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東京女讐學會雑誌第六巻第一號
綜
︵兄 曇葭頭骨に於ける男女性的差異
東京女子讐學專門學絞解剖學教室教 授 堀 泰 二
頭骨に於て認めらる玉男女爾性の性的差異は、蓋し骨懸鼻に於ける第二次性性特徴の主要なるものにして、小児時代に於 て未だ著しからざるものも、加齢と共に漸次其の差異の著明となる事勿論なり。今成書を見るに一般に次の事項を墨げて其 の形態的特徴となせり。 ︵︼︶男性頭骨は絶謝的に女性に比して大なる事。 ︵2︶女性頭骨は男性頭骨よりも梢低きも,幅は割合に大なり。且つ扁卒なる頭頂を有し,峙って前頭及び後頭への移行は 急傾斜をなす。頭骨底は一般に短挾。 ︵3︶女性頭骨に於ける骨突起,結節及び隆起等は男性に比して著しく弱し。 ︵4︶女性頭骨は男性に比べて顔面頭骨小さく、斜顎に傾く。鼻根は暑く、眼禦は比較的廣大。上下顎骨は男性に比較して 獲育弱し。 ︵5︶一般に女性頭骨は強勢の獲育をなさすして童型を幣ぴ、成人男性頭骨と小児頭骨との中間にありと。 抑々頭骨の研究は,宗族短軸聖上或は入塾解剖呈上甚だ重要なる意義を有するが故に,古來幾多の⋮思者に依って攻究せら 堀口頭骨に於ける男女性的差異 第六岱 一堀”肩骨に於ける男女牲的差異 第六.巻 溜 れ、此れが丈獄業蹟も亦甚だ多く一々枚學の蓬あらざるなり。 藪に余は主として之等に移する本邦先進諸家の交獣を引用し︵本邦文獄のなきものは之れを泰西諸家のものを適宜用ぴた り︶,以って本邦人頭骨に於ける男女性的差異の主なる難に就て述べんとす。 引用丈献の甚だ少く記載事項の極めて杜撰なる事を附言し識者の寛容を乞ふ。
○頭骨 一 般
頭骨の叢及び奪.呆人頭骨に於ける頭婁墾︵翼.釦、節メ[藪藺×戸OO︶の男女性的糞覧るに、一三の例外はある
第一表二幅
一 .♀ .♂ . 一 77 ,,D) 77.8 77.9 Hi s.77* 79.7 80.4 * 81.27 81.5 82.5 83.7 77.3 76.9 77.3 81.27 78.3 81.9 79.21 79.7 80.7 80.9 九 朝 旙 州.(原 ) 鮮 (上 田) 岡 (大 野)動の
陣促
澤 山 金 岡 朝 京 畿 朝 朝 鮮 (小金井) 都 (中 野) 内 (宮 本) 鮮 (上 田) 鮮 (長谷都) 懸、躍如汁即禰 も、一般に三幅率は女性に於て大なるもの玉如し。育ち男性頭骨に 於ける長幅率を戸OOとして女性頭骨の夫れの値は日OOードOドを算す。 而して之等長幅率を基準として頭骨を ︵知蚤儀︶ 蔭即温︵嵩図零ao目8冨覧彰一一〇︶⋮⋮⋮⋮⋮⋮×一⑦り・⑩ 知 燭︵Uo=8訂で冨財。︶ ⋮⋮・・⋮⋮⋮・⋮⋮“901刈↑㊤ 曇 嵐︵]≦①の。竃℃冨副Φ︶、⋮⋮⋮⋮⋮⋮:・⋮⋮ヨ●O一遷.㊤ 繭 愚︵︼W冨07図寄娼冨財。︶:・⋮⋮⋮⋮⋮⋮:・◎◎POi㊤P⑩田図温︵缶遷Φ8冨。ξ冨喜昌①︶⋮⋮⋮⋮⋮ド8b一×
