急速施工可能な ECO Bridge の主桁構造部に関する 2,3 の検討
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(2) 平成24年度土木学会関西支部年次学術講演会. 着目箇所で応力の低減が確認できる.しかし PBL を用. 5.FEM 解析による主桁構造の検討 主桁構造を検討する部分モデルとして図-4 に示す. いた Case2-3 では,着目箇所 UR を除いて Case2-1 とほ. 解析モデルを作成した. 図-3 に示した等価格子解析. ぼ同じ値となっている.また,負曲げ状態時における. 結果にもとづき,負曲げ状態時の変位とたわみ角を境. コンクリートの引張応力は,許容引張応力を超えてお. 界条件として入力した.解析ケースの内訳を表-1 に示. り,引張力を負担する補強筋の必要性を確認できた.. す. また,表-2 に示すように,コンクリート充填の有無 や鋼とコンクリート付着条件(ばね要素でモデル化) UR UL. に着目した.付着を表すばね剛性は複合構造標準示方 Y. LR. 書 4)より,ずれ止めのせん断耐力の 3 分の 1 までのせ. LL X. Case2-1. Case2-2. ん断力とずれ変位の関係を線形近似し,その際の傾き 図-5 首ふり挙動発生時の主桁構造変形図(200 倍) 最大主応力・ 最小主応力. をばね剛性とした.なおスタッドの引抜き方向のばね 剛性は文献 5)より引用した.PBL の孔あき鋼板表面, 垂直方向のばね剛性は,孔を介して連続しているため 剛とした. 表-1 解析ケースの内訳 主桁形状. 200. 引張部. 圧縮部 150 100 50. UL. LR. 0. LL -50. 付着の再現 -100. (N/mm2). Case1. UR case1 case2-1 case2-2 case2-3. 鋼I桁 -150. Case2-1. 一体化(剛結) -200. Case2-2. コンクリート充填構 造鋼I桁. スタッド(柔なばね). 図-6 着目箇所における最大・最小主応力の比較 スタッド(柔なばね) ,PBL(剛なばね). Case2-3. 7.まとめ. 表-2 ずれ止めのばね剛性(kN/mm) スタッド (柔なばね要素). PBL (剛なばね要素). y. yz x. ECO-Bridge の主桁構造部の応力状態を FEM 解析に よって求め,主桁構造部の最適化について検討した.. z x. ばねの方向. 1)首ふり挙動発生時におけるコンクリート充填によ る応力低減は確認できなかった.原因として設計. ずれ(x 軸)方向. 300. 1.00×1012. 引き抜き(y 軸)方向. 100. 1,520. ずれ(z 軸)方向. 300. 1,520. 荷重に対して横リブの剛性が大きいためと考え られる.したがって,たわみ制限を満足する範囲 で横リブ断面の一層の小型化が可能である. 横桁の有効幅. 2)コンクリート充填部にずれ止めを用いることによ コンクリート充填部(ソリッド要素). り,鋼とコンクリートに離間が生じ垂直補剛材端 対称条件 変位 回転角 作用点. 橋軸直角方向. 部の発生応力の低減が観察された. 3)負曲げ状態時にコンクリート上部に生じる引張応 力に対しては鉄筋等の補強材を断面内に適切に. 図-5 取出し箇所. 設置することが可能である.. 変位 回転角 作用点. 謝辞. 主桁間隔の半分. 本研究を行うに当り日本鉄鋼連盟に平成 23 年度,鋼構造研究・教育 助成事業の一環として支援して頂きました.ここに深く感謝いたします.. 図-4 部分モデル 参考文献 6.解析結果と考察 主桁の首ふり挙動発生時の垂直補剛材端部の応力を 図-5 に示す 4 つの着目箇所で比較した. 最小主応力 (圧 縮部) ,最大主応力(引張部)をともに図-6 に示す. Case2-1 は Case1 と着目応力に差が見られない.ずれ 止めにスタッドを用いた Case2-2 においては,全ての. 1)山口隆司, 阿倍雅人, 奥井義昭, 館石和雄, 山口栄輝 : 急速架設・ 再利用を考慮したモジュラー型橋梁システム「ECO-Bridge」の提案 と性能保証技術の開発, 報告書, 2010 2)SIMULIA:Abaqus Analysis User’s Manual,Vol. I-V,Ver.6.9. 3)日本道路協会:道路橋示方書・同解説 I.共通編,Ⅱ.鋼橋編,2002 4)土木学会:2009 年制定複合構造標準示方書,第 1 版,2010 5)清水良平,橘吉宏,渡辺滉,北川幸,平城 弘:遅延合成スタッド ジベルの引き抜き試験,土木学会第 57 回年次学術講演会,pp. 715-716,2002. Ⅰ- 32.
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