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非線形フィードバックシステムのロバスト安定性: University of the Ryukyus Repository

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Academic year: 2021

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Title

非線形フィードバックシステムのロバスト安定性

Author(s)

山下, 勝己; 山川, 敦; 宮城, 隼夫

Citation

琉球大学工学部紀要(42): 79-84

Issue Date

1991-09

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12000/5492

Rights

(2)

79

L1J }II

¥i**

Robust Stability of Nonlinear Feedback Systems

Hayao

MIY AGI·

Atsushi Y

AMAKA WA··

and

Katsumi

YAMASHITA·

Summary

The robustness of

a

nonlinear feedback

system

subject

to

plant

variations is studied through the direct method of Lyapunov. Robust

stability results developed in this paper give bounds of parameter

devia-tions of the system, which may

be

tolerated without losing stability.

The proposed method is illustrated by using an example.

Key Words: Robust Stability, Nonlinear Feedback Systems, Lyapunov's

Direct Method

1 . (;tl:.t6Ii:

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Dept. of Electronics and Information Eng., Fac. of Eng. Nippon Telegraph and Telephone Corp.

(3)

非線形フィードバックシステムのロバスト安定性:宮城・山川・山下 80 パラメーター変動分△A,ム6を用いて表現する このとき,実システムは次式のように記述される. 2.システム股定 次の非線形フィードバックシステムを考える. エー』工-6'(o) 0=CT工 (3) f=Ar-b'(o) ◎=C「工

(1) ここで, ただし’(1)式のブロック線図は,Fig.1で示され, その伝達関数W(s)は次式を満足するものとする. A=二A+AA,6=6+Ab~ へP (4) W(。。)=0 である.また,(1)および(3)式の平衡点は,それぞ れ,エー0,瓦=0,であるものとする. 3.ノミナルなシステムの安定性 (1)式のシステムの線形部分の伝達関数は, W〔s W(s)=cT(sI-A)-’6 (5) で与えられる.

そこでAndersonの結果(6)にしたがい,次の定

理が得られる〈7)-(8)

【(グ <定理1> (ムムc)がW(s)の最小実現とする.このとき, もし Z(s)=(、+qs)W(s) FiglNonlinearfeedbacksystem が正実であるならば,次式を満足する実行例Pbベク トルT,スカラ②0が存在する. さらに,非線形関数f(。)は次の性質を満足する

ものとする(8).

PA+ATP= ̄TTT Pb=nc+qATC-T②0 山02=q(C76+bTC) 灯印9 !II (i)f(o)は連続で,微分可能である. (ii)すべてのびに対して,of(。)≧0,かつ, f(O)=Oである. ただし.nは非負の定数であり,qは正の定数であ る.また,Pは正定な対称行列である.さらに,極. 零点消去をさけるため,s=(-n/q)は,W(s)の 極ではないものとする.■ 次にルーリエ形リアプノフ関数を基盤とする安定定 理が導かれる. (1)式のシステムはノミナルな状態での動的システ ムを表現している.しかしながら,(1)式のンステム と実際のシステムとの間には何らかの誤差があるもの と考えられる.そこで木論文においては,その誤差を

(4)

琉球大学工学部紀要第42号,1991年 81 (証明) 定理3は次のように証明することができる.まず, (3)式のシステムに対するリアブノフ関数の候補として, <定理2> もし伝達関数Z(s)が正実であるならば(1)式によ り与えられるシステムの平衡点はf(。)の性質(i), (ii)のもとに安定である.■ (証明) 定理2は次のルーリエ形リアプノプ関数の存在によ り証明される. へ- 0.~~ 『(o)。。

v(蕊)-÷汀肝

/;

⑬ を考える.また,Pが3章においてすでに求められて いることを考慮に入れると,胸式の時間導関数は,

v(嚢)-÷…+/I

o f(。)do ⑩ ⑩式の時間導関数をもとめⅡ(7)~(9)式の関係を用 いて整理すれば

v(灘)一十[w'十凶江(。)]。

●~

*[T,Tえ+cKjo,『(。)]

1 - 2 ● V(』E) [エアT+⑳of(O)]* *[T7Jr+⑳0『(◎)] -,of(O)≦0 ~へ- -,of(。)≦0 ID となるここで,T,,②0,は⑫~⑭式の連立行列方

