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ポケットマニュアル3校

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(1)

部署名

氏 名

 このポケットマニュアルは、安全な医療を行

うための指針です。

 また、問題発生時に適切に対応するための指

針でもあります。

 常に携帯し、役立てて下さい。

(2)

目 次

長崎病院における

  医療に係る安全管理のための指針……… 1

 1.本院の安全管理体制……… 5

 2.インフォームド・コンセント……… 6

 3.インシデント・アクシデントの報告体制 …… 7

 4.患者誤認の防止法……… 11

 5.急性輸血副作用発生時初期対応ワークフロー …… 13

 6.患者間、患者と医療従事者間の暴力的トラブル …… 14

 7.自殺予防……… 16

 8.徘 徊……… 20

 9.院内感染……… 20

 10.ME機器……… 21

   医療機器管理システム操作説明……… 22

 11.研修医の医療行為に対する安全管理体制 … 23

 12.麻薬運用上の注意点 ……… 30

資料.AEDをくみこんだ救命処置の流れ……… 36

資料.気管挿管時の最低限厳守事項……… 39

資料.経管栄養安全管理……… 40

資料.エレベーター内の押しボタンによる専用運転手順 … 41

資料.血管外漏出時の組織障害性に基づく分類… 42

資料.抗がん剤血管外漏出時の対応フローチャート …… 43

資料.輸液ポンプ TOP-3300 警報の原因と対処法 … 44

資料.輸液ポンプ TOP-2300 警報の原因と対処法 … 46

資料.経腸栄養ポンプ TOP-6100 警報表示と原因 … 47

資料.シリンジポンプ取扱注意点……… 48

資料.インスリン基準書……… 52

資料.転倒・転落防止対策フローチャート……… 53

資料.口頭指示マニュアル……… 54

資料.病院内感染基本フローチャート……… 56

資料.鋭利物損傷・粘膜曝露時の連絡フローチャート … 57

緊急時の問い合わせ先……… 58

(3)

長崎大学病院における

      医療に係る安全管理のための指針

平成 20 年1月 16 日

第1 医療安全管理に関する基本的考え方

 長崎大学病院(以下「本院」という。)は、

適切な安全安心と高信頼性の医療サービスを

患者及びその家族(以下「患者等」という。)

に提供するために、医療事故防止、医薬品管

理及び医療機器管理等を踏まえた医療にかか

る安全管理(以下「医療安全管理」という。)

を目指す。

 また、「人間はエラーを犯す」ということ

を前提に、従業者一人ひとりが医療安全管理

に対する高い意識を持ち、関係する各部署及

び各委員会等が連携を図り、本院における医

療安全管理を推進する。

第2 医療事故防止委員会及びその他の

   組織に関する基本的事項

 病院長を委員長とする医療事故防止委員会

を設置し、医療安全管理に係る体制の確保及

び安全性向上に努めるものとする。また、医

療事故防止委員会の下に、医療事故、医薬品

安全管理及び医療機器安全管理に関し専門的

に検討する組織として、医療事故審議・対策

委員会、医薬品安全管理専門委員会及び医療

機器安全管理専門委員会を置くものとする。

(4)

 さらに、医療事故防止委員会及び各専門委

員会の任務を支援するため、安全管理部を設

置し、情報の収集・分析及び方策の企画立案

等に当たることとする。

第3 医療安全管理のための職員研修に

   関する基本方針

 医療事故防止委員会は、従業者を対象とす

る医療安全管理に関する研修を年2回以上行

う。また、医薬品及び医療機器の安全使用等

に関する研修については、医薬品安全管理専

門委員会及び医療機器安全管理専門委員会が

企画・立案し、関係従事者を対象に必要に応

じ行う。

第4 事故報告等の医療に係る安全の確保を目的

   とした改善のための方策に関する基本方針

 医療事故審議・対策委員会は、医療事故防

止委員会からの付託された医療事故の原因究

明に係る調査及び再発防止対策等について審

議するものとする。

 医薬品安全管理専門委員会及び医療機器安

全管理専門委員会は、医薬品及び医療機器の

取扱い等に関する不具合事象の各種報告を基

に内容を分析し、防止策の検討を行い、安全

確保の措置を講ずることとする。

(5)

第5 医療事故発生時の対応に関する基本方針

 医療事故が発生した場合は、迅速に患者の

救命や回復に全力を尽くし、医療事故防止委

員会で策定する「医療事故発生時の対応」等

に基づき対応することとする。

第6 医療従事者と患者との間の情報の共有

   に関する基本方針

 (1)診療情報の提供

 医療従事者と患者等とのより良い信頼関

係を構築することを目的とし、診療情報の

提供等に関する指針(平成 15 年厚生労働

省通知医政発 0912001 号)に従い具体的

な状況に即した方法により医療従事者は患

者等に対して、次に掲げる事項等について

説明することとする。ただし、医療従事者

は、患者が「知らないでいたい希望」を表

明した場合には、これを尊重することとす

る。また、患者が未成年者等で判断能力が

ない場合には、診療中の診療情報の提供は

親権者等に対して行うこととする。

  ① 現在の症状及び診断病名

  ② 予後

  ③ 処置及び治療の方法

  ④ 処方する薬剤について、薬剤名、服用

方法、効能及び特に注意を要する副作用

  ⑤ 代替的治療法がある場合には、その内

容及び利害損失(患者が負担すべき費用

(6)

が大きく異なる場合には、それぞれの場

合の費用を含む。)

  ⑥ 手術や侵襲的な検査を行う場合には、

その概要(執刀者及び助手の氏名を含

む。)、危険性、実施しない場合の危険性

及び合併症の有無

  ⑦ 当該診療情報が治療目的以外に、臨床

試験や研究などの他の目的も有する場合

には、その旨及び目的の内容

 (2)指針の閲覧

 本指針は、本院のホームページ等に掲載

することとする。

第7 患者等からの相談への対応に関する基本方針

 患者等からの医療安全管理に関する相談及

び苦情については、患者サービス課が安全管

理部と連携し対応する。

第8 その他医療安全の推進のために必要な基本方針

 本指針以外に必要な細目は、医療事故防止

委員会、医療事故審議・対策委員会、医薬品

安全管理専門委員会及び医療機器安全管理専

門委員会が、別に定める。

(7)

1.本院の安全管理体制

す べ て の

医 療 従 事 者

病 院 長

医 療 事 故

防 止 委 員 会

リスク

マネージャー

会議

医療事故審議

・対策委員会

医 療 事 故

調査委員会

報 告

報 告

方針指示

具体的指示

実 践

報 告

安全管理部

(8)

