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Charset Manager Standard Edition トラブルシューティング

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Academic year: 2021

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(1)

char-ts

2008

1

Charset Manager Standard Edition

(2)

まえがき

本マニュアルの目的

本書は、「Interstage Charset Manager Standard Edition」(以降、“Charset Manager”と略します)のトラブルシューティングです。Charset

Manager の導入および運用におけるトラブルに対し、即時に対応できることを目的としています。

表記上の約束

本マニュアルでは、次に示すマニュアル名称、略称および記号を使用しています。

マニュアル名称

マニュアル中で、自身を参照する場合は、「本マニュアル」と記述します。

Charset Manager のマニュアル名称を記述する場合、マニュアル名の先頭の「Interstage Charset Manager Standard Edition」とバー

ジョン、対象 OS を省略して表記します。

連携する製品のマニュアル名称については、最新バージョンでの名称を記載しています。

略称

本マニュアル中で使用している略称は、Charset Manager のオンラインマニュアルで定義されている略称に従っています。

特にバージョンが表記されていない場合には、Charset Manager の全バージョンに共通する情報として記述しています。バージョン 固有の情報である場合には、バージョンを表記しています。

記号

本マニュアルでは、キーやメニューなどを表記するために、次のように記号を使用します。 記号 意味 [ ] 画面やダイアログボックスに表示される文字、およびキーボードのキーを示します。 例:[設定]ダイアログボックス、[ファイル]メニュー、[項目名]、[OK]ボタン、[Enter]キー [ ]-[ ] 画面のメニューとメニューコマンドを示します。 例:[ツール]メニューの[設定]コマンドの場合 [ツール]-[設定] ・ ・ ・ 途中を省略していることを示します。 例: <TABLE> ・ ・ ・ </TABLE> また、次のアイコン表記を使用します。

注意

注意が必要な情報を示します。

(3)

参考

参考記事を示します。

例を示します。

参照

参照マニュアルを示します。

マニュアル体系と読み方

本マニュアルの読者

本マニュアルは、Charset Manager の機能を利用したシステムを構築/運用している方を対象としています。 本マニュアルを読むためには、以下の知識が必要です。

Windows など運用しているシステムの OS に関する基本的な操作、機能に関する知識

Charset Manager に関する知識

関連マニュアル

本マニュアルを読むにあたり、Charset Manager の製品に添付されているオンラインマニュアルも参照してください。 2008 年 1 月

Microsoft、Windows、Windows Server は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における商標または登録商標です。 Internet Information Server は、米国 Microsoft Corporation の製品です。

UNIX は、米国およびその他の国におけるオープン・グループの登録商標です。

Solaris およびすべての Solaris に関する商標およびロゴは、米国およびその他の国における米国 Sun Microsystems, Inc.の商標また

は登録商標であり、同社のライセンスを受けて使用しています。

Java およびすべての Java 関連の商標およびロゴは、米国 Sun Microsystems, Inc.の商標または登録商標です。 Linux は、Linux Torvalds の米国およびその他の国における登録商標または商標です。

Red Hat、RPM および Red Hat をベースとしたすべての商標とロゴは、Red Hat, Inc.の米国およびその他の国における登録商標ある

いは商標です。

Adobe、Adobe のロゴ、Acrobat、および Acrobat のロゴは、Adobe Systems Incorporated(アドビシステムズ社)の商標です。

そのほかの会社名および製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

Microsoft Corporation のガイドラインに従って画面写真を使用しています。

(4)

修正履歴

版数 修正日 修正内容 1.0 2004 年 12 月 10 日 初版 1.1 2005 年 3 月 25 日 「2.2 日本語資源適用」に、2.2_Q7 および 2.2_Q8 を追加 1.2 2005 年 6 月 24 日 略称(Solaris、Linux)の修正。 「4 標準コード変換」に、4_Q25 ~ 4_Q29 追加。4_Q16 修正。 1.3 2005 年 7 月 22 日 「2.1 日本語資源管理」に、2.1_Q15 ~ 17 追加。 「3.1 印刷資源管理」に、3.1_Q2 追加。 「5 拡張データ変換」に、5_Q9 追加。 1.4 2005 年 9 月 26 日 「2.1 日本語資源管理」に、2.1_Q18 ~ 19 追加。 「2.2 日本語資源適用」に、2.2_Q9 ~ 10 追加。 「3.2 印刷資源適用」に、3.2_Q2 ~ 3 追加。 「4 標準コード変換」に、4_Q30 ~ 32 追加。4_Q9 および 4_Q19 修正。 1.5 2005 年 10 月 28 日 「3.2 印刷資源適用」に、3.2_Q4 追加。 「4 標準コード変換」に、4_Q33 追加。 1.6 2006 年 2 月 24 日 「2.2 日本語資源適用」に、2.2_Q11 ~ 13 追加。 2.0 2006 年 8 月 29 日 バージョン共通化(V7 を削除、各記事に対象バージョン追加) V8 マニュアルからの反映(分類、記事内容) 内容の見直し(V8 マニュアルに反映されていないものについて) 記事の追加(1.2.2、1.4.9、2.1.12、2.2.8、2.2.9、3.7、3.8、6.1.1、6.1.2) 2.1 2006 年 12 月 7 日 「1.2 外字に関するトラブル」の No.2 のトラブル内容を修正。 「2.1 外字の適用に関するトラブル」の No.11 のトラブル内容を修正。 「2.1 外字の適用に関するトラブル」に、No.13、No.14 を追加。 「4.2 関数のトラブル」の No.1 の対処を修正。 「4.3 文字コード変換表のカスタマイズに関するトラブル」に、No.2、No.3 を追加。 「4.4 コード変換のトラブル」に、No.10 を追加。 「6.1 インストール」に、No.3 を追加。 2.2 2007 年 3 月 23 日 略称に、Windows Vista、RHEL5(x86)、RHEL5(IPF)を追加。 マニュアル略称に、バリデーション編を追加。 「4.3 文字コード変換表のカスタマイズに関するトラブル」に、No.4 を追加。 「4.4 コード変換のトラブル」に、No.11、No.12 を追加。

2.3 2007 年 9 月 20 日 略称に、Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard Edition、Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise Edition を追加。

マニュアル略称に、Windows 版 V9 を追加。 Windows 版 V9 の出荷に伴い、全体的に修正。 「1.4 配付に関するトラブル」の No.4 のトラブル内容を修正。 「1.5 その他のトラブル」に、No.4 を追加。 「2.1 外字の適用に関するトラブル」に、No.15、No.16、No.17 を追加。 「3. 印刷資源運用」の No.6 のトラブル内容と、No.8 の対処を修正。 「4.4 コード変換のトラブル」の No.9 の原因を修正。

(5)

版数 修正日 修正内容

2.4 2008 年 1 月 28 日 全体的にスタイルを変更。

Unix 版 V9 の出荷に伴い、Unix 系のトラブルの【発生する VL】に V9 を追加。

「2.2 配付に関するトラブル」の No.12 を追加。 「第 5 章 拡張データ変換機能」の No.3 を追加。

(6)

