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GS820 マルチチャネルソースメジャーユニット ユーザーズマニュアル

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Academic year: 2021

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(1)

マルチチャネルソースメジャーユニット

ユーザーズマニュアル

(2)

ユーザー登録のお願い

今後の新製品情報を確実にお届けするために、お客様にユーザー登録をお願いして

おります。当社 Web サイトにあるユーザー登録のページでご登録ください。

http://www.yokogawa.com/jp-ymi/

計測相談のご案内

当社では、お客様に正しい計測をしていただけるよう、当社計測器製品の仕様、機

種の選定、および応用に関するご相談を下記カスタマサポートセンターにて承って

おります。なお、価格や納期などの販売に関する内容については、最寄りの営業、

代理店にお問い合わせください。

横河計測株式会社 カスタマサポートセンター

FAX

ファクシミリ

0422-52-6013

0120-137046

フリーダイヤル tmi-cs@csv.yokogawa.co.jp

【フリーダイヤル受付時間:祝祭日を除く月〜金曜日の 9:00 〜 12:00、13:00 〜 17:00】

(3)

はじめに

このたびは、マルチチャネルソースメジャーユニット GS820 をお買い上げいただきまし てありがとうございます。 このユーザーズマニュアルは、本機器の機能、操作方法、取り扱い上の注意などについ て説明したものです。ご使用前にこのマニュアルをよくお読みいただき、正しくお使い ください。お読みになったあとは、ご使用時にすぐにご覧になれるところに、大切に保 存してください。ご使用中に操作がわからなくなったときなどにきっとお役に立ちます。 なお、GS820 のマニュアルは、このマニュアルを含め、次のものがあります。あわせて お読みください。 マニュアル名 マニュアル No. 内容 マルチチャネルソースメジャーユニット GS820 ユーザーズマニュアル IM 765601-01 本書です。本機器の全機能とその操作方法について説明しています。 GS820 3 極 -2 極変換アダプタを使用した 電源の接続 IM 765601-51 本機器の電源仕様コード -M における電源の接続について説明しています。 GS820 Multi Channel Source Measure Unit IM 765601-92 中国向けの文書です。

各国や地域の当社営業拠点の連絡先は、下記のシートに記載されています。 ドキュメント No. 内容 PIM 113-01Z2 国内海外の連絡先一覧

ご注意

・ 本書の内容は、性能・機能の向上などにより、将来、予告なしに変更することがあり ます。また、実際の表示内容が本書に記載の表示内容と多少異なることがあります。 ・ 本書の内容に関しては万全を期していますが、万一ご不審の点や誤りなどお気づきの ことがありましたら、お手数ですが、当社支社・支店・営業所までご連絡ください。 ・ 本書の内容の全部または一部を無断で転載、複製することは禁止されています。 ・ 保証書が本書に付いています。よくお読みいただき、ご理解のうえ大切に保存してく ださい。 ・ 本製品の TCP/IP ソフトウエア、および TCP/IP ソフトウエアに関するドキュメントは、 カリフォルニア大学からライセンスされた BSD Networking Software、Release 1 をも とに当社で開発 / 作成したものです。

商標

・ Microsoft、Internet Explorer、MS-DOS、Windows、Windows NT、および Windows XP は、米国 Microsoft Corporation の、米国およびその他の国における登録商標また は商標です。 ・ Adobe、Acrobat、および PostScript は、アドビシステムズ社の登録商標または商標 です。 ・ 本文中の各社の登録商標または商標には、®、TM マークは表示していません。 ・ その他、本文中に使われている会社名、商品名は、各社の登録商標または商標です。

7th Edition: August 2019 (YMI)

(4)

履歴

・ 2007 年 7 月 初版発行 ・ 2012 年 7 月 2 版発行 ・ 2013 年 9 月 3 版発行 ・ 2015 年 1 月 4 版発行 ・ 2016 年 3 月 5 版発行 ・ 2017 年 10 月 6 版発行 ・ 2019 年 8 月 7 版発行

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梱包内容を確認してください

梱包箱を開けたら、ご使用前に以下のことを確認してください。万一、お届けした製品 の間違いや品不足、または外観に異常が認められる場合は、お買い求め先にご連絡くだ さい。

GS820 本体

本機器側面の銘板に記載されている MODEL( 形名 ) と SUFFIX( 仕様コード ) で、ご注文 どおりの品であることを確認してください。

MODEL( 形名 ) と SUFFIX( 仕様コード )

形名 仕様コード*1 仕様内容 765601 18V レンジ / ディジタル入出力 2bit モデル ( 外部入出力コネクタ:15pin) 765602 18V レンジ / ディジタル入出力 16bit モデル ( 外部入出力コネクタ:50pin) 765611 50V レンジ / ディジタル入出力 2bit モデル ( 外部入出力コネクタ:15pin) 765612 50V レンジ / ディジタル入出力 16bit モデル ( 外部入出力コネクタ:50pin)

電源コード*2 -D UL/CSA 規格適合、PSE 適合 ( 部品番号:A1006WD)

最大定格電圧:125V *1 仕様コードに 「Z」 が記載されている製品には、専用のマニュアルが添付されている場合があり ます。標準のマニュアルと併せてお読みください。 *2 付属の電源コードが、電源コードを使用する国や地域で指定している規格に適合していること を確認してください。

NO.( 計器番号 )

お買い求め先にご連絡いただく際には、この番号もご連絡ください。

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梱包内容を確認してください

付属品

次の付属品が添付されています。

品名 形名 / 部品番号 数量 備考

電源コード *1 A1006WD 1 UL/CSA 規格適合、PSE 適合電源コード

最大定格電圧 125V、最大定格電流 7A 底面脚用ゴム A9088ZM 1 セット ゴム 2 個で 1 セットです 測定リード 758933 2 セット 安全端子ケーブル、赤黒各 2 個 ワニグチアダプタ 758922 2 セット 安全端子 - ワニグチ変換、赤黒各 2 個 外部入出力コネクタ B8060KA/A1519JD 1 セット 765601/765611 用 15 ピンコネクタ およびコネクタカバー各 1 個 A1773JD/A1778JD 1 セット 765602/765612 用 50 ピンコネクタ およびコネクタカバー各 1 個 マニュアル一式 IM765601-01 1 ユーザーズマニュアル ( 本書 ) IM765601-92 1 中国向け文書 PIM113-01Z2 1 国内海外の連絡先一覧 付属品は本機器の保証範囲に含まれません。 電源コード *1 A1006WD 底面脚用ゴムA9088ZM マニュアル一式 ・ IM765601-01(本書) ・ IM765601-92 ・ PIM113-01Z2 測定リード 758933 ワニグチアダプタセット758922 外部入出力用コネクタ 765601/765611用(15ピン) 765602/765612用(50ピン) A1519JD B8060KA A1778JD A1773JD *1 付属の電源コードが、電源コードを使用する国や地域で指定している規格に適合しているこ とを確認してください。

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アクセサリ ( 別売品 )

別売アクセサリとして、次のものがあります。 品名 形名 / 部品番号 販売単位 安全規格 記事 マニュアル No. 測定リード 758917 1 セット 1000V CAT II 安全端子ケーブル、長さ 0.75m、赤黒各 1 個 定格 1000V/32A ─ 758933 1 セット 1000V CAT III 安全端子ケーブル、長さ 1m、赤黒各 1 個 定格 1000V/19A ─ バナナプラグセット 758919 1 セット ─ φ4mm プラグ /φ4mm ソケット一体アダプタ、 赤黒各 1 個、定格 30VAC ~ 60VDC/30A ─ ワニグチアダプタ ( 小 ) 758922 1 セット 300V CAT II 安全端子 - ワニグチ変換、赤黒各 1 個 定格 300V/15A ─ ワニグチアダプタ ( 大 ) 758929 1 セット 1000V CAT II 安全端子 - ワニグチ変換、赤黒各 1 個 定格 1000V/32A ─ フォーク端子アダプタ 758921 1 セット 1000V CAT II 安全端子 - フォーク端子変換、赤黒各 1 個 定格 1000V/20A ─ 変換アダプタ 758924 1 500V CAT II BNC- バナナ変換、定格 500V ─ BNC ケーブル 366924 1 ─ BNC-BNC、長さ 1m、定格 42V ─ 366925 1 ─ BNC-BNC、長さ 2m、定格 42V ─ 安全端子アダプタ 758923 1 セット 600V CAT II バネ押さえタイプ、赤黒各 1 個 定格 600V/10A ─ 758931 1 セット 1000V CAT III ネジ締めタイプ、赤黒各 1 個 定格 1000V/36A ─ 同期運転用ケーブル 758960 1 ─ RJ-11 接続ケーブル、6 ピン、長さ 1m ─ 3 極 -2 極変換アダプタ A1253JZ 2 ─ 日本国内でのみ使用可、PSE 適合 ─ アクセサリ ( 別売 ) は本機器の保証範囲に含まれません。

