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中学生の性意識と性行動について

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Academic year: 2021

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(1)Title. 中学生の性意識と性行動について. Author(s). 片岡, 繁雄. Citation. 北海道教育大学紀要. 第一部. C, 教育科学編, 34(1): 137-153. Issue Date. 1983-09. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/4917. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 中学生の性意識と性行動について. 片. 岡. 繁. 雄. 1. は じめ に. 戦後, 日本の政治, 経済, 文化はかつてない大きな変貌を遂げ, 社会構造, そして我々の生活に 大きな変化 変容をもたらした。また同時にそれは 人間関係のあり方や人間の生き方 - 価値観にも大 きな影響を与えた. こうした時代のなかで, 性に関する開放的風潮は 急激に強まり, 「性」の問題が 大きくクロー ズア ッ プさ れてきた。 特に青少年においては, 発育の促進現象に伴い性成熟も早期化 し, 加えてマスコミの発達による性情報の氾濫が, か れ らの性意識o性行動に大きな影響を与え, 性の悩みや不安 を増大させ, 性的問題行動の若年化, いわゆる 「性の混乱」 を生じさせている。 こ れらは 「現代の思春期の子どもたちの特徴の中核をなす ものは, 己れの自我を充分に構築するま で 1 )ためでもある また発達した情報産業は 「性」 を に至らないう ちに 『性』 に直面させられている」 。 商品として商業ベー スにのせ,偏向的で興味本位の 人間の本質を欠いた性情報を供給し,「性の問題」 は非常に深刻 な社会問題となっている. この具体的な現れと して「中・高校生の売春行為」「若年(十 代) の妊娠」「人工妊娠中絶」 そして 「性的非行の増加」 があげられる。 このような 「さま ざまな条件の重なり合いの中で, 性の問題をもう一度根本から考え直してみよ 2 )という機運が 地域・学校・家庭に高ま ってきている. しかしながら具体的, 現実的に 「性の う」 , 問題」 に直面 したとき, 「教師や父母のあいだに 『非行防止』 , 『純潔の維持』 といった昔と何ら変ら 3 ) 題解決とな ある ため 対症療法的な問 」 ない目的が根底に ったり, その責任をお互いに押しつけ合 , いに な る と い っ た 結 果 を招 い て い る。. このような 現状をみるとき, 従来の性教育をもう一度見直し, 人間教育としての真の性教育を確 立することがき わめて重要である. そのためには, まず第一に青少年の性の意識や行動がいかなる 状態にあるかという 実態把握が緊急の課題である。 わが国における性に関する調査研究は, 近年ようやく総括的展望がなされ, 1971年, 日本性教育 4 ) さらに同じく1981 協会が総理府の委託をうけ, 大学生・高校生を対象にした 「青少年の性行動」 , 5 }- わが国の高校 生・大学生に関する調査 - がある これらの調 査研究は, 年, 「青少年の性行動」 。 わが国におけるは じめての全国規模の青 少年の性に関するものであっ た. その結果は 「現代の青少 5 年は両親の世代に 比べて, 性に関して積極的開放的であり, 性を意識する年令が早期化している」) , さらに「1 970年代に顕在化した青少年の性意識と性行動の活発化, 低年令化を刺激する社会的, 文 5 )と指摘して 化的諸要因は, 1980年代を迎えた現在, さらに多様化, 複雑化しながら進行中である」 い る.. しかしながら性成熟に伴う性的欲求, 性行動の過渡期 である中 学生の性に関する調査研究はきわ. めて少ない現状である.. 137.

(3) . 片. 岡. 繁. 雄. 本研究は 「大学生・高校生の性意識と性行動に関す る調査研究」”壌に 引続いて中学生の性意識・ 性行動の実態を大学・高校生と同一視点 で明 らかにすること. また性意識・性行動は地域, 男女, 学年, 進学希望, 専用個室の有無, 出生順位, 異性友人の有無及び人数, 両親の結婚形態などの因 子によ ってどのような差があるかを明らかにすること, あわせて中学生における 「性教育」 のあり 方を検討するための基礎資料を得ることを目的とする.. 2. 研究方法 北海道A市における中学校4校において, 無作為に抽出した1671名の生徒に質問紙を配布し, 無 記名・自記法・集団記入法により回答を得た. なお回収率は10 0%であった.. 調査内容は, 中学生の男女交際について, 両親の男女交際観について, 性的欲求 (異性への関心 について, ポルノ グラフィ ー・ビニール本 『以下 ポルノとする』 について, 異性への接触について, キスについて, キス以上について) について, 性行動 (ポルノ経験, 接触経験, キス経験, キス以 上経験) についてなどであっ た. 調査期間は昭和57年8月 25 日 か ら 10 月1 8 日 ま で であ っ た.. 3. 結果と考察 1) 中学生の男女交際につ いて 男女交際については, 「異性の友人がいる」としたものは42 681名) , 「異性の友人はいない」 .1%( としたものは56 「 無回答 % ( 1 ) あ 3 9 0名 ( 2 ) 」1 6 % 6名 た で っ . . , . 0. 10. 20. 30. 学校内だけで 時々話す 学校内だけで. 70. お互いの家を 訪 問し合う. 44( 6.5). 手を握ったり腕 を組んだりする. 49( 7.2). 90. 100. (%). 2( 4.7) 3. キス以上のことを したことがある. 50(7.3). そ の 他. 46( 6.8) 31 ( 4,6). n=681. (複数選択) 図-1. 138. 80. 62( 9.1) 46( 6,8). 無 回 答. 60. 231(33.9). デートをする (両親は知っている). キスをしたこと がある. 50. 274(40 ,2). よく話す. デートをする (両親は知らない). 40. 交際の しかたにつ いて.

(4) . 中学生の性意識と性行動について. 596名) 「異性の友人がいる」 としたものについて, その交際の相手は, 「同級生」87.5% ( , 「下 20名) 65名) 1, 3% ( 77名) 91名) 級生」13.4% ( , 「大学生」2.9% ( , 「高校生」9.5% ( , 「上級生」1. たどであった. またその交際のしかたについては 図-1に示すとおりである。「学校内だけ で時々話 231名) 3.9% ( 274名) す」40.2% ( , あわせて 「学校内だけの交際」 , 「学校内だけでよく話す」3. 5 05名) であっ た。 は74.2% ( 5 0名) 32名) また 「キスをしたことがある」4.7% ( , 「キス以上のことをしたことがある」7.3% ( 82名) であった。 で 「キス o キス以上を伴う交際」 は12.0% (. 44名) で, 46名) さらに 「両親の許可でデートする」6.8% ( .5% ( , 「お互いの家を訪問し合う」6 90名) であっ た。 少くとも両親か家族のものが知 っての交際は13 .2% ( ) 181名) ( 2名 「 2 % 3 6 4人以上 」5 3 人の数については 異性友 , 「2~3人」 , 「1人」26.6% ( . ,. 1 6名) であっ た. 122名) 17 , 「無回答」2.3% ( .9% ( 以上のことから, A市における中学生の男女交際の形態は, 主として同級生同志との グループ・ 個人交際であり, ス ポーツ, 趣味, 勉強などを学校内で話し合うという交際が一般的であると思わ. れる。 しかし両親・家族のものが承知している交際は, わずか13 .2%で, さらに 「学校外」 で, し 2. かも 「キス o キス以上を伴う交際」 は12.0%,大学生・高校生の異性の友人をもっ ているものは1. 5%など注目に値する。 0名) の理由をみると, 「適当な相手がい 56 さらに 「異性の友人をもっていない」 もの ( .3%, 91 135 192名) 4 10名) ないから」45.1% ( , 「まだ早いと思うから」14.8% ( .1% ( , 「わからない」21 123名) 3.5% ( 名) , 「勉強oクラブの方が忙しいから」9.5% , 「勉強・クラブの方が大切 だから」1 86名) ( 86名) , 「両親・先生から注意されるから」3.1% , 「はずかしいからoいや らしい」9.5% ( 42名) などであり, 異性友人をもっていないものも ( 28名) , 「交際の方法がわからない」4.6% ( 男女交際や交際相手について, 決して否定的に考えているの ではなく, 機会や相手によっ て交際す 9%も ると考えているように 思まれる。 しかし 「勉強が大切・忙しいから」 と考えているものが14. いることにも 注目しなければならない. 2) 両親の男女交際観について 両親の男女交際観については表-1に示すとおれである。「中学生だからまだ早い」とするものは, 1 96名) 30名) 以上を 「否定型」 とし, 計12 166名) 10.3% ( .1% ( , 「反 対さ れて い る」1.9%( 1 60 165名) (以下表-1の注参照) .2%( , 「よい相手ならよい」9.9%( , 「自由に認められている」10 185名) 以上を「肯定型」とし, 計31,5% 名) , 「よく考え, 自分で責任を持てるならよい」11.4% ( 3% ( 9 27名) を「消極型」 9名) 7. ( 10名) 5 , 「無回答」 , 「その他」0.6%( , 「何もいわれていない」5. 61名) であっ た。 3 51名) 以上を 「無回答」 とし, 計3.8% ( .2% ( 男女別についてみると, F否定型」としたものは女子が, 「消極型」としたものは男子が高率であっ た。. 学年別についてみると, 「肯定型」 としたものは1年生に 比べて293年生が, 「消極型」 とした ものは3年生より1年生が高率であっ た。 異性友人の有無別 についてみると,「肯定型」としたものは異性友人をもっ ているものが,「消極型」 としたものは異性友人をもっ ていないものが高率であった。異性友人の数についてみると,「肯定型」 は 「4人以上」「2~3人」 に比べて 「1人」 が, 「消極型は」 は 「1人」 に比べ て 「4人以上」 が 高率であっ た。. 両親の結婚形態別についてみると, 「肯定型」 は両親が恋愛結婚をしているものが, 「消極型」 は 139.

