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伊藤喜栄 伊藤喜栄 /ゞ

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(1)

周知のごとく︑わが国の経済は昭三四・三五年頃を転期として︑以降いわゆる﹁高度成長﹂を続けている︒このこ

とはたとえば国民総生産の対前年度比をみても︑三三年の一○二・八%という低率を脱してからは︑三四年二六

・一%︑三五年一二○・○%︑三六年一二○・三%︑三七年一○九・七%︑三八年Ⅱ二六・七%︑三九年Ⅱ

二五・六%︑四○年Ⅱ一○九・七%︑四一年二七・一%︑四二年Ⅱ一一七・五%と︑わずかに三七年.四○年 一︑昭和三○年代の北陸工業二︑北陸工業化の地域較差㈲昭和三五年当時の状況口昭和四一年までの変化 ﹁高度成長Lと北陸の工業化

はしがきはしがき l特定工場の立地動向を中心としてI

三︑北陸における特定工場

四︑特定工場の立地的性格

目立地的視点による業種分類と特定工場

ロ立地的業種分類と立地条件むすび

伊藤喜栄

(2)

38

このような﹁高度成長﹂の原動力は︑言うまでもなく工業部門の著しい発展であり︑これが基軸となって他の第二

次産業部門︑さらには第三次産業部門の再編成が波及的に推進された結果にほかならない︒

小稿は今後における北陸の工業化研究の序説として︑まずこの地方の工業が﹁高度成長﹂の過程でどのような役割

を担ってきたか︑どのような形で再編成されようとしているかを概観し︑さらにその推進力として重要な特定工鐡︶

l中規模・大規模工場lの立地動向を検討することによって今後の北陸工業地域の方向について若干の展望を試

︵3︶みたものである︒

三 二

に一

︵1︶

一つ︒

﹁昭和三○年代に入って急伸をつづけた日本の重化学工業化率は︑三五・三六年ごろを境として欧米水準に達した︒⁝⁝このこ

とから重化学工業自身の構造変化がはじまった︒重化学工業化の急速に進む過程では︑市場構造は投資依存型となり︑欧米諸国

と比べると︑金属︑機械工業の伸びが相対的に大きかった︒一方欧米では︑重化学工業の伸びが相対的に大きく︑機械工業でも

重機械より乗用車︑家庭電器などの耐久消費財の伸びが大きい︒しかし︑三五・三六年以降は︑日本でもこうした欧米型の動き

をつよめるようになってきた︒重化学工業の生産力が充足される一方︑所得水準が上昇して国内市場が拡大したからで︑重化学

工業の市場構造が投資依存型から消費依存型へ変化する条件が日本でも生まれてきているといえよう︒三○年代前半の日本経済

は︑人口規模は大きいが所得水準が低かったから高度大衆消費財の市場は狭く︑むしろ重化学工業自身の生産力を引上げる必要

に迫られたいわば垂直的発展型であり︑そうした発展過程そのものが投資依存型の需要をつくってきた︒しかし最近の重化学工

業は︑消費需要の拡大を通じてその生産力を高めていく︑いわば水平的発展型へと変ってきている︒﹂︵一八一九頁︶ のように述べている︒ 一○%を若干下廻るほかは︑いずれも二五%をこえる高い成長率を維持してきていることからも明らかである日本工業立地センター︑本文五八頁参照のこと︒ひとくちに高度成長と言っても︑内容的には必ずしも一様等質のものではない︒この点について経済白書︑昭和四二年版は次 工業立地ハンドブック︑一九六九年版より算出︒

(3)

図1北陸工業の発展(昭和30年=100,出荷額の伸び率) 北陸を構成する富山・石川・福井の三県は︑従来から繊維工業が発達し︑また資源立地型の化学工業の立地︑さに

︵訂1︶は機械工業の集積に恵まれてきた︒その工業出荷額は三○年一︑八七一億円に対して︑四○年Ⅱ六︑八五二億円と︑

三○年代の一○年間に三・六六倍に達している︒しかしながら︑同期間における全国の出荷額は四・三六倍にも拡大

伸 び 率

|昭和三○年代の北陸工業

全国

500

/

400

300

200

100

303132333435363738394041年

していることからすれば︑北陸工業ッのこの期間における相対的な立ち遅

ドれを認めざるをえない︒このことは

ハそれが全国の工業に占める比率が三粒○年の二・八%に対し︑四○年は二工・三%に低下していることにも如実

タにあらわれている︒このような北陸ンO恥械工業の三○年代における立ち遅れは

酔慰蝿伽唖緬唾沖舳曄畦鯏︑っ蓉罹韮錐︲

日切決定的に昼一三年の不況を脱し︑文註字通り高度成長期に突入した三四年

以降のことであり︑全国の水準との

格差は年を追って拡大する傾向にあ

(4)

