すなわち、 和歌関係の図書を中心とする典籍名が注記さ 一、 はじめに
.
1
二巻本及び三巻本 「 色葉字類抄 」 との比較から1
二巻本
「世俗字類抄」
先に、 「世俗字類抄 」 研究の第一段階とし て、 出典注 記を調査Uた。 その結果、 三巻本「色業字類抄」及び十 巻本「伊呂波字類抄」では、 漢籍・漢文体の国害を中心 とする典籍名が注記されているのに対して、 七務本「世 俗字類抄」 では 、 0 直接に引用したと考えられる典籍名として、 「定家 仮名遣」(出典注記を持つ語彙の約六割を占める) ・「吾妻鏡」 ・「古今注 」 ・「太平記」 ・「関白家 五十番斑合」等 、 。「定家仮名遺」によろ閻接的引用と考えられろ典籍 名として、 「万葉集 」 ・「源氏物語 」 ・「日本記」 等、 れていることが、 明らかになった。 しかし、 三巻本「色葉字類抄」において出典注記の施 された話彙が二巻本及び七巻本「世俗字類抄 」 に集録さ れている かどうかを調査してみ ると、 三分の二程度の語 彙が集録されている。 このように出典注記は施されてい なくても、 共通語彙がかなりあるた め、 出典注記の違い によって単純に両字類抄の語彙の性 格を規定することは できない。 そこで、 「世俗字類抄」の語彙の性格を知る ために、 書写年代は新しいが、 古体を保って おり 、二巻本及び三 巻本「色葉宇類抄 」 と成立において密接な関係があろと 注 2 推定 されてしろ二券本 「世俗字類抄」の所収語彙を、 比 較調査して みることにした。 閲査の底本としては、の所収語彙
宅
ち
ぐ
さ
二、 漢語混在の状態 天理図書館蔵本 尊経閣文庫蔵本複製版 古辞書叢刊刊行会 二巻本「色葉字類抄」 尊経閣文庫蔵本 三巻本「色葉字類抄」 「色葉字類抄研究並びに索引本 文索引編」中田祝夫・峯岸明共編 風間書房 を使用した。 まず、 二巻本「世俗字類抄」に掲載された語彙のうち で、 漢語がどの程度の割合を占めているかを調査した。 平安時代における漢語使用の実態を解明するという意 図のもとに、 三巻本「色葉字類抄」に集録された漢語数 を、 意義分類の単位である各部別に示された峯岸明氏の 注3 御調査がある。 比較の便宜上、 それに習って二巻本「世 俗字類抄」の漢語を、 0 字音語、 湯桶読、 重箱読、 字音語を含む連語等を漢 語として算出する。 0 ー語に二種類以上の漢語表記が存在する楊合、 それ らの用字数は漢語に算入しない。 。その語の頭音がその篇所属の話として相応しくない 場合は、 語数に算入しない。 二 巻 本 世 俗 字類 抄 」 七 巻 本 「 世 俗字類 抄 」 漢語T「→旦閏担比,I員位 部名 順位: 陳語奴 翠=森太「色葉字類抄君致比率 大 象 11 1 ゞ� 7.2
甜
紺
附
5 地儀 4又7淋思
(i
翁)
尉
60 640 9.4 胆物 54 748 7.2 30 532 5.6 動 物 36 632 5.7 49 302 16.2 8 人倫 7又5 80 348 23.0 29 378 7.7 人体 33 425 7.8 11(0 1) 5悧酎
4 人事 3又6 (13924 7)濶)
尉
34 194 17.5 7 飲t
8 40 237 16.9 190 1032 18.4 6 雑 6又4 324 1269 25.5 17゜
69 24.6 3 光 5\l3 22 85 25.9 90゜
万 2 85 2.4 38 100 38.0 2貝
2 53 118 45.0 58 1 39 5 4.2 : 63 1455 4.3 91 137 66.4£
131 155 84.5 1574 1872 84.1 ヽ= 4521 5016 90.1 (4) (45) 8.9 {41 (51) 7.8 (30) (72) 41.7 ミ (19) (50) 38.0 (22) (122) 18.0 i (20) {132) 15.2 95 154 61.7 l I 217 262 82.8 (2) (455) 0.4 (2) (495) 0.4 19l (106) R 5 r 1) (1n5) 1 n 等の基準に従って数え、 両字類抄の調査結果を対照させ てみると 、 表1のようになる。表ー