(5) . 片. 岡. 繁. 雄. 表-1 両親の男女交際観. ( )内は%. 総 総 数. 男 女 別 男 女 617 n =813 n=804 n=1, 63 13 3 196 (7.7) (1 6. 5) 否 定 型 (12.1) 」※ を※」 肯 定 型. 10 5 (3 1.5). 消 極 型. 27 9 ( 57 .3). 無 回 答. 61 (3.8). 3 48 n;6 90 ( 13. 9). 有 n=681 80 (11 ‐7). 10 n=9 115 (1 2. 6). 無. 無回答 n =26 I (3.8). 19 9 (31. 1). 237 ( 36 .6). 28 7 ( 2.1) 4. 218 ( 24.0). 5 (1 9.2). 2 37 34 5 (58 2) ( 53. 2) . -※※※-. 340 (4 9.9). 573 (63 .0). 14 ( 53 .8). 1 8 (2.8). 23 (3. 4). 31 (3.4). 7 ( 26.9). 74 ( 22.4). 50 7 (6 2.4). 4 20 ( 2) 52.. 21 0 (63. 6). 36 (4 .4). 25 (3. 1). 20 (6,1). 人. の. 人 数. ※」 ヒ三ミ-※※ ※-」. l. 23 (3 .6). 」. 否 定 型. 2.3人 22 n=1 18 (1 4.8). 4人以上 n=362 38 ( 1 0.5). 無回答 n=16 0 ( 0). 恋 愛 21 6 n- , 7 9 (1 2.7). 肯 定 型. 91 (50 .3). 4 4 ( 36 .1). 1 48 ( 40 .9). 4 ( 25 0) .. 256 247 27 ( 39 .0) .8) ( 11※ ※」. 消 極 型. 74 ( 40.9). 59 (48 .4). 207 ( 57 .2) l. (. 無 回 答. じ=」-※-. l. 5 (2.8). ー※※※ 6 (4 .9). 」 (. 0 0(. L※ ※」. 」※ ※」. 両 親の結婚 形態別. 別. 1 人 n;181 24 (13. 3). 交際観. 異性友 人の有無別. 2 39 n=6 2 7 (1 1. 3). 271 ( 33.7). 友. 年. I 30 n=3 34 (10 .3). 239 ( 29. 4). L※ モ※」. 異 性. 学. 別. 恋愛以外 n =948 11 3 (1 1 .9). 0 0). 3 14 ( 50 .6). 60 5 (6 3.5). 1 2 (75 .0). 1 2 (1. 9). 20 (2.1). 両親が恋愛結婚以外の結婚をしているものが高率 で あ っ た.. な お, 地 域 別,進 学 希 望 別,専 用 個 室 の 有 無 別,. 出生順位甥潟こよる有意な差は認められなかっ た.. (以下有意の差 がみとめ ら れないものは省 略す. る).. 以上の結果を大阪府における男女交際に関する. )(表 - 2 参 照) と 比 較 す る と (質 問 父 母 の 考 え 方9. 」※多 ※」. ※P<0 5 .0 無回答 ※※※P<0 5 .00 8 (注) n=4 4 「否定型」 は 「中学 (8 3) 生だからまだ早い」 . 「反対されている」 7 を示す (14 「肯定型」 は 「自由 6) . に認められている」 「よい相手ならよい」 8 「よく考え 自分 で 、 (16 7) 責任を持てるならよ . い」 を示す。 「消極型J は 「何も 29 言われてたい」「無回 (60 .4) 答」 は 「その他」 を 含む。. 表-2 男女交際に関する父母の考え方 中 ‘ 父. %. 学. 母 まだ男女交際はしない方が 年齢からみて、 まだ男女交際ま しなぃ方が 6 0 9 6 4 8 . . いいと思う ぃ ぃと思ぅ. 相手がよければ異生でも交際させていいと 1 I 7 .1 人間形成に必要だと思うので積極的にすす 0 O めたいと思う 子どもの意志にまかせて干渉しない 20 し な い .5 雲 ず裸 誉 篤 鷲 藁委 空 言 どうしたらいいかわからない 1 .6 思う ぅ 思. 16 2 . 1. 9 1 4. 3 誓 言 2. 9. (大阪府科学教育センター1 9 6 7年調査). 対象に違いがあるが) , 大阪府の場合, 「否定型」 は約6割強であるのに対して, 本調査は12%で大きな地域差が見られた.. しかし本調査における 「何もいわれていない」 とするものの中に, 積極的には否定しないが, 高 校受験, 成績などのことを考え, 消極的な否定の意味が含まれているとするならば, 大阪府の結果 と同様 であるといえる.. 現代の日本は学歴社会といわれ, すべての国民が高学歴を志向するなか で, 子どもたち以上に親 たちが 「成績第一」 を志向し, 「受験のさまたげ」 「勉強の敵」 となるものを極度に排除しようとす ること, とりわけ男女関係に ついては否定的に考えているものと思われる.. このことは性に対して日本古来のタブー観が大人たち でまだまだ根強く,「親自身が男女交際や性 ) の問題に精神的ひっ かかりを感じ, あまり積極的に話ができない9 」とすることからも理解される. 140.

(6) . 中学生の性意識と性行動について. しかし中学生の時期は, 性に対する関心も強く, 先述のごとく約半数のものが異性の友人をもっ ており, 性的にも成熟し, 性的欲求も高ま る時期 であるだけに, 人間関係の最も根本 である男女の 関係を否定したり, また消極的になることは親の態度として望ましいものではないと思わ れる . 男女別についてみると, 親は子どもが男子であるか, 女子であ るかによっ て男女交際観が異なる . すなわち女子に対しては否定的な考えが,男子に対しては消極的な考えがより強いものと思われる . 0 ) 1 1 ) これらは 「男子の側の性的自由・女 子の性的束縛1 」 , 「純潔は結婚の最大条件 」などの言葉に象徴 されるように, かつて女性に特に厳しい性モラ ルを要求したと同様な一面を現在なお持っ ているこ と, さらに女子の性 被害を防止したいという点から加害者となるものをつくらないという親の考え 方があるのではないかと思われる。 学年別についてみると, 消極的な考えは低学年ほ ど, 肯定的な考えは3年生ほど高率を示してい る. このことは性的発達が高まるにつけ, 「よく考え, 自分で責任を持てるならよい」とし 親と子 ,. の会話がふえたのではないかと考えられる。 また有意な差は認められないが, 「否定型」で3年生に わずかであるが増加しているのは興味深いことである。. 異性友人の有無別及び数についてみると, 両親が肯定的な考えをもっ ているものは, 異性友人を もち, しかも「1人」とするものが高い値を示した. 一方両親が消極的な考えをもっているものは , 異性友人をもっていないとしている。 しかし 胃肖極型」 で異性友人の数が 「4人以上」 有意に高率 なものは, おそらく 「性的な意味での異性友人」 ではなく, ごく普通の友人という意味を含んであ る も の と 思われる。また結婚形態別に ついてみると 肯定型のものに恋愛結婚したものが高率であっ ,. たことは,両親の許容的な態度が子どもの異性交 際観に何らかの影響を与 えるものとして興味深い . 3) 性的欲求について. 1 ( ) 異性に対する関心について 異性に対する関心に ついては, 「近くに異性がいなく とも気になる」とするもの10 1 61名) .0% ( , 「近くに異性がいるときは, いつも気になる」7 % ( ) 「 5 1 2 2名 近くに異性がいても 気になると . , , きもあるし, 気にならないときもある」50 817名) 以上 「関心ある」 とするもの6 8,0% ( 11 00 .5% ( 名) でほぼ3人に2人の割合いであり, 「全く気にならない」13 「 225名) .9%( , わからない」15 .5% ( 「 251名) その他 無回答 ・ 」2 5 % ( 4 1名 ) 以上 「 関心がない とするもの3 」 2 0 % ( 1 ) 5 7名 であ っ , , . た。. 異性に対する関心を因子別にみると表-3に示すとおりである. 「異性に対し関心がある」とする ものを, 男女別にみると女子が, 学年別にみると, 1年生に比べて2・3年生が 進学希望別にみ , ると国公立高校・普通科のものが, 専用個室の有無にみると, 専用個室をもっているものが, 異性 友人の有無別及び人数別にみると, 異性友人を1~3人もっているものが, 両親の結婚形態別にみ. ると, 恋愛結婚したものが高率であっ た. 以上 異性に対して 「関心がある」 とするものは, 約7 0%近く存在することは, 現代の青少年の いち じるしい発育促進現象の現れであり, 性的な成熟が年々早まり つつあることを示し,「幼いころ から性的な情報にとりかこまれて育つ現代の子どもたちは, 思春期の性 の変化を経験する以前に, 2 } 相当鋭い性的感受性や意識 が開発されている1 」と見るべきである. したがっ て中学生であるこの時 期は, 多くのものが異性を意識しはじめていると考えられる。 日本性教育協会が総理府の委託をう )をみると 男子では1年69 0% 2年 けて1 981年に行った全国調査の「性への関心」累積経験率5 , . , 84.1%, 3 年 91.8%, 女 子 では 1年 44.3%, 2年5 9 9 % 3年7 2 3 %であり 本調査の男子では . , . , 141.

