ご み 溶 融 ス ラ グ 微 粉 末 の 混 和 材 と し て の 利 用
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(2) V-126. および 30℃の密封養生も行った。②の試験開始材齢は通常 14 日であるが,水和反応が緩慢であることを考慮し,試験開始材 齢を 56 日とした。 3.結 果 お よ び 考 察 フレッシュコンクリートの性状として、MSW スラグ微粉末 の置換率が増えるに伴い単位水量が減り、ワーカビリティーは 良くなるものの空気量は減少する傾向にあり, 目標空気量を確 保するためには,空気調整剤の添加量が増えた。 圧縮強度試験結果を図 1 に示す。 20℃水中養生の場合,ス ラグ置換率の増加に伴って,圧縮強度は直線的に低下してい る。とくに置換率 50%,70%の MSW スラグコンクリートの 強度は,初期材齢(7 日)では,N コンクリートの 50%程度以 下となっている.しかし中長期の強度の伸びはスラグを置換 したものが大きく,材齢 91 日では,置換率 50,70%の強度 は普通セメントコンクリートに対してそれぞれ 105,85%ま で回復している.一方,養生温度が MSW スラグコンクリー トの強度発現に及ぼす影響は, きわめて大きいことがわかる. すなわち低温( 5℃)養生の場合,スラグ微粉末の置換率の増 加に伴って MSW スラグコンクリートの圧縮強度は小さくな り,長期材齢においても回復が小さい.材齢 91 日における置 換率 70%のコンクリートの圧縮強度は,普通セメントコンク リートの 60%程度である.これに対して高温( 30℃)養生の 場合,初期材齢の MSW スラグコンクリートの圧縮強度は, やや小さいものの材齢 28 日以降ではスラグ置換率 50%まで のコンクリートの強度は普通セメントコンクリートと同等の 強度が得られている。20℃養生の場合も同様の傾向にあった. 高炉セメントコンクリートの強度を発現と比べると,養生温 度および材齢の違いにかかわらず,いずれも同等である。 凍結融解試験結果を 図 2 に示す。すべてのコンクリートに おいて 300 サイクル終了時の相対動弾性係数は 90%以上であ り,同等で十分な耐凍性を有しており, MSW スラグの混入 が耐凍害性に及ぼす影響は小さく,十分な養生を行った MSW スラグコン クリートの耐凍害性は高いと判断できる。 4.お わ り に 本研究の結果から,MSWスラグ微粉末は,高炉スラグ微 粉末と同等の機能を持ち,セメント代替材料として利用でき ることが明らかとなった。本研究に際し釜石市役所,新日本 製鐵㈱,㈱宇部三菱セメント研究所の協力を得た。また本研 究は(社)東北建設協会平成11年度技術開発支援助成金により おこなわれたものである。ここに記して厚くお礼申し上げま す。 引用文献. 1) 2) 3) 4). 北辻政文,藤居宏一: ごみ焼却灰溶融スラグのコンクリート用細骨材への適用に関する基礎的研究,農土論集,192,pp.1-8 北辻政文,藤居宏一:ごみ溶融スラグを細骨材として用いたコンクリートの性質,農土論集,200,pp.59-67,1999 北辻政文,大西崇夫,藤居宏一:ごみ溶融スラグ細骨材の鉄筋コンクリート製品への利用,農土論集,204,pp.167- 172, 1999 北辻政文:ごみ溶融スラグ微粉末のコンクリート混和材への適関する実験的検討, 農土論集,207,pp.93-100,2000. -253-. 土木学会第56回年次学術講演会(平成13年10月).
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