弘前市における余暇活動の空間的展開
I は じ め L
近 年 、 人 々 の 余 a l!i時間は増加する傾 向 に あ り , 余 暇 に 対 す る 関 心 も 高 ま り を み せ て い る 企 ま た 余 昭 活 動 は 人 間 の 行 動 空 間 を 分 析 す る た め の 有 効 な 指 標 と 考 え ら れ る ( 落 合 . 1 9 9 1 ) 。 本 論 文 で は , 弘 前 市 の 大 学 主 と 中 学 金 の 父 母 を 対 象 と し て . そ の 余 暇 活 動 の 空 間 的 柱 が り に つ い て 分 f ? ? を 行 な い , 考 察 し ていく
2余 蝦 活 動 を 1. 弘 前 市 内 に お け る 余 出 活 動 2.日,1 量りの余能 活動, 3. 宿 i Elを伴う余暇活動と分類 し.苧部による差異も併せて;考察する。
このため, 1 9 9 2 … 年 1 2 丹 に ア ン ケ ー ト 調
査を実地した。アンケ~L i , 大 学 生
荒 川
務
関 1 . お も な 余 暇 活 動 対 象 地 に つ い て は 弘 前 大 学 教 育 学 部 の 7 5 人 , 保 護 者 に つ い て 辻 3 池 豆 か ら 弘
区 第 五 中 学 校 ( 新 興 住 宅 地 主 石 川 中 学 校 ( 郊 外 地 区 ) . そ れ に 弘 せ た 4 校 の
人 ( 1 9 9 0 年)
寵 井
z十4J︐a勾
a a
心 を 中 校 ( 学
け 汁g
304人から[P]答を得た c 研 究 対 象 地 域 と し て 取 り 上 げ た 也 前 市 は , 人 口 約 17.5 ゆおける中心都高であるコ
I I 余 暇 活 動 状 況
1 .弘前市内における余蝦活動
1
~a は 大 学 主 が 弘 前 布 内 で の 余 蝦 活 動 に 利 用 す る 交 通 手 設 を あ ら b し た も の で あ る コ 四 季 を 通 ヒ て 自 動 車 の 割 合 が 高 く な っ て い る 。 大 学 生 の 余 暇 活 動 の 総 合 活 動 指 数 ,
1を あ ら わ し た の が 表 ‑ aで あ る 。 四 季 を 通 じ て 指 数 が 高 い の は γ 外食する J , i 相場に行く 戸シヨ/ピング
…カラオケに行く J である。
3 地区め中学生の保護者について余暇活動の交通状況をあらわしたのが表 l-b~ である
3 地 豆 と も に 告 動 車 を 手 j I 弔する害 j I 合か高いが.中心地[乏では淀 ; T . 自 転 車 の 割 合 も 高 い ニ と が わ
a • (大学生)
者 │ 東
4 0 0
程3 8
1.1 3 8 6 . 8 3
書2 . 7
i i s a l l l 1 1 l
幻沼8 u i 3 a . 1 i 6 4 i
, ,i 5 4 5 7 . 9 3 7
皐3 2 6 . 3
全
2 1
亘書2 1 8
雪表 十 弘 前 市 内 に お け る 余 暇 活 動 の 交 通 状 況
。
10資料:アンケート説奈
表 2 . 弘 前 市 内 に お け る 余 暇 活 動 の 総 合 活 動 指 数
b . (保護者:
卒
女 冬 事
F
聖士 鼻4 0 2
吾3 2
1. 1 外 貨 勢2 8 5 . 2 2 7 0 . 4 1 8 5 . 2 2 7 0 . 1 2 3
1. 3 20 4 . 5 3
事4 . 9 3 0 0 . 0 t . r :
浅草書3 1
自自2 1 9 . 6 2 5 7 . 6 2 0 2 . 4 2 0 4 . 7 3 6 0 5 3 1 3 . 2
iI'i場 男2 3 7 . 0 i
苦6 . 3 1 4 0 . 7 1 3 2 . 8 1 2 9 . 9 1 2 3
書2 2 9 . 7 2 3 5 . 1 t . r : 1 7 2 . 5 3 7 . 3 2 9 . 4 4 0 . 0 3 7 . 6 4 2 . 4
M a s s f 7 6 4
川2 5 . 9 0 1 1 3 . 5
女0 1 01 3
1. 61 1 5
事 鞭 猟 勢 ト2 2 . 2 1 1 8 . 5
9 2 . 5
71.6 5 8 . 2 9 . 4 3 . 5 2 2 . 4 1 4
書1 0 . 4
1 0 . 8 ' 5 . 4 i
忠義5
事8 . 2
Z
草5 . 8 2 3 2
事1 6 7 . 2 1 4 7 . 8
2
毒事3
認皐皐3 1 0 . 6 2 7 6 . 5
1 7 6 . 3 3 7 . 3 2
宮9 2 2 . 4
1 4 3 . 2 2 3 . 5 1 4 . 1
えポ叩J建主
1
型会男軽1 1
喜 善1 2 5 . 4
き7 . 0 1 1
弘幸9 0 . 6 1 0 0 . 0 1 1 1
1. 81 1
告書 コJ令 .1
Jl1 1 4 . 9 2 5 . 4 1 I
喜唾9 . 0
女3 5 . 3 1 7 . 6 4 8 . 2 1 8 . 8 1 2 6 . 9 1 2 3
事4
1. 8 29 . 9 7 0 . 6 i
書5 .