2.インフォームド・コンセント

(1)インフォームド・コンセントとは、「威嚇

又は不適当な誘導なしに、患者が理解できる

方法及び言語により、適当で理解できる以下

(略)の情報を患者に適切に説明した後に、

自由に行われる同意をいう。(1991 年国連

総会)」「患者が自己の病状、医療行為の目的、

方法、危険性、代替的治療法等につき正しい

説明を受け理解した上で、自主的に選択、同

意、拒否できる原則(1992 年日本弁護士連

合会)」などとされるものである。

(2)基本姿勢

 インフォームド・コンセントは、あくまで

患者を主体としている概念であり、患者の意

思決定は尊重されなければならない。

 インフォームド・コンセントにあたって

は、医療従事者は誠実かつ適切な説明に努め

なければならない。

(3)説明書及び承諾書

 手術、麻酔、検査、処置、治療法(院内

製剤も含む)などの身体に侵襲を与える行為

を行う場合は、説明書及び承諾書を必ず作成

し、診療録に添付する。

(4)インフォームド・コンセント実施に関す

ることについては「インフォームド・コンセ

ントガイドライン」を参照すること。

(9)

3.インシデント・アクシデントの報告体制

 職員が医療安全に関わる様々な事象と出会っ

た場合は、医療事故の防止対策を立案するた

め、また医療事故に迅速に対応するために、イ

ンシデントレポートの提出を行う。

(1)用語の定義

 ①インシデント(ヒヤリハット)

 狭義のインシデントとは、患者あるいは患

者家族および職員に事故に至る可能性がある

事態が発生し、なおかつ実際には被害や事故

につながらなかった潜在的事例とし、日常診

療の現場で“ヒヤリ”としたり“ハッ”とし

たりした出来事を言う。具体的には、①患者

には実施されなかったが、仮に実施されたと

すれば何らかの被害が予測される場合、②患

者に実施されたが結果的に被害がなく、また

その後も観察も不要であった場合等を指す。

 なお広義のインシデントは実際に被害が発

生したアクシデントを含むものとし、インシ

デントレポート報告の対象は広義のインシデ

ントとする。

 ②医療事故(アクシデント)

 疾病そのものでなく、医療機関で発生した

患者あるいは患者家族および職員の有害な事

象を言い、医療行為や管理上の過失の有無を

問わない。

(10)

(2)国立大学病院医療安全協議会の

影響レベル分類

影響レベル

傷害の継続性

傷害の程度

0

な し

実害なし

一過性

軽 度

3a

一過性

中等度

3b

一過性

高 度

4a

永続的

軽度∼中等度

4b

永続的

中等度∼高度

死 亡

死 亡

(11)

説  明

エラーや不具合が患者に及ばなかった

影響を及ぼした可能性はあるが実害はない

バイタルサインの軽度変化程度で、観察や検査を

行ったが処置や治療は行わなかった

簡単な処置や治療を要した

( 消毒、湿布、縫合、投薬 )

濃厚な処置や治療を要した

(人工呼吸器、 手術、外来からの入院、入院延長、骨折)

有意でない障害や後遺症が残った

有意な障害や美容上の問題を伴う

死亡(原疾患の自然経過によるものを除く )

(12)

(3)インシデントレポート報告手順

 当事者もしくは報告者が、病院イントラネッ

トにアクセスし、インシデントシステムに入力

をする。リスクマネージャーがレポート確認承

認後、安全管理部へ送信する。

 アクシデントのうち「影響レベル3b 以上」

の事例では、リスクマネージャーは診療科長ま

たは部長へ報告する。診療科長または部長は病

院長へ報告する。迅速な対応が求められる場合

は病院長が医療事故審議・対策委員会を招集す

る。リスクマネージャーは審議依頼書を安全管

理部を通じて病院長へ速やかに提出する。

(図 アクシデント発生時の報告・連絡体制)

(4)インシデントレポート報告対象外の事例

 ①院内感染

→感染制御教育センター 内線 7731

 ②食中毒

→感染制御教育センター 内線 7731

 ③針刺し、粘膜など感染性病原体曝露

→感染制御教育センター 内線 7731

 ④暴行傷害(事件)、窃盗、盗難(事件)

→総務課総務   内線 7212、7214

 ⑤患者さんやご家族からの苦情

   (医療行為に関わらないもの)

→患者サービス課    内線 7610

(13)

4.患者誤認の防止法

 入院患者の場合はリストバンドで確認

リストバンドでのバーコード認証を行う。

(リ

ストバンド運用マニュアル参照)

外来患者の場合はフルネームと生年月日で口

頭確認または外来誘導カードにてバーコード

認証を行う。

Ⅰ 同姓または同姓同名、類似名患者対策

 (1)必ず氏名をフルネームで呼称する。

 (2)エンボスカードに「同姓者あり」「同姓

同名あり」

「類似名者あり」のシールを貼る。

 (3)ナースコールの患者氏名欄に、同姓ま

たは同姓同名、類似名患者の自動表示で確

認し、注意喚起を行う。

 (4)原則として、同姓または同姓同名、類似

名者は同室にしない。

 (5)患者自身に同姓または同姓同名患者が

いることを告げ、注意を喚起し、協力を

得る。

 (6)検査や他科紹介などで電話対応する場合

は、必ず「病棟名」

「科名」

「氏名」

「ID番号」

を互いに確認する。

(14)

Ⅱ その他

 (1)一度に複数の患者の処置は行わない。

(点

滴接続など)

 (2)採血や点滴接続などは、原則として実施

途中の交代はしない。

 (3)検査予約票を患者に持参してもらい検査

を受けてもらう。

(15)

ヘモグロビン血漿や ヘモグロビン尿 ハプトグロビン ※輸血実施の正しい手順については「輸血療法マニュアル」を参照 血管痛・発熱・悪寒戦慄・胸部圧迫感・呼吸困難・ 胸背部痛・ショック・ヘモグロビン尿 等

ABO 不適合輸血による急性血管内溶血

を疑う ABO 不適合輸血が 考えられる場合、 アクシデント発生時の対応を 速やかにとる

5.急性輸血副作用発生時初期対応ワークフロー

STEP1

1.ただちに輸血を中止する。 2.留置針等のルートを残して、セットごと交換する。 3.実施した血液バッグの確保(ただちにクランプして、 出来るだけ無菌的な状態で細胞療法部へ運ぶ)→原因調査。 4.生理食塩水または乳酸リンゲル液を最速で点滴開始。 5.バイタルサインのチェックと全身管理開始。 6.膀胱バルーンカテーテル留置して、尿量測定開始。 7.採血(検血・生化・血液型・直接クームス試験・凝固・ 血液ガス等)の実施。

STEP2

 集中治療部( I C U)、細胞療法部へ連絡し、協力して I C Uにおける管理を行う体制をつくる。

STEP3

 循環不全、腎不全、DIC 等に対する治療 アナフィラキシー反応 非溶血性発熱反応 輸血関連急性肺障害(TRALI) 血液バッグの細菌汚染 鑑別診断(輸血副作用として) ◆生理食塩水または乳酸リンゲル液による補液循環血液量、電解質の是正 ◆利尿剤投与  フロセミド 250mg を 4 時間以上かけて div ◆ドパミン製剤投与  3 ∼ 5μg/kg/min  以上の措置により、1ml/kg/hr の尿量を確保する不応の場合、血液透析 実施の判断を行う ◆出血傾向の制御 ◆ヘパリン 5000 単位 IV、以後 1500 単位 / 時で 6 ∼ 24 時間持続 iv → 出血 症状に注意