(7) . 岡. 片. 表-3. 有. 無. 総 数 総 =1, 617 n: 1,l oo ( 68. 0) 51 7 (3 2.0). ニ8 04 nニ. 女. 年 2 =6 39 n=. ( 6 2. 7). ( 4) 7 3.. (50. 3). (70. 7). 30 3 37 3) ( .. 214 ( 26.6). 164 (49.7). 187 (29.3). 女. 有. 無. 221 4) (28.. 2 68 ( 34. 4). L 」. 異 1 生 友 人 人 2.3人. 別 3 48 =6 n=. 」 」. ※」 ヒ三餐-※ ※※- ※」 ヒ三ミ-※ ※※-. 」※ ミ※」. (65 .6). L L. 8 U. L※ を※」. (71 .6). 1. ( )内は% 学 I =330 n=. 男 男. 」 」. 無. 雄. 異性に対する関心. 進 泌 ÷希 望 別 払外 普通拝斗 窄爵遍杯斗じ 有. 繁. 専 用 個 室 の 有無別 無回答 無 - 4 5 n- 467 =1,1 , n=. 有. 6 9 6L (64.0) ( . 裟. 16 8. 348. 4L (36.0) ( 3 0 ・ ÷」 ミ. の 人 数 別 4人』 無回答 〆上. 進 轡 ÷希 望 別 メ外 国公立 国公立浅 =1 4 8 n= ,0. 4. 4) (7. ( 70.3). 166 ( 25. 6). 31 1 ( 29.7). 17 8 (34 9) . L 美÷」. 生友 人 の 有 無別 異1 無 無回答 10 n=9. 有. (80 .0). 2.2) ( 76.7) (6 L÷※ ミ※÷」. 2) (46 .. I (20. 0). 344 159 23.3) ( 37 ( .8) L÷※ ミ※÷」. 4 1 ‐ ( 53 .8). ラ越 隻B U 両 親 の 結 婚拓 恋凝愛髪 ヌ外 無回布 斉 恋 ‘ ミ 愛 ‘. (85 .1). 2. 8) (8. 2. 9) (7. (1 8 .8). ( 75.0). 27 (1 4.9). ※※※- 9 8 21 ( 27. 1) ( 17 2) . し÷※ ミ※」1. (64. 3) (73.1) 11※ ※※÷」. 1 3 2) (81 .. 338 167 (26.9) (35 .7) L ÷ ‐ ‐※ ミ※ 」. 12 ( 25 .0). 」. 」. (6 5 .1). L ÷」. 0 0 5 0 5 ※※※P<0 ※P<0 . . 「近くに異性がいるときは、 いつも気になる」 (注) 関心 「有」 は 「近くに異性がいてもいなくても気になる」 「近くに異性がいても気になるときもあるし、 気にならないときもある」 を示す 「無回答」 を示す 「 「 「 「 関心 無」 は 全く気にならない」 わからない」 その他」. 1 年 36.8%, 2 年 65.7%, 3 年 72.8%, 女 子 では 1年 63.5%, 2 年 76.0%, 3 年 76.0% と 比 較 す. ると, 男子は本調査の方が低率であるが, 女子はいずれの学年も高率であっ た. さらに本調査を男 女別にみると, 男子に比べて女子が有意に上回っ ている. これらは女子が次第に性的な面でも男子. のような積極性を増してきていることを示すもの である. いずれにしても中学生をとりまく 多くの因子 (発育の男女差・学年差, 進学希望, 専用個室の有 無, 異性友人の有無, 両親の結婚形態など) が中学生の性に対する関心に影響を及ぼしており, 男. 女共学が一般化している現在, 子どもたちの異性を意識し, その意識を感情化していく 機会は, 日 常の学校生活や生活環境の触れ合いの中にいく らでもあることを銘記しなければならない. ( 2 ) ポルノ・接触・キス・キス以上欲求について 732名) 515名) ポルノ欲求については「見たい」とするもの31.9%( , .3%( , 「見たことがない」45 25名) であった. 345名) 「わからない」21.3% ( , 「無回答」1 .5% (. ポルノ欲求について因子別にみると, 表-4に示すとおりである. 「ポルノを見たい」とするもの について, 地域別にみると周辺部のものが, 男女別にみると男子が, 学年別にみると1年生より2 年生が, 2年生より3年生が, 異性友人の有無別にみると, 異性友人をもっているものが高率であっ た.. 394 接触欲求については, 「性的な関心から異性のからだに触れてみたい」とするものは, 24 .4%( 22 389名) 0% ( 812名) 名) , 「無回答」1.4% ( , 「わからない」24. , 「触れてみたくない」50.2% ( 名) であっ た. 142.

(8) . 中学生の性意識 と性行動について. 表-4. ポルノ グラフティ ー欲求 総 数. 欲求 有. 無. 地 域 別 中心部 周辺部 6 1 7 n=1 1 1 n=4 3 6 n=1 8 , , 3 3 9 1 7 6 1 5 5 ( ) ( 3 0 0 3 6 2 ) , . ( 3 1 8) L 」 . 9 2 7 ( ) 0 0 7 .. 1 1 0 2 , ( 6 8 2) .. 3 1 0 ( ) 6 3 8 .. L 」. ( )内は% 男. 女. 男 1 3 n=8 3 6 7 ( 4 6 2) ,. 別 学 女 I 0 4 1 3 0 n二8 1=3 1 3 9 3 6 1 ( ) ( 7 3 1 0 ) 9 , .. 年 別 2 3 3 9 n=6 4 8 n=6 1 9 6 2 8 3 ( 3 0 ) ( 4 3 ) 7 7 . .. 異性友 人の 有無別 有 無 無回答 1 n=9 8 1 0 n=2 n=6 6 2 4 5 2 5 6 5 ( 3 ) ( 7 3 2 8 1 ) ( 1 ) 9 2 . , .. 4 3 7 ) ( 5 3 8 ,. 6 6 5 ( 2 ) 8 7 .. 4 4 3 ( 6 9 3 ) .. 4 2 7 ( 6 2 ) 7 .. L※ ※」. L※ ※」. ※P<0 0 5 ※※※P<0 0 0 5 . . 欲求 「無」 は 「ない」 「わからない」 「無回答」 を示す. 表-5. 有. 男 女 別 女 男 6 1 1 3 n=8 7 n=8 n=1 0 4 , 3 1 5 7 9 3 9 4 ) (9 ( 3 ) 8 7 8 , . ( 2 4 4 ) L 」 ,. ※ ※. 無. 2 9 4 ( 8 9 1 ) .. 3 6 5 ( 5 6 3 ) .. ミ※」」※≧ 美 三 Lヒ… 一 , -※※※-三. L※ ※」. 6 5 4 ( ) 1 9 7 .. 」※ ※」. 2 1 ( 8 0 ) 8 ,. 接触欲求 総 数. 欲求. 」」※封 ミ※÷ 」 巳差 ;] -※※※-…. 1 2 2 3 , ) ( 5 6 7 .. 4 9 8 ( 1 6 3) .. 2 7 5 ( 9 0 2 ) .. L※ ※」. ( )内は% 学 I 0 3 n=3 4 5 ( 1 3 6 ) .. 年 別 専用 個室 の 有無別 2 3 有 無 無回答 3 9 n=6 4 8 n=1 1 4 5 n=4 6 7 n=5 n=6 , 1 5 8 19 1 2 9 7 9 6 I ( 2 4 ) ( 2 9 ) ( 7 5 2 ) ( 5 9 2 ) ( 2 ) 0 6 0 0 . . . . . L 」 ※※」 -※※※- 2 4 8 1 8 5 4 5 7 8 4 8 3 1 4 7 ( 8 6 4 ) ( 5 4 ) ( 7 7 0 5 ) (7 4 1 ) ( 7 4 ) ( 8 0 0 ) 9 . . . . . . L 」 ミ※」 -※※※-. L 」≦ L 上ミ. ※P<0 0 5 ※※※P<0 0 0 5 . . 「わからない」 「無回答」 を示す 欲求 「無」 は 「ない」 。. 」 」. 異性 友 人の 有 無別 有 無 無回答 1 n=9 8 1 0 n=2 n=6 6 2 1 4 1 7 5 5 ( 3 1 4 ) ( 1 9 2 ) ( 1 ) 9 2 , . . し※※※」 4 6 7 ( 6 8 6 ) .. 7 3 5 ( 8 0 8 ) , L※ミ※」. 2 1 ( ) 8 0 8 ,. 「性的な関心から異性のからだに触れてみたい」 とするものについて因子別にみると 表- 5に , 示すとおり である. 男女別にみると男子が, 学年別にみると1年生より203年生が 専用個室有 , 無別にみると, 専用個室をもっ ているものが, 異性友人の有無別にみると, 異性友人をもっ ている ものが高率であった。 3 )は 東京都中学校性教育研究会 が1 図- 21 97 5年に都内27 1 1名の中学年を対象として調査した , もの である. 質問のしかたが若干異なるが, 本調査の男子では1年17 8%, 2年4 0.1%, 3年4 8. . 0%, 女子では1年9 % 6 2年8 % 7 3年1 1 1 %と比較すると ほぼ同様な結果であ た っ 。 . , . , . , キス欲求については, 「キスをしたい」 とするものは35.5% ( 4名) 57 , 「キスをしたく ない」39. 6% ( 640名) 「わからない」22 365名) 3% ( 38名) であっ た。 .6% ( , 「無回答」2. 「キスをしたい」とするものについて因子別に みると表-6に示すとおりである 「キスをしたい」 。 とするものについて男女別にみると男子が, 学年別にみると1年生より2年生が, 2年生より3年 生が, 異性友人の有無別にみると異性友人をもっているものが高率であった . )をみると 男子では1年 日本性教育協会が19 81年に行った全国調査の 「キス欲求」 累積経験率5 , 32.5%, 2 年 46.5%, 3 年 61.4%, 女 子 では 1 年 11.5%, 2 年 21.9% 3 年 34 2% で あ り 本調 , , , 査 の 男 子 では, 1年 18.5%, 2 年 42.8%, 3 年 50 8% 女 子 では 1年 21 0% 2 年 29 2% 3 年 , , . , . ,. 3 5 .1%と比較すると, 「異性への関心」と同様に男子は本調査の方が低率であり, 女子は高率であっ た。. キス以上欲求については, 「キス以上のことをしてみたい」 とするものは20 330名) 「した .4% ( .「わからない」226% ( いとは思わない」55 ( 7 % 9 ) 0 0名 「 無回答 366名) 」1 21名) であっ . , . , .3% ( た. 「キ ス 以 上 の こ と を して み た い」 と す る も の に つ い て 因 子別 に み る と 表 - 7 の に 示 す と お り で で 143.