事282
i3
1.8
出)その建は春:弘前公園桜祭り 夏:ねぷた祭り 秋:弘前公盟秋祭り 冬:弘前公園雪灯龍務り 資 科 : ア ン ケ ー ト 調 査
8
かる。 3 地 区 の 保 護 者 の 余 暇 活 動 の 総 合 活 動 指 数 を あ ら わ し た の が 表 2‑b‑d である i 外 食 する J 「ショッどング J の指数が高い点では共通する。
2 日帰りの余暇活動
対 象 地 閉 め 総 合 活 動 指 数 を 示 し た の が 図 2 a dで あ る 。 多 く の ス キ ー 場 が 対 象 地 として選択さ予れている
O夏 に は 海 岸 が 多 く 選 択 さ れ て い る 。 款 は 紅 葉 の シ ー ズ ン で あ り , 十 和 田 湖;土問苧の中で一番高い数字である
O冬 に な る と 対 象 地 の 選 択 の 幅 が 狭 ま り , ス キ ー 場 が そ の 中 心になる。
ついては,
304人 を ま と め て 考 察 す る こ と に し た が 、 そ の 総 合 活 動 指 数 を 示 し た の が 国 3‑a‑d で あ る つ 春 の お も な 対 象 地 辻 青 森 市 , 者 木 出 , 大 鰐 ス キ ー 場 で あ る
3夏 は 海 辺 の 対 象地が多し 秋は紅葉のシーズンということもあり十和田湖,輿入瀬、
j柔/J1Eが四季の中で最も高い 数字になっている。冬の対象地の選択の帳は狭まり,スキー場と温泉地が中心にな勺ている。
‑君臨館市
。 5 4α3 3 ∞ ∞
2 ∞
1α3
回‑男 I M f お
・教留市
開 2‑ a.
日揮りの余暇活動の対象地別 総合活動指数(大学生)春
‑八幡S J Z
関 2‑ c. 秋
飽飛. .
r J
•
詔 2 b. J 寵
/ ~イ
し
f ハ ノ ) {ャヘ/
都 ス キ 引 . 鰍 ス キ 4 明書石スキー場・
冨 2‑d. 冬
顕 3
心図 3‑c. 秋
菌 3
菌
3‑ d. 冬
.安比スキー場
・聖書石スキー場
自場りの余暇活動の交通手段は,大学生, ともに四季を通じて自動車の くなうているが,大学生では詫歩・自転車の利用も多い
03 . 指泊を伴う余暇活動
大学生の宿泊を伴う余暇活動の場合,県内では深諾,十和田湖,相高村(スポーツ
されている),下北半島がおもな対象地となっている合県外では.東北地方を対象地として選択す る傾向が強い(図 4 )。四季の中では長期の休暇が取れる
謀議者の県内における対象地は,下北半島,十和田湖,
多い。
(温泉と水族館がある) ,
,深請などでみる。多くの温泉地が対象地として選択されていることが特徴となっているの 県外では大学生と開襟に東北地方を選択する娯向が強くをうている(図 4)
0季節的には
まとまった休暇が取れる夏の余曜活動が多くなうている
G1 0
宿 泊 を 伴 う 余 暇 活 動 の 交 通 手 段 だ が , 大 学 生 , 保 護 者 と も に 自 動 車 の 利 用 率 が 高 く , 鉄 道,パスがこれに続いている 。
1 1 1 余暇活動の空間的展開
1 .弘前市内における余暇活動
余 暇 活 動 の 総 合 活 動 指 数 は , 全 体 的 に は 大
学生の方が高い数字を示している。 このこと は大学生の市内における活動密度が保護者よ りも高いということにはかならない 。交 通 手 段は保護者の方が自動車の利用率が高くなっ
ている 。
2 . 日帰りの余暇活動
日帰りの余暇活動では,大学生の場合,季 節によって特定の対象地が多く選択きれる傾 向があり,また空間の拡がりには方向性があ る。保 護 者 の 場 合 は 季 節 に よ る 対 象 地 の 選 択 傾向は大学生ほど顕著ではなく多種多様で あ り,大学生よりも活動空間に拡がりがある 。 交通手段をみてみると,やはり自動車がは
〔且 位 パ ー セ ン ト 】 左:大学生,右:保護者
図
4.
