コンクリート抵抗による耐久性評価に関する実験的検討
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(2) V-425. 3.0. 定した。 なお、こ こで示す 測定結果 は、全て 表乾状態 で測定し. 4.0. 2.0. W/C:0.7-4.5 1.0. W/C:0.5-4.5 W/C:0.7-2. W/C:0.7-4.5 W/C:0.5-4.5 W/C:0.7-2 W/C:0.5-2. 3.0. 2.0. 1.0. W/C:0.5-2 0.0 100. 200. 300. 400. 500. 0.0 100. 600. 200. 自 然 電 位 (-mV vs Ag/AgCl). たもので ある。. 比 抵 抗 (kΩ・cm). 抵抗を測. コ ン ク リ ー ト 抵 抗 (kΩ). により比. 図−4. 300. 400. 500. 600. 自 然 電 位 (-mV vs Ag/AgCl). 図−5 自然電位と比抵抗の関係. 自然電位とコンクリート抵抗の関係 4.0. 図−4〜6は、摸擬海水への乾湿繰り返し試験により腐 食促進させた鉄筋(コンクリート)の自然電位・コンクリ ート抵抗・分極抵抗の関係を調べたものである。 これらの測定は、腐食が著しく発生しているひび割れ部 分とその両端 10cm の位置で測定したものであり、図中に は水セメント比が 50、70%のコンクリート梁のかぶりが 4.5cm と 2cm の測定結果を示している。. コ ン ク リ ー ト 抵 抗 (kΩ). 2.実験結果と考察. 3.0 2.0 W/C:0.7-4.5 W/C:0.5-4.5 W/C:0.7-2 W/C:0.5-2. 1.0 0.0 0. 500 1000 分 極 抵 抗 (kΩ・cm2). 図中の自然電位が−600mV 程度を示しているコンクリ ート梁では、ひび割れから錆汁の溶出が認められた。. 図−6 コンクリート抵抗と分極抵抗の関係. 図−4に示す自然電位とコンクリート抵抗の関係は、比 較的良好な関係を示している。一方、4点電極法で求めた比抵抗と自然電位の関係(図−5)をみると、先 に示したコンクリート抵抗よりもばらつきが大きいことが分かる。これは、コンクリート表面の不陸に伴う 接地の影響を受けているものと思われる。また、鉄筋腐食速度の指標である分極抵抗とコンクリート抵抗の 関係を調べたものが図−6である。コンクリート抵抗が大きくなると分極抵抗も大きくなることが分かる。 これらのデータは、高濃度の塩化物が浸透し、コンクリートの湿潤が保たれている状態で測定した値であ って、コンクリート抵抗が数 kΩと非常に小さな値. 200. 3.0. である場合には、コンクリート抵抗と電気化学的な. と自然電位の関係を調べたものである(W/C:0.5)。 自然電位はかぶりが小さくなるほど卑の方向に移行 する。これは、コンクリート抵抗の減少に伴い、鉄 筋界面における真の値に近くなったものと思われる。 コンクリート抵抗は、かぶり(測定間距離)の補正. 50-N:自然電位. 150. 50-N:抵抗. 2.0 100 1.5 50 1.0 0 0. がなされていないことからこのような値を示したも のと考えられる。水セメント比が 70%のコンクリー. 20. 40. 60. 80. 100. 120. -50. ト梁ではこのような顕著な傾向は認められなかった。 謝辞. 2.5. 50-C:抵抗. 0.5. コ ン ク リ ー ト 抵 抗 (kΩ). 図−7は、かぶりの変化に伴うコンクリート抵抗. 自 然 電 位 (mV vs Ag/AgCl). 測定結果との相関性が良いことが分かる。. 50-C:自然電位. 0.0. 測定位置. 本研究費の一部は、平成 12 年度運輸施設. 整備事業団基礎研究制度の受託研究を受けて行いま した。ここに記して謝意を表します。. 図−7. -851-. かぶりの変化と抵抗・自然電位の関係. 土木学会第56回年次学術講演会(平成13年10月).
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