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人副腎の細胞学的研究 : 第.1編 皮質細胞の細胞学的研究,特にLipoid顆粒の内分泌的意義に就て

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(1)

〔謡蟹i蟻i編4、季欝ユ

人副腎の細胞學的研究

第.1編 皮質細胞の細胞學的研究特に

Lip・id穎粒の内分泌的意義に就て

東京女子三二専門學校解剖學i敦室(指導 伊東教授)

圓 乗 幸

エン ジヨウ Pウ (受付 昭和18年9月27日)

1緒

縢頗納分如露とし脚らit「mas・頗輝陳謝ちる’Lip・id雛の議蹴ては洪のイト

學的性厭より、或は種々の賢験的研究より、此れが分泌穎粒に相當し、副腎皮質の内分泌物ならん事は、Mulon

《b),Bogomoletz‘(a), Stanley−Bennet, Rogoff, Guieysse,1▽鋤ov, Zwemer・Watton−Norkus等により

述(ミら池し所なy。しかれども此れに反しAschoff及び其の門下は、 Lipoid穎粒は一次的に細胞内にで作ら れしものに非らずして、血液中のLipoid含量が轡加せるに際し、二i欠的に簡素内に沈着せるものとし、浸潤♂ 読(lnfil七rationstheorie)を立て、此中し又多数の學者(Landau(b), Kolsow, Ponomarew等)により種々 き

の田口的研究に基き支持せられたYo

副腎頗細胞の原形質内含有物(Cyt・pl・sm・tisch・恥schl曲e、としてはLip・id穎粒の他に・多数の.

學者によりMitochondria,可染性穎粒(f細bbare Granula), Corpus siderophilus(Guieysse),ゴルヂ氏装.

置(Golgischer ApParat),中心球(Sphare),隻中心小艦i(DiD, losoni)等が認められたYo

Mulon(a), Robertson等はMitochondriaよりLipoid穎粒が生ずる事を海;漢に於て認めたYoしかれど も最近K:01nyerは多敷の哺乳動物に就て研究し、副腎皮質に於ては他の臓器に於ける如く Lipoid願粒が Mitoehondriaより生ずる所見に認められずと去へYo薪くの如くLipo・id穎粒に關しても、或は之を軍なる 浸潤物(lnfiltrat)なりとし、或は之を分泌頴粒なりと』するも、之を分泌願粒なPとするものに於ても、其の・・ 分泌槻薄を形態學的に謹明するに至らず。 叉網歌層(Zona reticularis)に而しても、多くは之を攣性暦(Degenera七ionszone).なり▼とし、毬扶層 (Zor,a glom6rulosa)に於て増殖せる細胞が内方に向って移動し、此虎に於て漿性破暮せらるるとせり。叉或. る學者は此の暦と他の内分泌器官特に生殖腺との問に密接なる關係を認め、此等臓器の機能釈態により、或ひは 欝殖し、:或ひはLrp{書する事を述べたbo“ナ近Gersch−GrGllrr?,anはマウスに就て該暦の攣化を:實瞼的に研究し

;其の結;果該層は…毬厭暦(Zena glomerulosa)、索男i贋・(Zona fascieulata)と同様iなる概能帥皮質ホルモンを分

泌する能力を有し、皮質ホルモンが過剰なる際は愛性し、其の多量を必要どする際依塘殖するを認め、此の層牽 皮質ホルモン分泌の豫備居なりとせり。此奪の副腎皮質の研究には多くの揚合動物を用ひ、人標本を用ひたるは. 一一25一

(2)

Kolmer・.Plecnik・Bachman・Ciaccio等あyと錐も・此れを細胞學的に研究せるはKolmerを見るのみ。私 載健康なる刑屍5燈及び手術的に切除せる認めて新鮮にして健常なる副腎を得、此れを細胞學的に研究し、諸 家により認めらわし種々なる原形質内含有物の機能的意義、特に皮質の内.分泌機韓及び網釈層の槻能的意義に :蔀て形態學的観黙より研究を試みたY・

2 材料及び研究方法

.健康なる刑屍5艦(23歳、26歳、32歳、33歳、45歳の男子)より四丁せる副腎及び手術的 に切除せる副腎(5例)を極めて薪鮮状態のもとに目的に從ひ種々の固定液を:用ひ固定せり。先づ .Mitochondria,可染性願粒を検すべくLevi氏液、 Regaud氏液を以て固定し、鐵Hamatoxylin :nach Heidenhain, Kull氏Anilinfuchsin−Aura其tiaを以て染色せり。Lipoid三三を見るべく、

Levi磁固定切片を上記の山回て染色し・叉は二面殖ちにバル淋に那て髄せり・

一一一ハ標本及び色素顯粒の観察には、Regaud氏液、 Zenker−Formolにて固寒し、 Hamatoxylin− Eosin染色をほどこせるものを用ひた外.Golgi氏装置の漏話には K:01atchev氏法を用ひたる も、其の劃一には成功せざりき。Kolatchev標本をRubaschkin氏法にて漂白し鐵Hamatoxylin .にて染色せる標本はMito6hondria,可染性穎粒、 Lipoid頼粒の關係を観察するに最も適したり。 固定せる材料は総てアルコールにて脆水後キシロールを通じてパラフィンに包埋し、4−5μの連績 切片に作成せり。

3 自 家 所 見

1組織畢的所見

副腎頗はA・・。li以來細胞の酉巴 讐臆よ.り・毬囎(z・na gl・m・ru!…糠輝(z・・a f・・ri・・1・t・),

鋼歌論(Zona reticularis)の3暦に分けられしも、之等の閥に隆然たる境界は認められず、之等が機能朕態を異

にする細胞の一高ならん事はBonamour, Mulon(a, D, Bogomoletz(a, b, c), RogoFf, Stanley−Bennet ・等により認められたる所にして・共の暦に就ても學者により、動物及び研究方法を異にするに從ひ種々分類せられ・.