 あるいは、FOY1000 ∼ 2000mg/day div

各病態に対応した検査と治療

急性溶血反応と確定

(16)

6.患者間、患者と医療従事者間の暴力的トラブル

Ⅰ 院内暴力とは院内で発生するすべての暴力を指し、暴力 の内容は次に揚げるレベルで区分する。 Ⅱ 院内暴力への対応の基本は、表 1「院内暴力レベル別 対応の基本」を参考にし、院内暴力のハイリスク時また は発 生時 には、表 2「院内 暴 力 ハ イ リ ス ク 時・ 発 生 時 緊急連絡体制」に則った対処法をとること。

表 1 院内暴力レベル別 対応の基本

レベル レベル(Ⅰ)レベル(Ⅱ)レベル(Ⅲ)レベル(Ⅳ) 内 容 暴言、脅迫、 威嚇、迷惑行為 暴力、器物破損 被害者に医療処 置を要する傷害 が生じるほどの 暴力 被害者に生死に 関わる重大な障 害が生じるほど の暴力 対 応 ①暴言・暴力・迷惑行為の危険性が 高いと判断した場合  ・職員の安全を確保する  ・当該部署の責任者(診療科長・ 主治医・看護師長等)による説 得・対応を試みる  ・単独で対応せず、周囲の協力を 求める ②職員の制止を聞き入れず、暴言・ 迷惑行為・器物破損・暴力が執拗 に繰り返される場合  ・当該部署の責任者による説得・ 対応に応じてもらえない場合 は、速やかに守衛に連絡する  「院内暴力ハイリスク時・発生時 緊急連絡体制」を参考。  ・守衛が現場に駆けつけ、 「 こ の よ う な 状 況 で は 正 常 な 診 療 (業務)ができないため、本院の方針 により退去して頂きます」  と宣言する  ・守衛の宣言に応じない場合、警 察に通報する  ・守衛の到着を待てない場合、暴 力の危険性が高まっている場合 は、当該部署から直接警察に通 報する(その場合、守衛にも通 報した旨を報告しておく) ①速やかに警察に通報するととも に、当該部署や関連部署の責任者は 現場に急行する ②警察の指示を受けながら対処する ③病院長の判断で対策本部を設置 し、その後の対応・方針を明確に関 連各所へ指示伝達する 【各責任者の役割】 1)警察対応:通報・報告・指示を 受ける 2)現場での役割分担を明確にする ・被害者救助(診断書の作成) ・加害者情報の把握 ・現場保存と現場検証 ・他患者および職員の安全確保 ・被害者家族への対応 3)情報の一元化 【対策本部の組織・役割】 1)本部長;病院長 2)構成員:副院長、医療安全管理 部、事務部長、記録係等 3)機能:情報の集約と統率(指示命令) ・患者および職員の安全と診療機能 の維持に関する指示 ・警察との連携 4)マスコミ対応等

(17)

表 2 院内暴力ハイリスク時・発生時 緊急連絡体制

レベル レベル(Ⅰ)レベル(Ⅱ)レベル(Ⅲ)レベル(Ⅳ) 内 容暴言、脅迫、 威嚇、迷惑行為 暴力、器物破損 被害者に医療処 置を要する傷害 が生じるほどの 暴力 被害者に生死に 関わる重大な障 害が生じるほど の暴力 連 絡【当該部署のみで対応できた場合】 関連部署の責任者へ状況を報告し、 必要に応じて対応策を検討する 【原則的に、警察通報が必要】 「アクシデント発生時の報告・連絡 体制」に則る

 【当該部署で対応できない場合】

 迷わずに守衛室へ緊急連絡を!!

当該部署から守衛室に応援要請!! 「○○(場所)で院内暴力が発生です!   応援お願いします!!」 守衛室 PHS  98301 内線  7222 浦上警察署 Tel : 842-0110 守衛の到着を待てな い場合は、迷わずに 各部署から直接警察 に連絡を!! 管理師長 総務課・患者サービス課 *夜間・休日は、守衛室から の申し送りで伝達される

(18)

7.自殺予防

−自殺の危険因子−

( ア ) 精神疾患の罹患や既往

( イ ) 自殺企図あるいは自傷行為

( ウ ) 最近の喪失体験(親しいものとの離別・

   死別、失職、身体機能の喪失など)

( エ ) 心理的孤立あるいは絶望感、不眠

( オ ) 近親者や親しい知人の自殺や自殺企図

( カ ) アルコールや薬物の乱用

( キ ) 悪性腫瘍、難治性疾患、制御できない痛み

( ク ) 精神障害を伴う薬剤(ステロイド製剤など)

(19)

自殺予防のためのフローシート

【入院病棟の場合】 自殺のリスクがある患者や希死念慮が疑わしい患者 自殺リスク・アセスメントのためのチェックリストを活用する 〈医師と看護師が一緒にチェックすることが望ましい〉 チェックリストに 該当する 項目がない患者 チェックリストに 該当する 項目がある患者 自殺リスクが極めて 高い患者 自殺リスクの評価が 難しい患者 精神科リエゾン コンサルトを検討 平日:精神科外来7294 夜間土日:精神科当直医 部署と連携をとりながら 精神科的治療を開始する 自殺予防のための対策を 強化する マニュアルに沿った 「自殺予防のための 対策」を行う 自殺リスク・アセスメントを 繰り返し必要時には 精神科コンサルトを検討 観察を継続しながら 自殺リスク・ アセスメント を繰り返す 自殺リスク・アセスメントのためのチェックリストを活用する 〈医師と看護師が一緒にチェックすることが望ましい〉 【救命救急センター・外来の場合】 自殺企図後の患者や外来で希死念慮を訴える患者 強く希死念慮を訴える患者 自傷行為を繰り返す患者 入院は不要だが、自殺再企図が懸念される患者 当院精神科外来受診中の患者 意識障害がある患者 身体的重症度が高い患者 来院時死亡 入院後死亡 遺族ケア※ 精神医学的な評価は難しいが 家族へのインタビュー等が 必要な場合があるので状況に 応じて精神科コンサルタント を検討 身体的な回復状況に応じた 精神科的治療の検討 状況に応じて 精神科リエゾンコンサルトを検討 平日:精神科外来7294 夜間土日:精神科当直医 必要時 当該部署スタッフをとりながら、 精神科的治療を開始する マニュアル「自殺予防のための対策」を 参考にしながら精神科医等と対応を検討する ※遺族が後追い自殺を企てる可能性があることを 知っておく 専用のリーフレットなどを活用する 悲嘆反応の強い遺族ケアには、精神科医やリエゾ ン精神看護専門看護師等とも連携を図る