ある 。 °順位は、 固有名詞及び辞字・畳字 ・重点の部を除 き、 純粋に意義分類に従って いる 一三の部を対象 として、 漢語の占める 割合の高いものからつけた。 。三巻本「色葉字類抄」の順位で「又」として記し てあるのは、 地儀部の宮殿名と人事部の調曲名と の固有名詞を除いた場合のもの で ある。 二巻本「世俗 字類抄」には、 宮殿名も調曲名もほとん ど掲載されていないので、 それらを除き三巻本「色葉字 類抄」と順位の比較をしてみると、 表
r
のようになる。 両字類抄共に、 。官職部が一番漢語の比率が高く、 次いで貝数・光彩 と三位までは同じ順位を示している。 。以下、 順位は一致しなくなるが、 漢語の占める率が 一六%以上の部は、 地儀 ・人倫・人事・飲食・雑物 の五部であろ。 。その他の部、 天象・植物・動物・ 人体・方角は、一〇 %以下の漢語混在率を 示して いる 。 すなわち、 意義分類別漢語混在の状態は、 ほぼ同傾向で あ るといえよう。 荏0表中の数字で丸括弧 を施した ものは、 固有名詞で 順位 二巻本「世俗字類抄」 一巻本「色葉字類抄」 1 61.7 官職 82.8 2員数
45.0 3 24.6 38.0 光彩 25.9 16%以上 4 人事 20.3 雑物 25.5 5 地儀 19.0 人倫 23.0 6 雑物 18.4 人事 17.9 7 飲食 11117 地儀 11171 8 人倫 16.2 飲食 16.9 10%以下,
9.4 人体 7.8 10 植物人体 7.7 天象 7.2 11 天象 6.3 植物 7.2 12 5.6 動物 13゜
5.8 方角平均 5.5表
r
全体として、 ①固有名詞を除く一般語における漢語混在の状態(諸社 ・諸寺 ・国郡・姓氏・名宇の各部所収語彙及び地儀部 の宮殿名・人事部の 調曲名を除いた場合) に ついてみ る と 、次に は 、 意 義分類別の語彙の所収状態について調査し ' 』 0 t 総語数 漢諾数 比率 二巻本 「世俗字 類抄」七九六一語一西五八語一
-P
.九% 三巻本 「色葉字類抄」―――― 五六語 五七凸四語四七・七% で、 漢語混在率の差は一六・八% ③ 純粋に意義分類に従う一般語におけろ漢語混在の状態 (0から更に 震点・昼字・辞字の各部を除いた場合) についてみると、 総語数 漠語数 比率 -1巻本 「世俗字類抄」酉丑ハニ語 七 i 穴語一六・ニ% 三巻本「色葉 字類抄」五苔0
諾ー 0七九 語一九・五% で、 その漢語混在率の差は、 三・三%と多少 ではあろが、 二巻本「世俗字類抄」の方が低い事が明らかになった。 特に、 三巻本「色葉字類抄」に比ぺ、 二巻本「世俗字類 抄」において漠語混在率が低いの は、 官職(三巻本「色 葉字類抄」との比率の差 ニー・一)、 重点(八•一__r、 4 雑物(七•一)、 貝数(七.0)、 人倫(六・八)、.畳 字(六・八)という、 分類項目の中では漠語混在率の高 い部に多くなっていることが注目されろ。 三、 霰彙の意義分類別所収状態 三巻本「色葉字類抄」は、 ニーの意義分類のうち、天 象・地儀・植物・動物・人倫・人体・人事・飲食・国郡 ・官職の一0部については、 朱点―つを付すことで更に 意義による細分類がなされていろ。 峯岸明氏は、 それら の細分類に、 表n
の意義分類の項のような名称をつけて 注5 おられる。 人専部の場合、 そ の細分類は意義によらず、 辞字部と同様に表記に必要な仮名数の少ない語から配列 してある。 しかし、 人事部の最後には音楽(調曲名)に 関すろ語彙 がまとめてあろので、 一応調査対象に入れろ こと にした。 その他の部は、 所収語彙数も少なく、 配列 に一定の傾向はうかがえるけれど、 朱点により分類して あろというわけではないので、 ここで は取り扱わない。 二巻本「世俗字類抄」と 成立年代が近いと考えられて いろ二巻本「色葉字類抄」も比較の対象とした。 この字 類抄には、 細分類が施されていないのであるが、 ここで 扱う一0の部については、 所収語彙の内容、 掲載順序共 に三巻本「色葉字類抄」と全くといっても良いほどの一 致をみせているので、 詳細は記さない。 二巻本「世俗字類抄」にも、 このような意 義 による細 分類はなされていない。 