平成 26 年8月 全国大学音楽教育学会 会員各位 全 国 大 学 音 楽 教 育 学 会 理 事 長 畠 澤 郎 全 国 大 学 音 楽 教 育 学 会 関 東 地 区 学 会 実 行 委 員 長 早 川 史 郎
全国大学音楽教育学会
第 30 回全国大会《東京大会》最終案内
創立 30 周年記念大会 謹啓 盛夏の候、会員の皆さま方にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。 さて、すでにご案内させていただきました通り、第 30 回全国大会を下記のように開催いたします。 また、本状をもちまして最終案内とさせていただきます。会員の皆様には万障お繰り合わせのうえ、どう か多数ご参加くださいますようご案内いたします。 関東地区学会員一同、皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。 謹白 記 1.大 会 テ ー マ 「子どもの歌-唱歌・童謡 140 年の歩み」に音楽教育の原点を探る 2.期 日 平成 26 年 8 月 28 日(木)~ 8 月 30 日(土) 3.会 場 研 究 演 奏 音楽の友ホール 28 日(木) 地下鉄東西線「神楽坂駅」1番出口徒歩1分 研 究 会 東京ガーデンパレス 29 日(金)・30 日(土) 情報交換会 〒113-0034 東京都文京区湯島1−7−5 03-3813-6211 JR中央線・総武線「御茶ノ水駅」 聖橋口改札(東京駅寄りの改札)より徒歩 5 分4.日 程 8月 28 日(木) 音楽の友ホール 13:00~14:50 常任理事会 15:00~16:50 理事会 16:30〜17:00 受付 17:00~20:00 研究演奏 8月 29 日(金) 東京ガーデンパレス メイン会場[高千穂] 9:00~ 9:45 受付 9:45~10:00 開会式 10:00~10:30 創立 30 周年講演「学会創立 30 年の歩み」(杉江正美) 10:45~12:30 記念講演「新しい子どもの歌と詩人の心」 講演者 こわせ・たまみ(詩人、作詞家、絵本作家) 早川史郎との対談形式 12:30~13:30 昼食 メイン会場[高千穂] (12:15〜12:45 30 周年記念誌編集委員会 3F 鶴) 13:30〜16:30 研究発表(研究演奏の質疑応答含む) 第1会場[天空 A]第2会場[天空 B]第3会場[平安 A] 第1会場[天空 A] 研究演奏の要旨説明と質疑応答 A-1. 衣川久美子「日本の子どもの歌—唱歌・童謡 140 年の歩み」を軸とした 2010 年以降初版楽譜の傾向分析〜近畿圏の実態研究を含めて〜 A-2. 岡村 弘・二宮紀子・原 浩美 『日本の子どもの歌』曲集にみる日本の子どもの歌の課題 ―最高音・最低音・音域についてー A-3. 原 浩美・岡村 弘・二宮紀子 『日本の子どもの歌』曲集にみる日本の子どもの歌の課題 ―調性について― A-4. 二宮紀子・原 浩美・岡村 弘 『日本の子どもの歌』曲集にみる日本の子どもの歌の課題 ―リズムの観点から― A-5. 上田豊 『明日へ歌い継ぐ日本の子どもの歌 唱歌童謡 140 年の歩み』が 持つ音楽教育の資料性 第2会場[天空 B] 研究演奏の要旨説明と質疑応答
B-1. 松原由美 被虐待児における音楽遊びの効果について 〜 子どもの歌の活動を中心に 〜 B-2. 武石宣子 保育の表現技術のカリキュラム化について B-3. 角藤智津子 日本の幼稚園に於ける最初の「朝の歌」 -音楽的特色を含めて- B-4. 木村貴紀 小学校学習指導要領から浮き上がる、就学前後に於ける 音楽教育のあり方 B-5. 鈴木美樹子 ミュージック・フォトストーリー (音楽教材を視覚的に伝える歌うフォト紙芝居) 第3会場[平安 A] 研究演奏の要旨説明と質疑応答 C-1. 大海由佳・古谷和子・肝付文子 現代の保育者養成校における子どもの歌 ―習熟度別の伴奏に着目して― C-2. 