馬齢大学鼠+病紀要第1巻貨=号:38−50薫こ1959年3月
バンクロフト糸状虫症の免疫血清学的研究補遺
其の三
バンクロフト糸状虫抗原による抗原抗体反応 特にフイラリヤ患者尿の抗原性について*
長崎大学風土病研究所(露床部琵二研覧窒主民雄笑壷姦熟 長崎県立出島病院長
田辺紀夫
ト なべ りり J
Immuno-Serological Studies of Filariasis. III. Cutaneous reaction and pretipitin test with Wuchereria antigens and evidence of antigenicity of urine from filariasis patients.
Norio TANABE.Clinical Department, Research Institute of Endemics, Nagasaki University
(Directors: Prof. S. KITAMURA and Ass. Prof. D. KATAMINE).
緒 田
老者は貨=瓢こおいてDまrofilar呈aimmit主S虫体 物質をf凱、て家兎に感作実験を行い,硬い抗原性のあ ることを証明した.更に第2報においてはプ フィラリ ャ症愚者血清との間に,沈降反応,補体結合反応を行 いブ人糸状曳症でもD−星mmitまS抗原に対して特異的 に反応する抗体産生があり,しかも抗体価の推移は仔 虫の消長,症状の発生。経過と密接な関係にあること を明かにした.ことに,スパトニンによる仔虫の減少 死減,くさふるい発作の発症に際しては,体内で仔虫 の死滅処矧こより遊離された虫体抗原に対して,抗原 抗体反応がおこり,その結果一種のアレルギ+現象と してク急性症状の発生する可能性について言及した・
以_上二は人体以外に寄蜂する糸状虫を抗原とした研究 であるが,人糸状虫症における免疫アレルギ【の状態 を知ろうと思えばブバンクロフト糸状虫を抗原とした 実験が望ましい。既に,高上−−一一の瀬,岡元等はク拝 殿を抗原とした皮膚反応烏どを実施しているがク抗原 作製に充分の畳を採取するのが困難な奉幣もありク満 足な結果を得ていない・
著者は,バンクロフト糸状虫抗原を血中仔虫電溶液,
蚊体内の感染幼乳更にスパトニンを投与した後の愚 者屁に求め,皮膚反応フ沈降反応を実施して,]m
immitis抗原による反応成績と比較検討した■
先に,松田は,サントニン投与後の回虫描愚者屁中 に抗原性物質の排出されることを認めているがクスパ トニン投与後の尿中へのバンクロフト虫体抗原の排出 は,体内で遊離された抗原の存在Jひゝいては抗原抗体 反応に(とる症状の発生の説明ともつながる問題であり
その抗原排出の経過を詳しく観察した・
実験材料及び方法 i抗原の作製(表1)
(1)感染幼虫抗原(LX)
蚊の体内から取り出したバンクロフト糸状虫感歎幼 虫約500隻に生別勺金塊水2・OCCを加え,琉牒浮L鉢で研 鱈し乳状となし,3000回転30分間遠心した上清を100 0C30分加温したものに0。5%の割に石炭酸を加えたも
のを抗原原液として,主として皮暦反応にf凱ヾ∴
(2)バンクロフト仔虫電解抗原(MFE)
含有仔虫数紺60000隻と推定される患者血液30cCに 蒸潜水を加えて充分に溶血した後7遠心しク況湘こ15 ccの生理的金塊水を加えて仔虫浮澱液を作る・これに 30VO.6←一仁OAの直流電流を1〜1・5分間づつ。5分間 の間隔をおいて通ずると,液中の仔虫は次第にその教
を減じ,作用時間概ね25〜28分で仔虫は溶解澗突し,水 柱透明液を得る・pIi7・0に規正し,シャンベランL3
*長崎大学風土病研究所業麓 第299号
表1 抗 原 の 製 法
(1) LX
感 染 幼 虫(Ca500隻)
J.
轄理的食嘘水(2.Occ)
J.
研 磨(璃瑠浮L鉢)
J
乳 剤
J
遠心耽澱上清(3000γpm 30分)
1
加 温(100つC 30分) lll〔帽 帽lp
(3) FH
w
IT一虫町・い性!,n、常
‑M 壬釆 圧
遠心
↓ J.
