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Role of Conserved Acidic Residue Asp21 in the Structure of Phosphatidylinositol 3-Kinase Src Homology 3 Domain : Circular Dichroism and Nuclear Magnetic Resonance Studies

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Academic year: 2022

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Role of Conserved Acidic Residue Asp21 in the Structure of Phosphatidylinositol 3‑Kinase Src Homology 3 Domain : Circular Dichroism and

Nuclear Magnetic Resonance Studies

著者 置塩 信行

著者別名 Okishio, Nobuyuki journal or

publication title

博士学位論文要旨 論文内容の要旨および論文審査 結果の要旨/金沢大学大学院医学研究科

volume 平成13年7月

year 2001‑07‑01

URL http://hdl.handle.net/2297/15666

(2)

学位授与番号 学位授与年月日 氏名 学位論文題目

医博乙第1536号 平成13年6月6日 置塩信行

RoleoftheConservedAcidicResidueAsp21intheStructureof Phosphatidylinositol3-KinaseSrcHomology3Domain:CircularDichroismand NuclearMagneticResonanceStudies

論文審査委員 主査 副査

教授 教授 教授

山吉東 本本田 博博博

谷陽

内容の要旨及び審査の結果の要旨

Srcホモロジー3(SH3)ドメインは、約60-80アミノ酸残基からない細胞内情報伝達系タンパ ク質に広く存在する機能ドメインである。このFメインは、主に芳香族アミノ酸残基により構成され るリガンド認識部位を持ち、プロリン残基に富む配列を認識することにより、細胞内情報伝達を制御

する。

本研究では、SH3ドメイン間によく保存された酸性アミノ酸残基の役割を調べるために、フオス フアチジルイノシトール3-キナーゼのSH3Fメインを用い、D21N(Asp21→Asn)変異により誘導 される構造変化を、紫外円二色性分光法および核磁気共鳴法を用いて検証した。

紫外円二色性分光法によるTyr-Phe変異体、およびT)/I→PheとD21Nの二重変異体の解析から、

Tyrl4およびTyr73残基が、D21N変異の影響を受けることを明らかにした。さらに核磁気共鳴法を 用いて、D21N変異により、Trp55およびTyrl4残基の側鎖芳香環の水素原子の化学シフトが大きく

変化することを示した。さらに、これら側鎖のみならず、LySl5-Asp23、Gly54TIP55、Asn57-Gly58、

Gly67-Pro70の主鎖構造が変化することを明らかにした。これらの結果から、リガンド認識部位を構

成する残基の半数以上が、D21N変異により影響を受けることが示された。特に、Glul7およびArgl8

の主鎖アミド水素に対する影響は顕著であり、D21N変異により、化学シフトの著しい低下が観察さ れ、これら2原子が関与する水素結合ネットワークが消失したことが示唆された。また、’5N{'H}核 オーバーハウザー効果値を測定したところ、D21N変異により、Tyrl4、Glul9、Glu20の主鎖の運動 性が減少することを示すデータが得られ、DZlN変異が、リガントミ認識に重要と考えられている「構 造の柔軟性」をも失わせることが明らかとなった。

以上、本研究は、SH3ドメイン中で保存された酸性アミノ酸残基は、リガンド認識部位の形成と その構造維持に必須の役割を担っていることを明らかにしたものであり、構造生物学上価値ある研究

と認められた。

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