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論 文 審 査 の 要 旨

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Academic year: 2021

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別紙1

論 文 審 査 の 要 旨

報告番号 甲・

乙 第 3074 号 氏 名 丸田 雄一

論文審査担当者

主査 柴田 孝則 教授 副査 泉﨑 雅彦 教授 副査 木内 祐二 教授

(論文審査の要旨)

本研究は 20-75 歳の保存期慢性腎不全患者多施設コホートである Chronic Kidney Disease Japan Cohort(CKD-JAC)研究のコホートを対象に、重炭酸イオン濃度の代理指 標とされるナトリウムイオンと塩化物イオンの差値(Na-Cl)を正常値群と低値群の 2 群 に分け、その後の腎機能の低下との関連を後方視的に検討したものである。アウトカムで ある腎機能低下は、腎代替療法導入または eGFR 50%以上の低下の複合イベントとし、ベー スラインにおける群間比較で抽出された因子と医学的に腎機能低下や Na-Cl 値に関連する と考えられる因子(性別、年齢、糖尿病性腎症、糖尿病の合併、脳血管障害、RAS 阻害薬(ACEI、

ARB)、ループ利尿薬、喫煙、Body Mass Index、血清アルブミン、収縮期血圧、尿中アル ブミン、ヘモグロビン濃度、CKD ステージ)を共変数としている。Cox 比例ハザードモデル にて、Na-Cl 低値は腎機能の低下と関連し、特に CKD ステージ G4 および貧血を有する患者 でその関連が強まることが示唆された。本論文は、CKD に伴う代謝性アシドーシスにおい て重炭酸イオン濃度の代理指標である Na-Cl 値が CKD の進行に関連する新たな独立した予 測因子となる可能性を示した点で学術上価値があり、学位論文に値すると判定した。

論文題名:Association between serum Na-Cl level and renal function decline in chronic kidney disease: results from the chronic kidney disease Japan cohort (CKD-JAC) study.

(慢性腎臓病(CKD)患者における血清 Na-Cl 値差と腎機能低下の関連)

掲載雑誌名:Clinical and Experimental Nephrology

DOI: 10.1007/s10157-018-1631-x OPEN ACCESS 2018年

(主査が記載、500 字以内)

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