40

ろ︒とりわけ福井県の場合この格差はきわ立って大きく︑三○年に対して四○年は三・四八倍にとどまっている︒こ

れに比べれば三・七四倍の富山県︑三・七一倍の石川県は︑ともに全国の水準には及ばないとはいえ︑ある程度順調

に工業化を進めてきたといえよう︒

以上のような北陸工業の発展は︑当然のことながらその質的変化︑構成の変容を伴うものであった︒すなわち三○

年には繊維工業の三七・八%を筆頭に︑化学工業︑パルプ・紙︑食料品︑機械︑鉄鋼︑窯業土石製品︑木材︑非鉄金

属︑出版印刷と続き︑これら一○業種で出荷額の九二・一%を占めていたものが︑四○年には繊維工業の首位こそ変

らないものの︑その比率が二八・六%に低下したほか︑上位一○業種の順位・内容も︑以下機械︑化学工業︑食料品︑

木材︑パルプ・紙︑鉄鋼︑窯業土石製品︑金属製品︑非鉄金属と若干変動している︒また︑これら一○業種の累加比

率も八七・三%にとどまっている︵表1︶︒つまり繊維工業をはじめ︑化学工業︑パルプ・紙︑鉄鋼︑食料品等の比

重が下った反面︑機械工業︑木材︑金属製品等の部門の地位が大巾に向上しているわけである︒

一方この間における全国工業の構成の変化をみれば︑同じく表1から明らかなごとく︑輸送機器が五・五%から九

・七%︑電気機器が三・七%から七・八%︑機械工業が四・六%から七・八%︑金属製品が三・二%から四・七%︑

石油石炭製品が一・九%から二・八%とそれぞれシエアーを拡大しているのに対し︑繊維工業は一六・二%から八・

九%と大巾なダウンをしているのをはじめ︑食料品が一七・九%から一二・五%へ︑化学工業が二・○%から九・

五%へ︑パルプ・紙が四・二%から三・八%へ︑木材工業が四・一%から三・六%へと︑それぞれシェァーを縮小し

ている︒北陸の工業もまた前述のように概括的にはこのような高度成長期の一般的な動向と軌を一にしている面もあ

るが︑同時にまた︑たとえば繊維工業の全国に対する比重が三○年の六・四六%から四○年には七・五五%に増大し

ており︑逆に機械工業のそれは三・八九%から三・一三%に減少していること︑また全国的にはシェァーの縮小して

いる木材工業が北陸の場合むしろかなりの増大を示していること等からすれば︑全国的な重化学工業化の動きの中

(5)

表1工業構成と対全国比の推移(30年〜40年,全国,北陸)

順 位 30年 40年 30年 40年

業種│出荷額│比率

100.0

(2.32

28.6

(7.55 14.2 (3.13

12.6

(3.10 6.7 (1.25

5.2

(3.37

5.1

(3.47 4.5 (1.14

4.0 (2.62

3.1 (1.54

3.0 (1.75

100.0

(100.0 17.9 (100.0

16.2

(100.0) 11.0 (100.0)

9.6 (100.0

5.5

(100.0 4.6 (100.0 4.2 (100.0 4.1 (100.0 4.1 (100.0

3.7

(100.0)

80.9

294,

11円師

100.0 (100.0 12.5 (100.0 9.7 (100.0 9.5 (100.0

9.1

(100.0 8.9 (100.0

7.8 (100.0 7.8

(100.0

4.7

(100.0

4.0

(100.0)

3.8

(100.0

77.8

億6

852 (

1

億砥 j1J7リ8

694

食料 輸 送 機器 化学

37.81

(6

(3.50)

8.3

(5.51 8.1 (1.25

6.5

(3.89

5.8

(1.67

3.8 (3.05

3.8

(2.58 2.4 (1.60

1.7

(1.39

92.1

食鼎

繊 維 機械

978

539

006

911

023

009

915

731

652

178

繊 維 969

99911111968866323113222222111

1

123456789帥一

149

964

438

510

709

114

832

804

747

508

708

260

156

152

121

109

71

71

45

31

夕9992076332222 学ル・料械化パブ紙食品機

974

化 学 食料 木材

S プ・

鉄 鋼 窯業 土 石 金 属 製品

869

鉄 鋼 461

繊 維 電 気 機器 機 械 金 属 製品 非鉄 金 属

2

356

鉄 鋼 窯業 土 石 木材 非鉄 金属 出版 印刷

352

306

糾遊屋

幽北年へ

274

211 非 鉄 金 属 204

87.3

註1)比率欄の上段は全業種に対する構成比率,下段は全国に対する北陸の比率。

2)日本工業立地センター:工業立地ハンドブック, 69年版より作成。

で︑相対的には軽工業に特

化してきた傾向がうかがわ

れる︒

このような傾向は表2か

らも明らかなとおり︑福井

県にもっとも端的に表れて

いる︒繊維工業の比重︑伸

び率ともに三県のうちでは

最も高いうえに︑木材工業

も大巾に伸びているからで

ある︒同時にまた機械工業

次いで石川県も繊維工業の

比重が高く︑木材工業

通するものがあるが︑この

県の場合北陸機械工業の中 びの大きい点で福井県と共 ろが︑まだその比重はそれほど高くはなっていない︒ の発展もかなりのものがあ

の伸

(6)