(9) . 片. 図-2 間. 岡. 繁. 雄. 接触欲求について 今までに、なんとなく異性のからだにさわっ てみたいと思っ たこと がありますか. 男) (男 1 1 7顔 1年 1 年 隙1 2年 2年 3年. 1 0 0% - o o % 9 2 9 2 1 ,. 5 4 5 4. 29. 1o 0 - 1 i. 61. 謬. ‘霧. YYI 圏1翻 L. 9 9. 44. 47. 圏 ある 。 ない 『 鰯. (女). :. 紹. ,. “. 80. 88 85. (東京都中学校性教育研究会による) 表-6. キス欲求. ( )内は%. 別 年 学 別 女 男 3 2 I 男 女 48 39 n=6 30 n;6 4 n=3 13 n;80 7 n=8 n;1,61 27 8 231 6 5 240 334 (36. 2) (42.9) 9. 7) (4 1.1) (29.9) (1 574 (35 L ÷※ ミ※」 .5) 美」 《※」 L; l -※※※- 370 40 8 2 65 564 4 79 (6 3.8) (57.1) ( 80 ( (58 9) 70 1,04 3 .3) .1) . (64.5) L※ ミ※」 に※」 Lヲ -※※※- 総 念 数. 有. Lと…. 無. Lヒ三. ご」. 異性友 人の有無別 無回答 無 有 10 n ;26 n=681 n=9 260 7 30 7 26 (2 ( 9) (45 8.6) . .1). L※ ※」. 4 37 (54.9). 6 50 (7 1.4). L※ ※」. 1 9 (7 3. 1). 0 0 5 ※P<0 0 5 ※※※P<0 . . 「無回答」 を示す。 「わからない」 欲求 「無」 は 「ない」. 表-7. キス以 上欲求. ( )内は%. 別 男 女 女 男 1 3 n=8 0 4 6 1 7 n=8 n=1 , 2 7 5 5 5 ) ) (9 3 3 3 0 ( 3 1 4 . , ( ) 2 0 4 L ※」 . 総 数. 欲求 有. ※. 無. 1 2 8 7 , ( 9 6 ) 7 .. 5 5 8 ( 6 ) 6 8 .. 2 9 7 ( ) 9 0 7 ,. L※ ※J. 専 用 個室の 有無別 別 年 無回答 無 有 3 2 1 4 5 n=4 6 7 n=5 4 8 n=1 3 9 n=6 n=6 , 0 I 4 9 8 1 6 7 2 1 3 7 0 0 ) ) ( 2 1 ) ( 1 7 1 2 2 5 8 ) ( 7 ( 2 4 ) ( 1 . . . , . L 」 ミ※」 -※※※- 4 8 9 6 3 8 7 0 2 4 8 1 5 0 4 3 ) ) ( 2 ) ( 8 0 0 8 9 ) ( ( 8 6 ) ( 7 4 2 7 8 6 ) 7 ( 9 2 1 . . . . . . L 」 ミ※」 -※※※-. 学 I 0 3 n=3 2 6 ) (7 9 .. 趣. 麹.. 0 0 5 ※P<0 0 5 ※※※P<0 . . 「無回答」 を示す 欲求 「無」 は 「ない」「わからない」. 」 」. 異 性 友 人 の 有 無別 無 無回答 有 1 n=9 1 6 8 0 n=2 n=6 1 1 0 5 5 7 5 ) 1 6 ) ( ( ) ( 1 9 2 2 5 7 5 . . .. L※ ※」. 6 5 0 ( 4 3 ) 7 .. 6 0 7 ( 8 3 5 ) .. L※ ※」. 2 5 ( 8 0 8 ) .. ある. 「キス以上のことをしてみたい」とするものを男女別にみると男子が, 学年別にみると1年生 より2・3年生が, 専用個室の有無別にみると, 専用個室をもっているものが, 異性友人の有無別 にみると, 異性友人をもっているものが高率であった. 以上 中学生の性的欲求についてみ ると, 「異性への関心」は約7割, 「ポルノ欲求」は約3割強, 「接触欲求」 は約2.5割, 「キス欲求」 は約3.5割, 「キス以上欲求」 は約2割であっ た. 性的欲求 において学年差及び男女差がみられたが, 中学生のこの時期は, まさに性成熟に伴う性的欲求出現 の過渡期 であることを示している. また異性友人をもっ ているものが, すべての欲求に共通して高 率であり, 特に異性との交流力や性的欲求の発現に何らかの関与 をしているともいえる.. さらに異性に対する関心は男子より も女子に高い値を示し, 性意識・性行動において, 特に女子 )の結果と 一致する しかし性的欲求が具体的なポルノ欲求, の増加が顕著であるとする性教育協会5 . 接触欲求, キス欲求, キス以上欲求ということに なると男子の方が高い値を示 した. このことは男 ″ の傾向があるにせよ 「男 } ″ さらに女子が男子を上回る 乗り越え現象5 ) 女差が縮少する 一収敏現象5 144.