に分類し男女頭骨を親察するに、 一般に女性に於ては中頭或は短頭 多く、此れに反し男性にありては長頭叉は中頭多きを知る。斯くの 如き事實は男。珍◎霧響。霧犀ざΩ巴騨一M囚自。ぎ飛田。霧其他泰西諸家の記載報告に一致する所なり。 頭骨の上面観に於ける形態を性別に観察するに︵本田、宮本,’平井︶,男性に於ては多く卵圓形︵○<o達$︶を呈し、 實に其り0 の過牛敏を占む︵伽一.’①訳︶。五角形︵男①室σqo⇒o房戸︶は亙れに次ぎ︵嬉﹄訳︶,橋無形︵国≡℃。。o箆Φ。。︶は①浜訳なり。然るに女性にて は卵圓形影も詳論︵蕊・窃訳︶を嵩むると錐も、五角形、菱形︵男﹃o日び。苞霧︶亦男性に比し甚だ多くG。8◎。◎駅い獣・⑦句訳を算す。 男女頭骨の後面観の形態を比較するに︵本田︶、男性に於ては家屋歌︵出洋蕩8Hヨ︶恥9⑩㊤訳v砲弾状︵bゴ。ヨげΦロ♂同日︶G。伽・録訳鳩 戯者の移行型目90距訳匂五角形︵娼①臼σqoき髪油︶⑰・Q。。。訳なれども.女性にては砲弾歌話も多く⑦。。・◎。。。訳を算し、家屋歌︵§・◎。ド訣︶、 移行型︵日b・コ訣︶及び五角型︵曽⑰訳︶誉れに次ぐ。要するに其の上面観に於ては男女性的差異著しからざるも,後面より見た る頭骨形態は甚だ特微ありと云ぴ得可く,砲揮状︵最大幅は爾側の頭頂結節より低く鱗状縫合の附近にあり,而も爾耳幅は は狡し︶断然女性頭骨に多く、家屋状︵最大幅は低くして側頭鱗にあり,側壁は垂直なり︶は男性に於ける殆んど其の牛激の 多きに蓬す。
次に習長墓︵いぎσ・・量・豪農︵筆墨︶を響に、第二謬於け・が架一葦女性に於て小なり.是等の
第二表長高
’ ♀ ♂ 74.52 75.5 76.0土0.55 77.1 77.76 77.9 78.2 79.2±O..P,5 80.3 82.0 74.92 77.7 76.2 itO.40 77.9 77.77 pt s.5 78.4 78.5 irO.,o一.4 78.9 80.0 金 九 朝 輻 京 畿 岡 三 澤 (中 野) 州(原 ) 鮮(上 田) 岡(大野)都(生野⊃
内(宮本) 山 (足立) 鮮(上 田) 〃 (長:谷部) ク (小金井) 堀一−頭骨に於ける男女性的差異 事實は国。冨さ≦20冨さζ碧8σq帥N鎚及びbコδ$の云ふ所と一致 す︵⇔“。。’。。1◎。9。.り鳩派日O.ドー“¢.癖︶。頭骨長高率を以て頭骨を分類し ︵霜酬蝋︶ 露 螺︵○げ僧百器閃。℃冨財Φ︶⋮:・⋮⋮⋮⋮⋮⋮×1⑪節り 臣 黎︵O匿ぴ。冨覧蜀冒①︶⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮:・“901誤.〇 四 輯︵国図冨犀。喜註①︶::・⋮・⋮⋮⋮⋮::・・誤bIl× 之れが男女性的差異を槻察する時は、 一般に低頭及び叩頭は女性 に多く之れに反し正頭或は高頭は男性に甚だ多きを知る。故に女性 頭骨は概して扁平なる頭頂を有し,可なり突然に垂直なる前頭に移 行するが爲、頭頂より前頭に至る移行は男性の如く一様の轡曲を爲 さす輕度の角を呈するものなり。 第六谷 三堀離頭骨に於ける男女性的差異 第六巻 四
頭骨の重さ,容積。男性頭骨は絶封的に女性に比して大なる事勿論にして,是は頭骨の廣大.壁の厚き、筋停止部等の隆 起結節の著明なる獲育、上下顎骨の強大等に因るものなり。今之等に観する二三の統計を示さん。 重さ︵Oo≦8窪︶に就ては宮本、薪川等に到れば ⑱西日﹄一O蕊・。。讐和毬曽ql蒔獣O知αq鴎にして女性に於て著しく小なり。 蜜通江日ポ○やや。コげ①団ヨ9試900履幽ざ囚舜鵠Φ鴇bd合同叶①一。。L≦帥一ρ。鐸く同一Φ同等の記載と比較するに︵鈴趣Oり一○。“Oσqごや戯ら﹂謬Q◎σQ同︶彼我 第三表 頭 骨 容積 ♀ 舎 1275ccm=ヒ9.3 1301.2 1,0.19.0 132L).2 132E.5 金 澤 (五一1一嵐) 1445ccm=ヒ6.0 京 者B (「}: 野) =L463.6剛(足立)ド85(1110−163