埠
J
ラ‑I:燃
上.
⊥・..
Supatonin 毎日0.3×3
尿(全尿) 縮(70‑60‑C加温) ca lOOCC となるまで 上清(3000γpm 30分) 透J析(セロファン紙,流水4日間) 再 濃 縮(25CC とする)
J.
3倍量アルコ‑ル加
J.
遠,L、沈…萱(4000γpm30分)
J.
乾 燥(フランキ)
ll
食塩水溶解(25CC)
J′
濡 過(シャンベルランL3)
↓ pH補正 J/l〔 T石原¥&
にて源過,石炭酸を0.5 に加えたものを抗原原液と
Lffi主∴
( 3)患者尿抗原(FH)
所謂無症仔虫陽性者にSupatonin l日量0.3gr 3 国分服で10日間投与し,服薬即始後24時間日から毎1 日全尿を可及的無菌的に採取し, 60μ70‑Cにて1日全 尿量がIOOccになるまで減圧濃縮する.これを30DO回 転30分速bし,その上清をセロファン紙に包み,流水 にて4日間透析した後,再濃縮し,秤卵器内で乾燥保 存する.実験に際しては,これを25ccの生理自勺金塊水 に溶解,シャンペテンL3にて瀬過, pH親正を行った
ものを抗原原液とする.なお,本抗原に便用した尿は すべてズルフォサルナ‑ル酸にて蛋白陰性,ニーラン デル氏液にて糖陰性,叉ウロビリノ‑ゲンも陰性であ った.冥際に実験に用いた患者尿は50歳のくきふるい の現症を有し, 60cmmに仔虫数255隻の患者に Sup
‑atonin投与開始後4日日の尿である.
対照抗原として非感染健康者にSupatonin投与,
(2) MFE
含仔虫血液(推定16万笠)
J.
J.
沸
上
滞
↓ F i l'f
仔虫浮
電 xv M
mi
演(生萱堅的食境水15cc) 融(30V 0.6‑ー1.OA 直流20分) E (抗原原液)
(4) DEX
犬糸状虫乾燥虫体1g
J
生玉堅 的 食塩水 加(lOOcc)
J..
鉢
J
涜煎J.
J
沈
J;
FX 乳
ミ;Jp
二'I'二
遠 心 D
研 磨
出(0叩5‑C 4日間)
加温(60‑C 60分) 澱 上清(4000γpm 30分)
(抗原川0倍液)
仲代 :tt一 三Ia'tn/L^もし・り1'GHj;i〔.町上して用い:∴
(4)犬糸状虫抗原(DFX)
3151剖 記哉Ifこ‑ノ了法>‑ )‑一 、:二.
II &l仁術式J七こ叩l'o」
(1)皮膚反応
皮膚反応の抗原は色々の濃度にして予備笑験を行つ た結果, LX抗原は128倍釈稀液, MFE抗原は原液の まま, FH, GI‡抗原は20倍稀釈液(処置前の7日全尿 を約1/2に濃縮したものに相当する)を僚博した.各 抗原の1.1ccを前勝皮内に注射し, mX抗原は15分後の 膨疹, MFE, FH, GHの各抗原は24時間後の発赤を測 定して判定した.予備試験の結果, LX抗原の判定に は6 × 6mm以下を陰性とした. MFE抗原では健康 者が全例陰性巻戻したので,発赤を残した患者はすべ て反応陽性と判定した. FH抗原の判定には, GH抗 原の最高値7 × 7mmを基準とし,これ以下を陰性と
して記載した.