たYo最近Stan.ley−Bennetは猫の副腎皮質を組織細胞學的及び組織化學的に研究し“ Presekretory zone.,,,

t/s‘

唐?モ窒?狽盾窒?zone,,,‘‘postsecre’tDry zone,,,‘‘se.lescen七z)ne,,の4暦に分類せり。之先きにGuigysse,

.D撫d・st・等が組織學的研究に基き齢層(Z・・a g1・merul・sa),海綿層(Z・na sp・ngi・sa),索厭層(Z・na .fa.scicuZata),.網昼下(Zona reticularls) の4暦に分類せるに相即せるものにして,師ち之等は從來の索目下 .をLipoid画期に富む淺暦と、Lipoid一律粒に乏しき深暦とに匪溝せるものなYo更に或る者は家兎.に於て綱訣 .暦と髄質との間に‘‘lnterlocking zone,,を認め(Roaf)、又或る者は03m1um酸還元能力よ)5暦に贋け .たり(Flexn.ey−Grollman)o又多くの學者は綱朕麿の最:内層を色累穎粒を多量に含む事より‘‘Juxtam.du.la〒 ry zone,,として匪廻せり。之等歩測の旗り及び細胞の大きさは動物の種類、年齢、性、個謹、種々なる疾患、 榮養玉垣等によb異なる事は既に認められたる所にして、此の攣化は索照々或は組踊暦IC於て著しく毬歌層に 於ては男瞳ならt“ ’o稀細(網駅暦が訣除する事さへあるを・Wiese1は違べたYo 最上暦の被膜に押せる狭き梢と暗調なる暦は毬歌暦に相聴せる蔀にして、細胞は小、原形質内に 一26一

(3)

は桿ナ伏、時に三二犬或は糸歌のMitochondr’aが多数に認めらる(1−3圖)。之等の細胞は係回状

.に配列し、回れに外分泌腺主管(Drttsenhaur・tstUck)に於て認めちるる腺腔(DrUsenlumen)の

如き腔を取り忌んで配列せるものあり。毬歌層に於ける腺檬腔(drttsenartiges Lumen)に回して は、最初Marchand u。 Ambrosiusが馬に於て認めし以卒、 Stilling, Plecnik, D」rnele, Jaffe

u.Tannenberg, Kolmer, Dietlich−Sigmond,、 Hett等が各々種々の動物、或は入又は入二品に認

めたるも、其の意義は未だ明かならす。毬歌論に於けるMitochondriaに富む細胞は内暦に行く に從ひ細胞の大きさを増し、可染性穎粒、Lipoid顯粒を含むに至る(4.5.6圖)。 Lipoid類粒が 次第に増加せば、其の溶解によりて生する多激の室胞の息め細胞は蜂窩状の構造を示し(8.9圖)、 Guieysseの所謂Spongiozytenとなるは明なる所なり。カ>Nる細胞は皮質の最も廣範圃を占め、 索歌に配列し所謂索歌層を形成す。然れども、毬歌暦の深部の細胞も亦Lipoid顯粒を含み、蜂窩 歌を呈するを以って、2暦の境界は不明なり。叉屡々L宝poid顯粒を含む細胞が毬歌暦淺暦に迄籏 がる事あり。か’?骼桙ヘMitochondriaのみを含む細胞は殆んど認められす。 詩語暦細胞の特徴は既に述べし如く、一般標本にては多数の訟訴を含み原形質は蜂窩歌の構造を 宗す事にして、此の温品は遍當なる方法を用ふれば、Osmiu血忌にて晶晶しLipoid類高なるを知 り得るなり。之等のLipoid顯粒の聞及び細胞の論証部匠は少撒のMitoc合ondria及び:可染性顯粒 ・が認めらる(8.9圖)。索高層深部に到れば、L圭poid論旨の間に再び糸朕のMitochondriaが多数 に現れ、擁立性願粒も亦増加す(10−12圖)。該部がGuieysse, Da−Costa等によ抄分類せられ し出訴の同字層に椙浸する部ならんも、一般標本に於て此れを画試するは殆ど不能なり。髄質に接 ・せる皮質の最内暦は細胞が網欣に配列し、所謂網状層(Zona reticularis)を形成す6時に此の部 .に撞張せる静脈腔(Sinusoid)を認む。該部細胞は大小不同、原形質は鐵HamatoxyHn染色に ては暗調を呈し、Guieysseは之をsiderophile Zellenと名付けたり。該部細胞は鐵Hamato− xylin, Anilitzfuchsinにて濃染する台形又は不規則形の照雨性穎粒を含有す(13−20圖)。Guieysse は之をCorpus siderophilusと構せり。一般標本にては晶晶はEosin.にて梢と強く染色せられ、 原形質内には面形又は不規則形の黄色々素顧粒を含有す。 H 露払楼分裂 副腎皮質細胞の核は皮質杢暦を通じ殆ど周じ性癌を有し、圓形、比較的大、細胞中心部に存在するも、又屡 .々偏在す。核は染色質(Chromatin)に乏しく、核膜は一・maiC良く獲達し、多くの場合偏心性の核小腔を1− 2個有す。核の敷は通常1個なれど、時に2核、曲れに3核乃至4核を有するものも認めらる。由來2核及び多 萩性細胞の成因lc就ては2つの原因が考へらる。即有綜或は無性分裂によη核のみが分裂し、細胞謹分裂が之 に俘はざる場合及び2個又は其れ以上の細胞が二i欠的に融合せる場合なり。