九州(原)
1509.7 1463.6 L喋85(1110一正63〔〕) lor og.7 1493.5畿内(宮本)
共に男性に比し女性頭骨憂し。 第三表に於て見るが如く頭骨容積︵囚巷器皿肯︶も亦女性頭骨に於て小さく、晶般に男 性頭骨の容積ドOOに饗し、女性は。。⑩.①内外と禰せらる。 頭骨口地葺周径︵団。ユNo葺簿ご日並昌σQ︶はぜく鉱。犀①ぴ国930騨Φさ娼騨$円山に從へば男性︸頭骨地 平周径をμOOとすれば女性頭骨地.亭周径は霧一箋の割合なりと。 Φ諮OBヨ︵認Q。1αQoO︶ や金U5ヨ︵蟄り一呂O︶ 頭蓋底︵ωO﹃似αΦ一一Ψ節Oo凶Qつ︶の女性頭骨に於て短挾なる事は前述せり。本邦人其他に於て爾 側の乳頭突起間の距離を計測するに⑱㊤QG一回トっ8ρ和⑩め1同μO子宮.にして南頭骨底長 ︵b59。。芭ぎσ螢。︶はO¢Q。一目OU弧ヨβ和㊤bっ61HOOb。を得たり。頭骨底長及び贋頭骨正中矢 状弓︵竃Φ羽十。・自律巴山WoσqΦ昌︶の關係を槻期せるbd碧8謝の記載も総て女性頭骨は其の頭 骨底比較的短挾なる事に一致せり。 ○前 頭 骨 オルトメ恥轄力︵○昌。日Φ8℃竈︶脚ち前額の鉛直型︵ω葺蕊Φ5ξΦo露舞①目q茜︶は、H◎。誤 年爵簿賃が女性頭骨前額部に於、ける特異なる軸として記載してより、ω。、7舞臼郵塁・P図・ω魯巨峯v団碧一票♂団9昌9ρζ・・の9口臼 等の研究する所となり,殊にご沼聾2はマレイ人に就て女性HOO駅埴男性にはαO訳之れを認めたりと云ふ。多少の異論な きにあらざれども、大艦に於、て○洋ぴ。菖90鷺雷を以って女性頭骨の特徴と見倣し得賑し。p凸 猫野地挙上︵一︶OqけuhO︸μO 団O同一NOづ一編一①げΦ嵩①︶に帯する前頭骨の講習角に就いての統計を親るに、⑱績Q。。H一◎。発計和謡。⑰1b。り.悩・ にしてω葺霧魯ζΦ9鼻Φ=ロコσQが女性に多き所以を會得すべし。 眉上弓︵≧8・。ω壱2。旨巴。。︶及び眼聖上奮起︵円。コω.。・毛冨。層甑け銀袖。・︶も亦男性に著しく磯具するも、女性には弱し。即ち 野早霜Φ訂は男性濁逸人に於、て濫逮女性にてμトっ・O訳の署明なる眉上弓を認めたるも、膨れをマレイ人に就て観察の結果は, 男性に於てQ。NU訳の磯育良好なるを得たるに反し、女性にては全然之れを峡如せりと云ふ。爾ω魯二巴びρ里心鼻ρ鈴木、賀 古、青井、︵画繭⑱坤◎。q彗ヨ.和ド譲窪巨︶等の報告は総て眉上弓撫育の程度は男女性的に著しき差異ありと述.べたり。殊に 男性にては眉上弓に一致して多数の小孔を有するも、女性にては之れを認めすと云はる︵自鼻Φが冒勲艮ΦσQ醤N3b⇔同。。騨℃の畠琶置け 青木,賀古憶 上眉間窩︵聞。・。超。・=℃類σq㌶げ①ご畿厨︶の磯育は一般に男性に強きは既に︾鼻臼巨富Pbゴ居oo2ζ切・。