(20)

自殺のリスク・アセスメントのためのチェックリスト

患者名〔       〕      生年月日    歳 男性女性 日付 / / / サイン(Ns/Dr) 項目 ☆□ ☆□ ☆□ 患者の訴え 死や自殺の願望・意思を口にしている □ □ □ 絶望感やあきらめを口にしている □ □ □ 身体機能の喪失、疼痛により強い苦悩・ 苦痛を訴えている □ □ □ 既往歴・ 家族歴 精神疾患の既往歴がある □ □ □ 自傷・自殺企図の既往がある □ □ □ 自殺の家族歴がある □ □ □ 生活環境 生活上の 問題 最近、親しいものと離別・死別があった □ □ □ 失業や経済的破綻を経験した □ □ □ 家族や介護者、相談者がおらず孤立している □ □ □ 症状・疾病 精神症状を呈している、あるいは精神 疾患を合併している □ □ □ 抑うつ状態にある □ □ □ 強い不安状態ないしは焦燥状態にある □ □ □ 不安や食思不振が続いている □ □ □ 明らかな行動上の変化・異常を認めている □ □ □ 慢性ないしは進行性の身体疾患に罹患している □ □ □ 自身の身体や健康に無頓着である □ □ □ ※チェックリストに該当するものがあれば、その他の項目についても注意深く観察し、  「自殺予防のための対策(マニュアル○○参照)」を検討する ※☆の項目がチェックされる場合、また複数の項目がチェックされる場合には特に注意が必要 ※各項目は自殺の予測危険因子として知られているが、このチェックリストそのものが万能と  いうわけではない ※アセスメントは医療チームで一緒に行うことが望ましい(情報を共有することが重要) ※チェックリストの信憑性にとらわれず、個々の患者にあわせて柔軟に適用する ※評価が難しい場合、精神科医やリエゾン精神看護専門看護師へコンサルテーションをする ※コンサルテーション時には、このチェックリストを事前にチェックしておく 診療科       病 棟       主治医      

(21)

自殺行為

「自殺事故発生から蘇生まで」

蘇生できた場合

 集中治療部または必要診療科に搬送し、家族

への説明を行う。

蘇生できない場合

 死亡確認→家族への説明→総務課を介して浦

上警察署に連絡→死体検案または司法解剖→死

後処置後霊安室

看護師長は看護部長、GRM、総務課へ報告 時間外は管理師長、時間外事務受付へ報告 医局長は病院長に報告 主治医は看護師長、医局長、 リスクマネージャー、診療科長に連絡 主治医は家族への説明 主治医と入院部署または外来に連絡 ハートコール(防災センター:内線 3333) 患者蘇生開始(病棟、外来、救命救急センター等)

自殺者発見

(22)

8.徘 徊

 1)認知症・健忘のある場合は、入院時に充

分な情報を収集しアセスメントする。家

族と共に危険防止策を考え、対応する。

 2)病室やベッドの配置を考慮し、頻回の

訪室と共に常に在室確認を行う。

   場合によってはモニター監視し所在の

把握を行う。

 3)離床センサーマット、うーご君などの

I T 機器を活用する。

 4)患者に階名、氏名を記載した名札をつけ、

入院階がわかるようにしておく。

9.院内感染

 感染対策マニュアルについては、Web 上に

掲載されているものが原本であり、適宜改訂さ

れている(http://intranet.mh.nagasaki-u.ac.jp/

intranet/kansen/sub2.html)ので、これを参照

すること。

  ま た、 感 染 対 策 に 関 し て 緊 急 の 連 絡 が

必 要 と な っ た 場 合 に は、 上 記 マ ニ ュ ア ル

内 あ る い は、 病 院 イ ン ト ラ ネ ッ ト(http://

intranet.mh.nagasaki-u.ac.jp/intranet/index.html)

の緊急連絡先に番号が掲載されている。

(23)

10.ME機器

 1)医療機器安全使用研修会などに参加して、

機器の正しい取り扱い方法・注意事項など

を習得しておく。取り扱い説明書を各機器

につけておく。

 2)初めて及び慣れない機器の場合一人では

行わない。

 3)慣れている動作でも必ず操作手順に従い

指差し確認して行う。

 4)機器使用前には始業点検を行い、正常動作

を確認したのち患者さんへ装着する。使用

中の作動状況もチェックリストを用いて定

期的にチェックする

 5)停電時非常用電源に接続し、再起動の点

検を行う。機器(人工呼吸器)によって

は最初から非常用電源を使用する。

 6)電源コードはマクロショック予防のため

3Pコンセントへ接続する。不必要な

2P変換プラグを使用しない。

 7)患者さんの状態にあった適切なアラーム

設定を実施する。アラーム設定を OFF

にしない。

 8)機器動作異常と感じた時や落下などによ

る衝撃を受けた時には、直ちに機器の使

用を中止し、所定の手順で修理・点検依

頼をする。

 9)1つの電気回路に接続するアンペア数を

考慮して接続する。

 10)患者さんの転倒防止、スタッフが動きや

すいようにコード類を整理する。

(24)

医療機器管理システム

 ME 機器センターから機器を借用・返却

する場合には、必ず医療機器管理システ

ムへの登録を行って下さい。

 実施方法は ME 機器センター受付にある

手順書を参照にしてください。

注意事項

時間外・休日は施錠しています。

電子錠へ入室カードをかざして

開錠してください。

 時間外・休日の修理・点検依頼機器の

返却は禁止とします。

 修理・点検の場合は ME 機器センター管

理機器修理・点検依頼書(ME 機器センター

HP から印刷)に内容を記入し、該当機器

に添付して返却して下さい。

(25)

11. 研修医の医療行為に対する安全管理体制

<国立大学医学部附属病院長会議 常置委員会 (平成 16 年2月)より> ※平成 21 年9月、処置、注射、救急の項目について独自改訂 研修医が単独で行なってよい処置・処方の基準  長崎大学病院における診療行為のうち、研修医が、指導医 の同席なしに単独で行なってよい処置と処方内容の基準を 示す。実際の運用に当たっては、個々の研修医の技量はもと より、各診療科・診療部門における実状を踏まえて検討する 必要がある。各々の手技については、例え研修医が単独で行 なってよいと一般的に考えられるものであっても、施行が 困難な場合は無理をせずに上級医・指導医に任せる必要があ る。なお、ここに示す基準は通常の診療における基準であっ て、緊急時はこの限りではない。 I.診察   研修医が単独で行なってよいこと   A.全身の視診、打診、触診   B.簡単な器具(聴診器、打腱器、血圧計などを用いる全身の診察)   C.直腸診   D.耳鏡、鼻鏡、検眼鏡による診察     診察に際しては、組織を損傷しないように十分に注     意する必要がある   研修医が単独で行なってはいけないこと   A.内診 II.検査  1.生理学的検査   研修医が単独で行なってよいこと   A.心電図、24 時間ホルダー心電図、簡易型睡眠ポリ     グラフィー   B.聴力、平衡、味覚、嗅覚、知覚   C.視野、視力   D.眼球に直接触れる検査     眼球を損傷しないように注意する必要がある   E.API測定   研修医が単独で行なってはいけないこと   A.脳波   B.呼吸機能(肺活量など)   C.筋電図、神経伝達速度   D.睡眠ポリグラフィー