副腎皮質の杯回暦(Zona germinativa)1こ就ては、諸三者は或は毬状暦(Hett, Klylow, Asc− hoff,久木田)、或は回状居と索状暦との境界部(K◎lmer, Lanゴau, Jaffe−Tannenberg, Eng− strom, Da−Costa, Hoerr−Norman, Mulon(a, b)),或は被膜に回せる部(Bachman)等に於て

有糸分裂を認め、該部を杯芽暦なりと記載せり。最:近Kolmerは三胎兇に於て無糸分裂を認めた 一27一一一

(4)

るも、成人に於ては無糸分裂は認められすとせり。私は成人の副腎皮質に於て毬二三深部に於て Lipoid顯粒を含まざる細胞に主として無糸分裂悟れに有糸分裂を認めたり。無糸分裂様式ぱ Maximow, Bastにより認められし如く核の一側より狭窄(EinschnUrung)が進行し、核は雪形・ (nierenf6rmig)或は馬蹄形(hufeisenf6rmig)となり、=k/Oで狡窄が反封側に下し核が2分する 分裂檬式が最も屡々認めらる。帥皮質細胞は私の見解によれば、毬歌暦深部に於て増殖し、次V・で・ 其れが内方に二って移動し、網回暦に到るものならん。而して2核又は多核細胞なこの部に於て主 として細胞艦分裂を俘はざる無糸核分裂によりて形成さるXものと考へらる。 皿Mit・・h・nd・ia・可染性穎粒、 Lip・id頴粒並IC副腎皮質細胞 に於ける分泌現象 副腎皮質が内分泌器官なるは周知の事1實なりと弐へども、今日爾其の分泌機韓は形態學的に充分誰明さ才した .vとは云ひ難き朕態に在η9多@記者々源形質内含有物の・一つvaるLip・id頴粒を以って分泌穎粒に相當ぜ る屯のなりとし、Mulon(a)Robertsonをま之が斑ltochondnaより生ずるを認めたり。即Mu1onは短桿駅の MitoSnd「ia四三が球形に膨大し・二部にLip・idを含み・次いで分離してLip・id雛瞳ヂ腱べたギ

Yo副腎皮質のMitoehondriaに就ては、Mulon(a), Robertson, Stanley−B6nnet, Plecnik, Romalho馨に

よy種々の動物(隔て記載された.Yo又B6namourは白田見に於てはMitochonc”rjaが顎粒駅なるを認めた .Y o Mulonは海漢に出て研究し、毬駅暦に於ては0.2−2−4y・の短桿駅のMitochりndriaが散在性に、或は集団. をなして原形質内を満し、このMitochendriaよ)■ipoid点点が形成せらると蓮べしは屈服せる所なり。叉同 氏によれ.ば索朕層に於てはMitochondriaは桿駅を呈し、Lipoid穎粒の聞に、或は細胞の周軸部に墜排せらる。. 索欺層深部に到れば、上暦に比しMitoehondriaは長く、其の配列歌態も不規期となy、乙部に存するMit,一 chondriaよりCorpus siderophilusが坐ずるものならんと云へ)。Stanley−Benne=は猫副腎皮質に於て』 Mit・ch・nd・iaは細胞の槻嘱目麗…rq ”・其の形恥配 嶽態を異にするを認めたy・EP彼の所謂“.presec’ retory zone’,に於ては、桿駅のMitochondriaは細胞の表面或は核にzF行に配列し原形質内を満し、‘‘Secre− t興yaad pos七secretory zone,,に到ればMitechondriaはLipoid二二の問に墜迫されて存在し心乱となり、

“Sen・・ce・t・・1・e”に於ては甑・・h・nd・iaも又難し穎粒撫塒裂せ妊云団・以一ゆ姐動物の副腎皮 質に於てはMltochondria及びそれとLipoid頴粒との成因的關係等に關し、かなη詳細なる研究あるも、成.

人材料に於ては今日伐ほ記載を見ず。私は本出面に於て成人副腎皮質細胞に煽て趣めて美麗なる踵tochondri島, 標本を得たるを以って、以下詳細なる記載を試むる屯のなり。

入副腎に於ても皮質細胞のMitochondriaは諸子者により認められし如く、皮質の最上暦鄭毬

欺暦に於て最も明瞭に認めらる。帥該層のMitochondria ・はMulon(a), Stanley−Bennet等・

が動物に於て認めたる如く人副腎に干ても短桿1伏時に三二チ伏、或は連珠状稀れに長糸状等.にして (1−3圖)、又桿状のMitOchondriaの先端が球駅に膨大せるものも認めらる(2・3岡)。 Mi一・ tochordriaの所在及び分布は匿ulcn(a), Stanley−Bennet等は禰漫性なりと云へども■細胞の. 外層たる外原形質は、概してIVgitochondgia等は存在せす明調等質性なる層をfsせ)1(2圃)。細. 胞内に可染性顯粒が呂現せば、Mitochondriaは次第に減少しb四丁充満せる細胞に於ては・只少. 一28一

