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中小事業者に向けた 環境経営システムについて

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(1)

中小事業者に向けた

環境経営システムについて エコアクション 21 の概要

NPO法人 東京城南環境カウンセラー協議会 エコアクション21地域事務局東京

VOC 対策普及啓発セミナー

1

2008年8月

―9

(2)

2

21 世紀に成長する企業の課題

⇒ エコアクション21に取り組む意義

①地球環境問題の進展ー CO2 の削減 ー省エネルギー、省資源の必要性

②社会の変化への企業の対応ーCSR Corporate Social Responsibility

環境マネジメントシステムの普及

ISO14001

エコアクション21

08.08.05EA21普及セミナー

(3)

ISO14001とエコアクション21

• ISO14001 1996年9月1日 発効

• 1996年 環境庁 「エコアクション21」策定

その後改定を重ね、

2004

10

月 認証・登録方式に

• 日本の社会になじむ環境マネジメントシステム パフォーマンス重視

国際取引の多い大企業対応と中小企業対応 中小企業が取り組みやすい「仕組み」

国内取引条件に活用ーサプライ・チェーンに活用

3

(4)

エコアクション 21 ISO14001

マネジメント 環境方針に基づきP(活動計画)D(実施)C(取組みの把握、評価) システム

A(

見直し、改善

)

をまわす基本構成は同じ

取り組み 環境負荷、取り組みのチェックリ 環境側面を収集、影響を評価 ストがあり、環境目標が設定容易 し、目標を策定するマニュア 活動に必要な範囲で文書作成 ル、内部監査必須

経済 商取引に有利 商取引に有利

環境省の基準

(

閣議決定

)

国際規格

ISO

に基づく 登録件数 約

2700

登録件数 約

20000

業務効率化による経費節減 業務効率化による経費節減 審査・認証登録料 安い 審査・認証登録料相当高い

50

人の製造業で

30

万円

50

人の製造業で

120

万円 社会 環境活動レポート 作成必須 環境活動レポート 企業判断

国内の認知度高まる 国際的認知度 高い

(5)

エコアクション 21 ISO14001

規格要求事項の大きな相違点

(規格のどこが違うか)

規格 要求事項 規格 要求事項

P(目標設定) 2. 環境負荷と

①CO2、廃棄物、

4.3.1

組織の活動、製品

取組み状況の 水の排出量の把握 環境側面 サービスからの環

把握・評価

⇒必須

境管理対象決定

②環境負荷と取組 ルール化、環境 状況の把握・評価 目的・目標、管理

⇒取り組み決定

項目決定

D(文書化) 11.環境関連

規格要求事項の手順

4.1 EMSシステムの

文書及記録 の文書化 不要 一般要求項 確立、文書化必要

D(環境レポ 7.環境コミユ

環境活動レポート

4.3.3 著しい環境側面の

ート) 二ケーション 公表義務、環境省 コミニュケー 外部コミニュケー

HPに公開

ション ション実行の決定

決定内容文書化 方法の確立、実施

C(

内部監査

)

要求無し

4.5.5 EMS

内部監査の

内部監査 手順確立、実施、

経営者への報告

(6)

「 21 世紀環境立国戦略」- 2007 年 6 月 1 日 閣議決定

• 「戦略8 環境立国を支える仕組みづくり」

• 「事業者の適切な環境管理の推進策」として

「エコアクション21を活用し、中小企業にお ける環境管理を促進する」こと

が明記された

環境省ホームページ「21世紀環境立国戦略」

(7)

エコアクション21とは

(

閣議決定の裏づけの元に

)

〔財〕地球環境戦略研究機関が推進する 第3者認証の環境経営システム

1.簡便で取り組みやすい

「環境経営システム」と「環境への取組」、「環境報告」の

3

要 素がひとつに統合されたガイドライン

システムよりパフォーマンス(実績)重視

2.低コストで取得、維持できる

認証料(

2

年毎)、審査料(毎年)は合わせて、数十人規模なら

15-30

万円程度

3.社会的評価が向上しつつあり、普及が期待される

国際規格ではないが、

ISO14001

と同等に評価する自治体、大 企業、金融機関が増えている

4. 審査の際に的確なアドバイスをしてもらえる

7

(8)

エコアクション21認証登録等による入札参加資格等

(

詳細は別途お調べください

)

神奈川県ー入札参加資格の等級格付け点数加算

石川県ー入札参加資格の算定評点計上

京都府、滋賀県ー優先物品調達

藤沢市ー審査登録機関に支払う費用の2分の1負担

葛飾区、大田区、江東区ー審査・認証登録料の一部負担等

枚方市、八尾市、柏市ー審査、認証登録料の2分の1

長野県ー認証年度の事業税軽減

静岡県ー条例の事前協議免除

上記については、必ず各地方自治体にお確かめください

(9)

エコアクション 21 認証・登録等による優遇策

融資

(

詳細は別途お調べください

)