(10) . 中学生の性意識と性行動について. 4 ) 」ためであり, 性教育・指導上の 基本 女両性の性心理的関 心と欲動の発達には大き な差がみられる1 的原理である 4) 性 行 動 に つ い て 1 ( ) ポ ルノ 経 験 に つ い て. 8 300名) 「ポルノを1回だけ見たことがある」 とするものは, 1 , 「とき どき見てる」15.4% .5% ( 1.5% ( 832名) 58名) 6% ( ( 2 49名) , 「わから , 「1回も見たことがない」5 , 「いつも見ている」3.. 19名) であった。 2% ( 159名) ない」5.8% ( , 「無回答」1. 「ポルノを見たことがある」 とするものについて因子別についてみると表-8に示すとおりであ る。 地域別にみると 「いつも・時々」 (表-8, 注参照) としたものは周辺部のものが, 男女別にみ ると同じく 男子が, 学年別にみると 「1回」 及び 「いつも・時々」 としたものも3年生が高率を示 表 -8. ポ ル ノ グラ フ テ ィ ー 経 験. 域 別 地 中心部 周辺部 - = 1 = 1 1 3 1 86 1 6 7 n 4 n ,, n , 9 7 20 3 0) 30 0 (17 回 .9) (20. (18. 5) 糸 巻 数. 1. い つ も 時 々 無. 30 7 (19 .0) 10 1,0 (62 .5). ( )内は% 別 男 女 男 女 = 4 二 1 3 8 n n 80 1 4 1 4 6 5 ( 18 9. 2) .0) (1. 学 I = 3 n 30 4 2 (12 .7). 年 2 = 9 n 63 112 (17 .5). 別 3 48 n二6 4 1 6 (22 5) .. ※※※ 129 (2 0.2). 1 6 2 (2 5 0) .. ※※※ 39 8 (6 2.3). 3 4 0 (5 2 5) .. L. 19 3 (1 7.1). 1 14 (23 .4). 1 2 5 (3 0 8) ,. 4 6 0) (7.. 1 6 (4. 9). 7 35 (65 .0). 27 5 (56. 6). 4 1 6 (5 2) 1 .. 4 59 (7 3. 8). 272 ( 82.4). L※ ※」. L※ ※」. L※ ※」. L※ ※」. 1. Lミ 」. 」. L. 1 L※≦ ※÷」」※. 1. 」. 竺]. 5 ※P<0.0 5 ※※※P<0 .00 (注) 「1回」 は 「1回だけ見たことがある」 を示す 「いつも・時々」 は 「いつも見ている」「時々見ている」 を示す 「無」 は 「見たことがない」「わからない」「無回答」 を示す. した.. 4名) 26 ポルノ経験についての動機については, 「好奇心から」としたものは43.5%( , 「ただ何ん 59名) などあった. 動機について因子別にみて, 207名) となく」34.1% ( , 「性的欲求から」9.7%( 」 は女子が, 「性的欲求から」 は男子が, 学 「 好奇心から 特に有意差が認め られたのは, 男女別 では. 年別では 「好奇心から」 は3年生が, 異性友人の有 無別 では 「性的欲求から」 は異性友人をもって いるもの (1人) が高率であっ た. 6 07名) であり, ポ 以上 ポルノ経験についてみると, 「1回以上 ポルノを見た」 ものは36,3% ( 社会と このことは情報化 515名) よりわずかではある が高い結果が得られた. 1.8% ( ルノ欲求の3 いわれる現代社会の中 で, 商品化された性に関する情報は驚く ほど増加し, その結果 ポルノの自動 販売機が至る所に置か れるなど, 無差別に供給されていることと関係しているのでは ないかと思わ れる. また子どもたちの慢画や, 雑誌・テレビなどをみると, ポルノ的な場面が次第に増 してきて いる傾向に あり, 「欲しくなくと も, 手に 入る」 , 「見たくなくても見える」といっ た現状の反映とい える。 さらに動機についてみる と, 女子は「好奇心から」「ただなんとなく」といった心情的動機が, 一方男子は 「性的欲求から」 とする本能的動機が高い値を示し, 先述したごとく 「性心理と欲動 発 達の差」 とみることができる.. 145.

(11) . 片. 岡. 繁. 雄. ( 2 ) 接触経験・キス経験・キ ス以上経験について 接触経験については, 日生的な関心から異性のからだに ふれたことがある」 とするものは111% . (179名) 125 9名) 27名) であっ た. , 「ない」77 .8% ( , 「無回答」1.7% ( 接触経験のあるものについて因子別にみると, 表-9に示すとおりである 男女別 では男子が . , 学年別では1年生より 2・3年生が, 進学希望別 では国公立以外の希望者が 専用個 室の有無別 で , は専用個室をも っ ているものが高率であっ た. 3 )は東京都中学校性教育研究会 が1975年 都内27 図-31 11名の中学生を対象にして調査したも ,. の であ る. 本調 査 の 男 子 では 1 年 6.7%, 2 年 16.8% 3 年 18 3% 女 子 では 1 年 4 8% 2 年 6 , . , . , . 4%, 3年8 .0%と比較すると, 本調査の方がやや上回っ ている結果であっ た.. また接触経験の動機についてみると, 「好きだっ たから」32.4%, 「ただなんとなく」251% 「好 . , 奇心から」17 3.4%などであった. そして因子別にみて有意差 が認められた .9%, 「性的欲求から」1 のは, 「好奇心から」 では中心部が, 「ただなんとなく」 では女子が, 「好奇心から」 及び 「性的欲求 から」 では男子が, 「性的欲求から」 では国公立高校進学希望のものが, 自生的欲求から」 では異性. 友人を4人以上も っ ているものが高率 であっ た . キス経験については, 「キスの経験があ る」 とするものは11 182名) .3% ( , 「経験がない」84.8% 「 ( 1372名) わからない 」2 「 無回 6 % ( 4 2名 ) 答 」1 3 ( 2 % 1名 ) であっ た. , . , . 「キスの経験があるもの」 について因子別に みると表-10に示すとおり である 地域別 では周辺 . 部が, 学年別では1年生より2・3年生が, 出生順位別 では第1子以外のものが 異性友人の有無 , 別 では異性友人をもっ ているものが, 両親の結婚形態別 では恋愛結婚であるものが高率であっ た . )をみると男子 では 1年48% 2年93% 日本性教育協会の全国調査の「キス経験」累積経験率5 , . , . , 3年 16.1%, 女 子 で は 1 年 3.0%, 2 年 6.4%, 3 年12.9% で 本 調 査 の 男 子 で は 1 年3 1% 2 年 . , 12.8%,3 年17.0%, 女 子 では 1 年3.1%, 2 年9.9%, 3年1 2 .9%と比較すると男子2・3年, 女子 表-9. 接触経験 総 数. 男 女 別 気 学 別 進 学希 望別 専用個室の有無別 男 女 I 2 3 国公立 国公立以外 有 無 無回答 = 1 6 1 = 7 8 1 3 = 8 4 3 0 n=6 1 1 , 3 9 n=6 n n 0 n=3 4 8 n=1 0 4 8 n=5 1 0 n=1 1 4 5 n=4 6 7 n=5 , , 4 1 2 5 5 7 5 9 3 7 1 1 3 8 4 0 I 右” 1 9 ( ) (6 ) 7 1 4 7 5 ( 1 1 ) 7 {8 ) ( 9 1 ) ( 3 9 1 2 1 ) (8 6 ) ( 2 0 0 ) . . . , . , , . ( 1 1 1 ) L※ ※」 L※ ※」 . 芙※」 -※※※- 6 8 8 7 5 0 5 6 4 9 5 5 4 3 9 1 0 0 7 4 2 7 4 , 4 3 8 { 4 8 6 ) ( 9 3 ) 3 ( 8 8 3 ) ( 1 i ) ( 無mi 9 6 ) { 8 1 8 ) ( 7 9 1 4 ) ( 9 8 0 0 ) . . , , . . . . . ( 8 8 9 ) L※ ※」 L 」 . ミ※」. 晶. 蕊 E. 遁 」 ぷ 」. L」. ※ ※. L」. ( )内‘ ; 異性友人の有無別 有 無 無回 8 1 n=9 1 0 n=6 1 3 2 4 4 ( 1 ) {4 ) ( 9 4 8 1 1 . . .. し※ ※」. 4 5 9 ( 8 0 6 ) .. 6 8 6 ( 9 5 2 ) ,. L※ ※」. ※P<0 0 5 ※※※P<0 0 0 5 . . 「わからない」 「無回答」 を示す 経験 「無」 は 「ない」. 図-3. 接 触経験について. 間. 今までに性的な関心から、異性のからだにさわったこと がありますか 匿圏ある ヒコない 圏霊無答 (男) (女) -。0% 」 oo9 ・ 霧証. 89. 7. ・ : . …o 3 . 、. 94. i- 6. 91 96. (東京都中学校性教育研究会による) 146. 2 { 8 8 ,.