(26)

 2.内視鏡検査など   研修医が単独で行なってよいこと   A.喉頭鏡   研修医が単独で行なってはいけないこと   A.直腸鏡   B.肛門鏡   C.食道鏡   D.胃内視鏡   E.大腸内視鏡   F.気管支鏡   G.膀胱鏡  3.画像検査   研修医が単独で行なってよいこと   A.超音波    内容によっては誤診に繋がる恐れがあるため、検査結 果の解釈・判断は指導医と協議する必要がある   研修医が単独で行なってはいけないこと   A.単純X線撮影   B.CT   C.MRI   D.血管造影(含心臓カテーテル検査)   E.核医学検査   F.消化管造影   G.気管支造影   H.脊髄造影  4.血管穿刺と採血   研修医が単独で行なってよいこと   A.末梢静脈穿刺と静脈ライン留置    血管穿刺の際に神経を損傷した事例もあるので、確実 に血管を穿刺する必要がある困難な場合は無理をせず に指導医に任せる   B.動脈穿刺    肘窩部では上腕動脈は正中神経に伴走しており、神経 損傷には十分に注意する    動脈ラインの留置は、研修医単独で行なってはならない    困難な場合は無理をせずに指導医に任せる   研修医が単独で行なってはいけないこと   A.中心静脈穿刺(鎖骨下、内頚、大腿)   B.動脈ライン留置   C.小児の採血    とくに指導医の許可を得た場合はこの限りではない    年長の小児はこの限りではない   D.小児の動脈穿刺    年長の小児はこの限りではない

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 5.穿刺   研修医が単独で行なってよいこと   A.皮下の嚢胞   B.皮下の膿瘍   C.関節   研修医が単独で行なってはいけないこと   A.深部の嚢胞   B.深部の膿瘍   C.胸腔   D.腹腔   E.膀胱   F.腰部硬膜外穿刺   G.腰部くも膜下穿刺   H.針生検  6.産婦人科   研修医が単独で行なってはいけないこと   A.腔内容採取   B.コルポスコピー   C.子宮内操作  7.その他   研修医が単独で行なってよいこと   A.アレルギー検査(貼付)   B.長谷川式痴呆テスト   C.MMSE   研修医が単独で行なってはいけないこと   A.発達テストの解釈   B.知能テストの解釈   C.心理テストの解釈 Ⅲ.治療  1.処置   研修医が単独で行なってよいこと   A.皮膚消毒、包帯交換   B.創傷処置   C.外用薬貼付・塗布   D.気道内吸引、ネブライザー   E.導尿     前立腺肥大などのためにカテーテルの挿入が困難なときは 無理をせずに指導医に任せる     新生児や未熟児では、研修医が単独で行なってはならない   F.浣腸     新生児や未熟児では、研修医が単独で行なってはならない     潰瘍性大腸炎や老人、その他、困難な場合は無理をせずに 指導医に任せる

(28)

  G.胃管挿入(注入目的以外のもの)     反射が低下している患者や意識のない患者では、胃管の位 置をX線などで確認する     新生児や未熟児では、研修医が単独で行なってはならない     困難な場合は無理をせずに指導医に任せる   H.気管カニューレ交換     研修医が単独で行なってよいのはとくに習熟して いる場合である     技量にわずかでも不安がある場合は、上級医師の同 席が必要である   研修医が単独で行なってはいけないこと   A.ギプス巻き   B.ギプスカット   C.胃管挿入(注入目的のもの)     反射が低下している患者や意識のない患者では、胃 管の位置をX線などで確認する   D.一次ペーシング 2.注射   研修医が単独で行なってよいこと   A.皮内   B.皮下   C.筋肉   D.末梢静脈   E.関節内   研修医が単独で行なってはいけないこと   A.中心静脈(穿刺を伴う場合)   B.動脈(穿刺を伴う場合)   C.輸血     上級医、指導医とのダブルチェック等、当院の「輸 血療法マニュアル」に従う。   D.切開、縫合を伴う血管確保、及びそのカテーテル抜去   E.中心静脈カテーテルの挿入、抜去   F.抗悪性腫瘍薬の作成・ミキシング、ルートが確保さ れていない状態での投与、抗悪性腫瘍薬投与のため のルート確保   G.下記の循環作動薬のワンショット・側管注      強 心 剤:ジゴキシン(新規開始の場合)      抗不整脈剤:アミサリン、アミオダロン、インデラル、シベノール、 シンビット、タンボコール、リスモダンP、ワソラン、 キシロカイン、サンリズム      血圧降下剤:ペルジピン、ヘルベッサー、ニトロール、ミリスロール      鎮 静 剤:セルシン、ドルミカム、ロヒプノール、セレネース  上記以外の薬剤でも危険と思われる薬剤に関しては、上級 医、指導医の下で行う。

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3.麻酔   研修医が単独で行なってよいこと   A.局所浸潤麻酔    局所麻酔薬のアレルギーの既往を問診し、説明・同 意書を作成する   研修医が単独で行なってはいけないこと   A.脊髄麻酔   B.硬膜外麻酔(穿刺を伴う場合) 4.外科的処置   研修医が単独で行なってよいこと   A.抜糸   B.ドレーン抜去     時期、方法については指導医と協議する   C.皮下の止血   D.皮下の膿瘍切開・排膿   E.皮膚の縫合   研修医が単独で行なってはいけないこと   A.深部の止血     応急処置を行なうのは差し支えない   B.深部の膿瘍切開・排膿   C.深部の縫合 5.処方   研修医が単独で行なってよいこと   A.一般の内服薬     処方箋の作成の前に、処方内容を指導医と協議する   B.注射処方(一般)     処方箋の作成の前に、処方内容を指導医と協議する   C.理学療法     処方箋の作成の前に、処方内容を指導医と協議する   研修医が単独で行なってはいけないこと   A.内服薬(抗精神薬)   B.内服薬(麻薬)     法律により、麻薬施用者免許を受けている医師以外 は麻薬を処方してはいけない   C.内服薬(抗悪性腫瘍剤)   D.注射薬(抗精神薬)   E.注射薬(麻薬)     法律により、麻薬施用者免許を受けている医師以外 は麻薬を処方してはいけない   F.注射薬(抗悪性腫瘍剤)