睦路和佳 子どもの歌から感じられる拍子感について ~保育者志望学生の反応から~ C-3. 高山真琴 子どもの歌の弾き歌いを通しての読譜指導 ~音楽表現に結びつく読譜についての一考察~ C-4. 木下和彦 子どものうたの弾き歌いにおけるコード伴奏の有用性 ―保育者養成校の教員と学生へのアンケート調査をもとに― C-5. 小池美智子 子どもの歌を題材に聴き合う力を高める授業実践 〜部分的対旋律づくりと発表のグループ活動を通して〜 17:00~19:00 30 周年記念レセプション&情報交換会 メイン会場[高千穂] 8月 30 日(土) 東京ガーデンパレス メイン会場[高千穂] 9 : 3 0 ~ 1 0 : 0 0 受付 10:00~12:00 『30 周年記念コンサート』 うたと映像でつづる日本の子どもの歌 140 年の歩みコンサート 出演者:新沢としひこ、岡崎裕美、川口京子、長谷川芙佐子 特別参加:道灌山幼稚園児 5.会 費 参 加 費 ・会 員 7,000 円 ・学 生 1,000 円 情 報 交 換 会 8,000 円 昼 食 1,400 円
6.主 催 全国大学音楽教育学会 理 事 長 畠澤 郎( 鹿 児 島 国 際 大 学 ) 7.当 番 地 区 全国大学音楽教育学会 関東地区学会 大 会 実 行 委 員 長 早 川 史 郎( 育 英 短 期 大 学 ) 全国大会事務局長 今 田 政 成( 白 鷗 大 学 ) 8.参 加 申 込 方 法 別紙の全国大学音楽教育学会第 30 回全国大会《東京大会》参加申込書に必要事項をご記入の上、 郵送、ファックス、またはメール添付にてお申し込みください。 参加申し込みの締め切りは、
平成 26 年8月 11 日(月曜日)です。
・ 郵送による申し込み先 〒323-8585 栃木県小山市大行寺 1117 白鷗大学 今田政成 ・ファックスによる申し込み先 FAX 0285-22-9760 ・E-mail によるファイル添付による申し込み先 [email protected] 参加申込書ファイルは学会ホームページからダウンロードしてください。 宿泊等については、各自でお申し込みください。 尚、一次案内の別紙にてホテルのご案内をいたしておりますので、ご参考になさってください。 9. 会 費 等 の 送 金 方 法 お申し込みされた方は、大会参加費、及び情報交換会費、昼食代金の合計金額を別紙同封の振り 込み用紙をお使いいただきお振り込み下さい。 別紙同封振込用紙は全国大学音楽教育学会創立 30 周年記念大会《東京大会》専用です。 尚、○をつける箇所と記入する箇所が2項目あります。 参考 口座番号 00160-9-513436 加入者名 全国大学音楽教育学会関東地区学会 お申し込み及び送金された方には、締め切り後に事務局より 振込確認のお知らせをいたします。創立 30 周年講演
「学会創立 30 年の歩み」
杉江 正美
全国大学音楽教育学会設立の意義を顧みる 学会設立当初の研究課題について、学会員の関心事は、学生の鍵盤楽器(主にピアノ)学習の授業につ いて、どのような教科書を使用しているか?、学生一人当たり(個人レッスン)の所要時間は何分とれる か?、また、大学の入試にピアノを課しているのか?などなど、大学側の買い手市場の論理が優位であっ た。しかし、1980 年代には、既に「ML システム」の設置校において、「音の解放」によるアンサンブル 指導や集団指導の形態、「音の閉鎖」による個別指導やグループ別指導の実践が始められており、徐々に、 ピアノの「検閲レッスン」形態の学習成果と「音楽の総合学習」形態の学習成果との比較検討が為される ようになった。つまり、鍵盤学習をしながら、教材曲の歌唱やソルフェージュ指導についての指導方法の 研究や学習成果の分析にまで、論議が為されるようになった。 各地区学会の研究発表では、「手遊び・指遊び」による幼児の音楽遊びや、「手作り楽器」による幼児の 音楽遊びなどが印象に残っている。また、岡山・柴田公平氏の「エプロン・シアター」「パネル・シアタ ー」の素晴らしい実践と研究には唯々敬服あるのみであった。 