42

表 2 工 業 構 成 の 推 移 ( 北 陸 , 県 別 )

一口田

山 県 石 川 県 井 県

順 位 30年 40年 30年 40年 30年 40年

業種│比率 業 率 業

繊維 機械 食料

,

窯 業 土 石 100.0

(838

23.9 22.6 14.2

10.2 6.6 77.5

100.0

(3,124

21.6 15.4

8.0 7.9

7.8 60.7

100.0

(585 44.1

13.1 11.4

6.2 3.9 78.7

100.0

(2.169

33.8 21.0 5.3 3.3 3.0 66.4

100.0

(1,559

48.3 100.0

(448

55.8

繊 維 化学 パ ル プ

・紙 鉄 鋼 食料品

化学 繊 維 機 械 パ ル プ

・紙 鉄 鋼

全縦鮒釧品鰈鮒 全縦 全剛

12345−

化学 食料 窯業 土石 木材

化学 食料 木材

15.0 12.2

710●●■654 121●●●654

機械

86.6 75.9

註1)()内は出荷額,単位は億円。

2)日本工業立地センター:工業立地ハンドブック, '69年版より作成。

前項で述べたごとく︑高度成長期の北陸の工業は︑全国

のし︒ヘルよりは若干下廻りながらも︑三四・三五年頃より

一応の発展をとげてきた︒しかしながらその発展は当然の

ことながら北陸の全般にわたって一様のテンポで進んだわ

けではなく︑地域︑地点の諸条件との関連においてかなり

の地域差を伴いながらのものであった︒そのアウトライン

については前項の県別の考察からもうかがえるが︑本項で

︵︒l︶はさらにこの点を市町村段階にまでおろして検討したい︒

㈲昭和三五年当時の状況

いわゆる﹁高度成長﹂の初期にあたる三五年当時の北陸 註一通商産業省︑工業開発の構想︵試案︶︑昭和四三年一二月︑

六六頁︒ 心であり︑その比重︑伸び率ともに最高の地位にあるという点で福井県とは異なる︒また以前からこの地方の重化学工業の中心であった富山県も︑この時期に関してみれば機械工業の発展が最も特徴的であり︑繊維工業の比重低下は三県のうち最も大きかったことがわかる︒

ニ北陸工業化の地域較差

(7)

表3「工業化」の程度からみた市町村の類型(昭和35年)

工業従業者

40%39.9〜29.9〜19.9〜

粗 − − − − ̲ 率 9 . 9 〜以 上 3 0 . 0 % 2 0 . 0 % 1 0 . 0 0 % 計0.0%

付加価値額、

|卜腱・銅│金椴J」

(億円)

100.0 以 上

'吉

F1可

99.9〜50.0

|富旧蛎

−伽−2言

│ 鯖 江 │ 溌 驚 1 新 湊 " 1 I

8

篭踊#製"〃

で Ⅲ

大 門 , 城 端 上 市 , 入 善

福 野 福 光 , 福 岡

9 . 9 鹿 島 山 中七塚,根上,

石 美 川 ,

5.0 野々市 高松

福松岡|今立金津,丸岡大野

市町村における工業生産力の規模︵粗付加

︵2︶価値額︶と工業化の程度︵工業従業者率︶は

概略表3のごとくである︒これによれば︑

当時北陸工業の拠点となっていたのは富山

・高岡・金沢・小松・福井の五市︵類型A︶

であり︑これらは粗付加価値額においてほ

ぼ一○○億円以上︵福井市のみは八○・二

億円で若干下廻る︶︑工業従業者率におい

て二○三○%︵金沢市のみは一九・二%︶

の階層を占めていた︒このグループの都市

は他のグループの市町村に比べて一般に多

彩な内容を持っているが︑その中では福井

が繊維工業に︑小松が機械工業にかなり特

化しており︑富山・高岡は各種重化学工業

を中心とした構成を示している︒これに対

し金沢は機械・繊維を二本の柱として︑重

工業・軽工業にまたがり比較的ゞハランスが

とれた内容になっている︵表4︶︒

このような拠点都市に次ぐものとしては

(8)

44

北見,立山,八尾,

小杉

輪島,志賀,珠洲

一口国

庄 川 寺井,

津幡,

押水,

足羽,

清水 辰口,高浜 内灘

来雄鶴鶴志田

宇ノ 鳥屋,

4.9 鹿 西

30

1.0 永 平 寺 , 上

志比,春江 織田

朝日 三国 宮 崎

森田

大山,宇奈月,山田 下平,上平,利賀,

井口,舟橋 川北,河内,尾口,

白峰,吉野谷,鳥越 富来,中島,能登島 穴水,関前,能都,

柳田,内浦 美山,坂井,池田,

今庄,芦原,越前,

越廼,南条,河野,

三方,美浜,上中,

名田庄,高浜,大阪 大島

一回国

細入

0.9

40

0.0

ョ|,|、|〃| || 0‑ 113

当該市町村における工業従業者数

註 )工業従業者率=当該市町村を就業.通学地とする就業.通学者数×'00

2)粗付加価値額=製造品出荷額等一原材料使用額等一内国消費税額(ただし従 業者4人以上の事業所)。

3)昭和35年国勢調査結果・工業統計表市町村編より作成。

表4拠点都市の工業構成(昭和35年)