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Ⅳ.その他   研修医が単独で行なってよいこと   A.インスリン自己注射指導     インスリンの種類、投与量、投与時刻はあらかじめ 指導医のチェックを受ける   B.血糖値自己測定指導   C.診断書・証明書作成     診断書・証明書の内容は指導医のチェックを受ける   研修医が単独で行なってはいけないこと   A.病状説明     正式な場での病状説明は研修医単独で行なってはな らないが、ベッドサイドでの病状に対する簡単な質問 に答えるのは研修医が単独で行なって差し支えない   B.病理解剖   C.病理診断報告 救命救急センターにおける研修行動目標で、研修医が単独で 行なってよい処置・処方の基準 1.救急診療の基本的事項   研修医が単独で行なってよいこと   A.バイタルサインの把握   B.身体所見を迅速かつ的確にとる   C.BLS   研修医が単独で行なってはいけないこと   A.重症度と緊急度の判断   B.ACLSに基づく救命処置   C.BLSの指導   D.頻度の高い救急疾患・外傷の初期治療   E.専門医への適切なコンサルテーション 2.経験しなければならない手技   研修医が単独で行なってよいこと   A.気道確保   B.人工呼吸   C.心マッサージ   D.採血   E.注射法(皮内、皮下、筋肉、点滴、静脈路確保)   F.導尿法   G.圧迫止血法   H.創部消毒とガーゼ交換   I.軽度の外傷・熱傷の処置   J.包帯法

(31)

  研修医が単独で行なってはいけないこと   A.気管挿管   B.ラリンゲアルマスク   C.除細動   D.中心静脈路確保   E.緊急薬剤の使用   F.穿刺法(胸腔、腰椎、腹腔)   G.局所麻酔   H.簡単な切開、排膿   I.皮膚縫合   J.ドレーン・チューブ類の管理   K.緊急輸血   L.関節内注射   M.気管カニューレ交換   N.胃管の挿入と管理     * J. K. L は、救急部の緊急患者においては、      研修医単独で行なうことは危険と考えます。 3.モニタリング   研修医が単独で行なってよいこと   A.心電図   B.血圧測定   C.パルスオキシメータ−   D.カプノメーター   E.体温モニター

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12. 麻薬運用上の注意点

麻薬を取り扱う場合は「麻薬運用マニュアル」に従うこと

以下は、麻薬運用マニュアルより抜粋。

麻薬の取扱い上の注意点

① 麻薬は必ず麻薬専用の金庫に保管する。但し、各病棟及び診

療科の麻薬帳簿は麻薬と同じ金庫に入れないこと 。 病棟等の

麻薬金庫には、必ず施錠する。

② 麻薬金庫の鍵は、麻薬金庫の担当者を決め、担当者が責任を

持って管理する。麻薬金庫の鍵の引き継ぎは確実に行い、次

の麻薬金庫担当者へ引き継ぐ。麻薬金庫担当者は、原則、コー

ディネーターまたはリーダーとする。麻薬金庫の鍵を引き継

いだ際には、「麻薬等の鍵受け渡しチェック表」に日付、引き

継いだ時刻、氏名を記載する。一時的に鍵を引き継ぐ際にも「麻

薬等の鍵受け渡しチェック表」に記載を行う。

③ 麻薬を金庫より取り出す際には、2 名以上で行う。

④ 麻薬の運搬は医師、看護師が行い、原則として専用バッグ(赤

色)にて行う。

⑤ 麻薬に係わる時は他の業務と兼務しない。

⑥ 麻薬の廃棄は全て薬剤部で行う。廃棄する麻薬と麻薬廃棄願

い(麻薬(注射薬)の場合は施用票)とを薬剤部麻薬室へ持

参し、手渡しする。

⑦ 麻薬の患者間での貸し借りは絶対にしない 。

⑧ 麻薬配置薬のある診療科や病棟に対し、薬剤部の麻薬担当者

が定期的に麻薬管理状況の巡視を行う。

⑨ 麻薬の処方は麻薬施用者免許番号を電子カルテに登録しなけ

れば処方できない。

(33)

入院中の麻薬の取扱い

麻薬(内服・外用薬)の取り扱い、記録

① 麻薬の処方は麻薬施用者番号を有する医師のみが可能である。

② 麻薬処方せん下部に「麻薬施用者氏名」

「麻薬施用者免許番号」

が印字されるので、施用医が押印またはフルネームで署名し

たものを薬剤部麻薬室まで持参する。

③ 麻薬受け取り時は薬剤師と共に麻薬の品目、規格、数量を必

ず確認し、処方せんの「受領者」欄にサインを行う。薬剤部

より払出しを受けた麻薬は病棟麻薬金庫内に保管する。麻薬

処方せん控えは、当該の払い出しを受けた麻薬を使い切るも

しくは、返品するまでは保管する。

④ 与薬が完了し、空となった薬袋は、「与薬確認票」(金庫から

の取り出し記録)を兼ねるので、廃棄せず、薬剤部麻薬室に

提出する。

⑤ 麻薬を患者に与薬または投薬した場合には、使用した麻薬の

名称(規格を含む)、数量および与薬あるいは内服時刻の記録

が電子カルテに必要である。

⑥ 持参麻薬を使用している場合は、電子カルテ上で定時使用薬

および頓用薬にかかわらず、使用記録のため「記事入力」を

行う。記録内容は、麻薬名(規格を含む)、使用数量、与薬ま

たは服薬時刻を記載する。

⑦ 患者が転棟する場合、使用している麻薬は麻薬運搬用の袋に

入れ、他の薬剤とは別に運搬し、転棟先への引き継ぎを行う

こと。

⑧ 麻薬を使用している患者が外泊する場合、外泊時に持たせる

麻薬の名称(規格を含む)、数量を「記事入力」にて記載する。

⑨ 麻薬を使用している患者が退院する場合、麻薬の未実施の分

が残っている場合は、退院処理が終了する前に主治医は中止

入力を行い、麻薬の返品処理を行う。退院後も継続して使用

する場合は、主治医は麻薬の退院時処方を行う。

(34)