目 次

第1章日本語資源管理...1 1.1 業務に関するトラブル...1 1.2 外字に関するトラブル...1 1.3 辞書に関するトラブル...2 1.4 配付に関するトラブル...3 1.5 その他のトラブル...7 第2章日本語資源適用...9 2.1 外字の適用に関するトラブル...9 2.2 配付に関するトラブル...13 第3章印刷資源運用...18 第4章標準コード変換機能...21 4.1 コマンドのトラブル...21 4.2 関数のトラブル...22 4.3 文字コード変換表のカスタマイズに関するトラブル...22 4.4 コード変換のトラブル...24 4.5 その他のトラブル...28 第5章拡張データ変換機能... 29 第6章その他...30 6.1 インストール...30

(7)

1

日本語資源管理

1.1

業務に関するトラブル

1 業務を定義する時に「入力用マスタコード系の設定に失敗しました。」が表示されます。 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 データが壊れている可能性があります。 【対処】 以下を実施してください。

退避資源があり、その退避時点のデータに戻ってもよい場合は、データを復元します。

または、Charset Manager を再インストールします。

1.2

外字に関するトラブル

1 TrueType フォントにおいて、ドット編集で外字を作成後、取出しを行い、再度日本語資源管理に登録を行うと、最初 にドット編集で作成した字形と多少異なった字形になってしまいます。 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 日本語資源管理から取り出すとき、ドットからアウトラインに変換します。 また、日本語資源管理に登録するとき、アウトラインからドットに変換します。 ドットからアウトライン、アウトラインからドットというように変換を繰り返すと、字形に変化が生じま す。 これは、例えばアウトラインからドットへ変換するときに、曲線や斜線などの位置によってどのドッ トに印を付けるかが難しいためです。 【対処】 ありません。

2 Windows XP、または Windows Server 2003 において、Unicode(Unicode-JEF を含む)で管理しているフォントシステ

ムを日本語資源管理の外字一覧で表示すると、以下のコードが異なる文字パターンや「・」になってしまいます。 0xE7C7-0xE7C8 0xE7E7-0xE7F3 0xE801-0xE805 0xE815-0xE864 0xF004-0xF00F 0xF700-0xF71A 0xF71D 0xF810-0xF81B 0xF820-0xF823 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 本現象に対する情報が、Microsoft から以下の URL で公開されています。 http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;418643 http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;418818 http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;332134 http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;831176 【対処】 パブリック QFE 332134 を適用後、富士通専用 QFE 831176 を適用してください。 3 UDC 管理では Windows の外字への登録を行うと、システムの外字にも反映されていましたが、日本語資源管理で は登録してもシステムの外字には反映されません。 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9

(8)

【原因】 UDC 管理では、1 台の資源管理サーバで 1 業務のみの外字管理であり、システムのフォントを 使用して管理していました。 日本語資源管理では、1 台の資源管理サーバで複数業務の外字が管理できるように、外字の管 理方法を変更しています。 【対処】 日本語資源を資源管理サーバ自身に適用するには、以下の手順にしたがって適用してくださ い。 日本語資源管理機能で、以下の操作を行います。

1.

配付情報の配付方法に「Charset Manager の資源配付機能で配付する。」を選択します。

2.

配付情報にサーバグループを追加します。 サーバグループ名に任意の値を設定します。 サーバ名/IP アドレスに管理サーバの情報を設定します。

3.

配付情報のサーバグループ配下にクライアントグループを追加します。 クライアントグループ名に任意の値を設定します。 クライアントグループに適用する日本語資源を設定します。

4.

日本語資源管理のメニューの「業務」から「配付」を選択し、日本語資源を 2)で追加した サーバ(自分自身)に配付します。この操作により、クライアント機能で取出し可能な日本語 資源を作成します。 クライアント機能で、以下の作業を行います。

1.

日本語資源取出し環境の設定 [日本語資源取出し環境の設定]ダイアログボックスでは、以下のような値を設定し、[OK]ボ タンを押下することで設定した環境を保存します。 ・配付元サーバ情報 管理サーバの情報を設定します。 サーバのシステム:Windows 系 サーバ名/IP アドレス:管理サーバのサーバ名または IP アドレス 詳しくは、以下を参照してください。 ≪V6、V7 の場合≫ “使用手引書 日本語資源運用編”の“7.1.1 資源配付機能のクライアント設定” ≪V8、V9 の場合≫ “使用手引書 日本語資源適用編”の“3.1.1 Charset Manager の資源配付の設定”

2.

日本語資源の取出し [日本語資源取出し]を実行することで、日本語資源管理で管理されている日本語資源が、 資源管理サーバへ適用されます。

1.3

辞書に関するトラブル

1 漢字辞書一覧で、入力用マスタコード一覧に文字コードが表示されません。 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 表示条件に一致するコードがない可能性があります。 【対処】 表示条件を変更します。 それでも、表示されない場合には、以下を実施してください。

退避資源があり、その退避時点のデータに戻ってもよい場合は、データを復元します。

または、Charset Manager を再インストールします。

(9)

2 単語辞書一覧で、登録単語一覧に単語情報が表示されません。 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 表示条件に一致する単語がない可能性があります。 【対処】 表示条件を変更します。 それでも、表示されない場合には、以下を実施してください。

退避資源があり、その退避時点のデータに戻ってもよい場合は、データを復元します。

または、Charset Manager を再インストールします。 3 単語辞書一覧で、登録単語に文字が表示されません。 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 表示されない文字が外字である可能性があります。 【対処】 漢字辞書一覧において、表示されない文字を外字として追加します。または、単語辞書一覧で その単語を削除します。 4 単語辞書一覧で、単語の修正ができません。 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 登録されている単語内に、漢字辞書に登録されていない文字コードが含まれています。 【対処】 「選択中の表現には、現在の入力用マスタコードでは表現できない文字があるため、編集するこ とができません。」と表示される場合には、漢字辞書一覧において、存在しない文字を外字として 追加します。 または、単語辞書一覧でその単語を削除します。 5 辞書の環境設定で、運用 KUIN 辞書の項目がマスクされていて選択できません。 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 Charset-辞書オプション(KUIN 検索ライブラリ)がインストールされていないか、KUIN のインストー ルパスが設定されていません。 【対処】 以下の点を確認してください。

必要な Charset-辞書オプション(KUIN 検索ライブラリ)がインストールされているか確認してく ださい。

Charset-辞書オプション(KUIN 検索ライブラリ)がインストールされている場合は、以下を参照 して、Charset-辞書オプション(KUIN 検索ライブラリ)のインストールパスを環境定義ファイル に記述してください。 ≪V6、V7 の場合≫ “使用手引書 日本語資源運用編”の“3.6.1 辞書の環境設定” ≪V8、V9 の場合≫ “使用手引書 日本語資源管理編”の“5.4 辞書の環境設定”

1.4

配付に関するトラブル

1 「Charset Manager Transfer Service」で JavaVM の異常終了エラーが頻発します。 【発生する VL】 V6, V7, V8

【原因】 富士通独自開発の JavaVM(以下、FJVM)を使用していると、FJVM の異常終了エラーが頻発す

る場合があります。

【対処】 以下の対処を行ってください。

(10)

インストールディレクトリ¥JPMAN¥hmapp¥daemon¥bin¥javaoption.inf

2.

上記のファイルに記述されている javaw.exe のバージョンを確認します。

3.

FJVM であった場合には、1)のファイルに以下の下線部分を追加します。 C:¥jre131¥javaw.exe -hotspot -Xrs -cp (以下、略)

4.