小 松

金 沢 福 井

一口国

一口可一昨Ⅱ8

順 位 業種│比率 業種│比率 業種│比率 業種│比率 業種│比率

100.0

(103 62.9

17.7 12.6 1.6 1.5 100.0

(152)

22.5 21.8 10.3 7.4

7.2 100.0

(157

21.0 19.0 18.5 14.3

9.3

100.0

79

66.7 7.7 4.8 3.2 3.0

・9・・︒︒・0042655023311 0︑J17670 械維鋼業石材機繊鉄窯土木

繊 維 機 械 出 版 印 刷 食料品 化 学

機 械 繊 維 食料品 出 版 印 刷 パ ル プ

化 学 パ ル プ 鉄 鋼 非 鉄 金 属 繊 維

化 学 機 械 パ ル プ 繊 維 鉄 鋼

12345

‐ 6921‑ 9631− 854 1‑51‑|肌│‐'8割

註1)()内は粗付加価値額(単位は億円。ただし従業者数4人以上の事業所)

2)昭和35年工業統計表,市町村編より作成。

(9)

て若干の開きがある︒内容的には典型的な単一工業都市の性格を示すものが多く︑そうでないものも上位二業種をと

ればほとんどが全体の八○%以上に達する︒たとえば前者の例としては繊維工業の鯖江︵八○・二%︶・勝山︵七七

・六%︶・井波︵七四・七%︶・羽咋︵九二・六%︶︑化学工業の魚津︵七○・九%︶・滑川︵七五・六%︶・婦中︵九

八・八%︶等︑鉄鋼の新湊︵八四・七%︶︑窯業士石製品の七尾︵七一・四%︶・大沢野︵七六・三%︶等があげられ

後者の例としては黒部︵その他六七・七%︑非鉄金属Ⅱ一九・二%︶・敦賀︵化学工業Ⅱ五三・七%︑窯業土石製

品Ⅱ三八・二%︶・武生︵化学工業Ⅱ五七・四%︑繊維工業Ⅱ一八・七%︶・加賀︵機械工業五二・七%︑繊維工業

二八・六%︶等がある︒唯一の例外は砺波で︑ここは繊維工業︵四三・六%︶・食料品︵一三・四%︶・機械工業

︵3︶︵一○・九%︶等︑比較的多角化した構成を示している︒

さらに第三の階層としては︵類型C︶粗付加価値額一億円ないし一○億円の市町村があげられるが︑これらの場合

その工業従業者率は最高の七塚︵石川県︶の五八・○%から最低の氷見市の三・四%までかなりの開きがある︒そこ

でこれらをさらに工業化率三○%以上︵Cll︶︑三○%未満二○%以上︵Cl2︶︑二○%未満一○%以上︵CI3︶

一○%未満︵Cl4︶の四つのグループに分ければ次のごとくとなる︒

Cll叩七塚・根上・美川・野々市・高松・鳥屋・鹿西・鹿島・宇ノ気・松岡・森田・今立・宮崎

CI2亜大門・城端・福野・山中・辰口・高浜︵石川︶・内灘・金津・永平寺・上志比・春江・織田・丸岡

Cl3上市・入善・福光・福岡・庄川・寺井・鶴来・津幡・志雄・押水・田鶴浜・足羽・朝日︵福井︶・清水

(10)