三菱東京

UFJ

銀行ー所定金利より

0.5%

優遇

三井住友銀行ー

0.25%-0.1%

優遇

みずほ銀行ー支払い保証料軽減を含め、

1%

台まで優遇

商工中金ー

1.55%

以上

静岡銀行ー

0.5%

優遇

伊予銀行、北洋銀行、山梨中央銀行、山形銀行、新銀行東 京、京都銀行も優遇措置あり

中小企業金融公庫、国民生活金融公庫ーエコアクション

21

認証取得企業等の設備投資等に対する低利融資制度を平 成

20

年度より創設

(

予算

)

(10)

10

エコアクション 21 取得の効果 ①

環境負荷削減は、生産性向上、コスト削減に効果

経営の効率化が図られ、「経営コスト」が削減されます

⇒無理や無駄をなくす努力⇔社員の意識向上

CO2

、廃棄物、水使用量の削減

(

要求事項

)

⇒省エネ、リサイクル

⇒「光熱費」「ガソリン代」「廃棄物処理委託費」「上下水道料

金」「原材料費」削減

⇒「本来業務」での環境への取組

⇒購入する原材料や燃料の削減(消費効率の向上)、廃棄

物削減(歩留まりの向上)

⇒そのためには、環境情報と経営情報をリンクさせること、

事業活動に伴うインプットとアウトプットの状況を把握・分析 することが必要です

08・03・10

(11)

11

事業活動へのインプットとアウトプットを分析しよう

○ ○ 株 式 会 社

原材料

インプット

電力、燃料

事務用品 水

アウトプット

排水

製品

廃棄物

08.08.05EA21普及セミナー

塗料(有機溶剤:VOC)

有害化学物質(

RoHS)

二酸化炭素 大気汚染物質 マテリアルバランス

(12)

12

経 営 情 報 (金 額 )

環 境 情 報

(重量等物理量

情報転換

事 例

《光熱水費》

・電気料金

・ガス料金

・ガソリン代

・上下水道料金

・その他

《資材・消耗品費》

・金属類

・ダンボール

・プラスチック類

・化学品類

・塗料、接着剤,他

《廃棄物処理費》

《苦情・要望》

事 例

《二酸化炭素発生量》

《廃棄物発生量》

《総排水量》

《揮発性有機化合物

VOC)

排出量》

【有害化学物質含有 量:RoHS】

《騒音・振動・悪臭》

《法令順守》

《苦情・要望》

環境情報と経営情報をリンク=一体化させよう

環境負荷の把握 取組状況の改善

08・03・10

(13)

・ 環境活動レポートを作成し、外部に公表⇒

利害関係者(取引先や一般消費者等)の信頼性が向上

⇒取引先・顧客の拡大

・大手企業が環境経営を取引先の条件とするサプライチェー ンのグリーン化への対応

・産業廃棄物処理業者の優良性の判断に係る評価制度条件 の一つ

エコアクション 21 取得の効果 ②

社会的信頼性向上でビジネスチャンスの拡大

08・03・10

13

(14)

認証・登録事業者数の推移

78 84 75 66 101 74 72 38 55 106 100 86 88 108 105 133 156

324

470 488514 553 578 620

729 719 769 829882 936 1029

1149121212801344

2008 2042 2087

2189 2285

2368 2452

2552

87 51 61 54 56 95 86

36 65 70 67 10226 1

109 25 43 26 39 10 18 12 15 23 168

23 8 20 70 35

460 433 445 410

1625

1938

1699 1765 1866

1445 14701545

1115

70 113

0 500 1000 1500 2000 2500 3000

2004年1 1月

2005年1

2005年3

2005年5

2005年7

2005年9

2005年1 1月

2006年1

2006年3

2006年5

2006年7

2006年9

2006年1 1月

2007年1

2007年3

2007年5

2007年7

2007年9

2007年1 1月

2008年1

2008年3

2008年5

直近1年間で

861

件(月平均

81

件)で1年前の

57%

2008

8

1

2655

08.08.05EA21普及セミナー

(15)

15

・環境負荷の小さい卸・小売業、サービス業も含めて全業種が認 証(自治体、大学、財団法人等も含む。)

・事業自体が環境ビジネスである廃棄物処理・リサイクル業が21%

を占める。

08.08.05EA21普及セミナー

<業種別割合>

①製造業

35%

②印刷・出版業

3%

⑧その他

5%

⑦その他サービス業等

6%

⑥自動車整備業

4%

⑤卸・小売業

10%

④建設・設備工事業

14%

③廃棄物処理・

リサイクル業

21%

(16)

16

・中小企業が大半で、

100

人以下が

90%

を占める。

10

人以下が

21%

と数名の企業でも十分取組める。

08.08.05EA21普及セミナー

事業者数

⑤301人以上

2%

④101人~300人

8%

③31人~100人

30%

②11人~30人

38%

①10人以下

22%

(17)

EA21システム構築の手順

エコアクション

21

へ取り組むことを決定

環境方針の作成

環境目標及び環境活動計画の策定 実施体制の検討・決定

環境への負荷の自己チェックの実施 環境への取組の自己チェックの実施

環境活動レポートの作成と公表(着手から

7-8

ケ月)⇒登録審査 全体の評価と見直し(Action)

計画の実施(Do)

3

ケ月以上 取組状況の確認・評価(Check)