程式の解である.したがって,Vは半負定値となり,

リアプノフの安定定理にしたがい(3)式のシステムは, 原点近傍において安定であることが保証される.■ が得られる.したがって,リアプノフの安定定理に基 づきシステムは安定である.■ 4.1行列方程式の解の存在条件 連立行列方程式⑫~04式は,次式で置き換えるこ とができる 4.システムのロバスト安定性 システムのロバスト安定性を保証するために,まず ノミナルなシステムの安定性を保証し,次にパラメー タ変動まで考慮にいれたシステムの安定性を保証する すなわち,AA,A6のどのような条件のもとにおい て(1)式のシステムの安定性が,(3)式のシステムの安 定性を保証できるかについて考察する. そこで,次の定理を導く. ⑰ yY7=, ここで,Y,Dはそれぞれ

][7,M

rlLrlLr-L ll|’一 y, ? ‘0一

丁⑳〒・巴⑳

色巳 ⑬ <定理3> もし,次の連立行列方程式を満足するベクトルT,. およびスカラ②。,が存在するならば,(3)式で与えら れるシステムの平衡点はⅢf(o)の性質(i)!およ び,(ii)のもとに安定である. (ムA7P+PAA) (PA6-qムA7dT (PA6-qAA『d -qにアム6+b7Ac)

]‘,

TT『-[AA7P+PAA]=T,T'T⑫

TLUo-(PAb-qAA7C)=T'②0,⑬ ⑳0,+q(C『△6+67AC)=(②。,)2(10 である.このとき,もし対称行列Dが非負定値行列である ならば,Dは,rank(G)=rank(D)を満足する, ■

(5)

非線形フィードバックシステムのロバスト安定性:宮城・山川・山下 82 圏燭 ある行列GによりD=CG『と分解できることが知

られている⑨.したがって,もしDが非負定値行列

であるならば,⑫~⑭式の行列方程式は解をもつこ とが確かめられる.以上のことから次の定理が導かれ る. ハ≧RII RM(i≠j)=0 ここで,RiO,および,RIjは ⑰ R=T7DPT <定理4> もし,⑲式で与えられる対称行列Dが非負定値行 列であるならば,(3)式のシステムの平衡点は安定で ある.■ の各要素である. 5.例題システム 4.2ロバスト安定条件 ⑬式で与えられる対称行列Dは 次式の例題システムについて考察する. ⑪ D=Dc-Dp

[:]-[:_川;]-[I]

。-口O][二]

f(o)(28a) と変形することができる.ここでDCおよびDPは TTT ②OTT T(4)0 6008

LL (28.b) CO DC= (AA7P+PAA) (PAb-qAA『c)で ただしpaは正の定数とする.最初に,㈱式のシス テムの安定性について,伝達関数Z(s)の性質から鏑 じる働式に対するZ(s)は DP= (PA6-qAA7c) -q(c『A6+6TAC)

]鰯

]燭

Z(s)=(、+qs) s(s+a) であり,DCは定数項,DPはパラメータ変動にとも なう不確定項を意味している.このとき,DCは実対 称行列であることから,その固有値ス(DC)はすべ て実数であり,かつ,DCを対角化する直交行列Tが 存在する.すなわち,DCは となる.ただし,極,零点消去をさけるため,ここで は,、≠Oかつa≠、/qとする.Z(s)は次の3つ

の条件が満たされるとき正実となるOq.

(i)Z(s)の要素はRe(s)>Oに対し解析的であ る. (ii)Z*(s)=Z(s*) (、)Z(s)=Zで(s*)はRe(s)>Oに対し半正 定値である. ここで,*は共役を表している 結果的に,Z(s)が正実であるための十分条件は, ② TアDCT=diaguI) のように対角化することができる.したがって,、 が非負定値行列であるならば, ㈱ diagQI)≧TアDPT Gd qa-n>0 の関係を満足しロ(3)式のシステムの安定性が保証さ れる.また,次に示す関係を用いれば,い式の結果よ り少を厳しくはなるが計算は容易となる. となる.Gd式の条件のもとにZ(s)は正実であること から,(7)~(9)式を満足する行列P,ベクトルT,ス カラ⑳,,が存在する実際にこれらの値を求めれば

(6)

琉球大学工学部紀要第42号,1991年 83 o[m『(o)]>0 ㈱ 次式のような結果を得る. すなわち

[、:a-n)

P-[:。;]

T= m=(1+Ab2)/(1+AA22)>0⑬ 、リ ⑳o=0 となる条件と等価であることがわかる.また,、=0 としたので,本例題においてはリアプノフ関数として

エネルギー関数が選ばれる00.

