発光細菌を供試生物とした毒性評価に関する基礎的検討
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(2) VII‑019. 件すべてで見られた.したがって,銅とカドミウムを混. 土木学会西部支部研究発表会 (2015.3). 高い可能性が示唆された.. 合させた条件のように水銀を含まない条件では消光反応. 100. の濃度を 5.0 mg/L 以上に設定した条件のとき発光阻害. 80. 発光阻害率 [%]. は見られなかった.また,水銀を含んだ重金属の混合種 率が約 90% に上昇した.そして,V. fischeri に水銀と銅 とカドミウムの三種を混合させた場合でも前述と同様に 濃度が 5.0 mg/L 以上に設定した条件で発光阻害が起こ り,発光阻害率が約 90 %以上に上昇した.. 40. Hg Cu Cd. 20 0 -20. 3.2 重金属に対する P. luminescens の感受性. 0. 0.01 0.05 0.1 0.5. -40. 図3は,P. luminescens を用いて各重金属の単体で存在 する場合の発光阻害率を示す.P. luminescens に重金属の. 60. 1. 5. 10. 濃度 [mg/L]. 図1 暴露開始 30 分後における各重金属に対する V.. 単体を含んだ条件で暴露したとき,消光反応が見られた. fischeri の発光阻害率. のは重金属の濃度が5.0 mg/L 以上の条件に設定した水銀. 100. mg/L 以上に設定した条件で,発光阻害率が約 50~90%. 80. 発光阻害率 [%]. とカドミウムであった.水銀とカドミウムの濃度を 5.0 以上に達した. P. luminescens に二種類の重金属を混合させた条件,あ るいは水銀と銅とカドミウムの三種を混合させた条件で 暴露したとき,消光反応が見られたのは共に重金属の濃 度が5.0 mg/L 以上に設定した水銀とカドミウムを含んだ. 40. Hg+Cu Hg+Cd Cu+Cd. 20 0 -20. 条件すべてで確認できた. 3.3 各発光細菌の重金属に対する感受性の比較. 60. 0 0.01 0.05 0.1 0.5. -40. 1. 5. 10. 濃度 [mg/L]. 図2 暴露開始 30 分後における各重金属の混合種に対. V. fischeri は水銀に対して消光反応を起こし,P.. する V. fischeri の発光阻害率. luminescens は水銀とカドミウムに対して消光反応を起こ. 100. 秒を超えたあたりで発光量が低下し始める.それに対し. 80. 発光阻害率 [%]. すことが確認できた.V. fischeri では暴露開始から約 300 P. luminescens では,水銀とカドミウム共に対して,実験 開始直後から発光量が低下し始める.このことから,重 金属の毒性に対する消光反応は P. luminescens の方が早 く反応が出て,感受性が高いことが示唆された.. 40. Hg Cu Cd. 20 0 -20. 4.まとめ (1)V. fischeri を供試生物とした場合,濃度 5.0 mg/L 以. 60. 0. 0.01 0.05 0.1 0.5. -40. 1. 5. 10. 濃度 [mg/L]. 図3 暴露開始 30 分後における各重金属に対する P.. 上の単体・混合種の水銀に対して消光反応を示した.. luminescens の発光阻害率. (2)P. luminescens を供試生物とした場合, 濃度 5.0 mg/L. 参考文献. 以上の単体・混合種の水銀とカドミウムに対して消光反. 1). Girotti, S., Ferri, E. N., Fumo, M. G., and Maiolini, E.:. 応を示した.. Monitoring. (3)V. fischeri と比較して,P. luminescens の方が発光量. bioluminescent bacteria, Anal. Chim. Acta., 608, 2-29,. の低下し始める時間が早く,毒性物質に対する感受性が. 2008.. ‑740‑. of. environmental. pollutants. by.
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