代表者(経営者)が、

組織全体で取り組 むことを決定する

二つの

EXCEL

の所 定様式自己チェック

は、初期環境レ ビュー=現状把握

計画の 策定

(Plan)

環境経営シ構築・

見直し

継続的 改善

17

(18)

18

環境経営システムガイドライン(要求事項、推奨事項)

①環境方針の作成

②環境負荷と取組状況の把握等(二酸化炭素、廃棄物、排水量 は必須)

③環境関連法規等のとりまとめ

④環境目標及び環境活動計画の策定

⑤実施体制の構築

⑥教育・訓練の実施

⑦環境コミュニケーション

⑧実施及び運用

⑨環境上の緊急事態への準備・対応

⑩取組状況の確認・問題の是正

⑪環境関連文書・記録の作成・整理

⑫代表者による全体の評価・見直し

08.08.05EA21普及セミナー

(19)

19

環境活動レポートガイドライン

●とりまとめる事項

①環境方針

②環境目標とその実績

③主要な環境活動計画の内容

④環境活動の取組結果の評価

⑤環境関連法規への違反、訴訟等の有無

●公表

・社外の人も閲覧(中央事務局のHPでも公表)

=環境経営の実績をPRする媒体ととらえると良い。

・事業年度終了後1年間の活動をまとめる。

08.08.05EA21普及セミナー

(20)

20

環境経営システムのPDCAサイクル

5.実施体制の構築 6.教育・訓練の実施 7.環境コミュニケーション 8. 実施及び運用

9.環境上の緊急事態への準備及び対応 1.環境方針の作成

2.環境負荷と環境活動の状況の 把握及び評価

3. 環境関連法規等の取りまとめ 4.環境目標及び環境活動計画の策定

10.取組状況の確認及び問題点の是正 11. 環境関連文書及び記録の作成・整理

継続的改善

計画の実施 取組状況の確認・評価

計画

Plan

Do Check

Action

1 2.代表者による全体の評価と見直し

全体の評価と見直し

ガイドラインの構築、運用すべき環境経営システムに沿って実施

12項目の要求事項は簡潔な記載

内容や方法については事業者のレベルに合わせた創意工夫を!

(21)

21

全国

21

事務東京

45

中央事務局認可れ、非営体)

審査実施

審査結果の判定(中央判定委員会)

エコアクション21認証・登録制度

環境への負荷の自己 チェックの実施

環境への取組の自己 チェックの実施

環境経営システムの 構築と運用、環境へ の取組の実施

環境活動レポートの 作成及び公表

エコアクション21参加事業者

審査結果報告

認証・登録契約の締結/認証・登録 審査申込(環境活動レポート、

会社案内等添付)

審査人の推薦依頼 (指名可)

審査書類送付

審査結果の判定

(地域判定委員会)

報告

21

審査計画書

適任の審査人を推薦、了承

審査計画書提出、承認

08.08.05EA21普及セミナー

(22)

22

◆ひとつの自治体内のいくつかの企業が一緒に「エコア クション21」に取り組む

◆ひとつの中核企業のサプライチェーンが一緒に「エコ アクション21」に取り組む

◆工業団地の中の企業が一緒に「エコアクション21」に 取り組む

エコアクション21中央事務局の費用支援で

専門家の取り組みのアドバイスがうけられる。当地域 事務局では、少数グループ方式のきめ細かい指導を しています。

お勧めのグループ形式の構築制度

「自治体イニシァティブプログラム」

「関係企業グリーン化プログラム」

「工業団地プログラム ( 仮称 )

08.08.05EA21普及セミナー

(23)

◆環境経営システムと環境への取組、環境報告の

3

要素がひとつ に統合されたガイドライン

環境経営に総合的

(

比較的容易、かつ効率的

)

に取り組むこと ができる。

◆環境経営システムを構築・運用する

環境への取組の推進

経費の削減、生産性・歩留まりの向上、目標管理の徹底

経営的にも効果をあげることがでる。

◆環境活動レポート作成、外部に公表

利害関係者(取引先や一般消費者等)に対して信頼性が向上

◆大手企業が環境経営を取引先の条件とするサプライチェーンの グリーン化に対応することができる。

まとめ:自社の環境負荷削減とコスト削減の効果(

エコアクション 21 に取り組むことのメリット)

(24)

○認証・登録証

認証・登録を受け

ると、認証・登録証

が交付されます。

(25)

ご不明な点は、お気軽にお問い合わせ下さい。

NPO法人東京城南環境カウンセラー協議会 エコアクション21地域事務局東京

住 所

:〒143-0015

東京都大田区大森西 2-4-1 松源ビル2F

電 話/FAX

:

03-5471-0095

E-mail : jaec@white.plala.or.jp

URL:

25

・エコアクション

21

を貴社の事業発展のツールととらえてください。

・第

3

者認証のため多少費用はかかりますが、 コストダウンや取 引先からの社会的評価の向上の他、社内の活性化も期待で きます。

・さらに地球温暖化防止や環境保全にも寄与します。

・環境の世紀のパスポートとして自信を持ってお勧めします。

本日はご静聴ありがとうございました。

08.08.05EA21普及セミナー

参照

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