宿泊を伴う余暇活動の対象地の選択傾向(延べ人数に対する割合) とんどである 。 自動車のもつ機動性,他の交通機関にはみられない利便性の高さがその理由であ ると考えられる 。
3. 宿泊を伴う余暇活動
宿泊を伴う余暇活動は,県内の場合大学生,保護者ともに県内屈指の観光地を選択している点 で共通している 。県外における余暇活動も活動者のほほ、半数が東北地方を,つづいて北海道を 2 割から 3割の人が選択している点で共通する 。交通手段については,対象地が遠距離にある場合,
運転者の負担が大きくなるため,自動車以外を利用する割合が高くなる 。
W ま と め
1 .市内における余暇活動の活動密度は大学生の方が高い 。保 護 者 の 活 動 内 容 は 居 住 地 に よ る 違 いはあまりみられない 。
2. 市内における余暇活動では自動車の利用率が高 L
、。 この傾向は保護者において顕著であるが,
市の中心地区の場合は徒歩 ・自転車 の 利 用 率 が他の
2
地区よりも高い。大学生は徒歩・自転車
の利用率も高い 。
3 .日借りの余暇活動の空間的な拡がりは宅大学生の場合,季語によって特定の持象地が選択さ れる瀕向が為り,方向性をもっ。保護者の余眼活動空間は,多くの対象地へ分散していて大学 生よりも拡がりをもっといえる。
4. 日帰りの余暇活動の交通手段は大学金,保護者ともに自動車が多い。余暇活動空間の拡がり に;ま自動車の機動性,手1 1 1 更性の高きが大きく貢献しているといえる。
5.
宿 j自を伴う余蝦活動の空間的な誌がりは果内の場合,県内属指の観光地が選択される点では 共通するが,保護者は多くの溢泉地を選択する韻向にある。県外では大学生,保護者ともじ東 北地方が約半数を占める。
6. 宿泊を伴う は自動車が多いものの 移動に対する負担が f 患の余暇活動よ りも大きくなるため,鉄道,パスも利用されている。
以上がアンケート調査i こより判明したことであるが特に弘前市における余曜活動の年齢によ る琵異をとらえることができたと考える。
本稿を作成するに当たり,ご指導を賜った ,;J<.聖子裕先生に厚〈御礼申し 上げます。また,アンケート謂査にご協力くださった各校の先生方とご父見の皆さんに深く 謝いたします。
総 合 i 言 動 指 数 ニ ( p a ー ト 2p b ト 3p c 十 4pd+5pe 十 6p f) x
100~n
a ま , 1 凶行ったことがある, b は 2 [ i l J , c は 3 回 , d' 立 4 回. e' ま S 信 ] , f は 6 主 i 以上とラン クを設定した。
p a 対象地 p について活動の回数のうンクを a とした回答者数。 pb ‑ p f も同様。
n 回
は,落合(1 9 9 1 )が壊現したものを修正したものである。
総合活動指数は対象地へ行った総量をあらわす指標であり,多くの人が行った対象地ではこの {直が高くなる。
{ 参 考 文 献 }
落合康浩(1 9 位)
:神奈)11 諜中間部における余暇活動の空間的護開
経 j