ンカープレート(以下 AP という)は破断している.
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(2) 1-072. 土木学会第63回年次学術講演会(平成20年9月). 図7. WP 亀裂の進展状況(由比川橋) ①APの破断. ②RPとFPの分離. 図8. FP と擦られて光った WP 亀裂破面(八坂 A3). ③WPの亀裂. ④FPの亀裂発生. 図10. 伸縮装置の損傷進展過程. 3.まとめ 図10に示すように,①アンカープレートの破断, ②リブプレートとフェースプレートの分離,③ウェ 図9. ブプレートの亀裂,④フェースプレートの亀裂発生. FP 亀裂破面の腐食状況(八坂 A3). の順に破壊が進んだことが分かった. った.このことから,WP の亀裂発生が FP の亀裂. 腐食により WP の破断が発生していることから,. 発生に先行するといえる.図6のように,寺崎高架. 長い年月をかけて損傷が進んだと考えられる.橋梁. 橋における WP の断面を観察すると,WP の破断断. の供用開始は 1968 年であり,伸縮装置は 40 年間. 面とは別に床版側からの腐食による減肉と亀裂が多. をかけて FP の破断に至った.. 数見られた.図7に由比川橋の WP 亀裂を示すが,. 伸縮装置の破壊メカニズムより,第一段階として. 発生位置は床版コンクリート表面位置近くであり,. AP や WP の破断を引き起こす滞水空間がなければ. 亀裂が進展するにつれて溶接ルート部に近づくこと. 伸縮装置の破壊が起こらないことが予想される.空. が分かる.これらから,RP の溶接部が破断する前. 洞の有無の判定方法は打音検査があるが,空洞があ. 後で,主に腐食の影響によって WP の亀裂,減肉. る伸縮装置は損傷のあるものより格段に多く,適切. が進行し,RP の破断後には作用応力の影響によっ. な結果を得られない.次に,WP 亀裂の発生確認が. て亀裂が進展する.. 出来れば,最終的な FP 亀裂の発生に至るまでに伸. 図8に示す八坂橋 A3 の伸縮装置における WP 破. 縮装置の取り替えが可能である.最終的には,FP. 面は,WP の亀裂発生後に FP に WP が打ち付けら. に亀裂が進展し,破断するまでの残存寿命を予期す. れるなどして,WP 破面が磨かれていた.また,FP. ることで,取替えまでの猶予期間が得られる.. の亀裂破面の腐食状況(図9)からは,亀裂が下側. 従って,今後は,簡易的な WP 亀裂発見の非破. から進展したことを示すビーチマークが見られた.. 壊検査手法の確立を目指すと共に,実際に疲労載荷. これらから,WP が破断すると FP に曲げ変形が生. 実験を実施し,損傷を受けた伸縮装置の残存疲労寿. じ,FP と WP が擦られ,FP 下面から亀裂が発生. 命を推定したい.. することが分かった.. -144-.
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