警  告

・ 本書で指定されているアクセサリを使用してください。また、本機器のアクセ サリは、これらをアクセサリとして指定している当社製品にだけ使用してくだ さい。 ・ 本機器のアクセサリを使用するときは、各アクセサリの定格の範囲以内で使用 してください。アクセサリを組み合わせて使用する場合、定格が低いアクセサ リの仕様範囲内で使用してください。 ・ フォーク端子アダプタ 758921 の構造上、端子の金属部に触れることができます。 使用するときは感電しないように注意してください。

注  意

BNC ケーブル 366924、366925 は、BNC 入出力端子にご使用ください。 梱包内容を確認してください

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本機器を安全にご使用いただくために

本機器は、専門知識のある方がご使用いただくことを前提に開発された製品です。 本機器は IEC 規格保護クラス I ( 保護接地端子付き ) の製品です。 本機器を正しく安全に使用していただくため、本機器の操作にあたっては下記の安全注 意事項を必ずお守りください。このマニュアルで指定していない方法で使用すると、本 機器の保護機能が損なわれることがあります。 このマニュアルは製品の一部として重要な内容を含んでいます。本機器を廃棄するまで、 本機器を使用するときにすぐご覧になれるところに、このマニュアルを大切に保存して ください。 なお、これらの注意に反したご使用により生じた障害については、YOKOGAWA は責任 と保証を負いかねます。

本機器には、次のようなシンボルマークを使用しています。

“ 取扱注意” ( 人体および機器を保護するために、ユーザーズマニュアルやサービ スマニュアルを参照する必要がある場所に付いています。) 交流 ON( 電源 ) OFF( 電源 ) ON( 電源 ) の状態 OFF( 電源 ) の状態

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本機器を安全にご使用いただくために

次の注意事項をお守りください。使用者の生命や身体への危険や機器損傷の恐れがあ

ります。

警  告

本機器の用途 本機器は電圧、電流を発生、測定する電力測定器です。発生器、測定器としての 用途以外には使用しないでください。 外観の確認 外観に異常が認められる場合は、本機器を使用しないでください。 電源 供給電源の電圧が、本機器の定格電源電圧に合っていて、付属の電源コードの最大 定格電圧以下であることを確認したうえで、電源コードを接続してください。 電源コードとプラグ 感電や火災防止のため、電源コードおよび 3 極 -2 極変換アダプタ ( 日本国内での み使用可 ) は、当社から供給されたものをご使用ください。主電源プラグは、保護 接地端子を備えた電源コンセントにだけ接続してください。保護接地線を備えて いない延長用コードを使用すると、保護動作が無効になります。また、本機器に 付属されている電源コードを他の機器に使用しないでください。 電源コードは束ねて使用しないでください。電源プラグにほこりがたまると、湿 気などで絶縁不良となり火災の原因になりますので、定期的に清掃してください。 保護接地 感電防止のため、本機器の電源を入れる前に、必ず保護接地をしてください。本 機器に付属の電源コードは接地線のある 3 極電源コードです。したがって、保護 接地端子のある 3 極電源コンセントを使用してください。また、3 極 -2 極変換ア ダプタ ( 日本国内でのみ使用可 ) を使用する場合には、保護接地端子に変換アダプ タの接地線を確実に接続してください。 保護接地の必要性 本機器の内部または外部の保護接地線を切断したり、保護接地端子の結線を外さ ないでください。いずれの場合も本機器が危険な状態になります。 保護機能の欠陥 保護接地およびヒューズなどの保護機能に欠陥があると思われるときは、本機器 を動作させないでください。また本機器を動作させる前に、保護機能に欠陥がな いか確認するようにしてください。 ガス中での使用 可燃性、爆発性のガスまたは蒸気のある場所では、本機器を動作させないでくだ さい。そのような環境下で本機器を使用することは大変危険です。 ケースの取り外し・分解・改造の禁止 当社のサービスマン以外は、本機器のケースの取り外し、分解、または改造しな いでください。本機器内には高電圧の箇所があり、危険です。

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外部接続 確実に保護接地をしてから、測定対象や外部制御回路への接続をしてください。 また、出力、測定対象に手を触れる場合は、本機器の出力をオフにして、電圧や 電流が発生していないことを確認してください。 測定カテゴリ 本機器の測定入力端子の測定カテゴリはなし「O(Other)」です。主電源の測定、 または測定カテゴリ II、III、および IV 内の測定に本機器を使用しないでください。 設置または使用する場所 ・ 本機器は屋内で使用する製品です。屋外では設置または使用しないでください。 ・ 本機器が異常または危険な状態になったときに、直ちに電源コードを外せるよ うに設置してください。 フローティングでの使用 ・ 本機器をフローティングで使用すると、接続している外部機器によっては、各 端子が危険電圧になることがあります。感電、放電にご注意ください。 ・ 感電防止のため、指輪、時計などの金属や宝石類を身につけないで操作してく ださい。 結線 本機器をフローティングで使用すると、各端子が危険電圧になることがあります。 正しく結線しないと本機器や出力対象を損傷するだけでなく、感電、火災を起こ す恐れがあります。結線には十分注意し、以下のことを必ず確認してください。 ・ フ ロ ー テ ィ ン グ で 使 用 す る 場 合 は、 接 地 に 対 す る 各 出 力 端 子 の 電 位 が ± 250Vpeak 以下になるように注意してください。 出力前 ( 本機器の出力を ON にする前 ) ・ 本機器の出力端子への結線が正しいか ・ 出力対象への結線が正しいか 出力中 ・ 本機器の出力が ON のときは、端子や接続線には絶対に触れないでください。

注  意

使用環境の制限 本製品はクラスA ( 工業環境用 ) の製品です。家庭環境においては、無線妨害を生 ずることがあり、その場合には使用者が適切な対策を講ずることが必要となるこ とがあります。 本機器を安全にご使用いただくために

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各国や地域での規制と販売について

廃電気電子機器指令

廃電気電子機器指令 ( この指令は EU 圏内のみで有効です。) この製品は WEEE 指令マーキング要求に準拠します。このマークは、この電気電 子製品を一般家庭廃棄物として廃棄してはならないことを示します。 製品カテゴリ WEEE 指令に示される製品タイプに準拠して、この製品は “監視及び制御装置” の製品として分類されます。 EU 圏内で製品を廃棄する場合は、お近くの横河ヨーロッパ・オフィスまでご連絡 ください。家庭廃棄物では処分しないでください。

EU 電池指令

EU 電池指令 ( この指令は EU 圏内のみで有効です。) この製品には電池が使用されています。このマークは、EU 電池指令に規定され ています。分別収集が義務付けられていることを示しています。 電池の種別:リチウム電池 電池の交換はお客様ではできません。お近くの横河ヨーロッパ・オフィスまでご 連絡ください。

EEA 内の認定代理人 (AR)

横河ヨーロッパ・オフィスは EEA 内で本製品の当社認定代理人 (AR) を務めます。横河ヨー ロッパ・オフィスの住所については別紙のお問い合わせ先 (PIM 113-01Z2) をご覧くださ い。