麻薬(注射薬)の取り扱い、記録

① 麻薬の処方は麻薬施用者番号を有する医師のみが可能である。

② 麻薬処方せん下部に「麻薬施用者氏名」

「麻薬施用者免許番号」

が印字されるので、施用医が押印またはフルネームで署名し

たものを薬剤部麻薬室まで持参する。

③ 麻薬受け取り時は薬剤師と共に麻薬の品目、規格、数量を必

ず確認し、処方せん「受領者」欄にサインを行う。

④ 麻薬(注射薬)を薬剤部より病棟の麻薬金庫へ保管する際に

は、「麻薬(注射薬)記録簿」へ記載する。

⑤ 病棟の麻薬金庫より麻薬を取り出す際には、麻薬金庫の担当

者および他 1 名以上の計 2 名以上が立ち会って麻薬金庫より

取りだす。麻薬(注射薬)の混注調製時に事故が発生しやす

いので、調製の前にテーブルの整理整頓を行うこと。

⑥ 麻薬(注射薬)をシリンジに詰める、もしくは希釈液等で調

製したものをシリンジに詰める際には、「医療用麻薬注射ラベ

ル」をシリンジに貼付すること。調製する際には、看護師と

確認の上、調製を行い、麻薬(注射薬)記録簿に調製日時を

記載する。

 <ラベルの記入方法>

・ラベルの貼付部位には注射薬(麻薬)に

 添付されているシールを貼付

・シリンジ内の麻薬量を mg、溶解液を含む全量を ml で記入

・施用日、患者名をフルネームで記入

・調製日時(作成日時)を記入し、作成者のサインをする。

⑦ 麻薬(注射薬)を生食等で希釈した場合は、希釈方法につい

ては、希釈液を処方時にフリーコメントで入力し、電子カル

テ上に記録を残すこと。なお、処方後、希釈方法など変更が

生じた場合は、診察記事に変更内容を記録し、一般指示にて

希釈量、投与方法の変更指示を行う。

⑧ 調製した麻薬を麻薬金庫に保管する場合は、必ず金庫の扉と

平行になるように保管する。調製後、麻薬金庫に保管する場

合は 2 名で確認の上保管する。麻薬金庫収納時刻を麻薬(注

射薬)記録簿へ記載する。

⑨ 投与のため、麻薬金庫より麻薬(注射薬)を取り出す際には、

2 名以上で確認し、日付、時刻を麻薬(注射薬)記録簿へ記

載する。投与開始時にバーコードを読み込むとともに、施用

票に投与開始した日付を記載する。電子カルテにも記事入力

で、接続した薬剤名、時刻を記載する。

(35)

  レスキューを使用した場合、電子カルテに記事入力でレスキュー

を使用した旨、使用した薬剤名、投与した用量を記録する。

⑩ 投与終了時に残量が発生した場合は、施用票と電子カルテに

残量を記録すること。麻薬(注射薬)の残量がある場合は、

薬剤部麻薬室まで速やかに返品する。なお、点滴、シリンジ

ポンプを使用して投与した場合、ラインの麻薬も残薬として

薬剤部麻薬室まで返品を行う。

紛失、破損、漏出等、麻薬事故発生時の対応

麻薬で最もしてはいけないことは、「所在不明」にすることである 。

麻薬の紛失・漏出等、事故が発生したときは自己判断で行動せず、

時間外、休日を問わず、まず薬剤部に連絡し、対応の指示を待つ。

大原則は「現場保存」である。

1)紛失

  紛失が発生した場合は、とにかく徹底して捜索し、速やかに

薬剤部麻薬室へ連絡する。盗難が考えられる場合は、警察署

への通報も考慮する必要がある。

2)破損・漏出

  破損・漏出が発生した場合は、漏れ出した液、破損容器を可能

な限り全て回収し、速やかに薬剤部麻薬室へ連絡する。ただし、

回収は 1 人では行わず、必ず 2 人以上で行うこと。

3)麻薬事故

  麻薬事故が発生したら、直ちに薬剤部麻薬室へ連絡し、麻薬担

当薬剤師の指示に従う。必要に応じて、麻薬事故報告書の提出

を行う。 さらに、インシデント・レポートの提出も行うこと。

4)その他

  麻薬の取扱いに関して不明な点があれば、自己判断、自己解

決せず、薬剤部麻薬室(内線 2707)へ連絡、相談する。

金庫の扉を閉める際に押し子 (プランジャ)を扉で押すことに よる流出防止のため、縦置きし ないこと。 金庫の扉

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─ 34 ─ 2

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「当院採用麻薬」

(H22.12.16 現在)

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(38)
(39)

AED

の特徴と各部の名称

・操作が簡単

・音声による操作ガイダンス

・電気ショックが必要かどうかを

A

E

Dが判断

・小型・計量

(2∼3kg)

で持ち運びが容易

・バッテリ駆動

 (バッテリ寿命は約5年)

・メンテナンス・フリー

 (セルフテスト機能)

コネクタ接続部 ショックボタン 電源ボタン 状態表示 部 除細動パッド

(40)

AED

の使い方

電源を入れます。

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����

パッドを貼ってコネクタ

差し込みます。

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音声ガイダンスに従い

ショックボタンを押します。

(41)

気道管理

気管挿管後の確認

①気管チューブが声門を

通ったことを確認する

②胃のごぼごぼ音の有無

③5点聴診(両肺野・胃)

④胸郭の動き

⑤チューブ内の曇りの有無

⑥酸素 10l/ 分以上

 リザーバーがふくんで

いるか酸素チューブは

つながっているか

⑦補助具器具を用いた確認

(食道挿管検知器・呼気

CO

2

検知器)

⑧固定具にて固定

※可能であれば

 胸部レントゲンで確認

※移動や移送時

  モ ニ タ ー 装 着 し 気 管

チューブ係がチューブ

を持ち固定位置確認

食道挿管検知器は救命救急センター、 呼気 CO2検知器は ICU や ME センターにあり

食道挿管検知器

(42)

経管栄養安全管理

●経管栄養チューブの誤挿入や浅い挿入、抜けかかった状況 での経管栄養注入は誤嚥をおこし危険である。 【特に留意する事項】 1. 注入目的でチューブを挿入した場合は X 線撮影を原則全例施行する (注入物内容不問) 2. 経管栄養チューブ誤挿入のハイリスク患者の識別と対策を理解する 3. X 線非透過の経管栄養チューブ以外は使用してはならない 4. 吸引法と聴診法の手順を再確認し、どちらか一方だけで位置確認の 確定判断基準にしない 【チューブ挿入時】 Ⅰ . 吸引法による確認   挿入後発声が可能な症例では発声さ せ、チューブから呼吸音が聴取できな いか確認し、その後吸引して消化管内 容液が回収できることを確かめる。可 能であれば pH も確認する。   呼吸音を聴取する場合や、嗄声であれ ば気管挿入であるので直ちに抜去する。 Ⅱ . 聴診法による確認   チューブ挿入後は①右下肺野、②左下肺野、③心窩部の3ヵ所に聴 診器をあて、10 ~ 20ml 前後の空気を素早く注入し気泡音が聴こえ、 かつ最強音が心窩部であるかを確認する。 Ⅲ .X 線撮影による確認   挿入後に全例 X 線撮影を行い位置確認する。 【チューブ挿入時の栄養剤・薬剤注入前のチェックリスト】 ①消化管内容液を吸引できたか?可能であれば pH も確認する。 ②気泡音を3点聴取し、心窩部で最強点を確認できたか? ③ X 線撮影を行い、消化管内への挿入であるか複数人で確認できたか? (X線撮影は原則必須です。) 注入開始5分後に SpO2を測定するなど呼吸状態の観察をお願いします。 上記により確実に消化管内への留置確認ができた後、初めて栄養剤、 薬剤などの注入を開始する。