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113

激のMitochbniriaが認められるのみ(4圖)。

引染性顧粒の存在に就てはJaffe−Tannenbergにより鐵Hamatoxylinで染色せらる玉願粒存

在するも、其の意義は明ならすと記載せられしに止れり。今回性顯粒はOsmium’ _を含む固定液 例へばLevi氏液等にて良く固定せらるx6、 Zenker−Formol, Regaud胃液等にても其の一部 は保存せらる。しかして鐵Hamatoxylin, Anilinfuchsin等にて濃染せられ、多くの場合核:の一・ 側に集合せるも(5圖)、常に然りとは限らす。可染性懸粒の形成は、圏に於ても明かなる如く短桿 歌又は糸歌のMitochondriaの:先端カミ小なる肥厚を作り、其れが次第に大とな砂途に臨等して逆 なる門門を作るものと思はる(2、3圖)。かxる現象は銑に多くの外分泌腺及び内分泌器官に於て 認められたる所なり。斯くして形成せられし顯粒は次第に大きさを増し、それと同時に中央部の染 色性が減じ、所謂輪1伏小艦(Rlngk6rper)の学割となる。かxるものをくわしく潮察するに中央 部が黄色調を呈せるを認む(5、6圖)。カ>xるものをZenker−Formol, Regaud氏液:固定の標本 にっき槍するに、此が黄色k素を含有するを認む○かエる輪歌小野は周圏の輪状の染色部を失ひて 室胞に愛す。併しこの室胞はLipoid門門にしてLipoidが溶解溝失せる爲に生ぜしものな砂。皮 質細胞内に認めらる玉下下は、Osmium酸で黒染する内容を有し、之がLipoid性なる事は之 を分泌下野なりとせると否とに係はらす副腎皮質研究者が等しく認むる所なり。本研究に於ても Levi氏液固定標本を染色せす直ちにバルサムに封じて観察すれば、室胞はOsmium酸にて黒染 する内容を有するを認むれども、鐵Hamatoxylinにて染色したる標本に於ては殆んど溶解したる を認む。自Pち此のLipoidは極めて保存し難き性質を有するを知る。 Mitochondria,可染性顯粒、 Lipoid穎粒の關係は、 Kolatchev標本をRubasc醸in丁丁で漂白し、鐵Ham◎toxylinで染色ぜ る標本に於て明瞭に認めらる。この場合にはLipoid穎粒は難溶性となる。輪状小謹の門下にある 顯粒を見るに、其の中央部はOs距ium酸にて黒門しLipoidが形成せられたるを認む(7圖)。 帥皮質細胞内に認めらるx・Lip.:id顯粒は、 Mi亡Ochondrlaよ!可染性穎粒の時期を経て形成さる N9・,”・は明なる所にして、此のLipoid類粒形成機轄は外分泌腺に於ける分泌穎粒形成機韓と良く一 致す。しかして内分泌細胞に於ても外分泌腺細胞と同様なる分泌現象が行はるる事は既に今日一一般 に認められたる所にして、此の黒占より考ふるも野洲性顯粒及びLipりid穎粒が副腎皮質の分泌営営 乃至分泌室胞に相當するものなる事は容易に老へ得べき所なり。斯くLipoid顯粒が形成せらるる に到れば、Mitochondria1’旧染性願粒は其の数を減じ、 Lipoid顯粒の間又は細胞周野卑に存在す (8、9圖)。以上によつて人副腎皮質細胞に於ける分泌現象は誰明せられたり。最絡分泌産物たる Lipoid顯粒は悪らく徐汝に細胞表面の境界膜を通って内分泌物としそ分泌さるxものなるべし。 從ってLipoid顯粒を含む細胞は内分泌可能或は内分泌を行ひつxある細胞と見憎し得べし。前述 せる如くLipoid顯粒は極めて易溶性にしてOs田ium酸を含むLevi氏液の如き固定液を以って固 定せる標本に於ても、多くは溶串されて室料として認めらる。LiPDid穎粒を多量に含む皮質細胞 妹大きく飽満せる感あり。原形質は室町を以って充たされ帥与せる如く蜂窩歌を呈い所謂Spon− giOZytenとして認めらる。かかる細胞の分布散態を見るに、毬歌暦の深部より索回暦に亘る。而 一一 29 一一

(6)