システムを再起動します。 2 配付した日本語資源をクライアントに適用したが、辞書で定義した文字とは違う文字が表示されてしまいます。 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 辞書用外字と Windows TrueType フォントで違う文字パターンの文字が定義されている可能性 があります。 【対処】 辞書用外字と Windows TrueType フォントには同じ文字パターンの文字を定義するようにしてく ださい。どちらかのフォントシステムで登録、作成した文字を、もう一方に移行することにより同じ 文字パターンの文字を定義することができます。 3 配付状況集結ログが文字化けしています。 【発生する VL】 V6, V7, V8、V9 【原因】 部門サーバが Unix 系の場合、環境変数 LANG の設定が正しく行われていない可能性がありま す。 【対処】 以下を参照し、Charset Manager の資源配付機能を使用する場合の設定を再度行ってください。 ≪V6、V7 の場合≫ “Solaris 版 インストールガイド”の“5.3 インストール後の環境設定” “Linux 版 インストールガイド”の“5.3 インストール後の環境設定” ≪V8 の場合≫ “Solaris 版 インストールガイド”の“5.2.3 インストール後の環境設定” “Linux 版 インストールガイド”の“5.2.3 インストール後の環境設定” ≪V9 の場合≫ “Solaris 版 インストールガイド”の“5.2.3 インストール後の環境設定” “Linux 版 ソフトウェア説明書”の“10.1.2.3 インストール後の環境設定” 4 以下の OS で Charset Manager の資源配付を実施すると、エラーとなります。

Windows Server 2003 SP1 以降で Windows ファイアウォールが有効な場合

Windows XP SP2

Linux でセキュリティレベルの設定でファイアウォールが有効な場合 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 Charset Manager の資源配付で使用する通信ポートがファイアウォールで閉鎖されているためで す。 【対処】 資源管理サーバ、部門サーバにおいて以下のポート番号を開設してください。 3903 3904 資源管理サーバのポート番号の開設方法については、以下を参照してください。 ≪V7 の場合≫ “Windows 版 インストールガイド”の“1.5.1 資源配付機能の環境設定について” ≪V8、V9 の場合≫

(11)

“使用手引書 日本語資源管理編”の“6.2.1.1 配付環境の設定” 部門サーバ側については、以下を参照してください。 ≪V7 の場合≫ “Windows 版 インストールガイド”の“1.5.1 資源配付機能の環境設定について” ≪V8、V9 の場合≫ “使用手引書 日本語資源適用編”の“2.1.1 Charset Manager の資源配付の設定” クライアントは、上記の対処は必要ありません。 5 Java をインストールしてから、配付環境設定コマンドを実行しましたが、エラーとなります。 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 インストールされている Java の環境をコマンドが自動的に見つけることができなかったためです。 【対処】 ≪V6 の場合≫ 以下を参照し、対処してください。 “Windows 版 インストールガイド”の“1.5.1 資源配付機能の環境設定について”の注意 ≪V7 の場合≫ 以下を参照し、対処してください。 “Windows 版 インストールガイド”の“1.5.1 資源配付機能の環境設定について”の“Java をインス トールする前に Charset A のサーバをインストールした場合 または、Charset

Manager-A のサーバのインストール中に資源管理サーバ名を指定しなかった場合 または、資源管理サー バ名を変更したい場合”の注意 ≪V8,V9 の場合≫ /JH パラメタを指定して、実行してください。詳しくは、以下を参照してください。 “使用手引書 日本語資源管理編”“6.2.1.1 配付環境の設定” 6 Web 入力サーバに配付しましたが、配付状況集結ログで配付異常となり、運用監視ログに以下のエラーが出力され ました。

~,5,19,16842791,The connect to the responder host was failed. Please confirm the running situation of ‘Daemon’ on the responder side.

Web 入力サーバで、「Charset Manager Transfer Service」のサービスの状態を確認したところ、サービスが見つかりま

せん。 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 Charset-Web 入力のインストール時に配付環境の設定に失敗して、サービスが登録されていな い可能性があります。 【対処】 Web 入力サーバ側で配付環境設定コマンドを実行して、サービスを登録してください。 配付環境設定コマンドについては、以下を参照してください。 ≪V6、V7 の場合≫ “Windows 版 インストールガイド”の“1.5.1 資源配付機能の環境設定について” ≪V8、V9 の場合≫ “使用手引書 日本語資源適用編”の“2.1.1 Charset Manager の資源配付の設定”

7 Windows の部門サーバへ List Creator に適用する資源を配付しましたが、適用できません。

【発生する VL】 V6, V7, V8, V9

【原因】 以下の原因が考えられます。

(12)

2.

配付先の部門サーバにもともと資源管理サーバがインストールされていた。

【対処】 1 の場合は、資源管理サーバとは別のマシンに List Creator をインストールし、Charset Manager-A をインストールしてください。 2 の場合は、以下のディレクトリを必要に応じてバックアップした上で、削除してください。その後、 再度配付し適用してください。 [管理ディレクトリ]¥JPRES¥MAN 例)c:¥resMGR¥JPRES¥MAN 8 Windows の部門サーバに対して即時適用で配付を行いましたが、配付状況集結ログに適用完了のログが出力され ません。 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 外字移入コマンドが待ち状態となっている可能性があります。 【対処】 部門サーバ側で起動中のアプリケーションを停止してください。それでも解消されないようであれ ば、OS の再起動を行い、その後で適用を実施してください。 9 Charset Manager の資源配付で配付を行うと、エラーが発生します。 配付情報の設定に誤りはなく、また、ネットワーク環境などに異常はありません。 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 資源管理サーバ、または部門サーバのコンピュータ名が RFC の規約に従っていない可能性が あります。(例えば、コンピュータ名に"_"が含まれているなど) 【対処】 RFC の規約に従って名前を変更してから、再度配付を行ってください。 10 運用中に Java をアンインストールした場合の対処方法を教えてください。 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9

【原因】 Charset Manager の資源配付機能で使用している Java をアンインストールすると、サービスが起

動できなくなります。 【対処】 以下の対処を行ってください。

1.

Java を再インストールします。

2.

以下のコマンドを実行します。 Charset Manager-M の場合 インストールディレクトリ¥JPMAN¥f5atvini.exe /M 11 運用中に資源管理サーバのコンピュータ名を変更した場合の対処方法を教えてください。 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 資源管理サーバのコンピュータ名を変更した場合、Charset Manager の資源配付機能の設定情 報を変更する必要があります。 【対処】 以下のコマンドを実行します。 Charset Manager-M の場合 インストールディレクトリ¥JPMAN¥f5atvini.exe /M

Windows 版 Charset Manager-A の場合 ※注

インストールディレクトリ¥JPAGE¥f5atvini.exe /A /S 資源管理サーバ名

Solaris または Linux 版 Charset Manager-A の場合 ※注

/etc/opt/FSUNadj/JPAGE/bin/qgfvini /S 資源管理サーバ名

(13)

Solaris または Linux 版 Charset Manager-A の場合、デーモンを再起動します。再起動の方法に ついては、以下を参照してください。 ≪V6、V7 の場合≫ “使用手引書 日本語資源運用編”の“J.1.3 運用監視ログ”の“サービスを再起動する方法” ≪V8、V9 の場合≫ “使用手引書 日本語資源適用編”の“2.1.1 Charset Manager の資源配付の設定”

1.5

その他のトラブル

1 資源の復元を行うと、以下のエラーメッセージが表示されます。 「辞書用外字のフォント(GMxx)は、業務(業務名)で使用されているため復元できません。」 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 Charset Manager を再インストールした後、資源の復元を行う前に業務を作成した可能性がありま す。 【対処】 以下の手順で資源の復元を行ってください。

1.