が、 三巻本「色菜字類抄」と比 較す ること により、 意義別の語彙の多少等、 所収状態が 把握できるわけである。そこで、 各怠義分類別に、 三巻本「色葉字類抄」の所収語彙数、二巻本「世俗 字類抄」 にも掲載されている共通諾彙数、三巻本「 色葉字類抄」 の語彙の中で二巻本「世俗字類抄」 との共通語彙が占め る比率を、延ぺ語数(漢字表記の違いも含む掲出語すぺ て の 語数)、異 なり語数(一語に対して存在する複数の 漢字表記を算入しない場合の語数)、 そ れ ぞれについ て 調査し、表lIにまとめ てみた。 .甕括弧内の数字が延べ語数、丸括弧外の数字が異な り語数である。 たとえば、天象部天象に属する語彙につい てみろと、 二巻本「
ttt
俗字類抄」と三巻本「色葉字類抄」とを比較 した時、二務本「世 俗字類抄」にしかみ られない 語 彙数 は、 一九一弔のうち八語、「宿所」 .. 「宿」・「今季」 ・「手」・→配〗・「和欝」・「凍」・「旬」 のみ で、 -1 巻本「世俗字類抄」の三巻 本 「色葉字 類抄」に対する 一致度は九五・八%であろ。 _一巻本「世俗字類抄」のほ とんどの語彙は、三 巻本及び二巻本「色葉字類抄」に収 められているわけで ある。これを頭に置い て、逆に三巻 •本「色葉字類 抄」の語 彙のう ちで二巻本「世俗字類抄」 にも収められている共通語彙数の比率をみると、四八・ 0%であり、三 巻本「色葉字類抄」の半数足らずの語彙 しか、二巻本「世俗字 類抄」には 収め られていないこと になる。ところが、延べ語数に関する共通語彙数の比率 は低くても、異なり語数におい ては八八·O%であり、 三巻本「色葉字類抄」に所収されて いるほとんどの語彙 が、二巻本「世俗 字 類抄」にも収め られている わけであ る。程度の差こそ あれ、同 じ傾向が他の意義分 類別細分 類にも顕われている。すなわち 、二巻本「世俗字類抄」 と三巻本及び二巻本「色葉字類抄」 との所 収語集数の差 は、主として、二巻本「世俗 字類抄」には同義異 表記語 が掲載されていないことによって生じていろのだという ことが明らかになった。本文(後記)を見ても、同義異 表記語彙 が余り 掲載されていないこと は一目瞭然である。 このことは 、両字類抄の性格を考えろ上で重要な意味を 持つと思われ る。果して 、かなりの数に及ぶ同 義異表記 語彙 がすぺて、広く文献の著作に用いられて いたのであ ろうか。一般的に用いら れていたの は 、 ・ ニ巻本 「 世俗字 類抄」に集録されている 表記の語 彙ではな かったのだろ ヽ9 0 :? カ その他の、意義分類別語 彙の所収状態に関する二巻本 「世俗字類抄」 と三巻本及び二巻本「色葉字 類抄」の違 いとしては、 。二巻本「世俗字類抄」には 、地儀部の宮殿名が、伊 篇「悠記 」、志篇「進物所」の各一例の 他には収め表
rr
意 義 分 類 二巻本「世俗字類抄」 =巻本「色葉字類抄」 比 率 天象 天 象 (107) 66 (223) 75 (48.0) 88.0 歳 時 { 84) 58 (199) 92 (42.2) 63.0 地 理 (239) 157 (464) 203 (51.5) 77.3 地儀 居 処 (25 3) 204 (461) 263 (54.9) 77.6 宮殿名 ( 2) 2 (129) 129 (1.6) 1.6 草 類 (438) 328 で32) 439 (59.8) 74.7 葛 類 (18) 14 (25) 16 (72.0) 87.5 組物 木 類 (287) 206 (410) 240 (70.0) 85.8 蓮 類 (19) 11 (23) 12 (82.6) 91.7 藻 類 (48) 32 (74) 38 (64.9) 84.2 羽族類 (179) 134 (306) 167 (58.5) 80.2 毛群類 (183) 148 (341) 199 (53.7) 74.4 動物 竜魚類 (89) 76 (165) 95 (53.9) 80.0 亀貝類 (61) 43 (102) 56 (59.8) 76.8 虫喜類 (138) 104 (255) 125 (54,l) 83.2 親 戚 (69) 48 (92) 58 (75.0) 82.8 人倫 品 秩 (212) 162 (389) 225 (54.5) 72.0 鬼 神 ( 46) 38 (64) 50 (70.3) 76.0 人体 形 体 (279) 211 (460) 258 (60.7) 81.8 病癒類 (150) 125 (283) 171 (53.0) 73.1 噸名表記語 (13) 13 ( 21) 21 (61. 9) 61.9 ー仮名表記語 (151) 95 (633) 138 (23.9) 68. 8 =仮名表記悟 (286) 153 (1689) 235 (16.9)ぉ.1 人m