(12) . 中学生の性意識と性行動について. 表-10 キス経験. ( )内は%. 地 ± 或 別 中心部 周辺部 13 1 n;4 86 617 n=1, n二1, 113 69 2) (10 182 .0) (14. (11 」 」 .3) 糸 総 数. 糸 塗験 有. 無. 糸 産 験 , 有. 1 435 , (8 8.2). 1 18 ,0 (90 .0). 41 7 (8 5. 8). L 」. 異性 友人の有無別 無 無回答 有 10 6 1 n=9 n二68 n;2 1 49 3 30 (1 9. 1) (5 .4) (11 .5). L※ ※」. 無. 55 1 (8 9) 0.. 1 86 (9 8 .2). L※ ※」. 23 (88 .5). 学 I 30 n=3 1 2 (3. 6). 年 3 39 nご6 7 2 (1 1. 4). (9 6 .4). ( 88. 6). 」 E,ー※※※※ 1 3 8 5 66 」 ヒ三 ,※. 別 3 n=648 97 (15 .0). 生 順 位 出 第1子 第1子以外 無回答 0 n;77 3 n=4 3 n =8 1 3 0 7 9 0 (9.5) (1 3 .3) ( 0) 1‐ 」. 1 55 (85 .0). 1 75 (9 0.5). 」 」. 14 6 70 (86 100 7) ( . .0). 」 」. 両親の結婚 形態別 恋愛以外 無回答 恋 愛 4 21 n=9 48 8 , n=6 n- 5 87 90 14 4) (9 ( .0) .5) (10.. L 」. 5 34 ( 86 .0). 85 8 (90 .5). L 」. 4 3 (89. 6). 0 0 5 ※P<0 0 5 ※※※P<0 . . 「無回答」 を示す 経験の 「無」 は 「ない」「わからない」. 1 0 2年は本調査の方が上回っている結果が得られた.. 6%( 72名) キスの経験があるものについて動機をみると, 「好きだったから」39. , 「ただなんとな 15名) などであっ た. 18名) く」20.9% ( 3 8名) , 「好奇心から」8.2% ( , 「性的欲求から」9.9% ( そして因子別にみて特に有意差が認められたのは, 「好きだったから」では1・2年生より3年生が, 「好奇心から」 では第1子のものが, 「好きだっ たから」では異性友人を1人もっ ているものが高率 であ っ た。. 8 8名) キス以上の経験については, 「キス以上の経験がある」 とする も の は5.4% ( , 「経験 がな 28名) 3名) であっ た。 5 い」89 144 8名) , 「無回答」3 .3% ( .6% ( , 「わからない」1 .7% (. キス以上の経験があるものについて因子別にみると, 表-IHこ示すとおりである. 地域別では周 辺部が, 男女別では男子が, 学年別 では1年生より2年生が, 2年生より3年生が, 進学希望別で. は国公立以外でしかも普通科以外のものが, 出生順位別 では第1子以外のものが, 異性友人の有無 では異性友人をもっているものが, 両親の結婚形態別 では恋愛結婚をしたものが高率であ った。 )の ペッテン グの累積経験率をみると 男子では1年 日本性教育協会が1981年に行った全国調査5 , 女子では1年0 1.1%, 2 年 3.6%, 3年7 8 %% 2年2 3 % 3年6 3 %であり 9 % . , . , . , また性交 . ,. の累積経験率をみると, 男子では1年0 .2%, 2年 .5%, 2年1,4%, 3年3.9%, 女子では1年0 1 3 ) 0 .4%であった。 さらに東京都中学校性教育研究会が1975年に行っ た調査 では, 性交 .7%, 3年2. 経験 者 は 男 子 では 1 年1.0%,2 年3.0%,3 年1.0%,女 子 では1.0%,2 年1.0%,3 年2.0% で あ っ た.. 本調査ではペッテン グと性交経験を含めて 「キス以上の経験がある」 ものとしたので, 必ずしも 正確には比較 できないが, 本調査の結果は, 男子では1年1 .8%, 2年6 .4%, 3年9 .6%, 女子で は1年0.6%, 2年3.2%, 3年6 .8%であった。 日本性教育協会の全国調査の ペッテン グと性交と を単純に平均したものと, 本調査の結果を比較すると, 男女, 学年いずれも本調査の方が上回って あ る。. 32名) キス以上の経験のあるものについて動機をみると, 「好きだっ たから」36 .4%( , 「ただなん 「 「 無理に要求されて 1 9名) 性的欲求から 9 3 ( 1 ) 」1 0 2 9名) な となく」21. 6% ( 」1 % 7名 , . , .%( 147.

(13) . 片 岡. 繁. 雄. 表-11 キス以上経験. ( )内は%. 総 数. 有. 無. 有. 地 域 別 中心部 周辺部 6 1 7 n=1 1 3 1 n=4 8 6 n=1 , , 5 3 3 5 8 8 (4 ) (7 2) 7 . . (5 4 ) L 」 . 1 2 9 5 , ( 4 ) 9 6 .. 1 0 7 8 , 3) ( 9 5 ,. 4 5 1 ) ( 9 2 8 .. L 」. 出 生 順 位 第1子 第1子以外 無回答 3 0 n=7 4 7 3 n=1 n=8 5 6 I 3 1 ) (7 ) (3 ) (7 2 1 7 . . ,. L※ ※」. 無. 9 7 9 ( ) 9 6 3 ,. 1 7 7 ( 9 2 8) .. L※ ※」. 1 3 ) ( 9 2 9 .. 男 女 別 学 男 女 I 1 3 n=8 4 n=3 0 3 0 n=8 5 5 3 4 3 (6 ) (4 1 ) (1 2 ) 8 . . .. L 」. 5 8 7 ( 9 3 2 ) .. 1 7 7 { 9 9 ) 5 .. L 」. E. 生 2 3 9 n=6 3 1 (4 ) 9 .. …※」 L. 別 進学希 望別 進 学 ネ今望 別 3 国公立 国公立以外 普通科 普通科以外 4 4 8 n=1 0 8 n=5 1 0 n=7 7 9 n=7 7 9 n=6 , 5 3 4 4 3 3 1 7 5 0 (8 ) (4 2 2 ) (7 3 ) (4 ) (6 0 4 ) . . . , .. 山 劃. -※※※- 2 3 6 6 0 8 5 9 5 ( ) ( 9 8 8) ( 9 5 1 9 1 8 ) . . .. ※」. Lヨ. -※※※-. 」 」. 1 0 0 4 , ( ) 9 5 8 ,. L 」. 異性 友 人 の 有 無別 有 無 無回答 8 1 n=9 1 0 n=2 6 n=6 6 9 1 6 3 ) (1 ( 1 0 1 ) ( 1 1 ) 8 5 . . . L※ラ ミ※」. 両 親 の結婚形態別 恋 愛 恋愛以外 無回答 2 1 n=9 4 8 n=4 8 n=6 4 1 4 2 5 (6 ) ( ) 8 ) (4 3 1 0 4 . . .. 6 1 2 4 8 9 ( 8 9 9 ) ( 8 2 ) 9 . , L※; ミ※」. 5 9 7 ( 9 3 2 ) .. l. 2 3 ( ) 8 8 5 .. 4 7 3 ( 2 ) 9 7 .. L 」. 7 4 8 ( 9 6 0 ) ,. 7 2 9 ( ) 9 3 6 ,. L 」. L 」. 9 0 7 ( 9 5 .の. L 」. 4 3 ( ) 8 9 6 .. ※P<0 0 0 5 5 ※※P<0 0 1 ※※※P<0 .0 . , 「わからない」 「無回答」 を示す 経験 「無」 は 「ない」. どであっ た. そして因子別にみて, 特に有意差が認められたものは, 「無理に要求されて」は女子及 び異性友人をもっ ているものが, 「好きだったから」は専用個室をもっているもの及び異性友人を1 人 も っ て い る も の が 高 率 で あ っ た.. さらに 「キス以上の経験者」 と 「キスの経験者」 との関係に ついてみると, 「キスの経験のある」 もの ( 11.3%・1 82名) の中で 「キス以上の経験のある」 ものは, 42 77名) であっ た. .3% ( 以上 中学生の性行動はポルノ経験37 .5%, 性的関心からの接触経験11,0%, キス経験11 .3%,. キス以上経験5 .4%であっ た. 性行動について, 影響因子の視点からみると, すべての性行動に学年差が認められた. このこと は性に関する意識にもとづいた行動が現実のものとなり,行動が順次発達することを意味している.. このような意味において中学における性教育は, 発達段階に対応し, それが現代社会にどのような 作用を及ぼすか, また中学生自身の人間形成に, さらに青少年のつくり上げる社会にどういう影響 をもたらすかという観点を含めて, その 「あり方」 を検討しなければならない. 「接触経験」「キス経験」 「キス以上経験」 のいずれにおいても有意に高率を示したものは, 異性. 友人をもっているものであ った. これらの結果について, 単に性行動を否定し, 抑制するという抑 圧的立場に立てば, 異性友人を排除することになる. しかし一方性教育をもっ と広くとらえ, 他人 との人間的なつながりや愛情, 友情, 融和感, 思 いやりなどのおおよそ人間関係における社会, 心 理学的な側面を含めて積極的に人間性を開放する立場に立てば, 青少年の性的成熟が早期化し, 性. 状況が変化するなか で, その意識や行動の尖鋭化に対して, どのように して人間的なものにするか.. さ らに新しい性状況に対応した性モラルをいかに して身につけさせるかなど性教育が人間教育とな り得るわけ である.. 「キス経験」 「キス以上経験」のいずれにおいても, 周辺部のもの, 両親が恋愛結婚したもの, 第 1子以外のものが有意に高率 であっ た. 両親が恋愛結婚したものは, 男女交際観においても許容的 であり, その許容的な考え方, 態度が, 子どもの性行動にも許容的にはたらいているのではないか. と考えられる. 148.

