行. る。 6.終わりに 6. 終わりに. 徐行進入. C. 観測地点を拡大して、危険な車両挙動の存在と事. 交差点で一時停止. 故発生特性の関連を調べる必要がある。なお本研究 図 -7. は土木学会計画学研究小委員会「交通事故分析と. タイプ別交差点 ( 非優先側 ) の挙動. ITS」における研究成果の一部を取りまとめたものである。 7.参考文献 7. 参考文献 1) 池上宜伸:無信号小交差点における出合い頭事故 防止を目的とした ITS 技術の導入可能性. -67-. 土木学会第 55 回年次学術講演会講演概要集. 土木学会第56回年次学術講演会(平成13年10月).

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