在の利用交通手段別に、36 種類の交通環境を設定した
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(2) IV-087. 4. 交通手段選択モデルの構築. 本研究では、路線バスとモノレールの類似性を考慮し てネスティッド・ロジットモデル(以下、NLモデル) 自動車. を適用した(図−2)。なお、パラメータの推定は、最. 公共交通. 尤推定法により行った。 推定したモデルの尤度比は、0.21 であり、的中率は約. 路線バス. 67.2 〜 74.7%程度であった。また、各モデルの説明変 数の符号は論理的に妥当であった。 モデルの各説明変数のt値は高く、説明力は高い。自 動車のパラメータ値は特に専用自動車の有無が大きく乗. 図−2. NLモデルのツリー. 表−3. NLモデル推定結果. 説明変数. 車時間、費用の値は小さい。公共交通のパラメータ値は 自動車利用者に比べ全体的に高く各説明変数に対する感 自動車. 度は大きいといえる。また、ログサム変数が 0.12 と 0 〜. パラメータ値. t値. 専用自動車の有無. 2.356. 2.726. 乗車時間. -0.092. -2.571. 費用. -0.004. -4.031. 乗車時間. -0.216. -5.091. アクセス時間. -0.231. -3.134. 待ち時間. -0.173. -1.586. 運賃. -0.031. -4.193. 0.12. 1.066. 1 の間にあり、また、0 と 1 と有意差があり妥当であった (表−3)。 5. モノレール. TODを導入した場合の影響. 本研究で推定した交通手段選択モデルと将来OD交通. 公共交通. 量を用い、那覇市内を対象とし、TOD導入なし・あり の各交通機関分担量の推計を行った。ここで、TOD導 入ありの将来OD交通量は、集合住宅開発は計画人口を. ログサム変数 λ. 考慮し、商業地開発は発生・集中原単位 3) を基にそれぞ れ発生・集中交通量を求め推計した(表 ‑ 1) 。なお、将. 的中率. 来のOD交通量の推計には第2回中南部都市圏パーソン トリップ調査 4)5) のCゾーンOD表を用いた。. 67.2% 74.7% 0.21 245. 公共交通(レベル1) 全体(レベル2) 尤度比 サンプル数. 表 ‑ 4、図 ‑ 3より、TOD導入により、1.5%、約 表−4. 15000 トリップの自動車利用者が減少し、モノレール利. TOD導入による交通機関分担量の変化. 用者が増加する結果となった。また、路線バス利用者の. 実施なし(TE) 自動車 モノレール 路線バス. 変化はほとんど見られなかった。 6. おわりに. 本研究では、交通手段選択モデルを構築し、TOD導. 実施あり(TE). 380116 95811 55635. 371883 104075 55603. 入によるモノレール利用者の増加を推計した。これよ り、軌道系交通機関の整備だけでなく、それと合わせ. 100%. 71.51%. たTODの導入が有効であることがわかる。しかしな がら、今後TODの導入を行うことで自動車需要を公. 80%. 共交通へシフトさせていくためには、大規模な沿線開. 60%. 発が必要であるといえる。. 40%. 今後の課題として、TOD導入に伴う道路ネットワー. 18.02% 10.47%. 20%. クの交通混雑の緩和について定量的な分析を行う必要. 19.58%. TOD導入なし TOD導入あり. 参考文献 1)藤原・杉恵:選好意識調査の設計の手引き、交通工学 Vol.28 No.8、 pp.63‑71、1993. 2)藤原章正:新交通システム導入が沿線住民の交通および活動に及ぼす 影響の評価、日本交通政策研究会 A − 122、pp.8‑16、1988. 3)建設省都市局:大規模開発地区関連交通計画マニュアルの解説、 1999. 4)第2回沖縄本島中南部都市圏パーソントリップ調査報告書、1992. 5)沖縄県:総合交通体系調査報告書−将来交通計画編‑、沖縄県、1998.. 図−3. 自動車 モノレール. 10.46%. 0%. がある。. 69.90%. 路線バス. TOD導入による交通機関分担率の変化. 謝辞 アンケート調査にご協力を頂いた那覇市役所、那覇市商工会議所、 国 際通り商店街の方々に厚くお礼申し上げます。. -175-. 土木学会第56回年次学術講演会(平成13年10月).
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