(14) . 中学生の性意識と性行動につ いて. 周辺部に高率であっ たことについては, 現在のような情報化社会の中では理解しがたい点もある. が, 周辺地域の方が伝統的な世間ていの規制は強いこと, さらに周辺部では性情報が中心部なみに 氾濫しているのに, 一方 では両 親や先生に対する伝統的タ ブー観が残っ ていて, その抑圧に対する 反動の結果と考えられる。 なお出生順位で第1子以外のものが有意に高率であっ たことは, 両親の 結婚形態と同様に, その養育態度が子どもに影響するものとして興味深い. 性行動の動機についてみると, 全体として 「好きだったから」「ただなんとなく」 「好奇心から」. などが高率を示した。 いずれにしても心情的動機や本能的動機が高い値を示し, 身体の早熟に対応 しない精神発達と過剰なほどの性的刺激に起因した性に対する価値観の未形成によるもの であると. 思われる。 5) 性的欲求と性行動との関係について 異性に対する関心と性行動 (ポルノ経験・接触経験, キス経験, キス以上経験, 以下同じ) との 2に示すとおりである。 関係については表-1. 異性への関心があるとするものについてみると, ポルノを1回以上 (いつもo時々 を含む) 見た ものが, 接触経験があるとするものが, キス経験があるとするものが, キス以上経験があるとする. ものが高率であった.. ポルノ欲求と性行動との関係についてみると, 表-13に示すとおりである。 ポ ルノ 欲 求 が あ る と す る も のに つ い て み る と, ポ ル ノ を い つ も o 時々見たものが, 接触経験があ. るとするものが, キス経験があるとするものが, キス以上の経験があるとするものが高率であった。 なおポルノ欲求と経験との関係をみると, 「見たい」 もの3L8% ( 515名) のうち 「見た」 ものは. 7 6 395名) であ った。 .7% ( 接触欲求と性行動との関係についてみると, 表-14に示すとおりである。 性的関心から異性のからだにふれたいとするものについてみると, ポルノを 「いつも”時々」 見 たものが, 接触経験があるものが, キス経験があるものが, キス以上の経験があるものが高率であっ た。. なお接触欲求と経験との関係をみると, 「ふれたい」 もの24 394名) のうち 「ふれた」 とす .4% ( 表-12 異性に対する関心と性行動. ( )内は%. 基 験 接 触 経 験 キ ス 糸 キ ス 以上浄塗験 ポルノグラフィ 一糸型験 無 無 有 有 無 いつも、時々 有 1回 無 29 1 2 n=1, 4 35 n=88 n=1, 5 1, 01 0 n;1 79 n=1,4 3 8 n- 8 1, 6 17 n=300 n=307 n一 , , ÷ n- 1,0 28 4 2 29 95 1 1 3 9 57 1 49 7 6 24 3 28 2 有 (67, 2) 8) 2. 3) (8 3. 3) (66 78 6 81 9 (7 6 1 0 .1) ( .6) (6 .7) ( . .2) (6 .0) (7 ,10 L ÷※※」 (68. 0) L※ ※」 L※ ※」 」※多 -※※※- 46 7 1 28 45 4 38 4 44 1 5 35 6 3 68 (30. 6) 17 1) (1 (3 1 6) (20. 9) (30 9) ( ( 20 5 6) ( 2 2 ) 48 2 7 . . .7) . . .5) (34 . L※ ※」 L ÷※※」 (2 L※ ※」 9. 8) L※; 無 -※※※- 34 34 I 2 3 I I 3 30 4 (2. 2) (2.4) (1 1) 1) (2 無 回 答 3) (3. 0) (1 (1.3) (0. 3 5 . . .3) (0,5) (2 .2) 1 ※※※P<0 0 0 5 ※※P<0 0 . . , (注) 関心 「有」 は 「近くに異性がいてもいなくても気になる」 「近くに異性がいるときは いつも気になる」 、 「近くに異性がいても 気になるときもあるし気にならないときもある」 を示す 、 「 「その他」 を示す 「 「 関心 無」 は 全く気にならない」 わからない」 「わからない」 「無回答」 を示す 経験 「無」 は 「ない」 念 数 総. 」 L. ヨ ヨ. 149.

(15) . 片. 表-1 3. 岡. 繁. 雄. ポルノ グラフィ ー欲求と性行動. ( )内は%. ポルノ グラフィ ー経験 接 触 糸 茎 験 茎 験 キ ス 糸 キ ス 以 上発条験 有 有 無 1 回 いつも、時々 無 無 有 無 1, 2 n- 617 n;300 n=307 n=1 10 n=1 79 n二1,4 38 n=18 1,4 35 n=8 8 n二1, 592 , , n- ,0 138 25 20 26 48 515 7 1 1 389 11 3 40 2 67 4 (31 6.0) (8 (1 8) (4 3. 7) 1. 9) (70 ( 27 ( 62.1) (28 6 1) ( 29. 3) . .4) .1) .0) (7 . 糸 総 数. 有. 無 無 回 答. 趣 』. ミヨ. ミ※」÷※ヲ. 1 7 ,07 (66. 6) 25 (1 .6). L ÷※ ※」. L ÷※ ミ※」. L※ ミ※」. -※※※- 15 9 50 8 68 (5 3. 0) ( 16 ( 85. 9) .3). 5 1 (2 8.5). 26 1 ,0 ( 7 1. 3). 68 ( 37 .4). 1,00 9 (70 .3). 2 1 (23 9) .. -※※※- 3 22 0 (1.0) ( 0) (2.2). 2 (1 .1). 23 (1 .6). I (0. 5). 24 (1 .7). (. ミヨ. ミ※」L※;. L※ ※」. L ÷※ ミ※」. 1 56 ,0 ( 69 .1). L※ ミ※」 0. 0. 25 (1 .6). ※※※P<0 0 0 5 , 欲求 「無」 は 「ない」「わからない」 を示す 「無回答」 を示す 経験 「無」 は 「ない」「わからない」. 表-1 4 接触欲求と性行動 、ラフ ー経験 ポルノグ イ 1 回 いつも、時々 無 617 n;300 n-307 n=1 0 欲求 n二1, ,01 89 9 1 21 4 有 ( 394 ( 29.7) 69.7) (9 .0) (24 .4) ※※」÷※; ミ※」l ※※※ 898 210 9 3 (70 ( 9) 1, 201 0 ) 30 3) (88 . . . 無 (7 4.3) ミ※÷1÷※ヲ -※※※- 21 I 0 無 回 答 (2.1) 22 (0.3) ( 0) (1 3) . ※※※P<0 0 0 5 . 欲求 「無」 は 「ない」「わからない」 を示す 「無回答」 を示す 経験 「無」 は 「ない」「わからない」 総 総 数. ヒメ. 趨. 三一 ミ. ( )内は% 接 触 糸 柔 験 キ ス 糸 柔 験 ヌ上糸基, 験 キ ス妻 無 無 有 有 有 無 4 38 n =1 82 n=1, 435 n=88 n=1 29 79 n=1, 5 n二1 , 1 36 258 99 29 5 6 2 33 2 20.6) (70 21 (76 8. 0) (5 4.4) ( 5) ( .0) (1 . .7). L※. ※」. 43 (24 .0). 1, 158 ( 80 .5). 8 3 ( 45. 6). 1,1 18 (77 .9). 2 6 (29 .5). 0 0). 22 (1. 5). (. 0 0). 22 (1 .5). (. L ÷※. (. 0 0). 1 17 5 , (7 6. 9). ※」. 22 (1 4) .. るものは34.5% ( 136名) であっ た. キス欲求と性行動との関係に ついてみると, 表-15に示すとおりである.. キ ス 欲 求 の あ る も の に つ い て み る と, ポ ルノ を 「い つ も ・ 時々」 見た も の が, 接 触 経 験 の あ る も. のが, キスの経験があるものが, キス以上の経験があるものが高率であった. なおキス欲求と経験との関係についてみると, キスをしたいとするもの35 4名) のうち 57 .5% ( 「キスをしたことがある」 とするものは24.0% ( 138名) であった. キス以上の欲求と性行動との関係に ついてみると, 表-16に示すとおりである.. キ ス 以 上 の こ と を し て み た い と す る も の に つ い て み る と, ポ ルノ を 「い つ も ・ 時々」 見 た と す る. ものが, 接触経験 があるとするものが, キスの経験があるものが, キス以上の経験があるとするも のが高率であっ た. なお キ ス 以 上 の 欲 求 を 経 験 と の 関 係 に つ い て み る と, キ ス 以 上 の こ と を し た い とす る も の 20.4%. ( 330名) のうちキス以上の経験があるとするものは20.6% ( 68名) であ っ た. 以上 中学生の性的欲求と性行動との関係についてみると, 性的欲求力や性行動の引き金, つまり 性行動に先行していることが理解される. すなわち性的欲求があって性行動 (経験) へ移行してい る も の を み る と, ポ ル ノ で は 76.7%, 接 触 では 34.5%, キ ス では 24.0%, キ ス 以 上 では, 20.6% で. あり, 一方性的欲求がないにもかかわらず性行動 (経験) へ移行しているものをみると, ポルノ で 150.