エラーメッセージに表示された業務名の業務を、別の業務に複写します。

2.

エラーメッセージに表示された業務名の業務を削除します。

3.

再度、資源の復元を行います。

4.

まだエラーメッセージが表示される場合には、1)~ 3)の処理を繰り返します。 2 日本語資源管理を実行すると、応答なしになる場合があります。 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 本現象は、外字の処理中に日本語資源管理が発行している Windows メッセージ (WM_FONTCHANGE)に対して、応答しないユーザアプリケーションが存在している場合に発生 する可能性があります。 【対処】 以下の対処で回避してください。

外字の登録(移入)または削除時にはユーザアプリケーションを動作させない

ユーザアプリケーションをバックグラウンドで動作させる(ユーザアプリケーションがバックグラ ウンドで動作可能な場合)

ユーザアプリケーションの見なおし(フォント変更通知(WM_FONTCHANGE)に応答を返す ようにユーザアプリケーションを修正) 3 他の製品をインストールまたはアンインストールをしたあとで、日本語資源管理を起動しようとすると、以下のようなエ ラーが出て起動できません。 「ダイナミックリンクライブラリ F3CEICNV.dll が指定されたパス XXX に見つかりませんでした。」 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 他の製品のインストールまたはアンインストール時に PATH 環境変数が変更されているためで す。 【対処】 OS を再起動してから、日本語資源管理を起動してください。 4 日本語資源管理でコードの対応定義を実施しましたが、表示するフォントシステムによって外字一覧に表示されるコー ドの対応関係が、設定したコードの対応定義と異なってしまいます。原因と対処を教えてください。 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 日本語資源管理の外字一覧で表示するコードの対応関係は、表示しているフォントシステムの コード系から他のコードにコード変換した結果を表示しています。

(14)

一つの業務に三つ以上の異なったコード系のフォントシステムを設定している場合で、そのうち の二つのコード系に対してコードの対応定義を行っている場合に、この現象となります。 例えば、お客様が 41A2(JEFKANA)と、F040(SJISMS)を対応定義し、JEF、シフト JIS(MS)、 Unicode のフォントシステムを業務に定義している場合は、以下のように表示されます。 <シフト JIS(MS)のフォントシステムを表示した場合> シフトJIS(MS):f040 JEF :41a2 Unicode :e000 < Unicode のフォントシステムを表示した場合> Unicode :e000 JEF :88a1 シフトJIS(MS):f040

これは、JEF とシフト JIS(MS)は対応関係を変更していますが、Unicode と JEF の対応関係が変 更されていないためです。 【対処】 以下のように表示させるには、41A2(JEFKANA)と、E000(UCS2)も対応定義してください。 <シフト JIS(MS)のフォントシステムを表示した場合> シフトJIS(MS):f040 JEF :41a2 Unicode :e000 < Unicode のフォントシステムを表示した場合> Unicode :e000 JEF :41a2 シフトJIS(MS):f040 ≪補足≫

(15)

2

日本語資源適用

2.1

外字の適用に関するトラブル

1 クライアントの適用処理が失敗しました。 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 以下の点を確認してください。

“JEF 拡張文字を移入”を指定しているか。

クライアントの環境変数 ADJDIR と F5AT_RECEIPTDIR が正しく設定されているか。

部門サーバで日本語資源取出しを実行していないか。 【対処】 それぞれ、以下の対処を行ってください。

“JEF 拡張文字を移入”を指定している場合、適用側のマシンに JEF 拡張漢字サポートをイ ンストールしていないと、適用処理は失敗します。JEF 拡張漢字サポートをインストールする か、JEF 拡張文字の移入を行わないでください。

環境変数は、インストール時に設定されます。設定される環境変数については、“Windows 版 インストールガイド”を参照してください。

部門サーバで日本語資源取出しはできません。部門サーバの適用処理を行ってください。 2 部門サーバの適用処理が失敗しました。 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 以下の点を確認してください。

“JEF 拡張文字を移入”を指定しているか。

部門サーバの環境変数 ADJDIR と F5AT_RECEIPTDIR が正しく設定されているか。

資源管理サーバに対して部門サーバの適用処理を実行していないか。

部門サーバのシステム種別が誤っていないか。 【対処】 それぞれ、以下の対処を行ってください。

“JEF 拡張文字を移入”を指定している場合、適用側のマシンに JEF 拡張漢字サポートをイ ンストールしていないと、適用処理は失敗します。JEF 拡張漢字サポートをインストールする か、JEF 拡張文字の移入を行わないでください。

環境変数は、インストール時に設定されます。設定される環境変数については、“Windows 版 インストールガイド”を参照してください。

資源管理サーバで部門サーバの適用処理はできません。資源管理サーバで適用処理を行 いたい場合は、クライアントの適用処理を行ってください。

資源管理サーバ側で[日本語資源管理]を起動し、該当する部門サーバが所属するサーバ グループの設定を確認してください。[サーバのシステム]に設定されている情報が実際のシ ステムと合っていない場合、合わせてから再度配付処理を行ってください。 3 外字適用で Windows のシステム外字に JEF 拡張文字が移入できません。 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 以下の原因が考えられます。

JEF 拡張漢字サポートがインストールされていない。

外字適用の移入ダイアログボックスの“変換表に定義されている JEF 拡張文字を移入”チェッ クボックスがチェックされていない。

(16)

文字コード変換表が設定されていない。

【対処】 以下の点を確認してください。

JEF 拡張漢字サポートをインストールしてください。

外字適用の移入ダイアログボックスの“変換表に定義されている JEF 拡張文字を移入”チェッ

クボックスをチェックしてください。

JEF 拡張文字とシフト JIS の外字を対応定義した文字コード変換表(usrtbl)を、Charset Manager

のインストールディレクトリ配下の data ディレクトリに設定してください。

4 Solaris において、qgfaddp コマンドを実行すると、以下のメッセージが出力され、外字の移入ができません。

JOD229I-E SPECIFIED FONT FILE(xx,yyyyyyyy)IS NOT EXIST.

【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 本現象は、日本語拡張表示(印刷)オプションをインストールする時、必要なフォントがインストー ルされていない場合に発生します。 【対処】 日本語拡張表示(印刷)オプションのインストール時に指定する解像度により、インストールされる フォントサイズが異なります。使用するフォントサイズがインストールされているか確認してくださ い。 確認方法およびインストール時の指定については、日本語拡張表示(印刷)オプションの「インス トールガイド」を参照してください。 5 Solaris において、qgfaddp コマンドを実行すると、以下のメッセージが出力され、外字の移入ができません。

JOD198I-U INNER ROUTINE ERROR.