して索1下層に於て最も多:量にLipoid明野を含み飽満せる大なる細胞を認む。以上により考ふれば 皮質Q内分泌は毬歌暦の深部より既に始まり、井野暦に於て最も旺盛なりと云ふを得べし。帥Sta− nley−Bennetが通常索状層と呼ばるるLipoid.顯粒に富む細胞より成る暦を‘‘Secretory zone” とし、又Flexney−GrollmanカミOsmium還元性物質(分泌願粒)が索歌暦淺暦に相平する‘‘ outer fascicular zone”に於て最も多量に認められ該層に於て分泌機能が最も盛んなりとせるに一一tW す。 毬歌暦淺居には『Mitochondriaのみを含む小なる細胞のみあ)1て所謂Spongiozyten無く、索 歌暦にはSpongiozytenのみ在りて、 Mitochondriaのみを含む分泌物三門なる細胞なし、毬欣 暦と剰三層の中興にほ室虚なる細胞とSpongiOZytenとの移行型あり。若し各層に干て細胞が反 覆して分泌現象を繰返すとすれば、1力職る欣態は認められざる筈なり。よづて今日迄多くの學者の 思推する如く、毬歌層に於て形成されたる幼弱なるMitochondriaのみを含む細胞は漸次深部に 移動し、毬四四深部に於て可染性顯粒とLipoid願解の形成を開始すると共に次第に大となり索状 暦に肥すればLipoid顯粒の形成は最高勲に達し、細胞は最も大となり、内分泌を最も旺盛に螢 むに至p”と考ふるを至當なりとす。而して最後に網野暦に達せる皮質細胞は如何と云ふ問題が淺 る。 副腎皮質を3暦に分つは、其の細胞の配列状態によると錐も、大艦に於て各回にある細胞は同一 なる機能相にありQ然れども3層間に明確なる境界なきは上記により當然なる事なり.。

N皮質綱歌層」匿就て

綱旧暦の機能的意義に就ては諸剛者(Landau(a), KDImer, Stanley−Bennet, Jaffe−Tannenberg馨)は 此の暦を皮質の最:古暦なりとし、此所に於て細胞は攣性死滅し、何等機能的意義なき攣性層(Degenerations; zone) なPとせyo叉或る者は此の暦と他の内分泌器官、例へば甲朕腺(GroUman)、贋下垂膿(Smiしh, Richter−W.jslocki・Emry−Atwell)・副腎髄質(深井・Landau(b)・生殖腺(久木甲Schenk・Grollman・ Schmidt, AnderSOn−K:enndy)との問に密接な關係を認め、此等臓器の機能本態によb、或は置目し 或は憂 ・牲するを認めたy。又最近Gersch−Grollmanは該層を以て副腎皮質ホルモン分泌の豫備層なりとせしは既 に述nミし所なbo 私の入副腎皮質に於ける所見によれば副腎皮質の内分泌物なりと認めらるxLipoid顯粒は索1伏 暦の深部に於て減少す。これLiPDid三四が分泌されしを示すものにして1下下暦に於ける内分泌 を謹する事實なり。然るにこの深暦細胞に於て・Mulon(a、, Stan!ey−Bennet等が動物に於て認 めし如く、人副腎皮質に於ても再び多数の糸歌、>jN桿歌、顯粒状のMitochond萄iaが現はる(10、 11圖)。MitochondriaはLipoid顯粒の問、核に接する部・或は細胞周凸部に密集す。網厭暦に入 ればLipoid丁丁即室胞は滑失しb細胞はMit。chond・iaと可染野幌粒とのみを含む(12圖)。 Mitochondriaの或るものは其の先端が小なる肥厚を示し(11、12圖)、曙染性顛粒の形成を認む。 帥ち索状層と網野暦との移行部に於てLipoid顧粒は分泌されつく、し浩失すると共に再びMito− chondriaまりの早牛性顯粒の形成が開始さるNを知る。入副腎皮質の網状暦を形成する皮質細胞 一30一一

(7)

115 は大小不同にして、形態種々なるも、大多数のものは室胞を含ます・原形質は鐵Hamatoxyliu染色 にて濃…解し暗調にして、Guieysseの所謂Siゴerophile Zelleaに相即す。其の原形質内には大小種 kの圓形可染性顯粒を多:量に含む(13−15圖)。然れどもこの穎粒は時に不規則形を呈し・互に融合 する傾向を示す(16−17圖)。かエる細胞に於ては小割歌及び糸欣のMitochondriaは穎粒間に少 激認めらるxのみなり。其の他顛粒歌のMitochondriaを含むも、小なる可染性穎粒との匿別困難

なる事多し。是等可染性頼粒はGuieysFeのCorpus sideropl ilusに:相刻するものなる事は疑を 容れす。所謂Corpus siderophilusに關してはDa−Costaは三州性のものに非らすして妊娠に際 し網野暦に現はれ、Mitocho ndriaより生するとせり。Ciaccioは車糖粒は動物により異り、海5冥 にては不規則形にて多数存在し、家兎にては微細願粒状なるも、人にては粗大纈粒歌な砂とoMu− lonは其の形成をMitochondriaに求め、索歌暦学暦に於ける長野歌のMitoch ondriaが増殖押 形融合して生すとなし、Kolmerは多数の帯出L動物を参し、動物の種類により其の形、所在を異に し網歌暦に於ける生理的攣性(Physiologische Degeneration)の1徴候なりと云へり。’GGor− maghithは之を常在成分とせす皮質の機能充進に際し現はれ・血液内に排出せらるxを認めたり。 人副腎皮質網歌暦に於ける所謂Corpus siderophilusを詳細に観察するに、多くは胞艦内に不 規則に散在し・鐵Hamatoxylin, Anilin−Fu.chsinにて濃染するも・大なるもρに於ては・其の 申央部の染色性が減弱し輪1伏叉は牛月歌小平(Ring−od・Halbmondk6rpercheh)となる(13−15 圖)。以上の所見によりても明かなる如く、毬男呼、索物干に認めらる≒可罰性顧粒と其の性質は類 似す。又其の護生を考ふるに、前述せる索状暦深部及び憎憎暦と網欣層との移行部に再び開始され たるMitochondriaよりの穎粒形成の結果生する事は明かなり。以上其の性朕及び嚢生より考察す れば所謂Corpus siderophiiusが毬扶暦及び索駅暦に認めらるx旧染性顧粒と同一物なる事は疑

