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「江戸・
TOKYO
技とテクノの融合展
2018
」出展者募集中
『保証マンスリー』は、東京信用保証協会がお届けする保証情報誌です
2018
VOl.39
No.3
3
March
▶ 事業実績
▶ 今月のお知らせ
信用補完制度の見直しについて
∼平成
30
年
4
月から見直し後の制度がスタートします∼
確定申告書提出に関するお願い
マイナンバー制度に係る事務対応について
年度末の保証・条件変更申込に係るお願い
ご活用ください!
信用補完制度の見直しについて
今
月
の
お
知
ら
せ
T op ics 2 0 18 .3中小企業の経営改善・生産性向上を促進するため、
「中小企業信用保険法」等の一部を改正する法律が成立し、平成
30年4月
1
日に施行されることになりました。法改正に伴い、平成30年度から信用補完制度の見直しを行い、金融機関の
皆さまとの連携をより一層深めていきます。今号では見直しに伴う当協会の対応について概要をお知らせします。
∼平成30年4月から見直し後の制度がスタートします∼
創業関連保証の限度額を1,000万円から2,000万円に増額します。
1
創業関連保証の拡充
責任共有対象外
これに伴い、支援創業関連保証は廃止となりますが、認定特定創業支援事業により支援を受けた創業前6か月
以内の創業者については引き続き創業関連保証の対象となります。
特別小口保険、小口零細企業保証の限度額を拡充します。
2
小規模事業者への支援拡充
責任共有対象外
ともに限度額は、1,250万円から2,000万円に増額します。
大規模な経済危機、災害等の事態に際し、予め適用期限を区切って迅速に発動できる新たなセー
フティネットとして、危機関連保証を創設します。
3
危機関連保証の創設
責任共有対象外
※売上高等が減少する等、経営の安定に支障を生じていることについて市区町村長の認定を受けた中小企業者が対象となります。
保証限度額は、通常の保証枠と別枠で最大2.8億円(組合の場合は4.8億円)。ただし、セーフティネット保証、災
害関係保証(東日本大震災及び危機関連保証の対象となった災害に限る)、東日本大震災復興緊急保証と合わ
せて最大5.6億円(組合の場合は、9.6億円)です。
不況業種を対象としたセーフティネット保証5号の保証割合が100%(責任共有対象外)から
責任共有対象に変更となります。
4
セーフティネット保証5号の保証割合引下げ
責任共有対象
◎ 平成30年3月31日以前に保証申込の受付がされたものについては、引き続き保証割合100 %(責任共有対象
外)を適用します。
事業承継を一層促進するため、事業承継計画に基づいて、持株会社が事業会社の株式を集約化
するための資金(株式取得資金等)を対象とする事業承継サポート保証を創設します。
6
事業承継サポート保証の創設
責任共有対象
※新たに設立された持株会社で、初年度決算が未到来の中小企業者が対象となります。
経営者が撤退を決断する場合にまず必要となる資金(買掛金決済、原状復帰費用等のつなぎ
資金)の調達を円滑に行うための自主廃業支援保証を創設します。
7
自主廃業支援保証の創設(円滑な撤退支援)
責任共有対象
事業承継を一層促進するため、法の認定を受けた中小企業の代表者個人が承継時に必要とする
資金(株式取得資金等)を対象とする特定経営承継関連保証を創設します。
5
特定経営承継関連保証の創設
責任共有対象
*※事業承継に伴い、事業活動の継続に支障が生じているとして、経済産業大臣(都道府県知事)の認定を受けた中小企業の代表者が対象となります。
*
特別小口保険を利用する場合100%保証(責任共有対象外)となります。
経営者保証によらない融資の実績・事例が積み重ねられつつある近況を踏まえ、経営者保証ガイドラ
イン対応保証制度(略称:経保GL保証)は廃止し、金融機関との連携、一定の財務要件または保全
十分な担保提供等の条件を満たす場合、経営者保証を不要とする新たな運用・制度を開始します。
8
経営者保証に関する対応
◎ 新たな運用・制度の詳細については、次号以降でご紹介します。
「プロパー融資(信用保証なしの融資)」と「信用保証付き融資」を適切に組み合わせ、中小企業の
経営改善や生産性向上を一層進めていくため、信用保証協会と金融機関との間で更なる連携を