【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 本現象は、外字移入時のロケールが U90 でない場合に発生します。 【対処】 外字の移入コマンド(qgfaddp)を実行する際、環境変数"LANG"に"ja_JP.U90"が設定されている か確認してください。"ja_JP.U90"でない場合は環境変数に設定してから、再度移入処理を実施 してください。 6 部門サーバまたはクライアントで外字の移入を実行しましたが、いつまでも終了しません。 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 外字移入コマンドが待ち状態となっている可能性があります。 【対処】 起動中のアプリケーションを停止してください。それでも解消されないようであれば、OS の再起動 を行い、その後に外字の移入を実行してください。 7 「標準の外字」に外字の適用を行ったところ、以前に移入した外字と置き換わりませんでした。 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 Windows の仕組みとして、まず対象フォント(例えば「MS Pゴシック」)の外字ファイルを参照し、 文字がなければ次に「標準の外字」を参照します。 そのため、意図した外字が「標準の外字」に設定されていても、対象フォントの外字ファイルに影 響されて、正しく表示されない場合があります。 【対処】 上記の場合、システムで標準に提供されている外字エディタを使用して外字ファイルのリンクを外 すことで「標準の外字」に適用した外字を表示させることが可能となります。

1.

[スタート]-[プログラム]-[アクセサリ]-[外字エディタ]を選択し、外字エディタを起動します。

2.

[コードの選択]ダイアログで[キャンセル]を押下します。

3.

プルダウンメニュー[ファイル]-[フォントのリンク]を選択します。

4.

[フォントのリンク]ダイアログで[外字フォントの種類]の[指定したフォントにリンクする]を選択 します。

(17)

5.

[フォントのリンク]ダイアログで[フォントの選択]の対象フォント(例えば「MS Pゴシック」等) を選択し、[削除]ボタンを押下します。

6.

[フォントのリンク]ダイアログで[外字フォントの種類]の[すべてのフォントにリンクする]を選 択し、[OK]ボタンを押下します。

7.

プルダウンメニュー[ファイル]-[外字エディタの終了]を選択し、外字エディタを終了します。 8 「移入先フォント」に「MS ゴシック(書体を意識した外字)」を指定して外字を移入しましたが、IE で表示されない箇所 がありました。 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 日本語資源適用の[移入]ダイアログで、[移入先フォント]に任意のフォント(書体を意識した外 字)を選択すると、ブラウザ(IE)で正常に表示されない場合があります。 【対処】 正常に表示されない箇所、ブラウザ上で実際に表示されるフォント、および対処法は以下のとお りです。 正常に表示さ れない箇所 表示されるフォント 対処法:移入した 外字を 表示するには? テキストエリア [IE のプロパティ]-[フォン ト]-[テキスト形式フォン ト]で指定されたフォント 日本語資源適用 の[移入]ダイアログ で、[移入先フォン ト]に「標準の外 字」を選択 ブラウザ(IE)で INPUT と定義 されたエリア MS UI Gothic 書体を意識した外字を利用するときは、各アプリケーションがどのフォントを使うのかひとつずつ 検証し、そのすべてに対して外字を登録する必要があります。また、エンドユーザがブラウザの表 示に指定できるフォントも制限されることになります。 したがって、テキストエリア、および INPUT と定義されたエリアの両方に表示ができる「標準の外 字」に移入する運用をお勧めします。

9 Centric Manager を使用した外字の一括配付で、配付先システムの ADJUST でエラーが発生するため外字の適用が

できません。 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 配付先システムで外字ファイルが関連付けされていません。 【対処】 ADJUST のバージョンレベルが V2.1L30 以前である場合、配付先システムで外字ファイルが関 連付けされていることを確認してください。ADJUST V2.1L30 以前で外字の移入を行う場合、事 前にシステムの外字エディタを使用して外字フォントの関連付けを行う必要があります。 上記以外の場合で日本語資源適用、ADJUST でエラーが発生する時は、外字連携機能のコマ ンドの復帰コードを採取しエラーの内容を確認後、解決できない場合は、弊社技術員へご連絡く ださい。 外字連携機能(コマンド)の復帰コードの意味は、以下を参照してください。 ≪V6、V7 の場合≫ “使用手引書 日本語資源運用編”の“付録 F 日本語資源適用のコマンドインタフェース” ≪V8、V9 の場合≫ “使用手引書 日本語資源適用編”の“付録 A 日本語資源適用のコマンドインタフェース”

10 日本語資源管理で JEF コード(例えば JEF 拡張文字)と SJIS の外字域とを対応定義し、文字コード変換表をクライア ントへ配付後、外字適用で移入を実施したところ、以下のメッセージが出力されました。

(18)

【発生する VL】 V6, V7 【原因】 クライアント上の標準コード変換の変換仕様として、「変換表の扱い」が「変換表のみ使用する」に なっているためです。 【対処】 クライアントで以下の変更を行った後に、外字適用で移入を実施してください。 「変換仕様変更ユーティリティ(f3cedfch.exe)」の「変更処理」で、「変換表の扱い」の設定を「変換 表のみ使用する」から「使用する」へ変更します。 「変換仕様変更ユーティリティ」については、以下を参照してください。 ≪V6 の場合≫ “使用手引書 標準コード変換編”の“3.1 変換仕様変更ユーティリティ(Windows(R)系)” ≪V7 の場合≫ “使用手引書 標準コード変換編”の“4.1 変換仕様変更ユーティリティ(Windows(R)系)”

11 Windows Server 2003 または Windows XP で以下の外字領域が表示されません。

0xE7C7-0xE7C8 0xE7E7-0xE7F3 0xE801-0xE805 0xE815-0xE864 0xF004-0xF00F 0xF700-0xF71A 0xF71D 0xF810-0xF81B 0xF820-0xF823 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 本現象に対する情報が、Microsoft から以下の URL で公開されています。 http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;418643 http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;418818 http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;332134 http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;831176 【対処】 パブリック QFE 332134 を適用後、富士通専用 QFE 831176 を適用してください。 12 外字を配付して適用したら、標準コード変換の変換結果が配付前と変わってしまいました。 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 配付資源には、日本語資源管理で管理されているコード変換テーブルが含まれます。このため、 部門サーバやクライアントで適用を実施すると、コード変換テーブルも適用されます。 【対処】 配付する場合には、日本語資源管理のコードの対応定義で、部門サーバやクライアントと同じ対 応定義をしてから、配付/適用してください。 13 ターミナルサービスを起動しているサーバへ外字を適用すると、「システムフォントのクローズに失敗しました。」のエ ラーとなり、外字が適用されません。 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 ターミナルサービスが起動されていると、外字ファイルがシステムで使用中となる場合があります。 【対処】 ターミナルサービスを起動するサーバへ外字を適用するには、以下のいずれかの状態で外字を 適用してください。

ターミナルサービスを停止する。

「ターミナル サービス クライアント」や「リモート デスクトップ接続でセッションに接続しない。 注)セッションに接続中(セッションを切断した場合も同様)の場合、セッションからログオフして サーバからセッションを終了してください。

(19)