(43)

エレベーター内の押しボタンによる専用運転手順

操作ボタンは下記の3個です ①ひらく(みどりの表示色) ②開延長(茶色の表示色) ③階数字(茶色の表示色) 1. 扉が開いたら、かご内の①、② のボタンを同時に押す 2. 操作ボタン上部の表示が専用 運転と表示します 3. ③(行きたい階)の押しボタ ンを押す *扉が閉まって動くまで押し続け ないと再度扉が開きます 4. 着いた場所で扉が開くと通常運 転に戻ります *注)1 の操作で専用運転になると 自動で通常運転に戻ることがあ りませんので必ず、3 の操作をお 願いします。又、横の車椅子用 操作ボタンでは操作できません

専用運転表示

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血管外漏出時の組織障害性に基づく分類

起壊死性抗がん剤 ドキソルビシン ダウノルビシン イダルビシン エピルビシン ピラルビシン アムルビシン アクチノマイシンD マイトマイシンC ミトキサントロン ビンブラスチン ビンクリスチン ビンデシン ビノレルビン パクリタキセル ドセタキセル ラニムスチン アドリアシン ダウノマイシン イダマイシン エピルビシン ピノルビン カルセド コスメゲン マイトマイシン ノバントロン エクザール オンコビン フィルデシン ナベルビン パクリタキセル・アプラキサン タキソテール サイメリン 炎症性抗がん剤 シスプラチン シクロホスファミド ダカルバジン エトポシド 5−フルオロウラシル ゲムシタビン イホスファミド アクラルビシン カルボプラチン ネダプラチン イリノテカン ベネトレキセドナトリウム オキサリプラチン フルダラビン ベンダムスチン テモゾロミド ボルテゾミブ シスプラチン・アイエーコール エンドキサン ダカルバシン ラステット 5−FU ジェムザール イホマイド アクラシノン カルボプラチン アクプラ カンプト アリムタ エルプラット フルダラ トレアキシン テモダール ベルケイド 非壊死性抗がん剤 L−アスパラキナーゼ ブレオマイシン ニムスチン エノシタビン シタラビン メトトレキサート ぺプロマイシン トラスツズマブ リツキシマブ ベバシズマブ パニツムマブ セツキシマブ ロイナー ゼ ブレオ ニドラン サンラビン キロサイド メソトレキセート ペプレオ ハーセプチン リツキサン アバスチン ベクティビックス アービタックス 薬剤添付文章に 「静脈内投与に際し薬液が血管外に漏れる と壊死を起こすことがある」 といった記載があれば、 それはビシカントです! 一般名 商品名 一般名 商品名 一般名 商品名

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抗がん剤血管外漏出時の対応フローチャート

点滴刺入部の痛み 血液逆流の有無を確認 針は抜けていないか確認 注射・点滴の中止,Drへ報告 抗がん剤の種類は? ノンビシカント薬 イリタント薬 漏れた量は? ① すぐに針を抜かず、周辺の薬液と血液を  3 ∼ 5 ml 吸引して抜 去 ②   漏 出 部 位 に ス テ ロ イ ド 剤 ( ソ ル コ ー テ フ 1 0 0 ∼ 2 0 0 m g 、 デ カ ド ロ ン ま た は リ ン デ ロ ン 4 ∼ 8 m g ) と 鎮 痛 剤 ( 1 % キ シ ロ カ イ ン など)を局注 ③ ステロイド軟膏(デルモベート軟膏など)を患部に塗布 ④ 0.1%リバノール湿布または生理食塩水で冷却し、患肢を挙 上   *ビンカアルカロイドの場合、ステロイド局注は漏出拡大のおそれあり。    投与は慎重に行う。冷罨法は禁で、温罨法が推奨されている 。 少量 発赤・腫脹 点滴の滴下不良 皮膚科・形成外科 に相談 ビシカント薬 大量 ① 経過観察(1週間程度 ) ② 対症療法(冷 却 ・ 消 炎 ・ 鎮痛剤の投与)    *少量であれば自然消退することもある ③注射部位の変更 記録 インシデントレポート

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輸液ポンプ TOP-3300 警報の原因と対処法

警報 原  因 対  処 AL-0 輸液バックが空になっている 輸液バックを新しいものに交換。 輸液がある場合は、ドロップセン サーの取り付け位置を確認する。 AL-1 輸液ラインの閉塞※1 輸液ラインをクランプし、閉 塞の原因を取除く。 AL-2 (TOP-H 輸 液セットを 使用時のみ) 点滴筒内の滴下異常※ 2 ・使用している輸液セットの 滴下数と、設定した滴下数 が異なる場合は、正しい滴 数にセットする。 ・ドロップセンサーの位置を 確認する。 AL-3 輸液中にドアが開いた ドアが完全に閉じられていない ・チューブの挟み込みなどな いか確認し、ドアを閉じる。 AL-5 ( 一 般 用 輸 液 セ ッ ト を 用いたとき ) 点滴筒内の滴下異常※ 3 ・使用している輸液セットの 滴下数と、設定した滴下数 が異なる場合は、正しい滴 数にセットする。  (輸液中でも確認を押すこ とで、設定した滴下数を確 認することができる) ・ドロップセンサーの位置を 確認する。 AL-7 チューブ内に気泡が混入して いる。 気泡を取り除く。 drop ドロップセンサーの未接続又 はドロップセンサーの断線 ドロップセンサーの接続を確 認する。 Fin 輸液の完了 輸液を継続する場合は、輸液 バックを新しいものと交換す る。 oFF バッテリーに駆動するだけの 容量がない AC コンセントに接続する。 一 度 電 源 を OFF に し て、 再 び ON にし、設定し直す。 Er- □□ 0 ∼ 9 A ∼ L システムエラー 機器内部の故障が考えられる 使用を中止し、ME 機器セン タ ー( 内 線 7863) に 連 絡。 速やかに返却する。 バッテリー電圧低下 AC コンセントへ接続する。

表 2 院内暴力ハイリスク時・発生時 緊急連絡体制 レベル レベル(Ⅰ)レベル(Ⅱ)レベル(Ⅲ)レベル(Ⅳ) 内 容 暴言、脅迫、 威嚇、迷惑行為 暴力、器物破損 被害者に医療処置を要する傷害 が生じるほどの 暴力 被害者に生死に関わる重大な障害が生じるほどの暴力 連 絡 【当該部署のみで対応できた場合】 関連部署の責任者へ状況を報告し、 必要に応じて対応策を検討する 【原則的に、警察通報が必要】 「アクシデント発生時の報告・連絡体制」に則る  【当該部署で対応できない場合】  迷わずに守衛室へ緊急連絡を!

参照

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