簿器﹂ωoず漫画♂田房・団母爵①﹃ 等に依り唱導せらる﹄所にして、殊に旬遭夢Φ尻が猫逸人及び一団H引人に就て観察せる所に從へば、濁逸人にては的。。凱試博 舶鵠ぴ訳なるも、マレイ太に於ては⑱恥Q。瀞訳に劃し和は皆無なりと記載せり。之れと同様に、本邦人女性頭骨に於て も殆んど之れを見ざるべしと︵岡本︶。 眉聞︵O鼠げΦ嵩卑︶は93女性的差異著しく、女性頭骨にありて・は殆んど李坦なるに、男性頭骨に嘗ては其の護育よく.、之れを 側面より親るときは鼻骨上の隆起となり、甚しきときは鼻前.頭隆起︵日。窓。。同蜀ωo蹄。暮a剛。・︶となる︵岡本︶。 前頭結節︵目塗霞碕。緊巴。︶は女性頭骨に於て、、男性のものより著明に現出し居る事は既に、㌶琶8αQ窩鑓v⇔ゴHoo3ωoびヨ哉計 男導犀ρ国︻H討︸W碧爵。﹃等の研究に依り明なる所にして、女性頭骨の主なる特徴なりと云ふ。薄き眼魔縁、磯育弱き眉間︵前 頭洞の狭陥なる事︶及び前頭結節の著明に突出する等の事實は前記の9窪。巨①8営$を作る原因とも見る趣きなゆ。稀れに 男性頭骨に於て張き前頭結節を認め得らる﹂事あるも,此は総て例外として見倣すべし。 一般に女性頭骨に於ける前頭鱗︵ωゆ§導蟄蹄〇三巴貯︶は男性に比して、幅窪く、高く從って 穿09巴9、図、遷蕊を呈すと ︵甥”欝同ρ鼠器。垂幕辱︶。叉臓頭骨容積に就ての男女性的の雫幕軍異は約ヨ08冨な.るに、分.離前頭鱗の容積は.⑱㌍曾。冒 堀⋮目硝蝋偶月に於ける男女祉晒的善仙塁ハ 第⊥ハ巻 五
堀11頭骨に於ける男女性的差異 第六巻 六 (β フ①一bOりαOOヨ︶和トっ嵩8旨︵嵩刈﹂卜。Q。O。Ω5︶にして、爾者の差上んど無し。郎ち女性頭骨に於ては比較的大なる前頭骨を有 すと云ふ可きなり︵呂帥コO=<円一Φ円︶。
0頭 頂 骨
頭頂着崩謹︵ωoず。曽重詰。ぎ=昌σQ︶に就ては国。犀①ごbゴ餌嘗①尻等に擁り、男性頭骨に於ける矢欣弩隆︵ω卑σq葺巴毛。三門コσQ︶は彊く,就 中マレイ人に於て性的叢異甚しと。故に本邦人に於ても其の男女性的に著しき差異あるべしと稻せらる︵岡本︶。 ︼W碧δΦ﹃の 記載を見るに、猫逸人に填てい⑰メ伽訳堕罪、トっ日μ訳マレイ人に於てΦo。目・bっ訳鴇やb9ρO訳.の短歌弩隆の強きものを認めた りと云ふ。 頭頂結節︵日夢2℃践①琶①︶は女性頭骨に曾て存在率多しと難も,切二面Φ﹃に滞ればマレイ人にありては⑱○。bっ訳なるに女 性頭骨にては結節を認めすと。本邦男性頭骨は女性の夫れに比し著明なる結節を認むること多し︵岡本︶。 ○後 頭 骨 外耳孔より計測せる後頭部の長さの頭骨長径に蜀する比はい腿9Q。℃や癖S﹃にして一般に女性頭骨の後頭部は男性の夫れ に比較して長きを知る︵H≦αげ貯。。︶。 大後頭孔︵団。冨ヨ窪08な冨言上勲σqきヨ︶の面積、長樫及び幅径は一般に女性より男性に曾て僅かに大なるも、大後頭孔面 積、長径、幅径と頭骨の垂れとの比例は女性に於て男性より高率を示す。頭骨長糊目OOOに封ずる大後頭孔長樫の比はの日ゆ◎。堵 や日⑩りにして頭骨幅径日OOOに封ずる大後頭孔幅径の比は勢嵩。⇔鳩置目㊦刈を示す。換言すれば女性にありては其の頭骨に 比して割合に廣大なる大後頭孔を有するものなり︵五十嵐,堀︶。 大後頭孔の位置に就て観察するに,女性は男性に比して比較的後方にあり︵堀︶。 