四仮名表記話 (158) 104 (960) 193 (16.5) 53.9 五仮名表記語 (69) 51 (296) 103 (23.3) 49.5 六仮名表記語 ( 5) 5 ( 48) 20 (10.4) 25.0 七仮名表記語 ( 2) 2 ( 10) 10 (20.0) 20.0泣
( 3) 3 (199) 199 (1. 5) 1.5ー・
•に (194) 159 (366) 222 (53.0) 71.6 飲食 飲食体 ( 1 2),
(34) 18 (35.3) 50.0 固郡 国 郡 (68) 681
70) 70 97.1 名 所 ( 48) 48 (61) 61 78.7 公 家 (144) 144 て252) 250 (57.1) 57.6 官職 臣 家 ( 0)゜
( 6) 6゜
仏 家 ( 0)゜
(50) 50゜
昼字部は、 ニーの部の中では最も語彙数が多く、 諸本 によって語彙の違いが大きく 表われている 部である。 そ こ で次には、 各字類抄の畳字部における意義分類別語彙 四、 畳字部における藷彙の所収状謂 られていないこと。 0 人事部 の音楽(調曲名) が、 保篇の一例「弄槍」、 左篇の二例「雅馬楽」 ・「狭鰭河」の他には収めら れていないこと。 0 官職部の臣家・仏家に属する語彙が、 全く収められて てい ないこと。 °異なり語数について、 七0%以上の一致度を示す意 義によろ細分類の 多い中で、 飲食部の飲食体は五〇 ·O%、 官職部の公家は五七・六%、 天象部の磁時 は六三·O%と低い率を示していること。 があげられる。 意義分類ではないが、 人事部で、 二仮名表記以上のも のについては、 表記仮名数 が多くなるほど‘ 六八 ・八%、 六五・一%、 五三・九%、 四九•五%、 二五·O%、 ニ 0 ·O%と、 二巻本「世俗字類抄 」にも掲載されていろ 共通語彙数の率が低くなることも、 両字類抄の語彙の性 格を考える 上で 注目に値する事実で ある。 の所収状態から、 二巻本 「 世俗字類抄」の性格 を さぐっ てみたいと思う。 三巻本「色葉字類抄」の畳字部は、 音読の熟語、 訓読 の熟語 に二分され、 それぞれ 熟語を 構成する字数の少な い顆序で(ほとんどが二字の熟語で あるが)配列されて いる。 その上に、 音読の熟語は、 三六部一〇六分 に意義 分類を示す注 記が施されてい ろ。 その三巻本「色葉字類 抄」と二巻本 「世俗字類抄」 、 二 巻本 「 色葉字類抄」を も対照させてみる と、 両一 1 巻本の語彙は、 九十%以上の 割合で三巻本「色葉字類抄」に一致している。 この場合 の一致というのは両二巻本に音訓を示す注記がほとんど ないことから、 漢字表記を中心とし、 その話の所属すろ 篇の音を参考にしての判断である 。 一致する度数の高い部からあげていくと、 表
m
のよう になる。 茫) 0 部名に付した番号は、 畳字部内で の配列頃序を示 す 。 。数字は、 左ーーニ巻本「世俗字類抄」、 中ー—三 巻本「色葉字類抄」、 右ーl三巻本「色葉字類 抄」 の所収語彙数に対し、 二巻本「世俗字類抄」にも 掲載されてい る語 彙数が占める比率、 上段lーニ 巻本「色葉字 類抄」である。凶法家分 (I)狂閃分 ®発党分 の評定分 計 2 29 2 49 5494.. 3
g
6 83.3 I 3 33.3 t11 t1
4 78.6恥
gt 四f士官郡 の近習分 ②ぽ容分 ③疎遺分 ④鑓役分 計 1を27翡:
i 7 1l 63.6 3 6 50.0 � 2 500 2 3 66,7甘
蒻:!