14 Windows のスタートアップに日本語資源取出し(または外字適用)のコマンドを登録していますが、ログオン時に外字 が適用されません。 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 Windows のスタートアップに登録された日本語資源取出し(または外字適用)のコマンドは、 Windows システムのログオン処理が完了しないと外字の適用に失敗する場合があります。 【対処】 Windows システムのログオン処理が完了してから、日本語資源取出し(または外字適用)のコマ ンドが起動されるように、コマンドの開始を遅らせてください。 15 移入先フォントとして以下の書体を指定して移入しましたが、移入した外字がメモ帳で表示されません。 ・"MS 明朝" ・"MS P明朝" ・"MS ゴシック" ・"MS Pゴシック" ・"MS UI Gothic" 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 メモ帳で表示するフォントに、外字を移入したフォント以外(例えば「FixedSys」等)が指定されて いるためです。 【対処】 メモ帳の「書式」メニューの「フォント」をクリックして、移入先フォントと同じフォントを指定してくださ い。 または、移入した外字をどのフォントでも表示したい場合は、移入先フォントに「標準の外字」を指 定して、移入してください。 16 サーバ機のターミナルサービスを利用して、ターミナルサービスクライアントによりリモートで外字を適用するとエラー となり、外字が適用されません。 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 ターミナルサービスクライアントによるリモートでの外字適用はサポートしておりません。 【対処】 サーバ機に直接ログインして、外字を適用してください。

17 サーバ機の Citrix Presentation Server(旧称 MetaFrame)を利用して、Citrix クライアントによりリモートで外字を適用 するとエラーとなり、外字が適用されません。

【発生する VL】 V6, V7, V8, V9

【原因】 Citrix クライアントによるリモートでの外字適用はサポートしておりません。

【対処】 サーバ機に直接ログインして、外字を適用してください。

2.2

配付に関するトラブル

1 部門サーバにおいて、「Charset Manager Transfer Service」で JavaVM の異常終了エラーが頻発します。 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 富士通独自開発の JavaVM(以下、FJVM)を使用していると、FJVM の異常終了エラーが頻発す る場合があります。 【対処】 以下の対処を行ってください。

1.

以下のファイルの内容を確認します。 Windows 版の場合 インストールディレクトリ¥JPAGE¥hmapp¥daemon¥bin¥javaoption.inf UNIX 版の場合 /etc/opt/FSUNadj/JPAGE/bin/hmapp/daemon/bin/javaoption.inf

(20)

2.

上記のファイルに記述されている JAVA のバージョンを確認します。

FJVM であった場合には、1)のファイルに以下の下線部分を追加します。

C:¥jre131¥javaw.exe -hotspot -Xrs -cp (以下、略)

3.

システムを再起動します。

2 Linux 版の Charset Manager で JavaVM が Out of Memory エラーでダウンしました。

【発生する VL】 V6, V7, V8, V9

【原因】 配付の頻度が高い場合(1週間に 720 回以上)に本現象が起こる場合があります。

【対処】 この場合、以下のいずれかの対処を行ってください。

javaoption.inf に記述されている java コマンドに-client オプションを付ける。

1.

以下のファイルの内容を確認します。 /etc/opt/FSUNadj/JPAGE/bin/hmapp/daemon/bin/javaoption.inf

2.

1)のファイルに以下の下線部分を追加します。 /opt/jre/bin/java -client -cp (以下、略)

3.

デーモンを再起動します。

Java 1.4.1 を使用する。 3 Charset Manager の資源配付で、クライアントから日本語資源取出しを実施したところ、日本語資源の取出しはできま したが、部門サーバの運用監視ログに以下のエラーが出力されます。

~,5,19,16842791,The connect to the responder host was failed. Please confirm the running situation of 'Daemon' on the responder side.

【発生する VL】 V6, V7, V8, V9

【原因】 クライアントが部門サーバから日本語資源を取得する際に、以下のルートで結果を資源管理サー

バへ通知します。

クライアント → 部門サーバ → 資源管理サーバ

その際に、資源管理サーバが起動していないか、資源管理サーバの「Charset Manager Transfer

Service」サービスが開始していない場合に、上記のメッセージが部門サーバの運用監視ログに

出力されます。

【対処】 資源管理サーバを起動し、「Charset Manager Transfer Service」サービスを開始してください。

4 Centric Manager を利用して日本語資源を配付し、サービスによる外字の自動適用を行うと、失敗します。

【発生する VL】 V6, V7, V8, V9

【原因】 Centric Manager 資源配付機能の、サービスのログオンアカウントが「LocalSystem」などのユーザ

プロファイルを持たないアカウントになっていると、外字の適用でエラーが発生します。

【対処】 ログオンアカウントが「LocalSystem」である場合には、外字を使用するユーザアカウントに変更し

てください。

5 Charset Manager の資源配付で日本語資源を配付し、Windows の部門サーバに外字を自動適用すると失敗します。

【発生する VL】 V6, V7, V8, V9

【原因】 Charset Manager Transfer Service のサービスのアカウントが「LocalSystem」などのユーザプロファ

イルを持たないアカウントになっていると、外字の適用でエラーが発生します。

【対処】 ログオンアカウントが「LocalSystem」である場合には、外字を使用するユーザアカウントに変更し

てください。

6 Power Users 権限のユーザで「日本語資源取出し」機能を実行すると、適用に失敗します。

(21)

【原因】 一度、Administrators 権限のユーザで実行している可能性があります。

【対処】 Charset Manager の管理ディレクトリ(例 C:¥resMGR)に対して、Power Users 権限のユーザにアク

セス権「変更」の許可を与えてください。

1.

エクスプローラで管理ディレクトリを選択し、マウスで右クリックします。

2.

プロパティの[セキュリティ]タブを開きます。

3.

[グループまたはユーザ名]で、運用時に使用する制限ユーザ(例:Users)を選択します。

4.

[アクセス許可]のリストで、[変更]の[許可]チェックボックスにチェックを入れ、[適用]ボタン をクリックします。

5.

[OK]ボタンをクリックします。 7 Java をインストールしてから、配付環境設定コマンドを実行しましたが、エラーとなります。 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 インストールされている Java の環境をコマンドが自動的に見つけることができなかったためです。 【対処】 ≪V6 の場合≫ 以下を参照し、対処してください。 “Windows 版 インストールガイド”の“1.5.1 資源配付機能の環境設定について”の注意 ≪V7 の場合≫ 以下を参照し、対処してください。 “Windows 版 インストールガイド”の“1.5.1 資源配付機能の環境設定について”の“Java をインス トールする前に Charset A のサーバをインストールした場合 または、Charset

Manager-A のサーバのインストール中に資源管理サーバ名を指定しなかった場合 または、資源管理サー バ名を変更したい場合”の注意 ≪V8,V9 の場合≫ /JH パラメタを指定して、実行してください。詳しくは、以下を参照してください。 “使用手引書 日本語資源適用編”“2.1.1 Charset Manager の資源配付の設定” 8 Charset Manager の資源配付で配付を行うと、エラーが発生します。 配付情報の設定に誤りはなく、また、ネットワーク環境などに異常はありません。 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 資源管理サーバ、または部門サーバのコンピュータ名が RFC の規約に従っていない可能性が あります。(例えば、コンピュータ名に"_"が含まれているなど) 【対処】 RFC の規約に従って名前に変更してから、再度配付を行ってください。 9 外字を配付して適用したら、以下のような適用異常のログが出力されました。

[YYYY/MM/DD hh:mm:ss] ERROR YYYY/MM/DD hh:mm:ss,適用異常,<f3cemfrm 19 パラメータエラー>, 業務名,client 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 以下の条件の場合に、本現象が発生します。

日本語資源管理の配付情報において、適用するフォントシステムのオプションで、「JEF 拡張 漢字を移入する」と設定されている。 かつ

適用する側のマシンに JEF 拡張漢字サポートがインストールされていない。 【対処】 この場合、以下のいずれかの対処を実施してから、再度配付しなおしてください。

適用する側のマシンに JEF 拡張漢字サポートをインストールする。

(22)

日本語資源管理側の配付情報の設定で、適用するフォントシステムのオプションを「JEF 拡 張漢字を移入しない」に変更する。

10 運用中に Java をアンインストールした場合の対処方法を教えてください。

【発生する VL】 V6, V7, V8, V9

【原因】 Charset Manager の資源配付機能で使用している Java をアンインストールすると、サービスが起

動できなくなります。

【対処】 以下の対処を行ってください。

1.