CI4恥朝日︵富山︶・小矢部・氷見︒立山・八尾・小杉・輪島・志賀・珠洲・松任・小浜・三国

Cll︑Cl2等︑この階層にあって工業従業者率の高いのは概して織物その他の中小零細工業が高度に発達し︑

各々の地域︵市町村︶経済の中で極端に高い比重を占めている市町村が多い︒たとえば表5のとおり︑Cllの一三

町村のうち九町村までは繊維工業関係の占める役割が圧倒的に重要なばかりでなく︑その事業所の規模構成において

も従業者数三人以下の零細企業︑三○人未満の小企業が大多数を占めている︒また織物のほか製紙︵和紙︶関係の中

小企業の多い今立もこのグループに入る︒わずかにその例外としては石川県の野々市・美川と︑福井県の宮崎である︒

前者はともに金沢市の近郊にあってその工業化の一端を担う地位にあり︑後者は電気機器関係の有力工場の立地が高

い工業従業者率の原因となっている︒またCl2の場合もほぼ同様に︑一三市町村のうち繊維関係の中小零細工場の

多いものが一○町村にも達する︒また︑その他製造業︵漆器︶の中小企業が多い山中もこのグループに入れて考えて

よかろう︒これに対し大門は繊維の︑城端は電気機器関係の大型工場が立地しており︑Cllの宮崎と同じくこのグ

ループの他の市町村とはやや性格を異にしている︒

これらCll︑Cl2に対し工業従業者率の相対的に低いCl3︑Cl4のものは工業以外の産業部門︑おもに農

業の比重がなおかなり高い市町村である︒表6からもうかがわれるように︑その工業化は少数の大型工場の立地によ

るところが大きい︒とくにこの傾向はCl4の場合一層著しいものである︒たとえばCl3の場合︑繊維関係の中小

企業がある程度発達している大野・足羽・津幡・押水︑木材工業の中小企業が多い庄川等︑Cll︑Cl2に類似し

たものも一五のうち五例を数えるが︑Cl4の場合このようなタイプのものとしてはその他︵漆器︶工業の輪島をあ

げうるのみである︒以上のようなA・B.Cの諸類型のほかに粗付加価値額一億円にも満たない町村が四一︵富山県

一で石川県一四︑福井県一六︶ある︵D類型︶︒これらはそのほとんどが山間の町村か︑ないしは能登︑若狭の町

村であり︑概ね平野部に分布する前記A・B.Cの市町村とは対象的である︵図2︶︒

(11)

表5C‑1,C‑2グループの工業の性格(昭和35年)

類 型

粗付加価値額

1位 事 業 所 数 1位の部門の規模別事業所数

町村名 %08293473237393 全│鰡│比率 齢│;天│跣│駒 300人以 上

85.9 37.4 37.1 77.1 93.4 81.2 82.5 90.0 86.2 93.0 87.2 23.3 32.0

X

松今 岡立 維プ維〃ル紙〃〃〃〃〃〃〃〃〃搬繊パ・繊牽電 1208766769722496389889985646

206 324

177 121 120 94 364 203 161 90 170 227 185 7

柵娼鳴別記別師弱卯仏筋−7− 弱訂邪妬開xx躯釣船師28 497旧砺xx賂Ⅳ7138−

開訓剥妬胡刷岨Ⅳ別囎Ⅶ|Ⅷ −1一一一一一一−12|x

森 田 七 塚 高 松 烏 屋 鹿 西 鹿 島 宇ノ気 根 上 野 々 市 美 川 宮 崎

2005074203029590941305132111221

Cl1

丸 岡 福 野 金 津 永平寺 上 志 比 春 江 辰 ロ 高浜(石)

内 灘 織 田

″〃″″〃〃〃〃〃

93.1 69.5 66.1 100.0 90.0 87.7 81.9 76.5 100.0 53.8

99731373449492643271

512 Ⅳx帥62x5314

699 81 175 134 70 271

80 36 75 46

85.8 60.5 55.4 91.8 87.2 89.7 46.3 63.9

25437976040164242

41 別x岨卿朋副 開舶Ⅱmx船872 11x||一一一

Cl2 9664

98.81

1

30.4

ll l

山 中 大 門

そ の 他 繊 維

(

卿x弱346.7 96.7 39.5 31.5

99 37

47.5

X

46.1 3.9

岨一M

ワ﹈一行Ix ︵ろ一︽.x

18

11 lxxx

76

註 1 ) ( ) は 比 較 的 有 力 な 2 位 の 部 門 。 2)昭和35年工業統計表,市町村編より作成。

(12)

48

表 6 C ‑ 3 , C ‑ 4 グ ル ー プ の 工 業 の 性 格

事 業 所 数 粗 付 加 価 値 額 1 位

(市)町村名

類型 業 種 | 比 率 全|全位弱 同 比 率

10.8%

X

55.7 16.2

X

62.3 86.6 47.9 47.1 53.5 22.2 35.0 32.2 66.7 34.1

維他鋼材維材維″〃の〃〃〃″〃〃繊そ鉄木繊木繊

上 市 入 善 大 野 福 光 福 岡 庄 川 足 羽 朝 日 清 水 津 幡 寺 井 鶴 来 志 雄 押 水 田 鶴 浜

5x妃肥x銘別別別記調訓岨囎訓 43.4%

89.6 77.6 45.1 72.1 50.0

13511

75.0 80.0 61.5 60.0 26.1 80.0 76.5 61.5

46 48 266 111 21 61 255 71 51 71 176 60 45 69 91

Cl3

朝日(富)

小 矢 部 小 浜 氷 見 立 山 三 国 八 尾 小 杉 松 任 輪 島 志 賀 珠 洲

繊 維

電 気 機 器 機 械 パ ル プ ・ 紙 繊 維 電 気 機 器 化 学 パ ル プ ・ 紙 そ の 他 繊 維 窯 業 ・ 土 石

84.8 36.2 74.7 30.0 49.0 37.5 55.6 30.8 47.1 46.7 50.0 59.1

434384175725367971538462121151 x岨47364皿x羽M帥

23

X

11.7 1.5 3.6 3.8 22.8 7.9 29.8

X

63.8 22.6 48.0

Cl4

註1)2位の食料品工業にマイナスがあるため。

2)昭和35年工業統計表,市町村編による。

(13)