(2)汲降反応
40 田 辺 葦己 夫
表 2 予 節 実 験 LX 皮 固 反 応
抗原:LX128倍稀釈液
感 染
恩L性
徴 年 症
令 状
者
反 璃
−・、・11川】−■・
被 門0検
【
1
l l
非 感 染 者
性と年
】令
病 名
けけ
5.0× 6.5 3。0× 3.0 73
 ̄ ̄_一二二1 6.5× 9.O L
2 3 4
5 …を董喜億
l l
】
l
反 ;仔
虫 応mm■ 数
2×3 3×3 5×6 3×4 6×6
0 0 C O O
表 3 予 備 実 験 FH.GH 皮 膚 反 応
抗原 20倍稀釈液 感
宗ぎ性⊆≡
No.ニ
染 着 症
状
抗 J京
非 感 染≡ 者
【仔 GH 虫 F中mと mm毒数
汗な…㌧
5× 6 14x13 7× 7 9x13
2〉く2
3.5x4 3×3 4x5 14×15 3。5×4.5
、
盈岳性≡堅芸
抗 原 FHIGH
mm mm 仔 虫 数
48 2
1
84
109 帖
F‡もGH,MFEは抗原原液を,DFXは前鞍通り8 倍まで稀秩したものを抗原とし,共に蓮層法によりD 膵卵器内に3時間放置後の反応結果により判定した。
(3)許札GH,MFEは抗補体作用が硬く補体結合 反応は実施し得なかった。
実 験 成 緯 i予備実験
(1)LX抗原による皮膚反応(表2)
抗原の原液を倍数稀釈し,先づ32.64,128.256倍 の稀釈液を感染者,非感染者各5例に試みた.15分枝 の結果は,32,64倍のものは膨疹,ことに発赤が強く 非特製的とみられ,256倍のものは両者共に反応が極め て弱かった.128倍のものが表2に元すように,非感 染者で最低2×3‡nm,最高6×6mm,感染者ではそれ ぞれ3×3mm,11×12Inmの膨疹を認めた・依って128 倍液を用いて後の実験を続行した.その結果,表4に 元モすように,非感染者31例のうらフ数例の特別に強い 反応を示したものもあるが,大部分は6×6mm,以下 であるのでク前記の如く6×6mnを判定基準として,
これ以下を陰性とした
(2)FHブGH抗原による.皮膚反応(表3)
GH,FH,抗原原液を5,仙 20倍に稀釈し健駁者 感染者各々5例について,それぞれ反応を実施した。
24時間後の反応結果は,5,10倍の両抗原は共に発赤 硬く,感染者と非感染者との比較が困難であった.20 倍稀釈液のものが表3に示すように,GH抗原では感 染者,健尿者共に4×5mm以下の発赤を嘉しクFH抗 原では健康者5×5mm以下であるが,感染者では全例 5×5mm以上の結果を得た.依って以後の緊験には20 倍液を用いた.その結果表6にみられるようにタ GK による最高値が7×7mmであったので,これをFHの 判定基準として,これ以下を陰性とした.なお,40倍 液は処理前の屁とほぼ同様の濃度となって反応が現わ れなかった.
(3)MFE抗原による皮暦反応
MFE抗原は原液のまゝ鮮旋非感染者に用いたが全 例陰性であったので,感染者にも原液を用いて実験し た.
Ⅱ LXによる皮圏反応(表4)
感染者ほ例,非感染者31例計46例に,LX128倍抗原 による皮願反応を行った。抗原皮注後出来た膨疹は次 葦に拡大し,そのまわりに発赤が現われる.15分後に 膨疹の大さを測定し,先の規準により判定すると,前
41
表 4 LX 皮 膚 反 応
感 染
抗原‑LX 128倍稀釈液 者
二i.二̲;かi落I:
:│>一落.
非 感 染 者
‑ ∴′ /.:I
̲¶ 判
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性 年
. ‑
年 症 令 状 被
検 No. I 性
1
2
反 to
期iil巨一朝
育,発
3 期〝
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7 8 9 70 ll
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戸別 /′
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声 名
仔 良 敬
回 良 那
3.5× 4.0 5.0× 6.5 3.0× 3.0 8.0× 9.0 ll.0×12.0 6.5x 9.0 10.0× 8.5 6.0× 5.0 5.5× 4.5 5.5× 6.0 9.0× 7.0 17.0×14.0 7.0× 8.0 9.0× 8.0 9.5×10.0
判 定6×6mm以下陰性
K二‑ くさふるい
S‑ せ ん き Hニ‑ 陰襲水腫 E‑ 象 皮 病 C‑ 乳 頗 尻
以下の表も同様
かに
1
‑ 2 + 3 + 4 + 5 + 1 6 + 7
‑ 叩 + 1 9 + 10
W 12 + 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
三841 73 26 7 52
>255 主!o発
+0 +:36 +'32
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20 20 20 23 29 24 36 28 20 20 20 21 21 20 21 21 20 20 20 21
20育
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43 41 22 28 23 22 23
軽 焼
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E^E 芸i全ニ
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腎結核
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腎結石 円形脱毛 腎孟炎 精管炎
3× 3 0× 0 4x 5
‑jx A 3× 5 2× 3 14×14 TX 4 4× 5 5× 5 5× 5 7× 8 4x 5 3× 3.5 gxて0 6× 6 2× 3 4x 3 5× 6 3× 3 3× 4
例
‑r陰 ‑
ー■ 期
二㌔
I
三三̲I̲i
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A j
‑I
君に9例(60%)に陽性で,中には1OxIQ以上の大き な膨疹を認めるものも少くない.後者においては,大 部分が5×5前後で反応が弱く, 4例(12.9%)の敵性 老がみられる・因に健旋老のうち強度の陰性を呈して いるNo. 7は,本庄の浸窪地である長崎県五島福江に 2年前まで在住していたもので,仔虫は陰性であるが 感染している可能性がある.