Java を再インストールします。

2.

以下のコマンドを実行します。

Windows 版 Charset Manager-A の場合

インストールディレクトリ¥JPAGE¥f5atvini.exe /A /S 資源管理サーバ名

Solaris または Linux 版 Charset Manager-A の場合

/etc/opt/FSUNadj/JPAGE/bin/qgfvini /S 資源管理サーバ名

Solaris または Linux 版 Charset Manager-A の場合、デーモンを再起動します。

再起動の方法については、以下を参照してください。 ≪V6、V7 の場合≫ “使用手引書 日本語資源運用編”の“J.1.3 運用監視ログ”の“サービスを再起動する方 法” ≪V8、V9 の場合≫ “使用手引書 日本語資源適用編”の“2.1.1 Charset Manager の資源配付の設定” 11 運用中に部門サーバのコンピュータ名を変更した場合の対処方法を教えてください。 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 部門サーバのコンピュータ名を変更した場合、Charset Manager の資源配付機能の設定情報を 変更する必要があります。 【対処】 以下を実行します。 Charset Manager-M の場合 [サーバグループの設定]の配付先サーバとしてコンピュータ名を設定している場合、変更します。 Windows 版 Charset Manager-A の場合

インストールディレクトリ¥JPAGE¥f5atvini.exe /A /S 資源管理サーバ名

Solaris または Linux 版 Charset Manager-A の場合

/etc/opt/FSUNadj/JPAGE/bin/qgfvini /S 資源管理サーバ名 コマンド実行後、デーモンを再起動します。再起動の方法については、以下を参照してください。 ≪V6、V7 の場合≫ “使用手引書 日本語資源運用編”の“J.1.3 運用監視ログ”の“サービスを再起動する方法” ≪V8、V9 の場合≫ “使用手引書 日本語資源適用編”の“2.1.1 Charset Manager の資源配付の設定” Charset-CL の場合 [日本語資源取出し環境の設定]の[配付元サーバ情報]にコンピュータ名を指定している場合、 変更します。

(23)

12 資源管理サーバから部門サーバに配付をすると、部門サーバの配付トレースログに以下のようなメッセージが出力さ れます。

[YYYY/MM/DD hh:mm:ss] ERROR nnnnnn:File Copy Error.

---[x:¥xxx¥CharMGR¥JPAGE¥result¥GYxxxxxx.SVxxxxxx_rspFile.txt]to[x:¥xxx¥resMGR¥JPRES ¥MAN¥temp¥hmgr¥result¥GYxxxxxx.SVxxxxxx_rspFile.txt]

[YYYY/MM/DD hh:mm:ss] WARNING xxxxxx:MakeResultFile() ERROR(6), szResultFilePath = GYxxxxxx.SVxxxxxx_rspFile.txt 【発生する VL】 V8, V9 【原因】 以下の原因が考えられます。

1.

部門サーバに Charset Manager-M がインストールされている。 資源管理サーバと部門サーバを別にする構成である場合に、部門サーバとして運用する マシンに Charset Manager-M がインストールされています。

2.

部門サーバに Charset Manager-A をインストールする前に Charset Manager-M がインス トールされていた。

Charset Manager-M をアンインストールしてから Charset Manager-A をインストールするとき

に、もともと使っていた管理ディレクトリを削除せずに同じディレクトリを管理ディレクトリとし て指定すると、このような状態となります。 【対処】 それぞれ以下の対処を行ってください。

1.

資源管理サーバと部門サーバを別にする構成である場合に、部門サーバとして運用する マシンには必ず Charset Manager-A をインストールしてください。 また、その場合には、Charset Manager-M をアンインストール後に管理ディレクトリを必要に 応じてバックアップし削除してから、インストールしてください。

2.

部門サーバの[管理ディレクトリ]¥JPRES¥MAN ディレクトリを削除してください。

(24)

3

印刷資源運用

1 Linux 上で List Creator 連携を行いたいのですが、外字の取得ができません。

【発生する VL】 V6, V7, V8, V9

【原因】 Linux 上で List Creator 連携を行う場合には、セキュリティレベルの設定が必要となります。また、

管理サーバ側では IIS の設定が必要となります。 【対処】 セキュリティレベルの設定方法については、以下を参照してください。 ≪V6、V7 の場合≫ “導入手引書”の“6.4.3 セキュリティレベルの設定(Linux)” ≪V8、V9 の場合≫ “使用手引書 印刷資源運用編”の“C.3 セキュリティレベルの設定(Linux)” IIS の設定方法については、以下を参照してください。 ≪V6、V7 の場合≫ “導入手引書”の“第 7 章 IIS のセットアップ” ≪V8、V9 の場合≫ “使用手引書 印刷資源運用編”の“付録 E IIS のセットアップ” 2 印刷資源管理より印刷資源の取出しを行い、適用バッチファイルを実行しましたが、管理ディレクトリに適用した資源 が存在しません。 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 適用バッチファイルを所定のディレクトリで実行しなかった場合に発生する可能性があります。 【対処】 以下のディレクトリで適用バッチファイルを実行してください。 [管理ディレクトリ]¥res_agent¥[資源種別] 詳細については、以下を参照してください。 ≪V6、V7 の場合≫ “使用手引書 印刷資源運用編”の“3.3.2.1 適用の実施(Windows(R)系)” ≪V8、V9 の場合≫ “使用手引書 印刷資源運用編”の“3.3.2.1 適用の実施(Windows 系)” 3 印刷資源管理で 24 ドットの外字パターンのみ登録し、取出し、適用を行いましたが、印刷資源適用で「PATTERN」 を選択しても、資源一覧に表示されません。 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 24 ドットのみの外字パターンを適用した場合には、印刷資源適用には表示されません。 【対処】 24 ドットの外字パターンが適用されたかどうかは、以下のファイルが存在するかどうかを確認して ください。 [管理ディレクトリ]¥res_agent¥jefres¥pattern¥ADJM2424 また、HOSTPRINT がインストールされている場合は、以下の確認が必要です。

1.

HOST PRINT のオーバレイツールを起動する。

2.

「VSP サービス」を選択する。

3.

資源タイプから"pattern"を選択する。

4.

下の枠内に、"ADJM2424"が存在することを確認する。 4 部門サーバに印刷資源(外字)が存在しますが、VSP プリンタに印刷できません。

(25)

【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 以下の原因が考えられます。

1.

VSP プリンタの再起動を行っていない。

2.

印刷資源の管理方法に「部門サーバに存在する印刷資源のみを使う」を指定していない。 【対処】 原因に応じて以下の対処を行ってください。

1.

VSP プリンタの再起動を行ってください。 外字はプリンタの起動時にプリンタにロードされます。外字を適用した後はプリンタの再起 動が必要になります。

2.