人類の直立歩行の相墨壷樹形として,他の哺乳類に比して大後頭孔に種々なる差異を生する事勿論にして、殊に大後頭孔 傾斜角の如きは人類學上、將た亦人種解剖躍上甚だ意義あるものと上すべし。忍男傾斜角に於ける男女性的差異を観察する に、次表に示すが如く爾者の差は僅小なれども,一般に女性は男性に比して黒煙角大にして,該角の一b30度以上を超ゆるが如きは女性頭骨に於て屡々なるに反し、男性にては一例も無く、呉れと反謝に0度以下の如きは女性には皆無なりと︵堀︶。 第四表 大後頭孔傾斜角 ♀ ♂ 一1008 一 9e8 一 3e9 −100s 一9el −8e7 −700 −8e8 Telengeten (Reicher) Kalmacl{en (Reicher) 畿 内 (宮 本) 北 陸 (堀 ) ○側 頭 骨 外後頭結節︵℃8軒置。奪艮貯08首一差ま①×8﹁塁︶は他の頭骨結節と同じく,男性には極めて 張く、女性にては一般に微弱なり。bd鉾仲①﹃は猫逸入に就てφαα訳℃和昌O訳に於て該結節 の磯育推度のものを認めたるも、マレイ人に於ける女性頭骨には殆んど結節として見る可き ものなしと記載せり。本邦人亦然り︵岡本︶。 乳頭後突起︵写oo窪。・島雲気。日霧8一自Φロ。。︶︵白巴山翅2︶はU①Uoロ筥ρ寓甘匿茨8等に櫨れ ば一般に男性頭骨に多く女性頭骨に詣れを訣くと。 同様に本邦人頭骨に於て い這・㊤①訳鳩 やド蕊訳の乳頭後突起を得たり︵堀︶。 乳頭後突起のみならす総て後頭鱗外面に於ける二線、此等は筋磯育の著しき男性頭骨に於 て著しく、此れに反し女性は合材なる事は諸學者の齊しく認むる所なり。 後後頭内軟骨結合︵o◎岩。ぎ口臼。ωジ晒暮蜀ooo叫覧[騙討℃ou。零ユ自︶の遺残の如き異常は男性頭骨 よりも女性頭骨に多く認むと云ふ︵OQ巨酔7堀︶。尚一般に後頭骨に顯はる諸多の骨異常は, 概して女性頭骨に多く來るもの曳如しと︵堀︶。 乳頭突起︵甲08ψ。・霧ヨ騨の8置①器︶は男性に著しく︵い◎。堕α訳和語。Pα渓︶,董欣突起︵甲08沼話鴇覧。置窪。・︶亦強大なりと錐 も、性的匝別は困難なり︵岡本︶。 鼓董窩︵蜀。鋒なヨ窟乱8ω琶。崔$︶に於て多少男女性的に差異を認むと︵岡本︶。 7
○顔面頭骨一般
女性頭骨は男女頭骨に比し顔面部小さき事は前述せり。帥ち男女各々其の顔面頭骨容積の贋頭骨の夫れに封ずる比例を比 堀11頭骨に於ける男女性的差異 第六巻 七堀腱頭骨に於ける田刀鼻曲性的差畳ハ 第六巻 八 較するに前者にてはG。トっ6。O訳なるに後者は¢。O・嵩訳に過ぎす︵国.ωo﹃日賦け︶。
顔票警⋮蓬曇︶帥ち鯉螺靴願事て響に、顔面高讐δ。・蓬なるも、響壁間の纏に於
ては傍ドOO”や㊤憩1㊤①なり。帥ち女性の顔面は一様に圓味を得、小さく此の事實に依り匪別し得ると言はる。 ○上 顎 骨 上顎骨の歯弓︵冒誤密霞歯重目き。σqΦコ︶は閑9魯二。。筈に擦れば、男性に於て圓形なるも騰れに反し女性のものは楕圓叉は鈍 圓方形なりと。帥ち腿藷示激︵Oき目①巳⇔α舞︶を基準として狭口蓋︵目し①℃δ。。㌶喜骨湯︶、中口蓋︵寓。。・9蜜喜覧言︶及び廣口蓋︵bゴ苧 碧ξ雲量ぴ邑営︶に匝別して槻察するに、一般に女性に於けるもの男性に比して大なり。而して一般に男性頭骨に於ける歯牙の 張大なる事論無しと難も.上顎に於ける内門歯の幅は。