教員養成校の教育は、幼稚園現場の実態や幼児の実態を深く理解しないで、保育内容や音楽遊びなどの 指導方法の授業をしているのではないだろうか?という批判と反省の言葉を耳にすることがある。中部地 区学会では、積極的に幼稚園現場を研究会場として、幼稚園の実態をよく知ろうという試みで、「猪高幼 稚園」の自由保育の終日見学会が催された。朝早くから、保護者に連れられて登園してくる園児が、その まま園庭で遊び始める子ども、早くも砂場で創造の世界に熱中する子ども、保育室のオルガンで遊ぶ子ど も、それに同調して遊ぶ子ども、小さなカセットテープのボタンを押して、好きな音楽に合わせて踊る子 どもとそれに同調して、踊りの輪を広げて楽しむ子ども。指示に従って行動するのではなく、遊びの中か らいろんな遊びを発見し、互いに影響し合い、そこから新たな創造が生まれ、発展する。そのような中で、 保育者は何を為すべきなのか。やはり、保育者は「人的環境」として笑顔で子どもと共に喜べる事が望ま れるのではないだろうか。午前中、たっぷりと子どもたちと共に遊びを共感し、観察し、これらの実態を 踏まえて「音楽教育」を研究したいものと考えた。また、九州地区学会では、幼児の自然な発声と歌唱は 「教えない保育」「歌いたくなる環境」の整備が必要であり、かなり自由な「環境による保育」の実態を、 鹿児島・西郷隆盛生家跡公園に隣接する「敬愛幼稚園」で、明るく楽しい歌唱の実態(数曲の事例)を見 学させて戴いた。園長(教会牧師)の話によると、PTA 会長の梅原秀次郎氏のアドヴァイスと影響による ものであるとのことであった。このような自然で美しい「幼児の歌唱」と「環境の整備」による「教えな い保育」について、全国七地区が共通の課題として研究討議されることを強く願ったのである。 全国大学音楽教育学会の 30 周年にあたり、子どもの喜々とした活動を中心に教育の在り方と指導方法 を研究する「音楽教育学会」として、更なる充実・発展を祈る次第である。記念講演
「新しい子どもの歌と詩人の心」
詩人 こわせ・たまみ
プロフィール 埼玉県生まれ。早稲田大学第一商学部に学び『早稲田童謡』 などで童謡を習作、1957 年卒業。化粧品会社にコピーライタ ーとして勤務するかたわらサトウハチロー主宰の木曜会に所 属。1960 年童謡同人誌「ピアノとペン」を創刊。1963 年新 しい童謡の創作運動をめざして、おうちやすゆき・阪田寛夫・ 荘司武・関根栄一・鶴見正夫らとともに『6の会』を結成。 1970 年より作家生活に入り NHK 幼児番組「ピッポピッポド ンドン」の構成を手がけ保育絵本などに童謡童話を執筆。 1982 年日本童謡協会に入会『季刊どうよう』編集長、副会長 などを歴任。絵本や童謡の著書は200 冊をこえる。 1986 年『そばのはながさいたひ』(佼成出版者)でボローニ ャ国際児童図書展エルバ賞を受賞。下総皖一音楽賞、日本童 謡賞、サトウハチロー賞、埼玉文化賞、2013 年第 12 回童謡 文化賞受賞。対談者 早川史郎
日頃、音楽に深く関っている私達は、「子どもの歌」を分析し評価するにあたり、その音楽的要素を中 心に据えて行なうことが多い。 メロディーの美しさ、ハーモニーの豊かさ、躍動するリズム、構成の妙などに心ひかれる。しかし、こ わせ・たまみ氏から「新しい子どもの歌と詩人の心」という命題を提示されたとき、私達は子どもの歌が 生まれる大きな要素となる「詩」の力に目を向けなければならないと強く感じた。それは詩の存在が子ど もの日々を彩り、情動を満たし、自然を愛する力を貯え、人との関わりを深める支えとなるからに他なら ない。そして、それを子どもの言葉に編む詩人のかけがえのない働きに、心が動かされる。 日本の「新しい子どもの歌」が誕生した良き時代に、たくさんの詩人や作曲家とつながりを持った氏に詩 人の心と音楽との関わりについて語っていいただけることを楽しみにしている。全国大学音楽教育学会第30回全国大会《東京大会》
研究演奏会プログラム