廃棄方法

当社製品を廃棄するときは、廃棄する国、地域の法令に従って廃棄してください。

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このマニュアルで使用している記号

注記

このマニュアルでは、注記を以下のようなシンボルで区別しています。 本機器で使用しているシンボルマークで、人体への危険や機器の損 傷の恐れがあることを示すとともに、その内容についてユーザーズ マニュアルを参照する必要があることを示します。ユーザーズマニュ アルでは、その参照ページに目印として、 「警告」「注意」の用語と一 緒に使用しています。

警  告

取り扱いを誤った場合に、使用者が死亡または重傷を負う危険があ るときに、その危険を避けるための注意事項が記載されています。

注  意

取り扱いを誤った場合に、使用者が軽傷を負うか、または物的損害 のみが発生する危険があるときに、それを避けるための注意事項が 記載されています。

Note

本機器を取り扱ううえで重要な情報が記載されています。

操作説明ページで使用しているシンボル

3 ~ 17 章および付録で操作説明をしているページでは、説明内容を区別するために、次 のようなシンボルを使用しています。

操  作

数字で示す順序で各操作をしてください。ここでは、初めて操作を することを前提に手順を説明しています。したがって設定内容を変 更する場合は、すべての操作を必要としない場合があります。

解  説

操作に関連する設定内容や限定事項について説明しています。ここ では、機能そのものについては詳しく説明していない場合がありま す。その場合の機能については、2 章をご覧ください。

<< 対応コマンドニモニック >>

操作説明のページで説明している機能に対応する通信コマンドを示しています。

操作説明中の表示文字と用語

操作キーとロータリノブ

操作説明のページに記載されている太字の英数字は、操作対象のパネル上の操作キーの 文字やロータリノブを示します。

SHIFT +操作キー

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目次

はじめに ...i 梱包内容を確認してください ...iii 本機器を安全にご使用いただくために ... vi 各国や地域での規制と販売について ...ix このマニュアルで使用している記号 ...x

第 1 章

各部の名称と機能

1.1 フロントパネル... 1-1 1.2 リアパネル ... 1-2 1.3 ディスプレイの表示方式と表示内容 ... 1-3 1.4 キーグループとメニュー ... 1-5

第 2 章

機能説明

2.1 システム構成とブロック図 ... 2-1 製品の特長とシステム構成 ... 2-1 GS820 の特長 ... 2-1 システム構成図 ... 2-2 同期運転用入出力端子 (SYNC IN/OUT) を接続した同期運転 ... 2-2 ブロック図 ... 2-3 2.2 GS820 のソースメジャー機能について ... 2-4 機器の構成 ... 2-4 発生機能および測定機能 ... 2-4 発生機能と測定機能の組み合わせ... 2-4 発生と測定のタイミング ... 2-5 発生&測定の基本タイミング ... 2-5 トリガによるタイミング設定 ... 2-5 スイープ機能 ... 2-6 定形スイープ ... 2-6 プログラムスイープ ... 2-6 2.3 発生 ... 2-7 発生範囲と発生レンジ ... 2-7 発生範囲 ... 2-7 電圧レンジ ... 2-7 電流レンジ ... 2-8 発生ファンクション ... 2-8 発生固定レンジとオートレンジ ... 2-9 ソースアクション ... 2-9 ソースディレイによる発生タイミング調整 ...2-10 出力 ON/OFF とゼロ発生 ...2-11 ゼロ発生機能 ...2-11 リミッタによる DUT( 被測定対象 ) の保護 ...2-12 応答モード ...2-13 ローカルセンスとリモートセンス...2-13 オフセットキャリブレーション ...2-13

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目次 2.4 測定 ...2-14 測定ファンクションと測定レンジ...2-14 測定ファンクション ...2-14 測定レンジ ...2-14 測定固定レンジとオートレンジ ...2-14 測定モード ...2-15 メジャーアクション ...2-16 メジャーディレイによる測定タイミング調整 ...2-17 高精度測定と高速測定 ...2-17 ローカルセンスとリモートセンス ...2-17 積分時間 ...2-17 オフセット補正機能 ...2-17 2.5 スイープ ...2-18 GS820 のスイープ機能 ...2-18 スイープの基本動作 ...2-18 リニアスイープ ...2-19 ログスイープ ...2-20 スタートレベル、ストップレベル ...2-20 ステップ数 ...2-20 プログラムスイープ ...2-21 プログラムファイル ...2-21 プログラムファイルの記述内容 ...2-21 シングルステップスイープ ...2-22 スイープの繰り返し回数 ...2-22 スイープのスタート ...2-22 2.6 トリガリング ...2-23 概要 ...2-23 ソーストリガ ...2-23 メジャートリガ ...2-23 スイープスタート ...2-23 補助トリガ源 ...2-25 トリガブロック図 ...2-25 スイープスタート出力、トリガ出力、補助トリガ出力 ...2-26 トリガホールド ...2-26 サンプリングエラー ...2-26 2.7 同期と外部入出力 ...2-27 GS820 の同期機能と外部入出力...2-27 チャネル間同期 ...2-27 同期運転 ( 同期運転用入出力端子 (SYNC IN/OUT) について ) ...2-27 BNC 入出力 (TRIGGER IN/OUT、START IN/OUT) ...2-27 外部入出力 (Ext I/O) ...2-27 チャネル拡張機能 ...2-28 2.8 演算 ...2-29 アベレージング ( 移動平均演算 ) ...2-29 NULL 演算 ...2-29

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目次 2.9 ストア / リコール ( 統計演算値表示 ) ...2-31 ストアの実行と終了 ...2-31 結果ファイル ...2-31 統計演算値のリコール ...2-32 通信によるストア結果の読み出し...2-33 2.10 その他の機能 ...2-34 USB ストレージ機能 ...2-34 不揮発性ストレージ (GS820ROM)...2-34 揮発性ストレージ (GS820RAM) ...2-35 ストレージのフォーマット ...2-35 USB 通信 (USB-TMC によるコマンド制御 ) ...2-35 イーサネット通信 ...2-36 VXI-II によるコマンド制御 ...2-36 ブラウザによるパネル制御 ...2-36 FTP クライアントとの間のファイル転送 ...2-36 7655 ポートによるコマンド制御 ...2-36 GP-IB 通信 ...2-36 RS-232 通信 ...2-36 設定情報の保存 / 読み込み ...2-36 電源 ON 時の設定選択 ...2-37 画面輝度の設定 / 画面 OFF ...2-37 CSV ファイルの小数点、セパレータ表記形式の選択 ...2-37 ビープ音の ON/OFF ...2-37 エラーログ表示 ...2-37 キーロック ...2-37 セルフテスト ...2-37 製品情報の確認 ...2-37 システムのバージョンアップ ...2-37

第 3 章

本機器の準備と共通操作

3.1 使用上の注意 ... 3-1 3.2 本機器の設置 ... 3-3 3.3 電源の接続 ... 3-6 3.4 電源スイッチの ON/OFF ... 3-7 3.5 結線時の注意 ... 3-9 3.6 電源周波数の設定 ...3-11 3.7 日付・時刻、世界標準時 ( グリニッジ標準時 ) との時差の設定 ...3-12

第 4 章

共通設定

4.1 キーおよびロータリノブの基本操作と数値の入力方法... 4-1 4.2 表示チャネルの切り替え ... 4-3 4.3 チャネル間同期モードの設定 ... 4-4 4.4 タイマ周期の設定 ... 4-5 4.5 接続方式 ( リモートセンス / ローカルセンス ) の選択 ... 4-6 4.6 USB ストレージ機能 ... 4-8

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目次

第 5 章

発生

5.1 発生ファンクションの切り替え ... 5-1 5.2 発生レンジの設定 ... 5-2 5.3 リミッタの設定... 5-5 5.4 発生波形の選択と発生レベルの設定 ... 5-8 5.5 ソースディレイの設定 ...5-10 5.6 スイープスタート源の選択 ...5-12 5.7 ソーストリガ源の選択 ...5-13 5.8 応答モードの選択 ...5-14 5.9 オフセットキャリブレーション ...5-15 5.10 パルスベースの設定 ...5-16 5.11 パルス幅の設定...5-17 5.12 出力の ON/OFF とゼロ発生 ...5-18

