• 検索結果がありません。

70歳代男性、ストーマ造設を受け入れることができない患者の心理状態

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "70歳代男性、ストーマ造設を受け入れることができない患者の心理状態"

Copied!
1
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

23

1 70歳代男性、ストーマ造設を受け入れることができない

患者の心理状態

○千田 美歩(赤穂市民病院)  

Ⅰ.はじめに  本患者(以下A氏と略す)は直腸癌にて人工肛門(以下ストーマと略す)を造設した男性の患 者である。A氏は、入院時よりストーマを受け入れることができず、術後のストーマ管理指導が 円滑に進まなかった。研究者は、A氏がストーマの受容を困難にしている原因を探求することを 明らかにしていった。 Ⅱ.研究方法  対象は70歳代前半、男性、直腸がんにてマイルス術施行。術前から術後25日目(退院)までの A氏の発言内容を面接法を用いて分析した。倫理的配慮として患者が特定されないようにイニ シャルなどを用いる。また、得られた情報は研究終了時シュレッターなどにかける。 Ⅲ.結果 1.衝撃の段階(術前から術後3日目頃)  術前より主治医から直腸癌にてマイルス術をおこなう予定であると説明がある。しかし、A 氏にとって初めての入院・手術であるための不安と術後の自分が想像できない不安があった。 術直後は疼痛などによりA氏の安楽が保たれておらずストーマに興味を示すことができなかっ た。 2.承認の段階(術後4日目から術後12日目頃)  術後、状態が安定し離床も進んだ。看護師がストーマ観察をするたびにA氏からストーマに 対する質問や実際に触る行為がみられた。徐々にストーマに興味を示し始めた。 3.防衛的退行の段階(術後13日目から術後15日目頃)  ストーマパック交換の指導に入る。座位になり、ストーマパック交換をしていると、腰痛が 起こりパック交換を拒否するようになった。また、腹部から排便があることに対して嫌悪感を 訴えていた。次第に拒否することが多くなり、看護師・A氏の妻がパック交換するようになる。 4.承認の段階(術後16日目から退院まで)  A氏の意向とストーマの状態から、パックの種類を変更する。腰痛も徐々に軽減してきてお り、また腰痛がありながらも自分のペースで交換することを身につけ徐々にパック交換ができ るようになる。また、退院後A氏はストーマからの排便状況を観察するなどストーマに興味を もってケアできるようになっている。 Ⅴ.考察  A氏は初めての入院・手術・ストーマという未知なものに対する不安があった。また、腰痛に よる身体的苦痛が、A氏にとって精神的にも苦痛となった。そのため今後ストーマ管理をしなが ら生活することが脅威となりストーマの受容を困難にしていたと考えることができた。

参照

関連したドキュメント

わからない その他 がん検診を受けても見落としがあると思っているから がん検診そのものを知らないから

実際, クラス C の多様体については, ここでは 詳細には述べないが, 代数 reduction をはじめ類似のいくつかの方法を 組み合わせてその構造を組織的に研究することができる

および皮膚性状の変化がみられる患者においては,コ.. 動性クリーゼ補助診断に利用できると述べている。本 症 例 に お け る ChE/Alb 比 は 入 院 時 に 2.4 と 低 値

いメタボリックシンドロームや 2 型糖尿病への 有用性も期待される.ペマフィブラートは他の

最も偏相関が高い要因は年齢である。生活の 中で健康を大切とする意識は、 3 0 歳代までは強 くないが、 40 歳代になると強まり始め、

PAD)の罹患者は60歳では人口の7.0%に,80歳では 23.2%にのぼるとされている 1) .本邦では間欠性跛行

既存の精神障害者通所施設の適応は、摂食障害者の繊細な感受性と病理の複雑さから通 所を継続することが難しくなることが多く、

・電源投入直後の MPIO は出力状態に設定されているため全ての S/PDIF 信号を入力する前に MPSEL レジスタで MPIO を入力状態に設定する必要がある。MPSEL