ヶ。。添○。困替Pや○。・G。。。⑩ヨ8︵℃9霞網象︶⑱G。絢◎。ヨ8や⑳認已ヨ︵切碧8芭に して爾者の差異を認めす、印ち女性頭骨に於ける上顎龍門薗は他の歯牙に比較して著しく逆なるを知る︵ωOぽ勲節爾⇔ぴ勲G頃①昌︶。 眼禦︵○三三饗︶は一般に女性頭骨に於て比較的大なることは既に衆知の事實なり。.眼鳶口の面積はのお◎Q岩ヨβ和一ト。OQ。 ρヨヨにして、且つ当選示籔︵9瓢琶首留射はO諺・り一。。目や巧妙・。。一。。¢獣なり。男性巻藁示数目OOに下して女性の夫れは ドO目を算し、一般に女性頭骨に於ては量器虚業にして且つ高径は男性の離れに優る。 議案示数を基準として低眼案︵Oぴ帥B簿①犀O昌OげΦ︶,正眼案︵寓Φ・。。ぎ⇔。冨︶及び高眼案︵閏遷ω涛9益器︶に分類するときは, 尉冨。一碧寄9巴δ叉は出壱2び轟。ξ吋Φ讐巴δの多き女性にては﹂多く燦鴇甥時89Φにして、 Ooぽ︸さ犀O℃冨嵩①にては比較 的O冨管器押。⇔9Φ叉は.冒①。。o”80ぴ①の屡々なる事,帥ち後者は男性頭骨に來る事多きは圧しく認知する所なり。 側面角︵津。津三爵鉱︶帥ち側面線と猫逸地二面となす角にして、角度に從ひ塗囲油
翠 幽︵㌘○σq冨景①︶⋮:⋮・⋮⋮⋮⋮⋮⋮:・⋮×一◎。トっ、 卍 魍︵ON夢○σq昌碧三①︶:⋮⋮・⋮⋮⋮⋮⋮⋮:・◎。Q。。一89 .厳 H 盤︵○覧ω昏。σQ舜昏δ︶:⋮⋮⋮⋮⋮⋮−・⋮箪。﹂ヌ9 に匪別する時は、 一般に女性頭骨に於ては斜顎多きを知る。 上顎洞︵ω一盛自Q際 ヨ勲×一一一9同一qつ︶の容積に就て其の性別を槻るに、一般に女性頭骨は比較的挾小なり。︵砂戸O●G。×ド◎。.α88 和 μ9◎。×日悼bo日×ω9臼筈︶。 ○鼻 骨 鼻骨の形状、大きさ等は顔の前面並びに側面の形態に重要なる役目を演ずるものにして、從って男女性的の差異の甚だ著 しきを認む。 鼻骨の上顎骨前頭突起に移行する愚意を観るに、女性に於ては直線型或は扁弓型頗る多く︵⑱ Q⇔。幽bり訳M和QO悼■“O、訳︶,之れ に反し、凸曲型は男性に於て女性より其の頻度甚だ大なり︵Φ◎。ト露訳b和拝島μ◎。訳︶︵一︼井︶。 鼻骨の前頭骨に焦する移行墨髭は男女性的に著しき差異を示すものにして、男性は屈曲型甚だ多くして
♀讐響窺灘購灘羅蹴壷講錨聾
既 勤 訳︶、及び鈍四角形︵肉8自9<醇Φ。猷σQ︶︵⑱ρ①訳“やド日量︶は敦れも女性に於て男性を優り殊に心臓型及び躍臥鈍四角形に於て然り︵二井︶・
舎㌫第二次性鼻上灘倉就いて毒性量姦察す・に、男性箸ては・・鰻にして藷度綾的少き
既 65 も、女性にありてはOSO訳を算し牟数以上は之を有するものと認む濃く且つ縫合の長さもHO粍以上を
型 型 算するもの女性頭骨に於てト⊃O・b。訳の藩命に達するも,男性は約牛数に過ぎすと︵二井︶。 ﹁曲⋮鼻前頭縫合︵ωg基蒙。ぎ垂房︶の弓形を呈すること男性に於て多く︵φo。Q。・蕊訳噛やα鈴G。U訳︶女性は男 性より凹陥型多し︵⑱Qっ●曲訳℃和9Qトっ訳.︶︵二井︶。 屈 −ーーーー・・ 鼻骨間縫合︵ω¢ρ 一βけΦ脱”90陰鱒一一QO︶或は鼻上顎縫合︵ω鼻β器。日娑農登臨︶に於ける性的差異を観るに一般に 堀11頭骨に於ける男女性的差異 第六巻 九10 堀犀頭骨に於ける男女性的差異 第六巻 一〇 男性は女性より縫合走行複雑にして殊に前者の縫合の齊封なるもの精し︵⑱bっbっ.