い古今部 の先後分 の終始分 r.m'1妥什 a)遅淳分 計 t6i お240 2 3 66.7 3 6 50.0 6 8 75.0 § 11§!
.ぅ
附
53 13:i 03刺史閲 (!)史仔氾 :lt祖
4I s1m
� 3 66.7恥紺
09人情綿 (I)浮饗分 ②忠n
分 ③"絨分 aHE直分 ®慈悲分 ®仁雰分貨
110蒻:↓
I I } 5 i8:8 f 6 ft:9 i 8齢
3 7 42.9 t,m
⑦鮨患分 ®償慢分 ⑨放逸分 00不遜分 00え礼分 ⑪不善分◄
16 2 5.0 3 S 60.0 2 � 50.0 4 7 57.11
¥ 14蒻:
t 13 17 16.5 03念怨分 O♦呵噴分 09岡心分 00詐偽分 ⑪俣け分 08讀邪分 2 3 66.7品
1
3} 32.3 � 13棧
1 (t,lf蒻•
i 5 11 45.S 2 8 ?-' 09賢知分 ⑳愚慮分 ⑳貶慮分 9t!
21 1u 4 6 66.7 !6 I 13 46.2薗:
29iH 的人巾部 の沈治分 a)家業分 (3)閉姻分 ④辺遁分 ⑤迅辺分 ⑤fi献分 ” 17 42 40.5 2 3 66.7 � 19蒻:↓
i
JOi&:
a j 7 I 29 22 7 4..6 1 11 13 84.6l
10級
8 ⑦祢音分 ®失誤分 ⑨独歩分 ⑪秘悶分 1!1)動静分ぶ
1
3乱:
t 7 12 58.3 2 6 33.3 } II沼
3 5 60 0柑
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用鵠 (I)計穀分 C)家計分 ®遵賃分 ④方略分 ⑤僭用分 ®苅賣分 計l
13紺
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6 IS 40.0 0 3i
43艇
恥叫
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冒9...9.l � 3翡•q !
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7.,.、
I I 2 4 !II 【 28 39.3凶闘乱駕 (])軒濫分 ②貢害分
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tE分 a)非内分 «“U4 ⑤虜掠分B
24 M:i IA 20 ��:8 3 6 50.0 0 3 � 13器••t � 7絡
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I I I I l A 2 so.o ⑦註目分 9t 0 2訳
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問
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芸装砒処賜社者馬海岳妃燭 部部部部部部部部部部部部部部部部部部部部部部部 部部部 部部 部部部部部部部 14.5 7.2 5.4 4. 3 4.1 2.9 2.6 2.5 2.4 2.0 1.8 1.7 1.2 1.1 0.9 0.5 0.3 0 7.9 6.0 4.4 4.2 3.8 2.6 2.5 2.4 2.1 1.9 1. 7 1. 3 1.1 1.0 0.6 0.4 0.3 1. 2. 3. 4. 5. 6. 1. 9. io.11 . 13. 15.16. 1a19.20. 22. 23.24. 25. 21. 29. 30 .31.32. 34.35. 二巻本「色葵字類抄」 人仏人資人文闘法地行下帝飲天刺朋仕公古武言医公人伎衣陰神貶牛尊如河山后灯 情法事用倫章乱家 旅賤王食 史友官卿今芸語万事体芸装賜社謡馬者処海岳妃燭 部部部部部部部部部部部部 部部部部部部部部部部部部部部部部部部部部 部部部部 14.0 7.4 5.6 4.1 3.9 2.8 2.6 2.5 2.4 2.0 1.9 1.5 1.2 1.1 1.0 0.6 0.4 0 7.9 6.1 4.8 4.1 3.4 2.8 2.6 2.4 2. 3 1.9 1. 7 1.4 1.2 1.1 0.7 . 0.4 0.2 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 12.1 3.14.15.16. 18. 20. 22. 24. 26. 29. 32.33.34.35.36. 三巻本「色葉字類抄」 人人仏天文人帝地登闘行飲公朋下法伎武言古剌仕医衣河公人神居陰尊牛貶山后灯 情倫法 章事王 用乱旅食卿友賤家芸芸諾今史官万装海募体社処賜者馬砒岳妃燭 部部部部部部部部部部部部部部部部部部部部部部部部部部部部部部部部部部部部 9.8 6.7 5.8 5.0 4.3 3.3 2.9 2.4 2.1 1.8 1.6 1.5 1.4 1. 3 1.2 1.2 0.8 0.5 7.6 6.5 5.6 4.8 3.3 3.0 2.7 2.1 1.8 1.6 1.5 1.4 1. 3 1.3 1.2 1.0 0.7 0.1.