2014年8月28日(木)午後5時 音楽の友ホール 1. 作品発表(編曲) 金勝裕子(十文字学園女子大学) 演奏:箏 井上雅楽美恵 水戸雅都旭 尺八 小松崎 剛 唄 藤本秀ツル 曲目:山形民謡「花笠踊り」 2. ピアノ 田中慈子(京都光華女子大学短期大学部) 曲目:絵画的練習曲《音の絵》作品33 より(ラフマニノフ作曲) 第8 曲ト短調 変ホ短調 3. ピアノ 岡田泰子(中部学院大学短期大学部) 曲目:ワルツ 変二長調 作品64-1「子犬」(ショパン作曲) ノクターン 変ホ長調 作品 9-2(ショパン作曲) 4. ピアノ 小谷朋子(常磐会短期大学) 曲目:「子供の領分」より(ドビュッシー作曲) グラドゥス・アド・パルナッスム博士 ゴリウォーグのケーク・ウォーク 5. バリトン 野口雅史(新潟青陵大学短期大学部)ソプラノ 今泉明美(小田原短期大学) ピアノ 佐藤雄紀(小田原短期大学) 曲目:揺籠の歌(北原白秋作詞 草川 信作曲 岩河智子編作) 砂山(北原白秋作詞 山田耕筰作曲) そらでえんそくしてみたい(悠木一政作詞 早川史郎作曲) 6. ピアノ 内田なおこ(立正大学) 曲目:子守歌 作品57 幻想即興曲 作品 posth.66(ショパン作曲) 7. ピアノ 奥田昌代(大阪信愛女学院短期大学) 曲目:子供の情景 作品15(シューマン作曲)より 1. 見知らぬ国々から 2. 珍しいお話 3. 鬼ごっこ 7. トロイメライ 8. ソプラノ 内田基美(育英短期大学)ピアノ 渕上千里 曲目:揺籠の歌(北原白秋作詞、草川信作曲) おやすみなさい(宮田滋子作詞、早川史郎作曲) 小鳥たち(まど・みちお作詞、なかにし・あかね作曲) 9.ピアノ 三浦一宏(桜美林大学) 曲目:ルーマニア民俗舞曲(バルトーク作曲) 10. 指揮 藤田 明(聖学院大学) 演奏 女声アンサンブル“グリュツィーネ” 曲目:浜辺の歌(林 古渓作詞 成田為三作曲 江口泰央編曲) 夕焼小焼(中村雨紅作詞 草川 信作曲 三善 晃編曲)11. ピアノ 久野以早夫(東京福祉大学名古屋キャンパス) 曲目:華麗なる大円舞曲 変ホ長調 作品18(ショパン作曲) 12. ピアノ 廣田周子(神戸女子短期大学) 曲目:子どもの領分より(ドビュッシー作曲) グラドゥス・アド・パルナッスム博士 ゴリウォーゲのケークウォーク 13. 作品発表 上田 豊(吉備国際大学) 歌 矢内淑子(東海学園大学)ピアノ 小杉裕子(椙山女学園大学) 曲目:お空の色は何色かな(なんば・みちこ作詞) トックントックン (なんば・みちこ作詞) あしたのかぜ(野村たかあき作詞) 14. ピアノ 中島龍一(兵庫大学) 曲目:「子どもの歌による四季メドレーⅤ」(中島龍一編曲) 15. ピアノ 本野洋子(國學院大學) 曲目:小さい手のための練習曲~美しい音のための練習曲より 2. うれいと悲しみ 4. 走れ・ホ調(中田喜直) 16. ソプラノ 白石由美子(鳥取短期大学)ピアノ 安倍可菜子(上野学園大学) 曲目:ゆりかご(平井康三郎 作詞・作曲) まちぼうけ(北原白秋作詞 山田耕筰作曲) からたちの花(北原白秋作詞 山田耕筰作曲) 17. 作品発表 田口雅夫(秋草学園短期大学)高崎和子(秋草学園短期大学) 曲目:「やさしい気持ちで」「悲しい心」「ひとりぼっちの秋」「悲しい想いで」 「春のきもち」 18. ピアノ 平松愛子(近畿大学九州短期大学) 曲目:「お菓子の世界」より(湯山 昭作曲) 1. バースデーケーキ 2. ポップコーン 3. ドロップス 4. 鬼あられ 19. ピアノ 飯島まゆみ(青山学院女子短期大学) 曲目:幻想曲「さくらさくら」(平井康三郎) 日本民謡による変奏曲作品 87-3 より 第1,2,7変奏 20. 作品発表 鞍掛昭二(半田市長根幼稚園) 歌 中部地区会員有志 伴奏 鞍掛昭二 曲目:まど・みちお作詞による4つの子どものうた(鞍掛昭二作曲) 「あさやけ」「にじ」「なのはな と ちょうちょう」「きのこ」 この度の演奏会では音楽之友社様にご協力いただきますことを感謝申し上げます