(16) . 中学生の性意識と性行動について. 表-15 キス欲求と性行動. ( )内は%. 糸 恐 数. ポルノ グラフィ ー糸 茎験 才 妾 触 1 回 いつも、時々 無 有 10 n=1 欲求 17 n=3 00 n;307 n=1 79 n;1 ,6 ,0 1 42 21 9 21 3 1 4 3 4 ( 47 21 有 57 99) .3) (69.4) ( .7) (7 (3 5. 3) L※ を※÷↓÷※; -※※※- 1 4 90 5 7 61 35 1 ( 29.3) (7 5 (5 1. 3) 5 3) ( 19. 6) . ,00 (6 2 2) L※ . 無 ミ※」L※; -※※※- 4 4 30 I 無 回 答 3 8 (1 4 ) (1 .3) (3 . .0) (0.5) (2 3 ) .. ヒ三. 終 三ゴ. 虚. 蛋ヨ. 茎 験 糸. 茎 験 キ ス 糸 キ ス 以 上怖垂験 有 無 有 無 無 38 n;1 8 2 n=1, 435 n=8 8 n =1, 29 n;1,4 5 431 1 38 4 36 7 2 50 2 (30.0) (7 5 30 1,8) (3 2.8) .8) ( .4) (8. ※」. 」※ ミ※」. L※ ※」. 0 97 (67 ,4). 4 1 ( 22 .5). 964 ( 67 .2). 13 (14 .8). 99 2 (64. 9). 37 (2. 6). 3 (1 7) .. 35 (2. 4). 3 ●4) (3 .. 35 (2.3). ※」. 」※ ミ※」. L※ ※」. ※※※P<0 0 0 5 , 欲求 「無」 は 「ない」「わからない」 を示す 「わからない」 「無回答」 を示す 経験 「無」 は 「ない」. 表-16 キス以上欲求と性行動. ( )内は%. 総 数. ポルノ グラフィ ー経験 接 触 無 有 1 回 いつも、時々 0 n=307 n;1 61 10 n;1 7 n=30 7 9 n=1 , ,0 6 3 194 7 3 11 9 有 (2 33 0 1 0) ( 63.2) (7 66. 5) . .2) ( (20 L※ .4) ミ※」L※; -※※※- 23 4 20 112 9 60 1, (7 ) (36.5) (9 26 6 8 0 33. 1 1) ( 5) . . 無 (78 3) 」」※; L※ . ミ※÷ -※※※- 3 I 1 7 0 無 回 答 2 1 ) (1 0 (0.3) (1 . .7) ( 0) (1 .3). 歴 墜. ミー モ. ミヨ. 経. 験 茎 1 験 キ ス 糸 キ ス 以 上糸 茎, 験 無 有 無 有 無 4 38 n=1 2 n =1,4 8 35 n=88 n=1 29 n=1, ,5 21 1 23 3 9 68 26 2 7 (16. 2) (7 3 3) (14 7 .7) (5 . .3) (17 .1) 11 L※ ※」 ※」 装※※」 1, 20 6 (8 3 .9). 4 8 ( 46. 2). 1, 18 2 (82 ,4). 19 (2 1.6). 47 1, 2 (8 1. 6). 2 1 (1.4). I (0 .5). 20 (1 .4). I (1.1). 20 (1. 3). ※」. 」※; ミ※」. L※ ※」. ※※※P<0 0 0 5 . 「わからない」 を示す 欲求 「無」 は 「ない」 「 「 「わからない」「無回答」 を示す 経験 無」 は ない」. は1 9. 0%, 接触では3.5%, キスでは3 .9%, キス以上 では1.5%で, 性的欲求をもち性行動 へ移 行しているものが明らかに高い値を示している.. 中学生の時期は性成熟に伴う性的欲求の出現の過渡期 であ .り,これら性的欲求が性行動を左右し, 規定するものである. したがっ て中学校においては 「性の教育」 を排除したり, 消極的になっ たり するのではなく, むしろ積極的に人間教育や健康教育として性教育に取組まなければならない. そ. の際, 性を卑濃化したり, 興味本位の取扱いをしたり, 生理学的な面にのみ緩少化した性教育 であっ てはならない. また同時に従来のように 「非行防止としての性教育」「純潔の維持としての性教育」 であ っ て は な ら な い こ と は いう ま でも な い こ と であ る.. 「性教育」は人間の身体の一部としての性器や性行動の他に, 他人との人間的なつかがりや愛情, 友情, 融和感, 思いやりなど, おおよそ人間関係における社会的, 心理的な側面を含んだ, 人間教 育でなければならない。 5 )は ①現代 そのため 「今後の性教育をどう進めるか」 ということについて村松博雄, 岡本一 彦1 , 青少年の性の意識や行動の実態をできるだけ正確に把握せよ。 ②実態の変化に伴っ て性教育の正し い認識と教育の方法を定着させよ. ③一般の教師に性教育の基本的問題とその実践方法について専 門教育を行う必要がある. 教員養成大学における講座開設が必要である. ④性教育における生物学 的, 社会学的, 心理学的な内容を含んだ詳細なプロ グラムを作成せよ. ⑤性の問題は個別的な問題 である. したがって, 性についての新たな不安や悩 みを解決するカウンセリン グが必要である -- 151.

(17) . 片 岡. 繁. 雄. とし性教育研究態勢の確立と性教育運動の推 進の必要性を指摘している. 中学生の性意識と性行動. について調査研究の結果, 現実の中学生の性的欲求と性行動の実態を知ることができた. これらの 結果をもとにして, 学校の教師, 親, 大人たちは, 性に関する共通の認識をもち, 中学生の性に関. する認識・欲求, 行動の発達段階に応じた性教育とは何か, 教育内容をいかに編成するか, またい かなる方法で実践するか, さらに どのような性モラルを, 身につけてほしいかなど緊急に取組む必 要があると考えられる,. 4. 要. 約. 617名の性意識 (性的欲求)・性行動・性的欲求と性行動の関係につ 北海道A市における中学生1 いて調査し, 次の結果を得た. 1) 中学生の男女交際については, 約42%のものが異性の友人をもっ とおり, 交際の相手は 「同級生」約88%で, その約74%は学校内だけの交際であっ た. また「キス・キス以上を伴う交際」 を して い る も の は 約 12% であ っ た.. 2)両親の男女交際観については, 「中学生だからまだ早い」・「反対されている」とするものは約 12%であり, 「自由に認められている」 約10%, 「よい相手ならよい」 約10%, 「よく考え, 自分で 7%であっ た. 責 任をもてるならよい」 約11%, 「何もいわれていない」 約5 3) 異性に対する関心に ついては, 「近くに異性がいなくても気になる」 約10%, 「近くに異性が いるときはいつも気になる」約8%, 「近くに異性がいても気になるときもあるし, 気にならないと きもある」 約51%, 「全く気にならない」 約14%, 「わからない」 約16%であった. 4)性的欲求については, ポルノを見たいとするものは約32%, 性的関心から異性のからだに触. れ た い 約 24%, キ ス を し た い 約 36%, キ ス 以 上 の こ と を した い 約 20% であ っ た.. 8%, 性的関心から異性のから 5) 性行動については, ポルノを1回以上見たとするものは, 約3 約1 1 % 1%, キスの経験があるとするもの だに触れたとするもの約1 , キス以上の経験があるとする も の 約 5% で あ っ た.. 6) 性的欲求と性行動との関係については, 性的欲求があっ て性行動に移行したものは, ポルノ ‐のに性 で約77%, 接触で35%, キスで約24%, キス以上で約21%であり, 一方, 性的欲求がない. 行動に移行したものは, ポルノで約19%, 接触で約4%, キスで約4%, キス以上で約2%であっ た.. 7) 性的欲求 があ っ て性行動に移 行 したものは, 性的欲求がなくて性行動に移行したものより. 高い値を示した.. 引用文献 98 2 1~5 2 5 1) 稲村博, 小川捷之:現代の子どもを考える. 4巻, 日生」 . , , pp . 共立出版. 1 1 01 75 2) 村松博雄:現代における性教育の課題と展望, 現代のエスプリ. N o .6, 19 . ,p . 9 136 77 3) 村松博雄. 岡本一彦:性教育学入門, p . , 新宿書房, 1 . 6号,pp 9 4) 朝山新一・黒川義和,間宮武ほか:高校生・大学生の性の実態と今後の課題, 現代性教育研究,1 .6~1 , 日本性教育協会, 19 76 . 1 2~31 0号,PP 81青少年の性行動調査の結果を分析する. 現代性教育研究,5 5) 荻野博, 福島章, 宮原忍ほか:’ . . 152.

参照

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