あらかじめ部門サーバに適用した印刷資源だけを使用する場合は、「部門サーバに存在 する印刷資源のみを使う」を指定する必要があります。 設定方法については、以下を参照してください。 “使用手引書 印刷資源運用編”の“3.2 印刷資源の管理方法の設定” 5 印刷資源管理より印刷資源の取出しを行い、適用バッチファイルを実行しましたが、以下のメッセージが表示されま す。 「’drmscmp’は、内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチファイルとして認識されて いません。」 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 Centric Manager がインストールされていない場合に表示されるメッセージです。 【対処】 Centric Manager がインストールされていない環境では、上記のメッセージは無視しても問題あり ません。 6 以下の OS で印刷資源を管理サーバから取出ししようとすると、エラーとなります。

Windows Server 2003 SP1 以降で Windows ファイアウォールが有効な場合

【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 印刷資源の取出しで使用する通信ポートが Windows ファイアウォールで閉鎖されているためで す。 【対処】 資源管理サーバにおいて以下のポート番号を開設してください。

21 ポート番号の開設方法は、以下のとおりです。

1.

スタートメニューから[コントロールパネル]を起動します。

2.

[Windows ファイアウォール]を実行します。

3.

[例外]ページを開きます。

4.

[ポートの追加]ボタンを押し、以下のポートを例外にします。 ポート:21

5.

[スコープの変更]で以下のように設定します。 カスタムの一覧で部門サーバを指定する。 7 印刷資源管理に外字を登録して、VSP プリンタに帳票を印刷すると、外字だけ小さく印刷されます。 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 外字に拡張制御ビットが存在しない、または、誤りがあります。 【対処】 日本語資源管理を起動して、該当する外字の拡張制御ビットを見直してください。 8 印刷資源管理の取出し機能で、取り出したファイルに外字ファイル(ADJM3030)が存在しません。 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 印刷資源管理に外字が登録できていません。

(26)

以下の条件に該当する場合、印刷資源管理において 32 ドットの外字登録が失敗します。

1.

印刷資源管理で外字を登録する時に、「日本語資源管理から登録する」を選択し、かつ、

2.

日本語資源管理で定義した外字に対する拡張制御ビット・縮小制御ビットの指定に誤りが ある。かつ、

3.

日本語資源管理の「管理」メニューから「オプション」を選択して表示される、「オプションダ イアログ」において”拡張・縮小制御ビットのチェック”がチェック済みである。 【対処】 以下の手順で、拡張制御ビット・縮小制御ビットを見直してください。

1.

日本語資源管理を起動します。

2.

32 ドットの外字を外字エディタの編集画面で表示します。

3.

「登録」メニューまたはツールバーの「コードを編集して保存」をクリックします。 拡張制御ビット・縮小制御ビットが誤っている場合は、以下のメッセージが表示されます。 「拡張制御ビット・縮小制御ビットに誤りがあります。処理を継続しますか?」

4.

「いいえ」を選択して拡張制御ビット・縮小制御ビットを修正してください。

(27)

4

標準コード変換機能

4.1

コマンドのトラブル

1 標準コード変換ユーティリティで JEFKANA から UCS2 を指定して実行すると「メモリ不足またはコードが違います」と 表示されます。 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 JEF の変換が「領域重視」に設定されている可能性があります。 【対処】 JEF(領域重視)から UCS2 変換は行えません。字形重視に設定して行ってください。 設定の変更は、以下を参照してください。 ≪V6 の場合≫ “使用手引書 標準コード変換機能編”の“第 3 章 変換規則の変更” ≪V7、V8、V9 の場合≫ “使用手引書 標準コード変換機能編”の“第 4 章 変換規則の変更”

2 Unicode への変換で、Solaris 版と Windows 版の iconv コマンドで変換結果が異なります。

【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 Unicode への変換で、キーワード値として“UCS2”を指定しているためです。 Windows 版の場合、BOM(0xFFFE)が付加されたリトルエンディアンに変換されますが、Solaris 版の場合、BOM なしのビッグエンディアンに変換されます。 【対処】 同じ変換結果にするためには、キーワード値として“UCS2LE”を指定してください。変換結果は、 BOM なしのリトルエンディアンになります。

3 Solaris 上で R90 から U90 への変換を行うために、以下のパラメタ指定で iconv コマンドを実行しましたが、意図した

変換結果が得られません。

iconv -f sjis -t U90 ファイル名

【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 以下の原因が考えられます。

環境変数 ICONV_CONVERT_TYPE の設定がされていない。

環境変数 ICONV_CONVERT_TYPE にシフト JIS の種類として“r90”以外が指定されてい る。 iconv コマンドではキーワード値に代表コード系を指定した場合、環境変数で指定されているコー ド系として変換を行います。 【対処】 以下のどちらかの対処を行ってください。

iconv コマンドの変換元コード系キーワード値に“r90”と指定する。 iconv -f r90 -t U90 ファイル名

環境変数 ICONV_CONVERT_TYPE にシフト JIS の種類として、“r90”を指定してから、変 換元キーワード値に“sjis”を指定する。

iconv -f sjis -t U90 ファイル名

環境変数 ICONV_CONVERT_TYPE については、以下を参照してください。 ≪V6 の場合≫

(28)

≪V7、V8、V9 の場合≫

“使用手引書 標準コード変換機能編”の“4.2 環境変数(UNIX 系)”

4.2

関数のトラブル

1 Solaris の環境において、iconv_open 関数でキーワード値が正しいのに、「invalid argument」のエラーが発生します。

【発生する VL】 V6, V7, V8, V9

【原因】 OS の iconv 関数が呼び出されているためです。

【対処】 Libicv.so または libricv.so を libc.so より先にリンクされるようにする必要があります。コンパイル時

に-licv オプションまたは-lricv オプションを-lc オプションの前に指定してください。 上位プログラムがある場合、上位プログラムに対してもリンクする必要があります。リンクすることが できない場合はライブラリを dlopen()で動的にライブラリを呼び出す必要があります。 メインプログラム(親)にも標準コード変換ライブラリのリンクが必要になります。呼び出しの段階が 多くなった場合でも同様で、一番上位のプログラムと、標準コード変換ライブラリを呼び出すプロ グラムにリンクが必要になります。 なお、Java から標準コード変換関数を呼び出す場合は、必ず dlopen()で動的にライブラリを呼び 出す必要があります。 2 領域外の文字を変換すると、標準コード変換ユーティリティでは代替文字のアンダースコア“_”になるのに、関数では 領域外のエラーになってしまいます。 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 標準コード変換ユーティリティでは、「未定義文字の取扱い」の指定にしたがって、領域外の文字 を代替文字に変換することができます。 【対処】 関数で変換を行う際に同様の処理を行いたい場合には、エラーの復帰処理で代替文字に置き 換える処理を実装してください。 3 文字コード変換表を用いた変換を行うアプリケーションを作成したところ、文字コード変換表を使用する前より処理速 度が遅くなりました。 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9 【原因】 文字コード変換表の処理を行う iconv_open 関数を何度も呼び出している可能性があります。 【対処】 iconv_open 関数を1回だけ呼び出すようにし、iconv 関数のみを複数回呼び出すようにしてくだ さい。

4.3

文字コード変換表のカスタマイズに関するトラブル

1 文字コード変換表のカスタマイズを行いましたが、指定した内容が有効となりません。 【発生する VL】 V6, V7, V8, V9

参照

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