を容れざるなり。前述せる如くDa・Costa, Ramolho, Mulon等も Corpus siderophilusが

:MitOchondriaより生する事を認めたり。

而して上述せる如く人副腎皮質網状暦にはCorpus siderophilusを撃って充たされたる細胞大

多数なるを以って、此虚に於ては毬朕暦、案状層に於けるが如くi Corpus siderophiius EP可染的野

粒が速かにLipoid顯粒に憂化せざるものの如し。かかる馴染性願粒のみを含む細胞壁siderophile

Zellenが直ちに分泌可能ならざる事は容易に考へ得る所なり。然るにかxる siderophile Z3’Ilen

の間に、特に髄質に近き伊州暦深部には散在性に18圓に示す如き索状暦細胞と極めて類似せる、 可染性三脚、序歌小門、室胞印Lip。id網野を含む細胞存在す。カ>xる細胞の分泌機能を有するは 勿論なり。師網状暦た於けるCorpu3 siderophilus自P可染性顧粒の一部分はLipoid顯粒ビ攣化 し分泌さるNものなり。 然るに入副腎皮質網状層の所謂siderophile Zellen中には16、17圖に見るが如き、不規則形に して互に融合する傾向を示すCorpus sidercphilusを!含むものあり。大なる不規則形の顯粒は中央 部の染色減弱し輪1伏小一の時期にあるを示す。かxる細胞にはLipoid顯粒獣室胞を含む事:稀なり。 恐らくカ>Nる細胞に於ては可染平町粒は輪歌小筆の時期に迄達するもし1poid社財に菱化せす、永 一一 31 一一

(8)

〈細胞内に蓄積さるX中に萎縮して不規則形となり互に融合するものなるべし。顯粒の萎縮は恐ら く原形質の攣化を反映するものなるべく、カ>Nる細胞は分泌能力を失ひ漸次攣性に陥らんとしつx あるものならん。 人副腎皮質琴歌暦には少数なれども、全く萎縮し周園の細胞より駆迫されし爲細胞表面は凹陪し 原形質は全艦として張介して内部構造を概察する事不可能にして、核も亦濃縮に陥り異染する細胞 を散在性に認む。軍職る細胞は既に攣性に陥り死滅せんとしつXあるものならん。

更にCorpus siderophilusはZenker−Formo1, Regaud氏液にても保存せられHamatoxylin− Eosin.染色にては黄色の色素四脚として認めらる。同じ固定の標本を鐵Hamatoxylinにて染色せる

ものに於ても輪歌小里の時;期に在るものは染色性の減退せる顯粒中心部は黄色調を帯ぶ。帥Cor一・

pus siderophilusは黄色の色素を含むを知るb網状暦細胞が黄色の色素頬粒を含有する事は多く の三者により認められ、垣ndau(a), K:01mer, Da℃osta, Lubarschi Plechnik, Jaffe−Tannen一’ .L’erg等はLipofuscin或は其れに類似の所謂浩耗性色素にして年齢と共に増加し、細胞憂性の一 徴候として現はると云へり。Rogoff, D4−Costa, Engstromは色素頼粒には二種あり、一は微縦

顯粒歌、一は粗大顯粒朕にして鐵一Hamatoxylinにより染色せらるとせり。Jaffe−Tannenberg は色素顯粒は鐵,,Htimatoxylinにて濃染し、此れがCorpus sideroph血sと同一物ならん事を 述べたり。自P私の所見と合致す。併しLevi氏液:固定標本を染色せす直ちに観察すれば、 Corpus siderophilusはOsmium酸にて黒具せるを認む。自β脂肪割興を有するものにして、此の黙より 見ればCorpus siderophilusは所謂Lipofuszinに類{凝する性質を有す。然れども之を軍にLipo− fuszinの如き吟興性色素なりとするを得ざるは、網状暦細胞に於けるLipoid顯粒形成機勢門分 泌現象塗見るも明かなり。伊東一生沼が入睾丸間細胞に於て認あたる分泌砂粒と化學的性質に於て 略と一致せるは筆墨ある黙なり。又前述せる如く毬駄物、索欣層の可染性顯粒も黄色k素を含有す るを以って、上記爾層の可染性門門は化學的性質、その形成機轄等総ての黙¢於てCorpus sidero− philusと一致するを知る。唯毬回暦、艶歌暦の可染性漫罵の黄色調はCotpus siderophilusより腸, し。蔀諸墨者の押染性願粒、色素穎粒、Corpus siderophilus等は総て同一物鐙なりと云ふ事を得。、 以上人副腎皮質網歌暦に於ける所見より考ふれば網歌層に認めらるx鐵Hamatoxylinにて濃染 しCorpu siderophilusの名の下に総稻せらる瓦顯粒はMitochondriaより生じ、黄色k素を含 めども聖歌小玉、年月1伏小膣の期を経て一部はLipoid願粒に攣じ分泌さるxものなり。自P皮質毬 回暦及び索歌垣に於て認めらるNと同様なる分泌機韓が網欣暦細胞に於ても認めらる。この鞠分泌 物は顯粒の性歌より考へ索歌層のものと同一なりと考へらる。置網歌里はGefsch−Grollmanも認. めし如く、皮質ホルモンを分泌する能力を有尊・皮質ホルモンの多量を要求する際には・Mitoch− ondgi4よの分離形成せられし顯粒は養育して分泌顯準婚Lipoid頬粒となりて分泌さる。(カ>xる 時は室胞を含む細胞は増加する筈なり)fO> xる必要なき時は、顯粒は獲育途上に於て融合し不規貼 形の色素顧粒として止まり分泌せられす・かxる細胞の或物は途には野性死滅す。 V 中心球及び讐中心小智 一一 32 一一一