図ります。
9
信用保証協会と金融機関の連携
◎ 信用保証依頼書に記載されたプロパー融資状況を集計し、連携状況を中小企業庁のホームページに公開する
予定です。
中小企業に対する経営支援業務を信用保証協会の業務として着実に取り組みます。
10
信用保証協会における経営支援
▶
創設
▶
改正
[ 創設・改正する保証制度 ]
危機関連保証
特定経営承継
関連保証
サポート保証
事業承継
自主廃業支援保証
対象者
大規模な経済危機、災
害等の事象により著し
い信用収縮が生じ、事
業所の住所地を管轄す
る市区町村長の認定を
受けた中小企業者
事業承継に伴い、事業
活動の継続に支障が生
じているとして、経済
産業大臣(都道府県知
事)の認定を受けた中
小企業の代表者個人
事業承継計画に基づ
き、事業会社の株式を
集約化するための資金
提供を必要とする等、
一定の要件を満たす持
株会社
事業譲渡や経営者交代
等による事業継続が見
込めず、自ら廃業を選
択するもので、実質的
に債務超過でない等一
定の要件を満たす中小
企業者
保証限度額
(組合 4億8,000万円)
2億8,000万円
2億8,000万円
2億8,000万円
3,000万円
保証期間
10年以内
運転資金10年以内
設備資金15年以内
15年以内
(終期は解散予定日より前)
1年以内
責任共有
対象外
原則として対象
対象
対象
創業関連保証
小口零細企業保証
セーフティネット保証
(5号認定分)
対象者
① 創業者(創業段階にあり今後
創業する者)
② 創業後5年未満の者
③ 中小企業者等であって、新た
に会社を設立(分社化)する者
等
小規模事業者
全国的に業況の悪化している業
種に属する中小企業者のうち、
市区町村長の認定を受けた中
小企業者
保証限度額
2,000万円
2,000万円
(組合4億8,000万円)
2億8,000万円
保証期間
10年以内
10年以内
10年以内
責任共有
対象外
対象外
対象
マイナンバー制度に係る事務対応について
▶
個人番号が記載された書類例
・確定申告書 ・住民票 ・源泉徴収票
・個人事業の開業・廃業等届出書 ・個人番号カード(本人確認書類)
など
ご留意ください!
「社会保障・税番号制度」
(「マイナンバー制度」)が平成28年1
月から完全施行されましたが、当協会は業務上個人番
号を取り扱うことが認められておりません。つきましては、保証申込時等において個人番号が記載された書類をご提
出いただく場合は、あらかじめ個人番号部分をマスキングしていただきますよう、ご理解とご協力をお願いします。
∼年度内実行予定のお申込みはお早目にお願いします∼
年度末の保証・条件変更申込に係るお願い
ご留意ください!
例年3月は保証申込・条件変更申込が集中し、審査等の事務手続きに時間を要する場合があります。当協会ではお
客さまのご希望に沿えるよう、事務手続きの円滑化に努めてまいります。金融機関のご担当の皆さまにおかれまして
も、なるべくお早目にご相談・お申込みくださいますよう、ご理解とご協力をお願いします。
確定申告書提出に関するお願い
▶
よくある書き込み例
・メモ書き ・下線
・マル囲み ・レ点(チェック)
など
ご留意ください!
当協会では、ご提出いただいた法人・個
人の確定申告書(決算書)の写しは、申
込受付後にOCRシステム(スキャナー
による自動読み取り)を使用しデータ
入力を行っています。その際に、確定申
告書の写しにチェックや書き込みなど
が残っていたり、不鮮明なものは読取
エラーとなり、手続に時間を要する場合
があります。お手数ですが、確定申告書
の写しにつきましては、チェックや書き
込みがないものをご提出いただきます
よう、ご理解とご協力をお願いします。
決算書については、こちらの例にある
ようなメモ書き等がないよう、ご協力
をお願いします。
1,800 1,600 1,400 1,200 1,000 800 600 400 200 0 45,000 40,000 35,000 30,000 25,000 20,000 15,000 10,000 5,000 平成29年度保証承諾金額(左軸) 平成27年度保証承諾金額(左軸) 平成29年度保証債務残高(右軸) 平成28年度保証承諾金額(左軸) 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月