: iV.^;!'5'"'∴1.∴ ∴ ' ''‑I''‑. ‑ ‑1:トー、.' .r∵二、・
間に有意の差が認められる.
I MFEによる皮屠反応(蓑5)
感染者30例,非感染者9例について, MFE抗原に
よる皮膚反応を行った結果は,前者の22例に左程強度
∴ 、.. i'fll‑1のimm ∴l∴・‑一川>こI'mm ∴∴
発赤を認め,後者は全例反応陰性である. MFE抗原 による反応は非常に微弱であるがの対照健康老にすべ て発赤を始きず強い特典性が認められる.
IV FH,GHによる皮膚反応(表6, 7) FH抗原による皮膚反応はGH抗原を対照として,
>?:,:.‑fr:一i'', ' ‑''ミ.rLごf:;frSGftさ∴ 二、 、∴ FII‑r;J,!∴ ‑::
染着では29例(59.1%) ,非感染者8例(22.2%)に
小∴;.‑‑'nr,.?K一汁T・落." ‑‑. ; ,; ‑
れに反し, GH抗原は患者,非感染者を通じて全例陰
42 田 辺 紀 夫
表 MFE 皮 膚
被検No. 陸■年令 症 状
感書
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‑It:n lH
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''敷敷b育敷与…i蟹育毛芝を‥を}3蔓の5音書き望
感 染 者
こii:ii i 「コ===こmこ===に コ 正i
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No.
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FHの判定: GHの最高値7×7mm (願検るSo.18)以下を陰性とする・
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3×31 6× 7育
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7*
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腎孟炎 精管炎
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44 田 辺 紀 夫
表 9 沈 降 反 ]&
感染者 抗原∫
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即ちぎH抗原は非感染者にも非特異的な反応を示す ものが少数認められるがタ感染者にははるかに高い陽 性率を呈し,愚者の尿中に特異的抗原の排出があるこ
とが講われる.
Ⅴ ぎHとLX及び王将Ⅹ抗原との比較(表8)
FHとLXの両乱酔削靴、て同時に皮膚反応を行つ
表10 沈 降 反 ts
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I:感染者15例,非感染者9例について反応結果をみる と(表8)そのうち感染者では11例(73.3%)健鼠著 I̲.‑ '.'> ‑ ‑ ' .‑.' ''.c‑'iV.∴ ∴落. I.
介計24例ではうち19例(79%)が一一致している・
叉FH, GH, DFX, MFEの各抗原で感染者30例, 非感染者20例について沈降反応を行つI= (表9 , 10)
その結鼠FHでは感歎者30例申15例(50%) ,非佑 染者20例中2例(10%)に駿性,対照のGI壬抗原では
/ "、'". :,','.'̲ .こ丸ⅠドKM ∴
染着,非感染者を通じて全部陰性であつt'.以ヒの岱 染着30例と非感染者20例の全例についてDFX抗跡こ よる沈降反応を行い(表9の10)の両者の成績を比較 してみると, DFXは前者30例申14例(46‑7%)に陽 性後者では全例陰性で, FHとDEX抗原の反応成績 は50例申45例(90%)に十致している.