(9)

副腎皮質細胞の1中心球(Sphtire)、塑中心小盟(Diplogom)はRogoffにより網揆層細胞に・Kolmerによ y索駅層及び網駅層細胞に認められたり。即氏等は核に接し稽ミ暗調圓形の輪印申心球或はIdiosomを認め・ 此の中に黙駅或は桿歌稀れに謙歌の隻中心小謄を認めたη。Ko!mer依該装置は人胎児に於ては5ケ月のもの κ於て最も明瞭に認めらるsも、成人に起ても索駅暦、網駅暦細胞に認めらるsも毬厭暦には認められずと蓉 ・へPo同氏によればGolgi氏装置は中心球を團擁iす。氏は此の装置を総領し中心装置(Centralapparat)と 名付けたり。 私は人副腎皮質特に網状暦細胞に於て、核に接し多くの場合圓玖梢ミ愚母、MitGchondria、可 染性頼等等を含まざる原形質量(Plasmahof)を認めた・り。これ中心球或はIdiosomなり。該中 心球内には多くの場合2個の1,wwl或は桿状の小母が認めらる。此れ讐中心小中なり(エ4、15、!6、 18、19圖)o圖に鞭て認めらるx如く讐中心小産の形1伏は種々にして単方とも黙朕のもの(15、19 圖)、一方が長円居なるもの(14圃)、讐方とも桿1伏なるもの、一方が長準歌、他方が短桿状なる もの(16、18圖)等が認めらる。19圖に見らるx如く二核細胞に於ては中心艦は二六の間に共通 、に一個存在す。 回れに中心球の外囲を明調なる管系統の園丁せるを認む。之が液小管(Saftkanalchen)郭Gol_ :gi氏装置の陰像なる事は明なる所にして、甑にKolmerも認めし如く之等装置は密接なる位置的 野係を示す。 力黙る中心球は半開層に全て最も明瞭に認めらるXも、毬歌暦細胞に着ても屡々核に接し遅発或 は短桿歌の婁中心小駅及び之を園擁する圓形の暗調量邸中心球が認めらる(1、3圖)。索朕暦に於 ては爾者共認むるを得ざりき。 毬適適細胞と墜下暦細胞との細胞中心膿を比較するに毬歩脚細胞のものは小にして、其れに比し て、艶歌暦細胞のものは一般に著しく大なり。而して皮質細胞は毬歌津より網層層へ向って移動す 、るものなるを以て・索歌暦細胞にも必ず中心罐は存在する筈なり。恐らく此部に於ても毬欺暦細胞 の如き小なる中心盤存在するものなるべく、細胞が著しく大となり、Lipoid顯粒にて充たさるx 爲め堅迫されて非常に護見困難なる万態に在るものならん。それが網状暦に於てLipoid筆管を含 まざるsiderophile Ze工1enの歌態となれば大きさを増し最も獲見され易くなるものならん。上述 の如く網状層にも索状前細胞に類似せるLipoid顯粒にて充たされし細胞(18圓)あれど大なる .中心遷を有する黙より考ふれば、一度siderophile Zeltenの朕態を経てLipoid願粒を含むに至 りしは疑を容れす。師この大なる中心艦を有する黒占は索朕暦細胞が直接網状暦に侵入し來た1しも のに非ざる事を示すよき誰左なり。 Golgi氏装置の槍出にはKolatchev氏法を用ひたるも成功せざりき。只網状暦細胞に於て、上 記せる如く稀れに其の陰像を認めしのみ。

3 総

括 健康なる男性刑屍よりi及び手術的に採取せる新鮮健常なる人副腎に於て皮質細胞を細胞學的に 一 33 一一一

(10)

118

研究し次の如き成績を得たり。 エMArnoid以來一般に採用せらるx皮質を恥骨麿、索朕層及び網状暦に分つ分類法は1細胞の 配列歌態に基くと雄も・入副腎皮質に於ては、細胞の分泌機能相と一一・liEの關羽あり、i適切なる分類 法なりと信ず○唯斉暦は境界部に於て漸進的に移行するを以てM明確なる境界なし。. 2、副腎皮質細胞に於ても・他の内分泌腺細胞に於けるが如く・外分泌腺細胞と極めて似たる分泌 i現象認めらる。帥ち分泌物を含まざる野守なる細胞は一般に小にして、小桿歌、二二のMitochon− dtia’ 多量に含む。 Mitochondriaの先端部に出現する球形肥厚部は断裂して小なる旧染性願粒を 形成す。是分泌物形成の第一段階なり。可染性頼粒は増歎ずると共に壇大し、遽に輪1伏或は孚月1伏小