第 6 章

スイープ

6.1 リニアスイープの設定 ... 6-1 6.2 ログスイープの設定 ... 6-5 6.3 プログラムスイープの設定 ... 6-9 6.4 シングルステップスイープの設定 ...6-11 6.5 スイープの開始...6-12

第 7 章

測定

7.1 測定モードの選択 ... 7-1 7.2 測定ファンクションの選択 ... 7-2 7.3 測定レンジの設定 / オートレンジの ON/OFF ... 7-3 7.4 積分時間の設定... 7-5 7.5 メジャーディレイの設定 ... 7-6 7.6 メジャートリガ源の選択 ... 7-7 7.7 オートゼロ機能... 7-8

第 8 章

演算

8.1 アベレージング... 8-1 8.2 NULL 演算 ... 8-2 8.3 数式演算 ... 8-3 8.4 比較演算 ... 8-6 8.5 ユーザー定義演算 ... 8-8

第 9 章

測定結果のストア / 統計演算値のリコール

9.1 測定結果のストア ... 9-1 9.2 統計演算値のリコール ... 9-3

第 10 章

BNC 入出力 / 外部入出力 / 同期運転

10.1 BNC 入出力端子 (START IN/OUT、TRIGGER IN/OUT) の設定 ...10-1 10.2 外部入出力コネクタ (EXT I/O) のピンアサイン ...10-3

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第 11 章

その他の機能

11.1 設定情報の保存...11-1 11.2 設定情報の読み込み ...11-3 11.3 電源 ON 時の設定の選択 ...11-4 11.4 画面輝度の選択、画面表示の OFF ...11-5 11.5 CSV 形式ファイルフォーマットの選択 ...11-6 11.6 ビープ音の ON/OFF ...11-7 11.7 エラーログ表示...11-8 11.8 キーロック ...11-9 11.9 データ様式の設定 ( 通信コマンド ) ... 11-10

第 12 章

USB 通信

12.1 USB インタフェースの機能と仕様 ...12-1 12.2 USB インタフェース機能の選択 ...12-2 12.3 VISA 設定情報の確認 ...12-3

第 13 章

イーサネット通信

13.1 イーサネットインタフェースの機能と仕様 ...13-1 13.2 ネットワークへの接続 ...13-2 13.3 ネットワークの設定 (TCP/IP) ...13-3 13.4 ネットワーク設定の確認 ...13-6 13.5 Web サーバ機能 ...13-7

第 14 章

GP-IB 通信

14.1 IEEE 488.2-1992 について ...14-1 14.2 GP-IB インタフェースの機能と仕様 ...14-3 14.3 GP-IB ケーブルの接続方法 ...14-4 14.4 GP-IB アドレスの設定 ...14-5 14.5 インタフェースメッセージに対する応答 ...14-6

第 15 章

RS-232 通信

15.1 RS-232 インタフェースの機能と仕様 ...15-1 15.2 インタフェースによる接続 ...15-2 15.3 ハンドシェーク方式 ...15-4 15.4 RS-232 インタフェースの設定 ...15-5

第 16 章

通信コマンド

16.1 プログラム形式...16-1 16.1.1 構文の記号 ...16-1 16.1.2 メッセージ ...16-1 16.1.3 命令 ...16-3 16.1.4 応答 ...16-5 16.1.5 データ ...16-5 16.2 コマンド ...16-7 16.2.1 コマンド一覧表 ...16-7 16.2.2 出力コマンド (OUTPut グループ ) ... 16-12 16.2.3 スイープコマンド (SWEep グループ ) ... 16-13 16.2.4 発生コマンド (SOURce グループ ) ... 16-14 16.2.5 測定コマンド (SENSe グループ ) ... 16-23 16.2.6 演算コマンド (CALCulate グループ ) ... 16-27 16.2.7 測定値読み出しコマンド (INITiate、FETCh、READ、MEASure グループ ) ... 16-29 16.2.8 トリガコマンド (STARt、TRIGger グループ ) ... 16-30 目次

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16.2.9 ストア / リコールコマンド (TRACe グループ ) ... 16-31 16.2.10 同期コマンド (SYNChronize グループ ) ... 16-33 16.2.11 外部入出力コマンド (ROUTe グループ ) ... 16-34 16.2.12 システムコマンド (SYSTem グループ ) ... 16-35 16.2.13 ステータスコマンド (STATus グループ ) ... 16-40 16.2.14 共通コマンド ... 16-41 16.3 ステータスレポート ... 16-43 16.3.1 ステータスレポートについて ... 16-43 16.3.2 ステータスバイト ... 16-44 16.3.3 標準イベントレジスタ ... 16-45 16.3.4 発生イベントレジスタ ... 16-47 16.3.5 測定イベントレジスタ ... 16-49 16.3.6 出力キューとエラーキュー ... 16-50 16.4 サンプルプログラム ... 16-51 16.4.1 プログラムを組む前に ... 16-51 16.4.2 通信アクセス関数 ... 16-52 16.4.3 サンプル 1( 定周期トリガによるフリーラン時の測定結果読み出し例 ) ... 16-54 16.4.4 サンプル 2(PC からのトリガ発生、測定結果読み出し例 ) ... 16-56 16.4.5 サンプル 3( シングルステップスイープによる 2 チャネル同時レベル変更& 測定例 )... 16-58

第 17 章

トラブルシューティングと保守

17.1 故障 ? ちょっと調べてみてください。...17-1 17.2 エラーコードの内容とその対処方法 ...17-3 17.3 セルフテスト ...17-7 17.4 製品情報の確認...17-9 17.5 システムのバージョンアップ ... 17-10 17.6 交換推奨部品・保守 ... 17-11

第 18 章

仕様

18.1 発生部 ...18-1 18.2 測定部 ...18-4 18.3 機能 ...18-5 18.4 外部入出力部 (BNC(TRIGGER IN/OUT、START IN/OUT)、ディジタル入出力 (EXT I/O)、 同期運転用入出力 (SYNC IN/OUT)) ...18-6 18.5 インタフェース...18-7 18.6 工場出荷時の初期設定ファイル (Default.txt) の内容 ...18-8 18.7 一般仕様 ... 18-10 18.8 外形図 ... 18-13

付録

付録 1 プログラムファイルの記述例 ...付 -1 付録 2 ディジタル出力 / 入力 ...付 -3

索引

目次

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1.1 フロントパネル

SAMPLE ERROR MASTER KEY LOCK REMOTE DISPLAY ESC STORE CH SETUP ERROR MISC INFO LOCAL SYNC SHIFT TIMER POWER MEASURE RANGE MODE V / I SOURCE RANGE V / I CONFIG NULL MATH COMPARE CONFIG PULSE LIMIT SWEEP AUTO AUTO START