vI, FHについて年令別,症状別にみI=成績(衣11) FHによる皮膚反応と挽降反応の成績を年令別にみ
45
表11FHの皮膚反応及沈降反応
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t ‑ t =‑‑ ■
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21‑‑30 31‑50
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計
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2 28.6 2 66.7i40.0
…吉子二三r!10 1。……呂二呂,書55・0 12959.1の301550.0 チ肘げ†・虫Eiifl‑:I
急性拝状のみ 急性+慢性 慢性症状のみ
12 48‑0 50.0 4 80.0 8 88.9
12 6 50.0 6 3 50.0 2 2 100.0 10 4 40.0
ると(表11)皮厨反応では20才以下42.9%, 2ト3ほ 63.6%, 31‑50才72.1%.51才以上61.5%に陽性反応 を示し,年令と共に阪性率が増加する. 30‑50才台が 最高で, 51才以上になると漸滅の傾向にある.次に沈 降反応でも2ト30才台に最高を示しているが, 30才以 下の着でみると40%で30才以上の者は55%となり,同 様に壮年以後に高い陽性率を示している.これらは前 瀧のDFX抗原による沈降反応の補体結合反応の場合
表12 仔 虫 ノ姥 症 状 と の 関 係
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\\反応 冨琵\\\\\竿
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膚 反 5落oAT正 三o8f 71鷲
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5 12 7 4
60 57 66.6
仔虫陰性着 発 17 13 76.5 計 59.'育
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4 33.3 5 83.3
12 4 33.3 育12 5 41.7
It) sO 30 14
の反応成績とよく一致する.
又症状別にみると(表‖),無症仔虫陽性者は皮圏 反応では48%,沈降反応では50%の急性症状のみのも のはの両反応共に50%であるがの急性と慢性の症状を 合併した者はの それぞれ80%の190%で共に陽性率が はるかに高い・慢性症状のみで急性発作のないものは 大夫88・9%の40%で,沈降反応の成績が低下してい る・これは慢性症状の乳頗尿原愚者が,皮膚反応では 5例申4例に陽性セあるに反しの況降反応セは全例陰 性である結果によるものでの特異な現象と云わねばな
らない.
Ⅶ 仔虫との関係(表12)
皮膚反応の結果を仔虫の看取こよってみると(表 12),皮膚反応において,FHは仔虫陽性着では50%
LXは60%の仔虫陰性者ではFHは76.5%,LXは60%
での 両抗原共に陽性率に大差が認められない∴次に沈 降反応においては,仔虫陽性者はFHで61%の DFXで 50%で大差なく,文仔虫陰性者もそれぞれ33.3ヲ∂の 41.7%でその陽性率に大差は認められない.
各抗原別にみるとFHは皮膚反応で仔虫陽性者50ヲるの 仔虫陰性者76の5%で後者に少し高い陽性率である.之 に反して沈降反応では,それぞれ61ヲる,33,3%となり 仔虫陽性者にはるかに高い陽性率を示している.これ は前記のようにの 乳靡尿症愚者が沈降反応より皮眉反 応にの より高い陽性率を示し,しかも仔虫陰性者が多 いことによるものである.次にLXは皮膚反応に如い て,仔虫の陽性者も陰性者も同様に60%の陽性率を得 ている.DFXは汲降反応においての それぞれ50%の 41.7%で仔虫陽性者にわずかに高い陽性率である.