燈となり・大なるLipoid瀬鞭職す・.Lipoid雛眼紛灘凹して・容易に回して室

胞を形成す。從ってLipoid穎粒を含む細胞の原形質は蜂窩歌になり(Spongiozyten)、可染性願粒 Lipoid丁丁を含む細胞は大にして飽浦せる歌態を示し・Mitochondriaは極めて減少せり。可染 性穎粒及びLipoid顯粒は一般腺細胞に於ける分泌顧粒或は分泌門門に引札するものにして、副腎 皮質細胞の分泌顯粒はMitochondriaより形成さるxを知る。 Lipoid穎粒は漸次分泌さる。 3、三瓶暦三部には一般にMitochondriaのみを・含む二二なる小細胞のみあり。毬歌暦深部には 二二性顯粒と小数のLipoid三三を含む細胞あり。索歌麿に至れば可染性穎粒と多激のLipoid.旧 記にて充たされたる最も大なる細胞あり。索歌暦深部に於てはLipoid穎粒は次第に減少す。帥索 二三に於て内分泌は最も旺盛なるを思はしむ。以上の如き諸分泌機能時期に在る細胞の分布状態よ り考察すれば、各層に於ける皮質細胞は・その場所に在って分泌週期を繰返すものに回すして、毬 二二乙部ゐ幼弱なる細胞は深部に移動すると共に分泌機能を開始し、二丁暦に至っ七最も旺盛なる 分泌時期に達するものなりと云はざるべからす。 4、索回暦深部に於けるLipoid顧粒の減少しつxある細胞内に再び多数の小桿歌、糸状、顯粒 櫃のMitOch ondria alAし、下部よ)i網歌暦に亙って再び可染門門粒の形成を見る。 Epち索状暦と‘

網歌暦との移行部に於て皮質細胞は第二同輩の分泌週期に入るものな砂。其の結果網歌暦細胞は三

二の旧染性時言(所謂Corpus siderophi1us)と顧粒献のMitochondri aを含むも室胞を含ます、原 形質は暗調なり』(siderophile ZeHen)。網歌暦細胞の可染性穎粒は増大して輪回小三三は牛酬伏小 艦の時期に達するも、Lipoid顯粒となる傾向少く・時に不規則形となりて互に融合す。かくして ・一一・№秩jの細胞は攣性死滅す。然れども一部の細胞に於てはLipoid願粒形成されN索歌暦細胞と全く 等しき、室胞と写染性門門とを以て滞されたる細胞となる。かxる湖胞は分泌を螢む∫ものにして、 皮質ホルモンを多量に必要とする時には増加する可能性あるは明かなり。以上により第二同目の分 泌三期に入りて下駄騒に達したる皮質細胞は一部は分泌を螢む事なく途に攣性死滅するも、・一一・部は 第こ同目の分泌を螢む。而してこの網訣暦細胞の分泌は必要に慮じて旺盛となり得るは可染性頼粒 を含む細胞が多数に存在する黒より考ふるも容易に想像さる。帥ち網状層・はGersch・Grollmanも 認めたる如く軍なる憂性暦に非らすして皮質ホルモン分泌の豫備層ならん。 5、毬歌暦より索層層・に出現する可染性顯粒(Corpus siderophllus)と網状層の可染性顯粒とを

一34一

(11)

比較するに畿生、形態、化學的性歌等総ての黙に於て一致し爾者は全く等しきものなり。爾者とも Mitochondriaより形成され、 Lipoidと黄色麦素を含む』Qsmium酸を含まざる固定液にて も固定さる爆占より考へ、そb基質は蛋白質なるべしQ叡慮學者によりて・可染油類粒、Cbrpus siderophilus,色素.世才等と臥せら.れしものは総て同一物なり。以上によりて更に皮質永ルモンは. 形態學的所見より考ふれば軍一なりと云ふを得べし。 ド 6、核の卑官には各暦を通じて憂化なし。核分裂の認めらるxは毬歌暦に於けるLipoid顯粒を 含まざる細胞にして、無糸分裂を主とし有糸分裂は稀なり。この部に於て皮質細胞は塘嚇するもの にして、この部が入副腎皮質に於ける胚芽層(Zona germinativa)なり。 7・細胞中心艦は晶晶暦細胞及び網点暦細胞に於て認められ・核に接して存する球形、暗調等質 性の中心球とそれに園擁iされて存在する婁中・ゆ小網(Dip!osom)とよりなる。讐中心小艦は二個 三廻鰍なる事・一型が黒撒にして他力媛思歌な擦・扁者共同一なるも一方力糎桿即して他方が 長二二なる三等あり。索歌暦に於て中心艦が認められざるは、二見し難き歌態にある爲ならん。中 ’O禮は毬駄面にては小にし℃三斜暦に於ては遙かに大なり。 8、興醒暦細.胞に於て興れに中心球の周園を園擁して暗調なる小管を認む。これ所謂液小管にし てゴルヂ氏装置の陰像なり。. 稿を終るに際し終始御指導御言漣を賜よ恥伊東教授に深甚の謝意を表す・ 交 献

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(13)

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(14)

4 圖。K:01atghev標本をRubaschkin氏海で漂白・鐵一Htimato琴rylin,染色0 5、6圖oLevi氏液固定.鐵一Harnatoxylin染色0 7 圖◎ 4圖に同じ0 8−18圖oLevi氏液固定、鐵一H巨matoxylin染色0 19 圖04、7圖に同じ。

一37一

参照

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