CONTROL TRIG HOLD

CONFIG ZERO OUTPUT

CH 1 CONFIG 4WIRE SENSE OUTPUT Hi ZERO OUTPUT CONFIG 4WIRE SENSE OUTPUT Hi 18V

MAX MAX0.5V MAX18V 18VMAX 0.5VMAX MAX18V

Lo Lo

ALL TERMINALS 250V MAX TO

CH 2 KEY LOCK 7 8 9 4 5 6 1 2 3 0 . +/-BS

GS820MULTI CHANNEL SOURCE MEASURE UNIT 18V RANGE MODEL 電源スイッチ→3.4節 取っ手 本機器を持ち運ぶときに 使用します。→3.1節 出力端子 付属の測定リードを接続します。 →3.5節、4.5節 ソフトキー 設定時に画面に表示されるソフトキーメニューで、 項目を選択するときに使用します。→4.1節 ESC(DISPLAY)キー 表示の切り替えやソフトキー メニューを消去するときに 使用します。→4.1節、4.2節 設定・実行キー 設定操作/実行をするときに押すキーです。 設定キーを押すと各種設定項目が表示されます。→1.4節、4.1節 トリガ制御キー スイープスタート、ソーストリガを発生させるときや トリガをホールドするときに押すキーです。→2.6節、6.5節 SHIFT(LOCAL)キー SHIFTキーを押して、SHIFTキーのインジケータが点灯すると、シフト状態になります。 操作キーの下側にある紫色文字の項目が操作対象になります。 通信によるリモート状態のときにこのキーを押すと、ローカル状態になります。 →14.2節、15.1節 ディスプレイ→1.3節 リモートインジケータ 通信によるリモート状態のときに点灯します。→14.2節、15.1節 KEY LOCKインジケータ キーロックがONのときに点灯します。→11.8節 サンプリングエラーインジケータ スイープスタート、ソーストリガ、メジャートリガに サンプリングエラーが発生したときに点灯します。 →5.7節、6.5節、7.6節 マスタインジケータ 同期運転時のマスタとして設定されたときに点灯します。→10.4節 出力制御キー 発生、ゼロ発生をするときに押します。 →5.12節 ロータリノブ/テンキー/カーソルキー 数値の設定操作や設定情報/項目の 選択操作をするときに使用します。 →4.1節 765601/765602の例(765611/765612も同様です) 各部の名称と機能 第 1 章 各部の名称と機能

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1.2 リアパネル

LINK

ETHERNETACT TRIGGERIN/OUT IN/OUTSTART GP-IB (IEEE 488) EXT I/O SERIAL (IRS-232 ) 100-120/220-240 V AC~ 250 VA MAX 50/60 Hz IN OUT SYNC USB LINK

ETHERNETACT TRIGGERIN/OUT STARTIN/OUT GP-IB (IEEE 488) 100-120/220-240 V AC~ 250 VA MAX 50/60 Hz IN OUT SYNC USB EXT I/O 100BASE-TX 100BASE-TX RS-232コネクタ(9ピン) RS-232インタフェースを介してコマンド 制御するときに使用します。→15.2節 外部入出力コネクタ(15ピン) ディジタル入出力や比較演算結果を 出力するときに使用します。→10.2節 冷却ファン→3.2節 USBポート USBインタフェースを持つパーソナルコンピュータ(PC)に接続し、 USBストレージ機能またはUSB-TMCによるコマンド制御をするとき に使用します。→4.6節、12.2節 同期運転用入出力端子 本機器を複数台接続して、同期運転するときに使用します。→10.3節 イーサネットポート LANに接続するときに使用します。→13.2節 BNC入出力端子 トリガ信号およびスイープ信号を入出力するときに使用します。→10.1節 電源コネクタ 電源を接続します。→3.3節 機能接地端子 接地電位で測定ケーブルをシールドするときに使用します。→3.5節 GP-IBコネクタ GP-IBインタフェースを介してコマンド 制御するときに使用します。→14.3節 765601/765611 765602/765612 外部入出力コネクタ(50ピン) 765601/765611の外部入出力コネクタ (15ピン)およびRS-232コネクタ(9ピン) の信号に加え、それぞれ16ビットのディ ジタル入出力ができます。→10.2節

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1.3 ディスプレイの表示方式と表示内容

表示方式

ESC(DISPLAY) キーを押すと、ディスプレイの表示方式が切り替えられます。

2 チャネル表示

ディスプレイの左半分に CH1、右半分に CH2 の情報が表示されます。現在操作可能なチャ ネルは枠付きで表示されます。CH キーを押すと、操作可能なチャネルを切り替えられ ます。 比較演算結果表示 ハイリミッタインジケータ 設定操作可能な状態のチャネル ハイリミッタ値 測定値 発生レベル 接続方式インジケータ 発生レンジ 測定オートレンジON 測定レンジ 発生オートレンジON 発生波形/スイープモードインジケータ ステータスインジケータ ローリミッタ値 チャネル番号

1 チャネル表示

現在操作可能なチャネルの情報が表示されます。 測定値 接続方式インジケータ 発生レベル 発生レンジ 比較演算結果表示 数式演算インジケータ NULL演算インジケータ 測定オートレンジON 測定レンジ 発生オートレンジON ハイリミッタ値 ローリミッタインジケータ 発生波形/スイープモードインジケータ ステータスインジケータ ローリミッタ値 チャネル番号

表示内容

チャネル番号 CH1 および CH2 ステータスインジケータ 動作中の各種の待ち状態を表示します。 WaitTrigger: トリガ待ち WaitStart: スイープスタート待ち Calculating: スイープ準備中 各部の名称と機能

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発生波形 / スイープモードインジケータ 発生波形とスイープモード ON/OFF の組み合わせを表示します。下記の 4 つの組み合わ せがあります。 表示 発生波形 スイープ DC DC OFF Pls パルス OFF DC Swp DC ON Pls Swp パルス ON 接続方式インジケータ 選択中の接続方式を表示します。 2W/2Wire:ローカルセンス 4W/4Wire:リモートセンス 数式演算インジケータ 数式演算が ON のときに「Math」を表示します。 NULL 演算インジケータ NULL 演算が ON のときに「Null」を表示します。 比較演算結果表示 比較演算後の判定結果を表示します。 High: 上限値より大きい In: 範囲内 Low: 下限値より小さい ハイリミッタ値 / ローリミッタ値 ハイリミッタ値およびローリミッタ値を表示します。 ハイリミッタインジケータ ハイリミッタが動作したときに反転表示します。 ローリミッタインジケータ ローリミッタが動作したときに反転表示します。 発生レベル 現在の発生レベルを表示します。先頭の VS/IS は発生ファンクション ( 電圧発生 / 電流 発生 ) を表します。 測定値 現在の測定値を表示します。先頭の VM/IM は測定ファンクション ( 電圧測定 / 電流測 定 ) を表します。未測定時には「---」を、測定オーバーレンジ時には「+OVER」または 「‒OVER」を表示します。 1.3 ディスプレイの表示方式と表示内容

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1.4 キーグループとメニュー

本機器には、機能ごとに、出力制御、トリガ制御、SOURCE、MEASURE、COMMON の 5 つのキーグループと表示切り替え / キーロックのためのキーがあります。ここでは、 それぞれのキーグループをツリー形式で記載しています。

ツリーの見かた

+ Limit On Off Tracking On Off リミッタ有効(ON)/無効(OFF)選択(5.3節) リミッタトラッキング有効(ON)/無効(OFF)選択(5.3節) LIMIT ディスプレイに表示される ソフトメニュー 操作キー 設定内容と参照節 SHIFTキーを押したあとに 操作キーを押すと有効になる SHIFT SWEEP + 出力制御グループ Zero Z

HiZ LoZ ゼロ発生インピーダンス(HiZ/LoZ)切り替え(5.12節) ゼロ状態(ON/OFF)切り替え(5.12節) ZERO 出力状態(ON/OFF)切り替え(5.12節) トリガ制御グループ 表示切り替え/キーロック 表示方式(1チャネルだけ/2チャネルとも)の切り替え(4.2節) スイープスタート発生(6.5節) マニュアルトリガ発生(2.6節) トリガホールド(2.6節) キーロック状態(ON/OFF)切り替え(11.8節) CONFIG DISPLAY KEY LOCKESC START TRIG HOLD ZERO OUTPUT SHIFT SHIFT 各部の名称と機能

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SOURCEグループ Shape DC Pulse SwpStart *** S.Delay *** High Limit Low Limit Limit On Off Tracking On Off

Normal Stable Response

Sweep Start 発生波形(DC発生/パルス発生)選択(5.4節) ソースディレイ時間設定(5.5節) ZeroCal Exec 出力オフセットキャリブレーション実行(5.9節) リミッタ上限値設定(5.3節) (リミッタトラッキングOFF選択時だけ表示) リミッタ下限値設定(5.3節) (リミッタトラッキングOFF選択時だけ表示) リミッタ有効(ON)/無効(OFF)選択(5.3節) リミッタトラッキング有効(ON)/無効(OFF)選択(5.3節) 発生ファンクション(電圧(VS)/電流(IS))切り替え(5.1節) Pulse Base P.Width *** パルス発生時のパルスベース設定(5.10節) パルス発生時のパルス幅設定(5.11節) SrcTrig *** Response *** Source Trigger スイープスタート源 選択(5.6節) ソーストリガ源選択 (5.7節) 応答モード(ノーマルモード/高安定モード)選択(5.8節) Mode *** Repeat *** Start Level Stop Level Step Level Step Count