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この結果を、 各字類抄別に、 細分類の三六部それぞれ に属する話彙数 が占めろ率の高いものから配列した表町 と考えあわせてみると、 二巻本「世俗字類抄」の特徴と して、 0 各字類抄共に人情部が語彙数の最も多い部であるが、 三巻本「色葉字類抄」と比べて も、 次に続く人事部 と比べ ても、 人情部がかなりな高率 を示しているこ と 。 0 三巻本「色薬字類抄」に比ぺて、 比率がかなり低い 部として、 天部、 帝王部、 人倫部、 文章部、 河海部 等があること。 0 逆に、 三巻本「色葉字類抄」に比ぺて、 比率の高い 部として、 法家部、・資用部、 闘乱部、 仕宮部 ・古今 部、 刺史部等があること。 に注目することができる。 三巻本「色葉宇類抄」と比べ、 掲載率の差が少ないとはいうものの、 0 后妃部、 灯燭部に属 す る語彙は全く集録されていな いこと。 0 分によっても、 ・下賤部四分類のうらの億僕分一、 .. 仏法部六分類のうちの釈教分一、 ・ 飲食部五分類のうちの八木分一、 .朋友部四分類のうらの賓客分一、 ・陰賜部九分類のうちの祥瑞分・喜瑞分・早湧分・ 不熟分・無年分の五つの分、 ・ 牛馬部二分類のうらの輿車分一、 のように全く集録されていない もの があること。 意義分類からは離れ るが、 。長昼字中の故事成語はほとんど集録されていないこ と 。 も注目に侑する。 二巻本「色菜字類抄」は、 他の部におけろ語彙の意義 分類別所収状態に関しては、 三巻本「色菜 字類抄」に全 くと言って良いほど一致していたのである が、 共通語彙 数(昼字部の全語 数にほぼ相当す る) が、 三巻本「色葉 字類抄」三三五0語のうち、 二巻本「世俗字類抄」では 九八七語に対して、 二巻本「色葉字類抄」では一ー三五 諾と一四八語培加し てはいるものの 、 三 六部のう ち三分 の 一にあたろご一部まで が、 二巻本「世俗字類 抄」と同 じ順位を示して いろ。 のみならず、二巻 本 「世俗字類抄」 の特徴として前に記した六項目全てについても同様の指 摘ができ、 昼字部の語 彙所収状態については、云芍 本 「 世 俗字類抄」の方に より近いこと が目につく。 従って、 ニ 巻本「世俗字類抄」の畳字部に顕われた傾向 は、 この字
類抄の性格 というより、編纂年代の違いからくる変遷過 程上の特徴というべきであろう。 ·しかし、 二巻本「世俗字類抄」に比ぺ、「色葉字類抄」 系においては、二巻本から三巻本へと天部・帝王部が極 めて増加し、古今部が減少すろという違いがある。又、 この結果に対し て、二巻本及び三巻本「色葉字類抄」よ り後に成立し、二巻 本「世俗 字類 抄」と同じく「世俗字 類抄」の呼称を持つ七巻本「世俗字 類抄」を照合してみ ると、JI瀬一馬博士が「古辞書の和匹」で述ぺておられ ろ通り、「独自の改編・増補が多く加えられてゐる」と ← 醒 隕 番
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• 0°数字のャT二森本「世俗字顛ゼ、右ー三粒本「色槃字類抄」 0括弧内は、同字類抄内でその部の閉が占める比平であろ.。
0は七巻本「世俗字類抄」 ・ 左 上ーニ巻本「世俗字顆抄」との共通硝彙数 右上ー忌名「色懇ナ鋲抄」との共通阻彙数 _(!!. 47.2 4位 43.S ' , : ; .. 1 (0.3Xt.4) i。