図2市町村の工業生産規模(昭和35年)と工業従業者率

、、

帆︑ 溌乎

b , 、 、 、

︾︲︑︑︑一心︑

0

一心③

/︒︲

凡 例 工業従業者率30.0%以上

20.0〜29;9%

10.0〜19.9%

10.0%未満

●z③○○

0 2 0 4 0 60km 粗付加価値額100億円

50億円

Oo

10億円

5億円

億円

(14)

50

表7「工業化」の程度からみた市町村の類型(昭和41年)11 計一6

%"

19.9〜10.0% 9.9〜0.0%

(億円)

1 0 0 . 0 石

以 上

: ド

福井,敦賀富山 金 沢

魚 津

加賀

武 生

99.5

50.0

伽 籠 川 口 小 圭 市 Ⅲ

大沢野,福松 任 七 尾 新湊,小部小浜,大野矢,滑川,婦中,波砺

′吉

19.9

石 七 塚

10.0

城 端 , 上 市 , 入 善福 野

井 波 大 門 宇ノ気

美川,高松, 羽 咋 津 幡 鹿島

森 田 , 丸 岡 , 金 津

| 今 立 春 江

以上のような三五年の北陸工業は︑以降

六年間にどのような展開を示したか︒まず

︵4︶前出の表3と同じく粗付加価値額と工業従

業者率とによって市町村を分類するならば

表7のごとくとなる︒粗付加価値額五○億

円以上のいわゆるAクラスは︑三五年の五

市に新たにBより敦賀︑黒部︑鯖江︑魚津

加賀︑武生の六市が加わり︑全部で二市

に倍増している︒そしてかっての拠点都市

は富山の四五一億円をはじめ︑金沢Ⅱ三三

八億円︑高岡Ⅱ三二四億円︑小松Ⅱ二九四

億円︑福井Ⅱ二一○億円等いずれも二○○

億円以上の粗付加価値額をあげ︑依然とし

て北陸工業の中核として君臨していること

︵5︶がわかる︒また工業従業者率も︑三五年に

はいずれも三○%未満であったが︑四一年

には高岡︑小松︑黒部︑鯖江の四市が三○ 口昭和四一年までの変化

(15)

氷見,立山,朝日

福岡

9 . 9 田 八 尾 , 小 杉

石 寺 井 , 辰 口 山 中 , 鶴 来 輪 島 , 7鹿西,烏屋

5.0 福 松 岡 三 国 , 朝 日 足 羽

日ヨ 庄川,大島

4 . 9 志 雄 , 志 賀 珠 洲 , 能 都 , 門 前 石 高 浜 , 内 灘 押 水 , 田 鶴 中 島 , 穴 水 , 内 浦

浜 , 白 峰 2 9 永 平 寺 , 織 清 水 美 山 , 芦 原 , 今 庄

1.0 福 田 , 宮 崎 川 西 , 越 前 , 三 方

上 志 比 池 田 , 南 条 , 美 浜 細 入 大 山 , 宇 奈 月 , 山 富 田 , 下 平 , 上 平 ,

利賀,井口,船橋

0.9

川北,河内,尾口 石 柳 田 , 吉 野 谷 , 烏 2 4

越能,登島,富来

0.O 坂井,越廼,河野

福 上 中 , 名 田 庄 , 大

441 計 51Ⅱ4112512511 113

当該市町村における工業従業者数(昭和41年)

工業従業者率=当該市町村を就業.通学地とする就業.通学者数(昭和40年)×100

粗付加価値額については表3に同じ。

昭和40年国勢調査結果,昭和41年工業統計表市町村編より作成。

註1)

2 3

次に粗付加価値額一○億円ないし五○億

円のBクラスの市町村は︑三五年の一五に

対し︑四一年には三二と︑これまた二倍以

上になっている︒そのうち工業従業者率三

○%以上のBI1は︑三五年には鯖江のみ

であったが︑四一年には根上・野々市・勝

山・七塚・城端・今立・井波・美川・森田・

高松・宇ノ気・鹿島の一二市町村が数えら

れる︒三五年のCllから上ってきたもの

が多いが︑勝山・井波はBl2から︑城端

はCl2からのものである︒また工業従業

者率三○%未満︵一○%以上︶のBl2は

三五年の一四が四一年には二○に増えてい

る︒魚津・黒部・敦賀・武生・加賀がAク

ラスに上り︑勝山・井波がBI1に移った

反面︑福光・福野・大野・金津・丸岡・春

江・上市・入善・大門・津幡等がCl2か

ら︑松任・小矢部・小浜等がCl3から上 %以上の階層にランクされている︒

(16)