Off Linear Log Program Single Sweep Mode スイープモード(OFF/リニア/ログ/プログラム/シングルステップ)選択 (6.1節~6.4節) スイープ繰り返し回数設定(6.1節~6.3節) (リニアスイープ/ログスイープ/プログラムスイープ選択時だけ表示) スイープスタートレベル設定(6.1節、6.2節) (リニアスイープ/ログスイープ選択時だけ表示) スイープストップレベル設定(6.1節、6.2節) (リニアスイープ/ログスイープ選択時だけ表示) スイープステップレベル設定(6.1節) (リニアスイープ選択時だけ表示) スイープステップ数設定(6.2節) (ログスイープ選択時だけ表示) View パターンファイルの内容表示(6.3節)(プログラムスイープ選択時だけ表示) Select File パターンファイル選択(6.3節)(プログラムスイープ選択時だけ表示) RANGE

External Aux Aux Timer1 Timer2 MeasEnd External Aux Aux Timer1 Timer2 MeasEnd

PULSE SHIFT CONFIGLIMIT SHIFT SWEEP PULSE CONFIG V / I LIMIT SWEEP 1.4 キーグループとメニュー

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MEASUREグループ IntgTime *** Average *** AutoZero *** Average On Off Count *** Wire 2W 4W Math On Off Param A

Off Fixed Auto V-Meter I-Meter R-Meter

Measure Trigger 測定ファンクションの電圧(V)/電流(I)切り替え(7.2節) 積分時間設定(7.4節) M.Delay *** メジャーディレイ時間設定(7.5節) MeasTrig *** メジャートリガ源選択(7.6節) アベレージ動作有効(ON)/無効(OFF)選択(8.1節) アベレージ回数設定(8.1節) Compare On Off Upper Lower 比較演算上限値設定(8.4節) 比較演算有効(ON)/無効(OFF)選択(8.4節) 比較演算下限値設定(8.4節) 接続方式の選択(4.5節) オートゼロ機能有効(ON)/無効(OFF)選択(7.7節) 数式演算有効(ON)/無効(OFF)選択(8.3節) 数式演算パラメータA設定(8.3節) (数式で変数Aを使っているときだけ表示) Param B Param C 数式演算パラメータB設定(8.3節) (数式で変数Bを使っているときだけ表示) 数式演算パラメータC設定(8.3節) (数式で変数Cを使っているときだけ表示) View Select File 数式表示(8.3節) 数式定義ファイル選択(8.3節) AutoZero On Off ZeroCal Exec ゼロ基準の校正実行(7.7節)

SrcChg Aux Aux Timer1 Timer2 Imm SwpEnd

Null On Off Null Value NULL演算有効(ON)/無効(OFF)選択(8.2節) NULL基準値設定(8.2節) + 測定レンジアップ(7.3節) 測定レンジダウン(7.3節) 測定オートレンジ有効(ON)/無効(OFF)切り替え(7.3節) RANGE AUTO Measure Mode + NULL SHIFT CONFIGCOMPARE SHIFT SHIFT MATHMODE SHIFT V / I MODE V / I NULL CONFIG COMPARE MATH 測定モード(測定OFF(Off)/ 固定ファンクション(Fixed)/ オートファンクション(Auto)/ 電圧計(V-Meter)/電流計(I-Meter)/ 抵抗計(R-Meter)) 選択(7.1節) 各部の名称と機能 1.4 キーグループとメニュー

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PowerOn Setup 電源ON時の設定の選択(11.3節) COMMONグループ ストア機能(ON/OFF)切り替え(9.1節) Count *** MakeFile On Off Recall ストア点数設定(9.1節) 統計演算ストア結果表示(9.2節) ストア結果ファイル作成機能有効(ON)/無効(OFF)選択(9.1節) Setup1 Setup2 Setup3 Setup4 Save Setup View Setup1(GS820ROM)への設定情報保存(11.1節) RamDisk RamDisk(GS820RAM)への設定情報保存(11.1節) 設定ファイルの内容確認(11.2節) Load Setup 設定の復元(11.2節) Setup2(GS820ROM)への設定情報保存(11.1節) Setup3(GS820ROM)への設定情報保存(11.1節) Setup4(GS820ROM)への設定情報保存(11.1節) Remote I/F DataBit 7 8 Parity *** StopBit 1 2 Flow *** Term ***

None Even Odd Parity

9600 14400 19200 38400 57600 115200 BaudRate RS-232パリティ(なし/奇数/偶数) 選択(15.4節) RS-232 ボーレート 選択(15.4節) GPIB *** RS232

None XON CTS/RTS FlowControl

CR LF CR+LF Terminator BaudRate *** GP-IB アドレス設定(14.4節) RS-232 データ長(7/8)切り替え(15.4節) RS-232 ストップビット(1/2)切り替え(15.4節) RS-232 フロー制御 (なし/XON-OFF/CTS-RTS) 選択(15.4節) RS-232 送信デリミタ (CR/LF/CR+LF)選択(15.4節) LAN IP Address Enter Default Gateway Enter Subnet Mask Term *** Ethernet 固定サブネットマスク設定(13.3節) (DHCP OFFのときだけ表示) Ethernet DHCP機能有効(ON)/無効(OFF)選択(13.3節) Enter CR LF CR+LF Terminator DHCP On Off Ethernet 固定IPアドレス設定(13.3節) (DHCP OFFのときだけ表示) Ethernet 固定デフォルトゲートウエイ設定(13.3節) (DHCP OFFのときだけ表示) Ethernet 送信デリミタ (CR/LF/CR+LF)設定(13.3節) + SHIFT CONFIG STORESHIFT MISC SETUP MISC SETUP CONFIG STORE 1.4 キーグループとメニュー

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COMMONグループ LineFreq *** 50Hz 60Hz Auto LineFrequency 電源周波数選択(3.6節) 検出された電源周波数表示(3.6節) Detected **Hz Clear エラーログ表示とエラーログクリア(11.7節) Display *** Off Exec 1 2 3 4 Brightness 画面輝度選択(11.4節) CSV Setting DecPoint . , CSVフォーマットの小数点表示選択(11.5節) , ; Separate CSVフォーマットのセパレータ表示選択(11.5節)

Sync AsyncChannel チャネル間同期モード選択(4.3節)

Master Slave Operation 機体間同期モード選択(10.4節)

チャネル拡張有効(ON)/無効(OFF)選択(10.6節) タイマ1周期設定(4.4節) タイマ2周期設定(4.4節) 画面表示OFFの実行(11.4節) 前ページから続く Beep On Off ビープ音有効(ON)/無効(OFF)選択(11.6節) Clock Adjust Time Zone Time Adjust Test Display Key 表示テスト実行(17.3節) キーテスト実行(17.3節) Selftest セルフテスト実行(17.3節) Edit Zero Adjust 時報合わせ(3.7節) Set 時刻設定(3.7節) Set 世界標準時との時差設定(3.7節) Edit Firmware Update Expand On Off Disk Format Timer2 *** Timer1 *** システムのバージョンアップ実行(17.5節) Exec ストレージのフォーマット実行(4.6節) 製品情報表示(17.4節) SYNC TIMER タイマ1/タイマ2位相合わせ(4.4節) Timer Sync External

I/O Input Output

Input Output StartBNC

スイープスタートBNC端子(入力/出力)の選択(10.1節) TrigBNC

トリガBNC端子(入力/出力)の選択(10.1節)

MeasBusy Timer1 Timer2 Through Auxiliary Out 補助トリガ源の選択(10.5節)