刈美和。。り●8訳︶︵二井︶。 分裂鼻骨︵9星。。巴①び言舞賦けロヨ︶の頻度は女性に比し男性に於て大なり︵Φド・ミ”和9cう訳︶︵二井︶。 上,下鼻骨窒斜高は男性は女性より甚だ愚なるも,之れに反し弩薩角は却って著しく小となれり︵二井︶。 男性鼻骨の游離縁は切痕を形成し、側面より槻るときは鼻骨背は男性にては中央以下に於て突越するに反し、女性にては 却って陥凹す。
雷管︵累9瞭勲賦昌畠Φ囲︶愚子誕ドに於て男女性的髭撃る・きは、§曇。更して女糞骨の幅径の男性に
比し甚だ大なるを知る︵踏餌。犀9︶。 ○韻 骨 瀕骨の眼案突起︵円。げ醇9μごヨ。ひ曽巴①︶に就いては園嘆。葬。即け。。。︸ど≦7ぽμ騨F富田の報告あるも一般に男性は女性より其 出現頻度大なることを知る。 ♀ 告 54% 41% 95% 72% 57.1% Whitnall Buschkowitsch 田 富 類結節︵目聾げ臼。巳ロヨヨ巴舞①︶は男性頭骨に於て現はる玉も女性には通常其の現出は著明ならす。 ○下 顎 骨 下顎骨︵竃§象げ巳9︶は女性頭骨に嘗て甚だ小さく且つ下顎艦︵φQ。一U目8和bっ釣b。日ヨ︶及び下顎枝共 に男性に比べて低し︵堀︶。 而して下顎骨の重さの頭骨︵9§営ヨ︶叉は頭蓋頂︵○暑く醇ご5︶の重さに劃する關係を按ずるに、次 の示数の示すが如く,一般に女性顔面の小なると同様に其の一部たる下顎骨も亦比較的小なりと云ふ べし︵面碧8﹃竃O話Φ田植男OげΦ昌♂O﹃勺巴①けδび]≦鱒昌O薯鼠2︶。 O冨三〇89⇒象び三白冒α①属 O夙く騨ユ08昌昌象び巳碧ぎ畠①× ◎う 日ド●QQ−HGQ袖 い HQ◎躯一H弥QQ 和、戸O﹄一Hbつ●⑦ や ドbつ’◎o一戸ド告っ爾此等の予診は次の事項に篠るも判然たるべし。帥ち女性頭骨の重さを男性頭骨の夫れと比較するときは◎。⑦”日OOなる に.女性下顎骨の重さは男性下顎骨のお訳なり︵bごHo8植冒。諾・ε。 女性頭骨に於ける下顎角間の距離 ︵ごb紳①国犀凶Φ呼出害一昌犀①一び村O一けΦ︶は男性のものに比して小さく、男性下顎骨の昌OOに封ずる ㊤H6。の比なり︵芝①涛2︶。 下顎角︵φ昌け①﹁閃臨①審同dく一口犀Φ一︶は男性は女性に比べて小なり,即ち⑱μbっO、和HQ。O。 下顎角︵ぎσQ巳団匪萱葺σ三器︶外面に於ける咬筋粗面︵目口︸奪○・。剛3ω日塁。。①8﹁剛09︶の焚育程度は男性に嘗て殊に著し。 頭乳︵国。旨ヨ①ロ日Φ導巴Φ︶の位置に持ての性的差異を観察するに、 一般に女性に於ける頗孔は男性の夫れに比し少しく下顎 の前方に偏すると共に多少高位をとるもの玉如し︵堀︶。順孔重複は多く女性に來るべきものにして、本邦人頭骨に就ては φ伽訳舶H◎。訳なり︵堀︶。 以上述べたるが如く頭骨にありては諸多の黙に於て男女性的差異を現はすものなれども、更らに諸種の計測数を比較する ときは尚多数の旺別黙を認め得可し。然し乍ら是等一つ一つの差異は退れも絶樹のものにあらす、多数の差異貼を槻察して 後,綜合的に考へ初めて、性を決定し得博く,平均値を比較して直ちに性を決定するが如きは不合理と云ふ可く,か玉ると きは最大最小の限界を見て決すべきなり。 11 堀謡頭骨に於ける男女性的差異 第六岱 一一