ってきたためである︒以上のようなA・Bのグループの増加に対し︑粗付加価値額一億円ないし五億円のCクラスは︑三五年の五三から

四一年には四七と若干の減少を示している︒ことに工業従業者率三○%以上のCllの場合︑三五年の一三に対して

四一年にはわずかに鹿西・鳥屋・松岡の三町を数えるのみである︒またCl2も三五年には二八市町村であったが︑

四一年には︑Cllより宮崎が︑CI3より三国・志賀が︑Dクラスより大島・白峰が加わったものの︑前述のごと

く城端がBl1に︑福光ほか九市町村がBI2に移ったために︑全体としては一三町村に減少している︒もっとも工

業従業者率一○未満のCl3は逆に三五年の一二から四一年には二二と大巾に増えている︒それは三五年当時Dクラ

スであった美山・芦原・今庄・川西・越前・三方・池田・南条・美浜・高浜︵福井︶・中島・能都・穴水・門前・内

浦等の工業化が進んでCl3に加わった結果にほかならない︒︵なおCI3より上位に移行したものは小矢部・小浜

・三国の三市町村のみである︒︶

その結果三五年には四○を数えたDクラスの町村は︑四一年には二三に半減している︒富山県の場合あまり変化は

ない︵二から一○︶が︑石川県の場合一四から八に︑福井県の場合一六から六に大巾に減少している︒この結果粗

付加価値額一億円以上のA・B.Cクラスの市町村は︑福井県の場合二四︵六○・六%︶から三五︵八七・五%︶に

石川県の場合二八︵六六・七%︶から三四︵八一・○%︶に︑富山県の場合二四︵六八・六%︶から二五︵七一・四

%︶となり︑福井県の変動が最も著しい︒つまり図3のごとく︑この県の工業化はこの時期に従来あまり工業と縁の

なかった若狭から山間地域にまで及び︑ほとんど全県にわたって進行したことがわかる︒これに次ぐ石川県も︑工業

化の勢いは従来の加賀からロ能登にかけての平野部にとどまらず︑次第に奥能登方面に及ぼうとしている︒これに反

し富山県は工業の発達した平野部と︑山間部とが比較的劃然と分れており︑その性格は三五年も四一年もあまり変る

ことがなかったようである︒

(17)

図3市町村の工業生産規模(昭和41年)と35年以降の伸び

馬3

、、

溌 電

凡 例

②傭 率,"%以上 鰯,蕊'‑2鋤溺

の , … %

③, 鋤−1"%

○ 。。一",%

○……。

○.

。@

●︑0 ︑ノ〆︑

●●

20 40 60km

○○︒ 10億円〃〃″

5億円

1億円

(18)

54

図4粗付加価値額の伸び率と工業従業者率との相関(昭和35年〜41年)

喜勇偶

§再畷E

H総群維姉掻

、.■

喜勇偶

切︒︒

唖︒︒ 心︒︒いつ︒

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野麓田犀9.号卵●6鍾蔦冊︑虫計適9.謡圏若共fIol88雲一念?細斗︐乃美.くるFlllllも田職筑訓麓謡恥野義?ど言溺98

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I

gg訳

H総辞職蛛偶 審爲偶

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四○○

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II

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汁噸月■6許判朴今掛兇併叫顛21割1割14

園:

閏︒函︒いつ↑︒

H絆詳細蛛陣

◎ ⑨

補一儲

e

g訳

(19)

町村︑福井県が七市三四町村である︒けれどもその後宮山県においては石動町と砺中町が合併して小矢部市となった︵三七年︶ このことは図4の伸び率の分布からも明らかである︒すなわち福井県の場合︑伸び率三○○以上の市町村はA・

B・Cクラス三○市町村のうち一五︑二五○以上のものが同じく五に及んでいる︒石川県も同様に一二一市町村のうち

三一が三○○以上︑九が二五○以上の高い伸び率を示すが︑富山県の場合三○○以上のものは五︑二五○以上のもの

は三︵全体では二五︶にとどまっている︒

このような高い伸び率の市町村は地域的には三つのグループよりなっている︒一つは奥能登や若狭︑あるいは福井

・石川の山間部にみられるもので︑従来はほとんど工業的基盤を持たなかっただけに︑伸び率こそ著しく高いけれど

も︑まだ工業生産の規模︵粗付加価値額︶は小さい︵概ね五億円以下︶︒第二は拠点都市周辺部にあってその︵拠点

都市の︶工業的発展を受け止める役割を担っている市町村で︑金沢・小松の中間にある松任・野々市・美川・根上・

寺井・辰口・鶴来等︑金沢東北郊の津幡・宇ノ気・高松等︑富山・高岡に対する小矢部・氷見・福光・上市・八尾等

がその例としてあげられる︒高い伸び率と中位の工業生産規模に特徴づけられる︒そして第三のグループとしては黒

部・小松・敦賀・勝山等拠点都市︑中堅都市である︒黒部は吉田工業の︑小松は小松製作所の発展が︑敦賀は永大産

業の進出が高い伸び率を示す要因となっており︑勝山は合繊織物関係の発展によるところが大きいと思われる︒

一般に粗付加価値額の伸び率が高かった市町村は工業従業者率も大巾に上昇している場合が多いが︑森田や野々市

・足羽等拠点都市に隣接している場合にはむしろ工業従業者率は低下している場合にはむしろ工業従業者率は低下し

ている︒拠点都市の郊外化︑全般的な都市化の波が工業の発展を上廻る勢いにある結果と判断される︒従って福井の

場合の松岡︑金沢の場合の七塚・高松・美川︑富山・高岡の場合の大門・大沢野・婦中等︑拠点都市周辺にあって粗

付加価値額の伸び率が相対的に低い町村の場合︑工業従業者率の低減の程度はかなり大きいものがある︒

(20)