Aux Out *** + SHIFT TIMER SYNCSHIFT INFO ERROR INFO ERROR 各部の名称と機能 1.4 キーグループとメニュー

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2.1 システム構成とブロック図

製品の特長とシステム構成

GS820 の特長

• 本機器は、互いに絶縁された 2 チャネルを持ち、それぞれで独立した設定および運転 ができるソースメジャーユニットです。 • 各チャネルでは、出力中にも発生ファンクション (VS/IS) を切り替えられます。また、 測定ファンクション (VM/IM) も任意のタイミングで切り替えられます。 • チャネルごとの測定値をしきい値と比較 ( 比較演算機能 ) して、その判定結果を出力 する端子があります。 • リアパネルの外部入出力コネクタを利用して、CH1 から駆動可能な 2 ビット (765601/ 765611) または 16 ビット (765602/765612) のディジタル出力を、発生動作と同期して 制御することができます。また、測定結果とともに、2 ビット (765601/765611) また は 16 ビット (765602/765612) のディジタル入力を、結果ファイルに出力できます。 • 複数台の同期運転用入出力端子 (SYNC IN/OUT) をデイジーチェーン接続すると、出力 制御とトリガの同期が可能になり、同時にコントロールできるチャネル数を増やすこ とができます。また、最大 10 チャネルの同期運転が可能なチャネル拡張機能があり ます。 * 18V モデル (765601/765602) と 50V モデル (765611/765612) を混在しての同期運転はできま せん。 • 本機器では、各種設定を保存する 12MB の不揮発性ストレージ (GS820ROM) と、測定 結果などを保存する 16MB の揮発性ストレージ (GS820RAM) を内蔵しています。本機 器と PC を USB で接続すると、2 つのストレージは、それぞれが PC の外部ストレージ としてアクセス可能になります。設定や結果は、一般的なテキストファイルや CSV ファ イルで保存されるため、PC 上のテキストエディタや汎用表計算ソフトなどで編集やグ ラフ表示ができます。 USB では、ストレージ機能のほか、USB-TMC プロトコルによるコマンド制御ができます。 USB-TMC 以外にも、GP-IB、RS-232、イーサネット (VXI-11 プロトコル /7655 コマンド ソケット ) の各通信インタフェースによるコマンド制御ができます。これらの通信イン タフェースでは、複数を同時にコマンド制御することもできます。 また、イーサネット通信には、内蔵ストレージに対する FTP サーバ機能、ブラウザによ る情報表示や操作ができる HTTP サーバ (Web サーバ ) 機能があります。 第 2 章 機能説明 機能説明

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システム構成図

RS-232 GP-IB USB (USB-TMC ) Ether (VXI-1 1) GS820 RAM GS820ROM 内部ストレージ CH1

GS820

CH2 START TRIG AUX OUTPUT ZERO START TRIG AUX OUTPUT ZERO ディジタル 入力 ディジタル出力 アナログ 比較結果 アナログ 比較結果 PC コマンド制御 通信路 SYNC OUT アナログ / ディジタル 入出力 SYNC IN USB ストレージ機能による PC の外部ストレージとして 接続

同期運転用入出力端子 (SYNC IN/OUT) を接続した同期運転

GS820 GS820 GS820 SYNC IN OUT SYNC IN OUT SYNC IN OUT 2.1 システム構成とブロック図

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ブロック図

VFD ADC Vp V V I I Vm Vs R1 SW1 Rs R2 PLD + - - - - - + + + + DUT* Io (IL) Vo (VL) Switch Control Limiter Power Amp OUTPUT Lo SENSE Lo SENSE Hi OUTPUT Hi +Limit DAC -Limit DAC Source DAC Current Sense Voltage Sense LED KEY SYNC I/F GP-IB I/F LAN I/F DIO I/F DC/DC DC/DC CPU FPGA SDRAM FLASH ROM RS232 I/F Power Supply AC/DC CH1 アナログ部 ディジタル部 CH2 アナログ部

*DUT=Device Under Test (被測定対象) 接地電位のディジタル部、それと絶縁されたアナログ部から成っています。アナログ部 の CH1 と CH2 も互いに絶縁されています。電源は単一出力であり、ディジタル部へは 非絶縁の DC/DC コンバータで、アナログ部へは絶縁の DC/DC コンバータでそれぞれ所 望の回路電圧を供給しています。 ディジタル部は、CPU、FPGA、メモリおよび各種インタフェース回路により構成されて います。FPGA は CPU 周辺回路だけではなく、D/A コンバータ (DAC) やスイッチの設定 データをアナログ部にシリアル転送するインタフェースを備えています。 アナログ部は、高速で高精度のオペアンプや安定性に優れた抵抗などにより構成されて います。ディジタル部とのインタフェースには PLD を採用し、ディジタル部から送られ てくるシリアルデータを各 DAC に設定したり、レンジ変更時には各スイッチの動作シー ケンスを制御しています。 電圧発生では SW1 は V の側に接続されており、発生電圧 Vo はソース DAC の値 Vs に R2/R1 を乗じた値となります。ここで、負荷電流 IL がプラスの方向に増加し、IL × Rs がプラスリミッタ DAC の値 Vp を超えるとリミッタ回路のダイオードが ON し、負荷電 流を Vp/Rs に制限するように働きます。負荷電流の極性が逆の場合も同様の動作です。 電流発生では、SW1 は I の側に接続されており、発生電流 Io はソース DAC の値 Vs に (R2/R1)/Rs を乗じた値となります。ここで、負荷電圧 VL がプラスリミッタ DAC の値 Vp を超えるとリミッタ回路のダイオードが ON し、負荷電圧を Vp に制限するように働き 2.1 システム構成とブロック図 機能説明

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2.2 GS820 のソースメジャー機能について

ここでは、本機器の基本機能であるソースメジャー機能について説明しています。

機器の構成

本機器は、定電圧源 (VS) と定電流源 (IS)、電圧計 (VM) と電流計 (IM) により構成された 2 組のアナログチャネルを備えています。2 チャネル間は、絶縁されています。また、ロー カルセンス、リモートセンスを切り替えて 2 線式または 4 線式の電圧センシングができ ます。 CH2 CH1 GS820 の構成 OUTPUT Hi SENSE Hi DUT SENSE Lo OUTPUT Lo 電流計 IM 定電圧源 VS 定電流源 IS 電圧計 VM * * DUT 電圧測定用 4 線式測定で使用 A V

発生機能および測定機能

本機器には、次の発生機能および測定機能があります。 ・ 電圧発生&電流測定 (VS&IM) ・ 電流発生&電圧測定 (IS&VM) ・ 電圧発生 (VS) ・ 電流発生 (IS) ・ 電圧計 (VM) ・ 電流計 (IM) ・ 抵抗計 (IS&VM)

発生機能と測定機能の組み合わせ

各チャネルごとに発生機能、測定機能を選択し、任意に組み合わせて使用できます。 電圧発生 電圧発生 CH1 発生 GS820本体 マルチ電源 デバイス 電源1 電源2 CH2 発生 CH1:発生モード CH2:発生モード 電圧発生 電圧測定 CH1 発生 GS820本体 アナログ、 デジタルIC CH1:発生モード CH2:測定モード CH2 測定 電圧発生 電流測定 電流発生(電子負荷) 電圧測定 GS820本体 CH1:発生&測定モード CH2:発生&測定モード CH1 発生&測定 CH2 発生&測定 ・ DUT 例  CPU、マルチコア MPU、組込み機器、  ハイブリッド IC、ディスクドライブ、  各種ボードアセンブリ ・ DUT 例  オペアンプ、コンパレータ、  ロジック IC、各種ボードアセンブリ ・ DUT 例  3 端子レギュレータ、DC-DC コンバータ、  バイポーラトランジスタ、FET、  各種ボードアセンブリ 電源IC