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- 3 2 いろということができそうであろ。 三巻本「色葉字類抄」昼字部に集録された漠語につい て、 峯岸明氏は、その性格や編者の採録想度を知ろため に有意義であろとして 、天部晨夜分所収漢語を例に、実 際には一般文献にどの程度利用されているものか。 文献 に使用されていろこの類の 漠語は、三巻本「色葉字類抄」 に登銹されていろところでその総てが尽きるものか。 と いう二点について、平侶範の「兵範記」を対象とした調 注 7 査をなさっていろ。それによろと、三巻本「色葉字類抄」 天部晨夜分には五三語 の漢語が染銹されていろ が、その うち「兵範記」に用いられた同じ意義的範 疇に屈すろと 考えられる漢語七五語(和語の漠話表記をも含む)中に 見られる語彙は二五話であろという。三巻本「色菓字類 抄」に集録された語彙数と、それらのうらで「兵範記」 に用いられた語彙数の比率を算出してみろと、集録漢 語 の四七・ニ%、すなわら半数足らずが使用されていろだ けである。 それに対して、二巻本「世俗字類抄」にお いて、 天部 晨夜分にあたると考え られ る語黎は九語、 「暁更」・「松 暁」.「平明」・「白昼」・「早晩」・「晩頭」・「晩 景」・「乗燭」・「旦在」である。 これら九語はすぺて 三巻本「色葉字類抄」にも収められており、そのうち「早晩」 ・「旦暮」の二語 を除く七語は「平範記」に用いら れてい る。 つまり七七・八%の利用度であ ろ。 これだけ の調査から確定することは できない が、 このことは、 同 考えあわせると、 義異表記語彙の掲載が少ないこととも 二巻本「世俗字類抄」が、 所収諾彙は少ないながらも、 一般文献において、 利用度の高い漢諾を集録していたこ とを示しているのではないだろうか。 . 五、 おわりに 以上のように、 二巻本「世俗字類抄」と二巻本及び三 巻本「色葉字類抄」の所収琵彙 を比較した結果• ①同義異表記語彙の所収状態の違いとして、二 巻本 「世 俗字類抄」には、同義異表記諾彙が余り掲載されて いないこと。 ②意義分類別所収状態の違いとして、 二巻本「世俗字 類抄 」では官職部の語彙が全体的に も少ないのだが 、 特に、臣家・仏家 に属す る 語彙は 全く収めら れ ていない他、 地儀部の宮殿名、 人事部の調曲名、 飲食部の飲食体、 宮職部の公家、天象部の歳時という、 公的場面で使 用されることが多いと思 われる語彙が少ないこと。 ③昼字部語彙の意義分類別所収状態の違 いと して、「世 俗字類抄」系では、 天部 ・帝王部など公的場面で使 用されることが多いと思われる語 彙がやはり少ない こと 。
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漢語混在率の違いとして、 1 一巻本「 世俗 字類抄」で は、 漢語混在率が低く、 部の性格か ら当然漢語混在 率が高いと考えられる部、 官識・重点等でそれが特 に目立つこと。 が明らかになった 。 その他にも、 ⑤各部内 部 の整理状態の違いとして、 「世俗字類抄」 .系では、 音分類のた め の真仮名の使 用 状況に特徴が あること。 又、 意義分類 の門名及び配列に比較的異 同が多く、 細分類も、 表記に必要な仮名数別の配列 も行われていないこと。 ⑥各系統別字類抄の増補状態の違いとして、 「色葉字 類抄 」系では次第に増補され大部 なものになってい ったのに対し、 「世俗字類抄」系では、 増補よりも 時代の必要に応じろための改編に力を入れたらしい " こ と。 ⑦引用典籍を示す注 記態度の違いとして、 「世俗字類 抄」系では、 漢籍・漢文体の国魯からの引用であろ ことを示す注記を 重視していないと 考えられること。 等の相違点があげられる。 これらの諸事項に基づき、 「世俗字類抄」は、 その呼称が示すように、「色葉字類抄」に比ぺ、より一般的・ 実用的な字類 抄だったのではないかと考える。 注L「七巻本「世俗字類抄」にみ られろ出典注記」 岡大国文論考第六号 昭和53年3月 二巻本「世俗宇類抄」で出典注記が施されているの は一万余りの語彙のうち五例のみである。そのため . 考 察の対象を七巻本「世俗字類抄」にしぼった。 2「古辞害の研究」 川顛一馬 大日本雄孵会講談社 昭和30年 黒川本 影印篇」