ここで1AA,A6を次式のように定義する.

[1b]鰯

“-[I::。

△6= 6.おわりに ことのき,DC,DPはそれぞれ 本論では,非線形フィードバックシステムのロバス ト安定性をAndersonの定理に基づくリアプノフー ポポフ法を用いて考察した.まず,ノミナルなシステ ムの安定性について考え,ルーリエ形リアプノフ関数 の存在を保証した.次に,ノミナルなシステムに対し て得られたリアプノフ関数を基盤として摂動システム の安定条件を導出した.さらに,パラメータ変動によ る摂動の許容範囲を与えるロバスト安定条件について, 一つの提案を行った.この方法によればノルム表現を 用いなくても,ロバスト安定条件を与えることができ る.また,本論において提案した手法をルーリエ形非 線形システムに適用しその有効性を示した.最後に, この研究は,文部省科学研究費一般研究Cの補助を 受けたことを付記する. 000 000 0 2(qa-n) 0

ⅡⅢ (漣.b) DC= 0 ,(aAAl2+ nAb2 ムA22) DP= 、(aAA12+AA配)nAb2 2(nAAl2+qAA22)Ab2-AAI2 Ab2-AAD20

(麺.a) となるこのとき,倒式の不等式にしたがえば 参考文献 “ (35.a) (35.b) n=O a≧AA22 Ab2=AAI2 (1)C・ADesoer,F、M・CallierandWS,chan: Robustnessofstabilityconditionsforlinear timeinvariantfeedbacksystemsIIEEE Trans・Automat、Contr.,voLAC-22,no、8, pp586-590,1977. (2)R、VPata1,M.TodaandB、Sridhar: Robustnessof1inearquadraticstatefeedback desingsinthepresenceofsystemuncertaintyo IEEETrans・AutomaLContr.,vol・AC-22, no、12,pp、945-94901977. (3)LPostlethwaite,J、M,EdmundsandAG・ JMacFarlane:Principalgainsandprincipal phasesintheanalysisoflinearmultivariable が得られる.燭式が,(3)式で与えられる摂動システム が安定であるための十分条件である.ここで,(35.b) 式の条件は厳しすぎるように思われるが,ある定数 mを導入して ⑬ 1+Ab2=、(1+AAI2) と変換すれば,

(7)

非線形フィードバックシステムのロバスト安定性:宮城・山川・山下 皿 Systems,IEEETrans,Automat・Contr.,voL AC-26,no2,pp、32-46,1981. (4)R、M・Biemacki,HHwangandSP・ Bhattacharyya:Robuststabilitywith structuredrealparameterperturbations, IEEETrans、AutomaLContr.,vol,AC-32, no、6,pp495-50601987. (5)Lj.T、Grujic′andDjPetkovski:On robustnessofLuriesystemswithasingle nonlinearity,Control-TheoryandAdvanced Technology,voL2no,4,pp、627-632,1986 (MitaPress,Japan). (6)BD・OAnderson:Stabilityofcontrol systemswithmultiplenonlinearities,J FranklinlnsL,voL282,no、3,ppll5-160, 1966. (7)N・MiyagiandH、Miyagi:Stabilityof dynamica]systemswithmultiplenoか linearities,ASMEJDynam・Syst.,Meas., Contr.,voL109,no、12,pp、410-413,1987. (8)HMiyagiandKYamashita:Stability studiesofcontrolsystemsusinganon -LmbtypeLyapunovfunction,IEEETrans・ Automat・Contr,,voLAC-31Ⅲ、0.10,pp,970- 972,1986 (9)児玉,須田:システム制御のためのマトリクス理 論,計測自動制御学会(1978) (ldH・MiyagiandAR、Bergen:Stability studiesofmultimachinepowersystemswith thee「「ectsofautomaticvoltageregulators, IEEETrans・AutomaLContr.,vol・AC-31, ,.3,pp、210-215,1986. qDHMiyagi,T、OhshiroandKYamashita: GeneralizedLyapunovfunctionforLibnard-typenonlinearsystems,1,t.』・Contr.,voL4a no20pp、805-812,1988.

参照

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