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発生と測定のタイミング

発生&測定の基本タイミング

本機器では、DC 発生とパルス発生の 2 つの発生モードがあり、トリガ入力を起点とし て発生と測定を実行します。発生の開始後、あらかじめ設定していた積分時間による測 定を行います。測定後には、内部ゼロ基準を測定し、リアルタイムにオフセット補正を 行うオートゼロ測定機能を利用できます。 積分時間 メジャーディレイ ソース ディレイ ソーストリガ ソーストリガ 測定 発生 オートゼロ測定 発生動作の詳細については「2.3 発生」で説明しています。 測定動作の詳細については「2.4 測定」で説明しています。

トリガによるタイミング設定

ソーストリガとメジャートリガは、別々に選択できます。ソーストリガ源には 2 種類の 定周期タイマ、外部信号入力、補助トリガ、測定終了があり、メジャートリガ源には、 さらに、発生変更、スイープ終了、イミディエートが加わります。また、補助トリガ には外部信号によるものとプログラムによるイベントとして使用するものがあります。 ソースディレイ、メジャーディレイ、積分時間は、各チャネルごとに設定できます。 メジャートリガ メジャー ディレイ1 ソース ディレイ1 測定 メジャーディレイ2 ソースディレイ2 測定 積分時間1 積分時間2 メジャートリガ ソーストリガ ソーストリガ ソーストリガ ソーストリガ チャネル1 発生 チャネル2 発生 ソーストリガ: タイマ(定周期)1&2、外部トリガ、補助トリガ、測定終了 メジャートリガ: タイマ(定周期)1&2、発生変更、スイープ終了、外部トリガ、補助トリガ トリガの詳細については「2.6 トリガリング」で説明しています。 2.2 GS820 のソースメジャー機能について 機能説明

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ソースメジャーの非同期動作 本機器では、トリガの発生と測定を非同期で実行できます。 下図は、ソーストリガをタイマ 1、メジャートリガをタイマ 2 に設定し、1 回の発生に 対し複数回の測定を実行した場合の例です。 チャネル1 発生 (印加) チャネル2 測定 (負荷応答) メジャートリガ (タイマ2) ソーストリガ (タイマ1) 測定 測定 測定 測定 測定 測定 測定 測定 測定 測定 測定 測定

スイープ機能

定形スイープ

各発生モードで、パラメータ設定により、スイープ OFF( 一定値 )、リニアスイープ、ログ スイープの定形動作のスイープができます。 発生モード DC 発生 パルス発生 スイープ OFF ( 一定値 ) リニアスイープ ログスイープ

プログラムスイープ

ワークシートやテキストエディタ上で作成 / 編集したユーザー定義の任意波形データ (CSV 形式 ) でプログラムスイープができます。 プログラムスイープでは、発生レベル以外にタイミングや制御パラメータを同時にス イープできるので、波形発生タイミングに同期した制御シーケンスの実行が可能です。 ユーザー定義の 任意波形データ (CSV形式) スイープパターンの出力 スイープの詳細については「2.5 スイープ」で説明しています。 2.2 GS820 のソースメジャー機能について

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2.3 発生

発生範囲と発生レンジ

発生範囲

本機器が発生または測定することができる発生範囲を示します。 I V 1.2A 3.2A -7V 7V 18V -18V -1.2A -3.2A 765601/765602 I V 0.6A 1.2A -20V 20V 50V -50V -0.6A -1.2A 765611/765612 発生範囲は、いくつかの電圧レンジと電流レンジに分けられています。それぞれが発生 レンジまたはリミッタレンジとして使用されます。

電圧レンジ

電圧発生または電圧リミッタのレンジ構成です。 V I 7V/3.2A レンジ 18V/1.2A レンジ 2V/3.2A レンジ 200mV/3.2A レンジ レンジ 発生範囲 分解能 最大負荷電流 200mV ±200.000mV 1µV ±3.2A 2V ±2.00000V 10µV ±3.2A 7V ±7.0000V 100µV ±3.2A 18V ±18.0000V 100µV ±1.2A 765601/765602 I 765611/765612 機能説明

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電流レンジ

電流発生または電流リミッタのレンジ構成です。 V I 3.2A/7V レンジ 1.2A/18V レンジ 200mA/18V レンジ 20mA/18V レンジ 2mA/18V レンジ 200µA/18V レンジ 20µA/18V レンジ 2µA/18V レンジ 200nA/18V レンジ レンジ 発生範囲 分解能 最大負荷電圧

200nA ±200.000nA 1pA ±18V 2µA ±2.00000µA 10pA ±18V 20µA ±20.0000µA 100pA ±18V 200µA ±200.000µA 1nA ±18V 2mA ±2.00000mA 10nA ±18V 20mA ±20.0000mA 100nA ±18V 200mA ±200.000mA 1µA ±18V 1A ±1.20000A 10µA ±18V 3A ±3.20000A 10µA ±7V 765601/765602 V I 0.5A/50V レンジ 200mA/50V レンジ 20mA/50V レンジ 2mA/50V レンジ 200µA/50V レンジ 20µA/50V レンジ 2µA/50V レンジ 200nA/50V レンジ レンジ 発生範囲 分解能 最大負荷電圧

200nA ±200.000nA 1pA ±50V 2µA ±2.00000µA 10pA ±50V 20µA ±20.0000µA 100pA ±50V 200µA ±200.000µA 1nA ±50V 2mA ±2.00000mA 10nA ±50V 20mA ±20.0000mA 100nA ±50V 200mA ±200.000mA 1µA ±50V 0.5A ±0.60000A 10µA ±50V 1.0A ±1.20000A 10µA ±20V

765611/765612 1.2A/20V レンジ

発生ファンクション

≡操作説明は 5.1 節≡

発生ファンクションは電圧 (VS) または電流 (IS) です。 電圧 (VS): 定電圧源として動作し、電流リミッタが働きます。 電流 (IS): 定電流源として動作し、電圧リミッタが働きます。 2.3 発生

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発生固定レンジとオートレンジ

≡操作説明は 5.2 節≡

発生レンジには固定レンジとオートレンジがあります。 発生固定レンジ 直接目的のレンジを指定します。発生レベルは、指定したレンジの発生範囲内 (2-7 ~ 2-8 ページの「電圧レンジ」、「電流レンジ」参照 ) で設定できます。 発生オートレンジ 発生レベルによって、自動的に最適レンジに切り替ります。レンジを意識せずに、発生 範囲内 (2-7 ページの「発生範囲」参照 ) の発生レベルを設定できます。ただし、レンジ が切り替わる際に一時的に出力が不連続になることがあります。

ソースアクション

ソースアクションは、ソーストリガをきっかけにして発生設定が変化する一連の動作を 指します。 発生波形とスイープモードの組み合わせにより、次の 4 種類のソースアクションがあり ます。 DC 発生時のソースアクション DC 発生でスイープが OFF のとき、パネル操作や通信コマンドにより設定変更を指示さ れたタイミングで実際の発生設定が変更されます。メジャートリガ源として選択可能な SrcChg( 発生変更 ) は、ソーストリガ印加からソースディレイ時間が経過したタイミングで 発生します。また、ソースビジー (TRIG OUT) はソーストリガ印加で Lo になり、SrcChg の 発生+ソフト処理後に Hi に戻ります。 ソースビジー (TRIG OUT) SrcChg ソース ディレイ ソーストリガ (TRIG IN) 発生 前設定 次設定 ソフト処理によるジッタがあります フロントパネルからの操作、または通信コマンド制御 による発生設定変更(変更時に実際の発生設定が行わ れます。ソーストリガは無関係です。) パルス発生時のソースアクション パルス発生時のソーストリガ印加前の発生レベルは、パルスベースです。ソーストリガ 印加からソースディレイ後にパルス発生レベルをパルス幅だけ出力したのち、再びパル スベースに戻ります。メジャートリガ源として選択可能な SrcChg( 発生変更 ) は、ソー ストリガ印加からソースディレイ時間が経過したパルス発生のタイミングで発生します。 また、ソースビジー (TRIG OUT) はソーストリガ印加で Lo になり、1パルス発生終了+ ソフト処理後に Hi に戻ります。 ソーストリガ 2.3 発生 機能説明

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参照

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