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島根県 追補

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Academic year: 2022

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島根県 追補

著者 ?村 喜則, 井上 雅仁

雑誌名 植物地理・分類研究

巻 60

号 2

ページ 33

発行年 2013‑03‑01

URL http://doi.org/10.24517/00053521

Creative Commons : 表示 ‑ 非営利 ‑ 改変禁止 http://creativecommons.org/licenses/by‑nc‑nd/3.0/deed.ja

(2)

杦村喜則(〒

690

-

0823

 松江市西川津町

2627

-

5

井上雅仁(〒

694

-

0003

 大田市三瓶町多根

1121

-

8

 島根県立三瓶自然館)

32.島根県 

追補

(A) 植物誌

「島根県植物誌」としてまとめられたものはない と思われる。また,組織的な植物誌編纂の計画もな いようである。

島根県のフロラ資料として,杦村喜則は『島根県 立三瓶自然館研究報告』第3号(2005)に「島根県 種子植物相」,同第4号(2006)に「島根県種子植 物相(補遺)」を報告している。これは標本の有無,

所在については記載したものではない。

また,2003年に設立された島根県植物研究会で は,年に数回の会報が発行されており,県内におけ る分布などフロラに関する資料などが掲載されてい る。本会においては,基礎データ充実のための標本 収集も進められている。

(B) 研究機関

島根大学には生物資源科学部生物学科に維管束植 物の研究教官の研究室がある。大学に収蔵されてい る標本の整理や,デジタル標本館の名で,標本のデ ジタル画像の公開が行われている(http://tayousei.

life.shimane-u.ac.jp/)。

県立の自然系博物館として三瓶自然館がある。収 蔵庫が備え付けられているとともに,植物担当の学 芸員が在籍している。レッドデータブック改訂など にあわせて,現地調査や分布情報の整理などが行わ れている。

(C) 標本

「島根県立三瓶自然館」は島根県の自然史系博物 館相当施設として設置されて県内の植物標本の収集 を行ってきている。2004年,2007年には,杦村喜 則が島根県内の収集維管束植物計約40,000点を寄 贈し,現在その整理が進められている。現在まで で約25,000点が整理,データベース化されている。

このうち約10,000点については,『杦村喜則氏収集 植物標本目録(Ⅰ)』(2009年)としてまとめられ ている。また,約20,000点のデータについては,

国立科学博物館のS-netおよびGBIFで公開されて いる。また標本画像は,島根大学のデジタル標本館 で公開されている。その他,丸山巌氏が収集した標

本が20,000点以上寄贈されているが,整理作業は

今後の予定となっている。

(D) レッドデータブック

1997年に島根県景観自然課により『しまねレッ ドデータブック』が発刊された。「緊急保護種」,「要 保護種」,「要注意種」の3つのカテゴリー区分が設

定され,維管束植物124種が取り上げられた。その 2004年の改訂版では,基本的に環境省のカテゴ リー区分に準じて選定が行われた結果,維管束植物 339種,蘚苔類8種,藻類1種,地衣類6種,菌類7 種,計361種が取り上げられている。現在2回目の 改訂が県自然環境課により進行中で,今年度内に発 刊の予定である。

(E) 植物群落

県内においての植生(植物群落)についての組織 的な調査,研究はまったく行われていないものと思 われる。全県的な資料としては,2006年に日本生 物教育会第61回全国大会記念誌として『新島根の 生物』が発行され,県内の植生や植物相に関して,

概要がまとめられている。

図 改訂・しまねレッドデータブック

33

March 2013 J. Phytogeogr. Taxon. Vol. 60. No. 2

参照

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