次に仔虫陽性者を無症状と有症状とに分けて,その 反応結果をみると(表12)皮膚反応ではの FHは無茄 48%,有症57%,LXは前者57%,後者66.6%での両 抗原共に有症状仔虫陽性者に高い陽性率である.次に 挽降反応では,FHは無症50%の 有症83.3%のDFXは
黍13 虫 卵 と の 関 係
\ 反応 H縣J降反L缶;‥ I'.: l∴ 、
\\ LX 】 FH FH
虫よヾ源\
\
檎 数
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応 (+〕
一gl発,LB性非芸芸芸85
41 1
虫卵陰性感染者164 f/非感染者141
検 ‑】友
●・二 ∴、
(+) 檎 数
反 to (±〕
13 7 10 10 2 】 4 0 11 7
21 5
10 7 16 2
合 計 別32 !DD 40
46 田 辺 紀 夫
それぞれ33.3%,83。3%となり,何れも有症状者には るかに高い陽性率である。
Ⅶ 腸内寄生虫卵との関係(表13)
聞抗原による皮膚反応被検者のうち55例の沈降反 応被検者のうち40例について虫卵検査を行つにその
うちそれぞれ23例の14例に回虫卵陽性者を認めた・
以上虫那検査を行ったものについて,皮膚反応及び 沈降反応の結果をみると,虫卵(+)の感染者での皮 閤反応は13例申反応陽性のもの7例の沈降反応では10 例申反応陽性のもの5例での両反応の結果は共にほぼ 相半している∴非感染者で虫那(+)のものではの皮 厨反応は10例申反応陽性老2例,沈降反応では4例が 全部反応陰性で,共に反応陰性のものが多い■虫卵
(−)の感染者はの皮膚反応では‖例中7例が反応陽 性ア沈降反応では10例申反応陽性7例で共に反応陽性 のものが多い.之に反して虫卵(−)の非感染者はの 皮膚反応では21例中反応陽性5例,沈降反応では16例 中,2例が反応陽性での共に反応陽性のものがはるかに 少い.FHをf凱ヾこ両庚応成績は虫卵の有無とは関係 なくの他の寄生虫に起因する非特異的反応は一席杏定 出来る.
次に.LXについてみると(表13〕の虫卵(+)の感 染者8例申反応陰性5例,虫卵(−)の感染者6例中 反応優性4例で共に反応陽健のものが多い−之に反し て,非感染者では虫卵の有軌こかかわらず反応陽性の ものが少い.又DFXの反応陽性者は感染者のみでタ 非感染者は史郎を有していても全例反応陰性でありフ 前瓢このべたように虫卵とは関係ないようである且即
ちクFHのLXは皮膚反応の沈降反応共にDFXの場合 と一8様に硬い特異性が認められる。
Ⅸ 尿中への抗原物質の排出(表14の15)
以上の皮膚反応の沈降反動こ用いにF法統腰はの前 記の主うに50才の仔・虫数60cmm中255笠を有する患者 の4日目尻での脚蚤反応においては30例耐5例(50%
)の陽性反応である(表9)これと同時に蹄一一患者の 3日目尻を用いて沈降反席運行ったところの封4に示 すようにの 3日日銀では30例中盤かに4例(13・3%〕の 陽性者である.なお非感染者20例は全例陰性であつ た,これは日により抗原の排出量に相違があることを 物語っている.依っての愚者尿中への特異抗原新出の 状況を観察する目的をもっての60cmm中の仔虫数それ
ぞれ102の275の129フ137の299の159隻をもった無症状 仔虫陽性者6例についてSupatonまnを投与しのて0日 間に亘り,各日の掻から抗原を製し,各局感染者10例 鰹旗者5例に対して沈降反応を行つに
番抗原についてのその反応成績をみるにの ほ㈲ま
表14 FH(3日目, 40日)皮暦反応 感染者
落‑I‑ i:か期̲二:I̲̲に∴
徴 No.検 性
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2 3 4 5 6 7 8 9 10 ll
12 13
*14 15 16 7 8 9 20 21 22 23 24 2b 26 27 28 'A1 30
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〔6年 13 14 14 20 26 3 14 16 28 39 40 48 33 50 51 56 39 34 43 46 58 54 54 59 60 66 73 32 29
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69
8‑1;74
享も++に験'言喜
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落発かfをををiを3 752o
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3(
発sgz発つ
‑一二I‑
l14 Ll;0
* FH作製患者
3日目 FH 30: 4 13.3%
4日目 FH 15 50%
+
+
+ + 4‑
+
+ +
+
‑午
Supatonin投与による副作用は全く認められず,内 服開始後3日目4ク 4日目5,5日日1,6日目8の
7日目7の 8日臥 9日目7の用日日9例の陽性反応 を呈しのその間仔虫は完全に消失していない・なお10 日日の反応陰性1例は全抗原を通じて陰性の成績であ
一_.ヾ二.
≠抗原は急激な仔虫の減少と共に副作用が発現しタ 初めの3日間の副作用消失後の5日日に4例の陽性反
応を示し,6日目から再び副作用が持続し始めの 6日 目6,7日日7,8日目5の9日日7,10日日6例の陽性