• 検索結果がありません。

トラスの力の分担を視覚的に理解する教室用模型教材の開発

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2022

シェア "トラスの力の分担を視覚的に理解する教室用模型教材の開発"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)Ⅰ− 59. 第38回土木学会関東支部技術研究発表会. トラスの力の分担を視覚的に理解する教室用模型教材の開発 木更津高専 正会員 ○佐藤恒明 NTT インフラネット 筑 波 大 学. 中村友美 オスウィン. 1.まえがき 構造物に荷重が作用する際,構造物を構成する各部材が圧縮力を受けるのか引張力を受けるのかを理解す ることは重要である.授業では理論の解説と演習に多くの時間をかけているが,構造物を構成する各部材の 力の分担を演習のみで理解できる学生は比較的少ない.授業を受ける学生の理解度に差がある現状の中で, 紙と鉛筆と“視覚”で理解を深めることのできる教材開発が必要であると感じていた. 本研究では,トラス構造を構成する各部材の力の分担を目で確認することにより視覚的に理解でき,変形 をイメージする能力の向上をねらって,教卓上で使用する模型教材の開発を行った. 2.教卓上で使用する模型教材 (1) 簡単なトラスの問題 図-1に示す簡単なトラスの問題を選定した.支点①の垂直反力 V①=0 に,支点③の垂直反力 V③=P に なることは,力のつり合いから誘導できる.荷重 P に対し垂直方向に支えるのは,支点③に生じる垂直反力 V③=P である.支点①には垂直反力は生じず,斜材の支点③のみに垂直反力が生じることを確認するために, 支点に生じる垂直反力を計測でき,かつ,部材の伸び縮みを目で確認できれば,トラスの各部材の力の分担 を理解できると考えた. (2) 製作過程で生じた問題点 当初は,各部材にコイルバネを巻き,コイルバネの表面に蛍光塗料を塗って,伸び縮みの様子を見ること を考えた.次に,各部材にバネを平行に設置し,部材が負担する力をバネの動きから計測することを考えた. しかしながら,製作を開始すると,トラス形状の保持が困難であることがわかった.そこで,既存の品物の 中からトラス部材として利用できるものを探すことにした.. 図-1. 簡単なトラスの問題. 図-2. 製作したトラスの模型. キーワード: 模型教材,トラス部材力,力の分担 連絡先:〒292-0041 木更津市清見台東 2-11-1. TEL 0438-30-4158. FAX 0438-98-5717. E-mail:[email protected].

(2) Ⅰ− 59. 第38回土木学会関東支部技術研究発表会. (3) 製作した模型の特徴 製作した模型を図-2に示す.トラス部材に伸び縮みができるペン型磁石棒を採用した.磁石の先端は, 回転機能がありヒンジとみなせる.垂直反力を計測するため,斜材の支点部に郵便物用の秤を置いた. 3.模型を使用した授業とアンケート結果 力のつり合いからトラスの部材力を学ぶ2年生39名を対象に模型を使用し授業を行った.図-3に授業 の様子を示す.模型の製作をした5年生が黒板に理論計算をし,垂直反力は斜材を支える支点にのみ生じる ことを説明した.その後,2年生の2名が模型に荷重を作用させた.あらかじめ水平に張った糸と水平部材 が重なって見えた時点で垂直反力の値を読み取る.2 本の磁石棒が伸び縮みしながら,少しずつ荷重の位置 が下方に移動し,2つの部材のなす三角形が二等辺三角形になった時点で再度,垂直反力を読み取り理論値 (P/2) と比較考察した.アンケート結果を図-4に示す.わかりやすく楽しいと25名の学生が回答した.. 図-3. トラスの模型を使用した授業. その他, 5 ちょっとわ かった, 2. 考え方が変わ る(イメージ), 2 わかりやすく 楽しい, 25 実際に見れて 良い, 5. 図-4. アンケート結果. 4.まとめ 模型を使用した授業では各部材の力の分担を理解しやすく,垂直反力の計測値と理論値を比較できるため, 構造力学に対する興味・関心を高める効果があることがわかった. 謝辞:模型教材の開発に助成をしていただいた財団法人理工学振興会に厚くお礼を申し上げます..

(3)

参照

関連したドキュメント

南長野運動公園体育館プール棟施工にあたり,屋根部  

地理歴史 世界史B 普通科・第2学年 石 川県 立能 都北 辰高 等学 校・ 教諭 1

「見て書くことで生徒は自ら学ぶ 」見る力がある生徒にはできるだけ教師は自ら学ぶことを

構造解析ソフトの利用法(2) ーアドインメニューの表示  メニューバーの「ファイル」を

近年,複雑な構造物でも製作可能な 3D プリンタが普 及しつつある.これにより,従来は時間・製造性・コ ストの制約により実現困難であった複雑な構造物も成

大抵の場合、授業の後で一人二人は正確なタ イトルを尋ね、自分で見てみようとする学生 がいる。 9 0

試作した教材はおとなが考え、おとなの目で撮影したものである。これが子どもたちにどう

3枚ぐらいのシートを重ねて合成分解映写用法によるものが大部分である。分りやすく、印象