56

三五年以降の北陸の工業化は工業生産の規模が小さい奥能登・若狭・山間部を別にすれば︑一部の拠点都市・中堅

都市と︑その周辺の市町村に特に顕著であった︒このような飛躍的な工業化の推進力となったのは旺盛な設備投資意

欲の具体化としての新規工業立地にほかならない︒表8のごとく︑粗付加価値額の伸び率が高い市町村は概して工場

数の増加率も高いのに対し︑伸び率の低い市町村の中には工場数の増加率の低いものが少なくない︒すなわち伸び率

三○○以上の市町村三二のうち工場数増加率一○○%以上のものが一七︑五○%以上︵一○○%未満︶のものが二

したがって両者合わせれば全体の八七・五%に達するのに対し︑伸び率二○○未満の二一市町村の場合︑同じく一○

○%以上のものが二︑五○%以上のものが九で︑合計しても五二・四%にしか達しない︒また伸び率二五○以上︵三

○○未満︶︑二○○以上︵二五○未満︶等中間の市町村はこの面でも中間的性格を示している︒

とりわけ粗付加価値額の増大に寄与するところの大きいのは中規模以上の工場の新設である︒そこで従業者数三○ のをはじめ︑呉羽町︵四○年︶・水橋町︵四一年︶が富山市へ︑中田町・戸出町︵ともに四一年︶が高岡市へ合併し︑石川県・福井県においても森本町が金沢市へ︵三七年︶︑藤岡村︵三六年︶・殿下町︵三八年︶が福井市へそれぞれ合併した結果︑四一年には二三市九五町村︵富山県Ⅱ九市二大町村︑石川県Ⅱ七市三五町村︑福井県Ⅱ七市三三町村︶に減少している︒したがって両年度の比較を容易にするために︑以下三五年の数字はすべて四一年の市町村に組みかえて示す︒

二工業化の程度を示すためには当該市町村を従業地とする就業者数に対する工業従業者数の割合の方がより適切であるが︑三

五年の国勢調査結果では就業者と通学者が一括して示してあるために止むを得ず表3の註記にある算出式を用いた︒

三昭和三五年工業統計表︑市町村編より算出︒

四卸売物価指数によりデフレー卜したうえで表を作成した︒

五拠点五都市の北陸工業に占める比重は︑粗付加価値額でみた場合三五年五二・八%︑四一年Ⅱ五二・七%でほとんど変っ

ていない︒

三北陸における特定工場

(21)

人以上の工場について三五年から四一年にいたる間の増減を示せば表9のごとくとなる︒富山・高岡をはじめ︑福井

・金沢・小松・敦賀・武生等︑拠点都市︑準拠点都市は粗付加価値額の伸び率とあまり関係なくこのクラスの工場の

増加数が多いが︑これらを別とすれば︑伸び率の大きい市町村ほど中規模以上の工場の増加数ないしは増加率が大き

表8粗付加価値額の伸び率と工場数増加率との関係

(昭和35〜41年,A,B,Cグループ市町村)

、睡唖縛率

工場数増加率〜へ‐

199 以 下 249〜

200 299〜

250 300

総 数 以 上

|Ⅳ287 1901212

総 数 100.0%以上 99.9〜50.0 49.9%以下

710611

87 29 39 38

2714311

I

註1)数字は市町村数。

2)昭和35年,41年工業統計表市町村編より作成。

表9中・大規模工場の増加率と粗付加価値額の伸び率(昭和 35〜41年,従業者数30人以上の事業所,A,B,Cグルー

プの市町村) J1

249〜

200 199

以 上 300

以 上 299〜

総 数 250

総 数 1 0 以 上

733443 131782

71388781231 73284227922311

9 〜 5 4 〜 1 0 ま た は マ イ ス ナ

不 明

数字は市町村数。

不明は工場数欄がxのもの。

昭和35年,41年工業統計表市町村編より作成。

l23 jjj

図 6 特 定 工 場 の 分 布 Ⅱ ( 年 次 別 ) ℃。 函 4 診9 0 夕 、 需○ ? 914344 −一一月月月911例癖呼癖くくく凡期期期前中後○⑫● 年12月) 年12月) 年6月) O ‐ 2 0 4 0 6 c − p

参照

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