2. Timer Syncのソフトキーを押します。
解 説
タイマは 2 チャネルに対して多目的な汎用タイマです。下記のトリガ源として使用でき ます。
スイープスタート源 (5.6 節 ) ソーストリガ源 (5.7 節 ) メジャートリガ源 (7.6 節 )
設定範囲
100µs ~ 3600.000000sタイマの位相合わせ
Timer1 と Timer2 は、それぞれが独立した周期で動作します。2 つのタイマを同じタイ ミングで動作させたいときには、位相を合わせることができます。
Note
プログラムスイープでタイマ周期を使ってスイープする場合、CH1 のソーストリガ源には Timer1 を、CH2 のソーストリガ源には Timer2 を設定してください。CH1 のスイープスタート 時に Timer1 の位相が、CH2 のスイープスタート時に Timer2 の位相が自動的にリセットされ共通設定
4.5 接続方式 ( リモートセンス / ローカルセンス ) の 選択
操 作
1. MEASURE 側のCONFIGキーを押します。
CONFIG メニューが表示されます。
2. Wireのソフトキーを押して、4W または 2W を選択します。
解 説
本機器には、2W および 4W の 2 つの接続方式があります。
2W:2 端子接続 ( ローカルセンス ) 4W:4 端子接続 ( リモートセンス ) 次ページに接続図を示します。
警 告
• 4 端子接続をする場合は SENSE 端子の接続が切れないように注意してください。
電圧が正しくセンシングされないため、OUTPUT Hi–OUTPUT Lo 端子間に異常 な電圧が現れる場合があります。
• 2 端子接続をする場合は OUTPUT 端子を使用してください。SENSE 端子を使用 すると、正しい発生ができなくなり、故障の原因になります。
電流発生で電圧測定をしている場合、電流が大きくなるとリード線による電圧降下が無 視できなくなります。そのような場合には、4 端子接続 (4W) を選択して DUT の直近に 接続すると、リード線抵抗の影響を受けずに電圧を測定できます。また、電圧発生の場 合も同様にリード線の影響が出てきます。この場合も 4 端子接続 (4W) にすると、リー ド線抵抗の影響を受けずに DUT に設定電圧を印加できます。
3 2 1
4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17
2端子接続
4端子接続
GS820
ADC
Source DAC
R1 R2
Power Amp Vsns
Current Sense
Rs
Voltage Sense
OUTPUT Hi
SENSE Hi SENSE Lo
OUTPUT Lo r2
r1 DUT
Vd Id
-+
-+
-+
ADC
Source DAC
R1 R2
Power Amp Vsns
Current Sense
Rs
22 22 Voltage Sense
OUTPUT Hi
SENSE Hi SENSE Lo
OUTPUT Lo r2
r1 DUT
Vd Id
-+
-+
-+
r3 r4 GS820
1MΩ
1MΩ
r1~r4: リード線抵抗 Id: DUT に流れる電流 Vd: DUT に印加される電圧 Vsns: GS820 がセンスする電圧
(=電圧発生レベル、電流測定値)
VdとVsnsとの間に Id×(r1+r2) の差が生じます。
r1、r2 が小さくても Id が大きくなると無視できません。
VdとVsnsとの間に
の差が生じますが、r1~r4 が小さい場合は無視できます。
Id × 1MΩ + rr1 . (r3 + 22Ω) +
3 + 22Ω + r1 r2 . (r4 + 22Ω) 1MΩ + r4 + 22Ω + r2
Note
• 4W(4 端子接続 ) を使用した場合、OUTPUT Hi‒OUTPUT Lo 端子間の発生電圧は、負荷に発 生する電圧よりも大きくなります。このとき、OUTPUT Hi‒OUTPUT Lo 間の発生電圧が発生 範囲を超えると、正しく発生できなくなり、異常負荷検出が動作し、出力が OFF になるこ とがあります。OUTPUT Hi‒OUTPUT Lo 端子間の発生電圧がレンジの発生範囲を超えないよ うにしてください。• 浮遊容量およびリードインダクタによる発振を防止するため、OUTPUT Hi 端子と OUTPUT Lo 端子に接続するリード線をツイストペアにしてください。同様に、SENSE Hi 端子と SENSE Lo 端子に接続するリード線もツイストペアにしてください。特に、電圧発生時の 4 端子接続で高容量負荷の場合には、リード線を短く配線してください。
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4.5 接続方式 ( リモートセンス / ローカルセンス ) の選択
共通設定
4.6 USB ストレージ機能
注 意
各データの本機器への書き込みには、USB ストレージ機能を使用します。本機器 のコンピュータウィルスへの感染を防ぐため、PC を本機器に接続する前に、PC が コンピュータウィルスに感染していないことを確認してください。コンピュータ ウィルスに感染した本機器を他の機器に接続すると、接続された機器が感染する 恐れがあります。
本機器に接続した PC がコンピュータウィルスに感染していたことがわかった場合 は、本機器のストレージをフォーマットしてください。本機器内のコンピュータ ウィルスは消滅します。